JP3923047B2 - 同期制御装置 - Google Patents

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Description

本発明は、数値制御装置(NC装置)で制御される工作機器、産業用機械、ロボット等の駆動源として使用されるサーボモータの駆動制御に関する。
工作機械において、一つの対象物を複数台のモータで駆動する同期制御を行う場合がある。
例えば、クランク研削盤のC軸のように、大型のワークを1つのサーボモータで駆動するとき、加工外乱によってワークにねじれが生じる場合がある。このようなワークのねじれは、加工精度に影響を与えることになる。このワークのねじれに対して、ワークに2つのサーボモータを配置し、両サーボモータの同期が保たれるように同期制御して、ワークのねじれを低減させている。
この同期制御では、ワークに連結される2軸にそれぞれサーボモータを設け、各サーボモータをそれぞれのサーボ回路により制御している。各サーボ回路は、位置制御部、速度制御部、電流制御部を備え、数値制御装置側から同じ位置指令が与えられる。2つのサーボモータは、同期ずれを補正するために、各位置のフィードバック値を用いて補正量を求め、この補正量を一方のサーボ回路の位置指令に加える補正を行っている。このような従来技術として、例えば特許文献1がある。
特開平11−305839号(段落番号0002〜0005)
一つの対象物を複数台のモータで駆動する同期制御では、各モータが上位制御装置から同じ位置指令を受けて動作し、各モータはそれぞれの位置検出器からの位置フィードバック値が位置指令と一致するように位置制御を行っている。
この同期制御において、各モータが位置指令の位置に移動したとしても、検出器の精度が不十分であったり、機械の熱膨張の影響を受けると実位置が正しい位置に到達しない場合がある。例えば、熱膨張により位置基準となるスケール自体も変位する場合があるため、基準位置自体が不明確となる。
このような場合に、モータ間の剛性が高いと、モータ同士が引っ張り合う現象が生じ、モータ間にストレスが生じ、モータやアンプの発熱や加工精度の低下といった問題となる。
そこで、本発明は上記した従来の課題を解決して、一つの対象物を複数台のモータで駆動し同期制御する際、モータ間に発生するストレスを低減するために、各モータからの位置フィードバック値と位置指令とが一致するように位置制御することに代えて、モータ間に働く力を求め、このモータ間に働く力が減少するように制御することを目的とする。
このために、本発明の同期制御装置は、2つのサーボモータでそれぞれの送り軸を駆動して一つの対象物を同期して駆動する同期制御装置であって、上位制御装置あるいは上位制御部から所定サンプリング周期で送られる位置指令とそれぞれのサーボモータの位置を検出する位置検出器からの位置フィードバックとの位置偏差に基づいて所定周期毎に速度指令を出力する位置制御部と、前記速度指令とそれぞれのサーボモータの速度を検出する速度検出器からの速度フィードバックに基づいて所定周期毎にトルク指令を出力する速度制御部とを有し、それぞれのサーボモータを駆動制御するサーボ回路部を各サーボモータ毎に有すると共に、
2つのサーボモータに働く力に基づいて前記位置偏差のオフセット量を計算する位置偏差オフセット計算処理部、あるいは2つのサーボモータに働く力に基づいて位置指令のオフセット量を計算する位置指令オフセット計算処理部を備える。
位置偏差オフセット計算処理部あるいは位置指令オフセット計算処理部は、前記2つのサーボモータに働く力を2つのサーボモータに指令されるトルク指令の差分、または2つのサーボモータに流れる実電流のトルク成分の差分が一定値を超えた場合に、前記差分より前記位置制御部の周波数帯域より低い周波数成分を取り出し、該取り出した低い周波数成分に変換係数を乗ずることにより位置偏差オフセット量あるいは位置指令オフセット量を計算して出力する調整手段を備え、前記位置制御部は、出力された前記位置偏差オフセット量あるいは前記位置指令オフセット量をそれぞれ前記位置偏差あるいは前記位置指令に加算することによって、同じ制御対象を駆動する2つのサーボモータを同期制御し、オフセット量に基づいて2つのサーボモータ間に働く力を減少させる。
本発明では、力の差が小さい場合には発熱等の問題が少なく位置偏差、位置指令の補正が不要であり、また、偏差補正によって一方の側に位置偏差が生じるという副作用が発生する場合がある。そこで、モータ間に働く力の差が小さい場合には位置偏差、位置指令の補正を行わず、モータ間に働く力の差が所定値を超えた場合に位置偏差、位置指令の補正を行うようにしている。
また、位置偏差又は位置指令のオフセット計算処理部は、位置偏差又は位置指令オフセット量を位置制御部の周波数帯域より低い周波数で変化させる調整手段を備えるものであり、この調整手段により、位置制御を安定化させることができる。
この同期制御装置によれば、送り軸に適用した場合、2つのモータが引っ張り合う現象が改善され、両者の電流指令が小さくなり、位置偏差も小さくなる。また、円弧補間時において、モータ間の干渉が緩和され、補間精度が向上する。
モータ間に働く力が小さい場合には補正を行わず、所定値を超えた場合に補正を行う場合には、偏差補正によってスレーブ側に位置偏差が生じるという副作用を防ぐことができる。
本発明の同期制御装置によれば、一つの対象物を複数台のモータで駆動し同期制御する際、モータ間に発生するストレスを低減することができる。
以下、図面を参照して本発明の実施形態を説明する。
複数のサーボモータの制御は、例えば、数値制御装置等の上位制御装置や上位制御部、共有RAM、デジタルサーボ回路、電力増幅器、及び複数のモータから構成され、これらのモータは対象物(ワーク)に連結され、一つの駆動系を構成する。
デジタルサーボ回路のプロセッサは、上位制御装置や上位制御部から指令された位置指令を共有RAMを介して読みとり、位置ループ処理、速度ループ処理、及び電流ループ処理を行う。位置指令から位置フィードバック値を減じて位置偏差を求め、この位置偏差にポジションゲインを乗じて位置ループ制御を行って速度指令を求め、この速度指令から速度フィードバック値を減じて速度偏差を求め、比例,積分制御等の速度ループ処理を行ってトルク指令(電流指令)を求める。さらにこのトルク指令から電流フィードバック値を減じて電流ループ処理を行い、各相の電圧指令を求めてPWM制御等を行ってサーボモータの駆動制御を行う。
図1は本発明の同期制御装置の概略を説明するための概略ブロック図である。図1において、サーボモータ5A,5Bは対象物6を共有して結合され、同期制御装置1と共に駆動系を構成する。同期制御装置1は、サーボモータ5Aを制御するサーボ回路部A(位置制御部2A,速度制御部3A,電流制御部4A)と、サーボモータ5Bを制御するサーボ回路部B(位置制御部2B,速度制御部3B,電流制御部4B)と、サーボモータ5A,5B間に働く力に基づいて同期制御を行う同期補正処理部10を備える。同期補正処理部10は、位置制御部2A,2Bの位置偏差あるいは位置指令を補正する。なお、同期補正処理部10は、位置制御部2A,2Bのいずれか一方を補正することも、あるいは両方を補正することもできる。
サーボ回路部Aは、通常のサーボ回路と同様に、位置制御部2A,速度制御部3A,電流制御部4Aを備え、位置制御部2Aは上位制御装置あるいは上位制御部から位置指令を受け取って速度指令を速度制御部3Aに送り、速度制御部3Aは速度指令を受け取ってトルク指令(電流指令)を電流制御部4Aに送り、電流制御部4Aはトルク指令を受け取って電圧指令を電力増幅器(図示していない)に送る。電力増幅器は電圧指令に基づいてサーボモータ5Aを駆動する。
また、サーボ回路部Bは、通常のサーボ回路と同様に、位置制御部2B,速度制御部3B,電流制御部4Bを備え、位置制御部2Bは上位制御装置あるいは上位制御部から位置指令を受け取って速度指令を速度制御部3Bに送り、速度制御部3Bは速度指令を受け取ってトルク指令(電流指令)を電流制御部4Bに送り、電流制御部4Bはトルク指令を受け取って電圧指令を電力増幅器(図示していない)に送る。電力増幅器は電圧指令に基づいてサーボモータ5Bを駆動する。
同期補正処理部10は、サーボモータ5Aとサーボモータ5Bとの間に働く力をサーボ回路部Aとサーボ回路部Bから求め、このモータ間に働く力に変換係数を乗じて得た値を、位置制御部2A及び/又は位置制御部2Bに入力する。同期補正処理部10は、サーボモータ5A,5B間に働くストレスを緩和し、両モータの同期を合わせる働きをする。
同期補正処理部10は、2つのサーボモータに指令されるトルク指令の差分、又は2つのサーボモータに流れる実電流の差分からモータ間に働く力を求めることができ、また、モータ間に働く力から求めた位置偏差オフセットによる位置偏差補正、又はモータ間に働く力から求めた位置指令オフセットによる位置指令補正を行うことができる
まず、本発明の前提となる例(以下参考例という)について説明する。
第1の参考例は、トルク指令の差分から得た位置偏差オフセット量により位置偏差を補正する例である。図2は、2つのサーボモータに指令されるトルク指令の差分からモータ間に働く力を求める形態の参考例を示す図である。
サーボ回路部Aは、通常のサーボ回路と同様に、位置制御部2A,速度制御部3A,電流制御部4Aを備える。位置制御部2Aは上位制御装置あるいは上位制御部から位置指令を受け取り、位置指令から位置フィードバックを減算して位置偏差を求め、ポジションゲインを乗じて得た速度指令を速度制御部3Aに送る。
速度制御部3Aは速度指令を受け取り、速度指令から速度フィードバックを減じて得たトルク指令(電流指令)を電流制御部4Aに送る。電流制御部4Aはトルク指令を受け取って電圧指令を電力増幅器(図示していない)に送り、電力増幅器は電圧指令に基づいてサーボモータ5Aを駆動する。
サーボモータ5Aは、図示しないエンコーダ等により速度を検出し、速度制御部3Aに速度フィードバックする。なお、位置フィードバックは、速度フィードバックを積分して求めることも、あるいは、サーボモータ5Aに設けたエンコーダにより位置を検出して得ることもできる。
また、サーボ回路部Bは、通常のサーボ回路と同様に、位置制御部2B,速度制御部3B,電流制御部4Bを備える。位置制御部2Bは上位制御装置あるいは上位制御部から位置指令を受け取り、位置指令から位置フィードバックを減算して位置偏差を求め、ポジションゲインを乗じて得た速度指令を速度制御部3Bに送る。
速度制御部3Bは速度指令を受け取り、速度指令から速度フィードバックを減じて得たトルク指令(電流指令)を電流制御部4Bに送る。電流制御部4Bはトルク指令を受け取って電圧指令を電力増幅器(図示していない)に送り、電力増幅器は電圧指令に基づいてサーボモータ5Bを駆動する。
サーボモータ5Bは、図示しないエンコーダ等により速度を検出し、速度制御部3Bに速度フィードバックする。なお、位置フィードバックは、速度フィードバックを積分して求めることも、あるいは、サーボモータ5Bに設けたエンコーダにより位置を検出して得ることもできる。
同期補正処理部10は、フィルタ10aと位置偏差オフセット量を計算する手段10bと、位置偏差オフセット量を制限するリミット手段10cを備え、2つのサーボモータに指令されるトルク指令の差分からモータ間に働く力を求め、位置偏差オフセット量を求め、サーボ回路部Bの位置偏差に加えて位置偏差を補正する。同期補正処理部10には、速度制御部3Aからのトルク指令と、速度制御部3Bからのトルク指令との差分を入力する。
フィルタ10aは、位置制御部2Aの周波数帯域よりも低い周波数で補正を行うために、入力したトルク指令の差分の低周波数成分を抽出する。フィルタ10aは、例えばローパスフィルタで構成することができる。
位置偏差オフセット量を計算する手段10bは、トルク指令の偏差(差分)に第1の変換係数K1を乗じることにより位置偏差オフセット量を求める。第1の変換係数K1は、トルク指令の偏差(差分)を位置の偏差補正に変換する係数である。
位置偏差オフセット量を制限するリミット手段10cは、位置偏差オフセット量を計算する手段10bで求めた位置偏差オフセット量が大きくなりすぎないように制限を加える。リミット値は、予め設定しておく。
同期補正処理部10で得られた位置偏差オフセット量は、サーボ回路部Bの位置制御部2Bの位置偏差に加えられる。なお、位置偏差オフセット量は、サーボ回路部Bの位置制御部2Bの位置偏差に限らず、サーボ回路部Aの位置制御部2Aの位置偏差に加えるようにしてもよい。
サーボモータ5Aとサーボモータ5Bとの間に生じる物理的な干渉は、同期補正処理部10による位置偏差の補正により減少される。
図3に示すフローチャートは、同期補正処理部が行う位置偏差オフセットの計算処理を示しており、図2に示すトルク指令の差分から位置偏差オフセットを求める例について示している。
同期補正処理部において、補正機能が有効である場合には(ステップS1)、モータ回路Aのトルク指令(TCMD1)とモータ回路Bのトルク指令(TCMD2)を取り込み、その偏差ΔT(=TCMD1−TCMD2)を計算する(ステップS2)。
フィルタ10aは、フィルタ処理によって求めた偏差ΔTから低周波成分Fout(=FILTER(ΔT))を抽出する。なお、FILTER(ΔT)はフィルタ処理を表しており、所望のフィルタ特性を設定することができる(ステップS3)。
位置偏差オフセット量を計算する手段10bは、フィルタ処理したトルク指令の偏差出力Foutに第1の変換係数K1を乗じて、位置偏差オフセット量Eoffsetを計算する。
トルク指令の差分に第1の変換係数K1を乗ずることにより、2つのサーボモータに働く力に基づいた位置偏差オフセットが得られる(ステップS4)。求めた位置偏差オフセット量Eoffsetが制限値を越えないようにリミットをかける。リミット値は、モータの駆動系に応じて設定することができる(ステップS5)。
求めた位置偏差オフセット量を位置制御部の位置偏差に加算し、位置偏差Er(=Er+Eoffset)を求める。この位置偏差オフセットを位置偏差に加算することにより、サーボモータ間に働く力に基づいて位置制御を行うことができる(ステップS6)。
位置制御部2Bは、補正された位置偏差ErにポジションゲインKpを乗じて速度指令VCMD(=Kp×Er)を計算し、速度制御部3Bに送る(ステップS7)。
第2の参考例は、実電流の差分から得た位置偏差オフセット量により位置偏差を補正する例である。図4は、位置偏差を補正する態様において、2つのサーボモータに流れる実電流の差分からモータ間に働く力を求める参考例の構成例を示す図である。
サーボ回路部A及びサーボ回路部Bの構成は、図2と同様とすることができるため、ここでの説明は省略する。
同期補正処理部10は、フィルタ10aと位置偏差オフセット量を計算する手段10bと、位置偏差オフセット量を制限するリミット手段10cを備え、2つのサーボモータに流れる実電流の差分からモータ間に働く力を求め、位置偏差オフセット量を求め、サーボ回路部Bの位置偏差に加えて位置偏差を補正する。同期補正処理部10には、電流制御部4Aからの実電流と、電流制御部4Bからの実電流との差分を入力する。
フィルタ10aは、位置制御部2Aの周波数帯域よりも低い周波数で補正を行うために、入力したトルク指令の差分の低周波数成分を抽出する。フィルタ10aは、例えばローパスフィルタで構成することができる。
位置偏差オフセット量を計算する手段10bは、実電流の偏差(差分)に第2の変換係数K2を乗じることにより位置偏差オフセット量を求める。第2の変換係数K2は、実電流の偏差(差分)を位置の偏差補正に変換する係数である。
位置偏差オフセット量を制限するリミット手段10cは、位置偏差オフセット量を計算する手段10bで求めた位置偏差オフセット量が大きくなりすぎないように制限を加える。リミット値は予め設定しておく。
同期補正処理部10で得られた位置偏差オフセット量は、サーボ回路部Bの位置制御部2Bの位置偏差に加えられる。なお、位置偏差オフセット量は、サーボ回路部Bの位置制御部2Bの位置偏差に限らず、サーボ回路部Aの位置制御部2Aの位置偏差に加えるようにしてもよい。
サーボモータ5Aとサーボモータ5Bとの間に生じる物理的な干渉は、同期補正処理部10による位置偏差の補正により減少される。
なお、図4に示す構成の同期補正処理部が行う位置偏差オフセットの計算処理は、図3のフローチャートにおいて、トルク指令を実電流とし、変換係数Kを第2の変換係数K2とすることにより、ほぼ同様に行うことができる。
また、図2〜図で示した参考例では、同期補正処理部10から出力される位置偏差オフセット量を、一方のサーボ回路の位置制御部の位置偏差に加えているが、両方のサーボ回路の位置制御部の位置偏差に加えるようにしてもよい。図は、本発明が適用される、両方のサーボ回路の位置制御部の位置偏差に位置偏差オフセット量を加える構成例を示している。
なお、サーボ回路部A及びサーボ回路部Bの位置制御部2A,2Bの位置偏差に位置偏差オフセット量を加える構成以外は、図2に示した構成と同様であるので、ここでの説明は省略する。
次に、位置指令を補正する態様について説明する。
図6は本発明が適用されるトルク指令の差分から得た位置指令オフセット量により位置指令を補正する例である。位置指令を補正する態様において、2つのサーボモータに指令されるトルク指令の差分からモータ間に働く力を求める形態の構成例を示す図である。
サーボ回路部A、サーボ回路部B、及び同期補正処理部10の構成は、図2と同様とすることができるため、ここでの説明は省略する。
同期補正処理部10は、フィルタと位置指令オフセット量を計算する手段と、位置指令オフセット量を制限するリミット手段を備え、2つのサーボモータに指令されるトルク指令の差分からモータ間に働く力を求め、位置指令オフセット量を求め、サーボ回路部Bの位置指令に加えて位置指令を補正する。同期補正処理部10には、速度制御部3Aからのトルク指令と、速度制御部3Bからのトルク指令との差分を入力する。
フィルタは、位置制御部2Aの周波数帯域よりも低い周波数で補正を行うために、入力したトルク指令の差分の低周波数成分を抽出する。フィルタは、例えばローパスフィルタで構成することができる。
位置指令オフセット量を計算する手段は、トルク指令の偏差(差分)に第3の変換係数K3を乗じることにより位置指令オフセット量を求める。第3の変換係数K3は、トルク指令の偏差(差分)を指令の偏差補正に変換する係数である。
位置指令オフセット量を制限するリミット手段は、位置指令オフセット量を計算する手段で求めた位置指令オフセット量が大きくなりすぎないように制限を加える。リミット値は、予め設定しておく。
同期補正処理部10で得られた位置指令オフセット量は、サーボ回路部Bの位置制御部2Bの位置指令に加えられる。なお、位置指令オフセット量は、サーボ回路部Bの位置制御部2Bの位置指令に限らず、サーボ回路部Aの位置制御部2Aの位置指令に加えるようにしてもよい。
サーボモータ5Aとサーボモータ5Bとの間に生じる物理的な干渉は、同期補正処理部10による位置指令の補正により減少される。
に示すフローチャートは、同期補正処理部が行う位置指令オフセットの計算処理を示しており、図に示すトルク指令の差分から位置指令オフセットを求める例について示している。
同期補正処理部において、補正機能が有効である場合には(ステップS11)、モータ回路Aのトルク指令(TCMD1)とモータ回路Bのトルク指令(TCMD2)を取り込み、その偏差ΔT(=TCMD1−TCMD2)を計算する(ステップS12)。
フィルタは、フィルタ処理によって求めた偏差ΔTから低周波成分Fout(=FILTER(ΔT))を抽出する。なお、FILTER(ΔT)はフィルタ処理を表しており、所望のフィルタ特性を設定することができる(ステップS13)。
位置指令オフセット量を計算する手段は、フィルタ処理したトルク指令の偏差出力Foutに第3の変換係数K3を乗じて、位置指令オフセット量Poffsetを計算する。
トルク指令の差分に第3の変換係数K3を乗ずることにより、2つのサーボモータに働く力に基づいた位置指令オフセットが得られる(ステップS14)。求めた位置指令オフセット量Poffsetが制限値を越えないようにリミットをかける。リミット値は、モータの駆動系に応じて設定することができる(ステップS15)。
求めた位置指令オフセット量を位置制御部の位置指令に加算し、位置指令MCMD(=MCMD+Poffset)を求める。この位置指令オフセットPoffsetを位置指令MCMDに加算することにより、サーボモータ間に働く力に基づいて位置制御を行うことができる(ステップS16)。
位置制御部2Bは、補正された位置指令MCMDから位置フィードバックを減算して得た位置偏差ErにポジションゲインKpを乗じて速度指令VCMD(=Kp×Er)を計算し、速度制御部3Bに送る。
図8は本発明が適用される実電流の差分から得た位置指令オフセット量により位置指令を補正する例である。位置指令を補正する態様において、2つのサーボモータに流れる実電流の差分からモータ間に働く力を求める形態の構成例を示す図である。
サーボ回路部A、サーボ回路部B、及び同期補正処理部10の構成は、図2,4と同様とすることができるため、ここでの説明は省略する。
同期補正処理部10は、フィルタと位置指令オフセット量を計算する手段と、位置指令オフセット量を制限するリミット手段を備え、2つのサーボモータに流れる実電流の差分からモータ間に働く力を求め、位置指令オフセット量を求め、サーボ回路部Bの位置指令に加えて位置指令を補正する。同期補正処理部10には、電流制御部4Aからの実電流と、電流制御部4Bからの実電流との差分を入力する。
フィルタは、位置制御部2Aの周波数帯域よりも低い周波数で補正を行うために、入力した実電流の差分の低周波数成分を抽出する。フィルタは、例えばローパスフィルタで構成することができる。
位置指令オフセット量を計算する手段は、実電流の偏差(差分)に第4の変換係数K4を乗じることにより位置指令オフセット量を求める。第4の変換係数K4は、実電流の偏差(差分)を指令の偏差補正に変換する係数である。
位置指令オフセット量を制限するリミット手段は、位置指令オフセット量を計算する手段で求めた位置指令オフセット量が大きくなりすぎないように制限を加える。リミット値は、予め設定しておく。
同期補正処理部10で得られた位置指令オフセット量は、サーボ回路部Bの位置制御部2Bの位置指令に加えられる。なお、位置指令オフセット量は、サーボ回路部Bの位置制御部2Bの位置指令に限らず、サーボ回路部Aの位置制御部2Aの位置指令に加えるようにしてもよい。
サーボモータ5Aとサーボモータ5Bとの間に生じる物理的な干渉は、同期補正処理部10による位置指令の補正により減少される。
は、上述した参考例による同期制御と従来の同期制御とを比較する図である。従来の同期制御では、位置指令と位置検出器で検出した位置フィードバックとを一致させる制御を行う。この制御は各モータ毎に行うため、両モータの位置に位置検出器の誤差や熱膨張によってずれが生じた場合には、この位置ずれにより、一方のモータ1には引く方向に力が発生し、他方のモータ2には押す方向の力が発生する。この反対方向の力により、両モータにはストレスが加わることになる。
これに対して、参考例の同期制御では、各モータからの位置フィードバック値が位置指令と一致するように位置制御することに代えて、モータ間に働く力を求め、このモータ間に働く力が減少するように制御する。この制御によれば、両モータの位置に位置検出器の誤差や熱膨張によってずれが生じた場合にも、両モータに働く力を低減させるように制御するため、両モータに加わるストレスを低減させることができる。
10はモータ送り時における位置偏差と電流指令との関係を示している。図10(a)は参考例の同期制御の適用前の状態を示し、図10(b)は参考例の同期制御の適用後の状態を示している。
10(a)によれば、2つのモータが引っ張りあうため、両モータの電流指令が大きくなる。一方、図10(b)によれば、2つのモータが引っ張りあう現象が改善され、両モータの電流指令が小さくなる。また、位置偏差も小さくなる。なお、図10では、モータによる移動中の状態と停止中の状態を示している。
11は円弧補正時における位置偏差を示している。図11(a)は参考例の同期制御の適用前の状態を示し、図11(b)は参考例の同期制御の適用後の状態を示している。
11(a)によれば、2つのモータが干渉しながら動くため、精度が低下する。一方、図11(b)によれば、2つのモータ干渉が緩和されるため、精度が向上される。
次に、上述した参考例をベースとし、モータ間に働く力が小さい場合には補正を行わず、所定値を超えた場合に補正を行う本発明の実施形態について、図12〜図15を用いて位置偏差を補正する形態について説明し、図16,図17を用いて位置指令を補正する形態について説明する。
なお、以下では、位置偏差を補正する形態において、トルク指令の差分から位置偏差オフセット量を計算する例について説明し、実電流の差分から位置偏差オフセット量を計算する例、トルク値−位置偏差オフセット量のテーブルを使用する例、2つのモータに補正をかける例等については同様であるため省略する。
また、位置指令を補正する形態においても、トルク指令の差分から位置指令オフセット量を計算する例について説明し、実電流の差分から位置指令オフセット量を計算する例、トルク値−位置指令オフセット量のテーブルを使用する例、2つのモータに補正をかける例等については同様であるため省略する。
はじめに、位置偏差を補正する形態について図12を用いて説明する。図12はトルク指令の差分から位置偏差オフセット量を計算する例であり、前記図2とほぼ同様の構成とすることができる。この形態は、図2に示す形態において、2つのサーボモータに働く力の差分が一定値を超えた場合に位置偏差のオフセット量を計算する位置偏差オフセット計算処理部10eと、位置偏差オフセット計算処理部で計算された位置偏差オフセット量を位置偏差に加算する手段とを備える。
位置偏差オフセット計算処理部10eは、2つのサーボモータに働く力の差分にベースを設け、この差分がベース以下である場合には「0」を出力し、差分がベースを超える場合には差分からベース分を差し引いた量又は差分量を出力する。
14、図15は位置偏差オフセット計算処理部10eの出力例であり、横軸に2つのサーボモータに働く力の差分(TCMD1−TCMD2)を示し、縦軸に出力ΔTを示している。
14に示す出力例は、差分がベース以下である場合には「0」を出力し、差分がベース(Base)を超える場合には差分からベース分を差し引いた量(TCMD1−TCMD2−Base)を出力する。また、図15に示す出力例は、差分がベース以下である場合には「0」を出力し、差分がベース(Base)を超える場合には差分量(TCMD1−TCMD2)を出力する。
同期補正処理部10は、2つのサーボモータに指令されるトルク指令の差分について、位置偏差オフセット計算処理部10eにより、2つのサーボモータに働く力の差分(TCMD1−TCMD2)がベース(Base)以下である場合には、サーボモータに働く力の差はないものとし、位置偏差オフセット量は算出せず、2つのサーボモータに働く力の差分(TCMD1−TCMD2)がベース(Base)を超えた場合に、サーボモータに働く力の差を出力して位置偏差オフセット量は算出する。
13に示すフローチャートは、同期補正処理部が行う位置偏差オフセットの計算処理を示しており、図12に示すトルク指令の差分から位置偏差オフセットを求める例について示している。また、位置偏差オフセット計算処理部10eは図14に示す出力特性を備えるものとする。
13に示すフローチャートは図3に示すフローチャートとほぼ同様であり、ステップS22の差分の算出工程における算出出力の点で相違し、その他の工程は共通している。
そこで、ここではステップS22の工程についてのみ説明する。ステップS22の差分の算出工程において、位置偏差オフセット計算処理部10eの出力である偏差ΔTは、図14に示すように、モータ1のトルク指令TCMD1がモータ2のトルク指令TCMD2よりも大きい場合には(TCMD1−TCMD2−Base)と0の大きい方を出力し、モータ1のトルク指令TCMD1がモータ2のトルク指令TCMD2よりも小さい場合には(TCMD1−TCMD2+Base)と0の小さい方を出力する。
ステップS22の工程において偏差ΔTを算出した後は、ステップS23〜ステップS27において、図3のフローチャートのステップS3〜ステップS7と同様の処理により速度指令を計算する。
次に、位置指令を補正する実施形態について図16を用いて説明する。図16はトルク指令の差分から位置指令オフセット量を計算する例であり、前記図とほぼ同様の構成とすることができる。この形態は、図に示す形態において、2つのサーボモータに働く力の差分が一定値を超えた場合に位置偏差のオフセット量を計算する位置偏差オフセット計算処理部10eと、位置偏差オフセット計算処理部で計算された位置偏差オフセット量を位置偏差に加算する手段とを備える。
位置偏差オフセット計算処理部10eは、前記したと同様に、2つのサーボモータに働く力の差分にベースを設け、この差分がベース以下である場合には「0」を出力し、差分がベースを超える場合には差分からベース分を差し引いた量又は差分量を出力する。
位置偏差オフセット計算処理部10eの出力特性は、前記した図1415と同様とすることができる。
同期補正処理部10は、2つのサーボモータに指令されるトルク指令の差分について、位置偏差オフセット計算処理部10eにより、2つのサーボモータに働く力の差分(TCMD1−TCMD2)がベース(Base)以下である場合には、サーボモータに働く力の差はないものとし、位置偏差オフセット量は算出せず、2つのサーボモータに働く力の差分(TCMD1−TCMD2)がベース(Base)を超えた場合に、サーボモータに働く力の差を出力して位置偏差オフセット量は算出する。
17に示すフローチャートは、同期補正処理部が行う位置指令オフセットの計算処理を示しており、図12に示すトルク指令の差分から位置指令オフセットを求める例について示している。また、位置偏差オフセット計算処理部10eは図14又は図15に示す出力特性を備えるものとする。
17に示すフローチャートは図3に示すフローチャートとほぼ同様であり、ステップS32の差分の算出工程における算出出力の点で相違し、その他の工程は共通している。
そこで、ここではステップS32の工程についてのみ説明する。ステップS32のトルク指令の偏差の算出工程において、位置偏差オフセット計算処理部10eの出力である偏差ΔTは、図14又は図15に示すように、モータ1のトルク指令TCMD1がモータ2のトルク指令TCMD2よりも大きい場合には(TCMD1−TCMD2−Base)と0の大きい方を出力し、モータ1のトルク指令TCMD1がモータ2のトルク指令TCMD2よりも小さい場合には(TCMD1−TCMD2+Base)と0の大きい方を出力する。
ステップS32の工程において偏差ΔTを算出した後は、ステップS33〜ステップS36において、図のフローチャートのステップS13〜ステップS16と同様の処理により位置指令オフセット量を計算し位置指令に加算する。
上記したように、モータ間に働く力にベース分を設け、このベース分よりも力の差が大きくなった場合にのみ補正を行うことによりスレーブ側に発生する位置偏差を防ぐことができる。
本発明の同期制御装置の概略を説明するための概略ブロック図である。 トルク指令の差分から得られる位置偏差オフセットにより位置偏差を補正する本発明の前提となる参考例を示す図である。 同参考例の位置偏差を補正する態様のフローチャートである。 実電流の差分から得られる位置偏差オフセットにより位置偏差を補正する本発明の前提となる参考例を示す図である。 2つのモータに対して位置偏差補正を行う構成例を示す図である。 トルク指令の差分から得られる位置指令オフセットにより位置指令を補正する構成例を示す図である。 置指令を補正する本発明の前提となる参考例のフローチャートである。 実電流の差分から得られる位置指令オフセットにより位置指令を補正する構成例を示す図である。 本発明の前提となる参考例による同期制御と従来の同期制御とを比較する図である。 モータ送り時における位置偏差と電流指令との関係を示す図である。 円弧補正時における位置偏差を示す図である。 本発明のトルク指令の差分から得られる位置偏差オフセットにより位置偏差を補正する実施形態を示す図である。 本発明の同実施形態における位置偏差を補正する他の態様のフローチャートである。 同実施形態における位置偏差オフセット計算処理部の出力例である。 同実施形態における位置偏差オフセット計算処理部の他の出力例である。 本発明のトルク指令の差分から得られる位置指令オフセットにより位置指令を補正する別の実施形態を示す図である。 置偏差を補正する別の実施形態のフローチャートである。
符号の説明
1 同期制御装置
2A,2B 位置制御部
3A,3B 速度制御部
4A,4B 電流制御部
5A,5B サーボモータ
6 対象物(ワーク)
A,B サーボ回路部
10 同期補正処理部
10a フィルタ
10b 位置偏差オフセット量を計算する手段
10c 位置偏差オフセット量を制限するリミット手段
10e 位置偏差オフセット計算処理部

Claims (2)

  1. 2つのサーボモータでそれぞれの送り軸を駆動して一つの対象物を同期して駆動する同期制御装置であって、
    上位制御装置あるいは上位制御部から所定サンプリング周期で送られる位置指令とそれぞれのサーボモータの位置を検出する位置検出器からの位置フィードバックとの位置偏差に基づいて所定周期毎に速度指令を出力する位置制御部と、前記速度指令とそれぞれのサーボモータの速度を検出する速度検出器からの速度フィードバックに基づいて所定周期毎にトルク指令を出力する速度制御部とを有し、それぞれのサーボモータを駆動制御するサーボ回路部を各サーボモータ毎に有すると共に、
    前記2つのサーボモータに働く力に基づいて前記位置偏差のオフセット量を計算する位置偏差オフセット計算処理部を備え、
    前記位置偏差オフセット計算処理部は、前記2つのサーボモータに働く力を2つのサーボモータに指令されるトルク指令の差分、または2つのサーボモータに流れる実電流のトルク成分の差分が一定値を超えた場合に、前記差分より前記位置制御部の周波数帯域より低い周波数成分を取り出し、該取り出した低い周波数成分に変換係数を乗ずることにより位置偏差オフセット量を計算して出力する調整手段を備え、
    前記位置制御部は、前記位置偏差オフセット計算処理部から出力された前記位置偏差オフセット量を前記位置偏差に加算することによって、前記2つのサーボモータを同期制御し、前記位置偏差オフセット量に基づいて2つのサーボモータ間に働く力を減少させることを特徴とする、サーボモータの同期制御装置。
  2. 2つのサーボモータでそれぞれの送り軸を駆動して一つの対象物を同期して駆動する同期制御装置であって、
    上位制御装置あるいは上位制御部から所定サンプリング周期で送られる位置指令とそれぞれのサーボモータの位置を検出する位置検出器からの位置フィードバックとの位置偏差に基づいて所定周期毎に速度指令を出力する位置制御部と、前記速度指令とそれぞれのサーボモータの速度を検出する速度検出器からの速度フィードバックに基づいて所定周期毎にトルク指令を出力する速度制御部とを有し、それぞれのサーボモータを駆動制御するサーボ回路部を各サーボモータ毎に有すると共に、
    前記2つのサーボモータに働く力に基づいて前記位置指令のオフセット量を計算する位置指令オフセット計算処理部を備え、
    前記位置指令オフセット計算処理部は、前記2つのサーボモータに働く力を2つのサーボモータに指令されるトルク指令の差分、または2つのサーボモータに流れる実電流のトルク成分の差分が一定値を超えた場合に、前記差分より前記位置制御部の周波数帯域より低い周波数成分を取り出し、該取り出した低い周波数成分に変換係数を乗ずることにより位置指令オフセット量を計算して出力する調整手段を備え、
    前記位置制御部は、前記位置指令オフセット計算処理部から出力された前記位置指令オフセット量を前記位置指令に加算することによって、前記2つのサーボモータを同期制御し、前記位置指令オフセット量に基づいて2つのサーボモータ間に働く力を減少させることを特徴とする、サーボモータの同期制御装置。
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