JP3916912B2 - 燃料電池スタック - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、単位燃料電池(以下、単位セルという)をセパレータを介して複数積層した積層体を有する燃料電池スタックに関し、特に、積層体を枠体で挟装してなる燃料電池スタックに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の一般的な燃料電池スタックは、単位セルが所定数積層されるとともに互いに電気的に直列接続されてなる積層体が1組のエンドプレートの間に介装され、且つ該1組のエンドプレートの外側に配置された1組のバックアッププレート同士がタイロッド等の緊締部材で緊締されることにより構成されており、この緊締により、積層体および1組のエンドプレートが加圧保持されている。また、後述するように積層体が伸縮したときにも前記加圧状態が保持されるように、通常、一方のエンドプレートとバックアッププレートとの間には、皿ばねやブラダー等が介装されている。
【0003】
前記単位セルは、電解質膜の両側にアノード電極とカソード電極が設けられて構成された電極膜構造体と、この電極膜構造体を挟持する1対のセパレータとを備えている。セパレータにおいてアノード電極に対向する面には、アノード電極に燃料ガス(例えば、水素を主成分とする水素含有ガス)を供給・排出するための第1ガス流路が設けられており、セパレータにおいてカソード電極に対向する面には、カソード電極に酸化剤ガス(例えば、酸素を含有する酸素含有ガス)を供給・排出するための第2ガス流路が設けられている。
【0004】
このように構成された燃料電池スタックを運転するに際しては、アノード電極に供給された水素含有ガス中の水素がアノード電極を構成する電極触媒層上で電離し、その結果、水素イオンと電子が生成する。このうち、水素イオンは電解質膜を介してカソード電極側へと移動する。この間、電子は外部回路に取り出され、直流の電気工ネルギとして利用された後、カソード電極に至る。
カソード電極には空気等の酸素含有ガスが供給されているため、カソード電極において、前記水素イオン、前記電子および酸素含有ガス中の酸素が反応して水が生成する。
【0005】
この種の燃料電池スタックは、例えば、自動車等の車輛の車体に搭載される。この場合、上記の電気化学反応により発生した電気エネルギでモータを駆動することにより化学的エネルギを機械的エネルギに変換し、これにより車輛が走行する。このように燃料電池スタックを駆動源として走行する車輛、いわゆる燃料電池車は、温暖化の原因となるCO2や、大気汚染物質となるNOxあるいはSOx、炭化水素ガス等の排出量が著しく少ないことから、環境保護に対して大きく貢献することができるものとして着目されている。
【0006】
ところで、前記従来の燃料電池スタックを車体に搭載する場合、例えば、両バックアッププレート、または−端のバックアッププレートと他端の工ンドプレートにマウント用ブラケットをそれぞれ固定し、両マウント用ブラケットを車体に連結している。つまり、燃料電池スタックはマウント用ブラケットを介して車体に搭載される。
【0007】
そして、この場合、マウント用ブラケットのうちの一方は、ボルト等で車体に堅牢に連結するが、他方のマウント用ブラケットは、車体に対して摺動自在に連結する。他方のマウント用ブラケットを車体に対して摺動自在に連結する理由は、燃料電池スタックが積層体の積層方向に寸法変化するときにこれを吸収して、燃料電池スタックに過大な応力が加わらないようにしたり、単位セル41同士の電気的接続状態(接触状態)を常に良好に保持するためである。燃料電池スタックが積層方向に寸法変化する場合としては、例えば、発電により発熱し温度上昇して熱膨張を起こしたり運転停止により冷却されて熱収縮を起こしたときや、車輌の発進時や停止時など加速度が加わったときなどがある。
【0008】
しかしながら、このように車体に対して摺動自在に連結したマウント用ブラケットは、車体を走行させた際に生じた振動や衝撃によって燃料電池スタックに加わる荷重を十分に受けることができない。そのため、車輛に堅牢に連結される側のマウント用ブラケットで前記荷重の多くを支持することができるようにする必要があり、その結果、このマウント用ブラケットを大型にせざるを得なかった。
このために、燃料電池スタックの搭載スペースが大きくなるという欠点があった。また、マウント用ブラケツトの重量が大きくなるので必然的に燃料電池スタックの重量も大きくなり、したがって、車輌を走行させる際に大きな駆動力が必要となるという不利点があった。
【0009】
また、両バックアッププレートに固定されたマウント用ブラケットを介して燃料電池スタックを車体に搭載する場合、両バックアッププレートと両エンドプレートとの間に、エンドプレートの垂直方向の荷重を受けるための部材、例えば、ガイドピン等が必要になるなど構造が複雑になった。
【0010】
そこで、これらの問題を解決するものとして、積層体とこの積層体の一端側に配置したエンドプレートを箱形のケースに収容するとともに、ケースとエンドプレートとの間に積層体を積層方向に加圧するための加圧部材を配置させた燃料電池スタックが考えられる(以下、この構造の燃料電池スタックを、説明の都合上、ボックス型の燃料電池スタックという)。このようにすると、積層体を加圧保持するためのタイロッドが不要になり、燃料電池スタックをケースを介して車輌に堅牢に取り付けることが可能になり、マウント用ブラケットのような取り付け部材も小型にできる。このボックス型の燃料電池スタックでは、積層体を締め付ける力は枠体と前記加圧部材によって生じることになり、その反作用として枠体に引っ張り力が作用することとなる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、燃料電池スタックでは、正常でない単位セル(すなわち、故障あるいは劣化した単位セル)の早期発見等のために各単位セルの発電状態を管理する必要があり、そのために単位セル毎に電圧(以下、セル電圧という)の検出を行っている(特開平11-339828号公報等)。このセル電圧を検出するために、各単位セルの1対のセパレータを制御装置(ECU)の電圧検出回路に接続する。
この場合、前記ボックス型の燃料電池スタックでは、ケースの天板等に積層体の積層方向と平行に長孔を開け、この長孔を介して、ケースの外側に設置された制御装置とケースの内部に収容されているセパレータとを電気的に接続することが考えられる。
【0012】
しかしながら、このように構成したボックス型の燃料電池スタックにおいては、ケースの天板に長孔を開けたことによりねじれ剛性が弱まってしまう。特に、燃料電池スタックを車輌の車体に搭載した場合、車輌走行時の振動等により燃料電池スタックにねじれ方向の力が作用することは避けられないので、これに対する改善が望まれる。
また、天板に長孔があいていると、そこからケース内に水や埃等が侵入することも考えられ、それらが積層体に付着して燃料電池スタックの性能低下の原因になる虞もあった。
そこで、この発明は、枠体で積層体を挟装するタイプの燃料電池スタックにおいて、ねじれ剛性を高め、水や埃等の侵入を防止することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、請求項1に記載した発明は、電解質(例えば、後述する実施の形態における電解質膜42)の両側にアノード電極(例えば、後述する実施の形態におけるアノード電極43)とカソード電極(例えば、後述する実施の形態におけるカソード電極44)を配しさらにその外側にセパレータ(例えば、後述する実施の形態におけるセパレータ48a,48b)を配してなる単位燃料電池(例えば、後述する実施の形態における単位セル41)を複数積層した積層体(例えば、後述する実施の形態における積層体40)と、前記積層体の少なくとも一端側に設けられたエンドプレート(例えば、後述する実施の形態におけるエンドプレート72)と、前記積層体の積層方向の前後に配置されて前記積層体および前記エンドプレートを挟装する一対の支持板(例えば、後述する実施の形態における支持板61,62)およびこの支持板同士を連結し前記積層体の積層方向に沿って配置された連結板(例えば、後述する実施の形態における底板63,天板64,側板65,66)を有する枠体(例えば、後述する実施の形態におけるボックス60)と、前記積層体を積層方向に加圧せしめる加圧部材(例えば、後述する実施の形態における皿ばね74)と、を備える燃料電池スタック(例えば、後述する実施の形態における燃料電池スタック1)において、前記枠体の少なくとも1つの連結板(例えば、後述する実施の形態における天板64)には開口部(例えば、後述する実施の形態における端子取り出し孔64a)が設けられ、この開口部の周縁は立ち上げられており、この開口部を覆い連結板のねじれ剛性を高めるカバー(例えば、後述する実施の形態におけるカバー3)が該連結板に固定されており、前記カバーは、下部を開口させた細長い箱状のキャップ部(例えば、後述する実施の形態におけるキャップ部11)と、このキャップ部の下部周縁から張り出し前記連結板に固定されるフランジ部(例えば、後述する実施の形態におけるフランジ部13)と、を有することを特徴とする。
このように構成することにより、開口部の周縁を立ち上げたことにより開口部周縁の剛性を高めることができ、また、開口部を覆い連結板に固定されたカバーによって枠体のねじれ剛性が高まり、したがって、燃料電池スタックのねじれ剛性を高めることが可能になる。
また、開口部の周縁の立ち上がりにより、枠体の内部に異物が入りにくくなる。
【0014】
請求項2に記載した発明は、請求項1に記載の発明において、前記開口部は前記単位燃料電池のセル電圧を検出するための接続用開口であり、前記開口部を備えた前記連結板と前記カバーとの間にはセル電圧検出用の端子(例えば、後述する実施の形態における端子6)が設置されていることを特徴とする。
このように構成することにより、セル電圧検出用の接続用開口が開口している連結板がカバーによって補強され、これによって枠体のねじれ剛性が高まり、その結果、燃料電池スタックのねじれ剛性を高めることが可能になる。また、前記開口部を介して前記セル電圧検出用の端子とセパレータを接続することが可能になる。
【0015】
請求項3に記載した発明は、請求項2に記載の発明において、前記積層体の積層方向は水平方向であり、前記開口部を備える前記連結板は前記積層体の上部に位置することを特徴とする。
このように構成することにより、開口部から水や埃が侵入して積層体に付着するのを防止することが可能になる。
請求項4に記載した発明は、請求項1に記載の発明において、 前記開口部の周囲に当接するホルダ本体を備え、このホルダ本体は前記カバーと前記連結板により挟持されていることを特徴とする。
このように構成することにより、開口部を有する連結板の機械的強度が向上し、枠体のねじれ剛性が向上する。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、この発明に係る燃料電池スタックの一実施の形態を図1から図7の図面を参照して説明する。
図1は燃料電池スタック1の外観斜視図、図2は同縦断面図、図3は同分解斜視図であり、これらの図に示すように、燃料電池スタック1は、内部に積層体40等を収容させたボックス(枠体)60と、ボックス60の上部に固定されたカバー3と、カバー3の上部に設置された制御装置(ECU)4とを備えている。
【0017】
初めに、ボックス60に収容されている積層体40について、図3〜図5を参照して説明する。
積層体40は、所定数の単位セル41が互いに電気的に直列に接続されるとともに矢印A方向に積層されて構成されている。
図4は単位セル41の要部拡大断面図、図5は単位セル41の分解斜視図であり、単位セル41は、電解質膜42の両側にアノード電極43とカソード電極44を配してなる電極膜構造体45を備えている。電解質膜42はパーフルオロスルホン酸の薄膜に水を含浸させたもの等のような水素イオン導電体が選定される。
【0018】
アノード電極43およびカソード電極44は、カーボンクロス等からなるガス拡散層(図示せず)と、白金合金が表面に担持された多孔質カーボン粒子が前記ガス拡散層の表面に一様に積層されてなる電極触媒層(図示せず)とをそれぞれ有し、電極触媒層同士が電解質膜42を介して対向するように電解質膜42に接合されている。電解質膜42は額縁状シール部材46の開口部に収容保持されており、カソード電極44またはアノード電極43はガスケット47a,47bの開ロ部に収容保持されている。単位セル41は、これらガスケット47a,47bと電極膜構造体45を保持する額縁状シール部材46とが1対のセパレータ48a,48bで挟持されることによって構成される。
【0019】
これらセパレータ48a,48bにおけるアノード電極43に対向する面には、アノード電極43に水素含有ガスを供給・排出するための第1ガス流路49が設けられている。同様に、カソード電極44に対向する面には、カソード電極44に酸素含有ガスを供給・排出するための第2ガス流路50が設けられている。
【0020】
また、セパレータ48a,48b、ガスケット47a,47bおよび額縁状シール部材46には、図5において右上隅角部に水素含有ガスを通過させるための第1ガス入口通路51が設けられており、且つその対角位置には、未反応の水素含有ガスを通過させるための第1ガス出口通路52が設けられている。同様に、図5において左上隅角部には酸素含有ガスを通過させるための第2ガス入口通路53が設けられており、その対角位置には、未反応の酸素含有ガスを通過させるための第2ガス出口通路54が設けられている。第1ガス入口通路51および第1ガス出口通路52はいずれも第1ガス流路49に連通しており、一方、第2ガス入口通路53および第2ガス出口通路54はいずれも第2ガス流路50に連通している。
【0021】
さらに、セパレータ48a,48b、ガスケット47a,47bおよび額縁状シール部材46には、第1ガス入口通路51と第2ガス出口通路54との間、および、第2ガス入口通路53と第1ガス出口通路52との間に、冷却水通路55a,55bがそれぞれ設けられている。
また、セパレータ48a,48bは、図5において左右上縁からセル電圧検出用の出力端子56を上延させている。
【0022】
積層体40が収容されるボックス60は、積層体40の積層方向の前後に配置される支持板61,62と、積層体40の下側に配置される底板(連結板)63と、積層体40の上側に配置される天板(連結板)64と、積層体40の両側部に配置される側板(連結板)65,66とを備え、これらを箱状に連結して構成される。なお、この実施の形態において、底板63と天板64と側板65,66は、積層体40の積層方向に沿って配置されて支持板61,62同士を連結する連結板を構成し、底板63および天板64と側板65,66は互いにボルトにより連結され、両支持板61,62と連結板(すなわち、底板63,天板64,側板65,66)は図示しないピンによって連結される。
【0023】
次に、積層体40のボックス60内での収容状態について図3を参照して説明する。
積層体40においてその両最外端に位置する単位セル41,41には、集電用電極70a,70bがそれぞれ電気的に接続され、集電用電極70aの外側には、漏電防止用の絶縁プレート71aを介してエンドプレート72が配置されている。エンドプレート72のボックス60側に臨む端面には複数の支軸73が接合されており、各支軸73には複数の皿ばね(加圧部材)74が重ねて装着されている。また、エンドプレート72の左右端部には横溝72a,72aがそれぞれ設けられている。
【0024】
また、ボックス60と集電用電極70bとの間にも、漏電を防止するために絶縁プレート71bが介装されており、集電用電極70bと絶縁プレート71bには、第1ガス入口通路51、第1ガス出口通路52、第2ガス入口通路53、第2ガス出口通路54および冷却水通路55a,55bが設けられている。
【0025】
ボックス60における支持板61の内面には、支軸73に対応する箇所に挿入孔67が設けられている。そして、支軸73をこの挿入孔67に挿入して皿ばね74を支持板61の内面に設けられた環状凹部68の底面に着座させることによって、皿ばね74は支持板61とエンドプレート72との間に圧縮された状態で介装される。これにより、エンドプレート72が皿ばね74によって積層体40側に向かって常時弾発付勢され、その結果、積層体40はエンドプレート72によって押圧保持される。換言すれば、ボックス60の両支持板61,62は積層体40とエンドプレート72を挟装し、積層体40は皿ばね74とエンドプレート72によって加圧保持される。
【0026】
また、ボックス60の側板65,66における支持板61側の内面には、エンドプレート72に設けられた横溝72a,72aに対応する箇所に、寸法が横溝72aに比してやや小さい突起部材69が接合されている。この突起部材69はエンドプレート72の横溝72aに摺動自在に係合しており、この係合によりエンドプレート72がボックス60に支持されている。エンドプレート72は、積層体40が温度変化等によって積層方向へ伸縮したときに、突起部材69にガイドされて積層方向に摺動し、皿ばね74をそれに応じて圧縮あるいは伸張させて、積層体40を所定の加圧状態に保持し、積層された単位セル41同士の電気的接続状態(接触状態)を常に良好に保持する。
【0027】
また、ボックス60の支持板62には、第1ガス入口通路51、第1ガス出口通路52、第2ガス入□通路53、第2ガス出口通路54および冷却水通路55a,55bが設けられている。
ボックス60の第1および第2ガス入口通路51,53には水素含有ガス供給源、酸素含有ガス供給源(ともに図示せず)がそれぞれ連結され、第1および第2ガス出口通路52,54にはガス回収機構(図示せず)がそれぞれ連結される。さらに、ボックス60の冷却水通路55aには図示しない冷却水供給源が連結され、冷却水通路55bには図示しない冷却水回収機構が連結される。
【0028】
水素含有ガス供給源から第1ガス入口通路51に供給された水素含有ガスは、各単位セル41の第1ガス流路49を介してアノード電極43に供給されて発電に供される。そして、未反応の水素含有ガスは第1ガス流路49から第1ガス出口通路52に排出される。
一方、酸素含有ガス供給源から第2ガス入□通路53に供給された酸素含有ガスは、各単位セル41の第2ガス流路50を介してカソード電極44に供給され、水素イオンおよび電子と反応する。そして、未反応の酸素含有ガスおよび生成水は第2ガス流路50から第2ガス出口通路54に排出される。
さらに、冷却水供給源から冷却水通路55aに供給された冷却水は、各単位セル41の冷却水流路を通って冷却水通路55bに排出される。これにより、発電によって温度上昇する燃料電池スタック1を冷却し、所定温度を越えないようにする。
【0029】
また、ボックス60の天板64には、積層体40の積層方向に沿って細長い端子取り出し孔(開口部)64aが平行に並んで二つ開口している。天板64における端子取り出し孔64aの周縁は、異物(水滴等)が入りにくいように、および、端子取り出し孔64aの周縁の剛性を高めるために、若干上方に立ち上がっている。各端子取り出し孔64aには、積層体40の各単位セル41におけるセパレータ48a,48bから延設する左右の出力端子56が挿通しており、各出力端子56は端子取り出し孔64aから若干上方に突出している。
【0030】
この天板64の上には、各端子取り出し孔64aを跨ぐように二つの端子ホルダ2が配置され、さらに、これら端子ホルダ2の上から各端子取り出し孔64aを塞ぐカバー3が天板64の上に固定され、カバー3の上部中央に制御装置4が固定されている。
端子ホルダ2は、図7に示すように、略逆T字形断面をなす長尺のホルダ本体5と、セパレータ48a,48bの出力端子56に当接可能なセル電圧測定用の端子6を備えている。詳述すると、ホルダ本体5は、端子取り出し孔64aを跨いで配置される一対の脚部7,7と、これら脚部7,7を連結するとともに上方に膨出する頭部8からなり、端子6の上端が、両脚部7,7の間、すなわち頭部8の下部に埋め込まれるようにして固定されており、ホルダ本体5から露出する端子6の下端がセパレータ48a,48bの出力端子56に当接可能となる。なお、ホルダ本体5は絶縁材料で形成されており、樹脂を射出成形して製造することができる。
【0031】
また、ホルダ本体5には各端子6に接続されるハーネス(図示せず)も埋め込まれており、そのハーネスの束9がホルダ本体5から引き出されている。
また、ホルダ本体5の各脚部7の下面と頭部8の上面には、ゴム等の弾性材からなるクッション10が取り付けられている。そして、脚部7,7の下面はクッション10を介して、ボックス60の天板64における端子取り出し孔64aの周囲(正確に言えば端子取り出し孔64aの両側)に当接させている。
端子ホルダ2の各端子6とこれに対応するセパレータ48a,48bの各出力端子56は、端子ホルダ2を端子取り出し孔64aの上方から下方に押し付けることにより、ワンタッチで互いに当接し接続できるようになっている。これにより、端子ホルダ2の端子6とセパレータ48a,48bの出力端子56は端子取り出し孔64aを介して当接する。つまり、この実施の形態において、端子取り出し孔64aはセル電圧を検出するための接続用開口となる。
【0032】
カバー3は、下部を開口させた細長い箱状の一対のキャップ部11,11と、両キャップ部11,11を連結する平板状の連結板12が一体となって構成されている。各キャップ部11は各端子ホルダ2を上から覆って収容し、キャップ部11の頂部内面はホルダ本体5の頭部8にクッション10を介して当接している。
また、キャップ部11の下部周縁から張り出したフランジ部13がボックス60の天板64にボルト14で固定されている。つまり、カバー3は、その内面がクッション10を介して端子ホルダ2の頭部8に当接するとともに、端子取り出し孔64aの周囲を覆って天板64に固定されており、端子ホルダ2は天板64とカバー3によって挟持されている。
【0033】
そして、端子カバー3の連結板12は、ボックス60の天板64の上において両端子取り出し孔64a,64aの間に載置されており、この連結板12の上に制御装置4が取り付けられている。すなわち、制御装置4は両端子取り出し孔64a,64aの間に配置されている。制御装置4は積層体40の各単位セル41のセル電圧を検出する電圧検出回路を備えており、その電圧検出回路に端子ホルダ2の各端子6がハーネスを介して接続されている。そして、端子6と出力端子56との接続により、各セパレータ48a,48bが制御装置4の電圧検出回路に接続される。したがって、この実施の形態においては、端子取り出し孔64aを介して各端子6と各セパレータ48a、48bが接続され、その結果、各単位セル41毎のセル電圧を制御装置4で検出して発電状態を管理することができる。
【0034】
このように構成された燃料電池スタック1においては、積層体40をボックス60内に収容して皿ばね74で加圧保持するようにしているので、タイロッドを使用する必要がない。したがって、燃料電池スタック1の全体寸法を、タイロッド必要とする燃料電池スタックに比して極めて小さくすることができる。すなわち、燃料電池スタック1を小型化することができるので、この燃料電池スタック1を車輌に搭載する際のスペースも狭小化することができる。
【0035】
また、この燃料電池スタック1においては、ボックス60の天板64とカバー3のキャップ部11で端子ホルダ2を挟持し、端子ホルダ2を移動不能にすることができるので、端子ホルダ2の端子6とセパレータ41の出力端子42との接続状態を確実に保持することができ、端子6と出力端子42が外れたり接触不良になるのを確実に阻止することができる。
【0036】
さらに、端子ホルダ2の脚部7とボックス60の天板64との間、および、端子ホルダ2の頭部8とカバー3のキャップ部11との間に、それぞれクッション10が設けられているので、ボックス60あるいはカバー3に振動が加わった時にその振動をクッション10で吸収することができる。したがって、端子ホルダ2の振動を防止することができるので、端子ホルダ2の端子6とセパレータ48a,48bの出力端子56との接続状態を確実に保持することができ、端子6と出力端子56が外れたり接触不良になるのを確実に阻止することができる。
【0037】
また、ボックス60の天板64とカバー3が端子ホルダ2を挟持しボルト14で連結されて一体化されているので、端子取り出し孔64aを開口させた天板64の機械的強度が大幅に向上し、天板64のねじれ剛性ひいてはボックス60のねじれ剛性が向上するので、車輌走行時の振動等により燃料電池スタック1にねじれ方向に力が作用したときにも、燃料電池スタック1が捻れにくくなる。
また、端子ホルダ2とボックス60の端子取り出し孔64aをカバー3のキャップ部11で覆っているので、端子ホルダ2の端子6とセパレータ48a,48bの出力端子56との接続部に水や埃が付着するのを防止することができるとともに、端子取り出し孔64aからボックス60内に水や埃が侵入して積層体40に付着するのを防止することができる。
【0038】
さらに、制御装置4をボックス60の両端子取り出し孔64aの間に配置し、端子カバー3の両キャップ部11の間に形成される空間に設置したので、スペースの有効利用により装置の小型化を図ることができる。
【0039】
〔他の実施の形態〕
なお、この発明は前述した実施の形態に限られるものではない。
例えば、前述した実施の形態では、枠体を、支持板61,62を4枚の連結板(底板63,天板64,側板65,66)で連結してなる6面体のボックス60で構成したが、支持板61,62を連結する連結板は互いに対向して配置される少なくとも2枚あれば足り、そのように構成された枠体であっても本発明は成立する。
【0040】
また、前述した実施の形態では、開口部である端子取り出し孔64aを有する連結板を積層体40の上部に位置する天板64としたが、端子取り出し孔64aを底板63あるいは側板65,66に設けて、それら連結板にカバー3を固定するようにしてもよい。
また、前述した実施の形態では、開口部である2つの端子取り出し孔64aを1つのカバー3で覆っているが、各端子取り出し孔64a毎に別々のカバーを設置して覆うようにしてもよい。
さらに、前述した実施の形態では、開口部を端子取り出し孔としているが、開口部は、ボックス60内に漏洩した反応ガスを外部に抽出するための孔であってもよい。
【0041】
さらに、前述した実施の形態では、セパレータ48a,48bに出力端子56を突設してこの出力端子56をボックス60における天板64の端子取り出し孔64aから外方へ突出させ、その出力端子56に、端子ホルダ2の端子6を当接させるようにしているが、出力端子56を端子取り出し孔64aから外方へ突出させないで、端子ホルダ2の端子6を端子取り出し孔64aからボックス60内に挿入させて、ボックス60内に位置している出力端子56に当接させるようにしてもよい。
また、前述した実施の形態では、制御装置4をカバー3の外側に配置したが、カバー3の内部に収納してもよい。このようにすると、制御装置4が被水するのを防止することもでき、より好ましい。
【0042】
【発明の効果】
以上説明するように、請求項1に記載した発明によれば、開口部の周縁を立ち上げたことにより開口部周縁の剛性が高まり、開口部を覆い連結板に固定されたカバーによって枠体のねじれ剛性が高まり、したがって、燃料電池スタックのねじれ剛性を高めることができるので、車輌への搭載のようにねじれが作用する使用形態にも燃料電池スタックは十分に耐えることができるという優れた効果が奏される。また、開口部の周縁の立ち上がりにより、枠体の内部に異物が入りにくくなる。
【0043】
請求項2に記載した発明によれば、セル電圧検出用の接続用開口が開口している連結板がカバーによって補強され、これによって枠体のねじれ剛性が高まり、その結果、燃料電池スタックのねじれ剛性を高めることができるので、車輌への搭載のようにねじれが作用する使用形態にも燃料電池スタックは十分に耐えることができるという優れた効果が奏される。また、前記開口部を介して前記セル電圧検出用の端子とセパレータを接続することができるので、各単位燃料電池毎の電圧を検出して発電状態を管理することができる。
請求項3に記載した発明によれば、開口部から水や埃が侵入して積層体に付着するのを防止することができるという優れた効果が奏される。
請求項4に記載した発明によれば、開口部を有する連結板の機械的強度が向上し、枠体のねじれ剛性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明に係る燃料電池スタックの一実施の形態における外観斜視図である。
【図2】 前記実施の形態における燃料電池スタックの縦断面図である。
【図3】 前記実施の形態における燃料電池スタックの分解斜視図である。
【図4】 前記実施の形態における燃料電池スタックの積層体の要部拡大断面図である。
【図5】 前記実施の形態における燃料電池スタックの単位セルの分解斜視図である。
【図6】 前記実施の形態における燃料電池スタックの枠体の天板とカバーの外観斜視図である。
【図7】 前記実施の形態における燃料電池スタックの端子ホルダの外観斜視図である。
【符号の説明】
1 燃料電池スタック
3 カバー
6 端子
40 積層体
41 単位セル(単位燃料電池)
42 電解質膜(電解質)
43 アノード電極
44 カソード電極
48a,48b セパレータ
60 ボックス(枠体)
61,62 支持板
63 底板(連結板)
64 天板(連結板)
64a 端子取り出し孔(開口部)
65,66 側板(連結板)
72 エンドプレート
74 皿ばね(加圧部材)
Claims (4)
- 電解質の両側にアノード電極とカソード電極を配しさらにその外側にセパレータを配してなる単位燃料電池を複数積層した積層体と、
前記積層体の少なくとも一端側に設けられたエンドプレートと、
前記積層体の積層方向の前後に配置されて前記積層体および前記エンドプレートを挟装する一対の支持板およびこの支持板同士を連結し前記積層体の積層方向に沿って配置された連結板を有する枠体と、
前記積層体を積層方向に加圧せしめる加圧部材と、
を備える燃料電池スタックにおいて、
前記枠体の少なくとも1つの連結板には開口部が設けられ、この開口部の周縁は立ち上げられており、この開口部を覆い連結板のねじれ剛性を高めるカバーが該連結板に固定されており、前記カバーは、下部を開口させた細長い箱状のキャップ部と、このキャップ部の下部周縁から張り出し前記連結板に固定されるフランジ部と、を有することを特徴とする燃料電池スタック。 - 前記開口部は前記単位燃料電池のセル電圧を検出するための接続用開口であり、前記開口部を備えた前記連結板と前記カバーとの間にはセル電圧検出用の端子が設置されていることを特徴とする請求項1に記載の燃料電池スタック。
- 前記積層体の積層方向は水平方向であり、前記開口部を備える前記連結板は前記積層体の上部に位置することを特徴とする請求項2に記載の燃料電池スタック。
- 前記開口部の周囲に当接するホルダ本体を備え、このホルダ本体は前記カバーと前記連結板により挟持されていることを特徴とする請求項1に記載の燃料電池スタック。
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