JP2510700Y2 - 自動車用ドアロック装置 - Google Patents

自動車用ドアロック装置

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JP2510700Y2
JP2510700Y2 JP12459389U JP12459389U JP2510700Y2 JP 2510700 Y2 JP2510700 Y2 JP 2510700Y2 JP 12459389 U JP12459389 U JP 12459389U JP 12459389 U JP12459389 U JP 12459389U JP 2510700 Y2 JP2510700 Y2 JP 2510700Y2
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仁 中村
裕幸 三井
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Ohi Seisakusho Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、1つのドアの施解錠操作を行なうことによ
り、同時に他のドアをも自動的に施解錠しうるようにし
た自動車用ドアロック装置に関する。
〔従来の技術〕
従来のこの種の装置としては、例えば特公昭46-15882
号公報、特開昭59-206571号公報及び特開昭59-206572号
公報等に開示されているようなものがある。
これらの従来の装置は、いずれも、施錠及び解錠機能
を有する施解錠レバーの他に、これと連係された別のレ
バーを設け、このレバーが、施解錠レバーを本来の施錠
位置及び解錠位置に移動させる範囲を越えたオーバース
トローク位置にも移動しうるようにし、このレバーがオ
ーバーストローク位置に達したとき、自動車の他のドア
のドアロック装置を自動的に施錠又は解錠させるスイッ
チ装置を作動させるようになっている。
このような構成とすると、上記レバーに連係した車内
側のノブ又は車外側のキーシリンダ装置の操作により、
上記レバーをオーバーストロークしない範囲で移動させ
ることにより、そのドアロック装置のみを単独で施錠又
は解錠させる(以下単独操作という)ことができ、また
上記レバーをオーバーストローク位置まで回動させるこ
とにより、上記スイッチ装置を作動させて、他のドアの
ドアロック装置をも自動的に施錠又は解錠させる(以下
連動操作という)ことができる。
〔考案が解決しようとする課題〕
上述のような従来の装置においては、施解錠レバーの
他に別のレバーを設けなければならず、またそれらを同
軸に枢着する場合は、ドアロック装置の他の構成部材と
の位置関係や寸法を、連動操作機能を有しない単独操作
のみの通常のドアロック装置のものと異ならせなければ
ならない。
上記レバーを施解錠レバーと離してドアロック装置の
ベース部材に枢着する場合は、ベース部材の構成自体
を、単独操作のみのドアロック装置のものと異ならせな
ければならない。
さらに、上記レバーと施解錠レバーとの連係構造や上
記レバーの付勢手段等を設ける関係上、上述の従来の構
成のものでは、いずれも単独操作のみの通常のドアロッ
ク装置との構成部材の共用化を計りうる範囲が狭く、ほ
とんどが専用部材として、単独操作のみのものと別個に
製造しなければならず、製造効率が悪いという問題点が
ある。
本考案は、従来の技術が有する上記のような問題点に
鑑み、単独操作のみのドアロック装置の構成部材との共
用化できる範囲が大であるとともに、わずかな部品の交
換だけで、簡単に単独操作のみのものとしたり、単独操
作と連動操作とが行なえるものとしたりしうるようにし
た自動車用ドアロック装置を提供することを目的として
いる。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するため、本考案の自動車用ドアロッ
ク装置は、ドアの施解錠操作手段に連係され、かつその
操作により移動させられるようにした施錠及び解錠機能
を備える施解錠レバーを、本来の施錠位置及び解錠位置
の他に、該両位置の少なくともいずれか一方を越えたオ
ーバーストローク位置にも移動可能としてベース部材に
装着するとともに、前記施解錠レバーがオーバーストロ
ーク位置に達することにより作動させられて、他のドア
のドアロック装置を自動的に施錠又は解錠させるスイッ
チ装置を前記ベース部材に設けた自動車用ドアロック装
置において、前記施解錠レバーに、該施解錠レバーが施
錠位置又は解錠位置に達したとき、前記ベース部材に設
けたストッパと当接するようにした当接部を有する補助
停止部材を、前記当接部が施解錠レバーの前記位置から
オーバーストローク位置への移動方向と反対方向に移動
可能として装着し、かつ前記施解錠レバーと補助停止部
材との間に、前記補助停止部材を施解錠レバーの前記移
動方向とほぼ同一方向に向かって付勢する付勢手段を設
けたことを特徴としている。
〔作用〕
ドアの施解錠操作手段により、施解錠レバーを施錠位
置又は解錠位置に移動させると、そのドアロック装置だ
けが施錠又は解錠される(単独操作)。
施解錠レバーが施錠位置又は解錠位置に達すると、補
助停止部材の当接部がストッパに当接し、施解錠レバー
がその位置からオーバーストローク位置に移動するの
を、付勢手段の付勢力をもって阻止する。
この状態から、付勢手段の付勢力より強い力をもっ
て、施解錠操作手段を操作して、施解錠レバーをオーバ
ーストローク位置まで移動させると、補助停止部材は、
ストッパにより、付勢手段の付勢力に抗して、施解錠レ
バーのオーバーストローク位置方向への移動方向と反対
方向に押動させられる。
施解錠レバーがオーバーストローク位置に達すると、
スイッチ装置が作動させられ、このスイッチ装置の作動
により、他のドアのドアロック装置が自動的に施錠又は
解錠させられる。
補助停止部材が装着された施解錠レバーとスイッチ装
置とをベース部材から取り外し、それに代えて、補助停
止部材が装着されていない施解錠レバーを装着すること
により、ドアロック装置を、単独操作のみ可能のものと
することができる。
〔実施例〕
以下、本考案の実施例を、添付図面に基づいて説明す
る。
第1図乃至第5図は、本考案の第1実施例を示す。
(1)は、自動車のドア(図示略)に装着されたドア
ロック本体で、この内部には、車体に設けられたストラ
イカ(図示略)と係脱しうるラッチ(図示略)、及びラ
ッチがストライカと噛合した状態でラッチの回動を阻止
することにより、ドアを閉止状態で係止するポール(図
示略)が設けられている。
(2)は、ドアロック本体(1)を前後方向(第1図
右方が前方である)に貫通する軸(3)の前端に固嵌さ
れたオープンレバーで、第4図に破線で示す停止位置か
ら、同図の時計方向である解除方向に回動させられるこ
とにより、上記ポールと一体となって回動し、ラッチの
拘束を解いて、ドアを開くことができるようになってい
る。
ドアロック本体(1)の前面には、それを覆うカバー
の役目を果すとともに、後述する各種のレバーを装着す
るための支持体となるベース部材(4)が固着されてい
る。
ベース部材(4)は、合成樹脂材料よりなり、ドアロ
ック本体(1)の前面を覆う前面部(4a)とその一側部
より前方に延出する側片部(4b)とからなっている。
ベース部材(4)の前面部(4a)の後面上部には、ド
アのアウトサイドハンドル(図示略)に連係されたアウ
トサイドレバー(5)が軸(6)をもって枢着され(第
4図参照)、また同じく側片部(4b)の上部には、ドア
のインサイドハンドル(図示略)に連係されたインサイ
ドレバー(7)が、その一端でアウトサイドレバー
(5)の一端近傍部を押し上げることができるようにし
て、軸(8)をもって枢着されている。
ベース部材(4)の側片部(4b)の下部には、施錠及
び解錠機能を備える施解錠レバー(9)が、第1図に示
す施錠位置(A)と、第2図に示す解錠位置(B)と、
第3に示すように解錠位置(B)をわずかに越えたオー
バーストローク位置(C)とに回動可能として、軸(1
0)をもって枢着されている。
施解錠レバー(9)は、ベース部材(4)の前面部
(4a)の後面下部に枢支されたクランクロッド(11)
と、その第4図における右端に接続されたロッド連結用
ホルダ(12)と、図示しない連結ロッド等を介して、ド
アの外側面に設けたキーシリンダ装置(図示略)に連係
され、また図示しない連結ロッドを介して、ドアの内側
面に出没自在に設けた施解錠操作用のノブ(図示略)に
連係され、それらの施解錠操作手段(キーシリンダ装置
及びノブ)により、上記各位置(A)(B)(C)に移
動させられるようになっている。
施解錠レバー(9)における軸(10)より上方に延出
する腕部(9a)の先端部側面には、有頭ピン(13)が突
設されており、この有頭ピン(13)は、上端がアウトサ
イドレバー(5)の一端部に枢嵌された上下方向を向く
サブレバー(14)の下部に穿設された上下方向を向く長
孔(15)に係合している。
サブレバー(14)の中位部後縁には、オープンレバー
(2)の下縁に係脱しうる係合部(14a)が設けられて
いる。
第1図に示すように、施解錠レバー(9)が施錠位置
(A)に位置しているときは、サブレバー(14)は、そ
の係合部(14a)がオープレバー(2)の回動軌跡から
前方に離れるように施解錠レバー(9)の有頭ピン(1
3)により保持されている。この状態では、アウトサイ
ドレバー(5)又はインサイドレバー(7)を回動させ
ることにより、サブレバー(14)を上昇させても、その
係合部(14a)はオープンレバー(2)に対して空振り
するだけで、オープンレバー(2)を解除方向に回動さ
せることができない(施錠状態)。
施解錠レバー(9)が第2図に示す解錠位置(B)又
は第3図に示すオーバーストローク位置(C)に位置し
ているときは、サブレバー(14)の係合部(14a)はオ
ープンレバー(2)の回動軌跡上に位置し、この状態
で、アウトサイドレバー(5)又はインサイドレバー
(7)を回動させることにより、サブレバー(14)を上
昇させると、その係合部(14a)でオープンレバー
(2)を解除方向に回動させ、ドアを開くことができる
(解錠状態)。
施解錠レバー(9)における前方に延出する腕部(9
b)の先端部には、施解錠レバー(9)が解錠位置
(B)に達したとき、ベース部材(4)に設けた第1ス
トッパ(16)と当接するようにした当接部(17a)を有
する補助停止部材(17)が、軸(18)をもって枢着され
ている。
補助停止部材(17)は、その下縁部に連設した右方を
向く突片(17b)が、施解錠レバー(9)の腕部(9a)
の下縁に連設した右方を向く係止片(19)に当接するこ
とにより、第1図における時計方向の回動が阻止され、
上記したような位置、すなわち施解錠レバー(9)が解
錠位置(B)に達したとき、当接部(17a)が第1スト
ッパ(16)と当接するような停止位置で停止させられる
ようになっている。
(20)は、軸(18)に巻回されたねじりコイルばね
で、その一端は係止片(19)の上面に、また他端は補助
停止部材(17)の突片(17b)の前縁にそれぞれ係止さ
れている。
補助停止部材(17)は、ねじりコイルばね(20)によ
り、第1図における時計方向に常時付勢され、当接部
(17a)が第1ストッパ(16)に当接したときは、ねじ
りコイルばね(20)の付勢力により、施解錠レバー
(9)が解錠位置(B)からオーバーストローク位置
(C)に移動しようとするのを阻止し、ねじりコイルば
ね(20)の付勢力より大きい力をもって施解錠レバー
(9)が解錠位置(B)からオーバーストローク位置
(C)に移動させられたときは、当接部(17a)が第1
ストッパ(16)により押動させられて、施解錠レバー
(9)に対して、その移動方向とほぼ反対方向である軸
(18)を中心とする第1図における反時計方向に回動さ
せられるように作用する。
施解錠レバー(9)における後方に延出する腕部(9
c)の先端部には、軸(10)の半径方向を向く長孔(2
1)が穿設されており、この長孔(21)には、スイッチ
装置(22)におけるケース(23)より後上方に向かって
進退自在に延出する作動ロッド(24)の先端部側面に突
設した連結ピン(25)が係合している。
作動ロッド(24)は、施解錠レバー(9)に従動させ
られて、施解錠レバー(9)の上記各位置(A)(B)
(C)に対応する施錠位置(A′)、解錠位置(B′)
及びオーバーストローク位置(C′)に移動可能であ
る。
スイッチ装置(22)のケース(23)は、ベース部材
(4)の側片部(4b)の左側面を覆うようにドアロック
本体(1)に固着されたベースプレート(26)より垂下
する延長部(26a)に固着されている。
ケース(23)の内部には、作動ロッド(24)が施錠位
置(A′)に達したとき、作動ロッド(24)のケース
(23)内の端部に設けた突起(24a)に当接して作動さ
せられ、自動車の他のドアロック装置(図示略)を、モ
ータ等の駆動手段を有するアクチュエータ(図示略)に
より施錠させる信号を出す施錠スイッチ(27)と、作動
ロッド(24)がオーバーストローク位置(C′)に達し
たとき、その突起(24a)に当接して作動させられ、他
のドアのドアロック装置を、アクチュエータにより解錠
させる信号を出す解錠スイッチ(28)とが設けられてい
る。
(29)は蛇腹状のカバーで、一端がケース(23)に、
また他端が作動ロッド(24)の先端近傍にそれぞれ固着
され、作動ロッド(24)とケース(23)との摺動部分に
ほこり等が侵入しないように防護している。
施解錠レバー(9)における軸(10)と腕部(9b)と
の中間部下縁には、施解錠レバー(9)が施錠位置
(A)に達したとき、第1ストッパ(16)と対向してベ
ース部材(4)の側片部(4b)に設けられた第2ストッ
パ(30)と当接して、停止させられるようにした当接片
(9d)が設けられている。
(31)は、ねじりコイルばねよりなるターンオーバー
スプリングで、その一端をベース部材(4)の側片部
(4b)に、また他端を施解錠レバー(9)にそれぞれ係
止することにより、施解錠レバー(9)が、その施錠位
置(A)と解錠位置(B)との中間位置を通過するとき
に付勢方向が反転して、施解錠レバー(9)を、施錠位
置(A)方向と解錠位置(B)及びオーバーストローク
位置(C)方向とに振り分け的に付勢することができる
ようになっている。
ターンオーバースプリング(31)とねじりコイルばね
(20)との各ばね定数は、施解錠レバー(9)が解錠位
置(B)からオーバーストローク位置(C)までの間に
あるとき、ターンオーバースプリング(31)の付勢力に
より、施解錠レバー(9)をオーバーストローク位置
(C)側に向かって回動させようとする力より、ねじり
コイルばね(20)の付勢力により、補助停止部材(17)
を停止位置に向かって付勢し、そのときに当接部(17
a)が第1ストッパ(16)より受ける反力により、施解
錠レバー(9)を解錠位置(B)側に向かって回動させ
ようとする力の方が大となり、施解錠レバー(9)が解
錠位置(B)に押し返されるように定めてある。
次に、第1実施例の作用及び操作要領について説明す
る。
施解錠レバー(9)が施錠位置(A)に位置している
状態から、ノブ又はキーシリンダ装置等の施解錠操作手
段を軽力で操作して、施解錠レバー(9)を解錠位置
(B)に移動させると、そのドアロック装置のみが解錠
され、そのドアのアウトサイドハンドル又はインサイド
ハンドルを操作することにより、サブレバー(14)を上
昇させて、オープンレバー(2)を解除方向に回動さ
せ、そのドアを開くことができるようになる(単独操
作)。
このとき、補助停止部材(17)の当接部(17a)は、
第1ストッパ(16)に当接し、施解錠レバー(9)がそ
の位置(B)からオーバーストローク位置(C)に移動
するのを、ねじりコイルばね(20)の付勢力により阻止
する。
この状態から、又は施解錠レバー(9)が施錠位置
(A)に位置している状態から、ねじりコイルばね(2
0)の付勢力より強い力をもって施解錠操作手段を操作
して、施解錠レバー(9)をオーバーストローク位置
(C)まで移動させると、補助停止部材(17)は、第1
ストッパ(16)により、施解錠レバー(9)のオーバー
ストローク位置(C)方向への移動方向と反対方向に相
対的に押動させられる。
施解錠レバー(9)がオーバーストローク位置(C)
に達すると、それに連係された作動ロッド(24)もオー
バーストローク位置(C′)に達し、解錠スイッチ(2
8)が作動させられ、他のドアのドアロック装置がアク
チュエータにより自動的に解錠させられる(連動操
作)。
施解錠操作手段から手を離すと、ねじりコイルばね
(20)の付勢力により、補助停止部材(17)は停止位置
に復帰させられ、そのときの当接部(17a)が第1スト
ッパ(16)からうける反力により、施解錠レバー(9)
は、解錠位置(B)に復帰させられる。
この状態から、施解錠操作手段により、施解錠レバー
(9)を施錠位置(A)まで回動させると、そのドアロ
ック装置が施錠されるとともに、そのときの作動ロッド
(24)の施錠位置(A′)への移動により、施錠スイッ
チ(27)が作動させられ、他のドアのドアロック装置も
アクチュエータにより自動的に施錠させられる(連動操
作)。
この状態では、アウトサイドハンドル又はインサイド
ハンドルを操作して、サブレバー(14)を上昇させて
も、その係合部(14a)は、空振りするだけで、オープ
ンレバー(2)を解除方向に回動させることはできず、
ドアを開けることはできなくなる。
なお、この実施例においては、施解錠レバー(9)が
施錠位置(A)に達したとき、必ず施錠スイッチ(27)
が作動して、他のドアロック装置をも自動的に施錠させ
る(連動操作)ようにしたが、このような施錠スイッチ
(27)を省略することにより、施解錠レバー(9)が施
錠位置(A)に達したとき、そのドアロック装置のみが
施錠されるようにすることができる。
また、施解錠レバー(9)における第2ストッパ(3
0)に当接する部分に、補助停止部材(17)及びねじり
コイルばね(20)等と同様の構成のものを設けることに
より、施解錠レバー(9)を施錠位置(A)の他にそれ
を越えたオーバーストローク位置(図示略)まで回動し
うるようにし、かつそのオーバーストローク位置に達し
たときに、施錠スイッチ(27)が作動することによっ
て、施錠操作時にも、単独操作と連動操作とを選択でき
るようにしてもよい。
この場合に、解錠操作側を、上述のように、単独操作
と連動操作とを選択できるような構成とする代わりに、
第2図に示す補助停止部材(17)の当接部(17a)の位
置に、当接片(9d)と同様の当接片(図示部)を、施解
錠レバー(9)と一体的に設け、かつ補助停止部材(1
7)及びねじりコイルばね(20)等を省略することによ
り、単独操作しかできないようにしたり、又は施解錠レ
バー(9)が解錠位置(B)に達すると同時に解錠スイ
ッチ(28)が作動するようにして、連動操作のみしかで
きないようにしてもよい。
第1実施例、又は上述した種々の変形例のような構成
とすると、補助停止部材(17)及びねじりコイルばね
(20)等が装着された施解錠レバー(9)とスイッチ装
置(22)とを除去し、それに代えて、第6図に示すよう
に、第1実施例の施解錠レバー(9)に、第2図に示す
補助停止部材(17)の当接部(17a)に対応する位置に
当接片(9d)と同様の当接片(9e)を設けた施解錠レバ
ー(9′)を装着することにより、施錠時及び解錠時に
単独操作しかできない通常のドアロック装置に簡単に変
更することができる。
すなわち、わずかの部品を交換するだけで、単独操作
と連動操作とを選択的に行なえるドアロック装置とした
り、単独操作のみのものとしたりすることができ、しか
もそれ以外の構成部材はすべて共通とすることができ
る。
第7図は、本考案の第2実施例を示す。
第1実施例においては、補助停止部材(17)を回動式
のものとし、かつその付勢手段をねじりコイルばね(2
0)としたが、第2実施例においては、補助停止部材(3
2)を、第1ストッパ(16)の当接面(16a)とほぼ直交
する方向に直線的に摺動可能として、施解錠レバー(3
3)に装着し、かつ補助停止部材(32)用の付勢手段を
圧縮コイルばね(34)としてある。
すなわち、施解錠レバー(33)より切り起こした1対
の突片(33a)(33b)に穿設した案内孔(35)に、板状
の補助停止部材(32)を上記の方向に摺動可能として嵌
合し、かつ補助停止部材(32)の一端に曲設した係止片
(32a)が、一方の突片(33b)に当接することにより、
補助停止部材(32)の他端に曲設した当接部(32b)
が、第1ストッパ(16)に当接する停止位置で停止する
ようにするとともに、他方の突片(33a)と当接部(32
b)との間に、圧縮コイルばね(34)を縮設して、補助
停止部材(32)を停止位置に向かって付勢するようにし
てある。
このような構成としても、第1実施例のものと同様の
作用及び効果を奏することができる。
〔考案の効果〕
本考案によると、単独操作と連動操作とが選択的に行
なえるとともに、施解錠レバーに補助停止部材とその付
勢手段とを装着したことにより、施解錠レバーとスイッ
チ装置とをベース部材から取り外し、それに代えて、補
助停止部材等が装着されていない単独操作用の施解錠レ
バーを装着するだけで、簡単に単独操作のみのドアロッ
ク装置に変更することができ、また単独操作のみのドア
ロック装置の構成部品との大幅な共用化を計ることがで
き、生産性を著しく向上することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案の第1実施例のベースプレートを除去
した施錠時の状態を示す側面図、 第2図は、同じく解錠時の状態を示す要部の側面図、 第3図は同じく、施解錠レバーをオーバーストローク位
置まで回動させたときの状態を示す要部の側面図、 第4図は、同じく正面図、 第5図は、第2図のX−X線に沿う断面図、 第6図は、第1実施例の施解錠レバーを単独操作のみの
ドアロック装置用の施解錠レバーと交換したときの状態
を示す、第1図と同様の側面図、 第7図は、本考案の第2実施例における第5図と同様の
部分の断面図である。 (1)……ドアロック本体、(4)……ベース部材 (9)(9′)(33)……施解錠レバー、(16)……第
1ストッパ(ストッパ) (17)(32)……補助停止部材、(17a)(32b)……当
接部 (20)……ねじりコイルばね(付勢手段) (22)……スイッチ装置、(28)……解錠スイッチ (34)……圧縮コイルばね(付勢手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭59−206571(JP,A) 特開 昭59−206572(JP,A) 特公 昭46−15882(JP,B2)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ドアの施解錠操作手段に連係され、かつそ
    の操作により移動させられるようにした施錠及び解錠機
    能を備える施解錠レバーを、本来の施錠位置及び解錠位
    置の他に、該両位置の少なくともいずれか一方を越えた
    オーバーストローク位置にも移動可能としてベース部材
    に装着するとともに、前記施解錠レバーがオーバースト
    ローク位置に達することにより作動させられて、他のド
    アのドアロック装置を自動的に施錠又は解錠させるスイ
    ッチ装置を前記ベース部材に設けた自動車用ドアロック
    装置において、 前記施解錠レバーに、該施解錠レバーが施錠位置又は解
    錠位置に達したとき、前記ベース部材に設けたストッパ
    と当接するようにした当接部を有する補助停止部材を、
    前記当接部が施解錠レバーの前記位置からオーバースト
    ローク位置への移動方向と反対方向に移動可能として装
    着し、かつ前記施解錠レバーと補助停止部材との間に、
    前記補助停止部材を施解錠レバーの前記移動方向とほぼ
    同一方向に向かって付勢する付勢手段を設けたことを特
    徴とする自動車用ドアロック装置。
JP12459389U 1989-10-26 1989-10-26 自動車用ドアロック装置 Expired - Lifetime JP2510700Y2 (ja)

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