JP3938822B2 - シフトレバー装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、自動車等の車両の自動変速機に用いられ、自動変速機による変速段の切り替えなどを行うためのシフトレバー装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
自動変速機に用いられるシフトレバー装置には、シフト方向が車両前後方向及び車両幅方向とされた所謂ゲート式のものがある。このようなシフトレバー装置では、特定のシフトレンジ(例えば、パーキング(P)レンジ)へは他のシフトレンジからシフトする場合に、シフトレバーを車両前後方向及び車両幅方向の双方向へ順次移動させなければ、シフトレバーが特定のシフトレンジへ達しないような構造とされている。また、このようなシフトレバー装置では、シフトロック機構等を制御するためにシフトレバーが「P」レンジに移動すると作動するスイッチ(以下、P検スイッチという)が設けられている。
【0003】
上記のようなシフトレバー装置が装備された自動車には、シフトレバーが「P」レンジ以外のシフトレンジにあると、キーが挿入されたキーシリンダがACC位置からLOCK位置へ回転することを阻止するキーインタロック機構を備えたものがある。従って、キーインタロック機構を備えた車両では、シフトレバーを「P」レンジに移動した後でなければ、キーシリンダをLOCK位置に回転させてキーシリンダからキーを抜き取ることができなくなる。
【0004】
このようなキーインタロック機構は、例えば、シフトレバー装置に設けられたP検スイッチの作動状態に応じてECU(電子制御装置)により制御される電磁ソレノイドと、この電磁ソレノイドによって所定のLOCK位置及びロック解除位置へ移動される拘束部材とを備えており、この拘束部材は、LOCK位置に移動するとキーシリンダのカム部と係合してキーシリンダの回転を拘束し、またロック解除位置に移動するとカム部から離脱してキーシリンダに対する拘束状態を解除する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、シフトレバー装置のP検スイッチからの電気的な信号によってECUがキーインタロック機構を制御する自動車では、キーインタロック機構にECUからの電源供給を受けて拘束部材を移動させる電磁ソレノイドが必要になり、さらにECUにP検スイッチからの信号を受けて作動する制御用リレー回路や駆動用電源回路を設けなければならないため、ECUを含むキーインタロック機構の構造が複雑となってコストが高くなる。
【0006】
本発明の目的は、上記事実を考慮し、キーインタロック機構に対して機械的な作動力を直接的に供給し、キーインタロック機構の構造を簡略化できるシフトレバー装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載のシフトレバー装置は、シフト方向が車両前後方向及び車両幅方向とされ、パーキングレンジを含む任意のシフトレンジへ移動可能とされたシフトレバーと、キーシリンダに差し込まれたキーの回転を拘束するためのキーインタロック機構に一端部が連結された連結部材と、前記連結部材の他端部に連結されると共に、所定の解除位置及び拘束位置へそれぞれ移動可能とされ、前記解除位置から前記拘束位置へ移動すると、前記連結部材を介しキーインタロック機構に拘束方向の作動力を伝達してキーインタロック機構によりキーの回転を拘束させ、かつ前記拘束位置から前記解除位置へ移動すると、前記連結部材を介しキーインタロック機構に前記拘束方向とは反対の解除方向の作動力を伝達してキーインタロック機構によるキーの拘束状態を解除させる駆動部材と、前記駆動部材を前記拘束位置に付勢して、前記シフトレバーが前記パーキングレンジから離脱すると、前記駆動部材を前記解除位置から前記拘束位置へ移動させる付勢部材と、前記駆動部材と一体的に設けられた被押圧部の一部として構成され、前記車両幅方向に対して傾斜するように形成され、前記車両幅方向に沿って前記パーキングレンジの外側から該パーキングレンジに移動する前記シフトレバーにより押圧されると、該パーキングレンジと相対的に摺動しつつ、前記シフトレバーからの押圧力を前記車両前後方向に沿った分力に変換し、該分力により前記付勢部材の付勢力に抗して前記駆動部材を前記拘束位置から前記解除位置へ移動させるカム面と、を有することを特徴とする。
【0008】
上記構成のシフトレバー装置によれば、シフトレバーがパーキングレンジから離脱すると、付勢部材が駆動部材を解除位置から拘束位置へ移動すると共に、駆動部材が連結部材を介しキーインタロック機構に拘束方向の作動力を伝達する。これにより、キーインタロック機構がロック状態となってキーシリンダに差し込まれたキーの回転を拘束するので、キーをLOCK位置に回せなくなってキーを抜き取ることができなくなる。
【0009】
またシフトレバーが車両幅方向に沿ってパーキングレンジの外側からパーキングレンジに移動すると、シフトレバーによりカム面が押圧されることによりシフトレバーからの押圧力を車両前後方向に沿った分力に変換し、この分力により駆動部材が付勢部材の付勢力に抗して拘束位置から解除位置へ移動し、連結部材を介してキーインタロック機構に解除方向の作動力を伝達する。これにより、キーインタロック機構のロック状態が解除されてキーをLOCK位置に回してキーシリンダに挿入されたキーが抜取可能となる。
【0010】
従って、上記構成のシフトレバー装置を車両に装備すれば、連結部材及びカム面を有する被押圧部が一体的に設けられた駆動部材のみによってシフトレバー操作に連動させ、シフトレバー装置からキーインタロック機構に対して機械的な作動力を直接伝達してキーインタロック機構を作動できる。この結果、電磁ソレノイド等の専用の駆動源をキーインタロック機構に設けなくても、キーインタロック機構を作動できるので、シフトレバー装置及びキーインタロック機構の構造を簡略化できる。
【0011】
ここで、キーが挿入されるキーシリンダは、LOCK位置を含む複数位置に回転可能とされており、LOCK位置以外の位置ではキーが抜けないような構造とされている。従って、エンジン停止後にキーシリンダからキーを抜いたときには、シフトレバーは必ずパーキングレンジにある。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態に係るシフトレバー装置を図面に基づいて説明する。なお、
(実施の形態の構成)
図1及び図2には本発明の実施の形態に係るシフトレバー装置がそれぞれ示されている。このシフトレバー装置10は、自動変速機を備えた自動車に適用されるものであり、図2に示されるように車両フロア下部に設けられたセンタートンネル内にそれぞれ配置されるベースプレート12及びゲートブロック14を備えている。ベースプレート12は車体フレームにボルト等によって締結固定されており、このベースプレート12にゲートブロック14が取り付けられている。
【0013】
ゲートブロック14は、図2に示されるように内部が中空状とされており、ゲートブロック14の下部側には、図1に示されるように外形形状が肉厚板状とされたベース部16が設けられている。このベース部16の上部側には一対の壁体18,20が立設され、壁体18,20はそれぞれ車両前後方向(矢印A方向)に沿って延在している。これら壁体18,20の互いに対向する内側の面はそれぞれ略鉛直に切り立った凹凸面からなり、シフトレバー26を所定のシフト方向へガイドするためのゲート壁22,24とされている。
【0014】
シフトレバー26には軸方向中間部にレバー軸28が設けられている。このレバー軸28には、上端部に雄ねじ部29が形成されると共に、下端部に車両前後方向に沿って軸受穴30が貫通している。またレバー軸28には、外周面両端部にそれぞれ車両幅方向(図1の矢印B方向)に沿って外側へ延出するガイド突起32が互いに同軸的となるように設けられており、これらのガイド突起32の先端部には、ゴム系、エラストマー系、又はPP系等の軟質材で成形されたクッションキャップ33が嵌め込まれている。
【0015】
シフトレバー26の下端部にはレバー軸28の雄ねじ部29にねじ込まれて固定されるシフトノブ35が設けられ、またレバー軸28の下端部にはリテーナ37が連結されている。
【0016】
リテーナ37には、下部側に車両幅方向を軸方向とするように筒状の軸受部38が設けられると共に、この軸受部38の外周面から上方へ突出する軸連結部39が設けられている。この軸連結部39は上端部及び車両幅方向の一端部(図1では右端部)が開口した筒状とされている。軸連結部39には、車両前後方向における一対の壁部にそれぞれ互いに同軸的となるように支軸穴40が貫通している。
【0017】
リテーナ37の軸連結部39内には、レバー軸28のガイド突起32より下側の部分が挿入され、レバー軸28はシャフトピン42を介して軸連結部39に連結される。シャフトピンは軸連結部39の一方の支軸穴40から挿入され、レバー軸28の軸受穴30を挿通し、その先端部を軸連結部39の他方の支軸穴40から突出させる。このシャフトピン42は、その先端部にリング状のプッシュナット43が嵌挿されて軸連結部39に固定される。これにより、軸連結部39はシャフトピン42を中心としてレバー軸28を揺動可能に支持する。
【0018】
シャフトピン42の外周面には、図1に示されるようにトーションスプリング45が嵌め込まれており、このトーションスプリング45は、シャフトピン42を中心としてレバー軸28を常に時計方向へ付勢している。レバー軸28の外周面には、軸連結部39の上端部に対応する部位に後方へ突出するセレクト突起47が設けられている。このセレクト突起47の下端部は下方へ向かって尖った楔状とされている。
【0019】
一方、軸連結部39の上端部にはスプリング固定部49がセレクト突起47に対応して設けられており、このスプリング取付部49には細長い板状のセレクトスプリング51が嵌め込まれている。セレクトスプリング51は、その長手方向の中央部に上方へ突出するようにルーフ状に屈曲されたクリック部52が形成されており、このクリック部52を含む中間部が上下方向へ変形可能となるようにスプリング取付部49により支持されている。
【0020】
ここで、運転者がシフトレバー26を車両幅方向における一端側から他端側へ移動させる際には、レバー軸28のセレクト突起47がクリック部52に圧接してセレクトスプリング51を下方へ撓ませつつ、セレクト突起47がクリック部52を乗り越える。これにより、シフトレバー26が車両幅方向における一端側から他端側へ移動させる際にクリック感が生じ、このクリック感によって運転者はシフトレバー26が車両幅方向における一端側から他端側への移動が完了したことを感知できる。
【0021】
また、シフトレバー26がトーションスプリング45の付勢力に抗して壁体18,20の側に移動している場合には、クリック部52はセレクト突起47に弾性的な抵抗力を作用させる。これにより、運転者からの操作力が作用しない状態で、シフトレバー26がトーションスプリング45の付勢力によって壁体20側へ移動することが阻止されている。
【0022】
リテーナ37は、図2に示されるようにゲートブロック14内に収納され、図1に示されるコントロールシャフト54を介してゲートブロック14に連結されている。このとき、レバー軸28は一対のガイド突起32の先端面がそれぞれゲート壁22,24と対向させると共に、ガイド突起32より上側の部分をゲート壁22,24の間を通して上方へ突出させる。これにより、シフトレバー26は、その車両幅方向での揺動範囲が右側のガイド突起32がゲート壁22と当接する位置から左側のガイド突起32がゲート壁24と当接する位置までに制限される。
【0023】
ゲートブロック14のベース部16には、その両側壁部にそれぞれ互いに同軸的となるように支軸穴15が穿設されている。コントロールシャフト54は、壁体18,20の一方の支軸穴15から挿入され、リテーナ37の軸受部38を挿通し、その先端部をリテーナ37の他方の支軸穴15から突出させる。コントロールシャフト54は、その先端部にリング状のプッシュナット55が嵌挿されて壁体18,20に固定される。これにより、ゲートブロック14はコントロールシャフト54を中心としシフトレバー26を車両前後方向に沿って揺動可能に支持する。
【0024】
シフトレバー装置10では、ゲート壁22,24間の車両幅方向に沿った開口幅がシフトレバー26に設けられた一対のガイド突起32の先端間距離よりも僅かに大きくなっている。これにより、シフトレバー26は、運転者によるシフト操作時にガイド突起32,32がゲート壁22,24に案内されて車両前後方向及び幅方向に沿ってジグザクに移動可能となる。
【0025】
またリテーナ37には、軸連結部39の外周面から前方に延出する連結アーム57が設けられており、この連結アーム57はリンク機構等の連結機構を介して自動変速機(図示省略)に連結されている。これにより、シフトレバー26に対するシフト操作が行われることに連動し、シフト操作に対応する操作力が機械的に自動変速機へ伝達されて自動変速機が変速等を行うようになっている。
【0026】
シフトレバー装置10はセンタートンネルの開口部を閉止するハウジング59及びハウジングカバー62を備えている。図1に示されるように、ハウジング59は下面側が開口した薄肉筐体状とされており、このハウジング59の頂板部には、シフトレバー26のシフト方向に沿って各シフトレンジを繋ぐジグザグ状のガイド溝60が形成されている。またハウジングカバー62はハウジング59よりも一回り大きい筐体状とされており、ハウジング59が車内側に露出しないようにハウジング59上に被せられる。ハウジングカバー62の頂板部には、平面視ではハウジング59のガイド溝60と略同一形状とされたガイド溝63が形成されており、このガイド溝63はハウジングカバー62がハウジング59に被せられた状態でハウジング59のガイド溝60と一致する。
【0027】
またハウジングカバー62の頂面には、シフトレバー26の各シフトレンジに対応する位置にシフトレンジを表示するための表示記号(本実施の形態では、P,R,「N」,D−3,2,L)が印字されている。
【0028】
ハウジング59の頂板部には、車両前方側の一方のコーナ部にシフトロック解除用のプッシュボタン66のロッド部67が挿入されるロッド穴61が形成されている。一方、ハウジングカバー62には、プッシュボタン66のトップ部68が挿入されるボタン穴64が形成されている。ここで、プッシュボタン66にはリーフスプリング69が一体成形されており、このリーフスプリング69はプッシュボタン66を上方へ付勢している。運転者は、リーフスプリング69に抗してプッシュボタン66を下方へ押下することにより、後述するシフトロックリンク146をLOCK位置からロック解除位置へ移動できるようになっている。
【0029】
シフトレバー26は、レバー軸28をガイド溝60,63を通して車内に突出させている。運転者はレバー軸28の上端部に固定されたシフトノブ35を把持してシフトレバー26に対するシフト操作を行うようになっている。
【0030】
ハウジング59の下面側には、車両前後方向に沿って延在するスライド溝71が形成されており、このスライド溝71には長尺板状のスライドカバー73が摺動可能に嵌め込まれている。スライドカバー73の長手方向中央部には、車両幅方向へ長い長穴74が形成されている。この長穴74にはシフトレバー26のレバー軸28が挿通される。これにより、スライドカバー73はシフトレバー26と一体となって車両前後方向へ移動し、また長穴74によりシフトレバー26の車両幅方向への移動が許容される。
【0031】
ハウジング59とスライドカバー73との間には、シフトレバー26のレバー軸28が挿通する丸穴77が形成された遮蔽カバー76が配設されており、この遮蔽カバー76は長穴74とレバー軸28の外周面との間にできる隙間を遮蔽している。
【0032】
シフトレバー装置10は、後述するキーインタロック機構94(図2参照)に連結される駆動レバー79を備えている。駆動レバー79には、図1に示されるように下端部に車両幅方向に沿って一方向へ突出する略円柱状の支軸部83が設けられている。
【0033】
一方、壁体18の外側の面には、図2に示されるように円筒状の軸受部81が設けられている。この軸受部81はゲート壁22における「P」レンジに対応する部位に設けられている。軸受部81には駆動レバー79の支軸部83が回転可能に挿入される。これにより、駆動レバー79は、図2で実線により示される解除位置及び2点鎖線により示される拘束位置へそれぞれ揺動可能に支持される。
【0034】
駆動レバー79の揺動端部には、図1に示されるように車両幅方向に沿って支軸部83とは逆方向へ突出する連結ピン85が設けられている。この連結ピン85には、図2に示されるようにワイヤ連結機構87の一端が連結されている。
【0035】
駆動レバー79の支軸部83の外周面には、図1に示されるトーションスプリング89が嵌挿されており、このトーションスプリング89は駆動レバー79を後方へ付勢している。壁体18,20の外側の面にはトーションスプリング89により付勢された駆動レバー79を拘束位置に停止させる突起状のストッパ部(図示省略)が設けられている。これにより、駆動レバー79は、シフトレバー26から加圧力が作用しない状態では、ストッパ部と圧接して拘束位置に保持される。
【0036】
駆動レバー79の側面部には、図1に示されるように被押圧部91が一体的に設けられている。この被押圧部91は駆動レバー79の長手方向中央部に配置され、図2に示されるように壁体18,20の上端より僅かに高い位置に支持されている。被押圧部91の車両前後方向に沿った一端部にはカム面92が形成されており、このカム面92は壁体18,20から壁体18,20へ向かって後方側へ傾斜した平面からなっている。被押圧部91は、カム面92を車両幅方向へは駆動レバー79の内側の面からゲート壁22,24間の「P」レンジに対応する位置まで延出させている。
【0037】
本実施の形態のシフトレバー装置10では、シフトレバー26を「P」レンジ以外のシフトレンジから「P」レンジへ移動させる場合には、必ず「R」レンジを経由させる必要がある。シフトレバー26を「R」レンジから「P」レンジへ移動させるシフト操作では、先ずゲート壁22の「R」レンジにあるシフトレバー26を車両幅方向に沿ってゲート壁24側へ移動させ、次いでこのゲート壁24に沿ってシフトレバー26を車両前方向へ移動させ、最後にシフトレバー26を車両幅方向に沿ってゲート壁22側の「P」レンジに移動させる3動作を順次行う必要がある。
【0038】
また、「P」レンジにあるシフトレバー26を「R」レンジへ移動させるシフト操作では、「R」レンジから「P」レンジへのシフト操作の場合とはシフトレバー26を逆に移動させる3動作を順次行う必要がある。
【0039】
シフトレバー装置10では、運転者がシフトレバー26をゲート壁24側から「P」レンジへ移動させる際に、レバー軸28が「P」レンジの手前の位置で被押圧部91のカム面92に当接する。レバー軸28が更に「P」レンジ側へ移動すると、レバー軸28がカム面92に摺動しつつ解除位置方向の分力を作用させる。これにより、駆動レバー79は、トーションスプリング89の付勢力に抗して拘束位置から解除位置まで揺動する。
【0040】
本実施の形態に係るシフトレバー26が適用される自動車には、図2に示されるキーインタロック機構94が装備される。キーインタロック機構94は、図3に示されるようにキーシリンダ160の外周面上に固定されたホルダ96及び、このホルダ96内に収納されるスライド部材98を備えている。
【0041】
スライド部材98は一対のスライド板100,101を備えており、一方のスライド板100はキーシリンダ160内に配置され、他方のスライド板101はホルダ96内に配置されている。またキーシリンダ160の周壁部には回転軸154の軸方向に沿って細長いガイド溝155が形成されている。
【0042】
ここで、一対のスライド板100,101は、キーシリンダ160のガイド溝155を挿通した連結部105により連結されている。これにより、スライド部材98は、図3(A)に示されるアンロック位置から図3(B)に示されるLOCK位置まで移動可能とされている。
【0043】
なお、図3(A)では、実線によりキー162及び回転軸154がACC位置にある状態が示され、2点鎖線によりキー162及び回転軸154がLOCK位置にある状態が示されている。
【0044】
スライド部材98のスライド板100には回転軸154の外周接線方向に沿って回転軸154側へ突出するロックピン107が一体的に設けられている。一方、回転軸154の外周面には径方向に沿って外周側へ突出するロックカム109が一体的に形成されている。
【0045】
ここで、図3(A)に示されるようにスライド部材98がアンロック位置にある場合には、ロックピン107はロックカム109に干渉しない。これにより、キー162及び回転軸154はACC位置からLOCK位置へ回転可能となっている。
【0046】
また図3(B)に示されるようにスライド部材98がLOCK位置にあり、かつキー162及び回転軸154はACC位置にある場合には、ロックピン107はロックカム109と噛み合ってキー162及び回転軸154がLOCK位置に回転することを阻止する。従って、この状態ではキー162をキーシリンダ160か抜き取ることができない。
【0047】
一端部が駆動レバー79と連結されたワイヤ連結機構87は、図2に示されるように他端部がキーインタロック機構94のスライド板100と連結されている。
【0048】
ワイヤ連結機構87はフレキシブルチューブ111内を挿通した高張力ワイヤ113を備えており、このワイヤ113はフレキシブルチューブ111内を移動可能とされている。ワイヤ113の駆動レバー79側の端部には連結具115が及び固着されており、この連結具115は駆動レバー79の連結ピン85に係着されると共に連結ピン85を中心として回動可能に支持されている。
【0049】
またワイヤ連結機構87はベースプレート12に締結固定される締結部材117を備えており、この締結部材117はフレキシブルチューブ111の駆動レバー79側の端部を支持している。
【0050】
またワイヤ113のスライド部材98側の端部には、図3に示されるようにコイルスプリング119が嵌挿されている。コイルスプリング119は圧縮状態とされてワイヤ113の端部と共にホルダ96内に挿入されている。このコイルスプリング119はスライド部材98をアンロック位置の方向へ付勢し、スライド部材98に連結されたワイヤ113にはコイルスプリング119の付勢力に応じた引張力F1が作用する。
【0051】
一方、ワイヤ113には、引張力F1に加え、駆動レバー79を介してトーションスプリング89により引張力F1とは逆方向の引張力F2が作用する。このトーションスプリング89の引張力F2がコイルスプリング119の引張力F1より大きくなっている。従って、駆動レバー79が拘束位置に保持されている状態では、スライド部材98は力F3(=引張力F2−引張力F1)によりLOCK位置に保持される。
【0052】
また、駆動レバー79がシフトレバー26からの加圧力により拘束位置から解除位置の方向へ移動すると、スライド部材98はロック位置からアンロック位置の方向へスライドし、駆動レバー79が解除位置まで移動すると、スライド部材98は図3(A)に示されるようにアンロック位置までスライドする。
【0053】
駆動レバー79が配置された壁体18,20とは逆側の壁体20には、図1に示されるように「P」レンジ検出用リンク(以下、P検リンクという)121が配置されている。P検リンク121の下端部には支軸部123が設けられており、この支軸部123が壁体20に設けられた円筒状の軸受部125内に回動可能に挿入され、これにより、P検リンク121が軸受部125を中心として揺動可能に支持される。
【0054】
P検リンク121には、壁体20の上端より僅かに上部側に車両幅方向に沿って壁体18,20側へ突出するアーム部127が形成されており、このアーム部127は、ゲート壁22,24間の「P」レンジに対応する位置まで延出している。またP検リンク121の下部側にはアーム部127とは逆側へ突出する板状のストライカ部129が形成されている。
【0055】
一方、壁体20の外側には、図1に示されるように壁体20とは逆側の側面部が開口したハウジング部131が設けられ、このハウジング部131には、側面部を閉止するように平板状の支持基板133が取り付けられる。支持基板133には「P」レンジ検出スイッチ(以下、P検スイッチ)135及び電磁ソレノイド137が装着され、これらのP検スイッチ135及び電磁ソレノイド137は、支持基板133によりハウジング部131内に収納されるように支持される。
【0056】
またハウジング部131の頂板部には凹状のホルダ部139が形成されており、このホルダ部139内には壁体18,20を貫通してゲート壁22へ開口する貫通穴140が形成されている。ホルダ96内には、「D」レンジ検出スイッチ(以下、D検スイッチという)142が収納される。D検スイッチ142には、プッシュボタン143が設けられており、このプッシュボタン143は貫通穴140を通ってゲート壁22,24間の「D」レンジに対応する位置まで突出する。D検スイッチ142は、シフトレバー26が「D」レンジ以外の位置から「D」レンジへ移動するとオンし、またシフトレバー26が「D」レンジから「D」レンジ以外の位置へ移動するとオフするようになっている。
【0057】
シフトレバー装置10では、ハウジング部131に配置されたP検スイッチ135、電磁ソレノイド137及びD検スイッチ142が自動変速機を制御するECU(電子制御装置)にハーネス等によって接続されている。
【0058】
P検スイッチ135には、前方側の端部にレバー136が配置されており、このレバー136は車両前後方向に沿って揺動可能に支持されると共に車両前方側へ付勢されている。P検スイッチ135はレバー136をP検リンク121のストライカ部129に圧接させる。これにより、シフトレバー装置10の左方から見て、P検リンク121はレバー136から付勢力により時計方向(図1の矢印C1方向)へ付勢される。
【0059】
シフトレバー装置10では、シフトレバー26が「P」レンジ以外の位置から「P」レンジへ移動すると、レバー軸28がアーム部127を押圧してP検リンク121をレバー136からの付勢力に抗して反時計方向(図1の矢印C2方向)へ回転させる。これにより、検出レバー136がオフ位置からオン位置まで揺動してP検スイッチ135がオンする。
【0060】
またシフトレバー26が「P」レンジから「P」レンジ以外の位置へ移動すると、レバー軸28がP検リンク121のアーム部127から離れる。これにより、P検リンク121が検出レバー136からの付勢力により時計方向へ回転すると共に、レバー136がオフ位置へ復帰してP検スイッチ135がオフする。
【0061】
ここで、ECUはP検スイッチ135がオンした場合には自動変速機のアウトプットシャフト(図示省略)をロックするなどの駐車状態とするための制御を行い、またP検スイッチ135がオフした場合には自動変速機のアウトプットシャフトをロック解除するなどの駐車状態を解除するための制御を行う。
【0062】
ゲートブロック14には、図1に示されるように壁体20の下方に壁体18,20に対して左方側へ膨らんだ側壁部が形成されており、この側壁部の外側の面には細長いレバー状のシフトロックリンク146が配置されている。このシフトロックリンク146の一側面には、長手方向の中央部より下側の部位に車両幅方向に沿って突出する支軸部148が設けられている。
【0063】
一方、側壁部144の外側の面には円筒状の軸受部150が設けられており、この軸受部150には、シフトロックリンク146の支軸部148が回転可能に挿入されている。これにより、シフトロックリンク146は軸受部150を中心として側壁部144によって揺動可能に支持される。
【0064】
シフトロックリンク146の上端部には、後方側へ向かって下方へ傾斜したカム面152が形成されると共に、このカム面152の下端部から後方側へ突出する係止板153が設けられている。
【0065】
またシフトロックリンク146の下端部には、車両前後方向に沿ってU字状の連結溝154が形成されている。この連結溝154には、ハウジング部131内に収納された電磁ソレノイド137のプランジャ156の先端部が嵌挿される。このプランジャ156の外周面にはコイルスプリング158が嵌挿されており、このコイルスプリング158によりプランジャ156は常に突出方向へ付勢されている。
【0066】
電磁ソレノイド137は、ECUにより通電されていないオフ状態ではプランジャ156へ力を作用させず、また通電されているオン状態ではプランジャ156へ引込方向の力を作用させる。これにより、電磁ソレノイド137がオン状態になると、プランジャ156がコイルスプリング158の付勢力に抗して引込方向へ移動し、このプランジャ156によりシフトロックリンク146が拘束位置から解除位置へ回転する。
【0067】
また電磁ソレノイド137がオン状態からオフ状態になると、プランジャ156がコイルスプリング158の付勢力により突出方向へ移動し、このプランジャ156によりシフトロックリンク146が解除位置から拘束位置へ回転する。
【0068】
P検リンク121がオン位置にある状態で、シフトロックリンク146が拘束位置に移動してくると、シフトロックリンク146の係止板153がP検リンク121のアーム部127の下部に入り込み、P検リンク121がオフ位置の方向へ回転することを阻止する。これにより、P検リンク121のストッパ部151によって「P」レンジにあるシフトレバー26がゲート壁24側へ移動することが阻止され、シフトレバー装置10はシフトレバー26へのシフト操作ができなくなるシフトロック状態となる。
【0069】
またP検リンク121がオン位置にある状態で、シフトロックリンク146が拘束位置から解除位置へ移動すると、シフトロックリンク146の係止板153がP検リンク121のアーム部127の下部から離脱して、P検リンク121がオフ位置の方向へ回転可能となる。これにより、「P」レンジにあるシフトレバー26がP検リンク121をオフ位置側へ揺動させつつゲート壁22側へ移動可能となり、シフトレバー装置10はシフトレバー26へシフト操作可能となるロック解除状態となる。
【0070】
ここで、自動変速機を制御するECUは、シフトレバー26が「P」レンジへ移動した後に、キーシリンダ160に差し込まれたキー162がLOCK位置に回転すると、電磁ソレノイド137への通電を中止してシフトレバー装置10をシフトロック状態とする。またECUは、キーシリンダ160に差し込まれたキー162がON位置に回転した後に、ブレーキペダル(図示省略)が踏まれると、電磁ソレノイド137への通電を開始してシフトレバー装置10をロック解除状態とする。
【0071】
シフトロックリンク146のカム面152はハウジング59に配置されたプッシュボタン66のロッド部67に対応して設けられている。ここで、シフトロックリンク146が拘束位置にある状態でプッシュボタン66が押下されると、ロッド部67がカム面152と摺動しつつ、シフトロックリンク146へ解除方向の分力を作用させる。これにより、運転者等がプッシュボタン66を押下することで、シフトロックリンク146をコイルスプリング158の付勢力に抗して拘束位置から解除位置に移動させ、強制的にシフトレバー装置10をシフトロック状態からロック解除状態にできるようになっている。
【0072】
(実施の形態の作用)
次に、本実施の形態に係るシフトレバー装置10の作用を説明する。シフトレバー装置10が装備された自動車をアイドリング状態から駐車状態とする際には、シフトレバー26を「N」レンジ等のシフトレンジから「P」レンジへ移動させる。このシフトレバー26によって図2で2点鎖線により示される解除位置にある駆動レバー79が実線により示される拘束位置へ揺動する。これに連動して、キーインタロック機構94のスライド部材98が図3(B)に示されるLOCK位置から図3(A)に示されるアンロック位置へスライドする。これにより、キーインタロック機構94によるロック状態が解除され、キーシリンダ160に差し込まれたキー162がACC位置からLOCK位置へ回転可能となる。
【0073】
キー162はLOCK位置にある場合にのみキーシリンダ160から抜取可能となるので、運転者は、自動車を駐車状態とする場合には、必ずシフトレバー26を「P」レンジへ移動させ、キー162をLOCK位置へ回転させた後に、キー162をキーシリンダ160から抜き取ることになる。
【0074】
シフトレバー26が「P」レンジへ移動すると、P検リンク121が反時計方向(図1の矢印C2方向)へ揺動してP検スイッチ135をオンする。このP検スイッチ135からの信号によりECUはシフトレバー26が「P」レンジに移動したことを判断し、電磁ソレノイド137によりシフトロックリンク146を拘束位置へ揺動させる。これにより、シフトレバー装置10がシフトロック状態となってシフトレバー26に対するシフト操作ができなくなる。またECUはP検スイッチ135がオンすると、自動変速機のアウトプットシャフトをロックするなどの自動車を駐車状態とするための制御を行う。
【0075】
また、自動車を駐車状態からアイドリング状態とする際には、運転者はブレーキベダルを踏込みながらキーシリンダ160に差し込まれたキー162をLOCK位置からON位置に回転させる。これにより、ECUは電磁ソレノイド137をオン状態として電磁ソレノイド137によりシフトロックリンク146を解除位置に揺動させ、シフトレバー装置10に対するシフトロック状態を解除する。この状態から、キー162をエンジンが始動するまでSTRAT位置に回転させ、エンジン始動後にキー162をON位置に復帰させれば自動車はアイドリング状態となる。
【0076】
以上説明した本実施の形態に係るシフトレバー装置10によれば、シフトレバー26に対するシフト操作に連動させてキーインタロック機構94に対して機械的な作動力を直接的に供給できるので、キーインタロック機構94にECUからの電源供給を受けて電磁ソレノイド等の駆動源を設ける必要がなくなると共に、ECUにP検スイッチ135からの信号を受けて作動する制御用リレー回路や駆動用電源回路を設けなる必要もなくなるので、キーインタロック機構94及びECUの構造を簡略化できる。
【0077】
なお、本実施の形態のシフトレバー装置10では、ワイヤ連結機構87を介して駆動レバー79をキーインタロック機構94に連結したが、ワイヤ連結機構87以外にも各種の連結機構、例えばリンク機構等も用いることができ、また連結機構を直線的に配置できるならばシャフト等の剛体を直線移動させて駆動レバー79からキーインタロック機構94へ作動力を伝達するようにしてもよい。
【0078】
【発明の効果】
本発明のシフトレバー装置によれば、シフトレバーに対するシフト操作に連動してキーインタロック機構に対して機械的な作動力を直接的に供給できるので、キーインタロック機構の構造を簡略化できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態に係るシフトレバー装置の主要部の分解斜視図である。
【図2】 本発明の実施の形態に係るシフトレバー装置及びキーインタロック機構が設けられたキーシリンダを示す構成図である。
【図3】 本発明の実施の形態に係るキーインタロック機構によるキーロック状態及びロック解除状態を示す側面図である。
【符号の説明】
10 シフトレバー装置
26 シフトレバー
79 駆動レバー(駆動部材)
89 トーションスプリング(付勢部材)
91 被押圧部
113 ワイヤ(連結部材)
160 キーシリンダ
162 キー

Claims (1)

  1. シフト方向が車両前後方向及び車両幅方向とされ、パーキングレンジを含む任意のシフトレンジへ移動可能とされたシフトレバーと、
    キーシリンダに差し込まれたキーの回転を拘束するためのキーインタロック機構に一端部が連結された連結部材と、
    前記連結部材の他端部に連結されると共に、所定の解除位置及び拘束位置へそれぞれ移動可能とされ、前記解除位置から前記拘束位置へ移動すると、前記連結部材を介しキーインタロック機構に拘束方向の作動力を伝達してキーインタロック機構によりキーの回転を拘束させ、かつ前記拘束位置から前記解除位置へ移動すると、前記連結部材を介しキーインタロック機構に前記拘束方向とは反対の解除方向の作動力を伝達してキーインタロック機構によるキーの拘束状態を解除させる駆動部材と、
    前記駆動部材を前記拘束位置に付勢して、前記シフトレバーが前記パーキングレンジから離脱すると、前記駆動部材を前記解除位置から前記拘束位置へ移動させる付勢部材と、
    前記駆動部材と一体的に設けられた被押圧部の一部として構成され、前記車両幅方向に対して傾斜するように形成され、前記車両幅方向に沿って前記パーキングレンジの外側から該パーキングレンジに移動する前記シフトレバーにより押圧されると、該パーキングレンジと相対的に摺動しつつ、前記シフトレバーからの押圧力を前記車両前後方向に沿った分力に変換し、該分力により前記付勢部材の付勢力に抗して前記駆動部材を前記拘束位置から前記解除位置へ移動させるカム面と、
    を有することを特徴とするシフトレバー装置。
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