JP3369802B2 - 移動体の駆動装置 - Google Patents

移動体の駆動装置

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JP3369802B2 JP20836095A JP20836095A JP3369802B2 JP 3369802 B2 JP3369802 B2 JP 3369802B2 JP 20836095 A JP20836095 A JP 20836095A JP 20836095 A JP20836095 A JP 20836095A JP 3369802 B2 JP3369802 B2 JP 3369802B2
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ball screw
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servomotors
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昌夫 中川
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は工作機械におけるテ
ーブル等移動体の駆動装置に関するものである。 【0002】 【従来の技術】従来、工作機械におけるテーブル駆動機
構は、テーブルに固着されるボールねじナットと螺合す
るボールねじの一端にカップリング又はシンクロベルト
等の回転伝達部材を介してサーボモータを連結し、サー
ボモータの回転でテーブルを駆動する方法が一般に行わ
れている。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】従来の技術で述べたテ
ーブル駆動機構は、大型の工作機械の場合には、長さに
対する軸径の比が大きいボールねじとなり、ねじりに対
する剛性が小さくなる。従って、テーブル駆動時の切削
抵抗,摺動抵抗,ボールナットの予圧による回転抵抗等
の負荷がボールねじにモーメント荷重として作用し、ボ
ールねじにねじりが発生して位置決め精度を悪くすると
いう問題を有している。 【0004】本発明は従来の技術の有するこのような問
題点に鑑みなされたものであり、その目的とするところ
は、ボールねじを同期制御される2個のサーボモータに
より両側から駆動し、ボールねじに作用するモーメント
負荷を両側のサーボモータで分担して、ねじれによる位
置決め誤差を少なくし、位置決め精度を改善することの
できる移動体の駆動装置を提供しようとするものであ
る。 【0005】 【課題を解決するための手段】本発明の移動体の駆動装
置は、ベース上の案内に沿って移動可能に設けられた移
動体と、ベース上に前記案内と平行に設けられ両端部を
回転可能に支持されたねじ軸と、前記移動体に固着され
該ねじ軸に螺合されるナットと、前記ねじ軸の両端にそ
れぞれカップリング等の回転伝達部材を介して連結され
る2個のサーボモータと、該2個のサーボモータにそれ
ぞれ設けられた検出器と、前記2個のサーボモータを前
記検出器の出力信号が等しくなるように同期制御する手
段とを含んでなり、2個のサーボモータによりねじ軸を
両端から駆動するようにしたものである。 【0006】上述のように構成された移動体の駆動装置
によれば、移動体を移動する際にねじ軸にモーメント荷
重として作用する負荷がかかるが、ねじ軸の両側から2
個のサーボモータにより駆動トルクが付加されるので、
モーメント荷重を両側にて分担することになり、ねじれ
による位置決め精度の悪化を防止することができる。 【0007】 【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態を図面に
もどつき説明する。図1はテーブル送り機構の正面図
で、図2は図1の側面図である。図1,図2において、
ベース1に二本で一組の案内2が押さえ板3により平行
に取着されており、案内2に移動可能に係合するスライ
ドブロック4がテーブル5の下面に固着されていて、テ
ーブル5は案内2に沿って移動可能とされている。ベー
ス1上には長手方向両端部に軸受ブラケット6がそれぞ
れ固着されており、案内の中央に設けられているボール
ねじ7の両端部がこの軸受ブラケット6により回転可能
に支持されている。 【0008】ボールねじ7に螺合されるボールねじナッ
ト8はテーブル5の下面に固着されており、ボールねじ
の両端はカップリング9A,9Bを介して二個のサーボ
モータ10A,10Bの出力軸とそれぞれ直結されてい
る。サーボモータ10A,10Bにはそれぞれ検出器1
1A,11Bが同心に固着されており、二個のサーボモ
ータ10A,10Bは数値制御装置12により同期回転
される。数値制御装置12内には互いに対向する二個の
サーボモータ10A,10Bを同期制御して一本のボー
ルねじ7を駆動する図示しない同期制御駆動部が設けら
れており、同期制御駆動部は駆動時に各検出器11A,
11Bからフィードバックされる回転角度が等しくなる
ように二個のサーボモータ10A,10Bをプログラム
指令値にもとづいて駆動するものである。 【0009】続いて本実施例の形態の作用を説明する。
例えば、テーブル5を図1で左方へ移動する場合、切削
抵抗,摺動抵抗等テーブル5の動きを阻止するように作
用する力に、ボールねじナットの予圧による回転抵抗等
が加わった負荷がボールねじ7に対してモーメント荷重
として作用する。仮に、右側のサーボモータ10A一個
だけの場合、このモーメント荷重によるボールねじ7の
ねじれはカップリング9Aとボールねじナット8との間
すなわちねじ軸の右側のみで発生する。しかし左側にも
サーボモータ10Bを有しているので、ボールねじ7の
左端にも同時に駆動トルクが作用し、カップリング9B
とボールねじナット8との間でもねじれが発生する。 【0010】このようにテーブル移動中ボールねじの両
端に同時に駆動トルクが作用する場合、ボールねじにモ
ーメント荷重として作用する負荷を両側で分担すること
になり、ボールねじの両端に作用する駆動トルクは1/
2ずつとなり、見かけ上の長さと軸径との比も大きくな
るので、ボールねじ7に発生するねじれは微小であり、
テーブル5の位置決め精度に影響するほどのねじれは生
じないため、高精度の位置決めが可能となる。 【0011】なお、サーボモータ10A,10Bはカッ
プリング9A,9Bを介してボールねじ7に直結される
ものを限定されるものではなく、他の回転伝達部材すな
わちシンクロベルト又は歯車等を介してボールねじ7を
駆動するようにしてもよい。 【0012】 【発明の効果】本発明は上述のとおり構成されているの
で次に記載する効果を奏する。ねじ軸の両端を二個のサ
ーボモータにより駆動するようにして、移動体の移動中
ねじ軸にモーメント荷重として作用する負荷を両側の二
個のサーボモータによりそれぞれ分担するようにしたの
で、ねじ軸のねじれを抑制することが可能になり、位置
決め精度を向上することができる。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の実施の形態のテーブル送り機構の正面
図である。 【図2】同じくテーブル送り機構の側面の断面図であ
る。 【符号の説明】 1 ベース 2 案内 5 テーブル 6 軸受ブラケット 7 ボールねじ 8 ボールねじナット 9A,9B カップリング 10A,10B サーボモータ 11A,11B 検出器 12 数値制御装置

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 ベース上の案内に沿って移動可能に設け
    られた移動体と、ベース上に前記案内と平行に設けられ
    両端部を回転可能に支持されたねじ軸と、前記移動体に
    固着され該ねじ軸に螺合されるナットと、前記ねじ軸の
    両端にそれぞれカップリング等の回転伝達部材を介して
    連結される2個のサーボモータと、該2個のサーボモー
    タにそれぞれ設けられた検出器と、前記2個のサーボモ
    ータを前記検出器の出力信号が等しくなるように同期制
    御する手段とを含んでなり、2個のサーボモータにより
    ねじ軸を両端から駆動するようにしたことを特徴とする
    移動体の駆動装置。
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