JP4544778B2 - 引戸の戸締装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、食器棚,本棚,陳列棚等の種々の収納家具における引戸において、特に引戸が戸締側端部に近接することで引戸が移動し、引戸の戸締側端部における当接状態が確実に行われる引戸の戸締装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、食器棚,本棚,陳列棚等の種々の収納家具には、ガラス窓を備えた引戸が装着されることが多い。この引戸は、小さい間口の収納家具であれば、間口箇所の上下に下部ガイドレールが形成され、ガラス板の上下端部がその下部ガイドレールに挿入された極めて簡単な構造のものでよい。しかし、高級な家具では、引戸の開き及び締の動作にも重厚,且つ上品であることが要求される。特に引戸の締状態では、引戸の戸締側端部が家具側の枠に正確に当接するようにしなければならない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
そこで、引戸を戸締側に移動させた場合に戸締側端部位置に近接するに従い、その引戸に戸締側への付勢力がかかり、引戸が戸締側端部位置まで誘導され、正確な締状態にする戸締装置が存在する。ところが、この種の戸締装置は構造が複雑であり、部品が多くなり、組立が面倒であり、且つ高価なものとなる。本発明は、戸締動作をアシストする装置を簡単な構造で、且つ組付等が簡単に行えるようにすることを目的する。
【0004】
【課題を解決するための手段】
そこで、発明者は、上記課題を解決すべく、鋭意,研究を重ねた結果、本発明を、水平状案内面の戸開き側端部より下向き傾斜状の傾斜状案内面が形成されてなる固定案内部を設けた固定本体部と,前記固定案内部に沿って移動自在で,常時戸締方向に弾性的に付勢され,前記傾斜状案内面で前記付勢に抗して仮停止する可動案内部からなる戸締具と、前記可動案内部に係合及び解除可能な係合ピンを設けた引戸とからなり、該引戸の戸締動作時には前記係合ピンが傾斜状案内面に仮停止状態の可動案内部と係合してこれを保持し、前記引戸の戸開き動作時では前記係合ピンは前記傾斜状案内面箇所で前記可動案内部と係合が解除されてなる引戸の戸締装置としたことにより、引戸が戸締側端部に近接することで引戸が移動し、引戸の戸締側端部における当接状態が確実に行われ、且つ装置全体の構造を簡単にすることができ、上記課題を解決したものである。
【0005】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。まず、本発明における戸締具Aが装着される上部ガイド枠Bについて説明する。該上部ガイド枠Bは上枠部1と上部ガイドレール2とから構成される。上枠部1は、レール支持部1aの幅方向一端側に立上り状に取付部1bが形成され幅方向他端側は立上側部1cが形成されている(図3参照)。
【0006】
前記レール支持部1aは、その上面が平坦面をなし、後述する上部ガイドレール2が載置される。前記取付部1bは、その断面形状が略逆L字形状をなしており、家具本体の開口上端に装着されるものである。また、立上側部1cは、上枠部1の内部を隠す役目をなしており、その立上側部1cの外面側は、化粧仕上げにすることが好適である。その上枠部1は、形鋼でありアルミ引き抜き加工によって成形されることが、製造性及び耐久性等の観点から好ましい。
【0007】
上部ガイドレール2は、レールベース2a上に2本のレール部2b,2bが形成されたものである。該レール部2bは、突出条タイプであり、後述するプーリタイプの上部ガイド輪17に対応する。具体的には、レール部2bは、断面略半円形状に形成されたものである。該レール部2b,2bは、所定間隔に設定されたもので、後述する第1引戸C1 と第2引戸C2 との間隔を適正に設定するものである。
【0008】
その上部ガイドレール2は、前記上枠部1のレール支持部1a上に載置され、上枠部1の長手方向の両端箇所で押え具3を介して幅方向に移動可能となるように固定される。レールベース2aの下面側は平坦状に形成されており、レール支持部1a上に滑り易い状態となっている。前記押え具3は、上枠部1の取付部1b側にビス等の固着具を介して固着される。
【0009】
次に、戸締具Aは、固定本体部A1 と可動案内部A2 とから構成される。前記固定本体部A1 は、主に固定ベース部5,固定案内部6,弾性部材収納部7及び取付部8とから構成される。また可動案内部A2 は、主に摺動部9,係合部10及びガイドピン11から構成される。前記固定本体部A1 において、固定ベース部5は略長方形状のプレート形状をなしている(図4,図5参照)。
【0010】
該固定ベース部5には、固定案内部6が装着され、該固定案内部6は、水平状案内面6aと傾斜状案内面6bとから構成されており、水平状案内面6aの戸締側端より傾斜状案内面6bが連続形成されたものである。前記水平状案内面6aは、水平,且つ平坦状の頂面に形成され、また前記傾斜状案内面6bは、前記水平状案内面6aの戸開き側に向かって下向きに傾斜し,且つ平坦状の頂面に形成されたものである〔図5(A),(B)参照〕。前記傾斜状案内面6bの傾斜角度は、およそ30度乃至60度程度の範囲が適当であるが、特にこの範囲に限定されるものではない。
【0011】
そして、固定案内部6の水平状案内面6a及び傾斜状案内面6bには、後述する可動案内部A2 が良好に摺動することができるようになっている。さらに、前記固定ベース部5には、前記固定案内部6の水平状案内面6aと略平行するガイド孔5aが形成されている。ここで、前記戸開き側及び戸締側について説明すると、戸開き側とは、引戸Cによって家具本体の間口を開く場合の移動方向を示すものであり、戸締側とは、引戸Cによって家具本体の間口を締る場合の移動方向を示すものである。
【0012】
前記固定ベース部5と前記固定案内部6とは、適宜の間隔をおいて離間しており、前記可動案内部A2 の下部が挿入,且つ摺動自在となる摺動用隙間部sが形成される。前記取付部8は、戸締具Aを前記上部ガイド枠Bの上枠部1に固定する部位であり、ビス等が貫通する取付孔8a,8aが形成されている。また、前記水平状案内面6aと傾斜状案内面6bの下側と前記固定ベース部5とで囲まれた箇所は弾性部材収納部7となっており、弾性部材12が収納される(図5参照)。該弾性部材12は、具体的にはコイルスプリングが使用され、前記固定本体部A1 に対して可動案内部A2 を戸締方向に常時付勢するものである。
【0013】
次に、可動案内部A2 の摺動部9は、前記摺動用隙間部sに挿入されつつ、前記固定案内部6に沿って可動案内部A2 を移動自在にガイドする部位である。その摺動部9には、摺動案内片9aが形成され、該摺動案内片9aが前記固定案内部6の水平状案内面6a及び傾斜状案内面6bの頂面に沿って摺動する。また、摺動案内片9aが傾斜状案内面6bに達したときには、可動案内部A2 は、その傾斜状案内面6bの傾斜に従う状態となる。
【0014】
その摺動案内片9aの上方には、係合部10が形成されている。該係合部10は、後述する引戸Cを係合ピン19を介して戸締動作を補助するものである。その係合部10には、第1係合片10aと第2係合片10bが形成されている。その第1係合片10aは、前記係合部10の戸開き側端に形成され、第2係合片10bは戸締側端に形成される。
【0015】
また、係合部10の裏面側にはガイドピン11が形成され、前記固定ベース部5に形成されたガイド孔5aに挿入される。これによって、前記可動案内部A2 は、前記摺動案内片9aとガイドピン11によって、水平状案内面6a上を正確且つ安定して移動することができるようになっている。そのガイドピン11は、可動案内部A2 の戸締側寄りに形成されており、可動案内部A2 が傾斜状案内面6bに到達したときには、ガイドピン11を略中心として傾斜状案内面6bに沿って傾斜状態になることができる。
【0016】
その第1係合片10a及び第2係合片10bは、それぞれ円弧状に形成されているが、特に第1係合片10aは大きく突出しており、第2係合片10bは僅かな大きさに突出形成されたものである。また、第2係合片10bは、形成されず平坦状に形成されるタイプも存在する。その可動案内部A2 は、前記摺動部9の下端に可動フック9bが形成されている。
【0017】
また、前記固定ベース部5の隅角箇所には固定フック5bが形成され、前記可動フック9bと固定フック5bとの間に弾性部材12が張設される。これによって、可動案内部A2 は常時戸締側に向かって弾性的に付勢され、可動案内部A2 は、水平状案内面6aの戸締側端に位置することになる。前記固定ベース部5で且つ前記固定案内部6の上方には、上部固定案内部5cが形成されている。該上部固定案内部5cは前記固定案内部6と略平行となるように形成された部位である。
【0018】
戸締具Aは、上述したように可動案内部A2 が固定本体部A1 の固定案内部6に沿って移動自在とし、前記弾性部材12により常時戸締側に向かって弾性的に付勢されるものであるが、その可動案内部A2 が固定案内部6の傾斜状案内面6bに達したときには、前記付勢に抗して傾斜状案内面6b箇所に仮停止することができる。
【0019】
上記可動案内部A2 の仮停止については、可動案内部A2 が傾斜状案内面6bに位置している状態で、前記弾性部材12による付勢力が可動案内部A2 にかかり、該可動案内部A2 は、前記傾斜状案内面6bに停止を保持することができることをいう。したがって、傾斜状案内面6bの傾斜角度は、可動案内部A2 が前記弾性部材12の付勢力を受けることにより傾斜状案内面6bに停止することができる程度の角度に設定される。この仮停止の保持力は、弾性部材12による付勢力に対して僅かに勝る程度で充分であり、その僅かの力で、可動案内部A2 は傾斜状案内面6bから水平状案内面6aの戸締側端に移動することができる。
【0020】
また、前記可動案内部A2 と、前記傾斜状案内面6bには、係止穴13aと該係止穴13aに係止する係止突起13bが形成される実施形態が存在する〔図9(A),(B)参照〕。これは、可動案内部A2 の仮停止状態をさらに確実にするものである。具体的には、係止穴13aが前記可動案内部A2 の摺動案内片9aに形成され、係止突起13bが前記傾斜状案内面6bに形成され、その可動案内部A2 が傾斜状案内面6bに位置しているときには、係止突起13bが係止穴13aに挿入係止するものである。係止穴13aは係止穴13aに対して広く形成されていることが好ましい。これによって、可動案内部A2 が傾斜状案内面6bに到達したときに係止突起13bが係止穴13aに挿入し易くなり、また可動案内部A2 が傾斜状案内面6bからの仮停止が解除されるときの動作もスムーズになる。
【0021】
また、前記可動案内部A2 と前記傾斜状案内面6bには、それぞれ磁性体14,14が固着されることもある〔図10(A),(B)参照〕。その両磁性体14,14の少なくともいずれか一方は永久磁石14aである。他方は、該永久磁石14aに吸着される材質とした被吸着材14bである。そして、前記可動案内部A2 の摺動案内片9aと、前記傾斜状案内面6bに磁性体14,14が埋設される。例えば傾斜状案内面6b側に埋設される磁性体14を永久磁石14aとし、可動案内部A2 側に埋設される磁性体14を被吸着材14bとする。これによって、可動案内部A2 が傾斜状案内面6bに位置したときには、両磁性体14,14が吸着し、可動案内部A2 の仮停止状態をより一層確実なものにできる。
【0022】
次に、引戸Cについて説明する。該引戸Cは、第1引戸C1 と第2引戸C2 があり、その第1引戸C1 は、引戸枠15,面板16及び二つの上部ガイド輪17、 17が装着されている(図1,図2,図3等参照)。その引戸枠15は、上部引戸枠15aと,下部引戸枠15bと,縦枠15c,15cから構成されている(図1参照)。これらによって面板16が支持固定される。該面板16は、主にガラス板が使用されるものであるが、その他にアクリル板等の透明な材質が好適である。また、面板16は、必ずしも透明なものでなくともよく、木,金属等の板材でもよい。その上部ガイド輪17には、高さ位置調整部18が装着され、上部ガイド輪17の高さ方向位置を適宜に設定することができる。
【0023】
その高さ位置調整部18は、揺動板18a及び調整ネジ軸18bから構成されており、その揺動板18aが上部引戸枠15aのガイド輪支持片15a1 に揺動自在に装着され、その揺動板18aの一端に上部ガイド輪17が装着されている〔図6(A),(B),(C)参照〕。その揺動板18aと調整ネジ軸18bとが枢支されている。その上部ガイド輪17に係合ピン19が装着されている。該係合ピン19は、上部ガイド輪17の軸と同一軸芯とすることが好ましいが、係合ピン19は、前記戸締具Aの可動案内部A2 に係合可能であれば、いずれの位置に設けても構わない。また、第2引戸C2 は、前記第1引戸C1 と略同様の構成であり、その構成部材も同様であり、同一名称及び同一符号が使用される〔図6(D)参照〕。
【0024】
次に、下部ガイド枠Dは、下枠部20と下部ガイドレール21とから構成されている。その下枠部20は、頂板部20aと、取付部20bと、垂下状側部20cとから構成され、前記頂板部20aの幅方向の一端側に取付部20bが形成され、他端側に垂下状側部20cが形成されている。そして、前記頂板部20aの下面側に下部ガイドレール21が装着される。
【0025】
また、下部ガイドレール21は、断面略下向き門形状をなし、下方に開口し、且つ長手方向に溝形状となるガイド溝21aが形成されている。該下部ガイドレール21には下部ガイド輪22が挿入するものである。該ガイド溝21aは、前記第1引戸C1 及び第2引戸C2 に合わせて2本形成されている。
【0026】
また、図11(A),(B)に示されたものは、前記戸締具Aが下部ガイド枠Dの下枠部20に装着されたものである。この実施形態では、前記係合ピン19は第1引戸C1 及び第2引戸C2 のそれぞれの下部引戸枠15bに装着される〔図11(B)参照〕。
【0027】
【作用】
次に、本発明における戸締装置による引戸の戸締及び戸開きのそれぞれの動作を説明する。まず引戸Cの戸締動作を図7に基づいて説明すると、可動案内部A2 は、初期状態で傾斜状案内面6bの位置に仮停止状態にある〔図7(A)参照〕。そして、開き状態の引戸Cが戸締方向に移動すると、係合ピン19が可動案内部A2 に次第に近接し、前記係合ピン19が可動案内部A2 の第1係合片10aを越えて第2係合片10bに当接する〔図7(B)参照〕。
【0028】
次に、係合ピン19はさらに戸締方向に移動し続けると、弾性部材12の付勢力が加わって可動案内部A2 は、傾斜状案内面6bから移動し、仮停止状態が解除される〔図7(C)参照〕。さらに可動案内部A2 には、弾性部材12による付勢力が戸締側にかかっており、可動案内部A2 は戸締側に向かって移動する。
このとき係合ピン19は第1係合片10aに係合し、第1係合片10aにより戸締側に案内され、係合ピン19が装着されている引戸Cが戸締側に向かって移動し、戸締方向端部に到達して戸締動作を完了する〔図7(D)参照〕。
【0029】
次に、引戸Cの戸開き動作を図8に基づいて説明する。まず可動案内部A2 は、初期状態で戸締方向端部に位置しており、引戸C側の係合ピン19は可動案内部A2 の第1係合片10aに係合又は近接している〔図8(A)参照〕。そして引戸Cを戸開き方向に強制的に移動させることで、係合ピン19は第1係合片10aと係合を保持しつつ可動案内部A2 を水平状案内面6aに沿って戸開き側へ移動させる〔図8(B)参照〕。さらに、引戸Cを戸開き方向に移動させると、可動案内部A2 は傾斜状案内面6bに沿って移動する。
【0030】
その可動案内部A2 は、傾斜状案内面6bを戸開き側に沿って移動することで、次第に下方にも移動することとなる〔図8(C)参照〕。そして、係合ピン19は、第1係合片10aと係合状態が解除され、その可動案内部A2 が傾斜状案内面6bに仮停止状態となり、その仮停止状態が保持される〔図8(D)参照〕。そして、可動案内部A2 が傾斜状案内面6bに仮停止状態に保持されることにより、再度戸締動作が行われるのに適した状態となる。
【0031】
【発明の効果】
請求項1の発明は、水平状案内面6aの戸開き側端部より下向き傾斜状の傾斜状案内面6bが形成されてなる固定案内部6を設けた固定本体部A1 と,前記固定案内部6に沿って移動自在で,常時戸締方向に弾性的に付勢され,前記傾斜状案内面6bで前記付勢に抗して仮停止する可動案内部A2 からなる戸締具Aと、前記可動案内部A2 に係合及び解除可能な係合ピン19を設けた引戸Cとからなり、該引戸Cの戸締動作時には前記係合ピン19が傾斜状案内面6bに仮停止状態の可動案内部A2 と係合してこれを保持し、前記引戸Cの戸開き動作時では前記係合ピン19は前記傾斜状案内面6b箇所で前記可動案内部A2 と係合が解除されてなる引戸の戸締装置としたことにより、引戸Cが締方向端部に近接することで引戸Cが自然に移動し、引戸Cの締が確実に行われるし、その装置全体の構成を簡単な構造とすることができる等の効果を奏する。
【0032】
上記効果を詳述すると、固定本体部A1 には水平状案内面6aと傾斜状案内面6bからなる固定案内部6が形成され、前記傾斜状案内面6bで付勢方向に抗して仮停止する可動案内部A2 が設けられているものであり、可動案内部A2 の仮停止状態を保持するための構造を極めて簡単にすることができる。そして、傾斜状案内面6bを利用して可動案内部A2 を仮停止状態とするので、この仮停止状態を解除するのも、引戸Cを戸締方向に移動させて係合ピン19により可動案内部A2 を戸締方向に移動させるようにすることで、確実に行われ、作動ミスが生じにくいものにできる。
【0033】
請求項2の発明は、水平状案内面6aと,該水平状案内面6aの戸開き側端より下向き傾斜状に形成された傾斜状案内面6bとからなる固定案内部6を設けた固定本体部A1 と,前記固定案内部6に沿って移動自在とし弾性部材12を介して常時戸締方向に付勢され,前記傾斜状案内面6bでは前記付勢に抗して仮停止可能な可動案内部A2 とからなる戸締具Aと、戸締動作では傾斜状案内面6bに仮停止状態の可動案内部A2 に係合しこれを保持し,戸開き動作では傾斜状案内面6b箇所で係合が解除される係合ピン19が設けられた引戸Cとからなる引戸の戸締装置としたことにより、戸締動作のアシストが確実に行われ、且つ構造を簡単にすることができる。即ち、前記可動案内部A2 の付勢力に抗して仮停止状態となるのは傾斜状案内面6bによるものであり、これによって、動作は確実になり、且つ構造を極めて簡単にすることができる。
【0034】
請求項3の発明は、請求項1において、前記戸締具Aが装着される上部ガイド枠Bには上部ガイドレール2を有し、前記引戸には前記上部ガイドレール2に対応して回動する上部ガイド輪17が装着され、前記係合ピン19は上部ガイド輪17の車軸と同一軸芯としてなる引戸の戸締装置としたことにより、その動作を安定させることができる。即ち、上部ガイド輪17は、引戸Cの移動時に、最も安定した状態で移動する部位であり、さらに、その車軸は、常時一定の高さに維持される。前記係合ピン19は、その車軸の高さに一致しているので、高さ位置が一定状態で移動するので、戸締具Aの可動案内部A2 との係合動作がより一層確実にすることができる。
【0035】
次に、請求項4の発明は、請求項1,2又は3において、前記可動案内部A2 と、前記傾斜状案内面6bのいずれか一方には係止穴13aが形成され、他方には前記係止穴13aに係止する突起13bが形成されてなる引戸の戸締装置としたことにより、可動案内部A2 の仮停止を安定したものにでき、僅かの衝撃では、付勢により戸締位置に移動することを防止することができる。
【0036】
請求項5の発明は、請求項1,2又は3において、前記可動案内部A2 と、前記傾斜状案内面6bにはそれぞれ磁性体14を固着し、少なくともいずれか一方の磁性体は永久磁石14aとしてなる引戸の戸締装置としたことにより、可動案内部A2 の仮停止状態をさらに一層安定させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明における戸締装置を設けた家具の正面略示図
【図2】(A)は本発明における戸締状態の一部断面にした要部正面図
(B)は本発明における戸開き状態の一部断面にした要部正面図
【図3】本発明における戸締装置設けた上部ガイド枠箇所の要部拡大縦断側面図
【図4】戸締具の斜視図
【図5】(A)は戸締具の正面図
(B)は戸締具の縦断正面図
(C)は(A)のX1 −X1 矢視拡大断面図
【図6】(A)は上部引戸枠の背面図
(B)は第1引戸の上部引戸枠の要部斜視図
(C) は第1引戸の上部引戸枠の一部断面にした要部裏面図
(D)は第2引戸の上部引戸枠の要部斜視図
【図7】(A)は引戸の戸締動作において戸締装置に上部ガイド輪が近づいている状態を示す作用図
(B)は戸締装置の可動案内部に上部ガイド輪の係合ピンが当接した状態を示す作用図
(C)は係合ピンにより可動案内部が傾斜状案内面から水平状案内面に移動している状態の作用図
(D)は弾性部材により可動案内部とともに係合ピンが戸締側端に到達した状態の作用図
【図8】(A)は引戸の開き動作において係合ピンが可動案内部を戸開き方向に移動している状態を示す作用図
(B)は可動案内部が水平状案内面の端部に到達した状態を示す作用図
(C)は可動案内部が傾斜状案内面に位置した状態を示す作用図
(D)は係合ピンが可動案内部から離間した状態の作用図
【図9】(A)は可動案内部と傾斜状案内面に係止穴及び係止突起を形成した実施形態の拡大断面図
(B)は(A)における可動案内部の下面側より見た斜視図
【図10】(A)は可動案内部と傾斜状案内面にそれぞれ磁性体を設けた実施形態の拡大断面図
(B)は(A)における可動案内部の下面側より見た斜視図
【図11】(A)は下部ガイド枠に戸締装置を装着した実施形態の斜視図
(B)は下部ガイド枠に戸締装置を装着した実施形態の縦断側面図
【符号の説明】
A…戸締具
1 …固定本体部
2 …可動案内部
C…引戸
6…固定案内部
6a…水平状案内面
6b…傾斜状案内面
12…弾性部材
13a…係止穴
13b…係止突起
14…磁性体
14a…永久磁石
17…上部ガイド輪
19…係合ピン

Claims (5)

  1. 水平状案内面の戸開き側端部より下向き傾斜状の傾斜状案内面が形成されてなる固定案内部を設けた固定本体部と,前記固定案内部に沿って移動自在で,常時戸締方向に弾性的に付勢され,前記傾斜状案内面で前記付勢に抗して仮停止する可動案内部からなる戸締具と、前記可動案内部に係合及び解除可能な係合ピンを設けた引戸とからなり、該引戸の戸締動作時には前記係合ピンが傾斜状案内面に仮停止状態の可動案内部と係合してこれを保持し、前記引戸の戸開き動作時では前記係合ピンは前記傾斜状案内面箇所で前記可動案内部と係合が解除されてなることを特徴とする引戸の戸締装置。
  2. 水平状案内面と,該水平状案内面の戸開き側端より下向き傾斜状に形成された傾斜状案内面とからなる固定案内部を設けた固定本体部と,前記固定案内部に沿って移動自在とし弾性部材を介して常時戸締方向に付勢され,前記傾斜状案内面では前記付勢に抗して仮停止可能な可動案内部とからなる戸締具と、戸締動作では傾斜状案内面に仮停止状態の可動案内部に係合しこれを保持し,戸開き動作では傾斜状案内面箇所で係合が解除される係合ピンが設けられた引戸とからなることを特徴とする引戸の戸締装置。
  3. 請求項1において、前記戸締具が装着される上部ガイド枠には上部ガイドレールを有し、前記引戸には前記上部ガイドレールに対応して回動する上部ガイド輪が装着され、前記係合ピンは上部ガイド輪の車軸と同一軸芯としてなることを特徴とする引戸の戸締装置。
  4. 請求項1,2又は3において、前記可動案内部と、前記傾斜状案内面のいずれか一方には係止穴が形成され、他方には前記係止穴に係止する係止突起が形成されてなることを特徴とする引戸の戸締装置。
  5. 請求項1,2又は3において、前記可動案内部と、前記傾斜状案内面にはそれぞれ磁性体を固着し、少なくともいずれか一方の磁性体は永久磁石としてなることを特徴とする引戸の戸締装置。
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