JP5236874B2 - 燃料電池スタック - Google Patents

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Description

本発明は、電解質の両側に電極が設けられる電解質・電極構造体と、セパレータとが積層される積層体を備え、前記積層体の両側にエンドプレートが配置されるとともに、一方のエンドプレートと前記積層体との間に可動加圧プレートが配置される燃料電池スタックに関する。
例えば、固体高分子型燃料電池は、高分子イオン交換膜からなる電解質膜(電解質)の両側に、それぞれアノード側電極及びカソード側電極を配設した電解質膜・電極構造体(電解質・電極構造体)を、セパレータによって挟持した発電セルを備えている。この種の燃料電池は、通常、所定の数の発電セルを積層する積層体を備え、この積層体の両側にエンドプレートが配置されることにより、燃料電池スタックとして使用されている。
この種の燃料電池スタックは、各発電セルの電気反応領域に所望の面圧を付与するとともに、反応ガス(及び冷却媒体)のシール部に対して所望の面圧を付与する必要がある。例えば、特許文献1に開示されている燃料電池スタックでは、図10に示すように、単セル1とセパレータ2とが積層される積層体3を、シリンダ4内に収納している。
積層体3の一方の端部には、固定エンドプレート5が当接するとともに、前記積層体3の他方の端部には、可動エンドプレート6が当接している。可動エンドプレート6は、単セル1の電気反応領域に対応する内側部6aと、シール部に対応する外側部6bとに分割されている。内側部6a及び外側部6bは、それぞれ個別の内側スプリング7a及び外側スプリング7bによって積層体3に押し付けられている。
特開2004−335336号公報(図1)
しかしながら、上記の特許文献1では、可動エンドプレート6がシリンダ4内に積層方向に移動自在に収納しているものの、この可動エンドプレート6を前記シリンダ4内で積層方向に対して円滑に摺動させることができないという問題がある。特に、平面形状が矩形の積層体3では、可動エンドプレート6の外周とシリンダ4の内周との公差を所定精度に維持して、前記可動エンドプレート6を円滑に摺動させることは、極めて困難であるという問題がある。
本発明はこの種の問題を解決するものであり、積層体の収縮等による締め付け荷重の変動を良好に吸収するとともに、簡単な構成で、所望の面圧を確実に付与することが可能な燃料電池スタックを提供することを目的とする。
本発明は、電解質の両側に電極が設けられる電解質・電極構造体と、セパレータとが積層される積層体を備え、前記積層体の両側にエンドプレートが配置されるとともに、一方のエンドプレートと前記積層体との間に可動加圧プレートが配置される燃料電池スタックに関するものである。
そして、可動加圧プレートと一方のエンドプレートとの間には、積層体に積層方向に荷重を付与する弾性部材と、前記可動加圧プレートを前記一方のエンドプレートと平行に維持しながら前記積層方向に移動させるガイド機構とが配設され、前記ガイド機構は、少なくとも前記積層体に設けられる反応ガス流路又は冷却媒体流路に連通して前記積層方向に延在する2本以上の配管を有している。
また、集電プレートから積層方向に延在して一方のエンドプレートを貫通する集電用端子は、ガイド機構を構成することが好ましい。
さらに、エンドプレートは、車両に取り付けられるとともに、配管は、前記車両に固定される変形自在な管部材に接続されることが好ましい。
本発明によれば、可動加圧プレートは、積層方向に延在する2本以上の配管の案内作用下に、一方のエンドプレートと平行に維持しながら前記積層方向に円滑且つ確実に摺動することができる。これにより、簡単な構成で、積層体の収縮等による締め付け荷重の変動を吸収するとともに、例えば、電気反応領域やシール部に対して所望の面圧を確実に付与することが可能になる。
図1は、本発明の第1の実施形態に係る燃料電池スタック10が自動車車体(車両)11に搭載された状態の概略説明図であり、図2は、前記自動車車体11の平面説明図である。燃料電池スタック10は、好適には、自動車車体11の床下11aの略中央部分に搭載されている。
図3に示すように、燃料電池スタック10は、複数の単セル12が矢印A方向に積層され且つ互いに電気的に直列接続される積層体14を備える。積層体14の積層方向両端部には、ターミナルプレート16a、16b及び絶縁プレート18a、18bを介装してそれぞれエンドプレート20a、20bが配設されるとともに、前記積層体14は、筐体状のケーシング22に収容される。絶縁プレート18bとエンドプレート20bとの間には、後述するように、支持プレート70及び締め付け荷重付与機構23が設けられる。なお、ケーシング22に代えて、エンドプレート20a、20b間を複数の締め付けボルトにより固定する構成を採用してもよい。
図4及び図5に示すように、単セル12は、アノード側電極24とカソード側電極26との間に固体高分子電解質膜28が介装される電解質膜・電極構造体30を備える。固体高分子電解質膜28としては、例えば、ポリテトラフルオロエチレンスルホン酸の薄膜に水を含浸させたもの等のような水素イオン導電体が選定される。
アノード側電極24及びカソード側電極26は、カーボンペーパ等からなるガス拡散層と、白金合金が表面に担持された多孔質カーボン粒子が前記ガス拡散層の表面に一様に塗布されて形成された電極触媒層とを有する。電極触媒層は、固体高分子電解質膜28の両面に形成される。
電解質膜・電極構造体30は、ガスケット32a、32bを介装してセパレータ34a、34bに挟持される。セパレータ34a、34bは、金属プレート又はカーボンプレートで構成される。単セル12、後述する可動加圧プレート74及びエンドプレート20a、20bは、外形形状が矩形に設定される。
単セル12の長辺方向(図5中、矢印B方向)の一端縁部には、矢印A方向に互いに連通して、酸化剤ガス、例えば、酸素含有ガスを供給するための酸化剤ガス供給連通孔36a、冷却媒体を供給するための冷却媒体供給連通孔38a、及び燃料ガス、例えば、水素含有ガスを排出するための燃料ガス排出連通孔40bが矢印C方向に設けられる。
単セル12の長辺方向の他端縁部には、矢印A方向に互いに連通して、燃料ガスを供給するための燃料ガス供給連通孔40a、冷却媒体を排出するための冷却媒体排出連通孔38b、及び酸化剤ガスを排出するための酸化剤ガス排出連通孔36bが矢印C方向に設けられる。
セパレータ34aの電解質膜・電極構造体30に向かう面には、燃料ガス供給連通孔40aと燃料ガス排出連通孔40bとを連通する燃料ガス流路42が形成される。この燃料ガス流路42は、例えば、矢印B方向に延在する複数本の溝部により構成される。セパレータ34aの反対の面には、冷却媒体供給連通孔38aと冷却媒体排出連通孔38bとを連通する冷却媒体流路44が形成される。この冷却媒体流路44は、矢印B方向に延在する複数本の溝部により構成される。
セパレータ34bの電解質膜・電極構造体30に向かう面には、例えば、矢印B方向に延在する複数本の溝部からなる酸化剤ガス流路46が設けられるとともに、この酸化剤ガス流路46は、酸化剤ガス供給連通孔36aと酸化剤ガス排出連通孔36bとに連通する。セパレータ34bの反対の面には、セパレータ34aと重なり合って冷却媒体流路44が一体的に形成される。
図3に示すように、ターミナルプレート16a、16bの端部には、面方向に突出する板状の端子部48a、48bが形成される。端子部48a、48bは、後述する側板50bに形成された開口部49a、49bから外部に取り出されるとともに、前記端子部48a、48bには、例えば、走行用モータ等の負荷が接続される。
ケーシング22は、端板であるエンドプレート20a、20bと、積層体14の側部に配置される複数の側板50a〜50dと、前記エンドプレート20a、20bと前記側板50a〜50dとを連結するそれぞれ長さの異なる連結ピン52a、52bとを備える。
エンドプレート20a、20bの上下左右の各辺には、それぞれ所定数のボス部54a、54bが突出形成されるとともに、側板50a〜50dの長手方向両端には、それぞれ所定数のボス部58a〜58dが突出形成される。
側板50a、50cの上下両端縁部には、それぞれ複数の孔部60が形成されるとともに、側板50b、50dの短手方向(矢印B方向)両端部には、折り曲げ部62、64が形成され、前記折り曲げ部62、64には、孔部60に対応してねじ孔66が設けられる。ボルト68が孔部60を通ってねじ孔66に螺合することにより、側板50a〜50dが組み付けられる。
側板50a、50cのボス部58a、58cと、エンドプレート20a、20bの左右のボス部54a、54bとに連結ピン52aが挿入される一方、側板50a、50dのボス部58b、58dと、前記エンドプレート20a、20bの上下のボス部54a、54bとに連結ピン52bが挿入されてケーシング22が構成される。
絶縁プレート18bには、支持プレート70及び締め付け荷重付与機構23を介装してエンドプレート20bが積層される。支持プレート70は、例えば、冷却媒体供給連通孔38a及び冷却媒体排出連通孔38bを閉塞する機能を有する。
図6に示すように、締め付け荷重付与機構23は、支持プレート70に積層される可動加圧プレート74を備える。可動加圧プレート74のエンドプレート20bに向かう面74aには、所定数の弾性部材、例えば、皿ばね(又はコイルスプリング、ゴム部材、樹脂部材等)76を配置するための円板状凹部78が形成され、各凹部78の中心部に孔部(又は穴部)80が形成される。孔部80には、支軸82の小径先端部82aが圧入されるとともに、前記支軸82に皿ばね76が支持される。エンドプレート20bには、各支軸82を挿入するための孔部84が形成される。
締め付け荷重付与機構23には、可動加圧プレート74をエンドプレート20bと平行に維持しながら積層方向(矢印A方向)に移動させるガイド機構86が設けられる。ガイド機構86は、積層体14に設けられる燃料ガス流路42、酸化剤ガス流路46及び冷却媒体流路44の中、例えば、前記燃料ガス流路42及び前記酸化剤ガス流路46に連通して積層方向に延在する2本以上、例えば、4本の配管88a、88b、90a及び90bを有する。
配管88a、88bは、酸化剤ガス供給連通孔36a及び酸化剤ガス排出連通孔36bに連通し、配管90a、90bは、燃料ガス供給連通孔40a及び燃料ガス排出連通孔40bに連通する。配管88a、88b、90a及び90bは、比較的硬質な樹脂材料又は金属材料で構成されており、可動加圧プレート74に固着される。
なお、配管88a、88b、90a及び90bは、支持プレート70に固着してもよい。また、ガイド機構86は、2本の配管88a、88b又は2本の配管90a、90bで構成されてもよく、あるいは、冷却媒体供給連通孔38a及び冷却媒体排出連通孔38bに連通する配管(図示せず)により構成されてもよい。
エンドプレート20bには、配管88a、88b、90a及び90bが摺動自在に嵌合する孔部92a、92b、94a及び94bが形成される。配管88a、88b、90a及び90bは、エンドプレート20bの孔部92a、92b、94a及び94bに嵌合して前記エンドプレート20bの外方に突出するとともに、それぞれの先端部には、ゴム配管(管部材)96a、96b、98a及び98bの一端部が接続される。
ゴム配管96a、96b、98a及び98bは、可動加圧プレート74の矢印A方向への移動に追従して変形可能な比較的軟質な、例えば、エチレン・プロピレン・ジエン共重合体(EPDM)等で構成される。ゴム配管96a、96b、98a及び98bは、固定部材100を介して自動車車体11の車体フレーム11bに固定される(図2参照)。なお、ゴム配管96a、96b、98a及び98bに代えて、蛇腹状配管を用いてもよい。
図3に示すように、エンドプレート20aには、冷却媒体供給連通孔38a及び冷却媒体排出連通孔38bに連通する孔部102a、102bが形成される。孔部102a、102bには、図示しない冷却媒体マニホールド配管が配設される。
図4に示すように、エンドプレート20aは、マウント部材104aを設けており、このマウント部材104aがボルト106を介して車体フレーム11bに固定される。同様に、エンドプレート20bは、マウント部材104bを設けており、このマウント部材104bがボルト106を介して車体フレーム11bに固定される。
このように構成される燃料電池スタック10の動作について、以下に説明する。
先ず、図6に示すように、燃料電池スタック10では、エンドプレート20b側において、ゴム配管96aから配管88aに酸素含有ガス等の酸化剤ガスが供給されるとともに、ゴム配管98aから配管90aに水素含有ガス等の燃料ガスが供給される。酸化剤ガスは、配管88aに連通する酸化剤ガス供給連通孔36aに供給される一方、燃料ガスは、配管90aに連通する燃料ガス供給連通孔40aに供給される。
また、図3に示すように、エンドプレート20a側において、図示しない冷却媒体マニホールド配管を介して孔部102aから冷却媒体供給連通孔38aに純水やエチレングリコール、オイル等の冷却媒体が供給される。このため、積層体14では、矢印A方向に重ね合わされた複数組の単セル12に対し、酸化剤ガス、燃料ガス及び冷却媒体が矢印A方向に互いに対向して供給される。
図5に示すように、酸化剤ガスは、酸化剤ガス供給連通孔36aからセパレータ34bの酸化剤ガス流路46に導入され、電解質膜・電極構造体30のカソード側電極26に沿って移動する。一方、燃料ガスは、燃料ガス供給連通孔40aからセパレータ34aの燃料ガス流路42に導入され、電解質膜・電極構造体30のアノード側電極24に沿って移動する。
従って、各電解質膜・電極構造体30では、カソード側電極26に供給される酸化剤ガスと、アノード側電極24に供給される燃料ガスとが、電極触媒層内で電気化学反応により消費され、発電が行われる。
次いで、カソード側電極26に供給されて消費された酸化剤ガスは、酸化剤ガス排出連通孔36bに沿って流動した後、図6に示すように、配管88bからゴム配管96bを介してエンドプレート20bの外方に排出される。同様に、アノード側電極24に供給されて消費された燃料ガスは、燃料ガス排出連通孔40bに排出されて流動し、配管90bからゴム配管98bを介してエンドプレート20bの外方に排出される。
また、冷却媒体は、冷却媒体供給連通孔38aからセパレータ34a、34b間の冷却媒体流路44に導入された後、矢印B方向に沿って流動する。この冷却媒体は、電解質膜・電極構造体30を冷却した後、冷却媒体排出連通孔38bを移動してエンドプレート20aの外方に排出される(図3参照)。
この場合、第1の実施形態では、可動加圧プレート74には、複数の皿ばね76による積層方向への荷重が付与されるとともに、前記可動加圧プレート74には、複数の配管88a、88b、90a及び90bが積層方向に延在して設けられている。一方、エンドプレート20bには、配管88a、88b、90a及び90bが積層方向に摺動自在に挿入される複数の孔部92a、92b、94a及び94bが形成されている。
このため、可動加圧プレート74は、図4に示すように、積層方向に延在する複数の配管88a、88b、90a及び90bの案内作用下に、エンドプレート20bと平行に維持されながら、前記積層方向に円滑且つ確実に摺動することができる。これにより、例えば、積層体14の収縮等による締め付け荷重の変動を、可動加圧プレート74の摺動作用下に確実に吸収することができ、各単セル12の電気反応領域及びシール部に対し、それぞれ均一且つ良好な面圧を付与することが可能になるという効果が得られる。
さらに、第1の実施形態では、ガイド機構86が、酸化剤ガス供給連通孔36aに連通する配管88a、酸化剤ガス排出連通孔36bに連通する配管88b、燃料ガス供給連通孔40aに連通する配管90a、及び燃料ガス排出連通孔40bに連通する配管90bを備えている。従って、ガイド機構86として、可動加圧プレート74をエンドプレート20bと平行に維持しながら積層方向に移動させるための専用の構造を用いる必要がない。これにより、ガイド機構86の構成が一挙に簡素化し、経済的であるという利点がある。
さらにまた、配管88a、88b、90a及び90bに接続されているゴム配管96a、96b、98a及び98bは、容易に変形可能であり、可動加圧プレート74の積層方向の移動に追従して、固定部材100とエンドプレート20bとの間で緩衝機能を有することができる。
これにより、ゴム配管96a、96b、98a及び98bは、固定部材100からエンドプレート20bとは反対側の領域で、変形や移動を惹起することがない。従って、ゴム配管96a、96b、98a及び98bに接続される図示しない燃料ガス給排気機構及び酸化剤ガス給排気機構にガス漏れ等の不具合を発生させることがない。
図7は、本発明の第2の実施形態に係る燃料電池スタック120の一部断面側面図である。なお、第1の実施形態に係る燃料電池スタック10と同一の構成要素には同一の参照符号を付して、その詳細な説明は省略する。また、以下に説明する第3の実施形態においても同様に、その詳細な説明は省略する。
燃料電池スタック120を構成するガイド機構122は、可動加圧プレート124に一体的に形成される複数の円筒部126を備える。各円筒部126は、配管88a、88b、90a及び90bを嵌合するとともに、エンドプレート20bに形成されている孔部92a、92b、94a及び94bに摺動自在に嵌合する。
従って、第2の実施形態では、各配管88a、88b、90a及び90bを挿入する円筒部126が、可動加圧プレート124をエンドプレート20bと平行に維持しながら積層方向に移動させるガイド軸として機能しており、上記の第1の実施形態と同様の効果が得られる。
図8は、本発明の第3の実施形態に係る燃料電池スタック130の分解斜視説明図であり、図9は、前記燃料電池スタック130の一部断面側面図である。
燃料電池スタック130は、積層体14の積層方向両端にターミナルプレート132a、132b、絶縁プレート134a、134b及びエンドプレート20a、20bが配置される。
ターミナルプレート132a、132bの略中央には、積層方向外方に延在する集電用端子136a、136bが設けられる。端子136a、136bは、略円柱状を有しており、絶縁性筒体138に挿入されてエンドプレート20a、20bの外方に突出する。
絶縁プレート134a、134bは、中央部に矩形状の凹部140a、140bが形成される。凹部140a、140bには、ターミナルプレート132a、132bが収容される。絶縁プレート134a、134bには、ターミナルプレート132a、132bの端子136a、136bが絶縁性筒体138を外装して挿入される孔部142a、142bが形成される。
図9に示すように、ガイド機構145を構成する可動加圧プレート146は、絶縁性筒体138を挿入するガイド用筒部148を一体的に設け、この筒部148は、エンドプレート20bの孔部150に摺動自在に嵌合する。なお、エンドプレート20aには、絶縁性筒体138を挿入するための孔部152が形成される。
このように構成される第3の実施形態では、端子136bが可動加圧プレート146をエンドプレート20bと平行に維持しながら積層方向に移動させる機能を有している。これにより、端子136bは、配管88a、88b、90a及び90bと協働して可動加圧プレート146の円滑な進退動作を可能にするとともに、積層体14に所望の締め付け荷重を確実に付与することができるという効果が得られる。
本発明の第1の実施形態に係る燃料電池スタックが自動車車体に搭載された状態の概略説明図である。 前記自動車車体の平面説明図である。 前記燃料電池スタックの分解斜視説明図である。 前記燃料電池スタックの一部断面側面図である。 前記燃料電池スタックを構成する単セルの概略分解斜視図である。 前記燃料電池スタックを構成する締め付け荷重付与機構の分解斜視説明図である。 本発明の第2の実施形態に係る燃料電池スタックの一部断面側面図である。 本発明の第3の実施形態に係る燃料電池スタックの分解斜視説明図である。 前記燃料電池スタックの一部断面側面図である。 特許文献1に開示されている燃料電池スタックの断面説明図である。
符号の説明
10、120、130…燃料電池スタック 11…自動車車体
12…単セル 14…積層体
16a、16b、132a、132b…ターミナルプレート
20a、20b…エンドプレート 23…締め付け荷重付与機構
24…アノード側電極 26…カソード側電極
28…固体高分子電解質膜 30…電解質膜・電極構造体
34a、34b…セパレータ 36a…酸化剤ガス供給連通孔
36b…酸化剤ガス排出連通孔 38a…冷却媒体供給連通孔
38b…冷却媒体排出連通孔 40a…燃料ガス供給連通孔
40b…燃料ガス排出連通孔 42…燃料ガス流路
44…冷却媒体流路 46…酸化剤ガス流路
50a〜50d…側板 52a、52b…連結ピン
60、80、84、92a、92b、94a、94b、102a、102b、142a、142b、150、152…孔部
70…支持プレート
74、124、146…可動加圧プレート 76…皿ばね
82…支軸 86、122…ガイド機構
88a、88b、90a、90b…配管
96a、96b、98a、98b…ゴム配管
100…固定部材 104a、104b…マウント部材
126…円筒部 136a、136b…端子
138…絶縁性筒体 148…筒部

Claims (4)

  1. 電解質の両側に電極が設けられる電解質・電極構造体と、セパレータとが積層される積層体を備え、前記積層体の両側に一組のエンドプレートが配置されるとともに、一方のエンドプレートと前記積層体との間に可動加圧プレートが配置され反応ガスと冷却媒体とを供給して電気化学反応により発電する燃料電池スタックであって、
    前記可動加圧プレートと前記一方のエンドプレートとの間には、前記積層体に積層方向に荷重を付与する弾性部材と、
    前記可動加圧プレートを前記一方のエンドプレートと平行に維持しながら前記積層方向に移動させるガイド機構と、を有し、
    記ガイド機構は、少なくとも前記積層体に設けられる反応ガス流路又は冷却媒体流路に連通し、前記反応ガス又は冷却媒体を供給するとともにその外周部で前記可動加圧プレートの移動を案内するために前記積層方向に延在する2本以上の配管を有し、
    前記一方のエンドプレートには、前記2本以上の配管が前記積層方向に摺動自在に嵌合る2つ以上の孔部が形成されていることを特徴とする燃料電池スタック。
  2. 請求項1記載の燃料電池スタックにおいて、集電プレートから前記積層方向に延在して前記一方のエンドプレートを貫通する集電用端子は、前記ガイド機構を構成することを特徴とする燃料電池スタック。
  3. 請求項1又は2記載の燃料電池スタックにおいて、前記エンドプレートは、車両に取り付けられるとともに、
    前記配管は、前記車両に固定される変形自在な管部材に接続されることを特徴とする燃料電池スタック。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載の燃料電池スタックにおいて、
    前記可動加圧プレートには、前記2本以上の配管及び前記一方のエンドプレートに形成されている前記2つ以上の孔部にそれぞれ対応し、前記2本以上の配管が嵌合されると共に、前記2つ以上の孔部に摺動自在に嵌合する2つ以上の円筒部が一体的に形成されることを特徴とする燃料電池スタック。
JP2006284150A 2006-09-08 2006-10-18 燃料電池スタック Expired - Fee Related JP5236874B2 (ja)

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