JP2000058420A - 露光装置におけるマスクステージの取り付け構造 - Google Patents

露光装置におけるマスクステージの取り付け構造

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JP2000058420A
JP2000058420A JP10226762A JP22676298A JP2000058420A JP 2000058420 A JP2000058420 A JP 2000058420A JP 10226762 A JP10226762 A JP 10226762A JP 22676298 A JP22676298 A JP 22676298A JP 2000058420 A JP2000058420 A JP 2000058420A
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mask
stage
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work
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Isamu Shibuya
勇 澁谷
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Ushio Inc
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Ushio Denki KK
Ushio Inc
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  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 露光装置において、マスクステージの交換、
所定の位置への固定を容易に行えるようにすること。 【解決手段】 基台BP1上の左右に平行に前後方向に
移動可能な2本のレール11を取り付け、レール11に
段差部を設ける。また、レール11上に上下動可能に支
持され、上記レール11が前後方向に移動したとき段差
部により上下方向に駆動される脚21を取り付け、脚2
1上にマスクステージを支持する2本のガイド22を設
ける。さらに、基台BP1上にガイド11上に載置され
たマスクステージを真空吸着により保持するマスクステ
ージ吸着固定部31を設ける。マスクステージを取り付
けるには、ガイド22を上昇させてガイド22上にマス
クステージを載置し、脚21を下降させて、マスクステ
ージMSをマスクステージ吸着固定部31により吸着固
定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】半導体装置やプリント基板、
LCDの製造等には、紫外光を含む露光光をマスクを介
してワーク上に照射し、マスクパターンをワーク上に転
写する露光工程が行われる。本発明は、上記した露光工
程に使用される露光装置におけるマスクステージの取り
付け構造に関する。
【0002】
【従来の技術】上記露光装置としては、マスクとワーク
を接近させてマスクパターンをワーク上に転写するプロ
キシミティ露光装置、マスクとワークを接触させてマス
クパターンをワーク上に転写するコンタクト露光装置、
マスクパターンを投影レンズを介してワーク上に転写す
る投影露光装置が使用される。以下、プロキシミティ露
光装置、コンタクト露光装置(以下単に露光装置とい
う)を例として、従来技術について説明する。図9は従
来の露光装置の構成を示す図である。同図において、マ
スクステージMSは第1の基台BP11(ベースプレー
ト、以下基台という)上に固定ねじ等により取り付けら
れている。マスクステージMSには真空吸着溝VSが設
けられており、該真空吸着溝VSに真空通路V1、真空
用配管V2を介して真空が供給され、マスクMがマスク
ステージMSに吸着固定される。WSはワークステージ
であり、ワークステージWS上にはワークWが載置さ
れ、図示しない真空吸着機構等によりワークWが吸着固
定される。ワークステージWSは、マスクMとワークW
の平行出しを行う間隙設定機構GS、XYθステージS
T1、ZステージST2を介して第2の基台BP12に
取り付けられている。
【0003】XYθステージST1はワークステージW
SをXYθ方向(Xは例えば同図の左右方向、Yは紙面
に対して垂直方向、θはXY平面に垂直な軸を中心とし
た回転)に駆動し、ZステージST2はワークステージ
WSを上下方向に駆動する。マスクM上にはアライメン
ト用顕微鏡AUが設けられており、アライメント用顕微
鏡AUによりマスクMに記されたマスクアライメントマ
ークと、ワークWに記されたワークアライメントマーク
を検出し、マスクMとワークWの位置合わせを行う。L
Oは露光光出射口であり、図示しない光源から放出され
る露光光はコリメータレンズLにより平行光とされて露
光光出射口LOから放出され、マスクMを介してワーク
Wに照射される。
【0004】図10は上記露光装置による露光処理を説
明する図であり、同図を参照しながら上記露光装置によ
る露光処理の概要を説明する。 (1)図10(a)に示すように、マスクステージMS
に回路等のマスクパターンが形成されたマスクMを載置
し、真空吸着等により固定する。また、ワークステージ
WSにワークWを載置し、同様に真空吸着等により固定
する。 (2)図10(b)に示すように、ZステージST2に
よりりークステージWSを上昇させ、ワークWをマスク
Mに押し付ける。これにより、間隙設定機構GSによっ
てマスクMに対するワークWの平行調整が行なわれる
(なお、間隙設定機構の動作については例えば特開平7
−74096号等を参照されたい)。 (3)ZステージST2がアライメントギャップまで所
定量下降する。アライメント顕微鏡AUによって、マス
クMとワークWに設けられたアライメントマークを検出
し、マスクステージMSもしくはワークステージWSを
XYθステージST1により移動させて、マスクMとワ
ークWとの位置合わせを行う。 (4)コンタクト露光であれば、再びZステージST2
が上昇し、マスクMとワークWSとを密着させ、露光光
出射口LOからマスクMを介してワークWに露光光を含
む光を照射し露光する。 (5)プロキシミティ露光であれば、図10(c)に示
すようにZステージST2が露光ギャップまで所定量移
動し、マスクMとワークWの間隙を設定して、露光光出
射口LOからマスクMを介してワークWに露光光を含む
光を照射し露光する。
【0005】次に上記露光装置における従来のマスクス
テージMSの取り付け構造について説明する。通常、マ
スクステージMSは、図11に示すように、固定ねじ1
01によって、基台BP11に設けられたねじ孔102
にねじ止めされる。図11は、マスクステージMSの上
面にマスクMを取り付ける例であるが、マスクMはマス
クステージMSの下面に取り付けてもよい。マスクステ
ージMSには、露光光が通過する開口部が設けられてい
る。前記した図9の場合、露光光出射光LOから出射さ
れた露光光は、マスクMを介して上記開口部を通過し、
ワークWに照射される。
【0006】マスクステージMSの基台への位置決め
は、図11に示すようにマスクステージMSに取り付け
たボールプランジャ103と、基台BP11に取り付け
たV溝体104によってなされる。ボールプランジャ1
03とV溝体104は3個所に設けられ、基台BP11
に対してマスクステージMSは3点支持される。ボール
プランジャ103は、図12に示すように、先端にボー
ル103aを設けた部材であり、先端のボール103a
がV溝体104のV溝部分に接することにより位置決め
される。したがって、ボールプランジャ103のマスク
ステージMSへのねじ込み量を調整することにより、マ
スクステージMSがあおられ、露光光の光軸に対するマ
スクMの直角度の調整ができる。
【0007】ところで、処理するワークWの大きさ、形
状は種々様々であり、例えばワークWがウェハの場合、
φ100mm、φ125mm、φ150mm等の大きさ
があり、形状もウェハのような円形のものや四角形のも
のもある。これら処理するワークWの大きさや形状が異
なっても、共通の装置を使うことができれば便利であ
る。しかし、ワークWの大きさ、形状が変わると、露光
光を照射する面積・形状も異なるので、マスクMの大き
さ・形状も異なり、マスクMを保持するマスクステージ
MSも、照射面積・形状に応じた開口部の大きさを持つ
ものに変える必要がある。また、マスクステージMSだ
けではなく、ワークWの大きさ・形状に合わせて、ワー
クステージWSを交換する必要がある場合もある。
【0008】従来、ワークW、マスクMの変換に伴うマ
スクステージMS、ワークステージWSの交換は次のよ
うに行われていた。 (1)図9に示したマスクステージMSのマスク吸着用
真空配管V2に供給されている真空を止め、マスクMを
マスクステージMSから取り外す。 (2)マスクステージMSを基台BP11に固定してい
る固定ねじ101をゆるめて取り外し、マスクステージ
MSを基台から取り外す(図11参照)。 (3)必要であれば、間隙設定機構GS上に取付けられ
ているワークステージWSを交換する。 (4)新たなマスクステージMSを基台BP11に載
せ、ボールプランジャ103によってあおり調整を行
い、固定ねじ101を締めて固定する(図11参照)。 (5)新たなマスクMをマスクステージMSに載置し、
マスクステージMSにマスク吸着固定用の真空を供給し
マスクMを固定する。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】従来においては、上記
した手順でマスクステージMS、ワークステージWSの
交換作業を行っていたので、次のように問題があった。 (1)マスクステージMSを取り外すためには、固定ね
じ101をすべて取り外さなければならない。 (2)マスクステージMS付近には、マスクMとワーク
Wの位置合わせ用のアライメント顕微鏡AUや、光源部
の露光光出射口LO等が配置されている。したがって、
マスクステージを交換するために固定ねじ101を緩め
て抜き取る、また、固定ねじ101を差し込んで締める
などの作業を行う空間が狭く、手やねじ、工具と装置部
品とが接触するなど作業性が悪い。
【0010】(3)マスクステージMSの装置への挿入
・退避は手動で行うが、マスクステージMSは、熱によ
る変形や自重によるたわみ等が生じないように厚く、し
たがって重いので交換の作業性が悪い。 (4)さらに、マスクステージMSを装置へ挿入・退避
するとき、アライメント顕微鏡AUや露光光出射口LO
のコリメータレンズLに接触する可能性がある。これら
にマスクステージMSが接触すると、アライメント顕微
鏡AUやコリメータレンズLが位置ずれを起こしたり破
損し、位置合わせや露光ができなくなる場合がある。 (5)マスクステージMSをねじ止めする締めつけトル
クが大きいとマスクステージMSが変形し、マスクの平
面性が悪くなり露光精度に悪影響を及ぼす。マスクステ
ージMSを固定する時、ねじの締めつけトルクを一定に
調整する作業に時間がかかる。 本発明は上記した従来技術の問題点を解決するためにな
されたものであって、本発明の目的は、マスクステージ
の交換、所定の位置への固定を変形することなく容易に
行うことができるマスクステージ取付け構造を提供する
ことである。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明においては、上記
課題を次のようにして解決する。 (1)基台上に上下動可能に支持された脚部を取り付
け、脚部の上にマスクステージを支持する平行に配置し
た2本のガイドを設ける。また、基台上に、脚部を上下
方向に駆動する駆動機構と、脚部が下方向に駆動された
とき、上記ガイド上に載置されたマスクステージを真空
吸着により保持するマスクステージ吸着固定部とを設け
る。そして、上記脚部を上昇させてガイド上にマスクス
テージを載置し、脚部を下降させて、マスクステージを
上記マスクステージ吸着固定部により吸着固定する。 (2)基台上の左右に平行に該基台上で前後方向に移動
可能な2本のレールを取り付け、2本のレールの表面に
凸部と凹部と、該凸部と凹部との間に形成された斜面と
よりなる段差部を設ける。また、上記2本のレール上に
上下動可能に支持され、上記レールが前後方向に移動し
たとき上記段差部により上下方向に駆動される脚部を取
り付け、脚部上にマスクステージを支持する平行に配置
した2本のガイドを設ける。さらに、基台上に上記脚部
が下方向に駆動されたとき、上記ガイド上に載置された
マスクステージを真空吸着により保持するマスクステー
ジ吸着固定部とを設ける。そして、上記(1)と同様
に、上記脚部を上昇させてガイド上にマスクステージを
載置し、脚部を下降させて、マスクステージを上記マス
クステージ吸着固定部により吸着固定する。
【0012】本発明においては、上記のようにマスクス
テージを載置するガイドを設け、該ガイドを上昇させて
マスクステージを載置したのち、ガイドを下降させ、マ
スクステージ吸着固定部によりマスクステージを吸着固
定するように構成したので、ねじによる固定に比べて交
換が容易であり、マスクステージの位置決めを変形する
ことなく容易に行うことができる。また、露光光出射口
やアライメント顕微鏡等を設けた狭い空間に手を入れて
作業する必要がない。さらに、マスクステージの交換が
容易なので、同一の機種において、複数の大きさの異な
るマスクに対して容易に対応が可能となる。
【0013】
【発明の実施の形態】図1は本発明の実施例の装置の全
体構成を示す図であり、同図は、マスクを取り外した状
態の斜視図を示している。同図において、基台BP1上
には、左右に平行配置されたレール部11を有する可動
部材10が取り付けられている。可動部材10は後述す
るように基台BP1上に立設されたレール移動位置規制
ピン11bとレール部11に設けられた長孔11aによ
りガイドされ基台BP1上を前後方向に所定量移動す
る。
【0014】図2は上記レール部11近傍の拡大図、図
3は図1をA方向から見た図(ガイド22が上方に移動
している状態を示している)である。図2、図3に示す
ようにレール部11には可動部材10をスムーズに移動
させるための移動用ころ11cと、移動方向を規制する
ための長孔11aとが設けられている。一方基台BP1
上にはレール移動位置規制ピン11b(以下ピン11b
と略記する)が立設されており、ピン11bは上記長孔
11aと係合している。このため、可動部材10は上記
長孔11aに沿って図2、図3の左右方向に長孔11a
の距離だけ移動する。それぞれのレール部11の表面に
は、図2、図3に示すように凹部11dと凸部11eと
を一組とする段差部11fが2個所、それぞれのレール
部11に設けられている。また、凹部11dと凸部11
eとの間には斜面11gが設けられている。さらに、図
2、図3に示すようにそれぞれのレール部11の各段差
部11f上には、脚21が配置される。脚21は図1に
示すように4本設けられ、マスクステージMSを載置す
るガイド22を支持・固定する。また、脚21は、図1
の点線で示す固定部材23により、上下方向にのみに移
動するように案内されている(図2、図3では固定部材
は省略されている)。
【0015】図4は上記脚21と固定部材23の構成を
示す断面図であり、同図(a)は脚21がレール11の
凹部11dにあるとき、(b)は脚21がレール11の
凸部11eあるときを示している。同図に示すように脚
21は、軸部21aと、軸部21aの下端に取り付けら
れたころ取り付け部材21bと、ころ取り付け部材21
bに取り付けられたころ21cとからなり、脚21の上
端にはガイド22が取り付けられている。また、軸部2
1と固定部材23との間には、おしばね21dが取付け
られ、軸部21はころ21cを介してレール11に押し
付けられている。上記固定部材23は基台BP1に固定
され、固定部材23は軸部21aが上下方向以外に移動
しないように保持している。また、固定部材23と軸部
21aの間にはすべり部材21eが設けられおり、軸部
21aは上下方向に滑らかに移動する。したがって、上
記2本のレール11が基台BP1上を移動すると、脚2
1の軸部21は、ころ21cによりレール11の段差部
11fの凹部11dと凸部11eとの間を移動する。
【0016】基台BP1上の4個所にはマスクステージ
吸着部31が配置される。図5はマスクステージ吸着部
31の断面構造を示す図であり、図5(a)はマスクス
テージ吸着部31にマスクステージMSが吸着されてい
ない状態、図5(b)はマスクステージ吸着部31にマ
スクステージMSが吸着されている状態を示している。
同図に示すように、マスクステージ吸着部31の上部に
は吸盤31aが取付けられ、真空吸着用の真空が供給で
きるように、内部に真空用通路31bが設けられてい
る。また、4本のマスクステージ吸着部31の内3本の
マスクステージ吸着部31の吸盤31aの内側には、図
5(a)に示すようにマスクステージ位置決め用のV溝
31cが設けられている。そして、マスクステージMS
が吸着固定されているとき、図5(b)に示すようにマ
スクステージMSのボールプランジャ32bはV溝体3
1cに係合する。
【0017】また、残りの1本のマスクステージ吸着部
31には、平ブッシュが設けられている。すなわち、マ
スクステージMSは基台BP1に対して3点支持すれば
よいのでマスクステージ吸着部31の残りの1本は位置
決めに関しては不要であり、残りの1本はマスクステー
ジMSの自重たわみが生じないように、マスクステージ
MSを補助的に支える役割をする。また、マスクMを保
持するマスクステージMSには、図6に示すように、マ
スクの位置決め部材32a、マスクMを吸着固定するた
めの真空吸着溝VSが設けられており、該真空吸着溝V
Sに図示しない真空源から真空が供給され、マスクMが
マスクステージMSに吸着固定される。さらに、マスク
ステージMSには上記マスクステージ吸着部31のV溝
31cに対応するボールプランジャ32bが設けられ
る。
【0018】さらに、前記図1に示したように、4本の
マスクステージ吸着部31の間の基台BP1上には、間
隙設定機構GSを介してワークステージ取付部WStが
取り付けられており、ワークステージWSはねじ等によ
り、上記ワークステージ取付部WStに取り付けられ
る。また、基台BP1の後面側(図1において紙面右)
には垂直に第2の基台BP2が取り付けられ、第2の基
台BP2にはマスクステージMSの位置を規制するため
のストッパ33が取り付けられている。
【0019】次に、本実施例におけるマスクステージの
取り付け/取り外し手順について説明する。 (1)マスクステージMSの取り付け手順 (a) マスクが取り付けられていない状態では、前記図
2に示したように、レール11が装置前面側(図1、図
2、図3において紙面左)に移動している。脚21の軸
部21aのころ21cはレール11の凸部11eにあ
り、ガイド22は相対的に高い位置にある。なお、必要
であれば、この状態でワークステージWSの交換作業を
行う。 (b) マスクステージMSをガイド22に差込み、ガイド
22の溝に沿って、図7に示すように後面の基台に取付
けられたストッパ33に当たるまで挿入する。 (c) マスクステージ吸着部31に、不図示の真空供給源
から、真空を供給する。
【0020】(d) レール11を後面側(図1、図2、図
3において紙面右)に移動する。脚21の軸部21aの
端に設けられたころ21cが、凸部11eから斜面に沿
って凹部11dに移動し、ガイド22が下降する。マス
クステージMSは、ガイド22とともに下降する。 (e) ガイド22と共にマスクステージMSが下降し、マ
スクステージMSのボールプランジャ32bの先端が、
図5(b)に示すようにマスクステージ吸着部31のV
溝31cに落ち込み、マスクステージMSの位置が決ま
り、吸盤31aの部分が減圧となって、マスクステージ
MSは図8に示すように吸着され固定される。 (f) マスクMをマスクステージMSに載置し、マスク位
置決め部材32aにマスクを押し当てて位置決めし、真
空吸着によって固定する。 (e) マスクステージMSの、光軸方向に対するあおりの
位置調整は、従来技術と同様ボールプランジャ32bの
ねじ込み量によって行う。
【0021】(2)マスクステージMS取はずし手順 (a) マスクステージMSのマスクMを固定する真空吸着
を止め、マスクMをマスクステージMSから取り外す。 (b) マスクステージ吸着部31の真空の供給を止め、マ
スクステージMSの固定を解除する。 (c) レール11を前面側に移動する。軸部21aのころ
21cは凹部11dから斜面11gに沿って上り凸部1
1eに移動する。これにより、前記図7に示すようにガ
イド22はマスクステージMSとともに上昇する。 (e) マスクステージMSを、ガイド22に沿ってスライ
ドさせ、装置から取り外す。
【0022】なお、上記実施例では、レール11に凹部
11dと凸部11eを設け、レール11を移動させるこ
とによりガイド22を上昇/下降させる実施例を示した
が、例えば、カムを用いたり、エアシリンダを用いてガ
イド22を上昇/下降させるように構成してもよい。ま
た、上記実施例では、コンタクト露光装置、プロキシミ
ティ露光装置に本発明を適用した実施例を示したが、本
発明は投影露光装置におけるマスクステージの取り付け
にも適用することもできる。
【0023】
【発明の効果】以上説明したように本発明においては、
以下の効果を得ることができる。 (1)マスクステージを真空吸着によって保持固定する
ので、ねじによる固定に比べて交換が容易であり、ねじ
止めによるマスクステージの変形も防ぐことができる。
また、露光光出射口やアライメント顕微鏡等を設けた狭
い空間に手を入れて作業する必要がない。 (2)マスタステージの取り付け・取り外しのためのガ
イドを設けたので、マスクステージの位置決めが容易で
あり、また、取り付け取り外しにおける事故を防ぐこと
ができる。 (3)マスクステージの交換を容易に行うことができる
ので、同一の機種において、複数の大きさの異なるマス
クに対して容易に対応が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の装置の全体構成を示す図であ
る。
【図2】図1においてレール部近傍を拡大した斜視図で
ある。
【図3】図1をA方向から見た図である。
【図4】脚部と固定部材の構成を示す断面図である。
【図5】マスクステージ吸着部の断面構造を示す図であ
る。
【図6】マスクステージの構成を示す図である。
【図7】マスクステージを挿入した状態を示す側面図で
ある。
【図8】ガイドを下降させマスクステージを吸着固定し
た状態を示す図である。
【図9】従来の露光装置の構成を示す図である。
【図10】図9の露光装置による露光処理を説明する図
である。
【図11】従来の露光装置のマスクステージの構成を示
す図である。
【図12】ボールプランジャの構成を示す図である。
【符号の説明】
10 可動部材 11 レール部 11a 長孔 11b レール移動位置規制 11c 移動用ころ 11d 凹部 11e 凸部 11f 段差部 11g 斜面 21 脚 21a 軸部 21b ころ取り付け部材 21c ころ 21d おしばね 21e すべり部材 22 ガイド 23 固定部材 31 マスクステージ吸着部 31a 吸盤 31b 真空用通路 31c V溝 32a マスクの位置決め部材 32b ボールプランジャ 33 ストッパ BP1 基台 BP2 第2の基台 M マスク MS マスクステージ VS 真空吸着溝 WS ワークステージ WSt ワークステージ取付部 GS 間隙設定機構

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基台と、基台上に上下動可能に支持され
    た脚部と、 上記脚部の上に取付けられマスクステージを支持する平
    行に配置した2本のガイドと、 上記脚部を上下方向に駆動する駆動機構と、 マスクを真空吸着等により保持するマスクステージと、 基台上に複数個所設けられ、上記脚部が下方向に駆動さ
    れたとき、上記ガイド上に載置されたマスクステージを
    真空吸着により保持するマスクステージ吸着固定部とを
    備えたことを特徴とする露光装置におけるマスクステー
    ジの取り付け構造。
  2. 【請求項2】 基台と、該基台上の左右に平行に配置さ
    れ、該基台上で前後方向に移動可能に取り付けられた2
    本のレールと、 上記2本のレールの表面に設けられ、凸部と凹部と、該
    凸部と凹部との間に形成された斜面とよりなる段差部
    と、 上記2本のレール上に上下動可能に支持され、上記レー
    ルが前後方向に移動したとき上記段差部により上下方向
    に駆動される脚部と、 脚部の上に取付けられ、マスクステージを支持する平行
    に配置した2本のガイドと、 マスクを真空吸着等により保持するマスクステージと基
    台上に複数個所設けられ、上記脚部が下方向に駆動され
    たとき、上記ガイド上に載置されたマスクステージを真
    空吸着により保持するマスクステージ吸着固定部とから
    構成されることを特徴とする露光装置におけるマスクス
    テージの取り付け構造。
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