JP4886406B2 - 燃料電池システム - Google Patents

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Description

本発明は、一対の電極が電解質の両側に設けられた電解質・電極構造体とセパレータとを積層する単位セルが、複数積層される燃料電池スタックを備える燃料電池システムに関する。
例えば、固体高分子型燃料電池は、高分子イオン交換膜からなる電解質膜(電解質)を採用している。この電解質膜の両側にアノード側電極及びカソード側電極を配設した電解質膜・電極構造体が、セパレータによって挟持された単位セルを備えている。通常、単位セルを複数積層することにより燃料電池スタックが構成されている。
ところで、燃料電池スタックでは、各単位セルが所望の発電性能を有しているか否かを検出する必要がある。このため、一般的に、セパレータに設けられたセル電圧端子を電圧検出装置に接続して、発電時の各単位セル毎又は所定数の単位セル毎のセル電圧を検出する作業が行われている。
例えば、特許文献1では、複数のセル電圧モニターが燃料電池に取り付けられており、各セル電圧モニターは、燃料電池に固定される1つのハウジングとそのハウジングで保持された1以上の端子を有し、各セル電圧モニターの1つ以上の端子は、そのセル電圧モニターのハウジング内で端子同士互いに並列に且つ燃料電池のセル積層方向に列状に配置されている。
この場合、図10に示すように、複数のセル1が積層された燃料電池スタック2では、各セル電圧モニター3に1つづつ設けられた複数のハウジング4が、前記燃料電池スタック2の側面に千鳥状に配置されている。
特開2004−79192号公報(図4、図5)
通常、燃料電池スタック2は、発電性能及びシール性を確保するために、セル1の積層方向に所望の締め付け荷重を付与する必要がある。このため、燃料電池スタック2の積層方向に延在するタイロッドにより締め付け荷重を付与する構成の他、前記燃料電池スタック2をケーシング(容器を含む)内に収容する構成が採用されている。
例えば、図11に示すように、燃料電池スタック2をケーシング5内に収容しようとすると、このケーシング5を構成する少なくとも1つの側部プレート6には、各セル電圧モニター3のハウジング4及び導線7を外部に露呈させるために、積層方向(矢印A方向)に延在する開口部8を設ける必要がある。
その際、ケーシング5内の燃料電池スタック2には、締め付け荷重が付与されており、前記ケーシング5には、矢印A方向に比較的大きな荷重がかかっている。従って、側部プレート6に形成される開口部8の開口断面積を大きく設定すると、この側部プレート6の強度が低下して破損するおそれがある。
特に、開口部8の積層方向端部を形成する壁部6aの寸法L(開口部8の積層方向端面位置とケーシング5のヒンジ部9との距離)が小さいと、側部プレート6の強度が低下してしまう。これにより、側部プレート6を所望の強度に維持するために、寸法Lを相当に大きな距離に設定しなければならず、ケーシング5全体が積層方向に長尺化するという問題がある。
なお、開口部8の開口断面積を可及的に小さく設定することが考えられる。しかしながら、複数のセル1の積層誤差や熱膨張による積層方向の延びにより、例えば、導線7が開口部8を形成する壁部端面に干渉して断線し易いという問題がある。
本発明はこの種の問題を解決するものであり、ケーシング全体の強度を確保するとともに、燃料電池システム全体の小型化を図ることができ、しかもハーネスの損傷を阻止することが可能な燃料電池システムを提供することを目的とする。
本発明は、一対の電極が電解質の両側に設けられた電解質・電極構造体とセパレータとを積層する単位セルが、複数積層される燃料電池スタックと、前記燃料電池スタックを収容するケーシングと、各単位セル毎又は複数の単位セル毎に設けられるセル電圧端子と、前記ケーシングの外部に配設される電圧測定装置と、
所定数の前記セル電圧端子毎に接続される複数のコネクタと、複数の前記コネクタから前記単位セルの積層方向に交差し且つ前記ケーシングの側面方向に取り出され、前記電圧測定装置に接続される複数のハーネスとを備える燃料電池システムに関するものである。
そして、ケーシングには、セル電圧端子に対応して複数のハーネスを外部に取り出すための開口部が積層方向に延在して形成され、前記開口部の前記積層方向両端部を形成する壁部には、該積層方向両端部に配置される端部コネクタの外形形状の一部分を覆うコネクタ収容部が設けられるとともに、前記端部コネクタには、該端部コネクタの中央位置から隣接するコネクタ側にオフセットした位置に、前記ハーネスの取り出し部が設けられている。
また、ケーシングは、燃料電池スタックの積層方向両端に配置されるエンドプレートと、前記燃料電池スタックの側部に配置され、少なくとも1つに開口部が形成される複数の側部プレートと、前記エンドプレートと前記側部プレートとを連結するヒンジ構造とを設けることが好ましい。
さらに、ヒンジ構造は、エンドプレートの端部に設けられる第1円筒部と、側部プレートの端部に設けられ、前記第1円筒部と交互且つ同軸に配置される第2円筒部と、前記第1円筒部及び前記第2円筒部に一体に挿入されるピン部材とを備えることが好ましい。
さらにまた、互いに隣り合うコネクタは、線対称の位置にハーネスの取り出し部をオフセットして設けることが好ましい。
また、セル電圧端子は、前記単位セルの側部に設けられるとともに、前記セル電圧端子に接続されるコネクタは、ハーネスが取り出し部から上方に向かって取り出されることが好ましい。
本発明では、開口部の積層方向両端部を形成する壁部に設けられているコネクタ収容部が、端部コネクタの外形形状の一部分を覆うとともに、ハーネスの取り出し部が、前記端部コネクタの中央位置から隣接するコネクタ側にオフセットした位置に設けられている。
このため、開口部の積層方向両端部の位置を積層方向内方にずらして設定することができ、単位セルの積層誤差や熱膨張による積層方向の延びに対応して開口面積を広げる必要がない。これにより、ケーシングは、所望の強度を保持し得る幅寸法を有することができ、ケーシング全体の強度を確保するとともに、前記ケーシング全体の小型化が容易に図られる。しかも、ハーネスは、開口部を形成する壁部端面に干渉して損傷することを確実に阻止することが可能になる。
図1は、本発明の第1の実施形態に係る燃料電池システム10の概略斜視図であり、図2は、前記燃料電池システム10の一部分解斜視説明図である。
燃料電池システム10は、燃料電池スタック12を備え、この燃料電池スタック12がケーシング14内に収容される。燃料電池スタック12は、複数の単位セル16が水平方向(矢印A方向)に積層されるとともに、積層方向の両端には、ターミナルプレート18a、18b及び絶縁プレート20a、20bを介して、ケーシング14を構成する金属製エンドプレート22a、22bが配設される。
図3に示すように、各単位セル16は、電解質膜・電極構造体(電解質・電極構造体)26と、前記電解質膜・電極構造体26を挟持する薄板波形状の第1及び第2金属セパレータ28、30とを備えるとともに、縦長に構成される。第1及び第2金属セパレータ28、30は、波形状に加工されることにより、ばね特性を有している。なお、第1及び第2金属セパレータ28、30に代替して、例えば、カーボンセパレータを使用してもよい。
単位セル16の長辺方向(矢印C方向)の一端縁部(上端縁部)には、矢印A方向に互いに連通して、酸化剤ガス、例えば、酸素含有ガスを供給するための酸化剤ガス供給連通孔32a、冷却媒体を供給するための冷却媒体供給連通孔34a、及び燃料ガス、例えば、水素含有ガスを供給するための燃料ガス供給連通孔36aが設けられる。
単位セル16の長辺方向の他端縁部(下端縁部)には、矢印A方向に互いに連通して、燃料ガスを排出するための燃料ガス排出連通孔36b、冷却媒体を排出するための冷却媒体排出連通孔34b、及び酸化剤ガスを排出するための酸化剤ガス排出連通孔32bが設けられる。
電解質膜・電極構造体26は、例えば、パーフルオロスルホン酸の薄膜に水が含浸された固体高分子電解質膜38と、前記固体高分子電解質膜38を挟持するアノード側電極40及びカソード側電極42とを備える。
第1金属セパレータ28の電解質膜・電極構造体26に向かう面には、燃料ガス供給連通孔36aと燃料ガス排出連通孔36bとを連通する燃料ガス流路44が形成される。この燃料ガス流路44は、例えば、矢印C方向に延在する溝部により構成される。
第2金属セパレータ30の電解質膜・電極構造体26に向かう面には、例えば、矢印C方向に延在する溝部からなる酸化剤ガス流路46が設けられるとともに、この酸化剤ガス流路46は、酸化剤ガス供給連通孔32aと酸化剤ガス排出連通孔32bとに連通する。第2金属セパレータ30の他方の面には、第1金属セパレータ28と重なり合って冷却媒体流路48が一体的に形成される。図示しないが、第1及び第2金属セパレータ28、30には、所望の形状に設定されるシール部材が一体成形される。
単位セル16の少なくとも外周部の1辺(一方の長辺)には、凹部50が形成される。凹部50は、矢印A方向に連通しており、例えば、第2金属セパレータ30には、前記凹部50に収容されてセル電圧端子52が設けられる。
セル電圧端子52は、電解質膜・電極構造体26で発生する電圧を検出するものであり、第2金属セパレータ30に一体的に設けられるとともに、金属表面が外部に露呈している。なお、セル電圧端子52は、各単位セル16毎に、あるいは複数の単位セル16毎(例えば、2つの単位セル16毎)に設けることができる。
図2に示すように、ケーシング14は、端板であるエンドプレート22a、22bと、積層された単位セル16の側部に配置される4枚の側部プレート54a〜54dと、前記エンドプレート22a、22bと前記側部プレート54a〜54dとを連結するヒンジ構造56と、前記側部プレート54a〜54dの互いに近接する端部同士をボルト58により連結するアングル部材60a〜60dとを備える。
ヒンジ構造56は、エンドプレート22a、22bの上下各辺に設けられる第1円筒部(ボス部)62a、62bと、側部プレート54a〜54dの長手方向両端に設けられ、前記第1円筒部62a、62bと交互且つ同軸に配置される第2円筒部(ボス部)64a〜64dと、前記第1円筒部62a、62b及び前記第2円筒部64a〜64dに一体に挿入されるそれぞれ長さの異なるピン部材66a、66bとを備える。
側部プレート54aには、燃料電池スタック12に設けられているセル電圧端子52に対応して積層方向(矢印A方向)に延在する開口部68が形成される。この開口部68には、後述するように、特別な工夫が施されている。
図1に示すように、燃料電池スタック12には、所定数のセル電圧端子52毎にコネクタ70a、70bが交互に接続されるとともに、積層方向両端部には、端部コネクタ70eが配置される。図4に示すように、側部プレート54aは、開口部68の積層方向両端部を形成する壁部に、端部コネクタ70eの外形形状の一部分(幅寸法t)を覆うコネクタ収容部72を設ける。コネクタ70a、70b及び端部コネクタ70eは、セル電圧端子52に接続された状態で、表面位置が側部プレート54aの内面位置よりも燃料電池スタック12の内方に配置される(図5参照)。
端部コネクタ70eの積層方向の中央位置から隣接するコネクタ70b側に距離sだけオフセットした位置に、ハーネス74の取り出し部74aが設けられる。端部コネクタ70e間に配列される複数のコネクタ70a、70bは、隣り合うコネクタ70a、70b同士が線対称の位置にハーネス74の取り出し部74aをオフセットして設けている。
図1に示すように、複数のハーネス74は、連結ハーネス76を介して電圧測定装置78に接続される。電圧測定装置78は、ケーシング14の外部、例えば、側部プレート54b上に配置される。この電圧測定装置78は、例えば、セル電圧モニターを備え、各単位セル16毎又は所定数の前記単位セル16毎の電位を検出する。
このように構成される燃料電池システム10の動作について、以下に説明する。
先ず、燃料電池システム10では、図1に示すように、エンドプレート22aの酸化剤ガス供給連通孔32aに酸素含有ガス等の酸化剤ガスが供給されるとともに、燃料ガス供給連通孔36aに水素含有ガス等の燃料ガスが供給される。さらに、冷却媒体供給連通孔34aに純水やエチレングリコール等の冷却媒体が供給される。このため、矢印A方向に重ね合わされた複数の単位セル16に対し、酸化剤ガス、燃料ガス及び冷却媒体が、それぞれ矢印A方向に供給される。
図3に示すように、酸化剤ガスは、酸化剤ガス供給連通孔32aから第2金属セパレータ30の酸化剤ガス流路46に導入され、電解質膜・電極構造体26のカソード側電極42に沿って矢印C方向に移動する。一方、燃料ガスは、燃料ガス供給連通孔36aから第1金属セパレータ28の燃料ガス流路44に導入され、電解質膜・電極構造体26のアノード側電極40に沿って矢印C方向に移動する。
従って、各電解質膜・電極構造体26では、カソード側電極42に供給される酸化剤ガスと、アノード側電極40に供給される燃料ガスとが、図示しない電極触媒層内で電気化学反応により消費され、発電が行われる。
次いで、カソード側電極42に供給されて消費された酸化剤ガスは、酸化剤ガス排出連通孔32bから外部に排出される。同様に、アノード側電極40に供給されて消費された燃料ガスは、燃料ガス排出連通孔36bから外部に排出される。
また、冷却媒体は、冷却媒体供給連通孔34aから第1及び第2金属セパレータ28、30間の冷却媒体流路48に導入された後、矢印C方向に沿って流動する。この冷却媒体は、電解質膜・電極構造体26を冷却した後、冷却媒体排出連通孔34bから排出される。
この場合、第1の実施形態では、図4に示すように、側部プレート54aは、端部コネクタ70eの外形形状の一部分を覆うコネクタ収容部72を設ける一方、前記端部コネクタ70eには、その中央位置から隣接するコネクタ70b側に距離sだけオフセットした位置に、ハーネス74の取り出し部74aが設けられている。
このため、側部プレート54aでは、開口部68の積層方向両端部の位置を積層方向内方に幅寸法tだけずらして設定することができ、単位セル16の積層誤差や熱膨張による積層方向の延びに対応して前記開口部68の開口面積を該積層方向に広げる必要がない。
これにより、ケーシング14は、所望の強度を確保し得る幅寸法(寸法L0)を有することができ、前記ケーシング14全体をコンパクトに構成した状態で、該ケーシング14の強度を良好に確保することが可能になる。しかも、ハーネス74は、開口部68を形成する壁部端面に干渉して損傷することを確実に阻止することができるという効果が得られる。
また、ケーシング14を構成するエンドプレート22a、22bと側部プレート54aとがヒンジ構造56により連結されている。従って、開口部68の積層方向両端部に近接してヒンジ構造56が設置されている。ここで、第1の実施形態では、端部コネクタ70eの一部分を覆ってコネクタ収容部72が設けられており、実質的に開口部68の積層方向両端部とヒンジ構造56との間には、比較的長尺な幅寸法L0を確保することができる。
このため、側部プレート54aは、積層方向への引っ張り力に対する強度を維持することが可能になるとともに、局所的な負荷(例えば、燃料電池スタック12の積層による負荷等)に対して適正な位置にヒンジ構造56を設けることができる。これにより、ヒンジ構造56の設置自由度が向上し、燃料電池スタック12の面圧を一定にして発電効率を向上させることが可能になるという利点がある。
さらにまた、互いに隣り合うコネクタ70a、70bは、線対称の位置にハーネス74の取り出し部74aをオフセットして設けている。従って、コネクタ70a、70bを着脱する際に、前記コネクタ70a、70bを容易且つ確実に把持することができ、作業性が良好に向上するという効果がある。しかも、コネクタ70a、70b及び端部コネクタ70eを含み、全体として二種類のコネクタを用いるだけでよく、コネクタ製作コストが容易に削減される。
さらに、燃料電池スタック12は、セル電圧端子52が、前記燃料電池スタック12の側部に設けられるとともに、前記セル電圧端子52に接続されるコネクタ70a、70b及び端部コネクタ70eは、上方に向かってハーネス74が取り出されている。従って、ハーネス74は、水による短絡を可及的に阻止することが可能になる。
なお、端部コネクタ70eでは、側部プレート54aのコネクタ収容部72により覆われる幅寸法tが、前記端部コネクタ70eの全幅寸法の半分以下に設定されることが好ましい。ハーネス74と側部プレート54aとの干渉を確実に防止するためである。
また、第1の実施形態では、コネクタ70a、70b及び端部コネクタ70eの取り出し部74aは、前記コネクタ70a、70b及び前記端部コネクタ70eの矢印C方向一端部(上端部)に設けられているが、これに限定されるものではない。例えば、図6に示すように、コネクタ70a、70b及び端部コネクタ70eの開口部68に臨む表面部に、取り出し部74aを設けることもできる。
図7は、本発明の第2の実施形態に係る燃料電池システム80の概略斜視図である。なお、第1の実施形態に係る燃料電池システム10と同一の構成要素には同一の参照符号を付して、その詳細な説明は省略する。
燃料電池システム80は、燃料電池スタック82をケーシング84内に収容して構成される。燃料電池スタック82を構成する各単位セル86は、図8に示すように、電解質膜・電極構造体88を第1及び第2金属セパレータ90、92により挟持している。単位セル86では、例えば、第2金属セパレータ92の側部(一方の長辺)に外方に突出してセル電圧端子52が設けられる。
ケーシング84を構成する側部プレート94には、開口部68が形成されるとともに、矢印C方向の断面が波状に形成される(図7及び図9参照)。側部プレート94では、開口部68を形成する壁面位置が、セル電圧端子52に装着されるコネクタ70a、70b及び端部コネクタ70eの表面位置よりも外方に突出している。この開口部68の積層方向両端部に端部コネクタ70eの外形形状の一部分を覆うコネクタ収容部72を設けるためである。
このように構成される第2の実施形態では、上記の第1の実施形態と同様の効果が得られる。
本発明の第1の実施形態に係る燃料電池システムの概略斜視図である。 前記燃料電池システムの一部分解斜視説明図である。 燃料電池スタックを構成する単位セルの分解斜視説明図である。 前記燃料電池スタックの一部拡大説明図である。 前記燃料電池スタックの、図4中、V−V線断面図である。 ハーネスの取り出し部の変形例を示す前記燃料電池スタックの一部拡大説明図である。 本発明の第2の実施形態に係る燃料電池システムの概略斜視図である。 電池スタックを構成する単位セルの分解斜視説明図である。 前記燃料電池スタックの線断面図である。 特許文献1の複数のセル電圧モニターが燃料電池に取り付けられた状態の説明図である。 前記特許文献1の構成をケーシングに収容した状態の説明図である。
符号の説明
10、80…燃料電池システム 12、82…燃料電池スタック
14、84…ケーシング 16、86…単位セル
22a、22b…エンドプレート 26、88…電解質膜・電極構造体
28、30、90、92…金属セパレータ
32a…酸化剤ガス供給連通孔 32b…酸化剤ガス排出連通孔
34a…冷却媒体供給連通孔 34b…冷却媒体排出連通孔
36a…燃料ガス供給連通孔 36b…燃料ガス排出連通孔
38…固体高分子電解質膜 40…アノード側電極
42…カソード側電極 50…凹部
52…セル電圧端子 54a〜54d、94…側部プレート
56…ヒンジ構造 62a、62b、64a〜64d…円筒部
66a、66b…ピン部材 68…開口部
70a、70b…コネクタ 70e…端部コネクタ
72…コネクタ収容部 74…ハーネス
74a…取り出し部 78…電圧測定装置

Claims (5)

  1. 一対の電極が電解質の両側に設けられた電解質・電極構造体とセパレータとを積層する単位セルが、複数積層される燃料電池スタックと、
    前記燃料電池スタックを収容するケーシングと、
    各単位セル毎又は複数の単位セル毎に設けられるセル電圧端子と、
    前記ケーシングの外部に配設される電圧測定装置と、
    所定数の前記セル電圧端子毎に接続される複数のコネクタと、
    複数の前記コネクタから前記単位セルの積層方向に交差し且つ前記ケーシングの側面方向に取り出され、前記電圧測定装置に接続される複数のハーネスと、
    を備える燃料電池システムにおいて、
    前記ケーシングには、前記セル電圧端子に対応して複数の前記ハーネスを外部に取り出すための開口部が前記積層方向に延在して形成され、
    前記開口部の前記積層方向両端部を形成する壁部には、該積層方向両端部に配置される端部コネクタの外形形状の一部分を覆うコネクタ収容部が設けられるとともに、
    前記端部コネクタには、該端部コネクタの中央位置から隣接する前記コネクタ側にオフセットした位置に、前記ハーネスの取り出し部が設けられることを特徴とする燃料電池システム。
  2. 請求項1記載の燃料電池システムにおいて、前記ケーシングは、前記燃料電池スタックの積層方向両端に配置されるエンドプレートと、
    前記燃料電池スタックの側部に配置され、少なくとも1つに前記開口部が形成される複数の側部プレートと、
    前記エンドプレートと前記側部プレートとを連結するヒンジ構造と、
    を設けることを特徴とする燃料電池システム。
  3. 請求項2記載の燃料電池システムにおいて、前記ヒンジ構造は、前記エンドプレートの端部に設けられる第1円筒部と、
    前記側部プレートの端部に設けられ、前記第1円筒部と交互且つ同軸に配置される第2円筒部と、
    前記第1円筒部及び前記第2円筒部に一体に挿入されるピン部材と、
    を備えることを特徴とする燃料電池システム。
  4. 請求項1乃至3のいずれか1項に記載の燃料電池システムにおいて、互いに隣り合う前記コネクタは、線対称の位置に前記ハーネスの取り出し部をオフセットして設けることを特徴とする燃料電池システム。
  5. 請求項1乃至4のいずれか1項に記載の燃料電池システムにおいて、前記セル電圧端子は、前記単位セルの側部に設けられるとともに、
    前記セル電圧端子に接続される前記コネクタは、前記ハーネスが前記取り出し部から上方に向かって取り出されることを特徴とする燃料電池システム。
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