JPH09325309A - プリアライメント装置及びプリアライメント方法 - Google Patents

プリアライメント装置及びプリアライメント方法

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JPH09325309A
JPH09325309A JP16240596A JP16240596A JPH09325309A JP H09325309 A JPH09325309 A JP H09325309A JP 16240596 A JP16240596 A JP 16240596A JP 16240596 A JP16240596 A JP 16240596A JP H09325309 A JPH09325309 A JP H09325309A
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JP
Japan
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plate
photosensitive substrate
alignment
plate stage
stage
Prior art date
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Application number
JP16240596A
Other languages
English (en)
Inventor
Hisato Matsubara
寿人 松原
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Nikon Corp
Original Assignee
Nikon Corp
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Publication date
Application filed by Nikon Corp filed Critical Nikon Corp
Priority to JP16240596A priority Critical patent/JPH09325309A/ja
Publication of JPH09325309A publication Critical patent/JPH09325309A/ja
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    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03FPHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
    • G03F7/00Photomechanical, e.g. photolithographic, production of textured or patterned surfaces, e.g. printing surfaces; Materials therefor, e.g. comprising photoresists; Apparatus specially adapted therefor
    • G03F7/70Microphotolithographic exposure; Apparatus therefor
    • G03F7/70691Handling of masks or workpieces

Landscapes

  • Liquid Crystal (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)
  • Jigs For Machine Tools (AREA)
  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)
  • Container, Conveyance, Adherence, Positioning, Of Wafer (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、プリアライメント装置及びプリアラ
イメント方法において、簡易な構成で、感光基板に損傷
が生じることを防止し得るようにする。 【解決手段】感光基板が載置されるプレートステージ
と、プレートステージを所望の方向に傾斜させるプレー
トステージ傾斜手段とを設け、またプレートステージの
載置面上にプリアライメント基準位置として基準ピンを
設け、さらにプレートステージの傾斜方向を制御して感
光基板を基準ピンの方向に滑らせて当接させることで位
置合わせを行う制御手段を設けるようにした。プレート
ステージの傾斜によつて感光基板を滑らせて基準ピンに
当接させることで位置合わせするようにしたことによ
り、感光基板の自重を用いて位置合わせすることがで
き、複雑な構成を設けること無く感光基板を位置合わせ
し得ると共に感光基板に過剰な力が加わることを防止で
きる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はプリアライメント装
置及びプリアライメント方法に関し、例えば液晶基板を
製作するために用いる露光装置に適用して好適なもので
ある。
【0002】
【従来の技術】一般に、液晶基板等を製作するために、
レチクル上に形成された所望のパターンを感光基板のレ
ジスト層に投影露光する露光工程においては、感光基板
を載置する露光装置の基板ステージ上で、露光処理を開
始する前に予め所定の露光位置に感光基板を位置合わせ
(以下、これをプリアライメントと呼ぶ)する必要があ
る。すなわち、レチクルにレーザ光を照射して出射され
る出射光を感光基板に照射することにより、この照射位
置にレチクル上に形成されているパターン像が投影さ
れ、かくして感光基板のレチクル層にパターン像が潜像
される。しかし、このパターン像を投影する感光基板上
の露光領域は予め定められた位置に設けられているた
め、レーザ光によるパターン像の投影光がこの露光領域
内に正しく照射されるように感光基板を位置合わせして
おく必要がある。
【0003】図5において、1は全体として従来の露光
装置で用いられているプリアライメント装置を示し、プ
レート2をステージ3上に設けられたプレートホルダ4
の載置面上に載置する。ここでプレート2は例えば一方
の辺が隣接する他方の辺に比して長い矩形形状のガラス
基板でなり、表面に感光剤が塗布されている。プレート
2はプリアライメント処理後の工程で、この塗布面に所
望のパターン像が投影露光される。
【0004】プレートホルダ4には空圧制御装置5が接
続されており、載置面上に載置されたプレート2に空圧
制御装置5によつて正圧又は負圧を与えることができる
ようになされている。すなわち空圧制御装置5は所定圧
の空気を送出して、プレートホルダ4の載置面上に設け
られている複数の微小な貫通孔(図示せず)から吹き出
させることにより、プレート2に正圧をかける。また空
圧制御装置5は空圧系統を切り換えて、プレートホルダ
4の載置面上に設けられている複数の微小な貫通孔から
所定圧で空気を吸引することにより、プレート2に負圧
をかける。これによりプレートホルダ4は、空圧制御装
置5によつてプレート2に負圧がかけられた場合に載置
面に載置されたプレート2を吸着して保持することがで
き、また正圧がかけられた場合に載置面に載置されたプ
レート2をフローさせて載置面との摩擦力を低下させる
ことができる。
【0005】プリアライメント装置1は、プレート2を
フローさせた状態でステージ制御装置6の制御により駆
動部を駆動させる。駆動部はモータ又は空圧で動作する
アクチユエータでなり、先端部に設けられている押し付
けピンをプレートホルダ4の載置面上で内側方向に移動
させる。押し付けピンはプレートホルダ4上に載置され
ているプレート2に押し当てられ、押し付けピンの移動
に伴つてプレート2を移動させる。ここで駆動部及び押
し付けピンとしては、図中に示すX方向にプレート2を
移動させるものとして駆動部7A及び押し付けピン8A
が、またY方向にプレート2を移動させるものとして駆
動部7B及び押し付けピン8Bがそれぞれ設けられてい
る。
【0006】またプレートホルダ4の載置面上で、駆動
部7A及び押し付けピン8A、駆動部7B及び押し付け
ピン8Bにそれぞれ対向する外周側にはアライメント基
準ピン9A及び9Bとアライメント基準ピン9Cとがそ
れぞれ設けられている。ここではプレート2の長辺側、
すなわちX方向にプレート2を移動させる押し付けピン
8Aの移動方向にアライメント基準ピン9A及び9B
が、またプレート2の短辺側、すなわちY方向にプレー
ト2を移動させる押し付けピン8Bの移動方向にアライ
メント基準ピン9Cが設けられている。アライメント基
準ピン9A、9B及び9Cはプレート2を所定の露光位
置に位置合わせするための基準位置として設けられてお
り、プレート2の隣接する2辺をそれぞれアライメント
基準ピン9A、9B及び9Cと当接させることにより、
プレート2を所定の露光位置に位置合わせする。
【0007】プリアライメント装置1は、ステージ制御
装置6によつて駆動部7A又は7Bを制御して押し付け
ピン8A又は8Bを駆動させ、この押し付けピン8A又
は8Bの移動によつてプレートホルダ4上に載置されて
いるプレート2をアライメント基準ピン9A及び9B、
又はアライメント基準ピン9CにX、Y方向でそれぞれ
押し付けてプレート2を所定の露光位置に位置合わせす
る。ここで押し付けピン8A及び8Bによるアライメン
ト基準ピン9A、9B及び9Cへのプレート2の押し付
け順序としては、まずX方向に移動する押し付けピン8
Aを駆動させてアライメント基準ピン9A及び9Bに押
し付けることでプレート2の長辺側の位置合わせを行
う。この後、今度はY方向に移動する押し付けピン8B
を駆動させてアライメント基準ピン9Cに押し付けるこ
とでプレート2の短辺側の位置合わせを行う。
【0008】また、こうして位置合わせした後、プレー
ト2の状態が安定したら、空圧制御装置5によりプレー
トホルダ4の載置面を介してプレート2にかけられてい
る空圧を負圧に切り換えて、プレート2を吸着し固定す
る。なお、こうしてプレート2が固定されたらステージ
制御装置6によつて、プレート2をアライメント基準ピ
ン9A、9B及び9Cに押し付けていた押し付けピン8
A及び8Bを移動前の位置に戻す。こうしてプレート2
のプリアライメントが完了する。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところでかかる構成の
プリアライメント装置1においては、押し付けピン8A
及び8Bをそれぞれ駆動させるためにアクチユエータで
なる駆動部7A及び7Bと駆動部7を制御するための制
御部6とが必要であり、装置構成が複雑になるという問
題がある。特にステージ3上にはプレート2の位置を検
出するためのレーザ干渉計(図示せず)等を設ける必要
もあるため、大きな配置場所を要する駆動部7A及び7
Bの配置位置はある程度限定されてしまつていた。
【0010】またこのように駆動部7A及び7Bの配置
場所が限定されてしまうことにより、プレート2のどの
辺を位置合わせの際の基準辺にするかということも限定
されてしまうことになる。すなわち駆動部7A及び7B
の配置場所が限定されてしまうため、押し付けピン8A
及び8Bの移動方向が限定されてしまう。従つて、押し
付けピン8A及び8Bによつてプレート2を押し付け得
る方向も限定されてしまい、アライメント基準ピン9
A、9B及び9Cを設ける位置も限定されてしまうこと
になる。これにより、プレート2のどの辺を基準辺にす
るかが限定されてしまうことになるわけである。このよ
うな基準辺の限定はプレート2の載置方向等を限定して
しまうため、製造ライン上にプリアライメント装置1を
配する上で大きな制限となつていた。
【0011】さらに駆動部7A及び7Bによる押し付け
ピン8A及び8Bのプレート2への押付力は微妙な調整
が困難であるという問題もある。このため押し付けピン
8A及び8Bによつてプレート2をアライメント基準ピ
ン9A、9B及び9Cにそれぞれ押し付けた際に押付力
が大きすぎてプレート2やプレート上形成されたデバイ
スパターンに傷やクラツクを生じさせてしまう場合があ
つた。このような問題を回避するために、アライメント
基準ピン9A、9B及び9Cに換えて凸形形状でなる所
定長の突出部を設ける手法も考えられる。この場合、こ
の突出部の壁面にプレート2を押し付けてプリアライメ
ントを行う。これによつて、点の支持では無く辺で支持
することで押付力を辺全体に分散させ、傷又はクラツク
の発生を低下させる。しかし、プレート2の外周は必ず
しも平らに仕上げられているわけでは無いため、このよ
うな突出部にプレート2を押し付けた場合、本来の目的
である位置合わせの精度を低下させてしまうことにな
る。
【0012】本発明は以上の点を考慮してなされたもの
で、簡易な構成で、感光基板に損傷が生じることを防止
し得るプリアライメント装置及びプリアライメント方法
を提案しようとするものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
め本発明においては、感光基板(2)が載置されるプレ
ートステージ(11)と、プレートステージ(11)を
所望の方向に傾斜させるプレートステージ傾斜手段(1
2、13及び14)とを設け、またプレートステージ
(11)の載置面上にプリアライメント基準位置として
基準ピン(9A、9B及び9C)を設け、さらにプレー
トステージ(11)の傾斜方向を制御して感光基板
(2)を基準ピン(9A、9B及び9C)の方向に滑ら
せて当接させることで位置合わせを行う制御手段(1
5)を設けるようにした。。
【0014】プレートステージを傾斜させて感光基板を
滑らせることで基準ピンに当接させて位置合わせするよ
うにしたことにより、感光基板の自重を用いて位置合わ
せすることができ、複雑な構成を設けること無く感光基
板を位置合わせし得ると共に感光基板に過剰な力が加わ
ることを防止できる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下図面について、本発明の一実
施例を詳述する。
【0016】図5との対応部分に同一符号を付して示す
図1において、10は全体としてプリアライメント装置
を示し、液晶基板の製造工程において矩形形状の感光基
板に露光処理を施す露光装置内に設けられている。プリ
アライメント装置10はステージ3上に設けられたプレ
ートホルダ11を傾斜させてプレート2を傾斜方向に滑
らせることによつて移動させ、これによつてプレート2
の隣接する所定の2辺をプリアライメント基準ピン9A
及び9B、プリアライメント基準ピン9Cにそれぞれ当
接させてプレート2のプリアライメントを行うようにな
されている。
【0017】プレートホルダ11はステージ3上に配さ
れており、所定の一辺のほぼ中央に設けられた突出部1
1Aをピボツト部12と係合させて支持されている。ま
たプレートホルダ11は突出部11Aを設けた一辺と対
向する他辺の両端近傍に設けられた突出部11B及び1
1Cをチルト駆動部13及び14と係合させて支持され
ている。なお、これ以外の部分ではプレートホルダ11
はステージ3に取り付けられておらず、単に載置された
状態でなる。チルト駆動部13、14は例えばピエゾ素
子やモータ等のアクチユエータで構成されている。
【0018】ここで図2に示すように、プレートホルダ
11の所定の一辺に設けられた突出部11Aの先端には
鋼球が固定されて取り付けられている。またピボツト部
12の上面には円錐形状の穴が形成されており、この穴
に突出部11Aの先端に設けられた鋼球が係合された状
態となつている。なお、突出部11B及び11Cとチル
ト駆動部13及び14との係合部も同一構造でなる。さ
らにプレートホルダ11の他の一辺に設けられた突出部
11B及び11Cを支持しているチルト駆動部13及び
14は、ステージ制御装置15から与えられる制御信号
に応じて上下に駆動するようになされており、この上下
動によつて突出部11B及び11Cを持ち上げる。
【0019】プリアライメント装置10は、突出部11
Aの先端の鋼球とピボツト部12との係合部を支点とし
て、チルト駆動部13及び14の上下動によりプレート
ホルダ11を一定のストロークで所望の方向に無段階で
自在に傾けることができるようになされている。この
際、突出部11B及び11Cとチルト駆動部13及び1
4との係合部も突出部11Aとピボツト部12との係合
部と同一の構造でなつているため、チルト駆動部13及
び14によつて突出部11B及び11Cを持ち上げた場
合、プレートホルダ11がどのような角度に傾斜しても
問題無く可動する。
【0020】またプレートホルダ11には空圧制御装置
5が接続されており、空圧制御装置5によつて載置面上
に載置されたプレート2に正圧又は負圧をかけることが
できるようになされている。すなわち空圧制御装置5は
所定圧の空気を送出して、プレートホルダ11の載置面
上に設けられている複数の微小な貫通孔(図示せず)か
ら吹き出させることにより、プレートホルダ11の載置
面上に載置されたプレート2に正圧をかける。また空圧
制御装置5は空圧系統を切り換えて、プレートホルダ1
1の載置面上に設けられている複数の微小な貫通孔から
所定圧で空気を吸引することにより、プレートホルダ1
1の載置面上に載置されたプレート2に負圧をかける。
これによりプレートホルダ11は、空圧制御装置5によ
りプレート2に負圧がかけられた場合にはプレート2を
吸着して保持することができ、また正圧がかけられた場
合にはプレート2をフローさせて載置面との摩擦力を低
下させることができる。
【0021】さらにプレートホルダ11の載置面上に
は、プリアライメント基準ピン9A、9B及び9Cがそ
れぞれ所定のプリアライメント基準位置に設けられてい
る。このプリアライメント基準位置は、所定の露光位置
に正しく載置した際のプレート2の隣接する2辺の直線
上にそれぞれ設定されている。具体的には、図中に示す
X、Y方向において、X方向、すなわち突出部11Aが
設けられている辺側にプリアライメント基準ピン9A及
び9Bが設けられており、Y方向、すなわち突出部11
Aが設けられている辺に隣接する辺側にプリアライメン
ト基準ピン9Cが設けられている。プリアライメント装
置10は、プレートホルダ11の載置面上に載置された
プレート2の隣接する2辺をそれぞれプリアライメント
基準ピン9A及び9Bとプリアライメント基準ピン9C
とに当接させることにより、プレート2のプリアライメ
ントを行う。
【0022】以上の構成において、プリアライメント装
置10は図3(A)〜(C)に示すような以下の手順で
プレート2のプリアライメントを実行する。まず図3
(A)に示すように、搬送されてきたプレート2がプレ
ートホルダ11上に載置される。プリアライメント装置
10は、空圧制御装置5から所定圧の空気を供給させ、
これをプレートホルダ11の載置面上に設けられている
貫通孔から吹き出させてプレート2をフローさせる。こ
れにより、プレートホルダ11とプレート2との接触部
の摩擦力が低下する。
【0023】この後、プリアライメント装置10はステ
ージ制御装置15から制御信号を送出してチルト駆動部
13及び14をそれぞれ駆動させる。チルト駆動部13
及び14は上方向に同期しながら駆動し、突出部11A
及び11Bを持ち上げる。こうしてプレートホルダ11
が、突出部11Aとピボツト部12との係合部を支点と
して、図中に示す矢印Aの方向に傾斜する。プレート2
はプレートホルダ11の載置面との摩擦力が低下してい
るため、この傾斜によつて図中に示す矢印Bの方向(す
なわちX方向)に容易に滑り出す。滑り出した方向には
プリアライメント基準ピン9A及び9Bが設けられてお
り、プレート2はこの2つのピンに当接した状態で停止
する。ステージ制御装置15はプレート2の状態が安定
するまで、一定時間だけプレートホルダ11の傾斜を維
持する。こうしてプリアライメント装置10は、プレー
ト2のX方向のプリアライメントを完了する。
【0024】次に図3(B)に示すように、プリアライ
メント装置10はステージ制御装置15から制御信号を
送出してチルト駆動部14のみを下方向に駆動させる。
チルト駆動部14は下方向に駆動して突出部11Bを下
に下ろす。この状態では、チルト駆動部13によつて突
出部11Aの側だけが持ち上げられている状態となつて
いる。こうしてプレートホルダ11が、突出部11Aと
ピボツト部12との係合部を支点として、図中に示す矢
印Cの方向に傾斜する。プレート2はプレートホルダ1
1の載置面との摩擦力が低下しているため、この傾斜に
よつて図中に示す矢印Dの方向(すなわちY方向)に、
プリアライメント基準ピン9A及び9Bをガイドとして
容易に滑り出す。滑り出した方向にはプリアライメント
基準ピン9Cが設けられており、プレート2はこのピン
に当接した状態で停止する。ここでステージ制御装置1
5はプレート2の状態が安定するまで、一定時間だけプ
レートホルダ11の傾斜をそのままの状態で維持する。
こうしてプリアライメント装置10は、プレート2のY
方向のプリアライメントを完了する。
【0025】こうして図3(C)に示すように、プレー
ト2のプリアライメントをX及びY方向共に完了した
ら、空圧制御装置5の空圧系統を切り換えて、プレート
ホルダ11の載置面上に設けられている複数の微小な貫
通孔から所定圧で空気を吸引させ、プレートホルダ11
の載置面上でプレート2を吸着保持する。この後、ステ
ージ制御装置15によつてチルト駆動部13及び14を
初期状態に戻す。具体的には、チルト駆動部13を下方
向に駆動して突出部11Bを下ろし、プレートホルダ1
1を水平に戻す。かくしてプレート2のプリアライメン
ト手順が全て完了する。
【0026】このようにプリアライメント装置10で
は、チルト駆動部13及び14を上下動させてプレート
ホルダ11を傾斜させ、これによつてプレート2を自重
で傾斜方向に滑らせることで位置合わせを行うようにし
たことにより、従来のような押し付け機構を廃すること
ができ構成を簡易にすることができる。ここで従来の露
光装置においては、露光処理の際にピント合わせをする
ため、またプレート2が変形している場合にプレート2
の変形に応じて、投影される露光光を補正するためにプ
レートホルダ11の上下方向への移動及び全方向への傾
斜を行うチルト機構を元々有している機種が存在する。
この場合は、チルト駆動部13及び14やピボツト部1
2等の追加構成を設ける必要が無く、ステージ制御装置
15に上述したようなプリアライメント手順を実行させ
てこのチルト機構を駆動させるようにすればよく、構成
を一層簡易にすることができる。
【0027】また、このようにプレートホルダ11を傾
斜させて、プレート2を自重によつて傾斜方向に滑らせ
ることで位置合わせを行うようにしたことにより、従来
のような押し付け機構によつて位置合わせを行つた場合
に比して、過剰な力がプレート2にかかることを防止す
ることができ、プリアライメント基準ピン9A、9B及
び9Cにプレート2を当接させた際の傷やクラツクの発
生を防止することができる。この際、空圧制御装置5に
よつて供給される空圧を用いてプレート2をフローさせ
てプレート2とプレートホルダ11の載置面との摩擦力
を低下させているためにプレート2が傾斜方向に滑り易
くなつている。これにより、プレートホルダ11に最小
限の傾斜角を持たせるだけでプレートの自重によりプレ
ート2を傾斜方向に滑らせることができ、プリアライメ
ント基準ピン9A、9B及び9Cにプレート2を当接さ
せた際の衝撃を一層軽減させることができる。
【0028】さらに押し付け機構を廃して、プレートホ
ルダ11の傾斜のみでプレート2をプリアライメントし
得るようにしたことにより、プリアライメントの際の基
準位置となるプリアライメント基準ピン9A、9B及び
9Cの配置位置を自由に設定することができる。これに
より、プレート2をどのような方向からプリアライメン
ト装置10内に搬送して載置する場合でも対応すること
ができ、製造ライン上にプリアライメント装置10を配
置する際の自由度を向上させることができる。
【0029】以上の構成によれば、チルト駆動部13及
び14の上下動によつてプレートホルダ11を所定の方
向に傾斜させ、この傾斜によつてプレート2を傾斜方向
に自重で滑らせてプリアライメント基準ピン9A、9B
及び9Cに当接させて位置合わせするようにしたことに
より、簡易な構成でプレート2のプリアライメントを行
うことができ、プレート2がプリアライメント基準ピン
9A、9B及び9Cに当接する際の衝撃を極力低下させ
て傷及びクラツクの発生を防止し得、さらに製造ライン
上に配する際の自由度を向上させ得るプリアライメント
装置10を実現することができる。
【0030】なお上述の実施例においては、液晶基板を
製造する際に用いられる露光装置内に設けられるプリア
ライメント装置10に適用した場合について述べたが、
本発明はこれに限らず、例えば同様にプリアライメント
を行う検査装置に適用してもよく、プリアライメントす
る必要のある装置であればどのようなものに適用した場
合でも実施例と同様の効果を得ることができる。
【0031】また上述の実施例においては、矩形形状で
なるプレート2をプリアライメントする場合について述
べたが、本発明はこれに限らず、例えば円形状でなるウ
エハをプリアライメントする場合に用いても良い。但
し、この場合、ウエハにはオリエンテーシヨン・フラツ
ト(Orientation Flat)が形成されている必要があり、
まずこれをプリアライメント基準ピン9A及び9Bに当
接させて位置合わせを行う。この後、プリアライメント
基準ピン9A及び9Bをガイドにしてウエハを滑らせ
て、ウエハの円周部をプリアライメント基準ピン9Cに
当接させる。このように、プリアライメント基準ピン9
A及び9Bによつて少なくとも一辺の位置合わせができ
れば、結果として3点で位置合わせをすることができ、
ウエハをプリアライメントすることができる。
【0032】また上述の実施例においては、プレートホ
ルダ11の所定の一辺に設けられた突出部11Aとピボ
ツト部12との係合部を支点とし、この所定の一辺に対
向する他方の一辺の両端位置に設けられた突出部11B
及び11Cとチルト駆動部13及び14との係合部を力
点として、プレートホルダ11を傾斜させる場合につい
て述べたが、本発明はこれに限らず、例えば下面からス
テージを軸支すると共にステージを上下方向に駆動し又
全方向に自在に傾斜させるチルト機構を設けるようにし
てもよく、この場合も実施例と同様の効果を得ることが
できる。この場合、プレートホルダの周辺に配していた
構成が占めていた部分にレーザ干渉計等の他の構成を配
置することができ、配置上での自由度を向上させること
ができる。
【0033】さらに上述の実施例においては、プリアラ
イメント基準ピン9A、9B及び9Cを用いて3点でプ
レート2の位置合わせを行う場合について述べたが、本
発明はこれに限らず、例えば図1との対応部分に同一符
号を付して示す図4に示すように、プリアライメント基
準ピンを5か所に設けるようにしてもよい。すなわち、
X方向にプレート2の長辺が平行となるように載置する
場合にプレート2を当接させるものとして、プリアライ
メント基準ピン9Aを共用ピンとすると共に、プリアラ
イメント基準ピン9D及び9Eを設ける。Y方向にプレ
ート2の長辺が平行となるように載置する場合は、上述
の実施例のようにプリアライメント基準ピン9A〜9C
を用いて位置合わせを行い、X方向にプレート2の長辺
が平行となるように載置する場合は、プリアライメント
基準ピン9Aとプリアライメント基準ピン9D及び9E
を用いて位置合わせを行うようにする。これにより、プ
レート2がどのような方向でプレートホルダ11に載置
された場合においても対応して位置合わせを行うことが
できる。
【0034】
【発明の効果】上述のように本発明によれば、感光基板
が載置されるプレートステージと、プレートステージを
所望の方向に傾斜させるプレートステージ傾斜手段とを
設け、またプレートステージの載置面上にプリアライメ
ント基準位置として基準ピンを設け、さらにプレートス
テージの傾斜方向を制御して感光基板を基準ピンの方向
に滑らせて当接させることで位置合わせを行う制御手段
を設けるようにし、プレートステージを傾斜させて感光
基板を滑らせることで基準ピンに当接させて位置合わせ
するようにしたことにより、感光基板の自重を用いて位
置合わせすることができ、これによつて複雑な構成を設
けること無く感光基板を位置合わせし得ると共に感光基
板に過剰な力が加わることを防止でき、かくするにつき
簡易な構成で、感光基板に損傷が生じることを防止し得
るプリアライメント装置及びプリアライメント方法を実
現し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例によるプリアライメント装置の構成を示
す斜視図である。
【図2】プレートホルダの突出部とピボツト部及びチル
ト駆動部との係合部の構造を説明するために供する側面
図である。
【図3】実施例によるプリアライメントの手順を示すた
めに供する平面図である。
【図4】プレートの載置方向に係わらないプリアライメ
ント基準ピンの配置を示す平面図である。
【図5】従来のプリアライメント装置の構成を示す斜視
図である。
【符号の説明】
1、10……プリアライメント装置、2……プレート、
3……ステージ、4、11……プレートホルダ、5……
空圧制御装置、6、15……ステージ制御装置、7A、
7B……駆動部、8A、8B……押し付けピン、9A、
9B、9C、9D、9E……アライメント基準ピン、1
1A、11B、11C……突出部、12……ピボツト
部、13、14……チルト駆動部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H05K 3/00 H01L 21/68 G // H01L 21/68 21/30 520A

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】矩形形状の感光基板に露光処理を施す前
    に、該感光基板を所定の露光位置にプリアライメントす
    るプリアライメント装置において、 前記感光基板が載置されるプレートステージと、 前記プレートステージの載置面上にプリアライメント基
    準位置として設けられた基準ピンと、 前記プレートステージを所望の方向に傾斜させるプレー
    トステージ傾斜手段と、 前記プレートステージ傾斜手段を制御して前記プレート
    ステージを前記基準ピンの方向に傾斜させて前記感光基
    板を滑らせることにより、該感光基板を前記基準ピンに
    当接させて位置合わせを行う制御手段とを具えることを
    特徴とするプリアライメント装置。
  2. 【請求項2】前記プレートステージは、 空圧を用いて前記プレートと前記載置面との間の摩擦力
    を低下させることを特徴とする請求項1に記載のプリア
    ライメント装置。
  3. 【請求項3】前記基準ピンは、 前記プリアライメント基準位置として設けられた、少な
    くとも3つの凸部でなり、 前記3つの凸部によつて前記感光基板の位置合わせをす
    る場合、第1及び第2の前記凸部に前記感光基板の第1
    の辺を当接させると共に、第3の前記凸部に前記第1の
    辺に隣接する第2の辺を当接させることを特徴とする請
    求項1に記載のプリアライメント装置。
  4. 【請求項4】前記プレートステージ傾斜手段は、 前記プレートステージを支持すると共に前記プレートス
    テージを傾斜させる際の支点となる支持部と、 前記プレートステージを支持すると共に前記プレートス
    テージを上下方向に駆動する第1及び第2の駆動手段と
    を具え、 前記第1及び第2の駆動手段をそれぞれ上下動すること
    により、前記支持部を支点として前記プレートステージ
    を所望の方向に傾斜させることを特徴とする請求項1に
    記載のプリアライメント装置。
  5. 【請求項5】矩形形状の感光基板に露光処理を施す前
    に、該感光基板を所定の露光位置にプリアライメントす
    るプリアライメント方法において、 プレートステージの載置面上に載置された前記感光基板
    に空圧を与えて、該感光基板と前記載置面との間の摩擦
    力を低下させ、 前記プレートステージを所定の方向に傾斜させて前記感
    光基板を傾斜方向に滑らせ、 プリアライメント基準位置として設けられている基準ピ
    ンに前記感光基板を当接させて位置合わせし、 前記位置合わせが完了した前記感光基板を吸引して前記
    載置面上で吸着保持することを特徴とするプリアライメ
    ント方法。
  6. 【請求項6】前記基準ピンは、 少なくとも3つの凸部でなり、 まず前記プレートステージを第1及び第2の前記凸部の
    方向に傾斜させることにより前記感光基板を滑らせて該
    感光基板の第1の辺を前記第1及び第2の凸部に当接さ
    せ、 次に前記プレートステージを第3の前記凸部の方向に傾
    斜させることにより前記感光基板を滑らせて該感光基板
    の第1の辺に隣接する第2の辺を前記第3の凸部に当接
    させ前記感光基板を位置合わせすることを特徴とする請
    求項5に記載のプリアライメント方法。
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