JP2859809B2 - 露光方法およびその装置 - Google Patents
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- G03F7/00—Photomechanical, e.g. photolithographic, production of textured or patterned surfaces, e.g. printing surfaces; Materials therefor, e.g. comprising photoresists; Apparatus specially adapted therefor
- G03F7/70—Microphotolithographic exposure; Apparatus therefor
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- G03F7/70575—Wavelength control, e.g. control of bandwidth, multiple wavelength, selection of wavelength or matching of optical components to wavelength
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- G03F7/70—Microphotolithographic exposure; Apparatus therefor
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- General Physics & Mathematics (AREA)
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- Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)
- Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体装置や液晶表示
装置の製造において用いられる露光装置に関するもので
ある。
装置の製造において用いられる露光装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】プロキシミティ露光方法(近接露光法)
というのは、感光剤を塗布したガラス基板またはウエハ
(以後単に基板と呼ぶ)とマスクを近接させた状態で支
持し、マスク上方より照明光を照射してマスクパターン
を感光剤に転写する露光方法である。この露光方法は投
影露光方法と比べると、複雑なレンズ系や高精度なステ
ージを必要としないので低コスト化しやすく、またコン
タクト露光法と比べると、マスクと基板が直接接触しな
いので感光剤の剥がれによる不良が発生しにくいという
優れた特徴を持っている。
というのは、感光剤を塗布したガラス基板またはウエハ
(以後単に基板と呼ぶ)とマスクを近接させた状態で支
持し、マスク上方より照明光を照射してマスクパターン
を感光剤に転写する露光方法である。この露光方法は投
影露光方法と比べると、複雑なレンズ系や高精度なステ
ージを必要としないので低コスト化しやすく、またコン
タクト露光法と比べると、マスクと基板が直接接触しな
いので感光剤の剥がれによる不良が発生しにくいという
優れた特徴を持っている。
【0003】しかし解像できる最小線幅dsは光源の波
長をλ、マスクと基板の間隔をgとするとds=√(2
λg)で表され、例えば光源に水銀ランプを使用し、液
晶表示装置の製造などに必要とされる3μm程度の線幅
を解像しようとすると、マスクと基板を約10μmまで
近接しなくてはならず、一方基板のうねりは一般的なも
ので10〜20μm程度なので、マスクと基板を単純に
対向させて近接させることはできず、複雑な構造が必要
となる。従来この方法として、基板を変形させて基板上
面を平坦に保つ基板平坦化チャックを用いる方法が考え
られてきた(たとえば特開昭59−17247号公
報)。
長をλ、マスクと基板の間隔をgとするとds=√(2
λg)で表され、例えば光源に水銀ランプを使用し、液
晶表示装置の製造などに必要とされる3μm程度の線幅
を解像しようとすると、マスクと基板を約10μmまで
近接しなくてはならず、一方基板のうねりは一般的なも
ので10〜20μm程度なので、マスクと基板を単純に
対向させて近接させることはできず、複雑な構造が必要
となる。従来この方法として、基板を変形させて基板上
面を平坦に保つ基板平坦化チャックを用いる方法が考え
られてきた(たとえば特開昭59−17247号公
報)。
【0004】以下、従来のプロキシミティ露光方法およ
びその装置について図面を参照して説明する。図7は従
来のプロキシミティ露光装置を示す図である。
びその装置について図面を参照して説明する。図7は従
来のプロキシミティ露光装置を示す図である。
【0005】図7の露光装置は、露光ステーション11
5と高さ測定ステーション116より成りたっている。
図7において112は装置のベースとなるガイドレー
ル、114はガイドレール112上をX方向摺動自在に
取り付けられたマスク高さ測定器、111はガイドレー
ル112上をX方向摺動自在に取り付けられたXステー
ジ、110はXステージ111上に連結されたZステー
ジ、109はZステージ110上に取り付けられた平坦
化チャック、118は平坦化チャック109内に備えら
れた多数個の上下動素子、20は平坦化チャック109
により吸着保持された基板、21は基板20に対向して
保持されたマスク、18はマスク20を吸着保持するマ
スクチャック、19はマスク21の上方に固定されたア
ライメントスコープ、113は基板20に対向する位置
に設置された基板高さ測定器、11は水銀ランプ、12
は反射鏡、103はフライアイレンズ、104は集光レ
ンズであり、117は平坦化チャック109とZステー
ジ110とXステージ111により構成される基板ステ
ージである。
5と高さ測定ステーション116より成りたっている。
図7において112は装置のベースとなるガイドレー
ル、114はガイドレール112上をX方向摺動自在に
取り付けられたマスク高さ測定器、111はガイドレー
ル112上をX方向摺動自在に取り付けられたXステー
ジ、110はXステージ111上に連結されたZステー
ジ、109はZステージ110上に取り付けられた平坦
化チャック、118は平坦化チャック109内に備えら
れた多数個の上下動素子、20は平坦化チャック109
により吸着保持された基板、21は基板20に対向して
保持されたマスク、18はマスク20を吸着保持するマ
スクチャック、19はマスク21の上方に固定されたア
ライメントスコープ、113は基板20に対向する位置
に設置された基板高さ測定器、11は水銀ランプ、12
は反射鏡、103はフライアイレンズ、104は集光レ
ンズであり、117は平坦化チャック109とZステー
ジ110とXステージ111により構成される基板ステ
ージである。
【0006】以上のように構成された従来の露光装置に
ついて以下その動作を説明する。基板20を載置した基
板ステージ117はガイドレール112上を高さ測定ス
テーション116へ移動し、基板20の上方に設置され
た基板高さ測定器113で基板上面の高さを計測する。
一方、マスク高さ測定器114はガイドレール112上
を露光ステーション115へ移動し、マスク21の下面
の高さを計測する。そしてこの計測結果を基にしてマス
ク21と基板20の間隔が均一に所望の値になるように
平坦化チャック109内に設けられた上下動素子118
およびZステージ110を調整する。その後基板ステー
ジ117を露光ステーション115へ移動し、アライメ
ントスコープ19で基板20とマスク21の位置合わせ
を行い、光源11から発した光を反射鏡12で反射して
フライアイレンズ103へ導き、フライアイレンズ10
3を通して均一化した後、集光レンズ104で平行光に
し、マスクホルダー18で支持されたマスク21を通し
て基板20上の感光剤を露光するようになっている。
ついて以下その動作を説明する。基板20を載置した基
板ステージ117はガイドレール112上を高さ測定ス
テーション116へ移動し、基板20の上方に設置され
た基板高さ測定器113で基板上面の高さを計測する。
一方、マスク高さ測定器114はガイドレール112上
を露光ステーション115へ移動し、マスク21の下面
の高さを計測する。そしてこの計測結果を基にしてマス
ク21と基板20の間隔が均一に所望の値になるように
平坦化チャック109内に設けられた上下動素子118
およびZステージ110を調整する。その後基板ステー
ジ117を露光ステーション115へ移動し、アライメ
ントスコープ19で基板20とマスク21の位置合わせ
を行い、光源11から発した光を反射鏡12で反射して
フライアイレンズ103へ導き、フライアイレンズ10
3を通して均一化した後、集光レンズ104で平行光に
し、マスクホルダー18で支持されたマスク21を通し
て基板20上の感光剤を露光するようになっている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この構
成によるプロキシミティ露光装置は一括露光装置である
ので、倍率補正が困難である他、露光ステーション11
5とは別に高さ測定ステーション116を設けなくては
ならず、装置が大形化し、また基板20が大きくなると
大口径の集光レンズ104が必要となり、装置コストが
高くなる。さらに基板20とマスク21の間隔を測定す
る際に、ガイドレール112の機械精度が大きく影響す
るなどの問題点を有していた。
成によるプロキシミティ露光装置は一括露光装置である
ので、倍率補正が困難である他、露光ステーション11
5とは別に高さ測定ステーション116を設けなくては
ならず、装置が大形化し、また基板20が大きくなると
大口径の集光レンズ104が必要となり、装置コストが
高くなる。さらに基板20とマスク21の間隔を測定す
る際に、ガイドレール112の機械精度が大きく影響す
るなどの問題点を有していた。
【0008】そこで本発明は、これらの問題点を解決す
るために倍率補正が容易で、小形、低コストで高解像度
の露光方法およびその装置を提供するものである。
るために倍率補正が容易で、小形、低コストで高解像度
の露光方法およびその装置を提供するものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本願の第1発明は、上記
課題を解決するため、基板とマスクを対向させて支持
し、マスク上方より照明光を照射してマスクパターンを
基板上に塗布した感光剤に転写するプロキシミティ露光
方法において、照明を走査形の局所照明として照明光照
射部分のマスクと基板の間隔をギャップ計測手段で計測
し、計測値と設定値を比較してその差の量を、マスクお
よび基板の一方または両方を局所的に変形させることに
より前記間隔を局所的に所定の値に近接させて露光する
ことを特徴とする。
課題を解決するため、基板とマスクを対向させて支持
し、マスク上方より照明光を照射してマスクパターンを
基板上に塗布した感光剤に転写するプロキシミティ露光
方法において、照明を走査形の局所照明として照明光照
射部分のマスクと基板の間隔をギャップ計測手段で計測
し、計測値と設定値を比較してその差の量を、マスクお
よび基板の一方または両方を局所的に変形させることに
より前記間隔を局所的に所定の値に近接させて露光する
ことを特徴とする。
【0010】本願の第2発明は、第1発明の構成に加
え、局所照明部の走査に同期してマスクと基板との相対
位置を微小に移動させながら露光することを特徴とする
露光方法を提供する。
え、局所照明部の走査に同期してマスクと基板との相対
位置を微小に移動させながら露光することを特徴とする
露光方法を提供する。
【0011】本願の第3発明は、第1発明又は第2発明
の構成に加え、局所照明部より照射されるビームの断面
形状が走査方向に対して対称の台形であり、隣合う走査
経路の境目において照射領域の一部を重ね合わせて露光
することを特徴とする露光方法を提供する。
の構成に加え、局所照明部より照射されるビームの断面
形状が走査方向に対して対称の台形であり、隣合う走査
経路の境目において照射領域の一部を重ね合わせて露光
することを特徴とする露光方法を提供する。
【0012】本願の第4発明は、第1発明又は第2発明
の構成に加え、局所照明部より照射される光ビームの走
査方向と垂直な方向の照度分布がビームの両端で滑らか
に減少しており、隣合う走査経路の境目において照射領
域の一部を重ね合わせて露光することを特徴とする露光
方法を提供する。
の構成に加え、局所照明部より照射される光ビームの走
査方向と垂直な方向の照度分布がビームの両端で滑らか
に減少しており、隣合う走査経路の境目において照射領
域の一部を重ね合わせて露光することを特徴とする露光
方法を提供する。
【0013】本願の第5発明は、基板とマスクを対向さ
せて支持し、マスク上方から照明光を照射してマスクパ
ターンを基板上に露光焼き付けする露光装置において、
マスクの上方を走査し、静圧による前記マスクを局所的
に撓ませて基板に近接させるマスク変形手段を備えた局
所照明部と、局所照明部による照明光照射部分のマスク
と基板との間隔を測定するギャップ計測手段と、ギャッ
プ計測手段の計測値と設定値とに基いてマスク変形手段
をコントロールする制御手段と、を備えたことを特徴と
する。
せて支持し、マスク上方から照明光を照射してマスクパ
ターンを基板上に露光焼き付けする露光装置において、
マスクの上方を走査し、静圧による前記マスクを局所的
に撓ませて基板に近接させるマスク変形手段を備えた局
所照明部と、局所照明部による照明光照射部分のマスク
と基板との間隔を測定するギャップ計測手段と、ギャッ
プ計測手段の計測値と設定値とに基いてマスク変形手段
をコントロールする制御手段と、を備えたことを特徴と
する。
【0014】本願の第6発明は、第5発明の構成に加
え、マスク変形手段の周囲に、負圧によりマスクを局所
的に上方へ吸い上げる吸引手段を備えたことを特徴とす
る露光装置を提供する。
え、マスク変形手段の周囲に、負圧によりマスクを局所
的に上方へ吸い上げる吸引手段を備えたことを特徴とす
る露光装置を提供する。
【0015】本願の第7発明は、基板とマスクを対向さ
せて支持し、マスク上方から照射光を照射してマスクパ
ターンを基板上に露光焼き付けする露光装置において、
マスクの上方を走査する局所照明部と、局所照明部によ
る照明光照射部分のマスクと基板との間隔を測定するギ
ャップ計測手段と、基板を吸着保持し基板の照明光照射
部分を上下に微動させる微動手段を備えたチャックと、
ギャップ計測手段の計測値と設定値とに基いて微動手段
をコントロールする制御手段と、を備えたことを特徴と
する。
せて支持し、マスク上方から照射光を照射してマスクパ
ターンを基板上に露光焼き付けする露光装置において、
マスクの上方を走査する局所照明部と、局所照明部によ
る照明光照射部分のマスクと基板との間隔を測定するギ
ャップ計測手段と、基板を吸着保持し基板の照明光照射
部分を上下に微動させる微動手段を備えたチャックと、
ギャップ計測手段の計測値と設定値とに基いて微動手段
をコントロールする制御手段と、を備えたことを特徴と
する。
【0016】
【作用】本願の第1発明によると、照明として局所照明
を用いるため大口径の集光レンズが不要となり、また各
走査位置においてギャップ計測手段の計測値に基いて、
マスクと基板との間隔が設定値に合致するように、マス
クおよび基板の一方または両方を局所的に変形させるの
で、全領域における前記間隔も高精度のものとすること
ができ、高解像度の露光ができる。
を用いるため大口径の集光レンズが不要となり、また各
走査位置においてギャップ計測手段の計測値に基いて、
マスクと基板との間隔が設定値に合致するように、マス
クおよび基板の一方または両方を局所的に変形させるの
で、全領域における前記間隔も高精度のものとすること
ができ、高解像度の露光ができる。
【0017】本願の第5、第6、第7発明は、上記のよ
うに構造が簡単で高解像度の露光ができる露光装置を提
供することができる。
うに構造が簡単で高解像度の露光ができる露光装置を提
供することができる。
【0018】本願の第2発明によると、局所照明部の走
査に同期してマスクと基板との相対位置を微小に移動さ
せながら露光することができ、マスクパターンの基板に
対する照映倍率が適切でない場合でも、その誤差を分配
することにより、マスクパターンの倍率補正を行うこと
ができる。
査に同期してマスクと基板との相対位置を微小に移動さ
せながら露光することができ、マスクパターンの基板に
対する照映倍率が適切でない場合でも、その誤差を分配
することにより、マスクパターンの倍率補正を行うこと
ができる。
【0019】本願の第3、第4発明によると、走査形の
局所照明を用いていながら、隣合う走査経路の境目にお
いて照射エネルギーが他の部分と同じになるように照射
領域の一部を重ね合わせて露光しているので、全露光領
域で継ぎ目のない均一な露光を行うことができる。
局所照明を用いていながら、隣合う走査経路の境目にお
いて照射エネルギーが他の部分と同じになるように照射
領域の一部を重ね合わせて露光しているので、全露光領
域で継ぎ目のない均一な露光を行うことができる。
【0020】
【実施例】図1は本発明の第1実施例を示す。図2は本
実施例における局所照明のビーム形状と走査経路を示す
図である。図1において、1は架台、2は架台1に固定
されたY軸ガイド、38はY軸ガイド2にY方向摺動自
在に取り付けられたYステージ、3はYステージ38に
固定されたX軸ガイド、4はX軸ガイド3にX方向摺動
自在に取り付けられたXステージ、5はXステージ4に
Z方向摺動自在に取り付けられた照明Zステージ、30
はXステージに固定されたサーボモータ、29は一端が
照明Zステージ5に連結された他端がサーボモータ30
に連結されたボールネジ、6は照明Zステージ5に固定
された局所照明部、7は一端を局所照明部6に連結され
他端を空圧源36に連結された空圧配管、8は一端を局
所照明部6に連結された光ファイバー、11は水銀ラン
プ、12は水銀ランプ11の光を集める反射鏡、22は
局所照明部6の中に固定されたレンズ、10はX軸ガイ
ド3にX方向摺動自在に取り付けられたセンサ用Xステ
ージ、9はセンサ用ステージ10に固定されたギャップ
計測手段、13は架台1上にXY平面で摺動自在に取り
付けられたXYθステージ、14はXYθステージ13
上に取り付けられZ方向に動作できるZステージ、15
はZステージ14上に固定されたチャック、20はチャ
ック15に吸着保持された基板、16は一端を架台1に
固定され他端をマスクチャック18に連結されたマスク
架台、21はマスクチャック18に吸着保持されたマス
ク、17は一端がマスク架台16に連結され他端がX方
向摺動自在にアライメントスコープ19に取り付けられ
たブラケット、37は設定器31、コントローラ32、
及びサーボモータドライバー33で構成され、一端がギ
ャップ計測手段9に他端がサーボモータ30に電気的に
接続された制御手段である。
実施例における局所照明のビーム形状と走査経路を示す
図である。図1において、1は架台、2は架台1に固定
されたY軸ガイド、38はY軸ガイド2にY方向摺動自
在に取り付けられたYステージ、3はYステージ38に
固定されたX軸ガイド、4はX軸ガイド3にX方向摺動
自在に取り付けられたXステージ、5はXステージ4に
Z方向摺動自在に取り付けられた照明Zステージ、30
はXステージに固定されたサーボモータ、29は一端が
照明Zステージ5に連結された他端がサーボモータ30
に連結されたボールネジ、6は照明Zステージ5に固定
された局所照明部、7は一端を局所照明部6に連結され
他端を空圧源36に連結された空圧配管、8は一端を局
所照明部6に連結された光ファイバー、11は水銀ラン
プ、12は水銀ランプ11の光を集める反射鏡、22は
局所照明部6の中に固定されたレンズ、10はX軸ガイ
ド3にX方向摺動自在に取り付けられたセンサ用Xステ
ージ、9はセンサ用ステージ10に固定されたギャップ
計測手段、13は架台1上にXY平面で摺動自在に取り
付けられたXYθステージ、14はXYθステージ13
上に取り付けられZ方向に動作できるZステージ、15
はZステージ14上に固定されたチャック、20はチャ
ック15に吸着保持された基板、16は一端を架台1に
固定され他端をマスクチャック18に連結されたマスク
架台、21はマスクチャック18に吸着保持されたマス
ク、17は一端がマスク架台16に連結され他端がX方
向摺動自在にアライメントスコープ19に取り付けられ
たブラケット、37は設定器31、コントローラ32、
及びサーボモータドライバー33で構成され、一端がギ
ャップ計測手段9に他端がサーボモータ30に電気的に
接続された制御手段である。
【0021】図2において、52は局所照明走査経路、
62はビーム形状、61は照射ビーム境界部、53、5
5、57、59はそれぞれ1行目、2行目、3行目、4
行目の始点、54、56、58、60はそれぞれ1行
目、2行目、3行目、4行目の終点である。
62はビーム形状、61は照射ビーム境界部、53、5
5、57、59はそれぞれ1行目、2行目、3行目、4
行目の始点、54、56、58、60はそれぞれ1行
目、2行目、3行目、4行目の終点である。
【0022】以上のように構成された露光装置について
以下その動作について説明する。まず局所照明による走
査露光について説明する。本発明の照明は、水銀ランプ
11から発した光を反射鏡12で集光し光ファイバー8
の一端へ導き他端から出射した光束を局所照明部6の中
のレンズ22で平行光線に調整して照射するものであ
り、局所照明部6は基板20の上に近接保持されアライ
メントスコープ19で位置合わせされたマスク21の上
方をXステージ4とYステージ38およびそれらの不図
示の駆動手段によりXY面内で自在に移動できる。そし
てこの局所照明部6から照射されるビームの断面形状6
2を図2に示すように左右対称で上辺がa、下辺がbの
台形としその対称軸方向(X方向)に走査して、1行目
の露光を行い、次に対称軸と直交する方向(Y方向)へ
(a+b)/2ステップ移動させて対称軸上を先程と反
対方向へ走査して2行目の露光を行う。この時Y方向へ
のステップ移動量が目標値よりΔYずれたとすると、そ
れによって生じる照射ビーム境界部61の照射むらは2
ΔY/(b−a)と表され、台形の勾配を小さくすると
Yステージ38の移動誤差による照射むらを減少でき、
継ぎ目のない均一な露光ができる。そして局所照明部6
の走査に同期してXYθステージ13を走査方向と同方
向に微小に移動させながら露光することによって誤差分
配を図り、マスクパターンを倍率補正して基板20へ転
写できる。
以下その動作について説明する。まず局所照明による走
査露光について説明する。本発明の照明は、水銀ランプ
11から発した光を反射鏡12で集光し光ファイバー8
の一端へ導き他端から出射した光束を局所照明部6の中
のレンズ22で平行光線に調整して照射するものであ
り、局所照明部6は基板20の上に近接保持されアライ
メントスコープ19で位置合わせされたマスク21の上
方をXステージ4とYステージ38およびそれらの不図
示の駆動手段によりXY面内で自在に移動できる。そし
てこの局所照明部6から照射されるビームの断面形状6
2を図2に示すように左右対称で上辺がa、下辺がbの
台形としその対称軸方向(X方向)に走査して、1行目
の露光を行い、次に対称軸と直交する方向(Y方向)へ
(a+b)/2ステップ移動させて対称軸上を先程と反
対方向へ走査して2行目の露光を行う。この時Y方向へ
のステップ移動量が目標値よりΔYずれたとすると、そ
れによって生じる照射ビーム境界部61の照射むらは2
ΔY/(b−a)と表され、台形の勾配を小さくすると
Yステージ38の移動誤差による照射むらを減少でき、
継ぎ目のない均一な露光ができる。そして局所照明部6
の走査に同期してXYθステージ13を走査方向と同方
向に微小に移動させながら露光することによって誤差分
配を図り、マスクパターンを倍率補正して基板20へ転
写できる。
【0023】次に、マスク21と基板20を局所的に近
接させる方法について説明する。Zステージ14を調整
して予め数十ミクロン近接させた基板20とマスク21
の上方へ局所照明部6をもってくると、局所照明部6の
照射ビームの出口がノズルになっており、空気配管7を
介して空圧源36から供給される圧縮空気を噴出するの
で、マスク21は局所的に変形させられる。ノズル出口
の圧力をP、ノズルの断面積をSとするとマスク21に
加えられる力はPSとなる。具体的に大きさが360m
m×465mmで厚さが4mmのマスク、断面積4cm
2 のノズルを用いると、マスク21を数十μm撓ませる
のに圧力Pは数百g/cm2 必要となる。そしてノズル
出口の圧力Pは、ノズル先端とマスク21上面との距離
に依存し照明Zステージ5を下降させると大きくなりマ
スク21の変形量も大きくなる。
接させる方法について説明する。Zステージ14を調整
して予め数十ミクロン近接させた基板20とマスク21
の上方へ局所照明部6をもってくると、局所照明部6の
照射ビームの出口がノズルになっており、空気配管7を
介して空圧源36から供給される圧縮空気を噴出するの
で、マスク21は局所的に変形させられる。ノズル出口
の圧力をP、ノズルの断面積をSとするとマスク21に
加えられる力はPSとなる。具体的に大きさが360m
m×465mmで厚さが4mmのマスク、断面積4cm
2 のノズルを用いると、マスク21を数十μm撓ませる
のに圧力Pは数百g/cm2 必要となる。そしてノズル
出口の圧力Pは、ノズル先端とマスク21上面との距離
に依存し照明Zステージ5を下降させると大きくなりマ
スク21の変形量も大きくなる。
【0024】一方基板20とマスク21の間隔はレーザ
ー反射型のギャップ計測手段9で計測し、その出力信号
はコントローラ32内で設定器31からの信号と比較さ
れ偏差信号がサーボドライバー33に入力される。サー
ボドライバー33は偏差信号に応じてサーボモータ30
へ制御信号を送り、ボールネジ29を介して照明Zステ
ージ5を駆動してマスク21の変形量を調整し、基板2
0とマスク21を局所的に設定した間隔に近接させるこ
とができ、この状態で露光することによって高解像度の
露光ができる。
ー反射型のギャップ計測手段9で計測し、その出力信号
はコントローラ32内で設定器31からの信号と比較さ
れ偏差信号がサーボドライバー33に入力される。サー
ボドライバー33は偏差信号に応じてサーボモータ30
へ制御信号を送り、ボールネジ29を介して照明Zステ
ージ5を駆動してマスク21の変形量を調整し、基板2
0とマスク21を局所的に設定した間隔に近接させるこ
とができ、この状態で露光することによって高解像度の
露光ができる。
【0025】以上のように本実施例によれば、照射ビー
ムの断面形状62が台形で、静圧によりマスクを撓ませ
るマスク変形手段36、7を備えた走査型の局所照明部
6と局所照明部6による照明光照射部分のマスク21と
基板20の間隔を測定するギャップ計測手段9と、ギャ
ップ計測手段9の計測値と設定値を基にマスク変形手段
36、7をコントロールする制御手段37と、局所照明
部6の走査に同期してマスク21と基板20の相対位置
を移動させる微動機構13を設け、隣合う走査経路の境
目において照射領域の一部を重ね合わせて露光すること
により、倍率補正が容易に行え、高解像度で均一な露光
ができる。
ムの断面形状62が台形で、静圧によりマスクを撓ませ
るマスク変形手段36、7を備えた走査型の局所照明部
6と局所照明部6による照明光照射部分のマスク21と
基板20の間隔を測定するギャップ計測手段9と、ギャ
ップ計測手段9の計測値と設定値を基にマスク変形手段
36、7をコントロールする制御手段37と、局所照明
部6の走査に同期してマスク21と基板20の相対位置
を移動させる微動機構13を設け、隣合う走査経路の境
目において照射領域の一部を重ね合わせて露光すること
により、倍率補正が容易に行え、高解像度で均一な露光
ができる。
【0026】図3は本発明の第2実施例の部分拡大図で
ある。第2実施例において第1実施例と相違する点は、
局所照明部6のノズルの周囲にポートを形成し、真空配
管25を介して真空源35を連結することにより吸引ポ
ートを構成していることである。そしてこの吸引ポート
でマスク21の照明照射部分の周辺を負圧で引き上げる
ことができ、マスク21をより局所的に変形させてマス
ク21と基板20をより近接させられる構成としてい
る。以上のように本実施例によれば、吸引ポートを設け
ることにより、より高解像度の露光ができる。なお第2
実施例のその他の構成は第1実施例と同一である。
ある。第2実施例において第1実施例と相違する点は、
局所照明部6のノズルの周囲にポートを形成し、真空配
管25を介して真空源35を連結することにより吸引ポ
ートを構成していることである。そしてこの吸引ポート
でマスク21の照明照射部分の周辺を負圧で引き上げる
ことができ、マスク21をより局所的に変形させてマス
ク21と基板20をより近接させられる構成としてい
る。以上のように本実施例によれば、吸引ポートを設け
ることにより、より高解像度の露光ができる。なお第2
実施例のその他の構成は第1実施例と同一である。
【0027】図4は本発明の第3実施例を示している。
図5は、本実施例における局所照明部の照射ビームの断
面形状と照度分布を示す図である。第3実施例において
第1実施例と相違する点は、基板20とマスク21を局
所的に近接させる方法として、マスク21を変形させる
のでなく、基板20を変形させることにある。第1実施
例のチャック15の代りにアルミ板やステンレス板で作
った弾性体チャック26を用い、第1実施例のサーボモ
ータドライバー33のかわりにピエゾドライバー34を
用い、第1実施例のセンサ用Xステージ19のかわりに
ピエゾ用Xステージ40を取り付け、ピエゾアクチュエ
ータ28の一端をローラー27に連結し、他端をピエゾ
用Xステージ40に連結し、ギャップ計測手段9および
局所照明部6をXステージ4に固定した構成となってお
り、局所照明部6の照射ビームの断面形状77は図5に
示すように長方形であり、照度分布は図5に71〜74
で示すように台形になっている。この構成により、ギャ
ップ計測手段9の出力信号を制御手段37を介してピエ
ゾアクチュエータ28にフィードバックすることで基板
20とマスク21を局所的に設定した間隔に近接させる
ことができ、この状態で露光することによって高解像度
の露光ができ、また照射ビームの照度分布を図5に71
〜74に示す台形にすることで、照射ビームの断面形状
を台形にするのと同様の効果が得られ、均一な露光がで
きる。
図5は、本実施例における局所照明部の照射ビームの断
面形状と照度分布を示す図である。第3実施例において
第1実施例と相違する点は、基板20とマスク21を局
所的に近接させる方法として、マスク21を変形させる
のでなく、基板20を変形させることにある。第1実施
例のチャック15の代りにアルミ板やステンレス板で作
った弾性体チャック26を用い、第1実施例のサーボモ
ータドライバー33のかわりにピエゾドライバー34を
用い、第1実施例のセンサ用Xステージ19のかわりに
ピエゾ用Xステージ40を取り付け、ピエゾアクチュエ
ータ28の一端をローラー27に連結し、他端をピエゾ
用Xステージ40に連結し、ギャップ計測手段9および
局所照明部6をXステージ4に固定した構成となってお
り、局所照明部6の照射ビームの断面形状77は図5に
示すように長方形であり、照度分布は図5に71〜74
で示すように台形になっている。この構成により、ギャ
ップ計測手段9の出力信号を制御手段37を介してピエ
ゾアクチュエータ28にフィードバックすることで基板
20とマスク21を局所的に設定した間隔に近接させる
ことができ、この状態で露光することによって高解像度
の露光ができ、また照射ビームの照度分布を図5に71
〜74に示す台形にすることで、照射ビームの断面形状
を台形にするのと同様の効果が得られ、均一な露光がで
きる。
【0028】以上のように本実施例によれば、走査型で
照射ビームの照度分布が台形の局所照明部6と、局所照
明部6による照明光照射部分のマスク21と基板20の
間隔を測定するギャップ計測手段9と、マスク21と基
板20の局所近接手段として基板20を吸着保持し照明
光照射部分を上下に移動させる微動手段28を備えたチ
ャック26と、ギヤップ計測手段9の計測値と設定値を
基に微動手段28をコントロールする制御手段37と、
局所照明部6の走査に同期してマスク21と基板20の
相対位置を移動させる微動機構13を設け、隣合う走査
経路の境目において照射領域の一部を重ね合わせて露光
することにより、倍率補正が容易に行え、高解像度で均
一な露光ができる。
照射ビームの照度分布が台形の局所照明部6と、局所照
明部6による照明光照射部分のマスク21と基板20の
間隔を測定するギャップ計測手段9と、マスク21と基
板20の局所近接手段として基板20を吸着保持し照明
光照射部分を上下に移動させる微動手段28を備えたチ
ャック26と、ギヤップ計測手段9の計測値と設定値を
基に微動手段28をコントロールする制御手段37と、
局所照明部6の走査に同期してマスク21と基板20の
相対位置を移動させる微動機構13を設け、隣合う走査
経路の境目において照射領域の一部を重ね合わせて露光
することにより、倍率補正が容易に行え、高解像度で均
一な露光ができる。
【0029】なお、第1実施例において、照射ビームの
断面形状62を、台形としたが、これを平行四辺形や六
角形でもかまわないことは言うまでもない。また第1実
施例において、ギャップ計測手段9をセンサ用Xステー
ジ10に取り付けたが、図6に示すようにXステージ4
に取り付けてもかまわない。また基板20とマスク21
の相対位置の移動手段としてXYθステージ13を用い
たが、マスク21側に移動手段を設けてもかまわない。
さらに第1実施例、第2実施例において、静圧Pを調整
する手段としてボールネジ29を介してサーボモータ3
0で駆動される照明Zステージ5を設けたが、これらの
かわりに空圧源36から供給される圧縮空気の圧力をコ
ントロールする圧力調整手段を設けても同じ効果が得ら
れることは言うまでもない。
断面形状62を、台形としたが、これを平行四辺形や六
角形でもかまわないことは言うまでもない。また第1実
施例において、ギャップ計測手段9をセンサ用Xステー
ジ10に取り付けたが、図6に示すようにXステージ4
に取り付けてもかまわない。また基板20とマスク21
の相対位置の移動手段としてXYθステージ13を用い
たが、マスク21側に移動手段を設けてもかまわない。
さらに第1実施例、第2実施例において、静圧Pを調整
する手段としてボールネジ29を介してサーボモータ3
0で駆動される照明Zステージ5を設けたが、これらの
かわりに空圧源36から供給される圧縮空気の圧力をコ
ントロールする圧力調整手段を設けても同じ効果が得ら
れることは言うまでもない。
【0030】
【発明の効果】本願の第1、第5、第6、第7発明によ
れば、照明として局所照明を用いるため大口径の集光レ
ンズが不要となり、またマスクと基板を近接させた状態
でギャップ計測するので露光装置の小形、低コスト化が
可能となり、しかも露光する部分のマスクと基板を局所
的に近接させ、これを順次繰返して全露光領域に及ぼさ
せるため高解像度の露光ができる。
れば、照明として局所照明を用いるため大口径の集光レ
ンズが不要となり、またマスクと基板を近接させた状態
でギャップ計測するので露光装置の小形、低コスト化が
可能となり、しかも露光する部分のマスクと基板を局所
的に近接させ、これを順次繰返して全露光領域に及ぼさ
せるため高解像度の露光ができる。
【0031】本願の第2発明によれば、局所照明部の走
査に同期してマスクと基板の相対位置を移動させながら
露光することによって、プロキシミティ露光方法であり
ながらマスクパターンの倍率補正が可能となる。
査に同期してマスクと基板の相対位置を移動させながら
露光することによって、プロキシミティ露光方法であり
ながらマスクパターンの倍率補正が可能となる。
【0032】本願の第3、第4発明によれば、走査形の
局所照明を用い、隣合う走査経路の境目において照射エ
ネルギーが他の部分と同じになるように局所照明光照射
領域の一部を重ね合わせて露光することにより、全露光
領域で継ぎ目の無い均一な露光ができることとなる。
局所照明を用い、隣合う走査経路の境目において照射エ
ネルギーが他の部分と同じになるように局所照明光照射
領域の一部を重ね合わせて露光することにより、全露光
領域で継ぎ目の無い均一な露光ができることとなる。
【図1】本発明の第1実施例における露光装置の断面
図。
図。
【図2】本発明の第1実施例における照射ビームの断面
形状と走査経路を示す図。
形状と走査経路を示す図。
【図3】本発明の第2実施例における露光装置の部分拡
大断面図。
大断面図。
【図4】本発明の第3実施例における露光装置の断面
図。
図。
【図5】本発明の第3実施例における照射ビームの断面
形状と照度分布を示す図。
形状と照度分布を示す図。
【図6】本発明の第1実施例におけるギャップ計測手段
の位置を変更した場合の変形例の部分拡大断面図。
の位置を変更した場合の変形例の部分拡大断面図。
【図7】従来のプロキシミティ露光装置の概略図。
6 局所照明部 7 空気配管 9 ギャップ計測手段 13 XYθステージ 14 Zステージ 15 チャック 18 マスクチャック 20 基板 21 マスク 25 真空配管 26 弾性体チャック 27 ローラー 35 真空源 36 空圧源 37 制御手段 38 Yステージ 52 局所照明走査経路 62、77 照射ビームの断面形状
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭57−204547(JP,A) 特開 昭58−219735(JP,A) 特開 昭59−17247(JP,A) 特開 平2−1905(JP,A) 特開 平4−140186(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H01L 21/027 G03B 27/32 G03F 7/20 G03F 9/00
Claims (7)
- 【請求項1】 基板とマスクを対向させて支持し、マス
ク上方より照明光を照射してマスクパターンを基板上に
塗布した感光剤に転写するプロキシミティ露光方法にお
いて、照明を走査形の局所照明として照明光照射部分の
マスクと基板の間隔をギャップ計測手段で計測し、計測
値と設定値を比較してその差の量を、マスクおよび基板
の一方または両方を局所的に変形させることにより前記
間隔を局所的に所定の値に近接させて露光することを特
徴とする露光方法。 - 【請求項2】 局所照明部の走査に同期してマスクと基
板との相対位置を微小に移動させながら露光することを
特徴とする請求項1記載の露光方法。 - 【請求項3】 局所照明部より照射されるビームの断面
形状が走査方向に対して対称の台形であり、隣合う走査
経路の境目において照射領域の一部を重ね合わせて露光
することを特徴とする請求項1または2記載の露光方
法。 - 【請求項4】 局所照明部より照射される光ビームの走
査方向と垂直な方向の照度分布がビームの両端で滑らか
に減少しており、隣合う走査経路の境目において照射領
域の一部を重ね合わせて露光することを特徴とする請求
項1また2記載の露光方法。 - 【請求項5】 基板とマスクを対向させて支持し、マス
ク上方から照明光を照射してマスクパターンを基板上に
露光焼き付けする露光装置において、マスクの上方を走
査し、静圧による前記マスクを局所的に撓ませて基板に
近接させるマスク変形手段を備えた局所照明部と、局所
照明部による照明光照射部分のマスクと基板との間隔を
測定するギャップ計測手段と、ギャップ計測手段の計測
値と設定値とに基いてマスク変形手段をコントロールす
る制御手段と、を備えたことを特徴とする露光装置。 - 【請求項6】 請求項5記載の露光装置において、マス
ク変形手段の周囲に、負圧によりマスクを局所的に上方
へ吸い上げる吸引手段を備えたことを特徴とする露光装
置。 - 【請求項7】 基板とマスクを対向させて支持し、マス
ク上方から照射光を照射してマスクパターンを基板上に
露光焼き付けする露光装置において、マスクの上方を走
査する局所照明部と、局所照明部による照明光照射部分
のマスクと基板との間隔を測定するギャップ計測手段
と、基板を吸着保持し基板の照明光照射部分を上下に微
動させる微動手段を備えたチャックと、ギャップ計測手
段の計測値と設定値とに基いて微動手段をコントロール
する制御手段と、を備えたことを特徴とする露光装置。
Priority Applications (5)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6044051A JP2859809B2 (ja) | 1994-03-15 | 1994-03-15 | 露光方法およびその装置 |
KR1019950005288A KR0157279B1 (ko) | 1994-03-15 | 1995-03-15 | 노광방법 |
US08/404,768 US5573877A (en) | 1994-03-15 | 1995-03-15 | Exposure method and exposure apparatus |
CN95103125A CN1120683A (zh) | 1994-03-15 | 1995-03-15 | 曝光方法及其装置 |
US08/699,787 US5737064A (en) | 1994-03-15 | 1996-08-20 | Exposure apparatus for transferring a mask pattern onto a substrate |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6044051A JP2859809B2 (ja) | 1994-03-15 | 1994-03-15 | 露光方法およびその装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07253675A JPH07253675A (ja) | 1995-10-03 |
JP2859809B2 true JP2859809B2 (ja) | 1999-02-24 |
Family
ID=12680821
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6044051A Expired - Fee Related JP2859809B2 (ja) | 1994-03-15 | 1994-03-15 | 露光方法およびその装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2859809B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN101583436B (zh) * | 2007-01-16 | 2014-05-07 | 皇家飞利浦电子股份有限公司 | 用于挠性板件和基板接触的方法和系统 |
JP5526714B2 (ja) * | 2009-11-10 | 2014-06-18 | 凸版印刷株式会社 | 基板露光装置 |
-
1994
- 1994-03-15 JP JP6044051A patent/JP2859809B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH07253675A (ja) | 1995-10-03 |
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Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |