JP5269480B2 - 燃料電池スタック - Google Patents

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    • Y02E60/30Hydrogen technology
    • Y02E60/50Fuel cells

Description

本発明は、一対の電極が電解質の両側に設けられた電解質・電極構造体と、セパレータとが複数積層された積層体を箱状ケーシング内に収容する燃料電池スタックに関する。
例えば、固体高分子型燃料電池は、高分子イオン交換膜からなる電解質膜(電解質)を採用している。この電解質膜の両側にアノード側電極及びカソード側電極を配設した電解質膜・電極構造体を、セパレータによって挟持することにより燃料電池が構成されている。
通常、この燃料電池は、所望の発電力を得るために、所定数(例えば、数十〜数百)だけ積層した燃料電池スタックとして使用されている。この燃料電池スタックは、燃料電池の内部抵抗の増大や反応ガスのシール性の低下等を阻止するために、積層されている各燃料電池同士を確実に加圧保持する必要がある。
そこで、例えば、特許文献1に開示されている燃料電池が知られている。この燃料電池は、図8に示すように、電解質膜と該電解質膜を挟持する電極とを有する単電池2を積層した積層体3を備えている。積層体3の積層方向両側には、エンドプレート4、5が設けられるとともに、前記エンドプレート5と前記積層体3との間には、皿ばね6が設けられている。
積層体3の積層方向に沿う各側面には、前記積層体3に面圧を作用させるとともに、その面圧を保持する金属製のテンションプレート7が設けられている。
特開2003−203670号公報
ところで、上記の燃料電池では、特に、車載用として用いられる場合、外部からの荷重を受け易い。その際、燃料電池に対して単電池2の積層方向に圧縮荷重が付与されると、エンドプレート4、5に比べて強度の低いテンションプレート7に座屈が発生するおそれがある。これにより、テンションプレート7は、積層体3側(内側)又は前記積層体3から離間する側(外側)に変形し、単電池2の損傷や外部のハーネスや周辺部品の損傷が惹起されるという問題がある。
本発明はこの種の問題を解決するものであり、燃料電池スタックに対して単位セルの積層方向に外力が付与された際、ケーシングの座屈による変形を良好に抑制するとともに、構成の簡素化を図ることが可能な燃料電池スタックを提供することを目的とする。
本発明は、一対の電極が電解質の両側に設けられた電解質・電極構造体と、セパレータとが複数積層された積層体を箱状ケーシング内に収容する燃料電池スタックに関するものである。
ケーシングは、積層体の積層方向両端部に配置される端板と、前記積層体の側部に配置される複数の側板と、前記端板と前記側板とを連結する連結部材とを備えている。そして、少なくとも端板は、側板により形成される外形輪郭線の内側に配置されている。さらに、燃料電池スタックは、矩形状の端板と積層体との間に配置される矩形状のインシュレータを備え、前記インシュレータの四隅の角部は、前記端板の四隅の角部よりも外方に突出し且つケーシングの角部内壁面よりも内方に配置されている。
また、端板は、角部に切り欠き部を設けることが好ましい。
さらに、端板及び側板は、切り欠き部を避けて設けられるヒンジ部に、連結部材である連結ピンを挿入して固定されることが好ましい。
また、インシュレータの角部には、切り欠き部が設けられることが好ましい。
本発明では、端板は、側板により形成される外形輪郭線の内側に配置されているため、燃料電池スタックに積層方向に荷重(圧縮力)が付与されると、前記側板は、前記端板を収容するようにして該端板に対して相対的に前記積層方向に移動することができる。従って、燃料電池スタックに積層方向に付与される荷重を有効に吸収することが可能になる。これにより、特に側板の座屈による変形を良好に抑制するとともに、構成の簡素化を図ることが可能になる。
図1は、本発明の第1の実施形態に係る燃料電池スタック10の一部断面概略斜視図であり、図2は、前記燃料電池スタック10の一部分解斜視図である。燃料電池スタック10は、好適には、車載用燃料電池スタックとして使用可能である。
燃料電池スタック10は、複数の単位セル12が水平方向(矢印A方向)に積層された積層体14を備える。積層体14の積層方向(矢印A方向)一端には、ターミナルプレート16a、絶縁プレート(インシュレータ)18a及びエンドプレート20aが外方に向かって、順次、配設される。積層体14の積層方向他端には、ターミナルプレート16b、絶縁プレート(インシュレータ)18b及びエンドプレート20bが外方に向かって、順次、配設される。燃料電池スタック10は、四角形に構成されるエンドプレート20a、20bを端板として含むケーシング22により一体的に保持される。
図3に示すように、各単位セル12は、電解質膜・電極構造体(電解質・電極構造体)26が、アノード側の第1金属セパレータ28とカソード側の第2金属セパレータ30とに挟持される。第1及び第2金属セパレータ28、30は、金属製薄板を波形状にプレス加工することにより、断面凹凸形状を有するとともに、4つの角部が切り欠かれている。
なお、第1及び第2金属セパレータ28、30は、例えば、鋼板、ステンレス鋼板、アルミニウム板、めっき処理鋼板、あるいはその金属表面に防食用の表面処理を施した金属板により構成される。また、第1及び第2金属セパレータ28、30に代替して、例えば、カーボンセパレータを使用してもよい。
単位セル12の長辺方向(図3中、矢印C方向)の上端縁部には、矢印A方向に互いに連通して、酸化剤ガス、例えば、酸素含有ガスを供給するための酸化剤ガス供給連通孔32a、及び燃料ガス、例えば、水素含有ガスを供給するための燃料ガス供給連通孔34aが設けられる。
単位セル12の長辺方向の下端縁部には、矢印A方向に互いに連通して、燃料ガスを排出するための燃料ガス排出連通孔34b、及び酸化剤ガスを排出するための酸化剤ガス排出連通孔32bが設けられる。
単位セル12の短辺方向(矢印B方向)の一端縁部には、矢印A方向に互いに連通して、冷却媒体を供給するための冷却媒体供給連通孔36aが設けられるとともに、短辺方向の他端縁部には、前記冷却媒体を排出するための冷却媒体排出連通孔36bが設けられる。
電解質膜・電極構造体26は、例えば、パーフルオロスルホン酸の薄膜に水が含浸された固体高分子電解質膜38と、前記固体高分子電解質膜38を挟持するアノード側電極40及びカソード側電極42とを備える。アノード側電極40は、カソード側電極42よりも小さな表面積を有している。
アノード側電極40及びカソード側電極42は、カーボンペーパ等からなるガス拡散層(図示せず)と、白金合金が表面に担持された多孔質カーボン粒子が前記ガス拡散層の表面に一様に塗布して形成される電極触媒層(図示せず)とを有する。電極触媒層は、固体高分子電解質膜38の両面に形成される。
第1金属セパレータ28の電解質膜・電極構造体26に向かう面28aには、燃料ガス供給連通孔34aと燃料ガス排出連通孔34bとを連通する燃料ガス流路44が形成される。この燃料ガス流路44は、矢印C方向に延在する複数の波状流路溝を有するとともに、前記燃料ガス流路44の上端及び下端に位置して入口バッファ部46a及び出口バッファ部46bが設けられる。
第1金属セパレータ28の面28aには、燃料ガス供給連通孔34aと入口バッファ部46aとを連通する複数の供給孔部48aと、燃料ガス排出連通孔34bと出口バッファ部46bとを連通する複数の排出孔部48bとが形成される。
第2金属セパレータ30の電解質膜・電極構造体26に向かう面30aには、酸化剤ガス供給連通孔32aと酸化剤ガス排出連通孔32bとを連通する酸化剤ガス流路50が形成される。この酸化剤ガス流路50は、矢印C方向に延在する複数の波状流路溝を有するとともに、前記酸化剤ガス流路50の上端及び下端に位置して入口バッファ部52a及び出口バッファ部52bが設けられる。
第2金属セパレータ30の面30bと、第1金属セパレータ28の面28bとの間には、冷却媒体供給連通孔36aと冷却媒体排出連通孔36bとに連通する冷却媒体流路54が形成される。この冷却媒体流路54は、燃料ガス流路44の裏面形状と酸化剤ガス流路50の裏面形状とが重なり合うことによって、矢印B方向に延在して形成される。
第1金属セパレータ28の面28a、28bには、この第1金属セパレータ28の外周端縁部を周回して第1シール部材56が一体成形される。第2金属セパレータ30の面30a、30bには、この第2金属セパレータ30の外周端縁部を周回して第2シール部材58が一体成形される。第1及び第2シール部材56、58としては、例えば、EPDM、NBR、フッ素ゴム、シリコーンゴム、フロロシリコーンゴム、ブチルゴム、天然ゴム、スチレンゴム、クロロプレーン又はアクリルゴム等のシール材、クッション材、あるいはパッキン材が用いられる。
図2に示すように、ターミナルプレート16aの面内中央から上方に所定距離だけ離間する位置には、積層方向外方に延在して第1電力取り出し端子60aが設けられる。第1電力取り出し端子60aは、絶縁性筒状部62に挿入された状態で、絶縁プレート18a及びエンドプレート20aの孔部64を貫通して外部に突出する(図1参照)。ターミナルプレート16bの面内中央から上方に所定距離だけ離間する位置には、同様に積層方向外方に延在して第2電力取り出し端子60bが設けられる(図2参照)。
エンドプレート20a、20bは、それぞれ4つの角部に切り欠き部66a、66bを設ける一方、絶縁プレート18a、18bの各角部68a、68bは、前記エンドプレート20a、20bの角部よりも外方に突出する。角部68a、68bには、切り欠き部70a、70bが設けられる。
ケーシング22は、図1及び図2に示すように、端板であるエンドプレート20a、20bと、積層体14の側部に配置される複数の側板74a〜74dと、前記側板74a〜74dの互いに近接する端部同士を連結するアングル部材76と、前記エンドプレート20a、20bと前記側板74a〜74dとを連結するヒンジ機構78とを備える。側板74a〜74dは、薄板金属製プレートで構成される。
ヒンジ機構78は、エンドプレート20a、20bの上下各辺に設けられるそれぞれ2つの第1ヒンジ部80a、80bと、前記エンドプレート20a、20bの左右両側の各辺に設けられるそれぞれ4つの第1ヒンジ部80c、80dとを備える。
図2に示すように、ヒンジ機構78は、さらに積層体14の矢印B方向両側に配置される側板74a、74cの長手方向(矢印A方向)両端に設けられるそれぞれ3つの第2ヒンジ部82a、82bと、前記積層体14の上下両側に配置される側板74b、74dの長手方向両端に設けられるそれぞれ3つの第2ヒンジ部84a、84bとを備える。
側板74a、74cの各3つの第2ヒンジ部82a、82bは、エンドプレート20a、20bの両側の各4つの第1ヒンジ部80c、80dと交互に配置されるとともに、これらに長尺な連結ピン(連結部材)86aが一体的に挿入されて、前記側板74a、74cが前記エンドプレート20a、20bに取り付けられる。
同様に、側板74b、74dの各3つの第2ヒンジ部84a、84bがエンドプレート20a、20bの上辺及び下辺の各2つの第1ヒンジ部80a、80bと交互に配置されるとともに、これらに短尺な連結ピン(連結部材)86bが一体的に挿入されて、前記側板74b、74dが前記エンドプレート20a、20bに取り付けられる。
各アングル部材76は、単位セル12の形状に対応して切り欠き形状の角部88を有する。図2に示すように、側板74a〜74dには、短手方向両端縁部にそれぞれ複数のねじ孔90が形成される一方、アングル部材76の各辺には、前記ねじ孔90に対応して孔部92が形成される。各孔部92に挿入される各ねじ94は、ねじ孔90に螺合することにより、アングル部材76を介して側板74a〜74d同士が固定される。これにより、ケーシング22が構成される(図1参照)。
ケーシング22は、側板74a〜74d及びアングル部材76を介して外形輪郭線を形成するとともに、エンドプレート20a、20bは、前記外形輪郭線の内側に配置される。絶縁プレート18a、18bは、角部68a、68bがエンドプレート20a、20bの角部よりも外方に突出し且つケーシング22の角部内壁面(アングル部材76の内壁面)よりも内方に配置される。
図1及び図2に示すように、エンドプレート20aには、矢印C方向に延在してそれぞれ冷却媒体入口マニホールド96aと、冷却媒体出口マニホールド96bとが設けられる。冷却媒体入口マニホールド96aは、冷却媒体供給連通孔36aに連通する一方、冷却媒体出口マニホールド96bは、冷却媒体排出連通孔36bに連通する。
図2に示すように、エンドプレート20bの上部側には、酸化剤ガス供給連通孔32aに連通する酸化剤ガス入口マニホールド98aと、燃料ガス供給連通孔34aに連通する燃料ガス入口マニホールド99aとが設けられる。エンドプレート20bの下部側には、酸化剤ガス排出連通孔32bに連通する酸化剤ガス出口マニホールド98bと、燃料ガス排出連通孔34bに連通する燃料ガス出口マニホールド99bとが設けられる。
このように構成される燃料電池スタック10の動作について、以下に説明する。
燃料電池スタック10では、先ず、エンドプレート20bの酸化剤ガス入口マニホールド98aから酸化剤ガス供給連通孔32aに酸素含有ガス等の酸化剤ガスが供給されるとともに、燃料ガス入口マニホールド99aから燃料ガス供給連通孔34aに水素含有ガス等の燃料ガスが供給される。一方、エンドプレート20aの冷却媒体入口マニホールド96aから冷却媒体供給連通孔36aに純水やエチレングリコール等の冷却媒体が供給される。
このため、積層体14では、矢印A方向に重ね合わされた複数の単位セル12に対し、酸化剤ガス、燃料ガス及び冷却媒体が矢印A方向に供給される。
図3に示すように、酸化剤ガスは、酸化剤ガス供給連通孔32aから第2金属セパレータ30の酸化剤ガス流路50に導入され、電解質膜・電極構造体26のカソード側電極42に沿って移動する。一方、燃料ガスは、燃料ガス供給連通孔34aから第1金属セパレータ28の供給孔部48aを通って燃料ガス流路44に導入され、電解質膜・電極構造体26のアノード側電極40沿って移動する。
従って、各電解質膜・電極構造体26では、カソード側電極42に供給される酸化剤ガスと、アノード側電極40に供給される燃料ガスとが、電極触媒層内で電気化学反応により消費され、発電が行われる。
次いで、カソード側電極42に供給されて消費された酸化剤ガスは、酸化剤ガス排出連通孔32bに沿って流動した後、エンドプレート20bの酸化剤ガス出口マニホールド98bから外部に排出される。同様に、アノード側電極40に供給されて消費された燃料ガスは、排出孔部48bを通って燃料ガス排出連通孔34bに排出されて流動し、エンドプレート20bの燃料ガス出口マニホールド99bから外部に排出される。
また、冷却媒体は、冷却媒体供給連通孔36aから第1及び第2金属セパレータ28、30間の冷却媒体流路54に導入された後、矢印B方向に沿って流動する。この冷却媒体は、電解質膜・電極構造体26を冷却した後、冷却媒体排出連通孔36bを移動してエンドプレート20aの冷却媒体出口マニホールド96bから排出される。
この場合、第1の実施形態では、ケーシング22は、側板74a〜74d及びアングル部材76を介して外形輪郭線を形成するとともに、エンドプレート20a、20bは、前記外形輪郭線の内側に配置されている。このため、燃料電池スタック10では、例えば、車載用として使用される際に、積層方向(矢印A方向)に荷重が付与されると、前記側板74a〜74d及び前記アングル部材76は、エンドプレート20a、20bを収容するようにして前記エンドプレート20a、20bに対して相対的に前記積層方向に移動することができる。
従って、燃料電池スタック10に積層方向に付与される荷重を有効に吸収することが可能になり、特に側板74a〜74d及びアングル部材76の座屈による変形を良好に抑制するとともに、構成の簡素化を図ることが可能になる。これにより、側板74a〜74dが内方に変形して単位セル12が損傷したり、前記側板74a〜74dが外方に変形して、図示しないハーネスや周辺部品を損傷したりすることを、有効に阻止することが可能になる。
しかも、絶縁プレート18a、18bの角部68a、68bは、エンドプレート20a、20bの角部よりも外方に突出し且つケーシング22の角部内壁面(アングル部材76の内壁面)よりも内側に配置されている(図4参照)。
ここで、積層方向の荷重によってヒンジ機構78が回転する時に、側板74a〜74dが外方に開く一方、各アングル部材76の角部88が内方に移動する。その際、角部88は、絶縁プレート18a(18b)の角部68a(68b)の案内作用下に、前記積層方向に移動することができる(図5参照)。
しかも、高強度部材である絶縁プレート18a、18bの角部68a、68bは、エンドプレート20a、20bの角部よりも外方に突出している。これにより、側板74a〜74d及びアングル部材76は、エンドプレート20a、20bに接触することがなく、単位セル12側への変形を良好に阻止することが可能になるという利点が得られる。
なお、第1の実施形態では、エンドプレート20a、20bと側板74a〜74dとを連結する連結部材として、連結ピン86a、86bを採用しているが、これに限定されるものではない。例えば、エンドプレート20a、20bと側板74a〜74dとを溶接、カシメ、ねじ止め又は引っ掛け等の連結部材により連結してもよい。
図6は、本発明の第2の実施形態に係る燃料電池スタック100の一部断面概略斜視図であり、図7は、前記燃料電池スタック100の一部分解斜視図である。なお、第1の実施形態に係る燃料電池スタック10と同一の構成要素には同一の参照符号を付して、その詳細な説明は省略する。
燃料電池スタック100では、各単位セル12は、4つの角部に切り欠き部が設けられておらず、ターミナルプレート16a、16b、絶縁プレート18a、18b及びエンドプレート20a、20bの角部にも、切り欠き部が設けられていない。絶縁プレート18a、18bの各角部68a、68bは、切り欠き部を有していないものの、第1の実施形態と同様に、エンドプレート20a、20bの角部よりも外方に突出する。
燃料電池スタック100を構成するケーシング102は、各アングル部材76に単位セル12の形状に対応して90度だけ屈曲する角部88aを有する。絶縁プレート18a、18bは、角部68a、68bがエンドプレート20a、20bの角部よりも外方に突出し且つケーシング102の角部内壁面(アングル部材76の内壁面)よりも内方に配置される。
このように構成される第2の実施形態では、エンドプレート20a、20bは、ケーシング102の外形輪郭線の内側に配置されるとともに、絶縁プレート18a、18bの角部68a、68bは、前記エンドプレート20a、20bの角部よりも外方に突出し且つ前記ケーシング102の角部内壁面よりも内方に配置されている。これにより、第2の実施形態は、上記の第1の実施形態と同様の効果が得られる。
本発明の第1の実施形態に係る燃料電池スタックの一部断面概略斜視図である。 前記燃料電池スタックの一部分解斜視図である。 前記燃料電池スタックを構成する単位セルの分解斜視説明図である。 前記燃料電池スタックの要部拡大斜視説明図である。 前記燃料電池スタックの動作説明図である。 本発明の第2の実施形態に係る燃料電池スタックの一部断面概略斜視図である。 前記燃料電池スタックの一部分解斜視図である。 特許文献1に開示されている燃料電池の説明図である。
符号の説明
10、100…燃料電池スタック 12…単位セル
14…積層体 16a、16b…ターミナルプレート
18a、18b…絶縁プレート 20a、20b…エンドプレート
22、102…ケーシング 26…電解質膜・電極構造体
28、30…金属セパレータ 38…固体高分子電解質膜
40…アノード側電極 42…カソード側電極
44…燃料ガス流路 50…酸化剤ガス流路
54…冷却媒体流路
66a、66b、70a、70b…切り欠き部
68a、68b、88、88a…角部 74a〜74d…側板
76…アングル部材 78…ヒンジ機構
80a〜80d、82a、82b、84a、84b…ヒンジ部
86a、86b…連結ピン

Claims (4)

  1. 一対の電極が電解質の両側に設けられた電解質・電極構造体と、セパレータとが複数積層された積層体を箱状ケーシング内に収容する燃料電池スタックであって、
    前記ケーシングは、前記積層体の積層方向両端部に配置される端板と、
    前記積層体の側部に配置される複数の側板と、
    前記端板と前記側板とを連結する連結部材と、
    を備え、
    少なくとも前記端板は、前記側板により形成される外形輪郭線の内側に配置されるとともに、
    前記燃料電池スタックは、矩形状の前記端板と前記積層体との間に配置される矩形状のインシュレータを備え、
    前記インシュレータの四隅の角部は、前記端板の四隅の角部よりも外方に突出し且つ前記ケーシングの角部内壁面よりも内方に配置されることを特徴とする燃料電池スタック。
  2. 請求項1記載の燃料電池スタックにおいて、前記端板は、前記角部に切り欠き部を設けることを特徴とする燃料電池スタック。
  3. 請求項2記載の燃料電池スタックにおいて、前記端板及び前記側板は、前記切り欠き部を避けて設けられるヒンジ部に、前記連結部材である連結ピンを挿入して固定されることを特徴とする燃料電池スタック。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載の燃料電池スタックにおいて、前記インシュレータの前記角部には、切り欠き部が設けられることを特徴とする燃料電池スタック。
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