JP3929163B2 - 引戸の構造及び引戸閉塞装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、部屋の出入り口やクロゼットの押し入れ等の開口部を閉塞するために使用される引戸の構造及び引戸閉塞装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、例えば部屋等の出入口に取り付けられる引戸は、その出入り口を開閉すべく、戸枠に移動自在に設けられている。そして、引戸は、開閉動作が容易且つスムースに行えるように工夫されており、閉扉時には戸枠の縦枠に当接する構成である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、引戸を閉じる際に、仮に引戸が戸枠に勢い良く当接した場合には、そのときの衝撃で引戸がバウンドして逆戻りするため、引戸と戸枠との間に間隙が生じ、引戸を完全に閉じることができない問題がある。尚、かかる問題は、引戸がスムースに移動できる程、顕著になる傾向にある。
【0004】
本発明は、引戸を勢い良く閉じた場合であっても、引戸が戸枠に対してバウンドして逆戻りすることなく、完全に閉じることができるようにすることを課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明が上記課題を解決するために講じた技術的手段は、戸枠に、引戸が開口部を開閉すべく移動自在に設けられ、戸枠及び引戸の一方には、係合手段が設けられ、他方には被係合手段が設けられ、前記係合手段は、引戸を閉じる方向に移動させることにより、前記被係合手段に係合する係止体と、該係止体を保持する本体と、移動手段とを備え、前記移動手段は、係止体の被係合手段への係合時に引戸を戸枠に当接すべく、被係合手段と一体的に連結された状態の係止体を引戸が閉じる方向に付勢し、前記本体に対して係止体を相対移動させるとを特徴とする引戸の構造である。
【0006】
そして、引戸を閉じる方向に移動させることにより、引戸が所定位置までくると、係合手段の係止体は被係合手段に係合する。このとき、移動手段は、係止体を本体に対して相対移動させるため、引戸は所定の速度で移動し、戸枠に当接する。
【0007】
仮に、引戸は戸枠への当接時の衝撃によりバウンドしようとしても、被係合手段に係合手段が係合していると共に、移動手段は引戸を閉じる方向に付勢しているため、引戸はバウンドして逆戻りすることなく、確実に閉扉される。
【0008】
また、前記係止体は、前記被係合手段に設けられたフック体が係合可能な嵌入凹部が形成され、しかも、係止体は、嵌入凹部にフック体が係合する係合姿勢と、引戸を開く方向に移動させることにより、係止体が、フック体により係合以前の位置まで移動され、且つ、フック体が嵌入凹部から離間する待機姿勢とに姿勢変更自在に設けられていることにある。
【0009】
係止体を係合姿勢と待機姿勢とに姿勢変更自在に設けることにより、引戸を開閉させる動作のみで、係合部と被係合部の係脱を自動的に行える。
【0010】
しかも、前記移動手段は、本体側に設けられた張力調整機構と係止体との間に連結されるスプリングからなり、係止体を相対移動させるスプリングの張力が調整可能に設けられているのが好ましい。
【0011】
かかる張力調整機構でスプリングの張力を調整することにより、任意の引戸に応じて所望の移動速度を設定できる。
【0012】
また、前記フック体が出退自在に調整可能であるのが好ましい。
【0013】
更に、前記係止体には、該係止体から離脱したフック体が摺動する傾斜カム面が形成され、該傾斜カム面をフック体が摺動することにより前記嵌入凹部に係合するように、係止体は移動可能であるのが好ましい。
かかる場合には、係止体とフック体とが不用意に外れた場合であっても、引戸を閉じることにより、両者を容易に係合させることができる。
【0014】
しかも、前記戸枠に係合する引戸の上端に形成された凸条を切り欠いて切欠部を形成し、該切欠部に係合手段の本体が取り付けられ、該本体の上面は凸条の上面と略面一となっており、しかも、本体の幅は凸条の幅と略同等になっているのが好ましく、かかる場合は、本体を凸条の一部として利用できる。
【0015】
また、前記引戸の上部に嵌合凹部を形成し、該嵌合凹部に本体を嵌合して取り付けることにより、本体が引戸の表面側及び裏面側に露出しないようにすることにあり、かかる場合は、本体が露出しないため、外観体裁を損なうことがない。
【0016】
引戸閉塞装置としての特徴は、戸枠及び該戸枠に移動自在に設けられる引戸の一方に取付られる係合手段と、他方に取付られる被係合手段とを備え、前記係合手段は、引戸を閉じる方向に移動させることにより、前記被係合手段に係合する係止体と、該係止体を保持する本体と、移動手段とを備え、前記移動手段は、係止体の被係合手段への係合時に引戸を戸枠に当接すべく、被係合手段と一体的に連結された状態の係止体を引戸が閉じる方向に付勢し、前記本体に対して係止体を相対移動させることにある。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施の形態について図面を参照しながら説明する。
図1〜図3において、1は例えば部屋等の出入り口3を形成する戸枠で、この戸枠1には、出入り口3を開閉すべく引戸5が移動自在に取り付けられている。
【0018】
7は前記引戸5の上部で且つ閉扉時に当接する戸枠1の縦枠1a側に設けられた係合手段6と、該係合手段6に係脱自在に係合すべく戸枠1の角部に設けられた被係合手段9とから構成される引戸閉塞装置である。
【0019】
前記係合手段6の引戸5への取り付け手段としては、図11(a)に示す如く戸枠1に係合する引戸5の上端に形成された凸条5aを切り欠いて切欠部12を形成し、該切欠部12に、係合手段6の本体8が、ボルト13を介して凸条5aに沿って取り付けられている。本体8の上面は、凸条5aの上面と略面一となっており、しかも、本体8の幅Hは、凸条5aの幅H1と略同等になっている。かかる場合には、本体8を凸条5aの一部として利用できる利点がある。尚、本体8の上面と凸条5aの上面が略面一で、本体8の幅Hは凸条5aの幅H1と同等とは、本体8を凸条5aの一部として利用できる範囲内での多少のクリアランスも含む概念である。
【0020】
また、他の手段としては、同図(b)に示す如く引戸5の上部に嵌合凹部12aを形成し、該嵌合凹部12aに本体8を嵌合して取り付けることにより、引戸5の表面側及び裏面側には本体8が露出しないようになっている。かかる場合には、本体8が露出しないため、外観体裁を損なうことがない。
【0021】
本体8の幅方向(引戸5の表裏面方向)の中央部には、図4に示す如く上下面に開口する係止体移動開口14が本体8の長手方向に形成されている。尚、係止体移動開口14は、本体8の前側(引戸5の縁側)に設けられている。また、この係止体移動開口14に連通するように、本体8の両側面15a,15bに貫通する案内開口17が形成されている。
【0022】
前記係止体移動開口14内には、板状の係止体19が摺動自在に嵌合されている。係止体19の前後部には、一対のピン20,21が挿通され、前側のピン20は、図6(a)に示す如く係止体19の両側方に突出しており、その突出部20a,20bは、前記案内開口17に挿通可能である。前記後側のピン21は、一方側のみ係止体19から突出している。
係止体19の上部には、上面側が開口する略逆U字状の嵌入凹部25を形成すべく、一対の凸部26a,26bが形成されている。また、前側の凸部26aの縁面は略直線状に傾斜する傾斜カム面27が形成されている。
【0023】
前記案内開口17の前端部は、前記後側のピン21が下方から係合するピン係合部28と、前側のピン20が上方から係合するピン係合部30とがそれぞれ形成されている。従って、各ピン20,21がピン係合部28,30にそれぞれ係合した際には、係止体19は、その嵌入凹部25が前方に傾斜した状態(待機姿勢)となる。
【0024】
また、前記本体8には、押圧手段としての板ばね31の一端が固定され、他端側は上方に延設され前記ピン係合部28に係合するピン21を下方から押圧する。この結果、係止体19は待機姿勢を確実に維持することができる。
【0025】
前記ピン係合部28と案内開口17とは傾斜案内部33により接続され、該傾斜案内部33に沿ってピン21が摺動自在になっている。係止体19は、ピン21が傾斜案内部33を摺動することにより、前側のピン20が上方に摺動するため、前記待機姿勢から嵌入凹部25が上方向きとなる係合姿勢となる。
【0026】
係止体19は、係合姿勢を維持しながら所定位置まで後退可能であるが、本体8の両側面15a,15bには、係止体19の後退位置において、係止体19を待機姿勢方向に回動して移動するのを許容するための逃がし開口29が下向きに形成されている。
【0027】
係止体19の後方位置には、該係止体19を後方に移動させるための移動手段35が設けられている。かかる移動手段35は、図3及び図4に示す如く一端が前記前側のピン20に連結された付勢手段としてのスプリング37と、該スプリング37の他端が連結された張力調整機構38とからなる。張力調整機構38は、前記本体8の後部に摺動自在に嵌合される摺動体40を有する。摺動体40を保持する構造としては、例えば、図6(b)に示す如く本体8には、断面略C字状の収納部42を形成し、該収納部42に摺動体40を嵌入する。
【0028】
本体8の前記収納部42を形成する上向凸条43には、凹凸状のストッパー部45が形成されている。前記摺動体40には、ストッパー部45に後方から係止するストッパー体47が枢支軸48により取り付けられている。このストッパー体47は、前方に回転させることにより、ストッパー部45から離脱させることができるが、ストッパー部45に係合した状態では、後面が摺動体40の段差部50に当接するため、後方に回動することはない。尚、52はストッパー体47を回動させるための突起で、操作できるようにストッパー体47から露出する裏面側に突設されている。
【0029】
前記被係合手段9は、図5に示す如くボルト57により、戸枠1の上縁下面に取り付けられる本体55を備えている。本体55には、フック体59が収納される収納部60が形成されている。フック体59は、先端側に下向きのフック部61を有し、且つ、基部側はピン62により本体55に枢支されている。従って、フック体59は、ピン62を支点にして上下方向に揺動自在になっている。
【0030】
フック体59のフック部61とピン62との間の部分は、スプリング64により上方に付勢されている。また、フック体59の基部は、本体55に上下方向に出退自在に螺合された調整ボルト65の上端が当接しており、この調整ボルト65を出退させることにより、フック体59を揺動させてフック部61を上下に出退調整することができる。尚、被係合手段9の本体55は、図6(a)に示す如く断面略T字状を呈しており、下方への突出部分55aは、前記係合手段6の本体8の上面及び前方に開口する逃がし開口溝67内に収納される。
【0031】
本実施の形態の引戸の構造は、以上の構成からなり、次にその動作について説明する。
先ず、張力調整機構38により、係止体19の張力を調整をする場合について説明する。かかる張力調整機構38のストッパー体47を前方に回動させると、ストッパー体47と本体8のストッパー部45との係合を解除できるため、摺動体40の移動を自由に行える。摺動体40を所定の位置まで移動させた後に、ストッパー体47をストッパー部45に係合させると、摺動体40は固定され、スプリング37は所定の張力で係止体19を引っ張る。
【0032】
次に、引戸5を開閉する場合について説明する。
引戸5が開放されている場合には、前記係止体19は待機位置にある。そして、引戸5を閉じるべく移動させ、引戸5が戸枠1の縦枠1aに接近すると(図8(a)参照)、待機位置にある係止体19の後側の凸部26bは、フック体59のフック部61に当接する(図7(a)及び図8(b)参照)。ここで、係止体19は傾斜して前側の凸部26aは低くなっているため、フック体59のフック部61は、この凸部26aに当接することはない。
【0033】
更に、引戸5を移動させると、フック体59のフック部61が、係止体19の凸部26bを押圧するため、係止体19の後側のピン21は、板ばね31の弾性力に抗して本体8の傾斜案内部33を下方に摺動すると共に、前側のピン20はピン係合部30から外れて上昇する。このため、係止体19は反時計方向(左方向)に回動する(図7(b)参照)。
【0034】
引戸5の移動に伴って、後側のピン21が傾斜案内部33を通過して水平の案内開口部17に入るため、係止体19は係合姿勢となり、嵌入凹部25に、フック体59のフック部61が上方から入り込み、係止体19とフック体59とは、一体的に連結された状態となる(図7(c)参照)。スプリング37は係止体19を後方側に引き寄せようとするが、係止体19とフック体59とは連結されているため、係止体19に対して本体8が相対的に移動することとなる。
【0035】
この結果、スプリング37の弾性力により、引戸5は所定の速度で移動して戸枠1の縦枠1aに当接し、出入り口の閉塞が終了する(図9(a)及び(b)参照)。係止体19とフック体59とは互いに係合しており、しかも、引戸5を閉じる方向に付勢されているため、一旦閉じられた引戸5が戸枠1に当接した際の衝撃でバウンドして開いてしまうことはない。
【0036】
次に、閉扉された引戸5を開放すべく前記とは反対方向に移動させると、係止体19は、フック体59と係合された状態であるため、本体8はスプリング37を伸長させながら引戸5と共に移動する。この結果、係止体19の両方のピン20,21は案内開口部17を摺動し、更に後側のピン21が板ばね31に抗して前記傾斜案内部33を上方に摺動してピン係合部28に係合する。また、前側のピン20は下方に摺動してピン係合部30に係合するため、係止体19は右方向に回動し待機姿勢に姿勢変更する。
【0037】
更に引戸5の移動により、フック体59のフック部61は係止体19の嵌入凹部25から離脱可能となり、係止体19とフック体59の係合が解除され、係止体19は自動的に待機姿勢が維持されることとなる。
【0038】
また、引戸5を開放する方向に移動させる際に、仮にフック体59のフック部61が係止体19の嵌入凹部25から不用意に離脱した場合には、係止体19は、スプリング37の弾性力により、係合姿勢の状態で所定の位置まで移動してしまう。
【0039】
かかる場合には、再び引戸5を閉塞することにより、係止体19の前側の凸部26aに形成された傾斜カム面27がフック体59のフック部61に当接する(図10(a)参照)。更に、引戸5を移動させると、フック体59のフック部61は係止体19の傾斜カム面27上を摺動するため、係止体19は右方向に押圧される。このとき、係止体19の前側のピン20は逃がし開口29内に移動することとなり、係止体19は右側に回動する(図10(b)参照)。
【0040】
更に、フック体59のフック部61は、係止体19の前側の凸部26aを通過すると、嵌入凹部25に入り、後側の凸部26bを押圧するため、係止体19はフック体59に係合した状態で係合姿勢に復元される。
【0041】
尚、本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、例えば、フック体59のフック部61を出退させる構成としては、ボルト体からなるフック体を直接戸枠に出退自在に螺合させた構成であっても良い。かかる場合には、ボルト体自体が被係合手段となる。また、フック部61は、係止体19との係合状態が良好である限り、必ずしも出退調整できる構成にする必要はなく、被係合手段9の本体55と一体的に形成するようにしても良い。
【0042】
また、図12に示すごとく、引戸5側に被係合手段9を設け、戸枠1側に係合手段6を設けることも可能である。
【0043】
また、張力調整機構38の摺動体40を保持する構造としては、本体8の長手方向にガイド棒を設け、該ガイド棒を摺動体40に挿通し、ガイド棒に沿って摺動体40を移動させるようにしても良い。
【0044】
更に、引戸5の種類や用途も特に限定されるものではなく、引戸5を複数枚から構成し、左右両方から開閉できる場合には、各引戸5に係合手段6を設けることも可能である。
【0045】
【発明の効果】
以上のように、本発明は、戸枠に、引戸が開口部を開閉すべく移動自在に設けられ、戸枠及び引戸の一方には、係合手段が設けられ、他方には被係合手段が設けられ、前記係合手段は、引戸を閉じる方向に移動させることにより、前記被係合手段に係合する係止体と、該係止体を保持する本体と、該係止体の被係合手段への係合時に引戸を閉じる方向に付勢すべく、前記本体に対して係止体を相対移動させる移動手段とを備えているので、引戸を勢い良く閉じた場合であっても、引戸が戸枠にバウンドして逆戻りすることなく、完全に閉じることができる。
【0046】
更に、前記係止体は、前記被係合手段に設けられたフック体が係合可能な嵌入凹部が形成され、しかも、係止体は、嵌入凹部にフック体が係合する係合姿勢と、引戸を開く方向に移動させることにより、係止体が、フック体により係合以前の位置まで移動され、且つ、フック体が嵌入凹部から離間する待機姿勢とに姿勢変更自在に設けられている場合には、引戸を開閉させる動作のみで、係止体を係合姿勢と待機姿勢とに姿勢変更できることとなり、係合部と被係合部の係脱を自動的に行える。
【0047】
前記移動手段は、本体側に設けられた張力調整機構と係止体との間に連結されるスプリングからなり、係止体を相対移動させるスプリングの張力が調整可能に設けられている場合には、張力調整機構でスプリングの張力を調整することにより、任意の引戸に応じて所望の移動速度を設定できる利点がある。
【0048】
しかも、フック体が出退自在に調整可能である場合には、引戸の上面と戸枠との間に多少の間隙が生じていても、フック体と係止体との係脱が良好となり、引戸の開閉を確実に行える。
【0049】
前記係止体には、該係止体から離脱したフック体が摺動する傾斜カム面が形成され、該傾斜カム面をフック体が摺動することにより前記嵌入凹部に係合するように、係止体は移動可能である場合には、係止体とフック体とが不用意に外れた場合であっても、引戸を閉じることにより、両者を容易に係合させることができる利点がある。
【0050】
前記戸枠に係合する引戸の上端に形成された凸条を切り欠いて切欠部を形成し、該切欠部に係合手段の本体が取り付けられ、該本体の上面は凸条の上面と略面一となっており、しかも、本体の幅は凸条の幅と略同等になっている場合には、本体を凸条の一部として利用できる利点がある。
【0051】
また、前記引戸の上部に嵌合凹部を形成し、該嵌合凹部に本体を嵌合して取り付けることにより、本体が引戸の表面側及び裏面側に露出しないようにする場合には、本体が露出しないため、外観体裁を損なうことがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施の形態を示す引戸を閉塞した状態の断面正面図である。
【図2】 同引戸を開放した状態の断面正面図である。
【図3】 同引戸を開放した状態の断面裏面図である。
【図4】 係合手段を示し、(a)は平面図、(b)は断面平面図である。
【図5】 本発明の一実施の形態を示す被係合手段の断面正面図である。
【図6】 (a)係合手段と被係合手段とが係合した状態を示す断面側面図、(b)は係合手段の断面側面図である。
【図7】 係合手段と被係合手段が係合する状態をそれぞれ示し、(a)は待機位置にある係止体とフック体とが係合する直前の正面図、(b)は係止体が姿勢変更する状態の正面図、(c)は係止体が係合姿勢にある状態の正面図である。
【図8】 (a)及び(b)は引戸を閉じる状態をそれぞれ示す一部破断を含む正面図である。
【図9】 (a)及び(b)は引戸を閉じる状態をそれぞれ示す一部破断を含む正面図である。
【図10】 離脱した係止体を被係手段に係合させる状態を示し、(a)はフック体で係止体を回転させる要部正面図、(b)は係止体を係合姿勢に復元させる要部正面図、(c)はフック体と係止体とが係合する要部正面図である。
【図11】 (a)及び(b)は係合手段の引戸への取り付け手段をそれぞれ示す斜視図である。
【図12】 他の実施の形態を示し、(a)は引戸を閉じる直前の断面正面図、(b)は引戸を閉じた状態の断面正面図である。
【符号の説明】
1 戸枠
3 出入口(開口部)
5 引戸
5a 凸条
6 係合手段
8 本体
9 被係合手段
12 切欠部
19 係止体
25 嵌入凹部
35 移動手段
37 スプリング(付勢手段)
38 張力調整機構
H 本体の幅
H1 凸条の幅

Claims (8)

  1. 戸枠に、引戸が開口部を開閉すべく移動自在に設けられ、戸枠及び引戸の一方には、係合手段が設けられ、他方には被係合手段が設けられ、前記係合手段は、引戸を閉じる方向に移動させることにより、前記被係合手段に係合する係止体と、該係止体を保持する本体と、移動手段とを備え、前記移動手段は、係止体の被係合手段への係合時に引戸を戸枠に当接すべく、被係合手段と一体的に連結された状態の係止体を引戸が閉じる方向に付勢し、前記本体に対して係止体を相対移動させるとを特徴とする引戸の構造。
  2. 前記係止体は、前記被係合手段に設けられたフック体が係合可能な嵌入凹部が形成され、しかも、係止体は、嵌入凹部にフック体が係合する係合姿勢と、引戸を開く方向に移動させることにより、係止体が、フック体により係合以前の位置まで移動され、且つ、フック体が嵌入凹部から離間する待機姿勢とに姿勢変更自在に設けられている請求項1に記載の引戸の構造。
  3. 前記移動手段は、本体側に設けられた張力調整機構と係止体との間に連結されるスプリングからなり、係止体を相対移動させるスプリングの張力が調整可能に設けられている請求項1又は2に記載の引戸の構造。
  4. 前記フック体が出退自在に調整可能である請求項2又は3に記載の引戸の構造。
  5. 前記係止体には、該係止体から離脱したフック体が摺動する傾斜カム面が形成され、該傾斜カム面をフック体が摺動することにより前記嵌入凹部に係合するように、係止体は移動可能である請求項2、3又は4に記載の引戸の構造。
  6. 前記戸枠に係合する引戸の上端に形成された凸条を切り欠いて切欠部を形成し、該切欠部に係合手段の本体が取り付けられ、該本体の上面は凸条の上面と略面一となっており、しかも、本体の幅は凸条の幅と略同等になっている請求項1乃至5のいずれかに記載の引戸の構造。
  7. 前記引戸の上部に嵌合凹部を形成し、該嵌合凹部に本体を嵌合して取り付けることにより、本体が引戸の表面側及び裏面側に露出しないようにした請求項1乃至5のいずれかに記載の引戸の構造。
  8. 戸枠及び該戸枠に移動自在に設けられる引戸の一方に取付られる係合手段と、他方に取付られる被係合手段とを備え、前記係合手段は、引戸を閉じる方向に移動させることにより、前記被係合手段に係合する係止体と、該係止体を保持する本体と、移動手段とを備え、前記移動手段は、係止体の被係合手段への係合時に引戸を戸枠に当接すべく、被係合手段と一体的に連結された状態の係止体を引戸が閉じる方向に付勢し、前記本体に対して係止体を相対移動させるとを特徴とする引戸閉塞装置。
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