JP2021064577A - 燃料電池 - Google Patents

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Tomoaki Uchiyama
智暁 内山
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Abstract

【課題】燃料電池スタックの揺れを抑制すること。【解決手段】複数の単セルが積層されたセル積層体と、前記セル積層体の積層方向で前記セル積層体を挟んで配置された第1及び第2エンドプレートと、を含む燃料電池スタックと、前記第1及び第2エンドプレートに固定され、前記セル積層体に前記積層方向の荷重を付与する荷重付与部と、前記第1エンドプレートに固定され、前記燃料電池スタックと前記荷重付与部を収容するケースと、前記積層方向における前記第2エンドプレートと前記ケースとの間に配置された金属プレートと、を備え、前記金属プレートは、折り返すように屈曲した屈曲部を有し、一端が前記第2エンドプレートに固定され、他端が前記ケースに固定されている、燃料電池。【選択図】図1

Description

本発明は、燃料電池に関する。
反応ガスの封止等のために、複数の単セルが積層されたセル積層体に対して積層方向に荷重を加えることが行われている。例えば、燃料電池スタックを収容するケースに設けられたネジ穴に荷重調整ネジを挿入することによってセル積層体に荷重を付与することが知られている(例えば、特許文献1)。また、燃料電池スタックにゴムベルトを巻き付けることでセル積層体に荷重を付与すること(例えば、特許文献2)、及び燃料電池スタックを締結バンドで拘束することでセル積層体に荷重を付与すること(例えば、特許文献3、4)が知られている。
特開2016−195065号公報 特開2010−140665号公報 特開2001−135344号公報 特開2001−135343号公報
セル積層体への水及び塵の侵入を抑制するために、燃料電池スタックをケースに収容することが望ましい。この場合に、特許文献1に記載のようなケースに設けられたネジ穴に荷重調整ネジを挿入する構成とすることで、燃料電池スタックの個体ごとの長さのばらつきがある場合でも、セル積層体に荷重を付与することができる。しかしながら、例えば燃料電池を搭載した車両の衝突等によって、燃料電池スタックに衝撃が加えられた場合に、荷重調整ネジと燃料電池スタックとの間で滑りが生じて燃料電池スタックが揺れることがある。これにより、単セル間にずれが生じて、発電性能が低下してしまうことがある。
本発明は、上記課題に鑑みなされたものであり、水及び塵の侵入を抑制しつつ、燃料電池スタックの個体ごとの長さのばらつきを吸収し、振動や衝撃が加わったとしても単セル間のずれを抑制することを目的とする。
本発明は、複数の単セルが積層されたセル積層体と、前記セル積層体の積層方向で前記セル積層体を挟んで配置された第1及び第2エンドプレートと、を含む燃料電池スタックと、前記第1及び第2エンドプレートに固定され、前記セル積層体に前記積層方向の荷重を付与する荷重付与部と、前記第1エンドプレートに固定され、前記燃料電池スタックと前記荷重付与部を収容するケースと、前記積層方向における前記第2エンドプレートと前記ケースとの間に配置された金属プレートと、を備え、前記金属プレートは、折り返すように屈曲した屈曲部を有し、一端が前記第2エンドプレートに固定され、他端が前記ケースに固定されている、燃料電池である。
本発明によれば、水及び塵の侵入を抑制しつつ、燃料電池スタックの個体ごとの長さのばらつきを吸収し、振動や衝撃が加わったとしても単セル間のずれを抑制することができる。
図1(a)は、実施例1に係る燃料電池の側面図、図1(b)は、図1(a)の領域Aの拡大図である。 図2(a)及び図2(b)は、実施例1に係る燃料電池の組立方法を示す側面図(その1)である。 図3(a)及び図3(b)は、実施例1に係る燃料電池の組立方法を示す側面図(その2)である。 図4(a)は、組み付け前の金属プレートの側面図、図4(b)及び図4(c)は、組み付け後の金属プレートの側面図である。 図5は、実施例2に係る燃料電池の平面図である。 図6(a)及び図6(b)は、金属プレートの正面図及び側面図である。 図7(a)から図7(c)は、実施例2の変形例1から変形例3に係る燃料電池の平面図である。 図8(a)から図8(c)は、実施例2の変形例4から変形例6に係る燃料電池の平面図である。
以下、図面を参照して、本発明の実施例について説明する。
図1(a)は、実施例1に係る燃料電池の側面図、図1(b)は、図1(a)の領域Aの拡大図である。図1(a)では、ケース60を透視してケース60内の部品を図示している。図1(a)及び図1(b)のように、燃料電池100は、燃料電池スタック10と、1又は複数のバンド40と、1又は複数の金属プレート50と、ケース60と、を備える。バンド40は荷重付与部の一例である。
燃料電池スタック10は、複数の単セル12が積層されたセル積層体14と、ターミナルプレート16A及び16Bと、絶縁プレート18A及び18Bと、エンドプレート20A及び20Bと、を備える。ターミナルプレート16A及び16Bは、セル積層体14の積層方向でセル積層体14の両端に配置されている。絶縁プレート18A及び18Bは、セル積層体14の積層方向でターミナルプレート16A及び16Bより外側に配置されている。エンドプレート20A及び20Bは、セル積層体14の積層方向で絶縁プレート18A及び18Bより外側に配置されている。燃料電池スタック10は、セル積層体14がターミナルプレート16A及び16Bと絶縁プレート18A及び18Bとエンドプレート20A及び20Bとで積層方向から挟持された構造をしている。
ターミナルプレート16A及び16Bは、例えば緻密性カーボン又は銅等の導電性材料で形成され、単セル12で発電した電力を取り出すために用いられる。絶縁プレート18A及び18Bは、例えばゴム又は樹脂等の絶縁性材料で形成され、ターミナルプレート16A及び16Bとエンドプレート20A及び20Bとの間の絶縁を取るために用いられる。エンドプレート20A及び20Bは、例えばステンレス鋼又はアルミニウム合金等の剛性の高い金属材料で形成されている。
単セル12は、反応ガスとして水素(アノードガス)と空気(カソードガス)の供給を受けて発電する固体高分子形燃料電池である。単セル12は、電解質膜の両面に電極を配置した発電体である膜電極接合体と、膜電極接合体を挟持する一対のセパレータと、を備える。電解質膜は、スルホン酸基を有するフッ素系樹脂材料又は炭化水素系樹脂材料で形成された固体高分子膜であり、湿潤状態において良好なプロトン伝導性を有する。電極は、カーボン担体と、スルホン酸基を有する固体高分子であって湿潤状態で良好なプロトン伝導性を有するアイオノマーと、を含んで構成される。カーボン担体には、発電反応を促進させるための触媒(例えば白金又は白金−コバルト合金)が担持されている。各単セル12には、反応ガスを流すためのマニホールドが設けられている。マニホールドを流れる反応ガスは、各単セル12に設けられたガス流路を介して各単セル12の発電領域に供給される。
バンド40は、一端がエンドプレート20Aにネジ等の固定部材42で固定され、他端がエンドプレート20Bにネジ等の固定部材43で固定されている。バンド40は、セル積層体14に積層方向の荷重を付与するために設けられている。バンド40は、例えばSUS、熱間圧延鋼板、冷間圧延鋼板、高張力鋼板等のステンレス鋼板のような金属材料で形成されている。バンドの個数は任意に設定することができ、例えば燃料電池スタック10の一方の側面に1つ又は複数のバンド40が固定されていてもよいし、燃料電池スタック10の両方の側面にバンド40が固定されていてもよい。なお、バンド40は弾性ゴム等の弾性材料で形成されていてもよい。
燃料電池スタック10とバンド40はケース60内に収容されている。ケース60は、フランジ部62と、フランジ部62にネジ等の固定部材66で固定されたキャップ部64と、を含む。キャップ部64が固定部材66でフランジ部62に固定されることで、ケース60には内部空間68が形成される。燃料電池スタック10は、エンドプレート20Aがフランジ部62上に位置して内部空間68に配置されることで、ケース60内に収容されている。エンドプレート20Aは、セル積層体14とは反対側の面がフランジ部62に例えばネジ等の固定部材(不図示)で固定されている。フランジ部62及びキャップ部64は、例えばステンレス鋼又はアルミニウム合金等の剛性の高い金属材料で形成されている。
金属プレート50は、ケース60の内部空間68に位置し、セル積層体14の積層方向でエンドプレート20Bとキャップ部64との間に配置されている。金属プレート50は、折り返すように屈曲した屈曲部52を有する板状部材であり、一端がネジ等の固定部材54でエンドプレート20Bに固定され、他端がネジ等の固定部材55でキャップ部64に固定されている。金属プレート50の屈曲部52は例えばV字状となっているが、U字状となっていてもよい。金属プレート50は、例えば1つの屈曲部52を有して1回折り曲げられている場合を例に示すが、複数の屈曲部52を有して2回以上折り曲げられていてもよい。金属プレート50は復元力を有する板ばねであってもよいし、復元力を有していなくてもよい。金属プレート50は、後述する燃料電池の組立工程において、図1(b)のY方向に伸びること又は縮むことが可能となっている。燃料電池スタック10は金属プレート50によってケース60に連結されている。金属プレート50は、例えば炭素鋼、ステンレス鋼、ニッケル合金、チタン合金、アルミニウム合金等の金属材料で形成されている。
図2(a)から図3(b)は、実施例1に係る燃料電池の組立方法を示す側面図である。図2(a)のように、エンドプレート20A、絶縁プレート18A、ターミナルプレート16A、セル積層体14、ターミナルプレート16B、絶縁プレート18B、及びエンドプレート20Bをこの順に重ねて置く。加圧シャフト80によってエンドプレート20B側からセル積層体14を押圧して、セル積層体14の積層方向でセル積層体14に所定の荷重を付与する。加圧シャフト80によってセル積層体14が押圧された状態で、バンド40の一端をエンドプレート20Aに固定部材42で固定し、他端をエンドプレート20Bに固定部材43で固定する。これにより、バンド40によって、セル積層体14に積層方向の荷重が付与される。
図2(b)のように、金属プレート50をエンドプレート20Bに固定部材54で固定する。
図3(a)のように、燃料電池スタック10をフランジ部62上に配置して、エンドプレート20Aをフランジ部62にネジ等の固定部材で固定する。キャップ部64をフランジ部62に固定部材66で固定する。これにより、燃料電池スタック10、バンド40、及び金属プレート50はケース60の内部空間68に収容される。
図3(b)のように、キャップ部64に設けられた開口82から、金属プレート50をキャップ部64に固定部材55で固定する。金属プレート50をケース60に固定した後、蓋等を用いて開口82を閉じる。なお、金属プレート50の開き角度を事前に変えて、図1(b)のY方向における金属プレート50の長さを事前に調整しておいてもよい。
実施例1によれば、セル積層体14はエンドプレート20A及び20Bに固定されたバンド40(荷重付与部)によって積層方向に荷重が付与されている。これにより、セル積層体14に一定の範囲内に収まった圧縮荷重が掛かり易くなり、発電性能及びシール性能を良好にすることができる。燃料電池スタック10とバンド40はエンドプレート20Aに固定されたケース60に収容されている。これにより、セル積層体14への水及び塵の侵入を抑制することができる。エンドプレート20Bとケース60との間に、折り返すように屈曲した屈曲部52を有し、一端がエンドプレート20Bに固定され、他端がケース60に固定された金属プレート50が配置されている。金属プレート50が屈曲部52を有することで、燃料電池スタック10の個体ごとに積層方向の長さばらつきがあった場合でも、図2(a)から図3(b)で説明した組立工程において、金属プレート50の一端をエンドプレート20Bに固定し、他端をケース60に固定できる。これは、金属プレート50は屈曲部52を支点として図1(b)のY方向に伸び縮み可能であるためである。金属プレート50は幅を持った板状部材であるため、金属プレート50の一端がエンドプレート20Bに固定され、他端がケース60に固定されることで、燃料電池スタック10に衝撃が加えられた場合でも、燃料電池スタック10の揺れを抑制できる。よって、単セル12間のずれを抑制することができる。
例えば、比較例1として、バンド40によって荷重が付与された燃料電池スタック10をケース60に収容し、ケース60のキャップ部64に設けられたネジ穴に挿入した調整ネジによってエンドプレート20Bをセル積層体14側に押し付ける構成を考える。この場合、燃料電池スタック10に衝撃が加えられると、調整ネジと燃料電池スタック10との間の摩擦力によって燃料電池スタック10の揺れが抑制されることになるが、燃料電池スタック10に加わる衝撃が大きい場合には燃料電池スタック10は揺れることがある。よって、単セル12間にずれが生じることがある。調整ネジによる押し圧を大きくしようとすると、ケース60の調整ネジが挿入される部分の肉厚を大きくすることになり、燃料電池100の体格及び質量が大きくなってしまう。
例えば、比較例2として、バンド40によって荷重が付与された燃料電池スタック10をケース60に収容し、ケース60のキャップ部64とエンドプレート20Bとをネジで固定する構成を考える。この場合、キャップ部64からエンドプレート20Bまで延在する長いネジを用いることになるため、ネジの衝撃耐性が低く、燃料電池スタック10に衝撃が加えられるとネジが破損することがある。
図4(a)は、組み付け前の金属プレートの側面図、図4(b)及び図4(c)は、組み付け後の金属プレートの側面図である。図4(a)及び図4(b)のように、金属プレート50は、エンドプレート20Bとケース60との間への組み付けの後において、組み付けの前に比べて、伸びていてもよい。図4(a)及び図4(c)のように、金属プレート50は、エンドプレート20Bとケース60との間への組み付け後において、組み付け前に比べて、縮んでいてもよい。
金属プレート50が板ばねである場合、図4(c)のように、金属プレート50は組み付け後において縮む場合が好ましい。これにより、セル積層体14への積層方向の荷重がバンド40と金属プレート50とで付与されるようになる。なお、バンド40を用いずに金属プレート50だけでセル積層体14に荷重を付与することは、セル積層体14に所望の荷重を付与するには非常に厚い板ばねからなる金属プレート50を用いることになり現実的ではない。したがって、バンド40によってセル積層体14に荷重を付与することが好ましい。
図5は、実施例2に係る燃料電池の平面図である。図5は、図1(a)の紙面上方に相当する方向から実施例2の燃料電池を見た場合の平面図である。図5では、キャップ部64を透視してケース60内の部品を図示している。図6(a)及び図6(b)は、金属プレートの正面図及び側面図である。図6(a)は図5の矢印Xから金属プレート50A〜50Dを見た図であり、図6(b)は図5の矢印Yから金属プレート50A〜50Dを見た図である。図5、図6(a)、及び図6(b)のように、実施例2の燃料電池200では、複数の金属プレート50A〜50Dがセル積層体14の積層方向から見て矩形状をしたエンドプレート20Bの四隅に配置されている。金属プレート50Aと50Cはエンドプレート20Bの対角に配置され、金属プレート50Bと50Dはエンドプレート20Bの対角に配置されている。金属プレート50A〜50Dはそれぞれ異なる方向にV字状に開いている。例えば、金属プレート50Dは金属プレート50Aに対して時計回りに90°回転した方向にV字状に開き、金属プレート50Cは金属プレート50Dに対して時計回りに90°回転した方向にV字状に開いている。金属プレート50Bは金属プレート50Cに対して時計回りに90°回転した方向にV字状に開き、金属プレート50Aは金属プレート50Bに対して時計回りに90°回転した方向にV字状に開いている。
エンドプレート20Bに溝22が形成されている。キャップ部64に溝70が形成されている。金属プレート50A〜50Dの一端はエンドプレート20Bの溝22に嵌め込まれて固定部材54によってエンドプレート20Bに固定されている。金属プレート50A〜50Dの他端はキャップ部64の溝70に嵌め込まれて固定部材55によってキャップ部64に固定されている。その他の構成は、実施例1の燃料電池100と同じであるため説明を省略する。
実施例2によれば、図6(a)及び図6(b)のように、金属プレート50A〜50Dの一端は溝22に嵌め込まれてエンドプレート20Bに固定され、他端は溝70に嵌め込まれてケース60に固定されている。これにより、燃料電池スタック10に衝撃が加えられた場合でも、燃料電池スタック10の揺れを効果的に抑制することができる。
図6(a)及び図6(b)のように、ケース60に矢印A、B、及びCの方向の衝撃が加えられた場合、金属プレート50A〜50Dは衝撃力の方向の先の側面が溝22、70の内側面に略平行となって溝22、70に嵌め込まれているため、燃料電池スタック10の揺れが良好に抑制される。一方、ケース60に矢印Dの方向の衝撃が加えられた場合、金属プレート50A〜50Dは衝撃力の方向の先が溝22、70に対して斜めとなって溝22、70に嵌め込まれている。このため、燃料電池スタック10の揺れを抑制する効果は、矢印A、B、及びCの方向の衝撃が加えられた場合に比べて弱い。このことから、図5のように、金属プレート50A〜50Dは異なる方向に開いて設けられている場合が好ましい。これにより、燃料電池スタック10に様々な方向の衝撃が加えられた場合でも、燃料電池スタック10の揺れを抑制することができる。
図7(a)から図7(c)は、実施例2の変形例1から変形例3に係る燃料電池の平面図である。図8(a)から図8(c)は、実施例2の変形例4から変形例6に係る燃料電池の平面図である。図7(a)から図7(c)、図8(a)、及び図8(b)では、燃料電池が車両に搭載される場合において、車両前方が紙面上方、車両後方が紙面下方、車両右側が紙面右側、車両左側が紙面左側であるとする。エンドプレート20Bの車両前方側に位置する辺を辺21A、車両後方側に位置する辺を辺21B、車両右側に位置する辺を辺21C、車両左側に位置する辺を辺21Dとする。図8(c)では、燃料電池が車両に搭載される場合において、車両前方が紙面左側、車両後方が紙面右側、車両上方が紙面上方、車両下方が紙面下方であるとする。エンドプレート20Bの車両前方側に位置する辺を辺21A、車両後方側に位置する辺を辺21B、車両上方に位置する辺を辺21E、車両下方に位置する辺を辺21Fとする。
図7(a)のように、実施例2の変形例1の燃料電池210では、金属プレート50A及び50Bはエンドプレート20Bの車両後方側に位置する辺21Bに向かって開いてエンドプレート20B及びキャップ部64に固定されている。金属プレート50Cはエンドプレート20Bの車両右側に位置する辺21Cに向かって開いてエンドプレート20B及びキャップ部64に固定され、金属プレート50Dはエンドプレート20Bの車両左側に位置する辺21Dに向かって開いてエンドプレート20B及びキャップ部64に固定されている。金属プレート50A及び50Bが車両後方に向かって開き且つ金属プレート50C及び50Dが車両左右方向に向かって開いてエンドプレート20B及びキャップ部64に固定されることで、前方衝突時に加わる衝撃に対して燃料電池スタック10の揺れを効果的に抑制できる。金属プレート50C、50Dが車両左右方向に互いに反対側に向かって開いてエンドプレート20B及びキャップ部64に固定されることで、左右衝突時に加わる衝撃に対して燃料電池スタック10の揺れを均等に抑制できる。
図7(b)のように、実施例2の変形例2の燃料電池220では、金属プレート50A〜50Dに加えて金属プレート50E、50Fが設けられている。金属プレート50Eは金属プレート50Aと50Bの間の中間点に設けられ、金属プレート50Fは金属プレート50Cと50Dの間の中間点に設けられている。金属プレート50A、50B、及び50Eはエンドプレート20Bの車両後方側に位置する辺21Bに向かって開いてエンドプレート20B及びキャップ部64に固定されている。金属プレート50Cはエンドプレート20Bの車両右側に位置する辺21Cに向かって開いてエンドプレート20B及びキャップ部64に固定され、金属プレート50D及び50Fはエンドプレート20Bの車両左側に位置する辺21Dに向かって開いてエンドプレート20B及びキャップ部64に固定されている。実施例2の変形例2においても、金属プレート50A、50B、及び50Eが車両後方に向かって開き且つ金属プレート50C、50D、及び50Fが車両左右方向に向かって開いてエンドプレート20B及びキャップ部64に固定されることで、前方衝突時に加わる衝撃に対して燃料電池スタック10の揺れを効果的に抑制できる。
図7(c)のように、実施例2の変形例3の燃料電池230では、金属プレート50A及び50Bはエンドプレート20Bの車両後方側に位置する辺21Bに向かって開いてエンドプレート20B及びキャップ部64に固定されている。金属プレート50Fはエンドプレート20Bの車両前方側に位置する辺21Aに向かって開いてエンドプレート20B及びキャップ部64に固定されている。金属プレート50Cはエンドプレート20Bの車両右側に位置する辺21Cに向かって開いてエンドプレート20B及びキャップ部64に固定され、金属プレート50D及び50Eはエンドプレート20Bの車両左側に位置する辺21Dに向かって開いてエンドプレート20B及びキャップ部64に固定されている。実施例2の変形例3によれば、前方衝突時、後方衝突時、及び左右衝突時に加わる衝撃に対して燃料電池スタック10の揺れをほぼ均等に抑制できる。
図8(a)のように、実施例2の変形例4の燃料電池240では、金属プレート50A〜50Dは車両の前後方向に対して45°傾いて設けられている。すなわち、金属プレート50Aはエンドプレート20Bの車両後方側に位置する辺21Bに対して角度θ1が45°となって傾き、金属プレート50Bはエンドプレート20Bの辺21Bに対して角度θ2が45°となって傾いている。金属プレート50Cはエンドプレート20Bの車両前方側に位置する辺21Aに対して角度θ3が45°となって傾き、金属プレート50Dはエンドプレート20Bの辺21Aに対して角度θ4が45°となって傾いている。これにより、前方衝突時、後方衝突時、及び左右衝突時に加わる衝撃に対して燃料電池スタック10の揺れをほぼ均等に抑制できる。なお、45°傾くとは製造誤差程度に45°からずれている場合も含む。
図8(b)のように、実施例2の変形例5の燃料電池250では、金属プレート50A及び50Bはエンドプレート20Bの車両後方側の辺21Bに対して0°より大きく45°よりも小さい角度θ1及びθ2で傾いている。金属プレート50C及び50Dはエンドプレート20Bの車両前方側の辺21Aに対して0°より大きく45°よりも小さい角度θ3及びθ4で傾いている。これにより、前方衝突時に加わる衝撃に対して燃料電池スタック10の揺れを効果的に抑制できる。角度θ1からθ4は、10°より大きく40°より小さい場合でもよいし、20°より大きく30°より小さい場合でもよい。
図8(c)のように、実施例2の変形例6の燃料電池260では、金属プレート50A及び50Dはエンドプレート20Bの車両前方側に位置する辺21Aに対して0°より大きく45°より小さい角度θ5及びθ8で傾いている。金属プレート50B及び50Cはエンドプレート20Bの車両後方側に位置する辺21Bに対して0°より大きく45°より小さい角度θ6及びθ7で傾いている。これにより、前方衝突時に加わる衝撃に対して燃料電池スタック10の揺れを効果的に抑制できる。角度θ5からθ8は、10°より大きく40°より小さい場合でもよいし、20°より大きく30°より小さい場合でもよい。
以上、本発明の実施例について詳述したが、本発明はかかる特定の実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。
10 燃料電池スタック
12 単セル
14 セル積層体
16A、16B ターミナルプレート
18A、18B 絶縁プレート
20A、20B エンドプレート
21A、21B、21C、21D、21E、21F 辺
22 溝
40 バンド
42 固定部材
43 固定部材
50、50A、50B、50C、50D、50E、50F 金属プレート
52 屈曲部
54 固定部材
55 固定部材
60 ケース
62 フランジ部
64 キャップ部
66 固定部材
68 内部空間
70 溝
80 加圧シャフト
82 開口
100、200、210、220、230、240、250、260 燃料電池

Claims (1)

  1. 複数の単セルが積層されたセル積層体と、前記セル積層体の積層方向で前記セル積層体を挟んで配置された第1及び第2エンドプレートと、を含む燃料電池スタックと、
    前記第1及び第2エンドプレートに固定され、前記セル積層体に前記積層方向の荷重を付与する荷重付与部と、
    前記第1エンドプレートに固定され、前記燃料電池スタックと前記荷重付与部を収容するケースと、
    前記積層方向における前記第2エンドプレートと前記ケースとの間に配置された金属プレートと、を備え、
    前記金属プレートは、折り返すように屈曲した屈曲部を有し、一端が前記第2エンドプレートに固定され、他端が前記ケースに固定されている、燃料電池。
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