JP2005197441A - 露光装置および露光方法 - Google Patents

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澄男 三谷
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Abstract

【課題】 第1、第2マスクとワークとの位置決めを高精度に実行することが可能な露光装置および露光方法を提供すること。
【解決手段】 第1マスク41を保持した第1マスクホルダ51と、第2マスク42を保持した第2マスクホルダ52を支持するアライメントステージ53とを、位置決めピン62等を利用して位置決めして固定する固定工程と、第2マスクホルダ52をアライメントステージ53に対して移動させることにより第1マスク41と第2マスクと42を位置決めする第1位置決め工程と、アライメントステージ53を基台54に対して移動させることにより第2マスク42とワークWとを位置決めする第2位置決め工程と、第1マスク41および第2マスク42を介してワークWの両面からパターン露光を行う露光工程とを備える。
【選択図】 図5

Description

この発明は、その両面に感光材料が塗布された長尺状のプリント配線基板用のワークに対して、その両面からパターン露光を行う露光装置および露光方法に関する。
従来、このような露光装置においては、その両面に感光材料が塗布された枚葉状のプリント配線基板用のワークを使用し、第1の露光位置で第1マスクを使用してワーク表面のパターン露光を行い、ワークを反転させた後、第2の露光位置で第2マスクを使用してワーク裏面のパターン露光を行っている。
また、特許文献1には、長尺状のプリント配線基板用のワークに対して、連続してパターン露光を行う露光装置が開示されている。
特開平6−59437号公報
特許文献1に記載された露光装置は、ワークの片面に対して露光を行うものであるが、このような露光装置を使用して、その両面に感光材料が塗布された長尺状のプリント配線基板用のワークに対してその両面からパターン露光を行う場合には、第1マスクと第2マスクの位置決めを行う必要がある。
このとき、このワークから製造されるプリント配線基板がスルーホールを有しないものである場合等には、第1マスクと第2マスクとの位置決め精度はさほど高精度なものとする必要はない。しかしながら、このワークから製造されるプリント配線基板がスルーホールを有するものである場合等には、第1マスクと第2マスクとの位置決め精度を極めて高精度に維持する必要がある。また、第1マスクと第2マスクとの位置決め精度のみならず、第1マスクおよび第2マスクとワークとの位置決め精度が要求される場合もある。
この発明は上記課題を解決するためになされたものであり、簡易な構成でありながら両面の露光に使用される第1マスクおよび第2マスクとワークとの位置決めを高精度に実行することが可能な露光装置および露光方法を提供することを目的とする。
請求項1に記載の発明は、その両面に感光材料が塗布された長尺状のプリント配線基板用のワークに対して、その両面からパターン露光を行う露光装置であって、第1マスクを保持する第1マスクホルダと、第2マスクを保持する第2マスクホルダと、前記第2マスクホルダを支持するアライメントステージと、前記アライメントステージを支持する基台と、前記第1マスクホルダと前記アライメントステージとを互いに位置決めした状態で固定する固定部材と、前記第2マスクホルダを前記アライメントステージに対して移動させる第1移動機構と、前記アライメントステージを前記基台に対して移動させる第2移動機構と、前記第1マスクに形成されたレジスターマークの位置と、前記第2マスクに形成されたレジスターマークの位置と、前記ワークに形成されたレジスターマークの位置とを測定する撮像機構と、前記第1マスクホルダと前記アライメントステージとを、前記第1マスクと前記第2マスクとにより前記ワークに対して露光を行うための露光位置と、待機位置との間で移動させる第3移動機構とを備えたことを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の露光装置を使用して露光を行う露光方法であって、前記固定部材により前記第1マスクホルダと前記アライメントステージとを位置決めして固定する固定工程と、前記撮像機構により前記第1マスクホルダに保持される第1マスクに形成されたレジスターマークと前記第2マスクホルダに保持される第2マスクに形成されたレジスターマークとを撮影しながら、前記第1移動機構により前記第2マスクホルダを前記アライメントステージに対して移動させることにより、前記第1マスクと前記第2マスクとを位置決めする第1位置決め工程と、前記撮像機構により前記第2マスクホルダに保持される第2マスクに形成されたレジスターマークと前記ワークに形成されたレジスターマークとを撮影しながら、前記第2移動機構により前記アライメントステージを前記基台に対して移動させることにより、前記第2マスクと前記ワークとを位置決めする第2位置決め工程と、前記第1マスクおよび前記第2マスクを介して前記ワークの両面からパターン露光を行う露光工程とを備えたことを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1に記載の露光装置を使用して露光を行う露光方法であって、前記第3移動機構により前記第1マスクホルダと前記アライメントステージとを互いに近接する方向に移動させ、前記固定部材により前記第1マスクホルダと前記アライメントステージとを位置決めして固定する固定工程と、前記撮像機構により前記第1マスクホルダに保持される第1マスクに形成されたレジスターマークと前記第2マスクホルダに保持される第2マスクに形成されたレジスターマークとを撮影しながら、前記第1移動機構により前記第2マスクホルダを前記アライメントステージに対して移動させることにより、前記第1マスクと前記第2マスクとを位置決めする第1位置決め工程と、前記第3移動機構により前記アライメントステージと前記第1マスクホルダとを互いに離隔する方向に移動させるとともに、前記第1マスクと前記第2マスクとの間の所定位置に前記ワークを配置するワーク配置工程と、前記第3移動機構により前記第1マスクホルダと前記アライメントステージとを互いに近接する方向に移動させ、前記固定部材により前記第1マスクホルダと前記アライメントステージとを位置決めして固定する第2固定工程と、前記撮像機構により前記第2マスクホルダに保持される第2マスクに形成されたレジスターマークと前記ワークに形成されたレジスターマークとを撮影しながら、前記第2移動機構により前記アライメントステージを前記基台に対して移動させることにより、前記第2マスクと前記ワークとを位置決めする第2位置決め工程と、前記アライメントステージと前記第1マスクホルダとを互いに近接する方向に移動させ、前記第1マスクと前記第2マスクとにより前記ワークを挟持する密着工程と、前記第1マスクおよび前記第2マスクを介して前記ワークの両面からパターン露光を行う露光工程とを備えたことを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、その両面に感光材料が塗布された長尺状のプリント配線基板用のワークに対して、その両面からパターン露光を行う露光方法であって、第1マスクを保持した第1マスクホルダと、第2マスクを保持した第2マスクホルダを支持するアライメントステージとを、固定部材により位置決めして固定する固定工程と、撮像機構により前記第1マスクホルダに保持される第1マスクに形成されたレジスターマークと前記第2マスクホルダに保持される第2マスクに形成されたレジスターマークとを撮影しながら、第1移動機構により前記第2マスクホルダを前記アライメントステージに対して移動させることにより、前記第1マスクと前記第2マスクとを位置決めする第1位置決め工程と、前記撮像機構により前記第2マスクホルダに保持される第2マスクに形成されたレジスターマークと前記ワークに形成されたレジスターマークとを撮影しながら、第2移動機構により前記アライメントステージを基台に対して移動させることにより、前記第2マスクと前記ワークとを位置決めする第2位置決め工程と、前記第1マスクおよび前記第2マスクを介して前記ワークの両面からパターン露光を行う露光工程とを備えたことを特徴とする。
請求項1乃至請求項4に記載の発明によれば、簡易な構成でありながら両面の露光に使用される第1マスクおよび第2マスクとワークとの位置決めを高精度に実行することが可能となる。
以下、この発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1はこの発明に係る露光装置の斜視図であり、図2はその側面概要図である。
この露光装置は、その両面に感光材料が塗布された長尺状のプリント配線基板用のワークWに対してその両面からパターン露光を行うものであり、ワーク供給部1と、第1ダンサローラ部2と、ワーククリーニング部3と、ワーク間欠搬送部4と、露光部5と、第2ダンサローラ部6と、ワーク回収部7とを備える。
ワーク供給部1は、その外周部にワークWを巻回した巻き出しローラ11と、案内ローラ12と、巻き出しローラ11に巻回されたワークW間に介在されたスペーサ13を巻き取るためのスペーサ巻き取りローラ14とを備える。巻き出しローラ11は、図示を省略したモータの駆動により回転することにより、ワークWを巻き出す構成となっている。
第1ダンサローラ部2は、その自重により昇降するダンサローラ15を備える。このダンサローラ15の昇降位置は、図示を省略したセンサにより測定され、その測定値に基づいてワーク供給部1における巻き出しローラ11の回転速度が制御される。
ワーククリーニング部3は、ワークWの両面をクリーニングするためのものである。このワーククリーニング部3は、その表面が弱粘着性を有する4本のクリーニングローラ16と、その表面が強粘着性を有する4本のクリーニングローラ17とを備える。ワークWの両面に付着したゴミ等は、クリーニングローラ16によりワークWの両面から除去された後、クリーニングローラ17の表面に転写される。
ワーク間欠搬送部4は、ワークWを間欠的に搬送するためのものである。図3は、このワーク間欠搬送部4の斜視図である。
このワーク間欠搬送部4は、固定挟持部21と移動挟持部22とを備える。これらの固定挟持部21および移動挟持部22は、各々、一対のエアシリンダ23の駆動により昇降する上クランプ24と、エアシリンダ25の駆動により昇降する下クランプ26を備え、これらの上クランプ24および下クランプ26によりワークWを挟持可能な構成となっている。また、移動挟持部22は、モータ27により回転するねじ28の駆動により、一対のガイド部材29に沿って、図3において実線で示す位置と二点鎖線で示す位置との間を往復移動可能となっている。
このワーク間欠搬送部4によりワークWを間欠的に搬送する際には、最初に、移動挟持部22を図4において実線で示す位置に移動させる。この状態において、移動挟持部22における上クランプ24と下クランプ26によりワークWを挟持すると共に、固定挟持部21における上クランプ24と下クランプ26によるワークWの挟持状態を解除する。しかる後、移動挟持部22を図3において二点鎖線で示す位置まで移動させる。これにより、ワークWが一回の露光に必要な距離だけ引き出される。このとき、図2に示すダンサローラ15の作用により、ワークWの張力は一定に維持される。そして、固定挟持部21における上クランプ24と下クランプ26によりワークWを挟持すると共に、移動挟持部22における上クランプ24と下クランプ26によるワークWの挟持状態を解除する。しかる後、移動挟持部22を図3において実線で示す位置まで移動させる。
再度、図1および図2を参照して、露光部5はワークWの両面にパターン露光を行うためのこの発明の主要な構成部分であり、その内部に露光用光源および光学系を内蔵した光源ユニット31と露光ユニット32とから構成される。なお、露光部5の構成については、後程詳細に説明する。
第2ダンサローラ部6は、その自重により昇降するダンサローラ33を備える。このダンサローラ15の昇降位置は、図示を省略したセンサにより測定され、その測定値に基づいてワーク回収部7における巻き取りローラ34の回転速度が制御される。
ワーク回収部7は、その外周部にワークWを巻回して巻き取る巻き取りローラ34と、案内ローラ35と、巻き出しローラ11に巻回されるワークW間に介在させるためのスペーサ13を供給するスペーサ供給ローラとを備える。
以上のような構成を有する露光装置においては、ワークWは、ワーク間欠搬送部4の作用により間欠的に搬送され、露光部5の作用により、その表面には第1マスクを使用したパターン露光が、また、その裏面には第2マスクを利用したパターン露光が繰り返し実行される。
このとき、第1マスクおよび第2マスクとワークWとの位置決めは高精度に実行することが要求される。以下、このための露光部5の構成について説明する。図4は、露光部5における露光ユニット32の要部を示す側面図である。また、図5は、第1マスクホルダ51、第2マスクホルダ52、アライメントステージ53および基台54の関係を示す斜視図であり、図6および図7は、第1マスクホルダ51、第2マスクホルダ、アライメントステージ53および基台54の関係を示す縦断面概要図である。
露光部5における露光ユニット32は、ワークWの表面にパターン露光を行うための第1マスク41を保持する第1マスクホルダ51と、ワークWの裏面にパターン露光を行うための第2マスク42を保持する第2マスクホルダ52と、第2マスクホルダ52を支持するアライメントステージ53と、アライメントステージ53を支持する基台54とを備える。
図4に示すように、露光ユニット32には、モータ71の駆動により回転するねじ72が立設されている。一方、第1マスクホルダ51にはねじ72に螺合するナット73が配設されており、基台54にもねじ72に螺合するナット74が配設されている。そして、ねじ72におけるナット73と螺合する領域とナット74に螺合する領域とは、互いに逆方向を向くねじ山が形成されている。このため、モータ71の駆動によりねじ72が回転した場合には、第1マスクホルダ51と基台54とは、互いに近接する方向または互いに離隔する方向に移動する。また、第1マスクホルダ51は、後述する真空密着時に当該第1マスクホルダ51を微小距離だけ昇降させるためのエアシリンダ77とも接続されている。
また、露光ユニット32の上部には一対の滑車75が配設されている。基台54におけるナット74とは逆側の端部には、一対の滑車75に巻回されたワイヤーロープ76の一端が固定されている。このワイヤーロープ76の他端は、第1マスクホルダ51に固定されている。ねじ72の回転による第1マスクホルダ51および基台54の移動時には、この滑車75およびワイヤーロープ76からなる滑車機構が第1マスクホルダ51および基台54の移動を補助することになる。
なお、上述した第1マスクホルダ51および基台54の移動機構は、第1マスクホルダ51、第2マスクホルダ52およびアライメントステージ53を、基台54を介して、第1マスク41と第2マスク42とによりワークWに対して露光を行うための露光位置と、待機位置との間で移動させる第3移動機構として機能する。
露光ユニット32の上部および下部には、図1に示す光源ユニット31に内蔵された露光用光源から照射された光を、平行光に変更した後、第1マスク41および第2マスク42に向けて反射するための一対の反射鏡78が配設されている。なお、第1マスク41または第2マスク42への光の照射は、同時に実行してもよく、また、第1マスク41と第2マスク42とで交互に実行してもよい。
図5乃至図7に示すように、第1マスクホルダ51の下面における対角線上の位置には、一対のガイドピン61が配設されている。また、アライメントステージ53の上面における対角線上の位置には、一つのピン受け63が形成されている。同様に、第1マスクホルダ51の下面における対角線上の位置には、一対の位置決めピン62が配設されている。また、アライメントステージ53の上面における対角線上の位置には、一つのピン受け64が形成されている。これらのガイドピン61、位置決めピン62およびピン受け63、64は、第1マスクホルダ51とアライメントステージ53とを互いに位置決めした状態で固定する固定部材として機能する。
図5に示すように、基台54の上方には、アライメントステージ53を基台54に対して移動させる第2移動機構としての移動機構65が3個配設されている。図8は、各移動機構65を示す説明図である。なお、図8(a)は移動機構65の背面を、また、図8(b)はその平面を、さらに図8(c)はその正面を示している。
この移動機構65は基台54に固定されたモータ81を備える。このモータ81の回転軸は、カップリング82を介してねじ83に連結されており、このねじ83は基台54上を移動可能な移動部材85に設けられたナット84と螺合している。また、移動部材85には、カムフォロワー86が付設されており、このカムフォロワー86はアライメントステージ53の下面に付設されたレバー57と当接している。なお、アライメントステージ53は、そのレバー57がカムフォロワー86と当接する方向に常に付勢されている。
この移動機構65を使用した場合には、各モータ81の駆動により各移動部材85を移動させ、各カムフォロワー86によりアライメントステージ53の下面に付設されたレバー57を移動させることで、アライメントステージ53を基台54に対してX、Y、θ方向に微動させることが可能となる。
図5に示すように、アライメントステージ53の表面には、第2マスクホルダ52をアライメントステージ53に対して移動させる第1移動機構として機能する3個の移動機構66が配設されている。これらの移動機構66は、上述した移動機構65と同様の構成を有するものである。このため、第2マスクホルダ52に付設されたレバー58を移動させることにより、第2マスクホルダ52をアライメントステージ53に対してX、Y、θ方向に微動させることが可能となる。
図5乃至図7に示すように、アライメントステージ53の内側の位置には、第1マスク41に形成されたレジスターマークの位置と、第2マスク42に形成されたレジスターマークの位置と、ワークWに形成されたレジスターマークの位置とを測定する撮像機構として機能する一対のCCDカメラ55が配設されている。このCCDカメラ55は、図6および図7において二点鎖線で示す第2マスク42に形成されたレジスターマークの位置とワークWに形成されたレジスターマークの位置とを測定する位置と、図6において実線で示す第1マスク41に形成されたレジスターマークの位置と第2マスク42に形成されたレジスターマークの位置とを測定する位置と、さらに外側に移動した退避位置との間を移動可能となっている。
また、図5乃至図7に示すように、基台54の内側の位置には、ワークWに形成されたレジスターマークの大まかな位置を測定するための一対のCCDカメラ56が配設されている。このCCDカメラ56は、図6および図7において実線で示す測定値と、その外側の退避位置との間を移動可能となっている。
次に、上述した露光装置によりワークの両面にパターン露光を行う際の露光動作について説明する。図9は、露光行程を示すフローチャートである。
露光動作を実行するに先立って、ワーク供給部1にワークWを巻回した巻き出しローラ11を装着し、ワーク供給部1から第1ダンサローラ部2、ワーククリーニング部3、ワーク間欠搬送部4、露光部5および第2ダンサローラ部6を介してワーク回収部7に至るワークWの供給路にワークWをセットする。
そして、図4に示すモータ71の駆動によりねじ72を回転させ、第1マスクホルダ51と基台54とを互いに近接する方向に移動させる。この状態においては、図7に示すように、一対のガイドピン61がピン受け63と、また、一対の位置決めピン62がピン受け64と各々係合することにより、第1マスクホルダ51とアライメントステージ53とが位置決めされ、固定される(ステップS1)。
次に、一対のCCDカメラ55により第1マスク41に形成されたレジスターマークと第2マスク42に形成されたレジスターマークとを撮影しながら、第2マスクホルダ52をアライメントステージ53に対して移動させることにより、第1マスク41と第2マスク42とを位置決めする第1位置決め工程を実行する(ステップS2)。
図10は、第1マスク41および第2マスク42に形成された、第1マスク41と第2マスク42との位置決め用のレジスターマークを示す拡大図である。ここで、図10(a)は第1マスク41に形成されたレジスターマーク101を示し、図10(b)は第2マスク42に形成されたレジスターマーク102を示している。
第1マスク41と第2マスク42とを位置決めする場合には、一対のCCDカメラ55を図6および図7において実線で示す位置に移動させる。そして、このCCDカメラ55により第1マスク41に形成されたレジスターマーク101と第2マスク42に形成されたレジスターマーク102とを撮影しながら、図5に示す移動機構66の駆動により第2マスクホルダ52をアライメントステージ53に対して移動させ、レジスターマーク102がレジスターマーク101の中央部に配置されるようにする。これにより、第1マスク41と第2マスク42とを位置決めが完了する。
次に、図4に示すモータ71の駆動によりねじ72を回転させ、第1マスクホルダ51と基台54とを互いに離隔する方向に移動させる(ステップS3)。そして、図1乃至図3に示すワーク間欠搬送部4によりワークWを移動させ、ワークWの露光すべき領域を第1マスク41と第2マスク42との間に配置する(ステップS4)。なお、このワークWの配置動作は、固定工程(ステップS1)に先だって実行してもよい。
次に、配置後のワークWの位置ずれ量を確認し(ステップS5)、粗位置決めを行う(ステップS6)。
図11は、ワークWおよび第2マスク42に形成された、ワークWと第2マスク42との位置決め用のレジスターマークを示す拡大図である。ここで、図11(a)はワークWに穿設された孔よりなるレジスターマーク103を示し、図11(b)は第2マスク42に形成されたレジスターマーク104を示している。なお、レジスタマーク104は、上述したレジスターマーク102と同様の形状を有するが、レジスターマーク102とは異なる位置に配置されている。
ワークWの位置ずれ量を確認するときには、一対のCCDカメラ56によりワークWに形成されたレジスターマーク103を撮影する。そして、図5に示す移動機構65の駆動によりアライメントステージ53を基台54に対して移動させ、レジスターマーク103がCCDカメラ56の視野のおおよそ中心に配置されるようにする。
そして、図4に示すモータ71の駆動によりねじ72を回転させ、第1マスクホルダ51と基台54とを、再度互いに近接する方向に移動させる。この状態においては、図7に示すように、一対のガイドピン61がピン受け63と、また、一対の位置決めピン62がピン受け64と各々係合することにより、第1マスクホルダ51とアライメントステージ53とが位置決めされ、固定される(ステップS7)。
次に、一対のCCDカメラ55によりワークWに形成されたレジスターマーク103と第2マスク42に形成されたレジスターマーク104とを撮影しながら、アライメントステージ53を基台54に対して移動させることにより、ワークWと第1マスク41および第2マスク42とを位置決めする第2位置決め工程を実行する(ステップS8)。
すなわち、この工程においては、一対のCCDカメラ55を図6および図7において二点鎖線で示す位置に移動させる。そして、このCCDカメラ55によりワークWに形成されたレジスターマーク103と第2マスク42に形成されたレジスターマーク104とを撮影しながら、図5に示す移動機構65の駆動によりアライメントステージ53を基台54に対して移動させ、レジスターマーク104がレジスターマーク103の中央部に配置されるようにする。これにより、ワークWと第2マスク42との位置決めが完了する。そして、第1マスク41と第2マスク42とを位置決めは第1位置決め工程(ステップS2)で実行され、第2位置決め工程(ステップS8)でその位置が再現されており、第1マスクホルダ51とアライメントステージ53とが位置決め、固定されるていることから、ワークWと第1マスク41と第2マスク42との位置決めが完了することになる。
次に、ワークWを第1マスク41および第2マスク42により挟持して第1マスク41および第2マスク42をワークWに真空密着する(ステップS9)。図12は、この真空密着動作を模式的に示す説明図である。
図12(a)に示すように、第1マスクホルダ51の下面には第1マスク41と同じ厚みを有するシール受け93が付設されている。また、第2マスクホルダ52の上面にはシールゴム92がシール押さえ94により固定されている。
真空密着を行う際には、この状態から第1マスク41と第2マスク42とを近接する方向に移動させた後、図4に示すエアシリンダ77により第1マスクホルダ51を押圧する。この状態においては、図12(b)に示すように、ワークWの表面は第1マスクホルダ51の下面に付設されたシール受け93と当接する。
次に、図12(c)に示すように、第2マスクホルダ52の下方に配設されたエアシリンダ91のシリンダロッド95によりシールゴム92を上方に押圧し、シールゴム92をワークWに裏面と当接させる。この状態において、図示を省略した真空ポンプ等からなる吸引機構により、第1マスク41、第2マスク42、シール受け93およびシールゴム92により囲まれた領域から排気を行うことにより、第1マスク41および第2マスク42をワークWの両面に密着させる。
再度、図9を参照して、この状態において、光源ユニット31内に配置された露光用光源を点灯させ、この露光用光源から照射された光を一対の反射鏡78を利用して平行光とした上で、第1マスク41または第2マスク42に照射することによりパターン露光を行う(ステップS10)。
しかる後、図4に示すモータ71の駆動によりねじ72を回転させ、第1マスクホルダ51と基台54とを互いに離隔する方向に移動させる(ステップS11)。そして、次のパターン露光を実行するか否かを判断する(ステップS12)。引き続きパターン露光を実行する場合には、ステップS4〜ステップS11を繰り返す。必要なパターン露光が完了した場合には、作業を終了する。
この発明に係る露光装置の斜視図である。 この発明に係る露光装置の側面概要図である。 ワーク間欠搬送部4の斜視図である。 露光部5における露光ユニット32の要部を示す側面図である。 第1マスクホルダ51、第2マスクホルダ、アライメントステージ53および基台54の関係を示す斜視図である。 第1マスクホルダ51、第2マスクホルダ、アライメントステージ53および基台54の関係を示す縦断面概要図である。 第1マスクホルダ51、第2マスクホルダ、アライメントステージ53および基台54の関係を示す縦断面概要図である。 移動機構65を示す説明図である。 露光行程を示すフローチャートである。 第1マスク41および第2マスク42に形成されたレジスターマークを示す拡大図である。 ワークWおよび第2マスク42に形成されたレジスターマークを示す拡大図である。 真空密着動作を模式的に示す説明図である。
符号の説明
1 ワーク供給部
2 第1ダンサローラ部
3 ワーククリーニング部
4 ワーク間欠搬送部
5 露光部
6 第2ダンサローラ部
7 ワーク回収部
31 光源ユニット
32 露光ユニット
41 第1マスク
42 第2マスク
51 第1マスクホルダ
52 第2マスクホルダ
53 アライメントステージ
54 基台
55 CCDカメラ
56 CCDカメラ
61 ガイドピン
62 位置決めピン
63 ピン受け
64 ピン受け
65 移動機構
66 移動機構
71 モータ
72 ねじ
73 ナット
74 ナット
75 滑車
76 ワイヤーロープ
77 エアシリンダ
78 反射鏡
W ワーク

Claims (4)

  1. その両面に感光材料が塗布された長尺状のプリント配線基板用のワークに対して、その両面からパターン露光を行う露光装置であって、
    第1マスクを保持する第1マスクホルダと、
    第2マスクを保持する第2マスクホルダと、
    前記第2マスクホルダを支持するアライメントステージと、
    前記アライメントステージを支持する基台と、
    前記第1マスクホルダと前記アライメントステージとを互いに位置決めした状態で固定する固定部材と、
    前記第2マスクホルダを前記アライメントステージに対して移動させる第1移動機構と、
    前記アライメントステージを前記基台に対して移動させる第2移動機構と、
    前記第1マスクに形成されたレジスターマークの位置と、前記第2マスクに形成されたレジスターマークの位置と、前記ワークに形成されたレジスターマークの位置とを測定する撮像機構と、
    前記第1マスクホルダと前記アライメントステージとを、前記第1マスクと前記第2マスクとにより前記ワークに対して露光を行うための露光位置と、待機位置との間で移動させる第3移動機構と、
    を備えたことを特徴とする露光装置。
  2. 請求項1に記載の露光装置を使用して露光を行う露光方法であって、
    前記固定部材により前記第1マスクホルダと前記アライメントステージとを位置決めして固定する固定工程と、
    前記撮像機構により前記第1マスクホルダに保持される第1マスクに形成されたレジスターマークと前記第2マスクホルダに保持される第2マスクに形成されたレジスターマークとを撮影しながら、前記第1移動機構により前記第2マスクホルダを前記アライメントステージに対して移動させることにより、前記第1マスクと前記第2マスクとを位置決めする第1位置決め工程と、
    前記撮像機構により前記第2マスクホルダに保持される第2マスクに形成されたレジスターマークと前記ワークに形成されたレジスターマークとを撮影しながら、前記第2移動機構により前記アライメントステージを前記基台に対して移動させることにより、前記第2マスクと前記ワークとを位置決めする第2位置決め工程と、
    前記第1マスクおよび前記第2マスクを介して前記ワークの両面からパターン露光を行う露光工程と、
    を備えたことを特徴とする露光方法。
  3. 請求項1に記載の露光装置を使用して露光を行う露光方法であって、
    前記第3移動機構により前記第1マスクホルダと前記アライメントステージとを互いに近接する方向に移動させ、前記固定部材により前記第1マスクホルダと前記アライメントステージとを位置決めして固定する固定工程と、
    前記撮像機構により前記第1マスクホルダに保持される第1マスクに形成されたレジスターマークと前記第2マスクホルダに保持される第2マスクに形成されたレジスターマークとを撮影しながら、前記第1移動機構により前記第2マスクホルダを前記アライメントステージに対して移動させることにより、前記第1マスクと前記第2マスクとを位置決めする第1位置決め工程と、
    前記第3移動機構により前記アライメントステージと前記第1マスクホルダとを互いに離隔する方向に移動させるとともに、前記第1マスクと前記第2マスクとの間の所定位置に前記ワークを配置するワーク配置工程と、
    前記第3移動機構により前記第1マスクホルダと前記アライメントステージとを互いに近接する方向に移動させ、前記固定部材により前記第1マスクホルダと前記アライメントステージとを位置決めして固定する第2固定工程と、
    前記撮像機構により前記第2マスクホルダに保持される第2マスクに形成されたレジスターマークと前記ワークに形成されたレジスターマークとを撮影しながら、前記第2移動機構により前記アライメントステージを前記基台に対して移動させることにより、前記第2マスクと前記ワークとを位置決めする第2位置決め工程と、
    前記アライメントステージと前記第1マスクホルダとを互いに近接する方向に移動させ、前記第1マスクと前記第2マスクとにより前記ワークを挟持する密着工程と、
    前記第1マスクおよび前記第2マスクを介して前記ワークの両面からパターン露光を行う露光工程と、
    を備えたことを特徴とする露光方法。
  4. その両面に感光材料が塗布された長尺状のプリント配線基板用のワークに対して、その両面からパターン露光を行う露光方法であって、
    第1マスクを保持した第1マスクホルダと、第2マスクを保持した第2マスクホルダを支持するアライメントステージとを、固定部材により位置決めして固定する固定工程と、
    撮像機構により前記第1マスクホルダに保持される第1マスクに形成されたレジスターマークと前記第2マスクホルダに保持される第2マスクに形成されたレジスターマークとを撮影しながら、第1移動機構により前記第2マスクホルダを前記アライメントステージに対して移動させることにより、前記第1マスクと前記第2マスクとを位置決めする第1位置決め工程と、
    前記撮像機構により前記第2マスクホルダに保持される第2マスクに形成されたレジスターマークと前記ワークに形成されたレジスターマークとを撮影しながら、第2移動機構により前記アライメントステージを基台に対して移動させることにより、前記第2マスクと前記ワークとを位置決めする第2位置決め工程と、
    前記第1マスクおよび前記第2マスクを介して前記ワークの両面からパターン露光を行う露光工程と、
    を備えたことを特徴とする露光方法。
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