JP3842479B2 - ドアロック装置のハンドル機構 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ドアに設けられたベースと、該ベースに回転可能に設けられたハンドルと、前記ベースに、前記ハンドルの回転平面と略直交する平面上で回転可能に設けられ、一方の回転端部側がドアロック手段のロック解除レバーに接続されたレバーと、該レバーの他方の回転端部側で、前記ハンドルの回転端部側が押接可能な位置と押接不可能な位置との間を前記レバーに沿って移動可能で、前記ハンドルによって押接されることにより前記レバーを介して前記ドアロック手段のロック解除レバーをロック解除方向に回転させるスライドピースと、該スライドピースを駆動する駆動手段と、前記レバーに係止され、前記ドアロック手段のロック解除レバーをロック解除方向と反対側の方向に付勢する付勢手段とを有したドアロック装置のハンドル機構に関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば、図10に示すような自動車のバックドア1のドアロック装置のハンドル部分では、図11に示すように、ハンドル3を操作することで、ロック解除がなされる。
【0003】
このハンドル部分は、図12(a)に示すように、ピン5を用いて回転可能に設けられたレバー7の一方の端部には、バックドア1のロック機構のロック解除レバー(オープンレバー)に接続されるワイヤ9が取り付けられている。
【0004】
また、レバー7の他方の端部には、レバー7に沿って移動可能なスライドピース11が設けられている。
スライドピース11は、ハンドル3の回転端部3aが押接可能な位置(図12(a)参照)と、ハンドル3の回転端部3aが押接不可能な位置(図12(b)参照)との間を移動可能である。
【0005】
更に、このスライドピース11は、図示しない駆動手段により、ハンドル3の回転端部3aが押接可能な位置(図12(a)参照)と、ハンドル3の回転端部3aが押接不可能な位置(図12(b)参照)との間を駆動される。
【0006】
駆動手段の例としては、バックドア1のキーロック装置や、アクチュエータ等がある。
また、レバー7は、図示しない付勢手段により、バックドア1のロック機構のロック解除レバーをロック解除方向と反対側の方向(矢印I方向)に付勢されている。
【0007】
ここで、上記構成の動作を説明する。
(通常)
スライドピース11は図12(a)の位置にあり、ハンドル3を操作することで、ハンドル3の回転端部3aがスライドピース11を押接し(二点鎖線で示す位置)、レバー7は図示しない付勢手段の付勢力に抗して矢印I方向と逆方向に回転する。
【0008】
レバー7の回転により、ワイヤ9が引かれ、バックドア1のロック機構のロック解除レバーが駆動され、バックドア1のロック解除がなされる。
ハンドル3への操作力を解除することで、図示しない付勢手段の付勢力により、レバー7は元位置に復帰し、バックドア1のロック機構のロック解除レバーも元位置へ復帰する。
【0009】
(キャンセル)
図示しない駆動手段がスライドピース11を図12(b)の位置へ移動させると、ハンドル3を操作し、ハンドル3の回転端部3aを二点鎖線位置まで移動させても、レバー7を押接しないので、バックドア1のロック機構のロック解除はできない。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記構成の構成では、以下のような問題点がある。
(1) バックドア1のロック機構のロック解除を行ない、ハンドル3への操作力を解除したとき、ハンドル3を元位置へ復帰させる付勢手段が機能しない場合(例えば、なんらかの原因で付勢手段の係止が外れた場合や、材料疲労により、付勢力が減少した場合等)、ハンドル3を元位置へ復帰させても、バックドア1はロック解除された状態となる。
【0011】
このようなことが起きない行ないように、付勢手段の材料の選定、付勢手段の係止構造等は慎重に行なう事項となっており、コストが上がる問題点がある。
(2) スライドピース11を駆動する駆動手段として、キーロック装置やアクチュエータがある。
【0012】
キーロック装置と、アクチュエータとを両方設け、スライドピース11の移動範囲の規制をアクチュエータで行なう機構とした場合、キーロック装置のみの機構へ転用する際に、スライドピース11の移動範囲を規制する部材を新たに設けなくてはならず、コストが上がる問題点がある。
【0013】
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたもので、その目的は、コストダウンが図れるドアロック装置のハンドル機構を提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決する請求項1記載の発明は、ドアに設けられたベースと、該ベースに回転可能に設けられたハンドルと、前記ベースに、前記ハンドルの回転平面と略直交する平面上で回転可能に設けられ、一方の回転端部側がドアロック手段のロック解除レバーに接続されたレバーと、該レバーの他方の回転端部側で、前記ハンドルの回転端部側が押接可能な位置と押接不可能な位置との間を前記レバーに沿って移動可能で、前記ハンドルの回転端部によって押接されることにより前記レバーを介して前記ドアロック手段のロック解除レバーをロック解除方向に回転させるスライドピースと、該スライドピースを前記ハンドルの回転端部側が押接可能な位置と押接不可能な位置との間で駆動する駆動手段と、前記レバーに係止され、前記ドアロック手段のロック解除レバーをロック解除方向と反対側の方向に付勢する付勢手段と、を有したドアロック装置のハンドル機構であって、前記スライドピースに、前記ハンドルのスライドピース押接面と対向する面が当接可能な面を設け、前記ベースに、前記スライドピースが係合し、前記スライドピースを前記ハンドルの回転端部側が押接可能な位置と押接不可能な位置との間の移動、及び、前記ハンドルの回転端部側が前記スライドピースに押接可能な位置にある時、前記スライドピースの前記レバーのロック解除方向への回転を許容するガイドを設けたことを特徴とするドアロック装置のハンドル機構である。
【0015】
レバーに係止された付勢手段の付勢力により、ドアロック手段のロック解除レバーはロック解除方向と反対の方向に付勢されている。
スライドピースがハンドルの回転端部が押接可能な位置にある場合、ハンドルを操作すると、ハンドルの回転端部がスライドピースを押接し、レバーは付勢手段の付勢力に抗して回転し、ドアロック手段のロック解除レバーをロック解除方向に回転させる。
【0016】
ハンドルへを元位置へ復帰させると、付勢手段の付勢力により、レバー及びドアロック手段のロック解除レバーも元位置に復帰し、ロック解除状態が解除される。
【0017】
駆動手段により、スライドピースがハンドルの回転端部が押接不可能な位置に移動した場合、ハンドルを操作しても、ハンドルの回転端部はスライドピースを押圧できないので、ドアロック手段のロック解除を行なうことができない。
【0018】
スライドピースに、ハンドルのスライドピース押接面と対向する面が当接可能な面を形成したことにより、付勢手段がなんらかの原因で機能せず、レバーが元位置に復帰しない場合でも、ハンドルを元位置に復帰させることで、ハンドルの回転端部がスライドピースに形成した面を押接し、スライドピース,レバーが元位置に復帰させ、ドアロック手段のロック解除状態を解除できる。
【0019】
スライドピースにハンドルのスライドピースを押接する面と対向する面を設けるだけの簡単な構成であるので、コストダウンが図れる。又、ハンドルのスライドピースを押接する面と対向する面をスライドピースと一体的に形成すれば、更に、コストダウンが図れる。
【0021】
ベースに、前記スライドピースが係合し、前記スライドピースを前記ハンドルの回転端部側が押接可能な位置と押接不可能な位置との間の移動、及び、ハンドルの回転端部側が前記スライドピースに押接可能な位置にある時、スライドピースのレバーのロック解除方向への回転を許容するガイドを設けたことにより、スライドピースの移動範囲を規制する部品が不要となり、コストダウンが図れる。
【0022】
ガイドの一例としては、請求項記載のように、ベースに設けられ、前記スライドピースに設けた突起が係合する溝がある。
【0023】
【発明の実施の形態】
次に図面を用いて本発明のドアロック装置のハンドル機構の実施の形態例を説明する。
【0024】
本実施の形態例のドアロック装置のハンドル機構は、バックドアに設けられるドアロック装置のハンドル機構である。
(全体構成)
本実施の形態例のドアロック装置のハンドル機構の正面図である図1、図1の左側面図である図2、図1の上面図である図3、図1のアクチュエータを取り除いた状態を示す図4を用いて全体構成を説明する。
【0025】
バックドアのアウタパネル内に設けられるベース101は、ハンドル200がシャフト201を用いて回転可能に取り付けられている。
ベース101のハンドル200が設けられた面と反対側の面には、ハンドル200の回転平面と略直交する平面上で回転可能に設けられたレバー300が配置されている。
【0026】
レバー300の一方の回転端部側には、バックドアのロック機構のロック解除レバー(オープンレバー)に接続されたワイヤ301が取り付けられている。
レバー300の他方の回転端部には、スライドピース400がレバー300に沿って移動可能に設けられている。
【0027】
スライドピース400には、バックドアに設けられたキー装置(駆動手段)に接続されたロッド401が取り付けられている。
又、本実施の形態例のドアロック装置のハンドル機構には、スライドピース400を駆動する駆動手段としてのアクチュエータ500が設けられている。
【0028】
すなわち、本実施の形態例のドアロック装置のハンドル機構のスライドピース400は、キー装置及びアクチュエータ500を用いて駆動可能となっている。
(ハンドル200)
ハンドル200は、図4の切断線A-Aにおける断面図である図5に示すように、一方の回転端部側は、ベース101に設けられた穴103を介してスライドピース400方向へ延出し、押圧部203が形成されている。
【0029】
また、ハンドル200の他方の回転端部側は、操作者が操作する操作部205となっている。
図3に示すように、一方の端部がベース101に、他方の端部がハンドル200に係止され、中間部がシャフト201を巻回するスプリング211により、ハンドル200は一方の回転端部である押圧部203がスライドピース400より離れる方向に付勢されている。
【0030】
(レバー300)
レバー300は、図4の切断線B-Bにおける断面図である図6に示すように、ベース101に穿設された穴102に設けられたピン303によって、回転可能に支持されている。
【0031】
一方の端部がベース101に、他方の端部がレバー300に係止され、中間部がピン303を巻回する付勢手段としてのスプリング305により、レバー300はワイヤ301を押す方向、すなわち、バックドアのロック機構のロック解除レバー(オープンレバー)をロック解除と反対側の方向に付勢されている。
【0032】
(スライドピース400)
図5に示すように、スライドピース400には貫通穴403が形成され、この貫通穴403にレバー300の他方の端部側が挿通することにより、スライドピース400はレバー300に沿って移動可能となっている。
【0033】
スライドピース400には、図8に示すように、ベース101側に突出する突起411が形成されている。
この突起411は、図1のベース101のみを示す図7に示すガイド溝111に係合している。ガイド溝111は、スライドピース400をハンドル200の押圧部203が押接可能な位置(UL)と押接不可能な位置(L)との間を案内する第一のガイド部113と、スライドピース400がハンドル200の押圧部203が押接可能な位置(UL)にある時、レバー300のロック解除方向への回転を許容するピン303を中心とする円弧状の第二のガイド部115とからなっている。
【0034】
円弧状の第二のガイド部115の終端はベース101の側部まで延出し、第二のガイド部115の傾きと交差する傾きの切り欠き部117が形成されている。尚、本発明の実施の形態例では、図4に示すように、スライドピース400と、レバー300との間に、ターンスプリング441を設け、スライドピース400は、ガイド溝111の第一のガイド部113においては、ハンドル200の押圧部203が押接可能な位置(UL)と押接不可能な位置(L)との二位置以外の位置にはとどまらないようにしている。
【0035】
更に、スライドピース400には、ハンドル200の押圧部203のスライドピース押接面221と対向する上面223が当接可能な当接面421を有する突起部423が形成されている。
【0036】
(アクチュエータ500)
図1に示すように、アクチュエータ500の出力軸501には、アーム503が設けられている。このアーム503の回転端部側には、長穴505が形成されている。
【0037】
一方、スライドピース400には、この長穴505に係合する突起431が形成されている。
従って、アクチュエータ500の出力軸501が回転することにより、スライドピース400はガイド溝111の第一のガイド部113においては、ハンドル200の押圧部203が押接可能な位置(UL)か、又は、押接不可能な位置(L)かに位置するようになる。
【0038】
尚、本実施の形態例では、スライドピース400がハンドル200の押圧部203が押接可能な位置(UL)に位置する場合、スライドピース400の突起部423は、レバー300の回転中心であるピン303と同軸上に位置するように設定されている。
【0039】
(アクチュエータがないハンドル機構)
上記実施の形態例では、スライドピース400は、キー装置と、アクチュエータ500とにより駆動されるが、キー装置のみの機構にも容易に転換できる。
【0040】
図9に示すように、アクチュエータ500と、アーム503を取り除けばよい。
次に、上記構成の動作を説明する。
【0041】
レバー300に係止されたスプリング(付勢手段)305の付勢力により、バックドアのロック機構のロック解除レバー(オープンレバー)はロック解除と反対側の方向に付勢されている。
【0042】
ハンドル200に係止されたスプリング211の付勢力により、ハンドル200の回転端部にある押圧部203がスライドピース400より離れる方向に付勢されている。
【0043】
スライドピース400がハンドル200の押圧部203が押接可能な位置(UL)にある場合、スプリング211の付勢力に抗して、ハンドル200の操作部205を用いて操作すると、ハンドル200の押圧部203がスライドピース400のスライドピース押接面221を押接し、レバー300はスプリング305に抗して回転し、バックドアのロック機構のロック解除レバーをロック解除方向に回転させ、バックドアのロック機構はロック解除状態となり、バックドアを開くことができる。
【0044】
ハンドル200への操作力を解除すると、スプリング211の付勢力によりハンドル200は元位置に復帰し、更にスプリング305の付勢力により、レバー300及びロック機構のロック解除レバーも元位置に復帰し、ロック解除状態が解除される。
【0045】
キー装置又はアクチュエータ500を駆動して、スライドピース400がハンドル200の押圧部203が押接不可能な位置(L)に移動した場合、ハンドル200を操作しても、ハンドル200の押圧部203はスライドピース400を押圧できないので、ロック機構のロック解除を行なうことができない。
【0046】
上記構成構成によれば、以下のような効果を得ることができる。
(1) スライドピース400に、ハンドル200のスライドピース押接面221と対向する上面223が当接可能な当接面421を有する突起部423を形成したことにより、付勢手段であるスプリング305がなんらかの原因で機能せず、レバー300が元位置に復帰しない場合でも、ハンドル200を元位置に復帰させることで、ハンドル200の押圧部 203がスライドピース400の突起部423の当接面421を押接し、スライドピース400,レバー300を元位置に復帰させ、ロック機構のロック解除状態を解除できる。
【0047】
スライドピース400に突起部423を設けるだけの簡単な構成であるので、コストダウンが図れる。
突起部423をスライドピース400と一体的に形成すれば、更に、コストダウンが図れる。
【0048】
尚、この突起部423は、レバー300,スライドピース400がロック解除方向に大きく回転した場合、突起部423がハンドル200の押圧部203に当接し、それ以上の回転を禁止するストッパの役目も果たしている。
【0049】
更に、この突起部423を設けることで、レバー300,スライドピース400に衝撃力が作用し、レバー300,スライドピース400がロック解除方向に大きく回転した場合、スライドピース400のレバー300から抜けてしまうことも防止できる。
【0050】
(2) ベース101に、スライドピース400の突起411が係合し、スライドピース400をハンドル200の押圧部203が押接可能な位置(UL)と押接不可能な位置(L)との間の移動を許容する第一のガイド部113と、ハンドル200の押圧部203がスライドピース400に押接可能な位置にある時、スライドピース400のレバー300のロック解除方向への回転を許容する第二のガイド部115からなるガイド溝111を設けたことにより、図9に示すようにアクチュエータ500とアーム503を取り外した場合、スライドピース400の移動規制する部品を別途取り付けなくても、アクチュエータがないハンドル機構を実現できる。
【0051】
従って、ハンドル機構の小型化、省スペース化を図ることができる。
又、アクチュエータあり、なしのハンドル機構の部品を共通化できるので、他の車種への転用も容易となる。
【0052】
(3) このようなハンドル機構を組み付ける際は、レバー300をピン303を用いて組み付け、その後、レバー300にスライドピース400を取り付ける。一方、スライドピース400には、ベース101側に延びる突起411が形成されているので、レバー300がガイド溝111の第一のガイド部113と略並行な状態では、スライドピース400の貫通穴403にレバー300を挿通できない。
【0053】
しかし、ガイド溝111の第二のガイド部115をベース101の側部まで延出させ、切り欠き部117を形成したことにより、切り欠き部117を介してスライドピース400の突起411をガイド溝111に係合させ、
レバー300の他方の回転端部側をガイド溝111の切り欠き部117方向まで回転させることにより、スライドピース400の貫通穴403にレバー300を挿通できる。
【0054】
(4) アクチュエータ500を有したハンドル機構では、スライドピース400がハンドル200の押圧部203が押接可能な位置(UL)に位置すると、アクチュエータ500がスライドピース400を駆動する作用点であるスライドピース400の突起部423は、レバー300の回転中心であるピン303と同軸上に位置するように設定した。
【0055】
よって、レバー300及びスライドピース400がピン303を中心に回転しても、アクチュエータ500のアーム503にスライドピース400の回転を許容するガイドを設けなくても良く、アーム503の部品形状を小型にすることができる。
【0056】
このため、ハンドル機構の小型化、省スペース化を図ることができる。
【0057】
【発明の効果】
以上述べたように請求項1記載の発明によれば、スライドピースに、ハンドルのスライドピース押接面と対向する面が当接可能な面を形成したことにより、付勢手段がなんらかの原因で機能せず、レバーが元位置に復帰しない場合でも、ハンドルを元位置に復帰させることで、ハンドルの回転端部がスライドピースに形成した面を押接し、スライドピース,レバーが元位置に復帰させ、ドアロック手段のロック解除状態を解除できる。
【0058】
スライドピースにハンドルのスライドピースを押接する面と対向する面を設けるだけの簡単な構成であるので、コストダウンが図れる。又、ハンドルのスライドピースを押接する面と対向する面をスライドピースと一体的に形成すれば、更に、コストダウンが図れる。
【0059】
更に、ベースに、前記スライドピースが係合し、前記スライドピースを前記ハンドルの回転端部側が押接可能な位置と押接不可能な位置との間の移動、及び、前記ハンドルの回転端部側が前記スライドピースに押接可能な位置にある時、前記スライドピースの前記レバーのロック解除方向への回転を許容するガイドを設けたことにより、スライドピースの移動範囲を規制する部品が不要となり、コストダウンが図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態例のドアロック装置のハンドル機構の正面図である。
【図2】図1の左側面図である。
【図3】図1の上面図である。
【図4】図1のアクチュエータを取り除いた状態を示す図である。
【図5】図4の切断線A-Aにおける断面図である。
【図6】図4の切断線B-Bにおける断面図である。
【図7】図1のベースのみを示す図である。
【図8】図1に示すレバー及びスライドピースの斜視図である。
【図9】図1において、アクチュエータを取り除いたドアロック装置のハンドル機構の正面図である。
【図10】自動車のバックドアを説明する図である。
【図11】自動車のバックドアのハンドルを説明する図である。
【図12】従来のバックドアのハンドル機構の動作を説明する図である。
【符号の説明】
101 ベース
200 ハンドル
203 押圧部
300 レバー

Claims (2)

  1. ドアに設けられたベースと、
    該ベースに回転可能に設けられたハンドルと、
    前記ベースに、前記ハンドルの回転平面と略直交する平面上で回転可能に設けられ、一方の回転端部側がドアロック手段のロック解除レバーに接続されたレバーと、
    該レバーの他方の回転端部側で、前記ハンドルの回転端部側が押接可能な位置と押接不可能な位置との間を前記レバーに沿って移動可能で、前記ハンドルの回転端部によって押接されることにより前記レバーを介して前記ドアロック手段のロック解除レバーをロック解除方向に回転させるスライドピースと、
    該スライドピースを前記ハンドルの回転端部側が押接可能な位置と押接不可能な位置との間で駆動する駆動手段と、
    前記レバーに係止され、前記ドアロック手段のロック解除レバーをロック解除方向と反対側の方向に付勢する付勢手段と、を有したドアロック装置のハンドル機構であって、
    前記スライドピースに、前記ハンドルのスライドピース押接面と対向する面が当接可能な面を設け
    前記ベースに、前記スライドピースが係合し、前記スライドピースを前記ハンドルの回転端部側が押接可能な位置と押接不可能な位置との間の移動、及び、前記ハンドルの回転端部側が前記スライドピースに押接可能な位置にある時、前記スライドピースの前記レバーのロック解除方向への回転を許容するガイドを設けたことを特徴とするドアロック装置のハンドル機構。
  2. 前記ガイドは、前記スライドピースに設けた突起が係合する溝であることを特徴とする請求項1記載のドアロック装置のハンドル機構。
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