JP2009146831A - 燃料電池スタック - Google Patents

燃料電池スタック Download PDF

Info

Publication number
JP2009146831A
JP2009146831A JP2007325364A JP2007325364A JP2009146831A JP 2009146831 A JP2009146831 A JP 2009146831A JP 2007325364 A JP2007325364 A JP 2007325364A JP 2007325364 A JP2007325364 A JP 2007325364A JP 2009146831 A JP2009146831 A JP 2009146831A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fuel cell
cell stack
bus bar
power extraction
fastening
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2007325364A
Other languages
English (en)
Inventor
Kimiharu Mizusaki
君春 水崎
Hideaki Kikuchi
英明 菊池
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Honda Motor Co Ltd filed Critical Honda Motor Co Ltd
Priority to JP2007325364A priority Critical patent/JP2009146831A/ja
Publication of JP2009146831A publication Critical patent/JP2009146831A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/30Hydrogen technology
    • Y02E60/50Fuel cells

Abstract

【課題】簡単且つ経済的な構成で、電力取り出し端子と導電部材との締結不良を可及的に阻止し、確実な電気的接続を行うことを可能にする。
【解決手段】バスバー68は、ケーシング70を構成する板状基板部71と矩形状本体部72とに保持された状態で、第2電力取り出し端子54bに締結手段64を介して固定される。締結手段64を構成する締結ナット64bは、保持手段88を介して、少なくとも締結作業前にバスバー68に対して保持される。この保持手段88は、第3円筒連結部74cの内壁面に形成され、締結ナット64bをバスバー68との間で抜け止め保持可能なリング状リブ部90を備える。
【選択図】図5

Description

本発明は、一対の電極が電解質の両側に設けられた電解質・電極構造体とセパレータとを有する発電セルを設け、前記発電セルが複数積層された積層体の積層方向両端にターミナルプレート、絶縁プレート及びエンドプレートが配設されるとともに、各ターミナルプレートから外方に突出して電力取り出し端子が設けられる燃料電池スタックに関する。
例えば、固体高分子型燃料電池は、高分子イオン交換膜からなる電解質膜(電解質)の両側に、それぞれアノード側電極及びカソード側電極を配設した電解質膜・電極構造体(電解質・電極構造体)を、セパレータによって挟持した発電セルを備えている。この種の燃料電池は、通常、所定の数の発電セルを積層することにより、燃料電池スタックとして使用されている。
この種の燃料電池スタックでは、通常、発電セルが複数積層された積層体の積層方向両端に、ターミナルプレート、絶縁プレート及びエンドプレートが配設されている。ターミナルプレートは、積層体からの発電電力を外部に取り出すために電力取り出し端子を備えており、この電力取り出し端子は、コンタクタ(又はリレー)に接続されてモータ等の外部負荷に対して電力の供給を行っている。
例えば、特許文献1に開示された燃料電池の端子装置では、図9に示すように、単位セル1とバイポーラプレート2とが交互に積層されるとともに、積層方向両端には、それぞれハーフプレート2a、ターミナルプレート3及び絶縁板4を介装してエンドプレート5が配置されている。
ターミナルプレート3には、極柱(電力取り出し端子)6が電気的に接続され、この極柱6が絶縁板4及びエンドプレート5を貫通して外部に突出している。極柱6は、絶縁スリーブ7に挿入されるとともに、ナット8を介して固定されている。極柱6には、ナット8(又は他のナット)を介して図示しない高電圧ケーブル(導電部材)が接続され、このケーブルが図示しないコンタクタ等に接続されている。
実開昭61−7868号公報
ところで、上記の燃料電池を組み立てる際に、例えば、ナット8を極柱6に締め付ける作業を忘れるおそれがある。特に小さな部品であるナット8等の管理は、相当に煩雑となるからである。このため、極柱6とケーブルとの接続不良が発生し易くなり、電気的接触不良が惹起されるという問題がある。
本発明はこの種の問題を解決するものであり、簡単且つ経済的な構成で、電力取り出し端子と導電部材との締結不良を可及的に阻止し、確実な電気的接続を行うことが可能な燃料電池スタックを提供することを目的とする。
本発明は、一対の電極が電解質の両側に設けられた電解質・電極構造体とセパレータとを有する発電セルを設け、前記発電セルが複数積層された積層体の積層方向両端にターミナルプレート、絶縁プレート及びエンドプレートが配設されるとともに、各ターミナルプレートから外方に突出して電力取り出し端子が設けられる燃料電池スタックに関するものである。
この燃料電池スタックは、少なくとも一方の電力取り出し端子に電気的に接続され、前記燃料電池スタックの外方に延在する導電部材と、一方の前記電力取り出し端子と前記導電部材とを固定するための締結手段と、前記締結手段を構成するナット部材又はボルト部材を、少なくとも締結作業前に前記導電部材に対して保持可能な保持手段とを備えている。
また、導電部材は、電気絶縁性ケーシングに収容されるとともに、一方の電力取り出し端子と交差するエンドプレート面方向に屈曲して延在するバスバーで構成され、前記バスバーには、他方の電力取り出し端子側に延在するケーブルが電気的に接続されることが好ましい。
さらに、ナット部材の外周部には、外方に膨出する大径部が設けられるとともに、保持手段は、電気絶縁性ケーシング内に形成され、前記ナット部材の前記大径部に係合して前記ナット部材をバスバーとの間で抜け止め保持可能なリブ部を備えることが好ましい。
さらにまた、保持手段は、バスバーに固着されるとともに、ナット部材を前記バスバーに対して回転可能に保持する固定リング部材を備えることが好ましい。
本発明によれば、一方の電力取り出し端子と導電部材とを固定する際、締結手段を構成するナット部材又はボルト部材が、前記導電部材に対して保持されている。従って、例えば、ナット部材が導電部材に対して保持されているため、このナット部材を個別に管理する必要がなく、前記ナット部材の締め忘れを確実に阻止することができる。これにより、簡単且つ経済的な構成で、電力取り出し端子と導電部材との締結不良を可及的に阻止し、確実な電気的接続を行うことが可能になる。
図1は、本発明の第1の実施形態に係る燃料電池スタック10が搭載される車両12の一部平面説明図である。
燃料電池スタック10は、車両12の車長方向(矢印L方向)略中央部に位置して配置される。燃料電池スタック10の走行方向(矢印L1方向)前方には、前記燃料電池スタック10の発生電力の供給を制御するコンタクタ等を有するデバイス14が配置される。
図2に示すように、燃料電池スタック10は、複数の発電セル16が水平方向(矢印A方向)に積層された積層体18を設ける。積層体18の積層方向(矢印A方向)の一端には、ターミナルプレート20a、絶縁プレート22a及びエンドプレート24aが外方に向かって配設される。積層体18の積層方向の他端には、ターミナルプレート20b、絶縁プレート22b及びエンドプレート24bが外方に向かって配設される。
燃料電池スタック10は、鉛直方向(矢印C方向)に長尺(縦長)な四角形に構成される金属製のエンドプレート24a、24bを端板として含むケーシング26を備えている。このケーシング26は、エンドプレート24a、24bにヒンジ構造を介して固定される4枚の側板28を有する(図2及び図3参照)。
図4に示すように、各発電セル16は、電解質膜・電極構造体(電解質・電極構造体)30と、前記電解質膜・電極構造体30を挟持する薄板波形状の第1及び第2金属セパレータ32、34とを備え、これらが縦長に構成される。なお、第1及び第2金属セパレータ32、34に代替して、例えば、カーボンセパレータを使用してもよい。
発電セル16の矢印C方向の一端縁部には、矢印A方向に互いに連通して、酸化剤ガス、例えば、酸素含有ガスを供給するための酸化剤ガス供給連通孔36a、及び燃料ガス、例えば、水素含有ガスを供給するための燃料ガス供給連通孔38aが設けられる。発電セル16の矢印C方向の他端縁部には、矢印A方向に互いに連通して、燃料ガスを排出するための燃料ガス排出連通孔38b、及び酸化剤ガスを排出するための酸化剤ガス排出連通孔36bが設けられる。
発電セル16の矢印B方向の一端縁部には、矢印A方向に互いに連通して、冷却媒体を供給するための冷却媒体供給連通孔40aが設けられるとともに、前記発電セル16の矢印B方向の他端縁部には、矢印A方向に互いに連通して、前記冷却媒体を排出するための冷却媒体排出連通孔40bが設けられる。
電解質膜・電極構造体30は、例えば、パーフルオロスルホン酸の薄膜に水が含浸された固体高分子電解質膜42と、前記固体高分子電解質膜42を挟持するアノード側電極44及びカソード側電極46とを備える。
第1金属セパレータ32の電解質膜・電極構造体30に向かう面32aには、燃料ガス供給連通孔38aと燃料ガス排出連通孔38bとを連通する燃料ガス流路48が形成される。この燃料ガス流路48は、例えば、矢印C方向に延在する溝部により構成される。第1金属セパレータ32の面32bには、冷却媒体供給連通孔40aと冷却媒体排出連通孔40bとを連通する冷却媒体流路50が形成される。この冷却媒体流路50は、矢印B方向に延在する溝部により構成される。
第2金属セパレータ34の電解質膜・電極構造体30に向かう面34aには、例えば、矢印C方向に延在する溝部からなる酸化剤ガス流路52が設けられるとともに、この酸化剤ガス流路52は、酸化剤ガス供給連通孔36aと酸化剤ガス排出連通孔36bとに連通する。第2金属セパレータ34の面34bには、第1金属セパレータ32の面32bと重なり合って冷却媒体流路50が一体的に形成される。第1金属セパレータ32の面32a、32b及び第2金属セパレータ34の面34a、34bには、図示しないが、シール部材が一体成形される。
図2に示すように、ターミナルプレート20aの面内中央から上方に所定距離だけ離間する位置には、積層方向外方に延在して第1電力取り出し端子54aが設けられる。第1電力取り出し端子54aは、絶縁性筒状部56に挿入された状態で、絶縁プレート22a及びエンドプレート24aの孔部58aを貫通して外部に突出する。第1電力取り出し端子54aには、ボルト60を介して略L字状の導電板62が固定される。
図3に示すように、ターミナルプレート20bの面内中央から上方に所定距離だけ離間する位置には、積層方向外方に延在して第2電力取り出し端子54bが設けられる。
図3及び図5に示すように、第2電力取り出し端子54bには、締結手段64を介して導電部材、例えば、バスバー68の一端が電気的に接続されるとともに、前記バスバー68は、前記第2電力取り出し端子54bと交差するエンドプレート面方向に屈曲して延在する。
締結手段64は、第2電力取り出し端子54bの内部に形成された段付き孔部66に、ターミナルプレート20bの内側(積層体18側)から挿入される取り付けボルト(ボルト部材)64aと、バスバー68の孔部68aに挿入される前記取り付けボルト64aの端部に螺合する締結ナット(ナット部材)64bとを備える。第2電力取り出し端子54bには、円柱外周面の両側部を切り欠いて平坦係止面69が形成される(図3参照)。
バスバー68は、ケーシング70に収容される。図5及び図6に示すように、ケーシング70は、電気絶縁部材、例えば、樹脂系材料で形成されており、長尺な板状基板部71と、長尺な矩形状本体部72とを個別に有する。板状基板部71の長手方向両端には、第1円筒連結部74a及び第2円筒連結部74bが設けられるとともに、前記第1円筒連結部74a側に近接して膨出部76が設けられる。この膨出部76には、孔部78が形成され、前記孔部78から挿入されるボルト80は、エンドプレート24bに形成されたねじ孔82に螺合することにより、板状基板部71が前記エンドプレート24bに固定される(図5参照)。
第1円筒連結部74aには、第2電力取り出し端子54bを嵌合するための孔部84が形成される。この孔部84は、第2電力取り出し端子54bの平坦係止面69に対応する開口形状に設定されることにより、ケーシング70の回り止め機構が構成される。図5に示すように、第1円筒連結部74aは、エンドプレート24bに形成された孔部86に挿入される。
矩形状本体部72の長手方向両端には、第1円筒連結部74a及び第2円筒連結部74bと同軸上に第3円筒連結部74c及び第4円筒連結部74dが設けられる。第3円筒連結部74cには、締結手段64を構成する締結ナット64bを、少なくとも締結作業前にバスバー68に対して保持可能な保持手段88が設けられる。
この保持手段88は、第3円筒連結部74cの内壁面に形成され、締結ナット64bの大径部64b1に係合して前記締結ナット64bをバスバー68との間で抜け止め保持可能なリング状リブ部90を備える(図5及び図6参照)。
バスバー68の他端には、孔部68bが形成される。第2円筒連結部74b及び第4円筒連結部74d内で孔部68bにボルト92が挿入されることにより、バスバー68の他端に高電圧ケーブル94が固定される。
第2円筒連結部74b及び第4円筒連結部74dは、エンドプレート24bの下部側に配置される(図3参照)。この第2円筒連結部74b及び第4円筒連結部74d内でバスバー68の他端に連結された高電圧ケーブル94は、燃料電池スタック10の側方に沿ってエンドプレート24a側に延在し、デバイス14に電気的に接続される。図5に示すように、第3円筒連結部74c及び第4円筒連結部74dの開口端側には、絶縁性キャップ96が装着される。
図2に示すように、エンドプレート24aには、矢印C方向に延在してそれぞれ冷却媒体入口マニホールド100aと、冷却媒体出口マニホールド100bとが装着される。冷却媒体入口マニホールド100aは、冷却媒体供給連通孔40aに連通する一方、冷却媒体出口マニホールド100bは、冷却媒体排出連通孔40bに連通する。冷却媒体入口マニホールド100a及び冷却媒体出口マニホールド100bは、図示しないが、車体前方に配置されたラジエータ(熱交換器)に連通している。
図3に示すように、エンドプレート24bの上部側には、酸化剤ガス供給連通孔36aに連通する酸化剤ガス入口マニホールド102aと、燃料ガス供給連通孔38aに連通する燃料ガス入口マニホールド104aとが設けられる。エンドプレート24bの下部側には、酸化剤ガス排出連通孔36bに連通する酸化剤ガス出口マニホールド102bと、燃料ガス排出連通孔38bに連通する燃料ガス出口マニホールド104bとが設けられる。
図2及び図3に示すように、エンドプレート24a、24bの下側には、マウントブラケット106がボルト108を介して固定される。各マウントブラケット106は、ボルト110を介して車両12に固定される。
次に、燃料電池スタック10を組み付ける作業について、説明する。
先ず、図6に示すように、ケーシング70を構成する板状基板部71と矩形状本体部72との間に、バスバー68が配置されるとともに、前記バスバー68には、孔部68aに対応して締結ナット64bが配置される。そして、板状基板部71と矩形状本体部72とは、互いに一体的に組み合わされて接合されることにより、ケーシング70が得られる。
その際、図7に示すように、締結ナット64bの大径部64b1は、保持手段88を構成するリング状リブ部90に係合している。このため、前記締結ナット64bは、リング状リブ部90とバスバー68との間で抜け止め保持されている。
次いで、ケーシング70は、エンドプレート24bに取り付けられる。具体的には、図5に示すように、第1円筒連結部74aは、エンドプレート24aの孔部86に挿入されるとともに、この第1円筒連結部74aの孔部84に第2電力取り出し端子54bが嵌合する。
ケーシング70は、膨出部76の孔部78に挿入されるボルト80がエンドプレート24bのねじ孔82に螺合することにより、このエンドプレート24bに固定されるとともに、バスバー68の両端部に第2電力取り出し端子54bと高電圧ケーブル94とが電気的に接続される。
第2電力取り出し端子54bでは、取り付けボルト64aと締結ナット64bとの締結作業が行われ、前記第2電力取り出し端子54bにバスバー68の一端部が固定される。一方、バスバー68の他端には、ボルト92を介して高電圧ケーブル94が固定される。そして、第3円筒連結部74c及び第4円筒連結部74dには、絶縁性キャップ96が装着される。
この場合、第1の実施形態では、板状基板部71と矩形状本体部72とをバスバー68を介装して一体に接着する際、このバスバー68の一端部側には、締結ナット64bが保持手段88を構成するリング状リブ部90を介して保持されている。このため、ケーシング70をエンドプレート24bに取り付ける際、締結ナット64bを個別に管理する必要がない。
従って、特に小さな部品である締結ナット64bの締め忘れを確実に阻止することができる。これにより、簡単且つ経済的な構成で、第2電力取り出し端子54bとバスバー68との締結不良を可及的に阻止し、確実な電気的接続を行うことが可能になるという効果が得られる。
このように構成される燃料電池スタック10の動作について、以下に説明する。
燃料電池スタック10では、先ず、図3に示すように、エンドプレート24bの酸化剤ガス入口マニホールド102aから酸化剤ガス供給連通孔36aに酸素含有ガス等の酸化剤ガスが供給されるとともに、燃料ガス入口マニホールド104aから燃料ガス供給連通孔38aに水素含有ガス等の燃料ガスが供給される。一方、図2に示すように、エンドプレート24aの冷却媒体入口マニホールド100aから冷却媒体供給連通孔40aに純水やエチレングリコール等の冷却媒体が供給される。
このため、積層体18では、矢印A方向に重ね合わされた複数の発電セル16に対して、酸化剤ガス、燃料ガス及び冷却媒体が矢印A方向に供給される。図4に示すように、酸化剤ガスは、酸化剤ガス供給連通孔36aから第2金属セパレータ34の酸化剤ガス流路52に導入され、電解質膜・電極構造体30のカソード側電極46に沿って移動する。一方、燃料ガスは、燃料ガス供給連通孔38aから第1金属セパレータ32の燃料ガス流路48に導入され、電解質膜・電極構造体30のアノード側電極44に沿って移動する。
従って、各電解質膜・電極構造体30では、カソード側電極46に供給される酸化剤ガスと、アノード側電極44に供給される燃料ガスとが、電極触媒層内で電気化学反応により消費され、発電が行われる。
次いで、カソード側電極46に供給されて消費された酸化剤ガスは、酸化剤ガス排出連通孔36bに沿って流動した後、エンドプレート24bの酸化剤ガス出口マニホールド102bから外部に排出される(図3参照)。同様に、アノード側電極44に供給されて消費された燃料ガスは、燃料ガス排出連通孔38bに排出されて流動し、エンドプレート24bの燃料ガス出口マニホールド104bからから外部に排出される。
また、冷却媒体は、冷却媒体供給連通孔40aから第1及び第2金属セパレータ32、34間の冷却媒体流路50に導入された後、矢印B方向に沿って流動する。この冷却媒体は、電解質膜・電極構造体30を冷却した後、冷却媒体排出連通孔40bを移動してエンドプレート24aの冷却媒体出口マニホールド100bから排出される(図2参照)。
図8は、本発明の第2の実施形態に係る燃料電池スタック120の一部断面図である。なお、第1の実施形態に係る燃料電池スタック10と同様の構成要素には同一の参照符号を付して、その詳細な説明は省略する。
燃料電池スタック120は、締結手段64を構成する締結ナット64bを、少なくとも締結作業前にバスバー68に対して保持可能な保持手段122を備える。この保持手段122は、バスバー68に固着されるとともに、締結ナット64bを前記バスバー68に対して回転可能に保持する固定リング部材124を備える。
締結ナット64bの外周部には、周溝126が形成される一方、固定リング部材124の内周には、前記周溝126側に突出する内側突起部128が形成される。内側突起部128が周溝126に嵌合することにより、締結ナット64bは、固定リング部材124に対して回転自在で且つ取り外し不能に保持される。
バスバー68には、固定リング部材124を配置するための溝部130が形成される。この溝部130に固定リング部材124が配置された状態で、前記固定リング部材124がバスバー68に溶接等により一体化される。
このように構成される第2の実施形態では、バスバー68の一端部に、予め固定リング部材124を介して締結ナット64bが取り外し不能に保持されている。従って、ケーシング70をエンドプレート24bに取り付ける際に、締結ナット64bの締め忘れを確実に阻止することができる。これにより、簡単且つ経済的な構成で、第2電力取り出し端子54bとバスバー68との締結不良を可及的に阻止することが可能になる等、第1の実施形態と同様の効果が得られる。
なお、第1及び第2の実施形態では、導電部材としてバスバー68を用いているが、これに限定されるものではなく、例えば、第2電力取り出し端子54bに連結部材を介してケーブル(図示せず)の一端を前記第2電力取り出し端子54bと直交する方向に延在して固定してもよい。
また、締結手段64は、締結ナット64bが保持手段88、122を介してバスバー68に保持されているが、これとは逆に、ボルト部材(図示せず)をバスバー68に保持可能に構成する一方、ナット部材(図示せず)を第2電力取り出し端子54bに固着して構成してもよい。
本発明の第1の実施形態に係る燃料電池スタックが搭載される車両の一部平面説明図である。 前記燃料電池スタックの一方のエンドプレート側の概略斜視図である。 前記燃料電池スタックの他方のエンドプレート側の概略斜視図である。 前記燃料電池スタックを構成する発電セルの分解斜視説明図である。 前記燃料電池スタックの図3中、V−V線断面図である。 前記燃料電池スタックを構成するケーシングの分解斜視説明図である。 前記ケーシング及び保持手段の一部断面図である。 本発明の第2の実施形態に係る燃料電池スタックの一部断面図である。 従来技術の端子装置の断面説明図である。
符号の説明
10、120…燃料電池スタック 12…車両
14…デバイス 16…発電セル
18…積層体 24a、24b…エンドプレート
26、70…ケーシング 30…電解質膜・電極構造体
32、34…金属セパレータ 54a、54b…電力取り出し端子
64…締結手段 64a…取り付けボルト
64b…締結ナット 68…バスバー
69…平坦係止面 71…板状基板部
72…矩形状本体部 74a〜74d…円筒連結部
76…膨出部 88、122…保持手段
90…リング状リブ部 94…高電圧ケーブル
124…固定リング部材 126…周溝
128…内側突起部

Claims (4)

  1. 一対の電極が電解質の両側に設けられた電解質・電極構造体とセパレータとを有する発電セルを設け、前記発電セルが複数積層された積層体の積層方向両端にターミナルプレート、絶縁プレート及びエンドプレートが配設されるとともに、各ターミナルプレートから外方に突出して電力取り出し端子が設けられる燃料電池スタックであって、
    少なくとも一方の前記電力取り出し端子に電気的に接続され、前記燃料電池スタックの外方に延在する導電部材と、
    一方の前記電力取り出し端子と前記導電部材とを固定するための締結手段と、
    前記締結手段を構成するナット部材又はボルト部材を、少なくとも締結作業前に前記導電部材に対して保持可能な保持手段と、
    を備えることを特徴とする燃料電池スタック。
  2. 請求項1記載の燃料電池スタックにおいて、前記導電部材は、電気絶縁性ケーシングに収容されるとともに、一方の前記電力取り出し端子と交差するエンドプレート面方向に屈曲して延在するバスバーで構成され、
    前記バスバーには、他方の前記電力取り出し端子側に延在するケーブルが電気的に接続されることを特徴とする燃料電池スタック。
  3. 請求項2記載の燃料電池スタックにおいて、前記ナット部材の外周部には、外方に膨出する大径部が設けられるとともに、
    前記保持手段は、前記電気絶縁性ケーシング内に形成され、前記ナット部材の前記大径部に係合して前記ナット部材を前記バスバーとの間で抜け止め保持可能なリブ部を備えることを特徴とする燃料電池スタック。
  4. 請求項2記載の燃料電池スタックにおいて、前記保持手段は、前記バスバーに固着されるとともに、前記ナット部材を前記バスバーに対して回転可能に保持する固定リング部材を備えることを特徴とする燃料電池スタック。
JP2007325364A 2007-12-18 2007-12-18 燃料電池スタック Withdrawn JP2009146831A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007325364A JP2009146831A (ja) 2007-12-18 2007-12-18 燃料電池スタック

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007325364A JP2009146831A (ja) 2007-12-18 2007-12-18 燃料電池スタック

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2009146831A true JP2009146831A (ja) 2009-07-02

Family

ID=40917186

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007325364A Withdrawn JP2009146831A (ja) 2007-12-18 2007-12-18 燃料電池スタック

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2009146831A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109687008A (zh) * 2019-01-15 2019-04-26 安徽明天氢能科技股份有限公司 一种燃料电池电堆系统组装托盘
SE2250925A1 (en) * 2022-07-21 2024-01-22 Powercell Sweden Ab Power outlet assembly for electric stack, particularly fuel cell stack

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109687008A (zh) * 2019-01-15 2019-04-26 安徽明天氢能科技股份有限公司 一种燃料电池电堆系统组装托盘
CN109687008B (zh) * 2019-01-15 2023-08-25 安徽明天氢能科技股份有限公司 一种燃料电池电堆系统组装托盘
SE2250925A1 (en) * 2022-07-21 2024-01-22 Powercell Sweden Ab Power outlet assembly for electric stack, particularly fuel cell stack

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9539897B2 (en) Fuel cell vehicle
JP4630529B2 (ja) 燃料電池システム
JP4653978B2 (ja) 燃料電池スタック
JP5274818B2 (ja) 燃料電池システム
US7709132B2 (en) Fuel cell stack
US7846589B2 (en) Fuel cell having separator with cell voltage terminal
JP7033981B2 (ja) 燃料電池スタック
JP4165876B2 (ja) 燃料電池スタック
JP6180331B2 (ja) 燃料電池スタック
JP6104833B2 (ja) 燃料電池スタック
JP5307441B2 (ja) 燃料電池スタック
JP6059615B2 (ja) 燃料電池スタック
JP2013193724A (ja) 燃料電池システム
JP4896456B2 (ja) 燃料電池スタック
JP2009146830A (ja) 燃料電池スタック
JP2009146831A (ja) 燃料電池スタック
JP4783562B2 (ja) 燃料電池スタック
JP2006216333A (ja) 燃料電池スタック
JP5078598B2 (ja) 燃料電池スタック
JP2008027690A (ja) 燃料電池システム
JP2005216700A (ja) 燃料電池スタック、セパレータ中間体及びセパレータの製造方法
JP2010003626A (ja) 燃料電池スタック
JP4452585B2 (ja) 燃料電池スタック
JP2015061398A (ja) 燃料電池車両
JP2007234315A (ja) 燃料電池

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20110301