JP2009146830A - 燃料電池スタック - Google Patents

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Abstract

【課題】簡単且つ経済的な構成で、電力取り出し端子と導電部材とを電気的に確実に接続させることを可能にし、車載用に適することができる。
【解決手段】ターミナルプレート20bの面内中央から第2電力取り出し端子54bが設けられ、この第2電力取り出し端子54bには、締結手段64を介してバスバー68の一端が電気的に接続される。バスバー68は、ケーシング70に収容されるとともに、前記ケーシング70を構成する矩形状本体部72には、前記バスバー68を第2電力取り出し端子54bに対して押圧するための板ばね88が配設される。この板ばね88は、矩形状本体部72内に形成されたリブ部72aとバスバー68とに開放側両端部が接しており、弾性力を介して前記バスバー68を第2電力取り出し端子54bに対して押圧する。
【選択図】図5

Description

本発明は、一対の電極が電解質の両側に設けられた電解質・電極構造体とセパレータとを有する発電セルを設け、前記発電セルが複数積層された積層体の積層方向両端にターミナルプレート、絶縁プレート及びエンドプレートが配設されるとともに、各ターミナルプレートから外方に突出して電力取り出し端子が設けられる燃料電池スタックに関する。
例えば、固体高分子型燃料電池は、高分子イオン交換膜からなる電解質膜(電解質)の両側に、それぞれアノード側電極及びカソード側電極を配設した電解質膜・電極構造体(電解質・電極構造体)を、セパレータによって挟持した発電セルを備えている。この種の燃料電池は、通常、所定の数の発電セルを積層することにより、燃料電池スタックとして使用されている。
この種の燃料電池スタックでは、通常、発電セルが複数積層された積層体の積層方向両端に、ターミナルプレート、絶縁プレート及びエンドプレートが配設されている。ターミナルプレートは、積層体からの発電電力を外部に取り出すために電力取り出し端子を備えており、この電力取り出し端子は、コンタクタ(又はリレー)に接続されてモータ等の外部負荷に対して電力の供給を行っている。
例えば、特許文献1に開示された燃料電池の端子装置では、図9に示すように、単位セル1とバイポーラプレート2とが交互に積層されるとともに、積層方向両端には、それぞれハーフプレート2a、ターミナルプレート3及び絶縁板4を介装してエンドプレート5が配置されている。
ターミナルプレート3には、極柱(電力取り出し端子)6が電気的に接続され、この極柱6が絶縁板4及びエンドプレート5を貫通して外部に突出している。極柱6は、絶縁スリーブ7に挿入されるとともに、ナット8を介して固定されている。極柱6には、図示しない高電圧ケーブル(導電部材)が接続され、このケーブルが図示しないコンタクタ等に接続されている。
実開昭61−7868号公報
ところで、この種の燃料電池は、通常、車両に搭載されて使用されるため、振動等に起因してナット8に緩みや損傷が発生し易い。これにより、極柱6と、これに接続されているケーブルとの間に、電気的接触不良が惹起されるという問題がある。
本発明はこの種の問題を解決するものであり、簡単且つ経済的な構成で、電力取り出し端子と導電部材とを、電気的に確実に接続させることが可能な、特に車載用に適した燃料電池スタックを提供することを目的とする。
本発明は、一対の電極が電解質の両側に設けられた電解質・電極構造体とセパレータとを有する発電セルを設け、前記発電セルが複数積層された積層体の積層方向両端にターミナルプレート、絶縁プレート及びエンドプレートが配設されるとともに、各ターミナルプレートから外方に突出して電力取り出し端子が設けられる燃料電池スタックに関するものである。
この燃料電池スタックは、少なくとも一方の電力取り出し端子に電気的に接続され、前記燃料電池スタックの外方に延在する導電部材と、一方の前記電力取り出し端子と前記導電部材とを固定するための締結手段と、前記導電部材を一方の前記電力取り出し端子に対して押圧するための弾性部材とを備えている。
また、導電部材は、電気絶縁性ケーシングに収容されるとともに、一方の電力取り出し端子と交差するエンドプレート面方向に屈曲して延在するバスバーで構成され、前記バスバーには、他方の電力取り出し端子側に延在するケーブルが電気的に接続されることが好ましい。
さらに、弾性部材は、電気絶縁性ケーシング内に配置されるばね部材を備えることが好ましい。
さらにまた、締結手段は、ボルト及びナットを備えることが好ましい。
本発明によれば、一方の電力取り出し端子と導電部材とは、締結手段により固定されるとともに、前記導電部材は、一方の前記電力取り出し端子に対し弾性部材を介して押圧されている。このため、締結手段に緩みや損傷等が惹起しても、弾性部材の押圧力(弾性力)により、導電部材と一方の電力取り出し端子とを、電気的に確実に接続させることができる。
これにより、簡単且つ経済的な構成で、導電部材と一方の電力取り出し端子との電気的接続不良を、可及的に阻止することが可能になる。従って、特に、振動等が発生し易い車載用燃料電池スタックとして、良好に使用することができる。
図1は、本発明の第1の実施形態に係る燃料電池スタック10が搭載される車両12の一部平面説明図である。
燃料電池スタック10は、車両12の車長方向(矢印L方向)略中央部に位置して配置される。燃料電池スタック10の走行方向(矢印L1方向)前方には、前記燃料電池スタック10の発生電力の供給を制御するコンタクタ等を有するデバイス14が配置される。
図2に示すように、燃料電池スタック10は、複数の発電セル16が水平方向(矢印A方向)に積層された積層体18を設ける。積層体18の積層方向(矢印A方向)の一端には、ターミナルプレート20a、絶縁プレート22a及びエンドプレート24aが外方に向かって配設される。積層体18の積層方向の他端には、ターミナルプレート20b、絶縁プレート22b及びエンドプレート24bが外方に向かって配設される。
燃料電池スタック10は、鉛直方向(矢印C方向)に長尺(縦長)な四角形に構成される金属製のエンドプレート24a、24bを端板として含むケーシング26を備えている。このケーシング26は、エンドプレート24a、24bにヒンジ構造を介して固定される4枚の側板28を有する(図2及び図3参照)。
図4に示すように、各発電セル16は、電解質膜・電極構造体(電解質・電極構造体)30と、前記電解質膜・電極構造体30を挟持する薄板波形状の第1及び第2金属セパレータ32、34とを備え、これらが縦長に構成される。なお、第1及び第2金属セパレータ32、34に代替して、例えば、カーボンセパレータを使用してもよい。
発電セル16の矢印C方向の一端縁部には、矢印A方向に互いに連通して、酸化剤ガス、例えば、酸素含有ガスを供給するための酸化剤ガス供給連通孔36a、及び燃料ガス、例えば、水素含有ガスを供給するための燃料ガス供給連通孔38aが設けられる。発電セル16の矢印C方向の他端縁部には、矢印A方向に互いに連通して、燃料ガスを排出するための燃料ガス排出連通孔38b、及び酸化剤ガスを排出するための酸化剤ガス排出連通孔36bが設けられる。
発電セル16の矢印B方向の一端縁部には、矢印A方向に互いに連通して、冷却媒体を供給するための冷却媒体供給連通孔40aが設けられるとともに、前記発電セル16の矢印B方向の他端縁部には、矢印A方向に互いに連通して、前記冷却媒体を排出するための冷却媒体排出連通孔40bが設けられる。
電解質膜・電極構造体30は、例えば、パーフルオロスルホン酸の薄膜に水が含浸された固体高分子電解質膜42と、前記固体高分子電解質膜42を挟持するアノード側電極44及びカソード側電極46とを備える。
第1金属セパレータ32の電解質膜・電極構造体30に向かう面32aには、燃料ガス供給連通孔38aと燃料ガス排出連通孔38bとを連通する燃料ガス流路48が形成される。この燃料ガス流路48は、例えば、矢印C方向に延在する溝部により構成される。第1金属セパレータ32の面32bには、冷却媒体供給連通孔40aと冷却媒体排出連通孔40bとを連通する冷却媒体流路50が形成される。この冷却媒体流路50は、矢印B方向に延在する溝部により構成される。
第2金属セパレータ34の電解質膜・電極構造体30に向かう面34aには、例えば、矢印C方向に延在する溝部からなる酸化剤ガス流路52が設けられるとともに、この酸化剤ガス流路52は、酸化剤ガス供給連通孔36aと酸化剤ガス排出連通孔36bとに連通する。第2金属セパレータ34の面34bには、第1金属セパレータ32の面32bと重なり合って冷却媒体流路50が一体的に形成される。第1金属セパレータ32の面32a、32b及び第2金属セパレータ34の面34a、34bには、図示しないが、シール部材が一体成形される。
図2に示すように、ターミナルプレート20aの面内中央から上方に所定距離だけ離間する位置には、積層方向外方に延在して第1電力取り出し端子54aが設けられる。第1電力取り出し端子54aは、絶縁性筒状部56に挿入された状態で、絶縁プレート22a及びエンドプレート24aの孔部58aを貫通して外部に突出する。第1電力取り出し端子54aには、ボルト60を介して略L字状の導電板62が固定される。
図3に示すように、ターミナルプレート20bの面内中央から上方に所定距離だけ離間する位置には、積層方向外方に延在して第2電力取り出し端子54bが設けられる。
図3及び図5に示すように、第2電力取り出し端子54bには、締結手段64を介して導電部材、例えば、バスバー68の一端が電気的に接続されるとともに、前記バスバー68は、前記第2電力取り出し端子54bと交差するエンドプレート面方向に屈曲して延在する。
締結手段64は、第2電力取り出し端子54bの内部に形成された段付き孔部66に、ターミナルプレート20bの内側(積層体18側)から挿入される取り付けボルト64aと、バスバー68の孔部68aに挿入される前記取り付けボルト64aの端部に螺合する締結ナット64bとを備える。第2電力取り出し端子54bには、円柱外周面の両側部を切り欠いて平坦係止面69が形成される(図3参照)。
バスバー68は、ケーシング70に収容される。ケーシング70は、電気絶縁部材、例えば、樹脂系材料で形成されており、バスバー68を収容する長尺な矩形状本体部72と、前記矩形状本体部72の両端に設けられる第1円筒連結部74a及び第2円筒連結部74bとを有する。
矩形状本体部72には、第1円筒連結部74a側に近接して膨出部76が設けられ、この膨出部76に孔部78が形成される。この孔部78から挿入されるボルト80は、エンドプレート24bに形成されたねじ孔82に螺合することにより、矩形状本体部72が前記エンドプレート24bに固定される。
第1円筒連結部74aには、第2電力取り出し端子54bを嵌合するための孔部84が形成される。この孔部84は、第2電力取り出し端子54bの平坦係止面69に対応する開口形状に設定されることにより、ケーシング70の回り止め機構が構成される。図5に示すように、第1円筒連結部74aは、エンドプレート24bに形成された孔部86に挿入される。
矩形状本体部72には、バスバー68を第2電力取り出し端子54bに対して押圧するための弾性部材、例えば、金属製板ばね(ばね部材)88が配設される。この板ばね88は、矩形状本体部72内に形成されたリブ部72aとバスバー68とに開放側両端部が接しており、前記板ばね88の弾性力を介して前記バスバー68を第2電力取り出し端子54bに押圧する。なお、板ばね88は、複数箇所に設けてもよく、また、前記板ばね88に代えて金属製コイルスプリングや金属製皿ばねを使用してもよい。
バスバー68の他端は、第2円筒連結部74b内でボルト92を介して高電圧ケーブル94に固定される。第2円筒連結部74bは、エンドプレート24bの下部側に配置される(図3参照)。この第2円筒連結部74bに連結された高電圧ケーブル94は、燃料電池スタック10の側方に沿ってエンドプレート24a側に延在し、デバイス14に電気的に接続される。図5に示すように、第1円筒連結部74a及び第2円筒連結部74bの開口端側には、絶縁性キャップ96が装着される。
図2に示すように、エンドプレート24aには、矢印C方向に延在してそれぞれ冷却媒体入口マニホールド100aと、冷却媒体出口マニホールド100bとが装着される。冷却媒体入口マニホールド100aは、冷却媒体供給連通孔40aに連通する一方、冷却媒体出口マニホールド100bは、冷却媒体排出連通孔40bに連通する。冷却媒体入口マニホールド100a及び冷却媒体出口マニホールド100bは、図示しないが、車体前方に配置されたラジエータ(熱交換器)に連通している。
図3に示すように、エンドプレート24bの上部側には、酸化剤ガス供給連通孔36aに連通する酸化剤ガス入口マニホールド102aと、燃料ガス供給連通孔38aに連通する燃料ガス入口マニホールド104aとが設けられる。エンドプレート24bの下部側には、酸化剤ガス排出連通孔36bに連通する酸化剤ガス出口マニホールド102bと、燃料ガス排出連通孔38bに連通する燃料ガス出口マニホールド104bとが設けられる。
図2及び図3に示すように、エンドプレート24a、24bの下側には、マウントブラケット106がボルト108を介して固定される。各マウントブラケット106は、ボルト110を介して車両12に固定される。
このように構成される燃料電池スタック10の動作について、以下に説明する。
燃料電池スタック10では、先ず、図3に示すように、エンドプレート24bの酸化剤ガス入口マニホールド102aから酸化剤ガス供給連通孔36aに酸素含有ガス等の酸化剤ガスが供給されるとともに、燃料ガス入口マニホールド104aから燃料ガス供給連通孔38aに水素含有ガス等の燃料ガスが供給される。一方、エンドプレート24aの冷却媒体入口マニホールド100aから冷却媒体供給連通孔40aに純水やエチレングリコール等の冷却媒体が供給される。
このため、積層体18では、矢印A方向に重ね合わされた複数の発電セル16に対して、酸化剤ガス、燃料ガス及び冷却媒体が矢印A方向に供給される。図4に示すように、酸化剤ガスは、酸化剤ガス供給連通孔36aから第2金属セパレータ34の酸化剤ガス流路52に導入され、電解質膜・電極構造体30のカソード側電極46に沿って移動する。一方、燃料ガスは、燃料ガス供給連通孔38aから第1金属セパレータ32の燃料ガス流路48に導入され、電解質膜・電極構造体30のアノード側電極44に沿って移動する。
従って、各電解質膜・電極構造体30では、カソード側電極46に供給される酸化剤ガスと、アノード側電極44に供給される燃料ガスとが、電極触媒層内で電気化学反応により消費され、発電が行われる。
次いで、カソード側電極46に供給されて消費された酸化剤ガスは、酸化剤ガス排出連通孔36bに沿って流動した後、エンドプレート24bの酸化剤ガス出口マニホールド102bから外部に排出される(図3参照)。同様に、アノード側電極44に供給されて消費された燃料ガスは、燃料ガス排出連通孔38bに排出されて流動し、エンドプレート24bの燃料ガス出口マニホールド104bからから外部に排出される。
また、冷却媒体は、冷却媒体供給連通孔40aから第1及び第2金属セパレータ32、34間の冷却媒体流路50に導入された後、矢印B方向に沿って流動する。この冷却媒体は、電解質膜・電極構造体30を冷却した後、冷却媒体排出連通孔40bを移動してエンドプレート24aの冷却媒体出口マニホールド100bから排出される。
この場合、第1の実施形態では、図5に示すように、第2電力取り出し端子54bとバスバー68とは、締結手段64を介して固定されるとともに、矩形状本体部72に配置された板ばね88は、前記バスバー68を前記第2電力取り出し端子54bに対して押圧している。
このため、例えば、締結手段64を構成する締結ナット64bに緩みが発生したり(図6参照)、この締結手段64に損傷等が惹起した際、板ばね88の押圧力(弾性力)により、バスバー68と第2電力取り出し端子54bとを電気的に確実に接続させることができる。これにより、簡単且つ経済的な構成で、バスバー68と第2電力取り出し端子54bとの電気的接続不良を、可及的に阻止することが可能になる。
特に、燃料電池スタック10を車両12に搭載して用いる際のように、この燃料電池スタック10に振動等が発生し易い場合にも、締結手段64の緩みや破損等に影響されることがなく、バスバー68を第2電力取り出し端子54bに電気的に接続させることができる。このため、燃料電池スタック10は、特に車載用として良好に使用することが可能になるという効果が得られる。
なお、第1の実施形態では、板ばね88を用いているが、これに代えて、例えば、コイルスプリングの他、ゴム部材や樹脂部材等の各種弾性を有する部材を用いることもできる。
図7は、本発明の第2の実施形態に係る燃料電池スタック120の一部断面図である。なお、第1の実施形態に係る燃料電池スタック10と同様の構成要素には同一の参照符号を付して、その詳細な説明は省略する。また、以下に説明する第3の実施形態においても同様に、その詳細な説明は省略する。
燃料電池スタック120は、ケーシング70を構成する第1円筒連結部74a内に、コイルスプリング122を配設する。このコイルスプリング122は、一端が締結ナット64bを周回してバスバー68に接触するとともに、他端が絶縁性キャップ96に接する。コイルスプリング122は、圧縮状態で配置されることにより、バスバー68を第2電力取り出し端子54bに対して、常時、押圧している。
図8は、本発明の第3の実施形態に係る燃料電池スタック130の一部断面図である。
燃料電池スタック130は、ケーシング70を構成する第1円筒連結部74a内に、皿ばね132を配設する。第1円筒連結部74aの内部には、リング状リブ134が周回形成され、皿ばね132の一端が締結ナット64bを周回してバスバー68に接触する一方、他端が前記リング状リブ134に当接する。皿ばね132は、バスバー68とリング状リブ134との間で圧縮保持されており、前記バスバー68を第2電力取り出し端子54bに対して、常時、押圧している。
このように構成される第2及び第3の実施形態では、バスバー68は、コイルスプリング122や皿ばね132の押圧作用下に、第2電力取り出し端子54bに、常時、押圧されている。従って、締結手段64に緩みや損傷等が惹起した際にも、バスバー68を第2電力取り出し端子54bに対し電気的に確実に接触させることができる。
これにより、簡単且つ経済的な構成で、振動等の発生にも影響されることがなく、バスバー68を第2電力取り出し端子54bに電気的に接続させることができる等、第1の実施形態と同様の効果が得られる。
なお、第1〜第3の実施形態では、導電部材としてバスバー68を用いているが、これに限定されるものではなく、例えば、第2電力取り出し端子54bに連結部材を介してケーブル(図示せず)の一端を前記第2電力取り出し端子54bと直交する方向に延在して固定してもよい。
本発明の第1の実施形態に係る燃料電池スタックが搭載される車両の一部平面説明図である。 前記燃料電池スタックの一方のエンドプレート側の概略斜視図である。 前記燃料電池スタックの他方のエンドプレート側の概略斜視図である。 前記燃料電池スタックを構成する発電セルの分解斜視説明図である。 前記燃料電池スタックの図3中、V−V線断面図である。 前記燃料電池スタックを構成する締結手段に緩みが発生した状態の断面図である。 本発明の第2の実施形態に係る燃料電池スタックの一部断面図である。 本発明の第3の実施形態に係る燃料電池スタックの一部断面図である。 従来技術の端子装置の断面説明図である。
符号の説明
10、120、130…燃料電池スタック
12…車両 14…デバイス
16…発電セル 18…積層体
24a、24b…エンドプレート 26、70…ケーシング
30…電解質膜・電極構造体 32、34…金属セパレータ
54a、54b…電力取り出し端子 64…締結手段
64a…取り付けボルト 64b…締結ナット
68…バスバー 69…平坦係止面
72…矩形状本体部 74a、74b…円筒連結部
88…板ばね 94…高電圧ケーブル
122…コイルスプリング 132…皿ばね
134…リング状リブ

Claims (4)

  1. 一対の電極が電解質の両側に設けられた電解質・電極構造体とセパレータとを有する発電セルを設け、前記発電セルが複数積層された積層体の積層方向両端にターミナルプレート、絶縁プレート及びエンドプレートが配設されるとともに、各ターミナルプレートから外方に突出して電力取り出し端子が設けられる燃料電池スタックであって、
    少なくとも一方の前記電力取り出し端子に電気的に接続され、前記燃料電池スタックの外方に延在する導電部材と、
    一方の前記電力取り出し端子と前記導電部材とを固定するための締結手段と、
    前記導電部材を一方の前記電力取り出し端子に対して押圧するための弾性部材と、
    を備えることを特徴とする燃料電池スタック。
  2. 請求項1記載の燃料電池スタックにおいて、前記導電部材は、電気絶縁性ケーシングに収容されるとともに、一方の前記電力取り出し端子と交差するエンドプレート面方向に屈曲して延在するバスバーで構成され、
    前記バスバーには、他方の前記電力取り出し端子側に延在するケーブルが電気的に接続されることを特徴とする燃料電池スタック。
  3. 請求項2記載の燃料電池スタックにおいて、前記弾性部材は、前記電気絶縁性ケーシング内に配置されるばね部材を備えることを特徴とする燃料電池スタック。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載の燃料電池スタックにおいて、前記締結手段は、ボルト及びナットを備えることを特徴とする燃料電池スタック。
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