JPH0815867A - 精密両面露光装置および透光板の装着方法 - Google Patents

精密両面露光装置および透光板の装着方法

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JPH0815867A
JPH0815867A JP6152064A JP15206494A JPH0815867A JP H0815867 A JPH0815867 A JP H0815867A JP 6152064 A JP6152064 A JP 6152064A JP 15206494 A JP15206494 A JP 15206494A JP H0815867 A JPH0815867 A JP H0815867A
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Tsutomu Kobayashi
林 力 小
Akio Suzuki
木 昭 夫 鈴
Kuniteru Watabe
部 國 輝 渡
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Abstract

(57)【要約】 【目的】水平方向のフレームで精密露光が可能となり、
マスクの交換、位置合わせが容易で、マスクの形態に係
わりなく使用でき、大加重がかかるフレームでも透光板
が破損せず、装置の作動中の位置ズレの原因を防止で
き、かつ、大きな重量を有するフレームを操作性良く、
適切に作動させる露光装置を提供すること。 【構成】ワークを挟持する上下の透光板を着脱自在に備
える上下のフレームと、前記上下のフレームを真空吸着
するメイン吸着手段と、前記透光板の位置決めマークを
撮像する撮像手段と、前記下フレームの整合手段とから
なる露光装置において、前記上フレームは、水平方向に
突出した一方と他方の支持アームを備え、これら両支持
アームに、一方と他方の垂直作動機構を設け、かつ、前
記他方の支持アーム後方に前記他方の垂直作動機構を回
動支軸として上フレームを回動自在に作動させる回動作
動機構とを備えた精密両面露光装置として構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、光化学反応を利用
し、ワークの一面あるいは両面を露光する露光装置に係
り、特に、精密な画像形成を必要とする、回路基板やケ
ミカルミーリングの露光に使用され、水平方向に上下の
フレームを配置した精密両面露光装置および透光板の装
着方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、光照射を行い精密なピッチの所
定パターンをワークに形成する露光装置は、マスクの位
置決め精度が重要な要素となる。したがって、露光作業
でマスクの撓みなどによる位置ズレが生じない構成にす
るため、一方と他方のフレームを縦方向に設置して露光
作業を行っているのが現状である。この場合のワーク
は、シート状に形成されており、一方のロールから他方
のロールに巻き取り搬送する、いわゆるロール、ツウ、
ロール方式で行われ大量処理されている。
【0003】具体的には、縦型の露光装置は、一方と他
方のフレームが左右位置にあり、それらフレームのそれ
ぞれにガラス乾板に施した露光パターンを備えるマスク
が、支持爪により支持され取り付けられている。そし
て、それらマスクを挟持する左右のフレームは、露光精
度が数ミリミクロンの許容範囲にあるため、振動などに
影響されないように大重量で形成されている。さらに、
これらフレームを作動させる作動支持装置も大型化して
いる。
【0004】一方、上記ほど精度を要求されないワーク
を露光する両面露光装置は、単体のワークが水平方向に
配設された上下のフレームで処理されている。この両面
露光装置の構成は、水平方向に設置した透光板を有する
上下のフレームと、これら上下のフレームから左右対称
に離間して設置した上下の反射鏡およびランプからなる
光源装置と、前記上下のフレームを水平方向に移動させ
る移動手段とからなる。
【0005】したがって、この両面露光装置を使用する
場合は、移動手段により上下のフレームを引き出し、上
下のフレームの一辺側に設けた蝶番を回転軸として上フ
レームを回転方向に立ち上げ、上下の透光板を有するフ
レームを開口させる。そして、あらかじめマスクフィル
ムなどのマスクにワークを位置合わせした状態で挟持し
ておき、開口している上下のフレームの透光板にそのワ
ークをセットする。つぎに、上フレームを蝶番を回転軸
として回転方向に降下して上下のフレームを当接させ、
上下の透光板の間に、ワークをマスクごと保持する。そ
の後、真空吸引作業を行うことで、上下の透光板の間の
マスク及びワークを固定し、その状態で、移動手段によ
り露光位置に搬送して露光を行っている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記の露光装
置は、以下のような問題点を有していた。 マスクが垂直型の露光装置は、フレームが立て方向
に設置されているため、マスクの位置合わせが困難で、
マスクの種類を変更した場合、マスクの位置合わせに多
くの労力がかかり、長時間を費やしていた。また、一枚
ごとに形成されたワークの露光作業が極めて困難であ
り、多数枚を処理することは、ワーク搬送装置の改良な
どを必要とし、装置の複雑化、装置の大型化を伴った。
【0007】 水平方向にフレームを設置する両面露
光装置は、あらかじめ、マスクとワークを位置合わせし
たものを上下のフレームに挟持させているため、ワーク
ごとにマスクが必要になり、露光装置以外に位置決め装
置が別に必要になった。また、ワークごとにマスクが必
要になることから、ワークに形成されるパターンの位置
ズレが発生した。さらに、回動状態にフレームが移動す
る場合、フレームにマスクが装着していたとしても、位
置合わせ作業が困難で正確な位置決めが達成できなかっ
た。
【0008】 したがって、精密な位置合わせが要求
され、かつ、ワークの形態に囚われることなく操作性が
良く、また、ワークが単体(枚葉)の際、自動、手動の
操作が兼用できる露光装置が望まれていた。
【0009】この発明は、上記の問題点に鑑み創案され
たものであり、水平方向のフレームとした両面露光装置
の構成でも精密露光が可能となり、マスクの交換、位置
合わせが容易で、マスクの形態に係わりなく使用するこ
とができ、さらに、大加重がかかるフレームであっても
透光板が破損することなく、装置の作動中の位置ズレの
原因を防止でき、かつ、大きな重量を有するフレームを
操作性良く、適切に作動させる露光装置を提供すること
をこの発明の目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】前記の課題を解決するた
め、この発明は、ワークを挟持する上下の透光板と、こ
れら上下の透光板を着脱自在に保持する上下の枠状のフ
レームと、これら上下のフレームを真空吸着するメイン
吸着手段と、前記透光板の所定位置に設けた位置決めマ
ークを撮像する撮像手段と、前記下フレーム側に設けた
移動位置決め用の整合手段とからなり、前記撮像手段に
より検出した位置決めマークのズレ量を、整合手段を作
動させ下フレームを整合し、前記ワークを紫外線照射し
て露光作業を行う画像形成用露光装置において、前記上
フレームは、水平方向に突出した一方と他方の支持アー
ムを備え、これら両支持アームに、一方と他方の垂直作
動機構を設け、かつ、前記他方の支持アーム後方に前記
他方の垂直作動機構を回動支軸として上フレームを回動
自在に作動させる回動作動機構とを備えたことを特徴と
する精密両面露光装置として構成した。
【0011】また、前記下フレームは、その保持してい
る透光板の下部に密閉板を備え、前記透光板と、下フレ
ームの内側部分および密閉板で囲繞する空間内の気圧を
調整する調整機構を備えた構成としている。
【0012】また、前記一方の垂直作動機構は、上フレ
ームの一方の支持アーム側に設けた凸部と、この凸部の
降下位置に設けた当接部と、この当接部の駆動部とから
構成され、前記他方の垂直作動手段は、他方の支持アー
ム側を回動自在に支持する回動支持部と、この回動支持
部を支持する押動ロッドと、この押動ロッドをガイドす
る支持ガイドと、前記押動ロッドを上下動させる駆動装
置とから構成した。
【0013】なお、前記駆動装置は、押動ロッドを支持
するレバーアームと、このレバーアームを回動自在に支
持する回動支持脚と、前記レバーアームの他端を押動さ
せる押動シリンダとから構成したものでも構わない。
【0014】さらに、前記一方の垂直作動機構は、前記
上フレームの一方の支持アームに設けた凸部が、回転可
能な車輪で構成され、前記当接部は、傾斜面を備えるス
ライダ本体から構成され、前記スライダ本体を水平方向
に駆動する駆動部を有する構成としても構わない。
【0015】また、前記上フレームは、水平方向の一方
側に離間してに突出する一対の位置決めアームを有し、
この位置決めアームの対応位置に各位置決めアームの受
取凹部を備え、前記位置決めアームは嵌合凸部を備え、
前記受取凹部は、前記位置決めアームの嵌合凸部を嵌合
支持する支持部を備える構成としても良い。
【0016】前記上下のフレームは、それらフレームの
少なくとも一方で透光板周辺に設けた透光板の過剰加圧
防止手段を備え、前記過剰加圧防止手段は、上下の透光
板の厚みより高く、かつ、上下のフレームのメイン吸着
手段より低く設定した構成としている。
【0017】なお、前記上フレームは、その外側面に透
光板の落下防止機構を備えた構成としても良く。その透
光板の落下防止機構は、透光板に当接離間自在に設けた
支持片と、この支持片を回動自在に保持する保持部と、
前記支持辺を作動させる作動アームと、この作動アーム
を駆動する駆動機構とからなる構成としている。
【0018】また、上下のフレームは、それぞれの枠内
周側に設けた固定部と、この固定部に設けたスライド部
と、このスライド部に設けた吸着部と、この吸着部をそ
れぞれの透光板側に付勢する付勢部とから構成される補
助吸着機構を備える構成としても構わない。
【0019】上下の透光板の装着方法としては、下フレ
ームの上に透光板を載置し、下フレームの保持手段によ
り透光板を保持し、その透光板の上に透明保護シートを
載置する第1工程と、前記透光板の位置決めマークに合
わせて、撮像手段の位置を移動させ、この撮像手段に設
けている平行光線照射手段から平行光を照射する第2工
程と、前記平行光線に上側の透光板の位置決めマークを
合わせ、透明保護シートを介して下側の透光板上に上側
の透光板を設置する第3工程と、上フレームを上側の透
光板に当接させ、上フレームの保持手段により上側の透
光板を保持する第4工程からなる。
【0020】透光板の位置決め方法としては、メイン吸
着手段により真空吸着して当接させた上下の透光板の位
置決めマークを撮像手段により撮像し、位置決めマーク
の位置を撮像手段により検出し、位置ズレ量を演算する
第1工程と、上フレームを垂直上昇させ、上下の透光板
を離間させる第2工程と、前記下フレームを整合手段を
介して前記検出した位置ズレ量を整合する第3工程と、
前記垂直上昇させた上フレームを降下させ、上下のフレ
ームの各透光板をメイン吸着手段により真空吸着して当
接保持し、撮像手段により各透光板の位置決めマークの
位置ズレを検出する第4工程からなる。
【0021】
【作用】この発明は上記のように構成したので以下のよ
うな作用を有している。 (1) 精密両面露光装置は、上フレームが一方と他方の垂
直作動機構により垂直方向に一旦上昇させられ、その
後、他方の垂直作動機構を回動支軸として回動作動機構
が作動すると、上フレームは回動して開放する。そのた
め、下フレームから上フレームを大きく離間させること
ができる。したがって、上下の透光板の位置決めマーク
を撮像手段により撮像し、下フレームの移動整合が必要
な場合は、垂直作動機構により一旦上フレームを垂直上
昇させその状態で、下フレームを移動整合機構を介して
下フレームを移動整合することができる。
【0022】(2) 前記一方の垂直作動機構は、上フレー
ムの一方の支持アームの凸部に当接している当接部を、
駆動部の駆動により垂直方向に駆動させる。と共に、こ
の一方の垂直作動機構の作動と同期して他方の垂直作動
機構の駆動装置を作動させ、押動ロッドを支持ガイドに
沿って上昇させ、回動支持部が支持している上フレーム
の他方の支持アームを上昇させる。そのため、上フレー
ムは、垂直方向に上昇作動する。
【0023】(3) 下フレームの下部側には、密閉板を備
え、この密閉板、透光板および下フレームの内側部分で
囲繞される気密室内の気圧を調整機構により調整するこ
とができる。そのため、下フレームに保持される透光板
が自重などで撓んでも、気密室内の気圧を調整すること
で透光板の撓みを回避することが可能となる。
【0024】(4) 前記他方の垂直作動手段の駆動装置
は、その押動シリンダが、レバーアームの他端を押動す
ると、回動支持脚を支軸としてレバーアームが回動し、
レバーアームの一端に支持している押動ロッドを上昇さ
せる。なお、前記レバーアームは、回動支持されている
回動支持脚の位置を、押動ロッド側に近づけることで、
回動支持脚から押動ロッドまでの距離に反比例し、レバ
ーアームの押動力を少なくすることができる。
【0025】(5) 前記一方の垂直作動手段は、支持アー
ムに設けた凸部を回転可能な車輪で構成し、この車輪に
当接する当接部を傾斜面を有するスライダ本体としてい
る。そのため、駆動部により水平方向に作動されたスラ
イダ本体は、その傾斜面で移動下端にある前記車輪を垂
直方向に押し上げる。 (6) 前記上フレームは、支持アームの他に、離間して一
対の位置決めアームを有し、上フレームの移動下端で、
前記位置決めアームの嵌合凸部が、受取凹部の支持部に
より嵌合支持される。そのため、位置決めアームは、常
に一定の位置に到来する。
【0026】(7) 上下のフレームは透光板の周辺に、透
光板の過剰加圧防止手段を設け、この過剰加圧防止手段
を、上下の透光板の厚みより高く、かつ、上下のフレー
ムの吸着手段より低くなるように設けているため、上フ
レームの重量および、吸着手段による圧力が必要以上に
かかった場合、過剰加圧防止手段が、上下のフレーム間
に介在して、その圧力を支持する。 (8) 上フレームは、垂直上昇した後、下フレームから離
間するように回動作動すると、落下防止機構の駆動機構
が作動する。そのため、押動アームが押動して保持部に
保持されている支持片を回動させ、支持片を透光板の下
面縁部に沿って当接させる。
【0027】(9) 上下のフレームは、その内側周面に、
設けた固定部にスライド部を介して補助吸着部を備えて
いる。そのため、それぞれのフレームが真空吸着してい
る透光板は、上下のフレームが真空吸着することで、離
間する方向に移動しても、前記補助吸着部が、スライド
部に沿って上下動することで、それぞれのフレームから
透光板が分離、位置ズレすることを防止している。な
お、前記吸着部は、付勢部により常に透光板側に付勢さ
れている。
【0028】(10) 下フレームの上に下側の透光板を載
置し、下フレームの保持手段により透光板を保持した
後、透明保護シートをその透光板上に載置する。そし
て、透光板の位置決めマークに合わせて撮像手段の位置
を移動させ、この撮像手段にもうけている平行光照射手
段から平行光を照射する。次に、上側の透光板を透明保
護シートを介して下側の透光板上に載置し、前記平行光
の中心に上側透光板の位置決めマークの中心を合わせ
る。そして、上フレームを降下させ、上側の透光板を上
フレームに装着している。
【0029】(11) メイン吸着手段により真空吸着して
当接した透光板は、上下の透光板の位置決めマークの位
置が合っていない場合は、一旦、上側フレームを垂直作
動機構により垂直上昇させる。そして、下側フレームを
整合手段を介して位置ズレを整合し、再び、垂直上昇し
た上フレームを降下し上下の透光板をメイン吸着手段に
より真空吸着して当接することで、撮像手段で位置合わ
せの確認ができる。 (12) 下フレームの第1から第3の側壁に設けた回転輪
を押動機構の傾斜面押動部で押動し、転動支軸上の下フ
レームを水平方向に移動する。そのため、整合手段が、
下フレームの側壁側に設けられることで、ワーク両面の
露光が支障なく行える。
【0030】
【実施例】以下、この発明の実施例を図面を参照して説
明する。図1は、精密両面露光装置の全体を表わす一部
断面を示す側面図、第2図は、上下のフレームを示す側
面図、図3は、下フレームの平面図、図4は、上フレー
ムを示す平面図、図5は、他方の垂直上昇機構の一部を
示す背面図である。
【0031】図1で示すように、精密両面露光装置1
は、基台10と、この基台10上に支持した載置台11
と、この載置台11上に水平方向に移動自在に設けた下
フレーム3と、この下フレーム3に当接離間自在に設け
た上フレーム2とを備えている。さらに、前記上フレー
ム2は、一方と他方の垂直作動機構4、5により一端上
昇させられ、その上昇移動端から回動作動機構12によ
り大きく回動離間させられる構成としている。
【0032】図2および図3で示すように、前記下フレ
ーム3は、中央側が開口した枠状に形成されており、上
下のフレーム2、3のメイン吸着手段と、下透光板3g
の過剰加圧防止手段3bと、下透光板3gの吸着手段
と、下透光板3gの載置手段3cなどを備えている。図
2および図3で示すように、前記メイン吸着手段は、下
フレーム3の周縁にシールゴム3aを周設し、そのシー
ルゴム3aの内側に吸着用穴3jを複数設けている。そ
して、前記過剰加圧防止手段3bは、シールゴム3aの
内側に沿って点在して複数設けられている。この過剰加
圧防止手段3bは、上下のフレーム2、3に着脱自在に
取り付けられる上下の透光板2g,3gの設置高さより
高く、かつ、前記シールゴム3aの高さ寸法より低くな
るように設定されている。
【0033】したがって、上フレーム2が下フレーム3
と当接し、かつ、真空吸引されて、大きな圧力がかかっ
ても、その負荷を過剰加圧防止手段3bが支えるため、
一定以上の圧力がかかることが無く、上下の透光板2
g,3gは、破壊を防止することができる。さらに、上
下のフレーム2、3が当接離間を繰り返しても、シール
ゴム3aが、圧力により潰れて早期劣化することはな
い。
【0034】図2および図3で示すように、過剰加圧防
止手段3bの内側位置には、下透光板3gの載置手段3
cが設けられている。この載置手段3cは、段状に形成
した支持部に下透光板3gを載置支持し、この支持部が
上下動自在に作動するように構成されている。また、前
記載置手段3cの内側位置には、下透光板3gの吸着手
段である透光板用吸着ゴム3d、3dおよび、真空吸引
用溝3eとが設けられている。
【0035】したがって、下透光板3gを下フレーム3
に装着する場合は、はじめに、すべての載置手段3cの
支持部を上昇させておき、この支持部に下透光板3gを
載せる。そして、支持部を降下させることで、下フレー
ム3上に下透光板3gを載置する。その後、吸着手段に
より下フレーム3に下透光板3gを真空吸着する。前記
載置手段3cは、この載置手段3cが無い場合と比較す
ると、常に機械的に下透光板3gを適正な設置位置近傍
に載置できるため、下透光板3gを下フレーム3に載置
した後の作業能率を高めることができる。また、手指で
載置する場合に比べ、下透光板3gを誤って落下させる
要因を減少できる。
【0036】さらに、図3で示すように、下フレーム3
の三方の側壁(第1ないし第3側壁)には、回転輪3f
が設けられており、この回転輪3fは、回転軸を垂直に
設けて回転輪3fが水平方向に回動できるように構成さ
れている。そして、これら回転輪3fは、少なくともそ
の一部が下フレーム3の側壁面より突出するように設け
られている。なお、下フレーム3の重量は上フレーム2
との兼ね合いにもよるが、100キログラムを越える重
量に構成され、とりわけ、120〜140キログラムの
範囲で構成されると都合が良い。
【0037】上記した構成の下フレーム3は、図2で示
すように、その底面側を載置台11上に設けられた複数
の転動支持脚3hに支持されている。この転動支持脚3
hは、球状部材が固定脚部に転動自在に取り付けられて
おり、下フレーム3が、その転動支持脚3h上を水平方
向に移動できるように構成されている。
【0038】また、図3で示すように、下フレーム3の
各回転輪3fに対応する位置で、各回転輪3fを押動す
る押動機構7、7、7が載置台11に設けられている。
そして、これら押動機構7、7、7の反押動方向に下フ
レームを付勢する弾性部材としてのスプリング部材7a
を固定手段を介して載置台11に設けている。したがっ
て、押動機構7、7、7が回転方向に下フレーム3を付
勢し、スプリング部材7aが反回転方向に下フレーム3
を付勢することで、下フレーム3を制御し所定位置に停
止維持する構成としている。もちろん、それぞれの押動
機構7を作動することで、下フレーム3を所望位置に移
動できる構成としている。
【0039】図3で示すように、前記押動機構7の構成
は、駆動モータ7bと、この駆動モータ7bの駆動力を
減速機構などを介して伝達するスクリューシャフト7c
と、このスクリューシャフト7cの回転により駆動する
傾斜面を有する傾斜面押動部7dと、各センサ(原点セ
ンサ、原点センサ用遮光板・リニア原点センサ、右限セ
ンサ、左限センサ、など)7e,7eなどとからなる。
したがって、押動機構7は、傾斜面押動部7dの微小送
りが可能となり、回転輪3fを押動方向に微小に(数μ
m単位)押し動かすことで下フレーム3を微小に移動す
ることが可能である。
【0040】また、図3で示すように、載置台11で、
下フレーム3の前部側の両端側位置には、受取凹部6、
6が設けられ、これら受取凹部6、6の間には、一方の
垂直作動機構5の駆動部5aなどが設けられている。前
記受取凹部6、6は、それぞれ3ヵ所に回転ローラ6a
を備えており、この回転ローラ6aの位置は、円の中心
点に向かって等角度(120度)位置になるように、回
転方向を向けて設置している。なお、前記受取凹部6、
6は、後述する上フレーム2の位置決めアーム2b1
2b1 に設けた嵌合凸部2h,2hの対応する位置に設
けられている。
【0041】一方、図3で示すように、前記一方の垂直
作動機構5の駆動部分は、駆動モータ5aと、この駆動
モータ5aからの駆動力を伝達するシャフト5bと、こ
のシャフト5bの作動により前後に移動する傾斜面を上
向きに有するスライド本体5cと、このスライダ本体5
cのスライドガイド5dとから構成されている。なお、
前記垂直作動機構5の駆動部分は、上フレーム2の一方
の支持アーム2bに設けた車輪2dの移動下端が位置
(図8参照)に対応して設けられている。
【0042】また、図2で示す符号14は、下透光板3
gが撓むことを防ぐために、気密室17を形成する透光
部材で形成された密閉板である。この気密室17は、下
透光板3g,下フレーム3および密閉板14で囲繞され
る空間で構成されている。そして、この気密室17内の
気圧は、コンプレッサなどの気圧調整手段18(図10
参照)を適宜調整させることで可変できる構成としてい
る。
【0043】つぎに、図2および図4に基づいて上フレ
ーム2の構成を説明する。上フレーム2は、図4で示す
ように、中央側が開口した枠状に形成され、水平方向に
突出する一方の支持アーム2bおよび、他方の支持アー
ム2c、2cと、前記一方の支持アーム2b側に突出す
る位置決めアーム2b1 ,2b1 とを備えている。そし
て、図2で示すように、上フレーム2の内側平面部分に
は、上側透光板2gの真空吸着手段としてのシールゴム
2f、2fおよび真空用溝2eを周設している。また、
上フレーム2の周側面部には、透光板2gの落下防止機
構2aを複数(図面では3ヵ所)備えている。なお、上
フレーム2の重量は、100キログラムを越える重量に
構成され、下フレーム3の重量にもよるが、115〜1
35キログラムの範囲が望ましく、下フレーム3を13
0キログラムにした場合、125キログラムにすると都
合がよい。
【0044】図2および図4で示すように、前記支持ア
ーム2bは、上フレーム2の前方側中央から水平方向に
突出するように設けられており、この支持アーム2b
は、その支持アーム2bから下方に向かって設けた回転
車輪2dを設けている。そして、前記回転車輪2dは、
垂直方向に正逆回転自在に支持されている。図2および
図4で示すように、前記位置決めアーム2b1 、2b1
は、上フレーム2の前方両端部に水平方向に突出して設
けられており、それぞれ嵌合凸部2h,2hを備えてい
る。この嵌合凸部2hは、前記した受取凹部6に着脱自
在に支持される構成としている。なお、前記嵌合凸部2
hは、受取凹部6の回転ローラ6a、6a,6aに嵌合
される部分が、円筒形をしているが、平面であってもよ
い(この場合は三角柱になる)。
【0045】一方、図2および図4で示すように、上側
の透光板2gの落下防止機構2aは、上フレームの周側
面に設けられており、透光板2gに当接離間可能に設け
た支持片2a1 と、この支持片2a1 を透光板2gに当
接する方向に回転支持する保持部2a2 と、前記支持片
2a1 を保持部2a2 に沿って移動させる作動アーム2
3 と、この作動アーム2a3 を押動するシリンダなど
の駆動機構2a4 とから構成されている。そして、前記
落下防止機構2aは、上フレーム2が所定距離下フレー
ム3から離間すると、作動する構成としている。したが
って、落下防止機構2aが作動すると、図4の仮想線の
位置から破線の位置に、支持片2a1 が移動して、上透
光板2gの周端部側を支持する構成としている。
【0046】つぎに、上フレーム2を作動させる他方の
垂直作動機構4の構成について説明する。図5で示すよ
うに、上フレーム2の他方の垂直作動装置4は、前記上
フレーム2の他方の支持アーム2c,2cの後方近傍に
回動自在に支持するリニア軸受4a、4aと、このリニ
ア軸受4a,4aを上下方向に押動する押動ロッド4
c,4cを備えるリニアガイド4b,4bと、このリニ
アガイド4b、4bの押動ロッド4c,4cの一端を支
持するレバーアーム4d,4dと、このレバーアーム4
d,4dを回動支持する回動支持脚4e,4eと、前記
レバーアーム4d,4dの一端側を回動自在に支持し押
動する支持押動部4fと、前記支持押動部4fを上下動
させる押動シリンダ4gから構成されている。なお、前
記リニア軸受4aは、図5で示すように、外輪側を支持
アーム2cに固定し、回動する内側輪に設けた固定軸を
コ字形の支持部材4jに支持している。また、前記レバ
ーアーム4d,4dは、その作動の振動などを吸収する
バランサー4h、4hを備えている。
【0047】したがって、支持押動部4fがレバーアー
ム4dの一端を押動させると、レバーアーム4dは、支
持脚4eの回動支軸を支点として回動する。そのため、
レバーアーム4dの他端に支持されているリニアガイド
4bの押動ロッド4cを押し上げ、リニア軸受4a,4
aに支持されている他方の支持アーム2c,2cを上昇
させ後方側で上フレーム2を垂直上昇させる。
【0048】一方、前記他方の垂直作動機構4の作動と
同期して前記載置台11に設けた一方の垂直作動機構5
の駆動部5aを作動させている。そのため、スライダ本
体5cは、スライドガイド5dに沿って水平方向に移動
し、上フレーム2に設けた車輪2dを垂直方向に上昇さ
せる(図8参照)。これら一方と他方の垂直作動機構
4、5の両方を同期して作動させることで、上フレーム
2を一旦垂直方向に平行に上昇作動させている。なお、
図2や、図8(b)では、分かりやすいように、上昇幅
を極端に大きく記載している。この上フレームの上昇幅
は、下透光板3gが、移動する際に、上透光板2gに接
触して、露光パターンを破壊しないだけの上昇幅が有れ
ば十分である。
【0049】そして、上フレーム2は、一旦垂直上昇し
た後は、前記リニア軸受け4aを回動支点として、回動
作動機構12により、回動方向に移動できる構成として
いる。前記回動作動機構12は、シリンダ装置を使用
し、基台10の後部に所定角度に傾斜してシリンダ筒1
2bが固定されており、前記上フレーム2の他方の支持
アーム2cの後部に、ピストンロッド12a先端を回動
自在に取り付けている。
【0050】したがって、上フレーム2を回動方向に作
動させる場合は、一方と他方の垂直作動機構4、5で一
旦上フレーム2を垂直方向に上昇させた後、回動作動機
構12のピストンロッド12、12をシリンダ筒12
b、12b内に埋没する方向に作動させると、他方の垂
直作動機構4のリニア軸受け4a、4aが、他方の支持
アーム2c,2cに回動自在に支持されているため、こ
のリニア軸受け4a、4aを回動軸として、開口する方
向に作動する。
【0051】つぎに、図1で示すように、上下の透光板
2g、3gの位置合わせ作業を行う撮像手段9は、画像
撮像用のCCDカメラ9aと、このCCDカメラ9aを
水平方向の一方に移動させるX駆動部9bと、このX駆
動部9bの駆動方向に直交する方向に前記CCDカメラ
9aを移動させるY駆動部9cと、前記CCDカメラ9
aを垂直軸線方向に移動するZ駆動部9dとから構成さ
れている。そして、前記CCDカメラ9aには、レーザ
ー光発振装置が内蔵されており、CCDカメラ9aから
平行光としてのレーザー光が照射される構成としてい
る。
【0052】なお、図10で示すように、撮像手段9、
9で撮像した画像は、TVモニタカメラ16、16に写
し出されると共に、送られてきた位置決め情報を制御機
構15に送り処理している。この制御機構15の構成
は、位置決め情報の画像処理部15cと、この画像処理
部15cで処理した情報を受け取りパルスの発生を制御
するパルス発生制御部15bと、このパルス発生制御部
15bから送られてくる信号を受け取り、各押動機構を
作動させるモータ駆動部15aとからなる。
【0053】なお、図1で示すように、ワークWから上
下対称位置に設置されている光源装置8、8は、紫外線
照射ランプおよび反射鏡を備えており、上側の光源装置
8は、必要に応じてスライドして移動できる構成として
いる。なお、図面では、上下に光源装置8,8を配置し
た構成としているが、図4で示す回動作動手段12、1
2の間位置に一方のみの光源装置を配置して、平面反射
鏡、凹面鏡(放物面、楕円面、円に近い楕円)を必要に
応じて複数設置することで、光源からの光を反射して導
き、ワークの両面を露光する構成としても構わない。
【0054】また、上下の透光板2g,3gは、上下の
フレーム2、3との吸着状態を確実にするため、図9で
示すように、補助吸着機構13を取り付ける構成とする
ことで、さらに上下の透光板2g、3gの位置決めを状
態を正確に維持することができるものである。この補助
吸着機構13は、各フレーム2、3の内周縁部に設けた
固定部13aと、この固定部13aの一端に設けたスラ
イド部13cと、このスライド部13cに設けた吸着部
13bと、この吸着部13bを透光板2g(3g)側に
付勢する付勢部13eとから構成され、前記吸着部13
bは、真空吸着用の吸着溝13dを形成している。
【0055】つぎに、上下のフレーム2、3に、上下の
透光板2g,3gを装着する装着作業に付いて説明す
る。図6(a)で示すように、露光パターンが形成され
たマスクである下透光板3gを下フレーム3の上に載置
する。下透光板3gの所定位置には、位置決めマーク3
0a、30aが設けられている。この位置決めマーク3
0a、30aは、中抜きの十字型に形成されている。な
お、下透光板3gを下フレーム3に載置する場合、図2
で示すように、下透光板3gの透光板載置手段3cの載
置部分を上昇させて置き、この載置部分に下透光板3g
を乗せ、載置部分を降下することで、下透光板3gを下
フレーム3に載置し、吸着手段(3d,3e)により、
下フレーム上に真空吸着保持する。
【0056】つぎに、図6(a)で示すように、CCD
カメラ9aの中央が、下透光板3gの位置決めマーク3
0a、30aの中心になるように、各駆動部9b,9
c、9dなどを駆動させ撮像手段9を移動してCCDカ
メラ9a,9aの位置合わせを行う。図6(b)で示す
ように、透明保護シート25を下透光板3gの上に載置
する。この透明保護シート25は、上下の透光板2g,
3gに形成された露光パターンが破壊されないための保
護手段であり、下透光板3gの位置決めマーク30a,
30aの周辺は切り抜かれるか、保護シート25が介在
しない状態に構成されている。その後、露光パターンが
形成されたマスクである上透光板2gを、下透光板3g
上に重ねて置く。この時、撮像手段9、9に設けられて
いる平行光線照射手段から平行光としてのレーザ光線を
照射する。
【0057】一方、図6(b)で示すように、上透光板
2gは、所定位置に位置決めマーク20a,20aが設
けられている。そして、この位置決めマーク20a,2
0aは、下透光板3gの位置決めマークである中抜き十
字型内に収まる十字型をしている。そのため、前記レー
ザー光を目印に、位置決めマーク20a、20aの中心
が、レーザー光の位置になるように手指で上フレーム2
を移動して仮位置決めしながら上フレーム2を下透光板
3g上に設置する。このとき、位置決めマークの合わせ
は、TVモニタカメラ16、16(図10参照)に拡大
して写し出された映像を見て行う。
【0058】そして、回動作動機構12および一方と他
方の垂直作動機構4、5の駆動により上フレーム2を降
下させ、上フレーム2に当接させると共に、上フレーム
2側の真空吸着手段(2e,2f)により上透光板2g
を真空吸着する(図6(c))。その後、一方と他方の
垂直作動機構4、5おびよび回動作動機構12などを作
動させ、上フレーム2を上昇させる。そして、上下の透
光板2g,3g間に挟まっていた透明保護シート25を
取り除くことで、上下の透光板2g、3gの装着作業を
終了する(図6(d))。
【0059】なお、上記した位置決めマーク20a、3
0aは、中抜きと、その中抜き内におさまる相似形状と
して構成すれば、正確な位置合わせができることから、
多角形の中抜き形および、その多角形の中抜き形内に収
まる相似形とすることや、星型などの中抜きおよび、そ
の中抜きに収まる形状としても構わない。
【0060】つぎに、上下の透光板2g、3gの整合作
業(アライメント作業)を説明する。図7(a)(b)
(c)で示すように、下フレーム3に装着された下透光
板3gは、自重で撓むため、その撓みを矯正する必要が
ある。したがって、あらかじめ、気密室17内の圧力を
加圧しておき、下透光板3gの撓みを矯正している。こ
の圧力の加圧量は、上下の透光板2g,3gを真空密着
した状態で、上フレームにストレッチャーを載せ、デプ
スゲージで下透光板3gの中央と周辺の深さの値が一致
する圧力を気密室17内に封入し、その圧力を前記撓み
矯正圧力として測定している。そのため、気密室17の
圧力を調整して下透光板3gが水平状態になるようにで
きるものである。なお、露光によるマスクの伸びの原因
でマスクの撓みに対しては、マスクに冷風を順次吹き付
けるなどの手段をとることで、表面温度を常に一定に保
ち解決することが可能となる。
【0061】気密室17の圧力調整の後、図7(a)で
示すように、メイン吸着手段(3a,3j)により真空
吸着することで、上下の透光板2g,3gを当接し、撮
像手段9で両位置決めマーク20a、30aを撮像し、
両マークの整合距離を判断する。このとき、図6(b)
で示す各位置決めマーク20a,30aのスペースsp
が、あらかじめ一定でない場合は(図7(a))、位置
決め作業を行う。
【0062】図7(b)で示すように、位置決め作業は
一方と他方の垂直作動機構4、5を作動させ、上フレー
ム2を垂直上昇させた状態で行う。下フレーム3は、転
動支持脚3hの上に載っているため、各押動機構7の傾
斜面押動部7dを作動させることで、下フレーム3のス
ライダ用回転輪3fを押動し、スプリング部7aの付勢
力に抗して所望位置に下フレーム3を移動させることが
できる。
【0063】この整合作業は、図10で示すように、上
下のフレーム2、3のメイン吸着手段(3a,3j)に
より真空吸着して当接した上下の透光板2g、3gは、
その位置決めマーク20a,30aが撮像手段9、9で
撮像され、その位置決めマーク20a,30aの位置情
報が、制御機構15の画像処理部15cで処理され、位
置ズレ量が算出される。そして、各押動機構7の傾斜面
押動部7dの適切移動量が演算され、パルス発生制御部
15bからモータ駆動部15aを介して、押動機構7の
駆動モータ7bを作動させ、下フレーム3を移動して整
合作業を行っている。なお、下フレーム3を移動整合す
る場合は、上下のフレーム2、3の真空吸着が解除さ
れ、一方と他方の垂直作動機構4、5により上フレーム
2が、垂直上昇した状態で行われる。整合作業を行った
後に、メイン吸着手段(3a,3j)により上下の透光
板2g,3gを再び真空吸着して当接した状態で、撮像
手段9により確認し、整合作業を終了する。ここで位置
ズレが有る場合は、上記作業を再び繰り返すことにな
る。
【0064】つぎに、精密両面露光装置1の使用手順を
図面に基づいて説明する。はじめに、上記したように、
ワークに合わせて所定パターンが施された上下の透光板
2g,3gを上下のフレームに装着する。そして、上下
の透光板2g,3gの各位置決めマーク20a,20
a、30a,30aの位置合わせを撮像手段9、9およ
び整合手段7等を介して行う。
【0065】その後、ワークWの露光作業を行うことに
なる。はじめに、ワークWが、一枚ごとの単体である場
合は、図8(a)の仮想線で示すように上フレームを開
放した状態で、ワークWを下透光板3gの所定位置に載
置する。そして、上フレーム2を回動作動機構12を駆
動して仮想線から実線の位置まで降下させ、回動作動機
構12の移動下端である上下のフレーム2、3(透光板
2g,3g)の水平平行位置にする。
【0066】図8(b)で示すように、水平平行位置に
ある上下のフレーム2、3は、一方と他方の垂直作動機
構4、5の作動により、上フレーム2が降下し、上下の
透光板2g,3gがワークWに当接する(仮想線の位置
から実線の位置)。そして、下フレーム3に備えている
シールゴム3aから内側を、吸引用穴3jから真空吸引
することで、上下の透光板2g,3gにワークWを真空
吸着させる。ワークWが固定されると、上下の光源装置
8、8(図1参照)から紫外線が照射され、ワークWが
露光される。なお、上フレーム2は、垂直状態から垂直
降下して下フレーム3に当接する際、上フレーム2は重
量があるため、自重で垂直降下する構成としても構わな
い。自重で垂直降下する場合は、他方の垂直作動機構4
のリニアガイド4bに沿って降下する構成とする。
【0067】図8(c)で示すように、紫外線露光が終
了すると、上下のフレーム2、3の真空吸引を解除し、
一方と他方の垂直作動機構4、5の作動により、上フレ
ーム2を垂直上昇させる(仮想線で示す)と共に、回動
作動機構12の作動により、他方の垂直作動機構4のリ
ニア軸受4aを回動支軸として回動方向に開放する。そ
して、ワークWを取り出し、再び次のワークWを設置し
て露光作業を繰り返す。上フレーム2が上方に回動する
場合は、図1で示すように、上側の光源装置8は、スラ
イドして移動するように構成されている。
【0068】なお、上記した図8(b)で示すように、
上下のフレーム2、3がメイン真空吸着すると、上下の
フレーム2、3が吸引保持している上下の透光板2g,
3gの吸引力が負けて透光板2g,3gが、上下のフレ
ーム2、3から離間する方向に引っ張られる場合があ
る。そのため、図8(a)(b)(c)で示すように、
上下のフレーム2、3の内周側位置に補助吸引機構13
をそれぞれ備える構成とすることが望ましい。
【0069】前記補助吸着機構13は、図9で示すよう
に、上下のフレーム2、3の内周側にネジなどで固定し
た固定支持部13aと、この固定支持部13aの一端側
にスライド部材13cを介して上下動自在に設けた吸着
部13bと、この吸着部13bを常に透光板2g,3g
に付勢するスプリング13fおよびブラケット13eと
からなる付勢部とから構成されている。そして、前記吸
着部13bは、その一端側に透光板2g(3g)を真空
吸着するための吸着溝13dが形成されている。
【0070】したがって、図9のように、メイン真空吸
着が行われ、上下のフレーム2、3の透光板2g,3g
が離間する方向に移動しても、補助吸着機構13の吸着
部13bがスライド部材13cを介して上下動できるた
め、透光板2g,3gを確実に保持することができる。
なお、この補助吸着機構13を設けた場合は、下透光板
3gの撓みを矯正する気密室17を形成する密閉板は、
図7で示すように、下フレーム3の下方に飛び出して形
成する構成としても構わない。
【0071】一方、露光作業は、上フレーム2が両垂直
作動機構4、5により一端垂直上昇した後、回動作動機
構12により下フレーム3から大きく離間開放するた
め、手動によるワークの設置および、自動によるワーク
の設置を可能とする。なお、自動でワークを下フレーム
に設置する場合は、ハンドラを使用するが、このときハ
ンドラの構成は、ハンドラの真空吸着部分を支持するア
ームが、伸縮自在になる構成としている。すなわち、ア
ームの径を異ならせ各アームが径の大きなアーム側に出
没するか、アームとアームが摺動自在に設けられること
でアームが伸縮する構成としている。そのため、このハ
ンドラを使用すると、搬送装置からハンドラが降下して
ワークを真空吸着し、上昇してアームを伸長させ、ワー
クを下フレームの透光板上に再び降下して載置する構成
とすることで、自動的にワークを設置できる構成として
いる。さらに、ワークがロール、ツウ、ロールで搬送さ
れるシート状部材であっても、シート状部材を間欠送り
することで、ワークの形状に囚われることなく露光作業
を行うことができる。
【0072】この発明は前述の実施例にのみ限定される
ものではなく、透光板に直接所望パターンを施したマス
クとして使用するものに限らず、マスクフィルムを透光
板に取り付けて使用する構成としても構わない。また、
補助吸引機構は、単体で複数設ける構成としても、上下
のフレームの内周方向に周設する構成としても構わな
い。また、一方の垂直作動機構は、上フレームの水平方
向に設けた支持アームに回転車輪を設けた構成としてい
るが、この回転車輪の代わりに凸部を設け、この凸部を
載置台上に設けた当接部が当接する構成とし、前記当接
部を上下方向に駆動するシリンダ装置を設け、前記シリ
ンダ装置を、他方の垂直作動機構と同期させる構成とし
ても構わない。
【0073】また、他方の垂直作動機構は、回動支持部
を支持している押動ロッドの下端に直接シリンダ装置を
設け、このシリンダ装置の作動により押動ロッドを上下
動する構成としても構わない。
【0074】
【発明の効果】以上に述べたごとく本発明は次の優れた
効果を発揮する。 精密両面露光装置は、上フレームを一対の垂直作動
機構により一旦、垂直方向に上昇させた後、一方の垂直
作動機構を回動支軸として回動作動手段の作動により上
フレームを回動方向に移動させる。このように、二段階
に分けて上フレームを作動させることで、上下の透光板
の装着と、基準位置決め作業を簡単にし、かつ、下フレ
ームの整合作業を容易にすると共に、μm単位の正確で
精密な位置決めを可能としている。
【0075】 上フレームが一対の垂直作動機構およ
び回動作動手段により、一旦垂直方向に上昇した後、回
動方向に開放するため、透光板を必要に応じて取り替え
る場合の作業性に優れている。また、取り替え後の位置
合わせも容易にできる。
【0076】 前記他方の垂直作動手段の駆動部は、
その押動シリンダで、押動ロッドを一端で支持している
レバーアームの他端を押動して上昇させる。そのため、
回動支持脚から押動ロッドまでの距離に反比例して、レ
バーアームを押動させる押動シリンダの押動力は少なく
て済むことになり、小さな押動力で大重量な上フレーム
を作動することができ、操作性に優れている。
【0077】 前記一方の垂直作動手段は、支持アー
ムに設けた凸部を回転可能な車輪で構成し、この車輪に
当接する当接部を傾斜面を有するスライダ本体としてい
る。そのため、このスライダ本体を駆動部により水平方
向に作動させ、移動下端にある前記車輪を回転させなが
ら、スライダ本体の傾斜面で垂直方向に押し上げる構成
としているため、スムーズな垂直上昇が可能となる。 前記上フレームは、支持アームの他に、一方側に離
間して一対の位置決めアームを有し、上フレームの移動
下端で、前記位置決めアームの嵌合凸部が、受取凹部の
支持部により嵌合支持される。そのため、位置決めアー
ムは、常に一定の位置に到来することになり、上フレー
ムの透光板の位置ズレが防止できる。
【0078】 上下のフレームは透光板の周辺に、過
剰加圧防止手段を設け、この過剰加圧防止手段を、上下
の透光板の厚みより高く、かつ、上下のフレームの吸着
手段より低くなるように設けているため、上フレームの
重量および、吸着手段による圧力が必要以上にかかるこ
とはなく、透光板の破損の原因を解消できる。 上フレームは、その外側面に透光板落下防止手段を
備え、この落下防止手段の支持片が、保持部に沿って、
透光板に当接離間するため、上フレームが回動作動手段
により所定角度に傾斜しても、この支持片により支持さ
れる。したがって、透光板は、上フレームによる吸引手
段が解除されても落下して破損することはない。
【0079】 上下のフレームは、その内側周面に、
補助吸着手段を備えているため、上下のフレームが真空
吸着をおこなった場合、上下のフレームが保持する上下
の透光板は、離間する方向に移動しても、補助吸着手段
が上下にスライドして透光板を保持する。そして、補助
吸着手段が上下にスライドして透光板を保持しているこ
とから、透光板は、位置決めした状態を維持することが
でき、μm単位の位置合わせ精度を可能としている。 下フレームを移動して行う整合作業は、各押動機構
の付勢方向と均衡を保つ反対の付勢方向の弾性部材に抗
し、各押動機構の傾斜面押動部を作動させ、下フレーム
の第1ないし第3の側壁に設けた回転輪を押動する構成
としているため、ワークの両面の露光作業が支障なく行
い得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の精密両面露光装置の全体を示す一部
断面にした側面図である。
【図2】この発明の上下のフレームを示す側面図であ
る。
【図3】この発明の下フレームを示す平面図である。
【図4】この発明の上フレームを示す平面図である。
【図5】この発明の上フレームの他方の垂直作動機構を
示す一部断面を示す背面図である。
【図6】(a)(b)(c)は、この発明の透光板の装
着手順を示す原理図である。
【図7】(a)(b)(c)は、この発明の透光板の位
置合わせ手順を示すフレーム部分の側断面図である。
【図8】(a)(b)(c)は、この発明の上フレーム
の作動状態を示す側断面図である。
【図9】この発明の上下の透光板の補助吸着手段を示す
断面図である。
【図10】この発明の整合作業の制御機構を示す原理図
である。
【符号の説明】
1 精密両面露光装置 2 上フレーム 2a 透光板の落下防止機構 2a1 支持片 2a2 保持部 2a3 作動アーム 2a4 駆動機構 2b1 位置決めアーム 2b 一方の支持アーム 2c 他方の支持アーム 2d 車輪(凸部) 2g 上透光板 2h 嵌合凸部 3 下フレーム 3a シールゴム 3b 過剰加圧防止手段 3g 下透光板 3h 転動支持脚 4 他方の垂直作動機構 4a リニア軸受 (回動支持部) 4b リニアガイド (支持ガイド) 4c 押動ロッド 4d レバーアーム 4e 回動支持脚 4f 支持押動部 4g 押動シリンダ 5 一方の垂直作動機構 5a 駆動モータ(駆動部) 5b シャフト 5c スライダ本体(当接部) 5d スライドガイド 6 受取凹部 6a 回転ローラ(支持部) 7 押動機構(整合手段) 7a 弾性部材(整合手段) 7b 駆動モータ 7c スクリューシャフト 7d 傾斜面押動部 7e センサ 8 光源装置 9 撮像手段 12 回動作動機構 13 補助吸着機構 13a 固定部 13b 吸着部 13c スライド部 13d 吸着溝 13e 付勢部 14 密閉板 15 制御機構 16 TVモニタカメラ 17 気密室 18 気圧調整手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 渡 部 國 輝 東京都調布市調布ケ丘3丁目34番1号 株 式会社オーク製作所内

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ワークを挟持する上下の透光板と、これら
    上下の透光板を着脱自在に保持する上下の枠状のフレー
    ムと、これら上下のフレームを真空吸着するメイン吸着
    手段と、前記透光板の所定位置に設けた位置決めマーク
    を撮像する撮像手段と、前記下フレームを移動させ位置
    決めする整合手段とからなり、前記撮像手段により検出
    した位置決めマークのズレ量を、前記整合手段を介して
    下フレームを整合し、前記ワークを紫外線照射して露光
    作業を行う画像形成用露光装置において、 前記上フレームは、水平方向に突出した一方と他方の支
    持アームを備え、これら両支持アームに、一方と他方の
    垂直作動機構を設け、かつ、前記他方の支持アーム後方
    に前記他方の垂直作動機構を回動支軸として上フレーム
    を回動自在に作動させる回動作動機構とを備えたことを
    特徴とする精密両面露光装置。
  2. 【請求項2】前記下フレームは、その保持している透光
    板の下部に密閉板を備え、前記透光板と、下フレームの
    内側部分および、密閉板で囲繞する気密室内の気圧を調
    整する調整機構を備える請求項1に記載の精密両面露光
    装置。
  3. 【請求項3】前記一方の垂直作動機構は、上フレームの
    一方の支持アーム側に設けた凸部と、この凸部の降下位
    置に設けた当接部と、この当接部の駆動部とから構成さ
    れ、 前記他方の垂直作動機構は、他方の支持アーム側を回動
    自在に支持する回動支持部と、この回動支持部を支持す
    る押動ロッドと、この押動ロッドをガイドする支持ガイ
    ドと、前記押動ロッドを支持ガイドに沿って上下動させ
    る駆動装置とから構成された請求項1に記載の精密両面
    露光装置。
  4. 【請求項4】前記駆動装置は、押動ロッドを支持するレ
    バーアームと、このレバーアームを回動自在に支持する
    回動支持脚と、前記レバーアームの他端を押動させる押
    動シリンダとからなる請求項3に記載の精密両面露光装
    置。
  5. 【請求項5】前記一方の垂直作動機構は、前記上フレー
    ムの一方の支持アームに設けた凸部が、回転可能な車輪
    で構成され、前記当接部は、傾斜面を備えるスライダ本
    体から構成され、前記駆動部は、前記スライダ本体を水
    平駆動する請求項3に記載の精密両面露光装置。
  6. 【請求項6】前記上フレームは、水平方向に離間して突
    出する一対の位置決めアームを有し、この位置決めアー
    ムの到来位置に各位置決めアームの受取凹部を備え、前
    記位置決めアームは嵌合凸部を備え、前記受取凹部は、
    前記位置決めアームの嵌合凸部を嵌合支持する支持部を
    備える請求項1、2、3または5に記載の精密両面露光
    装置。
  7. 【請求項7】前記上下のフレームは、各フレームの少な
    くとも一方で透光板周辺に設けた透光板の過剰加圧防止
    手段を備え、前記過剰加圧防止手段は、上下の透光板の
    厚みより高く、かつ、上下のフレームのメイン吸着手段
    より低く設定した請求項1、2、3、5または6に記載
    の精密両面露光装置。
  8. 【請求項8】前記下フレームの整合手段は、下フレーム
    を水平方向に移動自在に支持する転動支持脚と、前記下
    フレームの第1ないし第3側壁に設けた回転輪と、前記
    下フレームの第1側壁の回転輪に当接し、水平方向の一
    方に下フレームを押動する第1押動機構と、前記下フレ
    ームの第2側壁の回転輪に当接し、前記第1押動機構に
    直交する方向に下フレームを押動する第2押動機構と、
    下フレームの第3側壁の回転輪に当接し、前記第1押動
    機構と対向する方向で、第1押動機構と作用軸心を異な
    らせて下フレームを押動する第3押動機構とを備え、か
    つ、前記第1ないし第3の側壁には、各駆動手段の押動
    方向と反対方向に付勢する弾性部材を、それぞれ設け、 前記各押動機構は、回転輪に当接する傾斜面押動部とこ
    の傾斜面押動部をスクリューガイドを介して前後に作動
    させる駆動モータとを備えることを特徴とする請求項1
    に記載の精密両面露光装置。
  9. 【請求項9】露光装置の上フレームは、その外側面に設
    けた透光板に当接離間する支持片と、この支持片を回動
    自在に保持する保持部と、前記支持片を作動させる作動
    アームと、この押動アームを駆動する駆動機構とから構
    成されることを特徴とする落下防止機構。
  10. 【請求項10】露光装置に使用する透光板を、着脱自在
    に保持する上下の枠状フレームは、それぞれの枠内周側
    位置に設けた固定部と、この固定部に設けたスライド部
    と、このスライド部に設けた吸着部と、この吸着部を透
    光板側に付勢する付勢部とから構成されることを特徴と
    する補助吸着機構。
  11. 【請求項11】下フレームの上に透光板を載置し、下フ
    レームの保持手段により透光板を保持し、その透光板の
    上に透明保護シートを載置する第1工程と、 前記透光板の位置決めマークに合わせて、撮像手段の位
    置を移動させ、この撮像手段に設けている平行光線照射
    手段から平行光を照射する第2工程と、 前記平行光線に上側の透光板の位置決めマークを合わ
    せ、下側の透光板上に上側の透光板を設置する第3工程
    と、 上フレームを上側の透光板に当接させ、上フレームの保
    持手段により上側の透光板を保持する第4工程からなる
    透光板の装着方法。
  12. 【請求項12】上下のフレームの各透光板をメイン吸着
    手段により真空吸着して当接させ、上下の透光板の位置
    決めマークを撮像手段により撮像すると共に、位置決め
    マークの位置を検出し、位置ズレ量を演算する第1工程
    と、 上フレームを垂直上昇させ、上下の透光板を離間させる
    第2工程と、 前記下フレームを整合手段を介して移動させ、前記検出
    した位置ズレ量を整合する第3工程と、 前記垂直上昇させた上フレームを降下させ、上下のフレ
    ームの各透光板をメイン吸着手段により真空吸着して当
    接させ、撮像手段により各透光板の位置決めマークの位
    置ズレの有無を確認する第4工程からなる上下の透光板
    の位置決め方法。
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