JP4340110B2 - ドア固定装置 - Google Patents
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このようなドアロック装置では、ドアを閉じてストライカがオープン状態のラッチに衝突すると、その衝撃でラッチがストライカと係合したままクローズ状態へ回動し、ドアとドア支持体とが互いに引き寄せられる。そして、クローズ状態のラッチにディテントレバーが係合してラッチの逆転を規制し、ドアが閉じた状態で固定される。
一方、オープンレバーを回動操作すると、ディテントレバーがラッチから引き離され、この結果、ラッチが逆転してオープン状態となり、ラッチとストライカとの係合が解除されるため、ドアを開けることができる。
ところが、自動車の走行中等にオープンレバーを誤操作すると、バックドアやトランクリッドが開いてしまうので、非常に危険である。
しかし、このドア固定装置は、オープンレバーの構造が複雑であり、しかも、インサイドレバー、プッシュリンク及びロックレバーがそれぞれ枢支されているので、支持部の構造も複雑になって嵩張り、部品数が増加する。
前記スライド部材は合成樹脂を素材とすることがある。
本発明のドア固定装置は、図1及び図2に示すように、ドア支持体である開口部下縁に固定されたストライカ1と、バックドアに装着されたラッチ3、ディテントレバー4、オープンレバー5、スライド部材6及びロックレバー7を有する本体機構2とから成る。
ストライカ1は、金属棒を略コ字状に折り曲げて成り、上方に突出するよう設置されている。
カバー8は金属製であり、その下面にはストライカ進入口11が形成されている。
ラッチベース9は、合成樹脂を素材とし、図7に示すように、その上面には複数の突起12が互いに間隔をおいて突出されている。また、図2に示すように、ラッチベース9の下面において、カバー8のストライカ進入口11と一致する位置には、ストライカ受入れ凹部13が形成されている。
アッパープレート10は、金属板を折り曲げて成り、図7及び図8に示すように、ラッチベース9の上面に固定された固定片14と、固定片の一端を上方へ屈曲した起立片15とを有する。
また、ラッチ3には、ストライカ1と係合する切欠が形成される。ラッチ3がオープン状態にある時は、この切欠がストライカ進入口11の開口側に向かって開口している。
ところが、バックドアを閉じてストライカ進入口11へ進入したストライカ1がラッチ3に衝突し、その衝撃でラッチ3が回動すると、切欠がストライカ1受け入れたまま回転してストライカ進入口11を横切り、ストライカ1がストライカ進入口10から脱出できなくなり、バックドアは閉じた状態で固定される。なお、ラッチ3は、第1のシャフト16の外周に装着された第1のバネ17により、オープン方向へ付勢されている。
また、ディテントレバー4は第2のシャフト18の外周に装着された第2のバネ19により、ラッチ3の外周面に接近する方向へ付勢され、クローズ状態のラッチ3に係合して、ラッチ3がオープン状態へ回動するのを規制するようになっている。
さらに、ディテントレバー4の一端は上方へ起立して、ラッチベース9の前方に露出する当接片20が形成されている。
なお、このようなストライカ1、ラッチ3及びディテントレバー4の関連構造は従来公知なので、作動順序は図示しない。
図1及び図6に示すように、起立片15の前面他側寄り(ディテントレバー4寄り)には、第1の支軸22によってオープンレバー5が回動可能に取り付けられる。
オープンレバー5は、断面略コ字状の真っ直ぐな棒状に形成され、その中央部を第1の支軸22で貫通すると共に(図3、図5)、下端部がディテントレバー4の当接片20の一側に臨んでいる。
また、オープンレバー5の下端部には、当接片20を挟んでその前後部に配置される前片24及び後片25が設けられ、前片24及び後片25には軸方向に長い長孔26がそれぞれ対向するよう形成される(図6)。なお、長孔26の上端部は、ディテントレバー4の当接片20よりも上方に位置し、長孔26の下端部は、当接片20の上端よりも下方に達している。
さらに、オープンレバー5の上端部にはケーブル27の先端が連結され、ケーブル27を操作してオープンレバー5の上端部を一側へ引っ張ると、オープンレバー5の前片24及び後片25が当接片20の前後側を通過するようになっている。
ロックレバー7は、上方及びオープンレバー5方向に延びるよう略直角に折れ曲がった基部を有し、基部の中央を第2の支軸28で貫通してある。
ロックレバー7のオープンレバー5に向かう一端は、前方に直角に屈曲すると共に、さらにその先端を直角に屈曲して、オープンレバー5の中央部前方に達する位置まで延ばしてある。
また、ロックレバー7の基部の他端は他方上向きに傾斜させてあり、この部分に軸方向に長いガイド孔29が形成される。
スライド部材6は、合成樹脂を素材として細幅の板状に形成され、オープンレバー5の同軸上に配置されてその前面一端寄りに重なるよう、且つ、オープンレバー5に沿って摺動自在に配置される(図4)。
スライド部材6の下端部後面には、スライド部材6の摺動方向及びオープンレバー5の回動方向と交差する方向に突出し、且つ、オープンレバー5の長孔26に摺動自在に係合する押圧軸31が一体に設けられる(図6)。
また、回動部材32の先端部には、前後方向に延びる係止軸33が形成され、係止軸33の前端部は、ロックレバー7のガイド孔29と摺動可能に係合されている。
この回動部材32は、アクチュエータ34によって回動され、先端部が上昇した上部位置と、先端部が加工した下部位置とに切り換えることができる。なお、アクチュエータ34を駆動するモータ35は、モータケース21の一側寄りに収納されている。
すると、ロックレバー7の一端部に枢着されたスライド部材6がオープンレバー5に沿ってロック位置へ上昇し、スライド部材6の押圧軸31がオープンレバー5の長孔26上端に達する。
この状態で、ケーブル27を操作してオープンレバー5の上端を一側へ引っ張ると、オープンレバー5及びスライド部材6が図1の反時計回りに回動し、オープンレバー5の下端部に設けられた前片24及び後片25がディテントレバー4の当接片20の前後を通過するが、ロック位置にあるスライド部材6の押圧軸31は当接片20よりも上方に位置するので、当接片20に対して何ら作用することはない。
スライド部材6が非ロック位置へ移動すると、スライド部材6の押圧軸31がオープンレバー5の長孔26下端に達する。
この結果、ディテントレバー4がラッチ3から引き離されて解除位置へ回動し、ラッチ3は第1のバネ17の力でオープン状態へ戻り、ストライカ1とラッチ3との係合が解除される。
なお、ストライカ1をドアに固定し、本体機構2をドア支持体に装着しても良い。
また、本発明のドア固定装置は、自動車のドア以外のドアに応用することもできる。
2 本体機構
3 ラッチ
4 ディテントレバー
5 オープンレバー
6 スライド部材
7 ロックレバー
8 カバー
9 ラッチベース
10 アッパープレート
11 ストライカ進入口
12 突起
13 ストライカ受入れ凹部
14 固定片
15 起立片
16 第1のシャフト
17 第1のバネ
18 第2のシャフト
19 第2のバネ
20 当接片
21 モータケース
22 第1の支軸
23 コイルスプリング
24 前片
25 後片
26 長孔
27 ケーブル
28 第2の支軸
29 ガイド孔
30 第3の支軸
31 押圧軸
32 回動部材
33 係止軸
34 アクチュエータ
35 モータ
Claims (3)
- ドア及びドア支持体の一方に固定されたストライカと、他方に装着されたラッチ、ディテントレバー、オープンレバー及びスライド部材を有する本体機構とを備え、前記ラッチはクローズ位置へ回動して前記ストライカと係合し、前記ディテントレバーを解除位置へ回動することにより、前記ラッチは前記ストライカとの係合が解除されるオープン位置へ回動し、前記ディテントレバーの一端を当接片とし、前記オープンレバーの一端部に前記当接片を挟んでその前後部に配置される前片及び後片を設け、これら前片及び後片に軸方向に長い長孔を対向するよう形成し、前記スライド部材は、前記オープンレバーと同軸上に配置されると共に、該オープンレバーに沿ってロック位置と非ロック位置との間を摺動し、前記スライド部材に、該スライド部材の摺動方向及び前記オープンレバーの回動方向と交差し、前記オープンレバーの前片及び後片に形成された長孔に摺動自在に係合する押圧軸を設け、前記スライド部材がロック位置にあって前記オープンレバーを回動させた時、前記押圧軸は前記当接片に作用せず、前記スライド部材が非ロック位置にあって前記オープンレバーを回動させた時、前記押圧軸が前記当接片にぶつかり、前記ディテントレバーを解除位置へ回動させることを特徴としたドア固定装置。
- 前記スライド部材は、ロックレバーの一端部に回動自在に接続され、該ロックレバーを回動操作することにより、前記スライド部材がロック位置と非ロック位置との間を摺動する請求項1に記載のドア固定装置。
- 前記スライド部材は合成樹脂を素材とする請求項1又は2に記載のドア固定装置。
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- 2003-08-07 JP JP2003288985A patent/JP4340110B2/ja not_active Expired - Fee Related
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