JP3935572B2 - 液晶パネル端子クリーニング方法及び装置 - Google Patents

液晶パネル端子クリーニング方法及び装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、液晶パネルの端子形成面にTCPまたはIC等を実装する際の品質向上を図るため、実装前に端子形成面をクリーニングする方法及び装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、液晶パネルの需要は急成長しており、液晶パネルの品質、歩留りの向上が強く望まれている。その中で液晶パネルに対するTCPやICの実装工程での品質、歩留り向上のためには、実装工程の前に再度実装面である端子形成面のクリーニングを行うことが効果的であることが判明し、液晶パネル端子クリーニングに対する関心が高まってきている。
【0003】
従来、液晶パネルの実装前のクリーニングは作業者によるものが主流であるため、作業人員の増加によるコストアップ、作業者による品質のばらつきなどの問題点があった。
【0004】
そこで、自動的にクリーニングを行う液晶パネル端子クリーニング装置として、液晶パネルを位置規制してハンドリング部にて把持し、このハンドリング部にて液晶パネルをクリーニング部に移動させ、クリーニング部でクランプ爪にてクリーニング布を液晶パネルの端子形成面に押し付けた状態でハンドリング部にて液晶パネルを横移動させて端子形成面をクリーニングするようにしたものが従来提案されていた。
【0005】
また、本出願人は先に特願平8−310855号において、送り走行可能に配設されたテープ状クリーニング布の途中を1対のクランプ爪の間隙内に導くとともに、1対のクランプ爪の間隙内に液晶パネルの端子形成端部が挿入されるように液晶パネルを位置決めして保持しながらこの液晶パネルをテープ状クリーニング布の送り方向と直交する方向に相対移動させるように構成し、液晶パネルの端子形成端部の表裏面にテープ状クリーニング布を圧接させた状態で液晶パネルを相対移動させて端子形成面をクリーニングするようにしたものを提案している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の液晶パネル端子クリーニング装置では、端子形成面に例えば10μm以上のガラス微細片などの比較的大きな固着物が存在した場合、特にその表面が角張らずに滑らかな場合、テープ状クリーニング布として研磨テープを用いても確実に除去することができない場合があるという問題があった。
【0007】
また、液晶パネルを位置決めするのに、その側縁を規制部に押し付けて位置規制しているので、端子形成面の幅寸法の誤差及び端子形成面のパネル面側の端縁の段面の凹凸による公差分を勘案して、段面にテープ状クリーニング布が接触しないようにクリーニング位置を設定する必要があり、そのために端子形成面のパネル面側の端縁の極く近傍までクリーニングするのが困難であるという問題があり、さらに液晶パネルの種類によって端子形成面の幅が変化するとクリーニング位置を一々調整する必要があり、クリーニング工程の生産性が悪いという問題があった。
【0008】
また、一般の液晶パネル端子クリーニング装置では、テープ状クリーニング布を用いた乾式クリーニング部と溶剤を含浸させた湿式クリーニング部の何れか一方を備えた専用装置となっており、また両方を備えたものでは両方のクリーニングを行うように構成されており、単一の装置で端子形成面の性状に応じて必要なクリーニングのみを行うことができないため、端子形成面の性状に応じて適切なクリーニングを行おうとすると生産性が低下するという問題があった。
【0009】
本発明は、上記従来の問題点に鑑み、端子形成面に比較的大きな固着物が存在しても確実に除去してクリーニングすることができ、また端子形成面のパネル面側の端縁近傍まで確実にクリーニングできるとともに液晶パネルの種類によって端子形成面の幅が変化しても一々調整しなくてもクリーニングすることができ、また端子形成面の性状に応じて適切なクリーニングを行うことができる液晶パネル端子クリーニング方法及び装置を提供することを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】
第1発明の液晶パネル端子クリーニング方法は、液晶パネルの端子形成端部における端子形成面のパネル面側端縁から立ち上がる段面と位置決め手段を当接させて液晶パネルを位置決めし、位置決め手段に対して位置決めされたクリーニング手段にて端子形成面の表面をクリーニングするものであり、端子形成面のパネル面側の端縁の段面の凹凸による公差分だけを勘案してクリーニング手段を位置決めしておくことにより、端子形成面のパネル面側の端縁近傍まで確実にクリーニングすることができ、かつクリーニング手段のクリーニング幅を十分に大きくしておくことにより液晶パネルの種類によって端子形成面の幅が変化してもクリーニング位置を一々調整することなく、端子形成面をクリーニングでき、クリーニング工程の生産性を向上できる。
【0012】
また、第発明の液晶パネル端子クリーニング装置は、液晶パネルを位置決めする位置決め手段と、液晶パネルの端子形成端部における端子形成面の表面に刃先が接触するように支持されたブレードと、位置決めされた液晶パネルとブレードを端子形成面の長手方向に相対移動させる手段とを備えたものであり、上記のように比較的大きく表面の滑らかな固着物でも一挙に確実に除去できる。
【0013】
また、その位置決め手段を、液晶パネルの端子形成端部における端子形成面のパネル面側端縁から立ち上がる段面に当接してこれを位置決めする位置規制部材を備えたものとすると、上記のように端子形成面のパネル面側の端縁近傍まで確実にクリーニングでき、かつ液晶パネルの種類によって端子形成面の幅が変化してもクリーニング位置を一々調整することなくクリーニングできる。
【0014】
また、第発明の液晶パネル端子クリーニング装置は、液晶パネルの端子形成端部における端子形成面の表面にブレードの刃先を接触させつつ液晶パネルとブレードを相対移動させてクリーニングするブレードクリーニング部と、液晶パネルとテープ状クリーニング布を相対移動させて端子形成面の表面をクリーニングする乾式クリーニング部と、液晶パネルと溶剤を含浸させたテープ状クリーニング布を相対移動させて端子形成面の表面をクリーニングする湿式クリーニング部と、液晶パネルの搬入搬出部と、液晶パネルを搬入搬出部と各クリーニング部と間で搬送する搬送手段とを備え、搬送手段を周囲に複数の液晶パネルを保持して間欠回転可能なロータリーテーブルにて構成し、各液晶パネルの停止位置に各クリーニング部と液晶パネルの搬入搬出部を配設したものであり、搬入部に液晶パネルを供給することにより液晶パネルを所要のクリーニング部に搬送して必要なクリーニングを行って搬出部から取り出すことができ、端子形成面の性状に応じて適切なクリーニングを行うことができるとともに、搬入搬出部を1箇所にでき、またロータリー式であるため複数のクリーニング部に対して簡単かつコンパクトな構成にて搬送できるとともに各クリーニング部で高い位置決め精度を確保することができる。
【0016】
また、その搬入搬出部に、液晶パネルの端子形成端部における端子形成面のパネル面側端縁から立ち上がる段面に当接してこれを位置決めする位置決め手段を設けることにより、1箇所で位置決めするだけで各クリーニング部で上記のように端子形成面のパネル面側の端縁近傍まで確実にクリーニングでき、かつ液晶パネルの種類によって端子形成面の幅が変化してもクリーニング位置を一々調整することなくクリーニングできる。
【0017】
また、第発明の液晶パネル端子クリーニング方法は、上記液晶パネル端子クリーニング装置を用い、液晶パネルの端子形成端部における端子形成面の表面性状に応じてブレードクリーニング部と乾式クリーニング部と湿式クリーニング部を選択してクリーニングするものであり、端子形成面の表面性状に対応して最も適切なクリーニングを行うことができ、種々の液晶パネルに汎用できるとともに効率的にクリーニングすることができる。
【0018】
具体的には、ブレードクリーニング部と乾式クリーニング部と湿式クリーニング部にてクリーニングし、又はブレードクリーニング部と湿式クリーニング部にてクリーニングし、乾式クリーニング部をパスし、又は乾式クリーニング部と湿式クリーニング部にてクリーニングし、ブレードクリーニング部をパスし、又は湿式クリーニング部のみにてクリーニングし、その他のクリーニング部をパスする等のクリーニング方法を適用でき、場合によってはすべてのクリーニング部をパスさせてもよい。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の液晶パネル端子クリーニング装置の一実施形態について図1〜図9を参照して説明する。
【0020】
図1において、1は液晶パネル端子クリーニング装置の本体部で、その中央部に90°づつ間欠回転可能なロータリーテーブル2が配設され、その外周部に90°間隔で液晶パネル10を位置決めして固定保持する保持部3が設けられている。ロータリーテーブル2の停止時に各保持部3が停止する位置の径方向外側位置に搬入搬出部4と、ブレードクリーニング部5と、乾式クリーニング部6と、湿式クリーニング部7とが配設されている。
【0021】
搬入搬出部4には、対向して停止している保持部3に対して液晶パネル10を搬入し、また搬出するための移載手段8が移動可能に配設されている。移載手段8には液晶パネル10を吸着して保持する一対の吸着保持手段9a、9bが設けられており、一方吸着保持手段9aにて供給コンベア19にて所定位置に供給された液晶パネル10を吸着保持した状態で移載手段8を搬入搬出部4に向けて移動し、他方の吸着保持手段9bにて保持部3上の液晶パネル10を吸着保持し、次いで一方の吸着保持手段9aを保持部3の直上に位置させて吸着保持していた液晶パネル10を保持部3に受け渡し、その後移載手段8を排出コンベア(図示せず)又は後続する装置に向けて移動させ、他方の吸着保持手段9bに吸着保持していた液晶パネル10を受け渡すように構成されている。
【0022】
図2、図3において、液晶パネル10は上下一対のガラス基板10a、10b間の空間に液晶を充填して構成されており、下側のガラス基板10bの上面には透明電極が形成されている。この液晶パネル10の四周側の内の一側の端部には端子形成端部11が設けられている。この端子形成端部11において下側のガラス基板10b上に端子形成面11aが設けられて透明電極に接続された端子が形成され、かつ上側のガラス基板10aは端子形成面11aを覆わないように短く形成されている。また、上側のガラス基板10aの端子形成端部11に臨む端面が端子形成面11aのパネル面側端縁から立ち上がる段面11bを構成し、この段面11bが液晶パネル10の位置規制面として使用される。
【0023】
保持部3には液晶パネル10を載置支持する支持部材12が設けられ、この支持部材12には液晶パネル10を真空吸着して保持する吸着手段(図示せず)が設けられている。また、支持部材12の保持部3回転移動方向に対向する一側部に一対の位置規制ローラ13a、13bが配設され、他側部に液晶パネル10の側端面に係合して液晶パネル10を位置規制ローラ13a、13bに向けて押し付けて位置決め固定するクランプ部材14がその押し付け方向に移動可能な押圧ブロック15上に配設されている。
【0024】
搬入搬出部4において、液晶パネル10はその端子形成端部11がロータリーテーブル2の径方向外側に位置する姿勢で移載手段8にて支持部材12上に受け渡される。また、搬入搬出部4で停止した保持部3の下部に、ロータリーテーブル2の径方向に液晶パネル10を位置決めする位置決め手段16が配設されている。この位置決め手段16は、図3に詳細に示すように、液晶パネル10の端面には係合せず、端子形成端部11における端子形成面11aのパネル面側端縁から立ち上がる段面11bに係合するように構成された位置規制部材17をロータリーテーブル2の径方向に所定位置と径方向外方に待避した位置との間で移動可能な可動規制ブロック18上に固定して構成されている。
【0025】
ブレードクリーニング部5は、図4に示すように、液晶パネル10の端子形成端部11における長手方向に移動可能な可動台25に、端子形成面11aに接触した位置と上方に待避した位置との間で移動可能なブレード20を配設して構成されている。図示例では一対のブレード20が逆ハ字状に配設され、可動台25の往復移動のいずれの方向の移動時にも何れかのブレード20でクリーニングできるように構成されている。すなわち、ブレード20は、出退シリンダ23にて出退移動可能な可動取付部材22に、過大な荷重が作用したときに待避可能とする逃がし機構21を介して取付けられ、上記のようにブレード20の刃先が端子形成面11aに接触した位置と上方に待避した位置との間で移動可能に支持されている。さらに出退シリンダ23は取付角調整板24を介して可動台19に取付けられており、ブレード20の端子形成面11aに対する傾斜角を30°〜60°の間で調整可能に構成されている。26は可動台25を移動自在に支持するガイド機構、27は移動駆動する送りねじ機構、28は駆動モータである。
【0026】
このブレードクリーニング部5では、図5に示すように、ブレード20の刃先を端子形成面11aに接触させた状態で端子形成面11aの長手方向に移動させることにより、端子形成面11aの表面に固着しているガラス粉等の微小固着物を除去することができる。このようにブレード20の刃先で削り取るようにしてクリーニングするので、テープ状クリーニング布を用いたクリーニングでは簡単に除去できないような比較的大きく表面の滑らかな固着物でも一挙に確実に除去することができる。
【0027】
また、ブレード20の位置は、上記位置決め手段16にて位置決めされる端子形成端部11の段面11bの位置に対してその段面11bの凹凸による公差分に相当する略0.5mm程度のクリアランスを設けるように設定されており、これによって段面11bにある程度の凹凸があってもブレード20と干渉することなく、端子形成面11aをパネル面側の端縁近傍まで確実にクリーニングすることができる。また、十分に幅の広いブレード20を用いることにより、液晶パネル10の種類によって端子形成面11aの幅が変化してもプレード20の位置を一々調整することなくクリーニングできる。
【0028】
乾式クリーニング部6と湿式クリーニング部7はほぼ同一構成で、図6〜図8に示すように構成されている。30はクリーニングヘッドであり、31はテープ状のクリーニング布である。32はクリーニングヘッド30内にある上下一対のクランプ爪であり、33はクリーニング布31を自動供給するための布供給部、34は布トルクを自動切換可能な布巻取部である。クリーニング布31は布巻取部34の回転によって送り走行され、各液晶パネル10の端子クリーニング毎に新しいテープ面を端子形成面11aに接触させるように構成されている。そして、湿式クリーニング部7では、図7に示すように、溶剤供給手段35から溶剤を供給するように構成されている。溶剤としては、リグロイン、IPAなどが好適に用いられる。
【0029】
クリーニングヘッド30には、クリーニング布31を案内する3本のガイドローラ36、37、38が設けられている。第1のガイドローラ36は上側のクランプ爪32の斜上後方に位置して上側のクランプ爪32の前面の下方に向けて突出するように傾斜する傾斜面32aに沿ってクリーニング布31が供給されるようにクリーニング布31を案内している。第2のガイドローラ37は、上側のクランプ爪32の水平下面32bと下側のクランプ爪32の水平上面32cとの間の空間内に位置して、上側クランプ爪32の傾斜面32aの下端から水平上面32cに沿うようにクリーニング布31を前記空間内に導入するとともに、下側のクランプ爪32の水平上面32cに沿って下側のクランプ爪32の前面の上方に向けて突出するように傾斜する傾斜面32dの上端に向けて導出するようにクリーニング布31を案内している。第3のガイドローラ38は下側のクランプ爪32は下側のクランプ爪32の斜下後方に位置して下側のクランプ爪32の傾斜面32dに沿ってクリーニング布31を案内している。39はクリーニングヘッド30をクリーニング布31の送り走行方向と直交する方向に移動自在に支持するガイドレール、40は移動させるためのタイミングベルトであって、図示しない駆動モータによって駆動される。
【0030】
クリーニング時には、図7、図8に示すように、クランプ爪32、32の水平上面32cと水平下面32bの間にクリーニング布31を介して液晶パネル10の端子形成端部11を挿入し、ある程度の圧接力で挟持した状態でクリーニング布31の送り走行面に対して直交する方向に移動することによりクリーニングを行う。クランプ爪32、32によるクランプ力は、500g〜3000gが好適であり、またクリーニングヘッド30の移動速度は10mm/秒〜100mm/秒が好適である。
【0031】
また、クランプ爪32の前端位置は、上記位置決め手段16にて位置決めされる端子形成端部11の段面11bの位置に対してその段面11bの凹凸による公差分とクリーニング布31の厚さの和に相当する略0.7mm程度のクリアランスを設けるように設定されており、これによって段面11bにある程度の凹凸があってもクランプ爪32と干渉することなく、端子形成面11aをパネル面側の端縁近傍まで確実にクリーニングすることができる。また、クランプ爪32の前端から第2のガイドローラ37までの距離を十分にとることにより、液晶パネル10の種類によって端子形成面11aの幅が変化してもクランプ爪32の位置を一々調整することなくクリーニングできる。
【0032】
以上のように構成された液晶パネル端子クリーニング装置について、その標準的なクリーニング動作を図9を参照して説明する。
【0033】
供給コンベア19にて供給された液晶パネル(LCD)10を搬入搬出部4の移載手段8にて上記のようにロータリーテーブル2の保持部3上に移載して支持部材12上に載置し、真空吸着した状態で位置決め手段16にてロータリーテーブル2の径方向に位置決めした後、位置規制ローラ13a、13bとクランプ部材14にて固定する。その状態でクリーニング動作がスタートし、保持部(LCDステージ)3が間欠回転し、次のブレードクリーニング部5で停止し、上記のようにブレード20によるクリーニングが行われる。次に、保持部(LCDステージ)3が再び間欠回転し、乾式クリーニング部6で停止して上記のようにテープ状クリーニング布31によるクリーニングが行われる。次に、保持部(LCDステージ)3が再度間欠回転し、湿式クリーニング部7で停止して上記のように溶剤供給手段35にて溶剤を含浸させたテープ状クリーニング布31によるクリーニングが行われる。その後、保持部(LCDステージ)3が再度間欠回転して搬入搬出部4に戻り、移載手段8にて保持部3から取り出されて後続の工程に搬出される。
【0034】
以上の説明ではブレードクリーニング部5、乾式クリーニング部6、及び湿式クリーニング部7のすべてで液晶パネル10の端子形成面11aをクリーニングする標準的なクリーニング動作を説明したが、必ずしも全てのクリーニング部5〜7にてクリーニング動作を行う必要はなく、液晶パネル10の端子形成面11aの表面性状に応じてブレードクリーニング部5と乾式クリーニング部6と湿式クリーニング部7を適宜選択してクリーニングすることにより、端子形成面1aの表面性状に対応した最も適切なクリーニングを行うことができる。
【0035】
具体的には、上記標準的な動作以外に、ブレードクリーニング部5と湿式クリーニング部7にてクリーニングし、乾式クリーニング部6をパスする動作、又は乾式クリーニング部6と湿式クリーニング部7にてクリーニングし、ブレードクリーニング部5をパスする動作、又は湿式クリーニング部7のみにてクリーニングし、その他のクリーニング部5、6をパスする動作等のクリーニング方法を適用でき、場合によってはすべてのクリーニング部をパスさせてもよい。このように端子形成面1aの表面性状に対応した最も適切なクリーニングを行うことにより、種々の液晶パネル10に汎用できるとともに効率的にクリーニングすることができる。
【0036】
本実施形態によれば、搬入搬出部4に液晶パネル10を供給することによりロータリーテーブル2にて液晶パネル10を所要のクリーニング部5〜7に順次搬送して必要なクリーニングを行って搬入搬出部4から取り出すことができ、端子形成面11aの性状に応じて適切なクリーニングを行うことができる。また、ロータリー式であるため複数のクリーニング部5〜7に対して簡単かつコンパクトな構成にて搬送できる。また、その搬入搬出部4に液晶パネル10の端子形成面11aのパネル面側端縁から立ち上がる段面11bに当接してこれを位置決めする位置決め手段16を設けたことにより、1箇所で位置決めするだけで各クリーニング部5〜7で高い位置決め精度を確保することができる。
【0037】
また、上記段面11bの凹凸による公差分だけを勘案して各クリーニング部5〜7におけるクリーニング手段を位置決めしておくことにより、端子形成面11aのパネル面側の端縁近傍まで確実にクリーニングすることができ、かつクリーニング手段のクリーニング幅を十分に大きくしておくことにより液晶パネル10の種類によって端子形成面の幅が変化してもクリーニング位置を一々調整することなく、端子形成面をクリーニングでき、クリーニング工程の生産性を向上できる。
【0038】
なお、上記実施形態ではロータリーテーブル2にて液晶パネル10を各クリーニング部5〜7に搬送するようにした例を示したが、直線的な搬送手段にて液晶パネル10を保持して各クリーニング部5〜7に搬送するようにしても良い。
【0039】
【発明の効果】
第1発明の液晶パネル端子クリーニング方法によれば、以上の説明から明らかなように、液晶パネルの端子形成端部における端子形成面のパネル面側端縁から立ち上がる段面と位置決め手段を当接させて液晶パネルを位置決めし、位置決め手段に対して位置決めされたクリーニング手段にて端子形成面の表面をクリーニングするので、端子形成面のパネル面側の端縁の段面の凹凸による公差分だけを勘案してクリーニング手段を位置決めしておくことにより、端子形成面のパネル面側の端縁近傍まで確実にクリーニングすることができ、かつクリーニング手段のクリーニング幅を十分に大きくしておくことにより液晶パネルの種類によって端子形成面の幅が変化してもクリーニング位置を一々調整することなく、端子形成面をクリーニングでき、クリーニング工程の生産性を向上できる。
【0041】
また、第発明の液晶パネル端子クリーニング装置は、液晶パネルを位置決めする位置決め手段と、液晶パネルの端子形成端部における端子形成面の表面に刃先が接触するように支持されたブレードと、位置決めされた液晶パネルとブレードを端子形成面の長手方向に相対移動させる手段とを備えているので、上記のように比較的大きく表面の滑らかな固着物でも一挙に確実に除去できる。
【0042】
また、その位置決め手段を、液晶パネルの端子形成端部における端子形成面のパネル面側端縁から立ち上がる段面に当接してこれを位置決めする位置規制部材を備えたものとすると、上記のように端子形成面のパネル面側の端縁近傍まで確実にクリーニングでき、かつ液晶パネルの種類によって端子形成面の幅が変化してもクリーニング位置を一々調整することなくクリーニングできる。
【0043】
また、第発明の液晶パネル端子クリーニング装置によれば、液晶パネルの端子形成端部における端子形成面の表面にブレードの刃先を接触させつつ液晶パネルとブレードを相対移動させてクリーニングするブレードクリーニング部と、液晶パネルとテープ状クリーニング布を相対移動させて端子形成面の表面をクリーニングする乾式クリーニング部と、液晶パネルと溶剤を含浸させたテープ状クリーニング布を相対移動させて端子形成面の表面をクリーニングする湿式クリーニング部と、液晶パネルの搬入搬出部と、液晶パネルを搬入搬出部と各クリーニング部と間で搬送する搬送手段とを備え、搬送手段を周囲に複数の液晶パネルを保持して間欠回転可能なロータリーテーブルにて構成し、各液晶パネルの停止位置に各クリーニング部と液晶パネルの搬入搬出部を配設しているので、搬入部に液晶パネルを供給することにより液晶パネルを所要のクリーニング部に搬送して必要なクリーニングを行って搬出部から取り出すことができ、端子形成面の性状に応じて適切なクリーニングを行うことができるとともに、搬入搬出部を1箇所にでき、また複数のクリーニング部に対して簡単かつコンパクトな構成にて搬送できるとともに各クリーニング部で高い位置決め精度を確保することができる
【0045】
また、その搬入搬出部に、液晶パネルの端子形成端部における端子形成面のパネル面側端縁から立ち上がる段面に当接してこれを位置決めする位置決め手段を設けることにより、1箇所で位置決めするだけで各クリーニング部で上記のように端子形成面のパネル面側の端縁近傍まで確実にクリーニングでき、かつ液晶パネルの種類によって端子形成面の幅が変化してもクリーニング位置を一々調整することなくクリーニングできる。
【0046】
また、第発明の液晶パネル端子クリーニング方法によれば、上記液晶パネル端子クリーニング装置を用い、液晶パネルの端子形成端部における端子形成面の表面性状に応じてブレードクリーニング部と乾式クリーニング部と湿式クリーニング部を選択してクリーニングするので、端子形成面の表面性状に対応して最も適切なクリーニングを行うことができ、種々の液晶パネルに汎用できるとともに効率的にクリーニングすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態における液晶パネル端子クリーニング装置の全体斜視図である。
【図2】同実施形態におけるロータリーテーブルの液晶パネル固定部と液晶パネルの位置決め手段の斜視図である。
【図3】同実施形態における液晶パネルの位置決め手段の作用説明図である。
【図4】同実施形態におけるブレードクリーニング部の斜視図である。
【図5】同実施形態におけるブレードクリーニング部におけるクリーニング状態の斜視図である。
【図6】同実施形態におけるテープ状クリーニング布を用いたクリーニング部の構成を示す斜視図である。
【図7】同実施形態におけるテープ状クリーニング布を用いたクリーニング部によるクリーニング状態の斜視図である。
【図8】同実施形態におけるテープ状クリーニング布によるクリーニング状態の詳細断面図である。
【図9】同実施形態における標準的なクリーニング動作のフローチャートである。
【符号の説明】
2 ロータリーテーブル
3 保持部
4 搬入搬出部
5 ブレードクリーニング部
6 乾式クリーニング部
7 湿式クリーニング部
10 液晶パネル
11 端子形成端部
11a 端子形成面
11b 段面
16 位置決め手段
17 位置規制部材
20 ブレード
25 可動台

Claims (10)

  1. 液晶パネルの端子形成端部における端子形成面のパネル面側端縁から立ち上がる段面と位置決め手段を当接させて液晶パネルを位置決めし、位置決め手段に対して位置決めされたクリーニング手段にて端子形成面の表面をクリーニングすることを特徴とする液晶パネル端子クリーニング方法。
  2. 液晶パネルを位置決めする位置決め手段と、液晶パネルの端子形成端部における端子形成面の表面に刃先が接触するように支持されたブレードと、位置決めされた液晶パネルとブレードを端子形成面の長手方向に相対移動させる手段とを備えたことを特徴とする液晶パネル端子クリーニング装置。
  3. 位置決め手段は、液晶パネルの端子形成端部における端子形成面のパネル面側端縁から立ち上がる段面に当接してこれを位置決めする位置規制部材を備えていることを特徴とする請求項2記載の液晶パネル端子クリーニング装置。
  4. 液晶パネルの端子形成端部における端子形成面の表面にブレードの刃先を接触させつつ液晶パネルとブレードを相対移動させてクリーニングするブレードクリーニング部と、液晶パネルとテープ状クリーニング布を相対移動させて端子形成面の表面をクリーニングする乾式クリーニング部と、液晶パネルと溶剤を含浸させたテープ状クリーニング布を相対移動させて端子形成面の表面をクリーニングする湿式クリーニング部と、液晶パネルの搬入搬出部と、液晶パネルを搬入搬出部と各クリーニング部と間で搬送する搬送手段とを備え、搬送手段が周囲に複数の液晶パネルを保持して間欠回転可能なロータリーテーブルから成り、各液晶パネルの停止位置に各クリーニング部と液晶パネルの搬入搬出部を配設したことを特徴とする液晶パネル端子クリーニング装置。
  5. 搬入搬出部に、液晶パネルの端子形成端部における端子形成面のパネル面側端縁から立ち上がる段面に当接してこれを位置決めする位置決め手段を設けたことを特徴とする請求項4記載の液晶パネル端子クリーニング装置。
  6. 請求項4または5に記載の液晶パネル端子クリーニング装置を用い、液晶パネルの端子形成端部における端子形成面の表面性状に応じてブレードクリーニング部と乾式クリーニング部と湿式クリーニング部を選択してクリーニングすることを特徴とする液晶パネル端子クリーニング方法。
  7. ブレードクリーニング部と乾式クリーニング部と湿式クリーニング部にてクリーニングすることを特徴とする請求項6記載の液晶パネル端子クリーニング方法。
  8. ブレードクリーニング部と湿式クリーニング部にてクリーニングし、乾式クリーニング部をパスすることを特徴とする請求項6記載の液晶パネル端子クリーニング方法。
  9. 乾式クリーニング部と湿式クリーニング部にてクリーニングし、ブレードクリーニング部をパスすることを特徴とする請求項6記載の液晶パネル端子クリーニング方法。
  10. 湿式クリーニング部のみにてクリーニングし、その他のクリーニング部をパスすることを特徴とする請求項6記載の液晶パネル端子クリーニング方法。
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