JP3928232B2 - 露光装置におけるマスク保持装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、半導体装置、液晶基板製造装置、マルチチップモジュール等のミクロサイズの加工が必要な様々な電気部品等の製造に使用されるプロキシミティまたはコンタクト露光装置におけるマスク保持装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
IC,LSI等の半導体装置等の製造に際しては、ワークの表面にフォトレジストを塗布し、フォトマスク(以下マスクという)の上面から露光光を含む光を照射してマスクパターンをワーク上に転写する露光工程が行われる。
上記露光工程においては、投影レンズを使用しマスクパターンをワーク上に投影する投影露光装置、マスクとワークを接近させてマスクパターンをワーク上に転写するプロキシミティ露光装置、あるいは、マスクとワークを密着させてマスクパターンをワーク上に転写するコンタクト露光装置が用いられる。
【0003】
図8は上記コンタクトあるいはプロキシミティ露光装置におけるマスクの取り付けを示す図である。
通常、プロキシミティ露光装置あるいはコンタクト露光装置においては、マスクMとワークWを接近もしくは密着させて露光を行うが、露光の前にマスクMとワークWを接近させてマスクMとワークWのアライメントが行われる。このアライメントの際、マスクMがマスクステージMSの上面に取り付けられていると、ワークステージWSの移動範囲がマスクステージMSの開口部の大きさに制限される。そこで、プロキシミティ露光装置あるいはコンタクト露光装置においては、ワークステージWSの移動可能範囲を大きくするため、通常、マスクMをマスクステージMSの下面に取り付ける。
マスクMをマスクステージMSに固定・保持するには、通常、真空吸着手段が使用される。すなわち、図8に示すように、マスクステージMSの開口部の周縁部にマスク真空吸着溝VSを設け、マスクMをマスクステージMSの下面に当接させた後、図示しない真空源から真空吸着溝に真空を供給し、マスクMを真空吸着させることにより保持する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、近年、液晶基板の露光等においては、大型のマスク(例えば400mm×400mm)が用いられるようになってきた。
マスクMが大型化することにより、次のような問題が生じた。
一般に、露光装置におけるマスクMには高価な材料が使用され、また高精度の表面加工が行われる。これらの理由により、マスクMの面積が大きくなるにつれコストが非常にアップする。したがって、マスクMはなるべく小さくしたいという要請が強く、通常、マスクMはワークWに対して両側で1/2インチ(≒13mm)程度しか大きくない。このため、マスクMをマスクステージMSに固定する際には、このマスクMの周辺部の約13mmの部分を使って真空吸着により保持することになる。
【0005】
一方、大型のマスクMは自重によりたわみが生じやすい。このため、マスクMがマスクステージMSの下面に上記約13mmという狭い部分に働く真空吸着力で固定・保持されている場合、図9に示すように、マスクMとマスクステージMSとの間に隙間ができ、真空がリークすることがある。これによってマスクMをマスクステージMSに保持する力が弱まり、場合によってはマスクMが落下し、高価なマスクを破損することがある。
そこで、大型のマスクMを使用する場合、マスクMを確実に保持し、真空のリークを防ぐ機構が必要となってきた。しかしながら、ねじ止め等でマスクMをマスクステージMSに固定する方法を採用すると、ねじの取り付け、取り外しに時間がかかり、マスク交換時の作業性が悪くなる。
【0006】
一方、ワークステージWS側にマスクMを下側から押し付ける機構を設けることも考えられるが、ワークステージWSの近傍にはマスクMを押し付ける機構を取り付ける余裕がないことが多い。すなわち、ワークステージWSは、高い精度で移動させる必要があることから、ワークステージWSを移動させる機構が大型であり、また、ワークステージWSの近傍には、例えばワークステージWSを一定温度に保持するための温度調整手段の配管、配線が設けられたり、ワークWの裏面側にアライメントマークが施されている場合には、裏面アライメントマーク観察用顕微鏡等の色々の設備が取り付けられ、マスクMを押し付ける機構を取り付ける余裕がない。
【0007】
本発明は上記した事情に鑑みなされたものであって、その目的とするところは、ワークステージ側に設置された種々の設備・機構に干渉することなく、大型のマスクをマスクステージに押さえ付けることができ、しかもマスクの交換作業が極めて容易なプロキシミティ/コンタクト露光装置におけるマスク保持装置を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、本発明においては、フォトマスクをマスクステージの下面に真空吸着によって保持し、マスクステージの上面側から露光光を含む光を照射するプロキシミティまたはコンタクト露光装置において、マスク保持用爪を有するマスク保持装置を設け、マスク保持用爪によりマスクを保持させる。
上記マスク保持装置には、ばね材のマスク保持用爪と、該マスク保持用爪をフォトマスク面にほぼ平行な面上で移動させる駆動手段と、上記マスク保持用爪に設けられたスライドバーを案内する傾斜台とを設ける。そして、上記駆動手段によりマスク保持用爪をフォトマスクに接近させ、マスク保持用爪がフォトマスク下面近傍に到達したとき、上記傾斜台によりスライドバーを案内して上記マスク保持用爪の先端を上げ、マスク保持用爪によりフォトマスクを支持する。
【0009】
以上のようにマスク保持用爪によりマスクを保持することにより、マスクが大型化し、マスクが自重でたわんで真空がリークしてもマスクが落下することを防ぐことができる。また、マスク保持用爪は、マスク面にほぼ平行な方向からマスクに接近するので、ワークステージに設けられた各種機器に干渉することがない。
さらに、マスク保持用爪を移動させる駆動手段と、上記マスク保持用爪に設けられたスライドバーを案内する傾斜台を設け、マスク保持用爪を上記駆動手段により移動させ、マスク保持用爪がフォトマスク下面の近傍に到達したとき、傾斜台によりマスク保持用爪の先端を上げるようにしたので、ねじ等を用いてマスクを保持する場合に比べ、作業性を著しく向上させることができる。
【0010】
【発明の実施の形態】
図1、図2は本発明の第1の実施例のマスク保持装置の構成を示す図であり、図1はマスク保持装置の斜視図、図2は図1のA−A断面図である。
図1、図2において、マスクステージMSの近傍に設けられた支持台1の上面側にはエアシリンダ2が取り付けられ、エアシリンダ2の軸2aには連結プレート4の一端が取り付けられている。連結プレート4は、マスクステージMSの下面側まで延びており、連結プレート4の他端には、スライドブロック6(図2参照、図1ではスライドブロック、スライドテーブルは図示せず)と、ばね付き蝶番8を介してマスク保持用爪5が取り付けられている。
【0011】
スライドブロック6は支持台1の下面に設けられたスライドテーブル7上をスライドするように設けられており、スライドブロック6の移動方向はエアシリンダ2の軸2aの移動方向と同一方向である。このため、エアシリンダ2により軸2a、連結プレート4が図2の左右方向に移動すると、スライドブロック6も左右方向に移動する。
またスライドテーブル7の両側には傾斜台3が取り付けられている。傾斜台3は同図に示すようにマスクステージMSに近い方が滑らかでかつ急峻に傾斜し、その他の部分はぼぼ平らに形成されている。
マスク保持用爪5は板ばねで構成されており、その略中央に上記ばね付き蝶番が取り付けられている。マスク保持用爪5の一端はマスクMをマスクステージMSに押しつけるために丸みが設けられており、他端には丸棒等から構成されるスライドバー5aが溶接等により取り付けられている。また、スライドバー5aはばね付き蝶番8により常に傾斜台3に押しつけられる方向に付勢されている。
【0012】
図2の実線は、エアシリンダ2により軸2aが駆動され、連結プレート4がマスクステージMS側に移動した状態を示しており、エアシリンダ2の軸2aが伸びると、スライドブロック6はスライドテーブル7上を滑り、連結プレート4、マスク保持用爪5、スライドブロック6の一式がマスクM側に移動する。スライドバー5aにはばね付き蝶番8により、傾斜台3に押し付けられる方向の力が働いているので、スライドバー5aは傾斜台3上を移動する。
マスク保持用爪5がマスクMを保持する位置まで移動すると、スライドバー5aは傾斜台3の傾斜部分により下方に押し下げられる。これにより、マスク保持用爪5には、ばね付き蝶番8を軸として時計方向に回転させようとする力が働く。このため、マスク保持用爪5により、マスクMはマスクステージMS側に押しつけられる。
【0013】
一方、図2の点線に示すように、エアシリンダ2の軸2aが縮むと、連結プレート4、マスク保持用爪5、スライドブロック6の一式がマスクMから離れる方向に移動し、スライドバー5aは傾斜台3の平坦部分に移動する。これにより、前記したマスク保持用爪5に働く回転力が解除され、マスク保持用爪5の先端位置は同図の点線に示す位置となり、マスクMの保持が解除される。
図1、図2に示すマスク保持装置がマスクステージMSの周辺部に少なくとも3〜4組(好ましくは4組以上)設けられており、これらのマスク保持装置によりマスクMは保持される。
【0014】
図3、図4は本実施例のマスク保持装置の動作を説明する図であり、同図により本実施例の動作を説明する。図3、図4において、Mはマスク、MSはマスクステージ、VSはマスク真空吸着溝、WSはワークステージ、WDはワークステージWSを移動させるワークステージ駆動機構であり、ワークステージ駆動機構WDによりワークステージWSはXYZθ方向(X方向は例えば同図の左右方向、Y方向は同図の紙面の垂直方向、Zは上下方向、θ方向はZ軸を中心とした回転)に駆動される。また、GSはマスクMと図示しないワークの平行出しを行うための間隙設定機構である(間隙設定機構については、例えば特開平7−74096号公報を参照されたい)。
なお、上記したように実際には少なくとも3〜4組のマスク保持装置がマスクステージMSの周辺部に設けられており、少なくとも3〜4か所でマスクMを保持するが、各マスク保持装置の動作は同一なので、以下の説明では一組のマスク保持装置についての動作を説明する。
【0015】
(1)図3(a)に示すようにワークステージWS上にマスクMを載置する。この状態では、エアシリンダ2の軸2aは縮んでおり、マスク保持用爪5は前記図2の点線の位置にある。
(2)ワークステージ駆動機構WDにより図3(b)に示すようにワークステージWSを上昇させ、マスクMをマスクステージMSの下面に当接させる。そのとき、前記した間隙設定機構GSが働き、マスクMはマスクステージMSと間隙がない状態で接する。この状態では、ワークステージWSがマスクM全体を下から支持しているので、マスクMがたわんだ状態になることはない。
【0016】
(3)マスクMがマスクステージMSに当接したら、真空吸着溝VSに真空を供給してマスクMを固定・保持する。
(4)図4(a)に示すようにマスク保持装置のエアシリンダ2の軸2aが伸び、前記したようにマスク保持用爪5がマスクMをマスクステージMSに押さえ付ける。
(5)図4(b)に示すようにワークステージWSが下降する。これにより、マスクMのマスクステージMSへの取り付けが終了する。
【0017】
なお、上記実施例では、支持台1を設けマスク保持装置を取り付けるようにしているが、マスクMに連結プレート4が通過できる開口部を設け、マスク保持装置のエアシリンダ2をマスクステージMSの上面に取り付け、スライドテーブル7等をマスクステージMSの下面に取り付けてもよい。また、マスクステージMSに開口部を設けず、マスク保持装置全体をマスクステージMSの下面側に取り付けてもよい。
いずれにせよ、マスク保持装置の取り付け位置は、アライメントユニットやその他のマスクステージMSやワークステージWS等に取り付けられた様々な付属品の取り付け位置を考慮して定めればよい。
【0018】
図5、図6、図7は本発明の第2の実施例のマスク保持装置の構成を示す図であり、本実施例はマスク保持用爪を回転させてマスクを保持する実施例を示している。
図5はマスクステージMSの下面側から本実施例のマスク保持装置を見た図、図6は本実施例のマスク保持装置の動作を示しており、前記図2と同一のものには同一の符号が付されている。
【0019】
図5、図6において、マスクステージMSの近傍に設けられた支持台1の上面側にはモータ11が取り付けられており、モータ11の軸11aは支持台1を貫通して支持台1の下面側まで伸びており、軸11aにばね部材から構成されるマスク保持用爪5’が取り付けられている。マスク保持用爪5’は図7に示すようにジョイント12によりモータ11の軸11aに軸支されており、図7の矢印方向に回動可能である。
マスク保持用爪5’の一端にはスライドバー5a’が取り付けられている。また、支持台1には円弧状に形成された傾斜台3’が取り付けられており、傾斜台3’の傾斜面は図6に示すように一方端が滑らかでかつ急峻に傾斜し、その他の部分はぼぼ平らに形成されている。また、スライドバー5a’はジョイント12に設けられた図示しないばねにより、傾斜台3’に押しつけられる方向に付勢されている。
【0020】
図5の実線、図6(a)は、モータ11により軸11aが駆動され、マスク保持用爪5’がマスクMを保持している状態を示しており、モータ11によりマスク保持用爪5’が回転し、その先端がマスクMに近づくように移動すると、スライドバー5a’が傾斜台3上を移動する。そして、マスク保持用爪5’がマスクMを保持する位置まで移動すると、スライドバー5a’は傾斜台3’の傾斜部分により下方に押し下げられる。これにより、マスク保持用爪5’には、ジョイント12を軸として時計方向に回転させようとする力が働き、マスクMはマスク保持用爪5’によりマスクステージMS側に押しつけられる。
【0021】
一方、図5の点線、図6(b)に示すように、モータ11によりマスク保持用爪5’の先端がマスクMから離れるように移動すると、スライドバー5a’が傾斜台3’上の平坦部分に移動する。これにより、マスク保持用爪5の先端位置は図6(b)に示す位置となり、マスクMの保持が解除される。
本実施例のマスク保持装置によるマスクの保持動作は前記図3、図4で説明したのと同様であり、ワークステージWSに載置されたマスクMがマスクステージMSに当接したら、真空吸着溝VSに真空を供給してマスクMを固定・保持し、マスク保持装置のモータ11によりマスク保持用爪5’を回転させて、マスク保持用爪5’によりマスクMをマスクステージMSに押さえ付ける。
【0022】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明においては、以下の効果を得ることができる。
(1)マスク保持装置をマスクの周辺部に設け、マスクの周辺部をマスク保持装置のマスク保持用爪により押さえるようにしたので、マスクが大型化し、マスクが自重でたわんで真空がリークしてもマスクが落下することを防ぐことができる。
(2)マスク保持装置のマスク保持用爪は、マスク面にほぼ平行な方向からマスクに接近するのでワークステージに設けられた各種機器に干渉することがない。
(3)マスク保持用爪を移動させる駆動手段と、上記マスク保持用爪に設けられたスライドバーを案内する傾斜台を設け、マスク保持用爪を上記駆動手段により移動させ、マスク保持用爪がフォトマスク下面の近傍に到達したとき、傾斜台によりマスク保持用爪の先端を上げるようにしたので、ねじ等を用いてマスクを保持する場合に比べ、作業性を著しく向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例のマスク保持装置の構成を示す図である。
【図2】第1の実施例のマスク保持装置をマスクステージ面に平行な方向から見た図である。
【図3】第1の実施例のマスク保持装置によるマスク保持動作を説明する図(1)である。
【図4】第1の実施例のマスク保持装置によるマスク保持動作を説明する図(2)である。
【図5】本発明の第2の実施例のマスク保持装置をマスクステージの下面側から見た図である。
【図6】本発明の第2の実施例のマスク保持装置を動作を説明する図である。
【図7】第2の実施例におけるモータ軸へのマスク保持用爪の取り付けを説明する図である。
【図8】プロキシミティ/コンタクト露光装置におけるマスクの取り付けを説明する図である。
【図9】大型のマスクを取り付けた場合の真空リークを説明する図である。
【符号の説明】
1 支持台
2 エアシリンダ
2a エアシリンダ軸
3,3’ 傾斜台
4 連結プレート
5,5’ マスク保持用爪
5a,5a’ スライドバー
6 スライドブロック
7 スライドテーブル
8 ばね付き蝶番8
11 モータ
12 ジョイント
Claims (1)
- フォトマスクを、マスクステージの下面に真空吸着によって保持し、マスクステージの上面側から露光光を含む光を照射するプロキシミティまたはコンタクト露光装置におけるマスク保持装置であって、
ばね材のマスク保持用爪と、該マスク保持用爪をフォトマスク面にほぼ平行な面上で移動させる駆動手段と、上記マスク保持用爪に設けられたスライドバーを案内する傾斜台とを備え、
上記駆動手段によりマスク保持用爪をフォトマスクに接近させ、マスク保持用爪がフォトマスク下面近傍に到達したとき、上記傾斜台によりスライドバーを案内して上記マスク保持用爪の先端を上げ、マスク保持用爪によりフォトマスクを支持する
ことを特徴とするプロキシミティまたはコンタクト露光装置におけるマスク保持装置。
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