JP3911481B2 - 夾雑物処理装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、汚水等の被処理水中の夾雑物を捕集・破砕する夾雑物処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
夾雑物を含む汚水等の被処理水が汚水処理施設に流入すると、ポンプ等の機器の詰まりや破損等のトラブルを生じる虞がある。このため、従来にあっては、水路のポンプ等の機器前段に、被処理中の夾雑物を捕集・破砕する夾雑物処理装置を設置している。
【0003】
この夾雑物処理装置としては、駆動軸及び従動軸の各々に多段にスプロケットを固定し、平面視において略長円形状を成すように駆動軸及び従動軸の各スプロケットに無終端メッシュスクリーンを各々巻き掛けて多段メッシュスクリーンとし、これと破砕機とを水路を横断するように並設して、被処理水中の夾雑物を、略長円形状の周回軌道を移動するメッシュスクリーンで捕捉し、このメッシュスクリーンが駆動軸のスプロケットを巻き込むように通過する際に当該メッシュスクリーンから夾雑物を除去して破砕機へ移送し、当該破砕機で細かく破砕して被処理水中に分散させるものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
【0004】
【特許文献1】
特開平7−132243号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
上記夾雑物処理装置は、メッシュスクリーンが巻き掛けられる駆動軸と従動軸との間の距離を長くすることで、最近望まれている幅広水路に対する適用が可能である一方で、以下の各種問題が指摘されている。
【0006】
夾雑物を捕捉する無終端メッシュスクリーンが移動することから、当該メッシュスクリーンの距離が長くなると剛性を高めるのが難しく、容易に損傷し耐久性が悪い。
【0007】
無終端メッシュスクリーンが水路を二重に遮るため、被処理水の通過が妨げられて水位が上昇すると共に、メッシュスクリーンの前面側を通過した夾雑物はメッシュスクリーンの後面側から出ていくのが難しく当該メッシュスクリーン内に滞留し増加し続け、これらの結果、処理効率が低下する。
【0008】
無終端メッシュスクリーンは網状に組み込まれたベルト面であるため、その凹凸に夾雑物が絡み付き易くて一旦絡み付くと解し難く、処理効率が一層低下する。
【0009】
本発明は、このような課題を解決するために成されたものであり、スクリーンの長尺化が可能とされて幅広水路に対して適用されること、スクリーンの剛性が高められて耐久性が向上されること、被処理水がスクリーンを容易に通過し、且つ、スクリーンに夾雑物が滞留しないと共に夾雑物が絡み付き難く、処理効率が向上されること、を全て満たす夾雑物処理装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明による夾雑物処理装置は、被処理水中の夾雑物を捕集すると共にこの捕集された夾雑物を水路を横断する方向に移送するスクリーン装置と、このスクリーン装置により移送された夾雑物を破砕する破砕機とが、水路を横断するように並設された夾雑物処理装置において、スクリーン装置は、平面視において水路に対する前面側が略直線形状を成すと共に前面側に続く破砕機側の側面側が破砕機に夾雑物を導く形状を成し、上下方向に複数が互いに離間して並設されて裏面側が開放された固定式のバースクリーンと、上下方向に複数が互いに離間して並設されて各々がバースクリーンの目の間を移動し、その先端部が、スクリーン装置の前面側において直線移動すると共にスクリーン装置の側面側において回動してバースクリーンの外周縁から出没し当該バースクリーンに捕集された夾雑物を掻き寄せて前記破砕機へ移送するレーキと、を備え、レーキは、バースクリーンの裏面側に配設されて上下方向に延在するレーキ軸に固定して設けられ、このレーキ軸は、バースクリーンの前面側に沿って直線往復移動することを特徴としている。
【0011】
このように構成された夾雑物処理装置によれば、前面側が略直線形状、この前面側に続く破砕機側の側面側が破砕機に夾雑物を導く形状を成して複数が上下方向に離間して並設されて裏面側が開放された固定式バースクリーンのその目の間を、複数が上下方向に離間して並設されたレーキの各々が移動して、当該レーキの先端部がスクリーン装置の前面側において直線移動すると共にスクリーン装置の側面側において回動し、バースクリーンの外周縁から出没するようにスクリーン装置が構成されているため、固定式バースクリーンは、各レーキの出没に干渉しないその両端部側で支持されることになり、スクリーンを円弧形状として両端部側を支持する場合に比して当該スクリーンが撓み難く、スクリーンの長尺化が図られる。また、バースクリーンは固定されているため、剛性を高めるのが可能とされる。また、バースクリーンの裏面側は開放されているため、スクリーンには夾雑物が滞留しないと共に被処理水が容易に通過する。また、バースクリーンは網状ではなく当該バースクリーンに捕集された夾雑物がレーキにより掻き寄せられるため、バースクリーンには夾雑物が絡み付き難くされる。
【0012】
ここで、レーキ軸は、直線往復移動の両終端で回動する構成であると、レーキは、レーキ軸のバースクリーンの前面側に沿う直線往動では、その先端部がバースクリーンの外周縁から突出しバースクリーンに捕集された夾雑物を破砕機側へ掻き寄せることが可能とされ、レーキ軸の直線往動の終端では、回動してその先端部がバースクリーンの外周縁から没し掻き寄せた夾雑物を破砕機へ移送することが可能とされ、レーキ軸のバースクリーンの前面側に沿う直線復動では、その先端部がバースクリーンの外周縁から没した状態で移動し、レーキ軸の直線復動の終端では、回動してその先端部がバースクリーンの外周縁から突出することが可能とされて、この一連の動作が繰り返されるため、上記スクリーン装置の作用が好適に実現される。
【0013】
また、上記スクリーン装置の作用を好適に奏する、具体的な構成としては、バースクリーンの裏面側に、レーキ軸を回動可能且つレーキ軸の移動に追動可能にレーキ軸を上下方向に支持すると共に、バースクリーンの前面側に沿って直線往復移動可能な移動台車と、平面視において略長円形状の周回軌道を一方向に移動するように駆動される移動体と、を備え、レーキ軸は、その上部が移動体に連結され、移動体が周回軌道の直線部分を移動する際には、当該移動体に追動して移動台車と共に直線移動し、且つ、移動体が周回軌道の円弧部分を移動する際には、周回軌道を構成する二軸の各々と略同軸に位置し移動台車を留めた状態で移動体に追動して半回転し、バースクリーンの前面側に沿う直線往復移動、直線往復移動の両終端での回動が可能とされる構成が挙げられる。
【0014】
ここで、レーキ軸は、最上位置のレーキより上部側の部分が移動台車を貫通し当該移動台車に回動可能に上下方向に支持されていると、移動台車の水上配置が可能とされ、水中配置した場合の砂等の異物の噛み込みや異物による走行の妨げが無く、移動台車の移動が支障無く行われる。
【0015】
また、上記スクリーン装置の作用を好適に奏する、より具体的な構成としては、二軸としての駆動軸及び従動軸と、駆動軸に回転駆動力を与える駆動源と、駆動軸及び従動軸の各々に固着されたスプロケットと、これらのスプロケットに巻き掛けられた移動体としてのチェーンと、を備え、チェーンにレーキ軸の上部が連結されている構成が挙げられる。
【0016】
ここで、チェーンとレーキ軸とを連結する連結部が周回軌道の直線部分を移動する際にレーキ軸の回動を拘束し、連結部が周回軌道の円弧部分を移動する際にレーキ軸の拘束を解除するロック機構を備えていると、チェーンの直線移動に追動してレーキがバースクリーンの外周縁から突出し直線移動してバースクリーンに捕集された夾雑物を掻き寄せる際に、ロック機構によるレーキ軸の拘束に従って、チェーンのガタツキによるレーキ軸の回動方向へのブレが防止され、レーキ軸のバースクリーンに対する角度が一定に保持され、夾雑物がレーキにより良好に掻き寄せられると共に、レーキ軸が直線往復移動の両終端で回動する際に、ロック機構によるレーキ軸の拘束解除に従って、レーキ軸は円滑に回動することになる。
【0017】
また、上記ロック機構の作用を好適に奏する、具体的な構成としては、直線往復移動方向に移動可能に移動台車に支持されるスライド部材と、連結部が周回軌道の直線部分の各終端に達する際にスライド部材の一部に当接して当該スライド部材を進行方向と反対方向に移動させる固定側の各ストッパと、直線往復移動方向に直交する軸回りに回動可能に移動台車の前面側及び裏面側に各々支持されるクランプと、前面側クランプ及び裏面側クランプの各々に隣接してスライド部材に各々設けられ、クランプに対する直線往復移動方向の位置に応じて、クランプを連結部に係合させてレーキ軸の回動を拘束する係合位置とその係合を解除する解除位置とに回動可能とするクランプガイドと、を具備し、クランプ及びクランプガイドは、スライド部材が破砕機側のストッパへ当接して反対方向に移動し両クランプガイドが同方向に移動すると、前面側クランプガイドにより前面側クランプが解除位置に回動すると共に裏面側クランプガイドにより裏面側クランプが係合位置に回動して連結部の到来を待ち、スライド部材が破砕機から離間する側のストッパへ当接して反対方向に移動し両クランプガイドが同方向に移動すると、裏面側クランプガイドにより裏面側クランプが解除位置に回動すると共に前面側クランプガイドにより前面側クランプが係合位置に回動して連結部の到来を待つ構成が挙げられる。
【0018】
ここで、夾雑物処理装置としては、レーキ軸は、直線往復移動の終端手前から終端へいくに従って回動していく構成も挙げられる。
【0019】
これによれば、レーキは、レーキ軸のバースクリーンの前面側に沿う直線往動では、その先端部がバースクリーンの外周縁から突出しバースクリーンに捕集された夾雑物を破砕機側へ掻き寄せることが可能とされ、レーキ軸の直線往動の終端手前から終端へいくに従って、回動してその先端部がバースクリーンの外周縁から没し掻き寄せた夾雑物を破砕機へ移送することが可能とされ、レーキ軸のバースクリーンの前面側に沿う直線復動では、その先端部がバースクリーンの外周縁から没した状態で移動し、レーキ軸の直線往動の終端手前から終端へいくに従って、回動してその先端部がバースクリーンの外周縁から突出することが可能とされて、この一連の動作が繰り返されるため、上記スクリーン装置の作用が好適に実現される。
【0020】
ここで、このスクリーン装置の作用を好適に奏する、具体的な構成としては、バースクリーンの裏面側に、平面視において略直線状軌道を往復移動するように駆動される移動体と、この移動体に連結され、且つ、レーキ軸を回動可能に上下方向に支持し、移動体の直線往復移動に追動してレーキ軸と共にバースクリーンの前面側に沿って直線往復移動する移動台車と、を具備し、レーキ軸は、凸部を備え、固定側は、レーキ軸の直線往復移動の両終端手前側に各々配設され、レーキ軸の直線往復移動に従って凸部に当接する当接部を各々備え、この当接部の一方は、レーキ軸が直線往動する際に一方の終端手前から一方の終端へいくに従って凸部に当接しながらレーキ軸を一方向に回動させ、当接部の他方は、レーキ軸が直線復動する際に他方の終端手前から他方の終端へいくに従って凸部に当接しながらレーキ軸を一方向とは逆方向に回動させる構成が挙げられる。
【0026】
また、上記バースクリーン及びレーキは各々、複数個が一ブロックとされて複数ブロックが上下に並設されていると、例えば、水路に応じた高さ変更が容易とされると共にその一部が破損した場合の交換も容易とされる。
【0027】
【発明の実施の形態】
以下、本発明による夾雑物処理装置の好適な実施形態について、図1〜図17の添付図面を参照しながら詳細に説明する。図1〜図12は、本発明の第一実施形態を示すもので、図1は、本発明の第一実施形態に係る夾雑物処理装置の平面図、図2は、図1に示す夾雑物処理装置の正面図、図3は、図1に示す夾雑物処理装置の右側面図であり、以降の図4〜図12は、具体的な詳細説明図である。
【0028】
図1〜図3に示すように、夾雑物処理装置100は、底10a及び側壁10b,10cにより形成される矩形断面の例えば2m程度の幅広水路10に設置されて、水路10を流れる汚水等の被処理水中の夾雑物を捕集・破砕するものであり、被処理水が通過する際に夾雑物を捕集して濾過すると共に捕集した夾雑物を移送するスクリーン装置40と、スクリーン装置40から移送される夾雑物及び通過する被処理水中の夾雑物を破砕する破砕機30とを、備えている。
【0029】
これらの破砕機30及びスクリーン装置40は、幅広水路10を横断するように設置される箱状の有底枠体90内に収容されて並設されている。この枠体90は、上流側の前面及び下流側の裏面が開放され、被処理水の枠体90の通過が可能とされている。
【0030】
破砕機30は、図5及び図1〜図3に示すように、縦長の箱状の本体部31を有し、この本体部31が、図1及び図2に示すように、枠体90内の側壁10b側に設置されている。本体部31の前面には、図2に示すように、被処理水を導入する導入口38が形成されていると共に、裏面には、図5に示すように、本体部31からの被処理水を排出する排出口39が形成されている。この本体部31内には、図1、図2及び図5に示すように、垂直軸回りに回転自在に支持される二個の回転破砕刃32,32が、その刃同士が互いに噛合するように水路10の幅方向に並設されている。また、本体部31は、その上面に、図1〜図3及び図5に示すように、回転破砕刃32,32を回転駆動する縦型電動機33を備えている。
【0031】
そして、この破砕機30は、電動機33が駆動されることで、回転破砕刃32,32が夾雑物を巻き込む方向に回転し、導入口38から被処理水を導入して本体部31内を通して排出口39から排出すると共に、この際に被処理水中の夾雑物及び後述するスクリーン装置40から移送される夾雑物を、回転破砕刃32,32の間に挟み込んで破砕し下流側に放出する。
【0032】
スクリーン装置40は、図1及び図2に示すように、枠体90内で破砕機30に隣接して設置され、図1〜図4に示すように、被処理水の流れに対向して配設されて夾雑物を捕集する複数の固定式のバースクリーン45と、このバースクリーン45に捕集された夾雑物を破砕機30に移送するレーキ46と、このレーキを所定に駆動する駆動系47と、を備えている。
【0033】
バースクリーン45は、平板状を成すと共に、平面視において前面側45aが略直線形状を成し、且つ、この前面側45aに続く破砕機側の側面側45bが破砕機30に夾雑物を導く形状を成して破砕機30に隣接する形状とされている。
【0034】
このバースクリーン45は、上下方向に複数が互いに離間して並設され、上下に隣接するバースクリーン45同士の間が、被処理水を通す目とされ、この目を画成する上下方向のバースクリーン45が、被処理水中の夾雑物を塞き止める。また、これらのバースクリーン45は、裏面側が開放されている。
【0035】
これらのバースクリーン45は、レーキ46の出没動作(詳しくは後述)に干渉しない部分が枠体90側(固定側)に固定される固定式バースクリーンである。
【0036】
ここで、本実施形態では、バースクリーン45の両端部が枠体90側に固定され、具体的には、図4に示すように、バースクリーン45の前面側45aの端部(図4における右側端部)が、枠体90の側壁10c側の側部90aに固定されると共に、側面側45bの端部(図4における上方側端部)が、枠体90の裏面側に立設される支柱90bに固定されている。このようにバースクリーン45は固定式とされているため、高剛性とされている。
【0037】
なお、バースクリーン45は、レーキ46の出没に干渉せず且つレーキ46の没入位置に最も近い位置で固定側に固定するのが、自重による撓み等を防止する観点からは最も好ましい。
【0038】
レーキ46は、図2〜図4に示すように、バースクリーン45の裏面側に配置され上下方向に延在するレーキ軸48に取り付けられている。このレーキ46は、上記バースクリーン45の目と略同ピッチで上下方向に複数が互いに離間してレーキ軸48に対して固定されている。
【0039】
レーキ軸48は、図2及び図6〜図8に示すように、最上位置のレーキ46より上部側の部分が、バースクリーン45の裏面側に配設される移動台車57の台車本体57aを貫通し、図2に示すように、全てのレーキ46が水面WL下に水没すると共に、図7に示すように、各レーキ46がバースクリーン45の各々の目の高さと同一の高さに位置するように、図6に示すように、その段付部48aにより、移動台車57に上下方向に支持されると共に回転自在に支持されている。
【0040】
なお、当該レーキ46、上記バースクリーン45は、直接相手側部材に溶接等で固定されているのではなく、上下数枚ごとに一ブロックとされ、この一ブロックごとが必要数、レーキ46の場合はレーキ軸48に、バースクリーン45の場合は枠体90に例えば螺子留め等で取り付けられている。このため、水路に応じた高さ変更が容易とされ、また、その一部が破損した場合の交換も容易とされている。
【0041】
移動台車57は、図2に示すように、水面WLより上方に位置してレーキ軸48を支持し、図6〜図9に示すように、箱形を成す台車本体57aに対して、一対の回転自在な前輪(図2の左側輪)57bと一対の回転自在な後輪(図2の左側輪)57cとから成る四輪の組を、上部と下部に各々設けたものである。
【0042】
この移動台車57は、枠体90の上部に架設されてバースクリーン前面側45aに沿って延在し互いに被処理水の流れ方向(図6における左右方向)に離間する一対のレール60a,60bのその前面側のレール60aを、前面側の上部の前後輪57b,57c及び前面側の下部の前後輪57b,57cで挟み込むと共に、その裏面側のレール60bを、裏面側の上部の前後輪57b,57c及び裏面側の下部の前後輪57b,57cで挟み込み、当該レール60a,60bに沿って(バースクリーン前面側45aに沿って)移動可能とされている。
【0043】
そして、このように、上下の車輪が一対のレール60a,60bを挟み込むことで、移動台車57に作用する外力による当該移動台車57の浮き上がりが防止されている。
【0044】
駆動系47は、バースクリーン45の裏面側に配設されているユニットで、図2、図3及び図7に示すように、枠体90の上部に固定され回転駆動力を生じる縦型電動機50と、この電動機50の出力軸である駆動軸51と、垂直軸回りに回転自在に枠体90の上部に支持される従動軸52と、駆動軸51及び従動軸52の各々に固着されたスプロケット53,54と、これらのスプロケット53,54に巻き掛けられてバースクリーン前面側45aに沿って延在するチェーン(移動体)55と、図6〜図9に示すように、このチェーン55の一部と上記レーキ軸48の上部とを連結する連結部材(連結部)56と、を備えている。
【0045】
そして、この駆動系47では、電動機50が駆動されることで、駆動軸51が回転して、チェーン55が平面視長円形状の周回軌道を一方向に周回移動し、連結部材56に連結されるレーキ軸48が、チェーン55による連結部材56の周回移動の直線部分の移動に従って、移動台車57を伴って追動し直線移動する。
【0046】
また、レーキ軸48は、連結部材56が直線移動の両終端に達すると駆動軸51、従動軸52と同軸に位置する構成とされ、その結果、連結部材56が周回軌道の円弧部分を移動すると、レーキ軸48は、移動台車57を留めた状態で、連結部材56に追動して半回転する。従って、レーキ軸48は、チェーン55の周回移動に伴って、直線往復移動すると共に、直線往復移動の終端で回動(半回転)する。
【0047】
そして、レーキ軸48及びバースクリーン45の配置関係は、連結部材56が周回軌道におけるバースクリーン前面側45a寄りの直線部分にある時に、レーキ46が、前面側を向くと共にバースクリーン前面側45aの目の間に位置し、レーキ46の先端部が、バースクリーン前面側45aの外周縁から所定長さ突出するように設定され、連結部材56が周回軌道における破砕機側の円弧部分の所定位置にある時に、レーキ46の先端部が、破砕機30に隣接するバースクリーン側面側45bの外周縁に対して没するように設定されている。
【0048】
さらに、スクリーン装置40は、連結部材56が周回軌道の直線部分を移動しレーキ軸48が直線往復移動する際に当該レーキ軸48の回動を拘束し、連結部材56が周回軌道の円弧部分を移動しレーキ軸48が回動する際に当該レーキ軸48の拘束を解除するロック機構65を備えている。
【0049】
このロック機構65は、図8及び図10に示すように、枠体90の両側部に固定される各ストッパ90d,90eと、図7〜図12に示すように、移動台車57上に支持され、ストッパ90d,90eに対して当接可能且つ直線往復移動方向に移動可能なスライド部材66と、図8及び図12に示すように、スライド部材66の前面側及び裏面側の上面に各々突設されるクランプガイド67と、移動台車57の前面側及び裏面側に各々支持されてクランプガイド67に当接しスライド部材66が移動するとクランプガイド67の移動に応じて係合位置/解除位置に回動してレーキ軸48の拘束/拘束解除を可能とするクランプ68と、を備えている。
【0050】
ストッパ90d,90eは、図8〜図12に示すように、枠体90の側壁10b側の側部90c、枠体90の側壁10c側の側部90aに位置し、各々内側に突出する突部であり、本実施形態では、丸棒形状とされている。
【0051】
スライド部材66は、図7及び図9に示すように、平面視略井桁形状を成して移動台車57上に載置され、井桁形状を構成する破砕機側(図示左側)の一部が同側に、井桁形状を構成し破砕機30から離間する側(以下単に反破砕機側と呼ぶ)の一部が同側に各々突出する突部66a,66bを備えている。
【0052】
このスライド部材66は、図12に示すように、その突部66a,66bが、ストッパ90d,90eに各々対向するように配置され、図8〜図11に示すように、移動台車57上に固定されるガイド部材69に支持・案内されて直線往復移動方向に移動可能とされている。
【0053】
また、スライド部材66は、レーキ軸48が直線往復移動の各終端に達する際に、その突部66a,66bが、上記ストッパ90d,90eに各々当接する構成とされている。
【0054】
クランプガイド67は、図8〜図11に示すように、所定の厚みを有して直線往復移動方向断面が台形状を成すもので、スライド部材66の前面側及び裏面側の上面に各々固定されている。
【0055】
クランプ68は、図8〜図11に示すように、直線往復移動方向に直交する水平軸70に回動可能に支持されると共に、クランプガイド67上に当接するように配置されている。このクランプ68は、図8に示すように、直線往復移動方向両端部の下面に突部68a,68bを各々備えると共に、破砕機側端部の上面に突部68cを備えている。
【0056】
クランプ68は、図10に示すように、破砕機側の突部68bが、クランプガイド67の凸平面の破砕機側に乗り上げると共に、反破砕機側の突部68cが、クランプガイド67から外れてスライド部材66上に当接して、掛止されている状態が係合位置とされて、この係合位置で、突部68cが連結部材56の下部に係合しレーキ軸48の回動を拘束し、一方、図8に示すように、反破砕機側の突部68aが、クランプガイド67の凸平面の反破砕機側に乗り上げると共に、破砕機側の突部68bが、クランプガイド67から外れてスライド部材66上に当接して、掛止されている状態が上記係合を解除する解除位置とされ、この解除位置で、突部68cと連結部材56の下部との係合が解除されレーキ軸48の回動を自由とし、クランプ68は、クランプガイド67の直線往復移動方向位置に応じて上記係合位置と解除位置とを水平軸70を支点として回動する。
【0057】
そして、クランプ68は、図12に示すように、移動台車57の前面側及び裏面側に各々設けられ、前面側のクランプ68と裏面側のクランプ68とは、直線往復移動方向において逆を向くと共に、係合位置と解除位置との関係が逆となる(図12に示すように前面側が係止位置にある時は裏面側が解除位置にある)ように配設されている。
【0058】
次に、このように構成された夾雑物処理装置100の動作について説明する。破砕機30及びスクリーン装置40には、水路10を流れる被処理水が導入されている。スクリーン装置40では、被処理水が導入されると、この被処理水中の夾雑物が、バースクリーン45に塞き止められて捕集され、夾雑物が捕集された被処理水は、バースクリーン45の目を通過して、下流側に排出される。
【0059】
この時、電動機50の駆動に従って、チェーン55は、その周回軌道におけるバースクリーン前面側45a寄りの直線部分が破砕機側へ向かって移動し、その周回軌道におけるバースクリーン前面側45aから遠い直線部分が、反破砕機側へ向かって移動している。
【0060】
ここでは、説明の都合上、図10及び図11に示すと共に図1及び図2に仮想線で示すように、連結部材56が周回軌道におけるバースクリーン前面側45a寄りの直線部分の反破砕機側の端部に位置している状態から説明する。
【0061】
そして、このように、連結部材56が周回軌道におけるバースクリーン前面側45a寄りの直線部分の反破砕機側の端部に位置している状態では、前述したように、レーキ46は、図7及び図10に示すように、前面側を向くと共にバースクリーン前面側45aの目の間に位置し、レーキ46の先端部が、バースクリーン前面側45aの外周縁から突出している状態にある。
【0062】
この時、図12に示すように、前面側クランプ68は係合位置にあり、図10に示すように、連結部材56によりレーキ軸48は回動が拘束されている。また、裏面側クランプ68は、図12に示すように、解除位置にある。
【0063】
そして、移動台車57に上下方向が支持されると共にチェーン55に対して連結部材56を介して連結されたレーキ軸48は、電動機50の駆動に従って、チェーン55のバースクリーン前面側45a寄りの直線部分の移動に連れて、移動台車57を伴って破砕機側へ向かって直線移動する。本実施形態では、このレーキ軸48の破砕機側へ向かう直線移動を往動と呼ぶ。
【0064】
このレーキ軸48の往動により、レーキ46は、その先端部が、図4に仮想線でその軌跡Aを示すように、図4にハッチングで囲んで示すバースクリーン45の前面側45aの外周縁から突出した状態で直線移動を続け、このレーキ46の直線移動により、バースクリーン前面側45aに塞き止められて捕集された夾雑物が、破砕機側へ向けて掻き寄せられていく。
【0065】
この時、レーキ軸48は、ロック機構65により回動が拘束されているため、チェーン55のガタツキによる当該レーキ軸48の回動方向へのブレが防止され、当該レーキ軸48のバースクリーン45の前面側45aに対する角度が一定に保持されている。このため、夾雑物はレーキ46により良好に掻き寄せられていく。
【0066】
そして、レーキ軸48が往動の終端に達する際には、すなわち、レーキ軸48が往動の終端に達する直前若しくは達する時点になると、図8、図9及び図12に示すように、スライド部材66の破砕機側突部66aが、破砕機側ストッパ90dに当接し当該スライド部材66が移動台車57上を反破砕機側へ向かって移動し、このスライド部材66の移動によるクランプガイド67の移動によって、図12に示す係合位置に掛止されている前面側クランプ68は、水平軸70を支点として、図8に示す解除位置へ回動して掛止状態とされ、レーキ軸48の回動の拘束が解除される。
【0067】
また、上記スライド部材66の移動によるクランプガイド67の移動によって、図12に示す解除位置に掛止されている裏面側クランプ68は、水平軸70を支点として、係合位置へ回動して掛止状態とされ、レーキ軸48をチェーン55に連結する連結部材56の到来を待つ状態とされている。
【0068】
そして、上記のように前面側クランプ68によるレーキ軸48の回動の拘束が解除されているため、このレーキ軸48を連結する連結部材56は周回軌道の円弧部分を円滑に移動し、この連結部材56の周回軌道の円弧部分の移動に伴い、レーキ軸48は、移動台車57を留めた状態で半回転する。
【0069】
このレーキ軸48の破砕機側での回動により、レーキ46は、その先端部が、図4に軌跡Aで示すように、バースクリーン45の側面側45bの外周縁で破砕機30直前の外周縁から徐々に没入していき、このレーキ46の没入動作により、レーキ46により掻き寄せられた夾雑物は、レーキ46から容易に分離されて破砕機30へ円滑に導入され、破砕される。
【0070】
レーキ軸48が半回転すると、このレーキ軸48を連結する連結部材56が、係合位置に掛止され待機している裏面側クランプ68に達して係合され、レーキ軸48は回動が拘束されレーキ46が裏面側に向かって突出した状態で、チェーン55のバースクリーン前面側45aから遠い直線部分の移動に連れて、移動台車57を伴って反破砕機側へ向かって直線移動する。
【0071】
本実施形態では、このレーキ軸48の反破砕機側へ向かう直線移動を復動と呼ぶ。この復動において、被処理水中の夾雑物は、バースクリーン45に塞き止められ捕集されている。
【0072】
そして、図4に仮想線で示すように、レーキ軸48が復動の終端に達する際には、すなわち、レーキ軸48が復動の終端に達する直前若しくは達する時点になると、図10及び図11に示すように、スライド部材66の反破砕機側突部66bが、反破砕機側ストッパ90eに当接し当該スライド部材66が移動台車57上を破砕機側へ向かって移動し、このスライド部材66の移動によるクランプガイド67の移動によって、係合位置に掛止されている裏面側クランプ68は、水平軸70を支点として、解除位置へ回動して掛止状態とされ、レーキ軸48の回動の拘束が解除される。
【0073】
また、上記スライド部材66の移動によるクランプガイド67の移動によって、図8に示す解除位置に掛止されている前面側クランプ68は、水平軸70を支点として、図10に示す係合位置へ回動して掛止状態とされ、連結部材56の到来を待つ状態とされている。
【0074】
そして、上記のように裏面側クランプ68によるレーキ軸48の回動の拘束が解除されているため、連結部材56は周回軌道の円弧部分を円滑に移動し、この連結部材56の周回軌道の円弧部分の移動に伴い、レーキ軸48は、移動台車57を留めた状態で半回転する。
【0075】
このレーキ軸48の反破砕機側での回動により、レーキ46は、その先端部が、図4に軌跡Aで示すように、バースクリーン45の前面側45aの外周縁から徐々に突出していき、連結部材56は、係合位置に掛止され待機している前面側クランプ68に達して係合され、レーキ軸48は回動が拘束された最初の説明の状態とされる。このように、レーキ46は、その先端部が、図4に軌跡Aで示すように、平面視長円形状の周回軌道を周回移動する動作を繰り返し、バースクリーン45に捕集された夾雑物を掻き寄せて破砕機30へ移送する。
【0076】
このように、第一実施形態においては、バースクリーン45は、前面側45aが略直線形状を成すと共に当該前面側45aに続く破砕機側の側面側45bが破砕機30へ夾雑物を導く形状を成し、レーキ46の先端部がバースクリーン45の前面側45aにおいて直線移動すると共にバースクリーン45の側面側45bにおいて回動してバースクリーン45の外周縁から出没し、各レーキ46の出没に干渉しないバースクリーン45の両端部側が支持されているため、スクリーンを円弧形状(半円形状)として両端部側を支持する場合に比して当該スクリーンが撓み難く、スクリーンの長尺化が図られている。このため、水路幅を狭くする等の措置を施すことなく、本実施形態のような幅広水路10に対する適用が可能とされている。そして、このような幅広水路10に適用することで、例えば200m3/分程度の大流量の処理が可能とされている。
【0077】
また、バースクリーン45は移動せずに固定されているため、従来の移動式に比して剛性が高められている。このため、耐久性が向上されている。また、バースクリーン45の裏面側は開放されているため、スクリーンには夾雑物が滞留しないと共に被処理水が容易に通過し、且つ、バースクリーン45は網状ではなく当該バースクリーン45に捕集された夾雑物はレーキ46により掻き寄せられるため、バースクリーン45には夾雑物が絡み付き難くされている。このため、夾雑物処理装置100の処理効率が従来に比して向上されている。
【0078】
加えて、レーキ軸48を支持する移動台車57が、水没せずに水面WLより上方に配置されてレール60a,60bを移動するため、水中配置した場合の砂等の異物の噛み込みや異物による走行の妨げが無く、移動台車57の移動が支障無く円滑に行われている。このため、装置の信頼性が高められている。
【0079】
また、実質的なスクリーン装置40の枠体90に、破砕機30を装着する構成のため、装置間の位置調整が容易とされていると共に、破砕機30の脱着時の装着再現性が確保されている。
【0080】
なお、本実施形態のスクリーン装置40は、平面視において略直線形状を成すバースクリーン前面側45aの長さを変えることで、種々の水路幅に対処することが可能である。
【0081】
因みに、レーキ46が異物等を噛み込んだ場合等に、バースクリーン45、レーキ46等が破損しないように、電動機50の電流検知による過負荷保護を行うことが好ましい。
【0082】
以降の第二実施形態では、夾雑物処理装置のスクリーン装置を変更した実施形態について説明する。
【0083】
図13〜図17は、本発明の第二実施形態を示すもので、図13は、本発明の第二実施形態に係る夾雑物処理装置のスクリーン装置の平面図、図14は、図13に示すスクリーン装置の正面図、図15は、図13に示すスクリーン装置の右側面図、図16は、図13〜図15中のレーキ軸凸部及び凸部ストッパを抽出して示す正面図、図17は、図13〜図15中のレーキが移動する軌跡をバースクリーンと共に示す平面図である。
【0084】
なお、以降の実施形態の図において、先の実施形態と同一又は相当要素のものには同一符号を付し、重複する説明は省略する。
【0085】
この第二実施形態のスクリーン装置41にあっては、図13〜図15に示すように、枠体90の上部に固定される縦型電動機50のその駆動軸51に対して、水路幅方向(図13における左右方向)に沿って離間する従動軸52が枠体90の上部に回転自在に支持され、この従動軸52の裏面側(図13における上方側)に離間して第二従動軸152が枠体90の上部に回転自在に支持されると共に、この第二従動軸152に第二スプロケット154が固着されている。
【0086】
駆動軸51のスプロケット53と従動軸52のスプロケット54と第二従動軸152の第二スプロケット154には、移動体としてのチェーン155が巻き掛けられ、このチェーン155の一端がスプロケット53,54間の破砕機側に位置し、他端がスプロケット53,54間の反破砕機側に位置した状態で、当該一端が移動台車57の破砕機側に、当該他端が移動台車57の反破砕機側に各々連結されている。
【0087】
レーキ46を備えるレーキ軸148は、上記移動台車57を貫通し当該移動台車57に上下方向に支持されると共に回動可能に支持されている。なお、このレーキ軸148は、第一実施形態のようにチェーンに連結されている構成ではない。因みに、第二従動軸152及び第二スプロケット154を設けているのは、図13に示すように、裏面側チェーンが移動台車57に干渉するのを回避するためである。
【0088】
移動台車57は、電動機50の正転駆動によるチェーン155端部の破砕機側へ向かう直線移動によりレーキ軸148を伴って破砕機側へ直線移動し、電動機50の逆転駆動によるチェーン155端部の反破砕機側へ向かう直線移動によりレーキ軸148を伴って反破砕機側へ直線移動する。すなわち、電動機50の正逆転駆動により、移動台車57と共にレーキ軸148は、直線往復移動する。そして、電動機50は、レーキ軸148の直線往復移動の両終端で、その回転が逆転するように駆動される。
【0089】
また、この第二実施形態のスクリーン装置41にあっては、レーキ軸148を直線往復移動の両終端手前から終端へいくに従って回動させるためのレーキ軸回動機構を、レーキ軸148側と固定側としての枠体90とに備えている。
【0090】
固定側のレーキ軸回動機構は、図13及び図14に示すように、レーキ軸148の直線往復移動の両終端の所定距離手前側且つレーキ軸148より上方に配設され、被処理水の流れ方向(図13における上下方向)に延在するように枠体90の上部に各々掛け渡され固定される凸部ストッパ(当接部)90m,90nである。
【0091】
また、レーキ軸側のレーキ軸回動機構は、図16に示すように、レーキ軸148の上端部に固着された本体部156aと、この本体部156aの外周面に上り階段を成す形状で上方且つ外方に突設される支持部156bと、この支持部156bの上端面に垂直軸回りに回動自在に支持されレーキ軸148の上端面より上方に位置する回転体156cと、を備えるレーキ軸凸部156である。
【0092】
このレーキ軸凸部156は、図13に実線で示すように、レーキ46が前面側へ向かって突出した状態で、裏面側且つ破砕機側へ向くように(破砕機側から45°程度裏面側を向くように)突出され、さらに、回転体156cが、破砕機側の凸部ストッパ90mと反破砕機側の凸部ストッパ90nとの間に位置すると共に、図14及び図15に示すように、回転体156cのみが凸部ストッパ90m,90nに対して当接するようにその高さが設定されている。
【0093】
また、この第二実施形態のスクリーン装置41にあっては、レーキ軸148の回動を規制するためのレーキ軸回動規制機構を備えている。
【0094】
このレーキ軸回動規制機構は、図13、図14及び図16に示すように、レーキ軸148に連結されるレーキ軸凸部156の支持部156bの回動軌跡上に位置すると共に水路幅方向に互いに離間して位置し、移動台車57上に突出するように設置される一対の回動規制凸部材157a,157bである。
【0095】
破砕機側の回動規制凸部材157aは、図13に実線で示すように、レーキ46が前面側へ向かって突出した状態で、レーキ軸凸部156の支持部156bの図13における反時計回り側の端部に当接している。
【0096】
また、反破砕機側の回動規制凸部材157bは、平面視において破砕機側の回動規制凸部材157aから90°時計回りに回動した位置に設置されている。
【0097】
また、この第二実施形態では、バースクリーンの平面視形状が多少変更されている。すなわち、バースクリーン145は、平面視において前面側145aが略直線形状を成し、且つ、この前面側145aに続く破砕機側の側面側145bが破砕機30に夾雑物を導く形状を成して破砕機30に隣接する形状とされている点で、第一実施形態と同様であるが、レーキ軸148の回動によるレーキ46の先端部の回動が、レーキ軸の直線往復移動の両終端ではなく、両終端手前側から開始されることから、その軌跡が第一実施形態とは多少異なり、これに対応して、バースクリーン145の側面側145bは、第一実施形態の側面側45bに比して、その曲率が多少大きく設定されている。
【0098】
次に、このように構成されたスクリーン装置41の動作について説明する。ここでは、説明の都合上、図13、図14及び図17に示すように、レーキ軸148が直線往復移動する直線状軌跡の反破砕機側の終端に位置している状態から説明する。
【0099】
そして、このように、レーキ軸148が直線状軌跡の反破砕機側の終端に位置している状態では、レーキ46は、図14、図15及び図17に示すように、第一実施形態と同様に、前面側を向くと共にバースクリーン前面側145aの目の間に位置し、レーキ46の先端部が、バースクリーン前面側145aの外周縁から突出している状態にある。
【0100】
この時、図13に示すように、レーキ軸凸部156の回転体156cが、反破砕機側の凸部ストッパ90nに当接していると共に、図13及び図16に示すように、レーキ軸凸部156の支持部156bが、破砕機側の回動規制凸部材157aに当接した状態にある。
【0101】
この状態で、電動機50が正転駆動されると、レーキ軸148は、チェーン55端部の破砕機側への直線移動に従って直線往動する移動台車57に伴って直線往動し、レーキ軸凸部156の回転体156cが反破砕機側の凸部ストッパ90nから離れていくと共に、レーキ46は、その先端部が、図17に仮想線でその軌跡Bを示すように、図4にハッチングで囲んで示すバースクリーン145の前面側145aの外周縁から突出した状態で直線往動を続け、このレーキ46の直線往動により、バースクリーン前面側145aに塞き止められて捕集された夾雑物が、破砕機側へ向けて掻き寄せられていく。
【0102】
この時、レーキ軸148は、そのレーキ軸凸部156の支持部156bが回動規制凸部材157aに当接していてそれ以上の図13における反時計方向の回動が規制されているため、当該レーキ軸148のレーキ46に作用する夾雑物負荷による図13における反時計方向の回動が防止されている。このため、夾雑物はレーキ46により良好に掻き寄せられていく。
【0103】
そして、レーキ軸148が往動の終端手前に進行し、レーキ軸凸部156の回転体156cが、破砕機側の凸部ストッパ90mに当接し、レーキ軸148が進行を続けて破砕機側の終端に向かうと、当該回転体156cは、凸部ストッパ90mに進行を妨げられ当該凸部ストッパ90mを延在方向(裏面側;図13における上方)に滑りながら進行方向に対して押し戻される方向に回動しレーキ軸148が図13における時計回りに回動していく。
【0104】
このレーキ軸148の破砕機側での回動により、レーキ46は、その先端部が、図17に軌跡Bで示すように、バースクリーン前面側145aへ突出する位置から図13における時計方向に90°回動し、図17に示すように、バースクリーン145の側面側145bの外周縁で破砕機30直前の外周縁の位置で没入する。このレーキ46の没入動作により、レーキ46により掻き寄せられた夾雑物は、レーキ46から容易に分離されて破砕機30へ円滑に導入され、破砕される。
【0105】
このようにしてレーキ軸148が図13における時計方向へ90°回動して、図13及び図14に仮想線で示すように、破砕機側の終端に達すると、レーキ軸148は、そのレーキ軸凸部156の支持部156bが反破砕機側の回動規制凸部材157bに当接しそれ以上の図13における時計方向の回動が規制され、この状態で電動機50が逆転駆動される。
【0106】
電動機50が逆転駆動されると、レーキ軸148は、レーキ46が破砕機側を向いた状態で移動台車57に伴って直線復動し、レーキ軸凸部156の回転体156cが破砕機側の凸部ストッパ90mから離れていく。この状態で、被処理水中の夾雑物は、バースクリーン45に塞き止められて捕集されている。
【0107】
そして、レーキ軸148が復動の終端手前に進行し、レーキ軸凸部156の回転体156cが、反破砕機側の凸部ストッパ90nに当接し、レーキ軸148が進行を続けて反破砕機側の終端に向かうと、当該回転体156cは、凸部ストッパ90nに進行を妨げられ当該凸部ストッパ90nを延在方向(裏面側;図13における上方)に滑りながら進行方向に対して押し戻される方向に回動しレーキ軸148が図13における反時計回りに回動していく。
【0108】
このレーキ軸148の反破砕機側での回動により、レーキ46は、その先端部が、バースクリーン前面側145aの外周縁から徐々に突出していき、レーキ軸148が、破砕機側へ向かう位置から図13における反時計方向へ90°回動して、元の反破砕機側の終端に達すると、レーキ軸148は、そのレーキ軸凸部156の支持部156bが破砕機側の回動規制凸部材157aに当接しそれ以上の図13における反時計方向の回動が規制され、この状態で電動機50が正転駆動され、以降はこの一連の動作が繰り返される。
【0109】
このような第二実施形態においても、先の第一実施形態と略同様な効果を得ることができるというのはいうまでもない。
【0110】
なお、第一、第二実施形態においては、レーキ軸48,148の上部を移動台車57により回転自在に支持する上部片持支持構造が採用されているが、抵抗を受けてレーキ軸48,148の下部が下流側にブレるようであれば、ブレを生じないようにガイドするガイド板を、レーキ軸48,148下部の移動軌跡の下流側に対面するように設置するようにしても良い。
【0134】
以上、本発明をその実施形態に基づき具体的に説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、例えば、上記第一及び第二実施形態においては、移動体をチェーン55,155としているが、例えば、上記軌道を走行する走行体等であっても良い。
【0135】
【発明の効果】
本発明によれば、前面側が略直線形状、この前面側に続く破砕機側の側面側が破砕機に夾雑物を導く形状を成して複数が上下方向に離間して並設されて裏面側が開放された固定式バースクリーンのその目の間を、複数が上下方向に離間して並設されたレーキの各々が移動して、当該レーキの先端部がスクリーン装置の前面側において直線移動すると共にスクリーン装置の側面側において回動し、バースクリーンの外周縁から出没するようにスクリーン装置を構成している。このため、固定式バースクリーンは、各レーキの出没に干渉しないその両端部側で支持されることになり、スクリーンを円弧形状として両端部側を支持する場合に比して当該スクリーンが撓み難く、スクリーンの長尺化が図られる。その結果、幅広水路に対する適用が可能となる。また、バースクリーンは固定されているため、剛性が高められ、耐久性を向上することが可能となる。また、バースクリーンの裏面側は開放されているため、スクリーンには夾雑物が滞留しないと共に被処理水が容易に通過し、且つ、バースクリーンは網状ではなく当該バースクリーンに捕集された夾雑物はレーキにより掻き寄せられるため、バースクリーンには夾雑物が絡み付き難くされる。その結果、処理効率を向上することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第一実施形態に係る夾雑物処理装置の平面図である。
【図2】 図1に示す夾雑物処理装置の正面図である。
【図3】 図1に示す夾雑物処理装置の右側面図である。
【図4】 図1〜図3中のレーキが移動する軌跡をバースクリーンと共に示す平面図である。
【図5】 図1及び図2中の破砕機を示す一部破断背面図である。
【図6】 図1〜図3中のスクリーン装置の上部を抽出して示す右側面図である。
【図7】 図1〜図3中のスクリーン装置の上部の主要部品を抽出して示す正面斜視図である。
【図8】 図1〜図3中のスクリーン装置のロック機構を示す正面図であり、破砕機側のストッパにスライド部材が当接して前面側クランプの拘束が解除された状態を示す正面図である。
【図9】 図8の平面図である。
【図10】 図1〜図3中のスクリーン装置のロック機構を示す正面図であり、破砕機とは反対側のストッパにスライド部材が当接して前面側クランプが拘束された状態を示す正面図である。
【図11】 図10の平面図である。
【図12】 図8〜図11のロック機構の主要部品を抽出して示す正面斜視図である。
【図13】 本発明の第二実施形態に係る夾雑物処理装置のスクリーン装置の平面図である。
【図14】 図13に示すスクリーン装置の正面図である。
【図15】 図13に示すスクリーン装置の右側面図である。
【図16】 図13〜図15中のレーキ軸凸部及び回動規制凸部材を抽出して示す正面図である。
【図17】 図13〜図15中のレーキが移動する軌跡をバースクリーンと共に示す平面図である。
【符号の説明】
10…水路、30…破砕機、40,41…スクリーン装置、45,145…バースクリーン、45a,145a…バースクリーン前面側、45b,145b…バースクリーン側面側、46…レーキ、48,148…レーキ軸、50…電動機(駆動源)、51…駆動軸、52…従動軸、53,54…スプロケット、55,155…チェーン(移動体)、56…連結部材(連結部)、57…移動台車、65…ロック機構、66…スライド部材、67…クランプガイド、68…クランプ、90d,90e…ストッパ、90m,90n…凸部ストッパ(当接部)、100…夾雑物処理装置、156…レーキ軸凸部。
Claims (10)
- 被処理水中の夾雑物を捕集すると共にこの捕集された夾雑物を水路を横断する方向に移送するスクリーン装置と、このスクリーン装置により移送された夾雑物を破砕する破砕機とが、前記水路を横断するように並設された夾雑物処理装置において、
前記スクリーン装置は、
平面視において前記水路に対する前面側が略直線形状を成すと共に前記前面側に続く破砕機側の側面側が前記破砕機に夾雑物を導く形状を成し、上下方向に複数が互いに離間して並設されて裏面側が開放された固定式のバースクリーンと、
上下方向に複数が互いに離間して並設されて各々が前記バースクリーンの目の間を移動し、その先端部が、前記スクリーン装置の前記前面側において直線移動すると共に前記スクリーン装置の側面側において回動して前記バースクリーンの外周縁から出没し当該バースクリーンに捕集された夾雑物を掻き寄せて前記破砕機へ移送するレーキと、
を備え、
前記レーキは、前記バースクリーンの裏面側に配設されて上下方向に延在するレーキ軸に固定して設けられ、
このレーキ軸は、前記バースクリーンの前面側に沿って直線往復移動することを特徴とする夾雑物処理装置。 - 前記レーキ軸は、直線往復移動の両終端で回動することを特徴とする請求項1記載の夾雑物処理装置。
- 前記バースクリーンの裏面側に、
前記レーキ軸を回動可能且つ前記レーキ軸の移動に追動可能に前記レーキ軸を上下方向に支持すると共に、前記バースクリーンの前面側に沿って直線往復移動可能な移動台車と、
平面視において略長円形状の周回軌道を一方向に移動するように駆動される移動体と、を備え、
前記レーキ軸は、その上部が前記移動体に連結され、前記移動体が前記周回軌道の直線部分を移動する際には、当該移動体に追動して前記移動台車と共に直線移動し、且つ、前記移動体が前記周回軌道の円弧部分を移動する際には、前記周回軌道を構成する二軸の各々と略同軸に位置し前記移動台車を留めた状態で前記移動体に追動して半回転し、前記バースクリーンの前面側に沿う直線往復移動、前記直線往復移動の両終端での回動が可能とされていることを特徴とする請求項2記載の夾雑物処理装置。 - 前記レーキ軸は、最上位置のレーキより上部側の部分が前記移動台車を貫通し当該移動台車に回動可能に上下方向に支持されていることを特徴とする請求項3記載の夾雑物処理装置。
- 前記二軸としての駆動軸及び従動軸と、
前記駆動軸に回転駆動力を与える駆動源と、
前記駆動軸及び前記従動軸の各々に固着されたスプロケットと、
これらのスプロケットに巻き掛けられた前記移動体としてのチェーンと、を備え、
前記チェーンに前記レーキ軸の上部が連結されていることを特徴とする請求項3又は4記載の夾雑物処理装置。 - 前記チェーンと前記レーキ軸とを連結する連結部が前記周回軌道の直線部分を移動する際に前記レーキ軸の回動を拘束し、前記連結部が前記周回軌道の円弧部分を移動する際に前記レーキ軸の拘束を解除するロック機構を備えることを特徴とする請求項5記載の夾雑物処理装置。
- 前記ロック機構は、
前記直線往復移動方向に移動可能に前記移動台車に支持されるスライド部材と、
前記連結部が前記周回軌道の直線部分の各終端に達する際に前記スライド部材の一部に当接して当該スライド部材を進行方向と反対方向に移動させる固定側の各ストッパと、
前記直線往復移動方向に直交する軸回りに回動可能に前記移動台車の前面側及び裏面側に各々支持されるクランプと、
前面側クランプ及び裏面側クランプの各々に隣接して前記スライド部材に各々設けられ、前記クランプに対する前記直線往復移動方向の位置に応じて、前記クランプを前記連結部に係合させて前記レーキ軸の回動を拘束する係合位置とその係合を解除する解除位置とに回動可能とするクランプガイドと、を具備し、
前記クランプ及び前記クランプガイドは、
前記スライド部材が破砕機側のストッパへ当接して反対方向に移動し両クランプガイドが同方向に移動すると、前面側クランプガイドにより前面側クランプが解除位置に回動すると共に裏面側クランプガイドにより裏面側クランプが係合位置に回動して前記連結部の到来を待ち、前記スライド部材が破砕機から離間する側のストッパへ当接して反対方向に移動し両クランプガイドが同方向に移動すると、裏面側クランプガイドにより裏面側クランプが解除位置に回動すると共に前面側クランプガイドにより前面側クランプが係合位置に回動して前記連結部の到来を待つ構成とされていることを特徴とする請求項6記載の夾雑物処理装置。 - 前記レーキ軸は、直線往復移動の終端手前から終端へいくに従って回動していくことを特徴とする請求項1記載の夾雑物処理装置。
- 前記バースクリーンの裏面側に、
平面視において略直線状軌道を往復移動するように駆動される移動体と、
この移動体に連結され、且つ、前記レーキ軸を回動可能に上下方向に支持し、前記移動体の直線往復移動に追動して前記レーキ軸と共に前記バースクリーンの前面側に沿って直線往復移動する移動台車と、を具備し、
前記レーキ軸は、凸部を備え、
固定側は、前記レーキ軸の前記直線往復移動の両終端手前側に各々配設され、前記レーキ軸の前記直線往復移動に従って前記凸部に当接する当接部を各々備え、
この当接部の一方は、前記レーキ軸が直線往動する際に一方の終端手前から一方の終端へいくに従って前記凸部に当接しながら前記レーキ軸を一方向に回動させ、
前記当接部の他方は、前記レーキ軸が直線復動する際に他方の終端手前から他方の終端へいくに従って前記凸部に当接しながら前記レーキ軸を前記一方向とは逆方向に回動させることを特徴とする請求項8記載の夾雑物処理装置。 - 前記バースクリーン及び前記レーキは各々、複数個が一ブロックとされて複数ブロックが上下に並設されていることを特徴とする請求項1〜9の何れか一項に記載の夾雑物処理装置。
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