JP2000260420A - 鉛蓄電池 - Google Patents
鉛蓄電池Info
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Abstract
よび外力による変形の低減を図ること。 【解決手段】 中蓋2aの上面角部には端子3を配置す
る切欠部11を形成し、その上面には端子3の一端部3
aが没入される溝を設ける。端子3の中間部は上蓋2b
の下端部で切欠部11の上面に押え付けられて上方への
変形が阻止されている。なお、端子3にハーネスターミ
ナル13,14を接続したあと、絶縁カバーを被せるこ
とができるスペースを端子3と切欠部11を形成する蓋
の壁面との間に持たせている。
Description
特に、極柱に接続されている端子の変形を防止するのに
好適な端子構造を有する鉛蓄電池に関する。
示す斜視図、図13は図12のV−V断面図である。両
図において、電槽1の蓋2の角には端子3を蓋2の上面
より低位置に配置するための略直方体の切欠部つまり角
部スペースが設けられている。さらに、蓋2には凸部4
が一体に形成されていて、端子3の一端部3aは、上方
向にかかる力による変形を防止するため、凸部4の下部
に設けられた水平溝4aに係合している。また、端子3
の他端部3bは極柱5に接合され、この接合部は押さえ
蓋6で覆われている。端子3は、この端子3を絶縁カバ
ー(断面形状を点線で示す)12で覆う際に邪魔となら
ないように、その断面形状がクランク状になっている。
なお、極柱5はストラップ7を介して電極板8に接続さ
れている。このような端子構造を有する蓄電池の一例は
特開平9−213302号公報に開示されている。
ような問題点があった。確かに、端子3の一端部3aは
水平溝4aに係合しているので、端子3に対して上方向
にかかる力による一端部3aの変形を有効に防止するこ
とができる。しかし、その一方で、絶縁カバー12を被
せるために端子形状をクランク状にしたので、端子が全
体に長くなり、押さえ蓋6からの突出長さL(図13参
照)が長くなっている。そのため、水平溝4aを設けた
ことによる変形量の低減効果が端子3の中央部分には十
分に及んでいない。
が、この水平溝4aを上下方向の型抜きによって蓋2と
一体成型することができず、スライド型を用いる等、成
型型が複雑になるという問題点がある。
の手順がとられる。まず、上方から凸部4の側壁に沿っ
て端子3を下降させ、端子3の一端部3a下面を蓋2の
切欠部上面に当接させる。続いて、端子3を水平に移動
させて水平溝4aに係合させる。このように、端子を上
下方向および水平方向の2方向に移動させて取付ける作
業手順になるため、工程が複雑化し、自動化が容易では
ない。
化および製造の容易化等を図ることができる鉛蓄電池を
提供することを目的とする。
的を達成するための本発明は、極柱に接続されている板
状の端子が、前記極柱に接続されている第1水平部と、
該第1水平部に続く第1直立部と、該第1直立部に続く
第2水平部と、該第2水平部に続く第2直立部と、該第
2直立部に続く第3水平部と、該第3水平部に続く第3
直立部とからなるクランク形状をなしているとともに、
電槽を覆っている中蓋の上部には、略直方体の角部スペ
ースが形成され、前記端子の第3直立部の端部が前記角
部スペースの上面に設けられた端子固定溝に嵌合され、
前記中蓋に嵌合されている上蓋に形成された垂下部が前
記第1直立部および前記第2水平部のいずれかで該端子
に係合しており、かつ、前記第2直立部、第3水平部、
および第3直立部からなるハーネスターミナル接続部と
中蓋との間に該ハーネスターミナル接続部の絶縁カバー
を配設するための間隙が形成されている点に第1の特徴
がある。
まり第3直立部の端部が中蓋の端子固定溝に保持される
とともに、端子の中間部は上蓋の垂下部によって押え込
まれて保持される。特に、端子の中間部では、ハーネス
ターミナル接続部に絶縁カバーを装着可能なだけの間隙
を残して、極柱との接続部から前記第3直立部寄りで上
蓋の垂下部が係合している。したがって、外力による端
子中間部分での変形が効果的に防止される。
は、側方に張出した係合部を形成する一方、前記上蓋の
垂下部には前記係合部に上部で係合する押え部が形成さ
れている点に第2の特徴がある。さらに、本発明は、前
記角部スペースの上面には、前記端子の係合部に下部で
係合する溝を有するリブが形成されているとともに、前
記上蓋の押え部には、前記端子の係合部および前記リブ
を上方から覆う溝が形成されている点に第3の特徴があ
る。
設けられた押え部または中蓋のリブによって端子の一部
つまり係合部が確実に保持され、一層の変形防止効果を
果たしている。
細に説明する。図1は、本発明の一実施形態に係る鉛蓄
電池の斜視図である。同図において、電槽1には蓋2が
被せられていて、この蓋2の角にはプラス端子9および
マイナス端子3が納まるスペースを確保するための切欠
部(角部スペース)10,11が形成されている。蓋2
は中蓋2aおよび中蓋2aに嵌合する上蓋2bを有す
る。なお、プラス端子9およびマイナス端子3は同様の
構造を有するので、以下の説明ではマイナス端子3で両
端子を代表し、単に「端子」と呼称する。
をそれぞれ接続するためのボルト15,16が貫通でき
る孔17,18を有している。ハーネスターミナル1
3,14は、車両に対する当該蓄電池の搭載位置等に応
じて、いずれか一方が端子3に接続される。なお、ナッ
ト19,20が端子3の裏側に配置されてボルト15,
16と係合される。
1に設けられた溝24(図2参照)に嵌挿され、中間部
つまり前記孔17,18等が形成された部分に隣接する
屈曲部の水平部分22は上蓋2bの下端で切欠部11の
上面に押圧されている。蓋2に対する端子3の取付け構
造を以下に詳述する。
斜視図である。同図において、端子3は、中蓋2aに保
持される直立した一端部3aおよび水平に延在して極柱
5に接続される他端部3bを有する。さらに、端子3は
一端部3aに続く第1屈曲部3cと他端部3bに続く第
2屈曲部3dとを有し、全体にクランク状をなしてい
る。第1屈曲部3cおよび第2屈曲部3dは互いに隣接
し、一部で直立部を共通にしている。第1屈曲部3cは
上方に屈曲してハーネスターミナル13,14を接続す
るためのハーネスターミナル接続部を形成している。一
方、第2屈曲部3dは下方に屈曲して端子3を切欠部1
1の上面11a上で支持するための支持部を形成してい
る。
3eを有しており、この爪3eは折り曲げられてコの字
型またはU字型の外形を形成している。中蓋2aに形成
された切欠部11の上面11aには、前記コの字型に形
成された端子3の一端部3aが嵌合されるコの字型の端
子固定溝24が形成されている。他端部3bには端子3
を極柱5と結合するための孔23が形成されている。ま
た、切欠部11の上面11aには前記ナット19,20
を支えてボルト15,16を係合し易くするための凸部
25が設けられている。
2屈曲部3dの断面形状に適合する切欠26aが設けら
れている。また、切欠部11の上面11aには差込孔2
7,28が形成されており、前記垂下部26の、切欠2
6a両端に位置する凸部26b,26cがこれら差込孔
27,28にそれぞれ嵌合される。
端子3の一端部3aを端子固定溝24に圧入する。この
圧入工程により、端子3の第2屈曲部3dの下面が切欠
部11の上面11aに当接し、他端部3bの下面は極柱
5を保持するボス34の上面に当接して孔23は極柱5
に適合される。
差込孔27,28にそれぞれ圧入する。この圧入工程に
より、上蓋2bの端面は中蓋2aと当接して一体に組付
けられると共に、端子3の第2屈曲部3dの上面は、上
蓋2bの垂下部26の切欠26aの下面で押え付けられ
る。
4、ならびに上蓋2bおよび中蓋2aは、互いに圧入で
固定するだけでなく、さらに接着剤で接着して補強して
おくのが好ましい。
3,14を端子3にそれぞれ接続した状態を示す要部側
面図である。図3において、凸部25の側面と端子3と
の間にナット20を保持してボルト16を螺挿すれば、
ハーネスターミナル14を端子3の側面に容易に接続す
ることができる。また、図4においては、凸部25の上
面にナット19を保持してボルト15を螺挿すれば、ハ
ーネスターミナル14を端子3の上面に容易に接続する
ことができる。
よりも凸部25と端子裏面との間隙の方を大きく図示し
ているが、この間隙はナット19,20の厚みと同等ま
たは小さい方が望ましい。間隙を小さくすることにより
ナット19,20を間隙内に保持することができ、端子
3の接続作業において、ナット19,20を作業者が手
で保持している必要がないので作業性が向上する。な
お、凸部25と端子裏面との間隙がナット19,20の
厚みよりも小さい場合には、凸部25の角を面取りする
等の工夫をすることにより、凸部25を弾性変形させて
ナット19,20をこの間隙内に挿入することができ
る。
よび他端部3b、ならびに第2屈曲部3dにおいて蓋2
に固定されているので、外力による変形を有効に防止で
きる。特に、従来のように押え蓋6(図12,図13参
照)で端子3の中央部を押えるのと異なり、第1屈曲部
3cにより近い第2屈曲部3dで端子3の中央部を押え
るようにしているので、蓋2からの突出長さL1(図3
参照)を短くでき、より一層変形しにくくなっている。
また、図2から理解できるように、端子3の組付け作業
は上方からの位置合せと押圧とによってのみ実施できる
し、蓋2は上下方向での型抜きによって容易に成型でき
るような形状になっている。
る。図5は、第2の実施形態に係る斜視図であり、図2
と同符号は同一または同等部分を示す。同図において、
端子3の第2屈曲部3dの、他端部3bに隣接する垂直
部3fには側方に張出した係合部3gが形成されてい
る。一方、上蓋2bの垂下部26には前記端子3の係合
部3gを上からおよび板厚方向から保持するコの字断面
の押え部29,30が設けられている(押え部29,3
0の断面形状は図5(b)参照)。
切欠部11の上面に端子3を固定させた後、上蓋2bを
上方から矢印Aの方向に中蓋2aに係合させると、凸部
26b,26cは前記差込孔27,28に圧入されると
ともに、端子3の側方に張出した係合部3gは押え部2
9,30で側方を支持された状態で上方から押付けら
れ、蓋2の切欠部11の上面11aに保持される。な
お、上蓋2bの下面には、端子3の他端部3bを上から
押えるリング状の突出部31が形成されている。
おいて、ボス34に保持された極柱5には端子3が接続
されていて、この端子3の上面に前記突出部31の下端
が当接している。このように、上蓋2bに設けた突出部
31が端子3に当接していることにより、外部から蓋2
に力が加わった場合に、突出部31が緩衝部材となり極
柱5に加わる衝撃を和らげることができる。
る。第2の実施形態では上蓋2bに形成した押え部2
9,30で端子3を下方に押え付けるようにした。一
方、この第3の実施形態では、上蓋2bと中蓋2aの双
方で端子3を挟み込むようにしている。図7は第3の実
施形態に係る要部断面斜視図、図8は同側面図、図9は
同正面図、図10は、図9のB−B断面図、図11は図
9のC−C断面図である。これらの図において、端子3
の形状は第2の実施形態と同様である。
から支えるリブ32が設けられていて、端子3の係合部
3gはこのリブ32の溝32aに係合している。一方、
中蓋2bには前記係合部3gおよびリブ32の形状に適
合する溝33aを有するブロック33が形成されてい
る。このブロック33は係合部3gを上方から押え付け
るとともに、リブ32の側面32bをも支持している。
3の両側に設けられた係合部3gに対応するようにそれ
ぞれ一対設けられている。リブ32の側面32bは中蓋
2aの上面11aからさらに下方に伸びて溝32cを形
成しており、ブロック33の下端はこの溝32cに圧入
されている。
端子3の一端部3aを中蓋2aの上面に形成された端子
固定溝24に圧入するとともに、端子3の中間部に形成
された係合部3gを上蓋2bで押え付けるようにした。
特に、係合部3gは上から押え付けられるだけでなく、
板厚の前後方向の動きも制限されているので、実質的に
上蓋2bからの突出し長さを短縮して端子3の変形を効
果的に防止している。
説明したが、本発明は、これらの実施形態に限定され
ず、種々の変形は可能である。例えば、端子3の一端部
3aに設けられた爪3eの折り曲げ方向は実施形態に限
定されず種々の方向に折り曲げることができるし、省略
してもよい。要は、中蓋に垂直方向に彫り込まれた溝に
端子の一端部が圧入可能に形成されていればよい。
押え位置も実施形態のものに限定されない。要は、極柱
5に係合する水平部分を除き、それよりも一端部3a寄
りであって、端子3を覆う絶縁カバーの邪魔にならない
位置であればよい。
1〜請求項3の発明によれば、極柱に接続された端子の
一端部は中蓋に形成された溝で保持される一方、中間部
は上蓋によって自由度が制限されるので外力による端子
の変形を防止できる。また、中蓋に端子を固定するため
に設けられた溝やリブ等は端子の直立部分に係合するよ
うに形成されているので、該溝やリブの成型は上下方向
からの型抜きを適用することができる。したがって、成
型が容易であると共に、一方向からの操作によって端子
の組付けが可能となり自動化に適している。
視図である。
斜視図である。
電池の要部側面図である。
電池の要部側面図である。
業の手順を示す鉛蓄電池の要部斜視図である。
る。
部断面斜視図である。
面図である。
面図である。
3,9…端子、 5…極柱、 10,11…切欠部、
13,14…ハーネスターミナル、 24…端子固定
溝、 25…凸部、 26…垂下部、 27,28…差
込孔、 29,30…押え部、 31…突出部
Claims (3)
- 【請求項1】 電槽と、該電槽の上部に設けられた中蓋
と、該中蓋に嵌合された上蓋と、前記中蓋に保持されて
直立している極柱と、該極柱に接続されている板状の端
子とを有する鉛蓄電池において、 前記端子が、前記極柱に接続されている第1水平部と、
該第1水平部に続く第1直立部と、該第1直立部に続く
第2水平部と、該第2水平部に続く第2直立部と、該第
2直立部に続く第3水平部と、該第3水平部に続く第3
直立部とからなるクランク形状をなしているとともに、 前記中蓋の上部には、略直方体の角部スペースが形成さ
れ、 前記端子の第3直立部の端部が前記角部スペースの上面
に設けられた端子固定溝に嵌合され、前記上蓋に形成さ
れた垂下部が前記第1直立部および前記第2水平部のい
ずれかで該端子に係合しており、かつ、 前記第2直立部、第3水平部、および第3直立部からな
るハーネスターミナル接続部と中蓋との間に該ハーネス
ターミナル接続部の絶縁カバーを配設するための間隙が
形成されていることを特徴とする鉛蓄電池。 - 【請求項2】 前記端子の第1直立部には、側方に張出
した係合部を形成する一方、 前記上蓋の垂下部には前記係合部に上部で係合する押え
部が形成されていることを特徴とする鉛蓄電池。 - 【請求項3】 前記角部スペースの上面には、前記端子
の係合部に下部で係合する溝を有するリブが形成されて
いるとともに、 前記上蓋の押え部には、前記端子の係合部および前記リ
ブを上方から覆う溝が形成されていることを特徴とする
鉛蓄電池。
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