JP2001053459A - 電源装置 - Google Patents

電源装置

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JP2001053459A
JP2001053459A JP11223008A JP22300899A JP2001053459A JP 2001053459 A JP2001053459 A JP 2001053459A JP 11223008 A JP11223008 A JP 11223008A JP 22300899 A JP22300899 A JP 22300899A JP 2001053459 A JP2001053459 A JP 2001053459A
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JP11223008A
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Hiroshi Fukagawa
博 深川
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Abstract

(57)【要約】 【課題】加工、組立及び保守点検が容易な電源装置を実
現することを目的とする。 【解決手段】ケース20に保持手段40を設け、スタッ
ド30をケース20に保持させることにより、ネジ結合
を用いずに、金属基板10とスタッド30とが係合する
構造にすること、ケース20と金属基板10とが嵌合す
る手段として、ケース20に設けられた凸部21と、金
属基板10に設けられた凹部11とを嵌合させ、金属基
板10の凹部11と、ケース20の凸部21との間に発
生する摩擦力を用いる構造にすること、金属基板10と
スタッド30との間にスタッド30の回転防止手段を設
けることなどにより、各部品の加工工程、組立工程が単
純で、さらに他の基板2や、放熱器3などの他の部品の
取付が容易な電源装置1を実現している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電源装置に関し、
さらに詳しくは、放熱器を取付可能とした金属基板と、
該金属基板に搭載された回路部品を内包するケースと、
該金属基板に放熱器を取り付けるとともに、ケースに組
み合わされた金属基板を他の基板上に取り付ける手段と
なるスタッドとで構成される、いわゆるオンボードタイ
プの電源装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の電源装置の構造を図10
ないし図13に示す。
【0003】これらの図に示すように、従来の電源装置
1は、概略、回路部品50を一方の面にのみ搭載し、他
方の面に放熱器3などの他の部品を取付可能とした金属
基板10と、前記金属基板10と嵌合することにより箱
体を構成し、前記回路部品50を内包する樹脂製のケー
ス20と、前記箱体を前記ケース20の側で他の基板2
に取り付けるとともに、前記金属基板10の他方の面に
他の部品を取り付けるための略筒形のスタッド30とか
ら成っており、ケース20の端子孔25から、他の基板
の回路に半田付等により接続される端子51が突出して
いる。なお、図12(a)(b)は、他の部品として放
熱器3が取り付けられ、さらに他の基板2に取り付けら
れた状態の電源装置1を示したものである。
【0004】この従来の構造では、金属基板10とケー
ス20とを結合させる手段としてケース20に図11な
いし図13に示されるように、ケース20の開口側端面
に凸部21を形成し、該凸部21の端部に内側へ突出す
る小突起からなる係止片23を設けていた。また、金属
基板10の縁部の前記凸部21と対応する位置に、凹部
11を形成するとともに、さらにこの凹部11の一部に
前記係止片23と嵌合する段凹部13を設けていた。
【0005】また、図12(a)に詳しく示すように、
スタッド30に設けられた突部31に雄ネジを、金属基
板10に設けられた穴部12に雌ネジを形成することに
よって、スタッド30と金属基板10とをネジ結合させ
ていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、この従来構造
では、上述したように、ケース20と金属基板10とを
結合するための手段として、ケース20の開口側端面に
設けた凸部21に形成した小突起からなる係止片23が
用いられていたため、ケース20を成形する際にこの小
突起を設けなくてはならないことから、ケース20を成
形するための金型は、耐久性が悪くなるうえ、価格が割
高になっていた。しかも、係止片23は、強度的に弱い
小突起であったため、保守点検の際に金属基板10から
ケース20を取り外す際に、誤って破損してしまうこと
が頻繁にあった。
【0007】また、金属基板10は、前記係止片23と
嵌合させるための段凹部13を設けなくてはならないこ
とから、加工工程が複雑になっていた。
【0008】さらに、スタッド30はネジ結合を用いて
金属基板10に結合しなくてはならなかったため、組立
に手間がかかっていた。
【0009】本発明は、このような問題点に鑑み、加
工、組立及び保守点検が容易な、電源装置を供給するこ
とを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の電源装置は、回路部品を一方の面にのみ搭
載し、他方の面に放熱器などの他の部品を取付可能とし
た金属基板と、該金属基板と嵌合することにより箱体を
構成し、前記回路部品を内包する絶縁材製のケースと、
前記箱体を他の基板に取り付けるとともに、前記金属基
板の他方の面に他の部品を取り付けるための、少なくと
も2本の略筒形のスタッドと、前記ケースに設けられ、
前記ケースにより前記スタッドを保持するための保持手
段と、を有することを特徴とする。
【0011】以上のような構成によれば、電源装置の組
立の際、スタッドは、ケースに保持されており、金属基
板にネジ結合する必要がないので、組立工程の簡略化が
可能になる。
【0012】また、前記電源装置において、前記保持手
段と前記ケースとを一体に成形してもよく、そのように
することでケースの成形工程が簡略化できる。また、前
記保持手段を前記ケースの側面に設けられた略蹄鉄型の
部材としてもよく、そのようにすることでスタッドと保
持部材とを嵌合させる際の組立工程が簡略化できる。さ
らに、前記スタッドの側面に前記保持手段と係合する突
起又は凹部を設けてもよく、そのようにすることでスタ
ッドをケースに固定した後のスタッドの軸方向の動きを
規制できる。
【0013】さらに、前記金属基板とケースとの嵌合を
前記ケースの開口縁に形成した凸部と、前記基板に形成
した凹部との摩擦力による嵌合によって行うことがで
き、そのようにすることで従来構造において、加工工程
のコスト増や、着脱の複雑化の原因となってきた、係止
片を用いる必要のない嵌合構造が実現できる。また、前
記凸部を、前記ケースの開口縁の少なくとも対向する辺
にそれぞれ形成し、また前記凹部を、前記金属基板の前
記凸部と対応する位置にそれぞれ形成し、各凸部を、対
応する凹部に圧入によって嵌合することが可能な寸法及
び形状に形成してもよく、そのようにすることで前記凸
部と前記凹部とをより確実に嵌合できる。
【0014】さらにまた、前記スタッドを前記基板の所
定位置に対して略垂直に位置決めするとともに、前記ス
タッドに設けたネジ穴33及びネジ4を用いて前記他の
部品をネジ止めする際に前記スタッドの回転を防止する
位置決め・回転防止手段を設けてもよく、そのようにす
ることで組立工程の簡略化が実現できる。また、前記位
置決め・回転防止手段を、前記金属基板の少なくとも回
路部品搭載面に形成された円形以外の形状の穴部と、前
記スタッドの金属基板側の端面に形成され、前記穴部と
回転不能な状態で係合する突部とで構成してもよく、そ
のようにすることで金属基板やスタッドの加工工程が簡
略化される。
【0015】本発明の他の目的、構成及び効果は、図面
を参照して行う以下の実施形態の説明からより明らかと
なるであろう。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の電源装置を添付図
面に示す好適実施形態に基づいて詳述する。
【0017】図1は本発明の電源装置の第1の実施形態
の外観を示す斜視図、図2は本実施形態の電源装置の分
解斜視図、図3(a)(b)は本実施形態の電源装置の
保持部材とスタッドとの嵌合工程を示す模式図である。
また、図4(a)(b)は放熱器を取り付けた本実施形
態を他の基板に取り付けた状態を示す断面図であり、
(a)は図1におけるA−A′線断面図、(b)は図1
におけるB−B′線断面図である。また、図5(a)は
本実施形態の電源装置のケースに設けられている凸部の
拡大図であり、(b)は本実施形態の電源装置の金属基
板に設けられている凹部の拡大図である。また、図6
(a)は、本実施形態の電源装置のケースを開口側から
見た正面図、図6(b)は、本実施形態の電源装置の正
面図であり、図7(a)(b)(c)(d)は、それぞ
れ本実施形態に設けられているスタッドの正面図、側面
図、上面図及び底面図である。さらに、図8(a)は、
本発明の電源装置の第2の実施形態を示す斜視図、(b)
は、本実施形態のケースの保持部材及びその周辺部をケ
ース開口側から見た拡大図、(c)は、本実施形態のケ
ースの壁面の形状をさらに変形させた実施形態を示す斜
視図、(d)は本実施形態の保持部材及びその周辺部を
ケース開口側から見た拡大図である。なお、上記図10
ないし図13に示した従来の電源装置と同様の機能を有
する構成部材には同じ番号を付記する。
【0018】図1及び図2に示すように、本発明の電源
装置1は、交流の家庭用電源などを整流し、電気、電子
機器に安定した電圧の直流電力を供給するための、いわ
ゆるオンボードタイプの電圧安定化電源装置である。こ
の電源装置1は、概略、回路部品50を一方の面にのみ
搭載し、他方の面に放熱器3などの他の部品を取付可能
とした金属基板10と、前記金属基板10と嵌合するこ
とにより箱体を構成し、前記回路部品50を内包する樹
脂製のケース20と、前記箱体を前記ケース20の側で
他の基板2に取り付けるとともに、前記金属基板10の
他方の面に放熱器3などの他の部品を取り付けるための
少なくとも2本の略筒形のスタッド30と、前記ケース
20に設けられ、前記スタッド30の側面部分を保持す
る保持部材40とによって構成されている。以下、これ
らの構成について詳細に説明する。
【0019】金属基板10は、アルミニウム等の金属製
板材から形成されており、一方の面に絶縁被覆が施さ
れ、その上に印刷回路とトランス、トランジスタ、コン
デンサ等の各種回路部品50が搭載され、回路部品搭載
面14をなしている。この金属基板10は、略長方形に
形成され、縁部に凹部11が、四隅に穴部12が形成さ
れている。ここで、凹部11は、金属基板10の長辺を
なす縁部に2箇所、短辺をなす縁部に1箇所ずつ設けら
れ、後述するケース20に対応して設けられた凸部21
と嵌合する形状になっている。また、穴部12は、後述
するスタッド30に設けられた突部31と回転不能な状
態で係合する形状になっており、本実施形態では略小判
型に形成されている。
【0020】なお、金属基板10には必ずしも上述した
形状の凹部11を設ける必要はなく、凹部11として孔
またはそれに類する形状を金属基板の10の回路部品搭
載面14に設け、その孔部が後述するケース20の凸部
21と嵌合する構造としてもよい。
【0021】ケース20は、樹脂材料によって一方の面
が開口した薄型の箱状に成形されている。ここで、ケー
ス20の四隅は、後述するスタッド30を設けるための
載置スペース24を設けるため、図1及び図2に示すよ
うに円弧状に凹ませた形状となっており、この設置スペ
ース24に後述する保持部材40が設けられている。ま
た、図2及び図5(a)に詳しく示すように、ケース2
0を前記金属基板10と嵌合させる際に金属基板10と
当接する開口端面22には、金属基板10に設けられた
前記凹部11と対応する凸部21がそれぞれ設けられて
いる。
【0022】なお、図5(a)〜(b)に示すように凸
部21の寸法をL,W、凸部21が嵌合する際に対応す
る凹部11の寸法をl,wと定め、さらに図6に示すよ
うに対向する凸部21の間隔をD1,D2、対向する凹部
11の間隔をd1,d2と定めた場合に、これらの寸法を
L=l,W=w,D1=d1,D2=d2とし、さらには
W,d1,d2の寸法をそれぞれw,D1,D2の寸法より
わずかに大きくすることにより、これらが嵌合する際に
当接する面の面積が増えるとともに、圧入が必要となる
寸法及び形状となり、凹部11と凸部21とが接触する
面に働く摩擦力が大きくなる。
【0023】なお、スタッド30の側面に設けられた凹
部32の代わりに側面の周方向にわたって形成された突
起を設けることも可能であり、その場合には、後述する
保持部材40の形状をこの突起と嵌合するような凹部を
有する形状にするか、または2本の保持部材40によっ
てこの突起を挟持させればよい。また、該突部31及び
前記穴部12の形状は、これらを係合させることにより
スタッド30の回転を防止することが可能な形状であれ
ばよく、小判型に限らず、多角形、半円形などの形状に
しても良い。さらに、金属基板10とスタッド30との
係合部分に弾性材料によって成形されたブッシュ等を設
けてもよく、そうすることにより金属基板10とスタッ
ド30との係合をより確実にできるうえ、係合部分に加
わる衝撃を緩和できる。
【0024】保持部材40は、樹脂等で成形された略蹄
鉄形(C字状)の部材であり、ケース20の四隅に設け
られた載置スペース24にケース20と一体成形されて
いる。この保持部材40は前記スタッド30の側面に設
けられた凹部32と嵌合することによってスタッド30
を保持し、スタッド30の軸方向の動きを規制する。な
お、この保持部材40は、必ずしもケース20と一体成
形する必要はなく、別体に構成したものをケース20に
取り付けてもよい。
【0025】保持部材40の開口部分の寸法aは、スタ
ッド30の凹部32の直径rより若干小さい寸法となっ
ているため、この開口部分は、図3(a)に示すよう
に、スタッド30が押し付けられると広がり、図3
(b)に示すように、スタッド30が奥まで押込まれる
と、もとの形状に弾性復帰する。これにより保持部材4
0は部材の弾性によってスタッド30を挟持する。な
お、保持部材40の形状は略蹄鉄形に限らず、略筒形に
してもよく、その場合にはスタッド30を2つの部材か
ら構成し、この略筒型の保持部材40をネジ結合などに
よって上下から挟持する形状にすればよい。また保持部
材40は、一本のスタッド30に対して複数個設けるこ
とも可能である。
【0026】以下、上述した構造を有する本発明の第1
の実施形態の電源装置1の組み立て方を詳述する。
【0027】まず、ケース20に設けられた保持部材4
0にスタッド30を嵌合させ、ケース20に全てのスタ
ッド30を保持させる。その状態で、ケース20及びス
タッド30を金属基板10に取り付ける。この状態で、
スタッド30に設けられた突部31を、金属基板10に
設けられた穴部12に係合させるとともに、ケース20
に設けられた凸部21を、金属基板10に設けられた凹
部11に嵌合させる。このとき、スタッド30の突部3
1と金属基板10の穴部12との回転方向の向きが一致
しない場合には、スタッド30に設けられたドライバー
溝34を用いてスタッド30をわずかに回転させること
によって突部31を微調整しながらスタッド30と金属
基板10とを係合させる。本電源装置1は、このような
手順に基づいて組み立てることができる。
【0028】以上のようにして組み立てた電源装置1に
は、まず図4(a)(b)に示すように放熱器3が金属
基板10の他方の面にネジ4により取り付けられる。こ
のネジ4は、スタッド30の突部31に設けられたネジ
穴33にねじ込まれる。このようにして放熱器3が取り
付けられた電源装置1は、次に他の基板2に取り付けら
れる。この場合、他の基板2に設けられた端子孔に電源
装置1の端子51を挿入し、所定の回路に半田付等によ
って固定するとともに、他の基板2の裏面からネジ4を
スタッド30のネジ穴33にねじ込み、電源装置1を他
の基板2取り付ける。この場合、放熱器3は、電源装置
1を他の基板2に取り付けた後に、電源装置1に取り付
けてもよい。
【0029】また、この保持部材40を用いることによ
って、金属基板10にスタッド30をねじ込まなくて
も、実際に他の基板2の面上に実装された場合には、十
分な取付強度を有する。
【0030】次に、図8(a)及び(b)、図9(a)及
び(b)に示した本発明の第2の実施形態について詳述す
る。
【0031】まず図8(a)及び(b)に示すように本
発明の第2の実施形態の電源装置は、上記の第1の実施
形態のような、スタッド30のための載置スペース24
を有さず、ケース20の開口が金属基板10の形状とほ
ぼ同一の形状になっている。また、ケース20の底面に
は、スタッド30を露出させるためのスタッド孔26が
設けられており、ケース20の内側の四隅には、スタッ
ド30の保持手段として、円弧状に湾曲した板状の保持
部材40が図8(b)に示すようにケース20の2つの
内壁面と一体に設けられている。そして、スタッド30
をケース20に圧入することで保持部材40及びケース
20の2つの内壁面の3箇所にスタッド30の側面が当
接し、該当接部分に発生する摩擦力によってケース20
がスタッド30を保持するようになっている。
【0032】ここで、スタッド30の側面に、図7に示
すような凹部32が設けられている場合、さらに図9
(b)に示すようにケース20の内壁面に前記凹部32
と嵌合する突起28を設けることができ、そのようにす
ることでスタッド30の軸方向の移動を規制することが
できる。また、この場合、ケース20の壁面に同図
(a)及び(b)に示すような切り込み27を形成する
ことが好ましく、そのようにすれば突起28を含む弾性
部29のたわみを利用して、スタッドの凹部32に嵌合
した突起28を外すことができるため、ケース20に対
するスタッド30の着脱が容易になる。
【0033】なお、これらの方法以外にも、スタッド3
0の端面や、ケース20の底面又は内壁面等に突起を設
けるなどの方法によって、スタッド30の軸方向の動き
を規制できる。
【0034】上述した実施形態では、スタッド30をケ
ース20の四隅に設けた例について説明したが、スタッ
ド30の数は、それに限定されない。例えば、小型の電
源装置であれば、四角形のケースの対角線上に2個取り
付ければよく、また比較的大型の電源装置であれば、5
個以上設けることも可能である。
【0035】また、上述した実施形態は、本発明をオン
ボードタイプの電源装置に応用した場合について説明し
たが、本発明は金属基板とケースとスタッドを有し、他
の基板上に取り付けるタイプの電子機器や電子部品など
にも応用することができる。例えば、比較的大型の半導
体装置のような電子機器について応用することができ、
その場合でもスタッドを金属基板にねじ込む必要がな
く、上述した効果を享受できる。
【0036】最後に、本発明は、上述した実施形態に限
定されるものでなく、特許請求の範囲に記載された範囲
で種々の変更及び改良等が可能であることは言うまでも
ない。
【0037】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
金属基板にスタッドをネジ結合させる必要がなく、単に
ケースに保持させておくだけで、実際の使用時に十分な
取付強度が確保できるので、組立工程の簡略化が可能に
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の電源装置の実施形態の外観を示す斜視
図である。
【図2】本発明の電源装置の分解斜視図である。
【図3】図3(a)及び(b)は、本発明の電源装置の
保持部材とスタッドとの嵌合工程を示す模式図である。
【図4】図4(a)及び(b)は、放熱器を取り付けた
本発明の電源装置を他の基板に取り付けた状態を示す断
面図であり、図4(a)は図1におけるA−A′線断面
図であり、図4(b)は図1におけるB−B′線断面図
である。
【図5】図5(a)は本発明の電源装置のケースに設け
られている凸部の拡大図であり、図5(b)は本発明の
電源装置の金属基板に設けられている凹部の拡大図であ
る。
【図6】図6(a)は、本発明の電源装置のケースを開
口側から見た正面図、図6(b)は、本発明の電源装置
の金属基板の正面図である。
【図7】図7(a)〜(d)はそれぞれ、本発明の電源
装置に設けられているスタッドの正面図、側面図、上面
図、底面図である。
【図8】図8(a)は、本発明の電源装置の第2の実施
形態を示す斜視図、(b)は、本実施形態のケースの保持
部材及びその周辺部をケース開口側から見た拡大図であ
る。
【図9】図9(a)は、本発明の電源装置の第2の実施
形態のケースの壁面の形状をさらに変形させた実施形態
を示す斜視図、(b)は本実施形態の保持部材及びその
周辺部をケース開口側から見た拡大図である。
【図10】従来の電源装置の外観を示す斜視図である。
【図11】図11(a)は従来の電源装置のケースに設
けられていた凸部の拡大図であり、図11(b)は従来
の電源装置の金属基板に設けられていた凹部の拡大図で
ある。
【図12】図12(a)及び(b)は、放熱器を取り付
けた従来の電源装置を、他の基板に取り付けた状態を示
す断面図であり、図12(a)は図10におけるC−
C′線断面図であり、図12(b)は図10におけるD
−D′線断面図である。
【図13】従来の電源装置のケースと金属基板との嵌合
部分を示す拡大図である。
【符号の説明】
1 電源装置 2 他の基板 3 放熱器 4 ネジ 10 金属基板 11 凹部 12 穴部 13 段凹部 14 回路部品搭載面 20 ケース 21 凸部 22 開口端面 23 係止片 24 載置スペース 25 端子孔 26 スタッド孔 27 切り込み 28 突起 29 弾性部 30 スタッド 31 突部 32 凹部 33 ネジ穴 34 ドライバー溝 40 保持部材 50 回路部品 51 端子

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回路部品を一方の面にのみ搭載し、他方
    の面に放熱器などの他の部品を取付可能とした金属基板
    と、該金属基板と嵌合することにより箱体を構成し、前
    記回路部品を内包する絶縁材製のケースと、前記箱体を
    前記ケースの側で他の基板に取り付けるとともに、前記
    金属基板の他方の面に他の部品を取り付けるための少な
    くとも2本の略筒形のスタッドと、前記ケースに設けら
    れ、前記スタッドの側面部分を保持する保持手段と、を
    有することを特徴とする電源装置。
  2. 【請求項2】 前記保持手段が、前記ケースと一体に成
    形された部材であることを特徴とする請求項1に記載の
    電源装置。
  3. 【請求項3】 前記保持手段が、前記ケースの側面に設
    けられた略蹄鉄型の部材であることを特徴とする請求項
    1または請求項2に記載の電源装置。
  4. 【請求項4】 前記スタッドの側面に、前記保持手段と
    嵌合する凸部又は凹部が設けられていることを特徴とす
    る請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の電源装
    置。
  5. 【請求項5】 前記金属基板と前記ケースとの嵌合に、
    前記ケースの開口縁に形成された凸部と、前記金属基板
    に形成された凹部との間にはたらく摩擦力が用いられて
    いることを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれ
    かに記載の電源装置。
  6. 【請求項6】 前記凹部は、前記金属基板の縁部の少な
    くとも対向する辺または回路部品搭載面にそれぞれ形成
    されており、また前記凸部は、前記ケースの開口端面の
    前記凹部と対応する位置にそれぞれ形成されており、さ
    らに各凸部は、対応する前記凹部に嵌合する際に、圧入
    を必要とする寸法及び形状であることを特徴とする請求
    項5に記載の電源装置。
  7. 【請求項7】 さらに、前記スタッドを前記金属基板の
    所定位置に対して略垂直に位置決めするとともに、前記
    スタッドに設けたネジ穴を用いて前記他の部品をネジ止
    めする際に、前記スタッドが回転することを防止する位
    置決め・回転防止手段を有することを特徴とする請求項
    1ないし請求項6のいずれかに記載の電源装置。
  8. 【請求項8】 前記位置決め・回転防止手段が、前記金
    属基板の少なくとも回路部品搭載面に形成された円形以
    外の形状の穴部と、前記スタッドの金属基板側端面に形
    成され、前記穴部と回転不能な状態で係合する突部とを
    有することを特徴とする請求項7に記載の電源装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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