JPH11107250A - 補助スクリーン付きレーキ循環式除塵機 - Google Patents

補助スクリーン付きレーキ循環式除塵機

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Publication number
JPH11107250A
JPH11107250A JP28451597A JP28451597A JPH11107250A JP H11107250 A JPH11107250 A JP H11107250A JP 28451597 A JP28451597 A JP 28451597A JP 28451597 A JP28451597 A JP 28451597A JP H11107250 A JPH11107250 A JP H11107250A
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JP
Japan
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screen
rake
main screen
auxiliary
gap
Prior art date
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Application number
JP28451597A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Tajima
博司 田嶋
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NISHIDA MARINE BOILER
Nishida Marine Boiler Co Ltd
Original Assignee
NISHIDA MARINE BOILER
Nishida Marine Boiler Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by NISHIDA MARINE BOILER, Nishida Marine Boiler Co Ltd filed Critical NISHIDA MARINE BOILER
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 レーキの循環移動を妨げることなく、主スク
リーンの下端側と補助スクリーンとの間に形成されるレ
ーキ循環用隙間から、塵芥が下流に流出するのを防ぐこ
とにある。 【解決手段】 主スクリーン3の下端側3aと補助スク
リーン4との間に形成されるレーキ循環用隙間7に、該
レーキ循環用隙間7から塵芥が下流側に流出するのを防
ぐ隙間用スクリーン8を設けると共に、該隙間用スクリ
ーン8の上端側を主スクリーン3の下端側3aに補助ス
クリーン4の上流側でレーキ5の循環方向に正逆回転自
在に吊持した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、水路に設置され
た縦格子状の主スクリーン前面に流着した塵芥を主スク
リーン前面に沿って上方に循環移動するレーキで掻き上
げて水路上方に排出するレーキ循環式除塵機に係り、特
に、レーキ循環式除塵機の下端側に設置された補助スク
リーン前面に流着した塵芥のレーキによる掻き上げ処理
能力を高め、補助スクリーン前面側の水路底面上に堆積
した塵芥を有効に掻き上げるようにした補助スクリーン
付きレーキ循環式除塵機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、排水機場などの水利施設に流着す
る塵芥を除去する装置として、流下する塵芥を水路の水
利施設に設置された縦格子状の主スクリーン前面に流着
させて、流着させた塵芥を主スクリーン前面に沿って上
方に循環移動するレーキにより機械的に掻き上げて、水
路上方の所定位置に排出するレーキ循環式除塵機が知ら
れている。
【0003】レーキ循環式除塵機では、循環移動するレ
ーキは主スクリーン前面に沿って上方に移動し、主スク
リーンの上方側で上向きから下向きに反転して主スクリ
ーンの後方側を下方に移動し、主スクリーン下端側で下
向きから上向きに反転して再び主スクリーン前面に沿っ
て上方に循環移動する構造になっている。
【0004】レーキ循環式除塵機では、循環移動するレ
ーキは主スクリーン下端側で反転するため、主スクリー
ンの下端と水路底面との間にはレーキが反転できる隙間
が空けられており、主スクリーン下端側の隙間を通って
塵芥が主スクリーンの下流側の水利施設に流着する欠点
がある。
【0005】このため、主スクリーン下端側の下流側に
はこれを防ぐために縦格子状の補助スクリーンが別途に
近接して設置されている。そして、主スクリーンの下端
側に近接して設置された補助スクリーン前面に流着した
塵芥は、主スクリーンの下端側を反転して上方に移動す
るレーキによって掻き上げられて排出される構造になっ
ている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、主スク
リーンの下端側と補助スクリーンとの間には、レーキを
循環移動させるためにレーキ循環用隙間が形成されてい
て、このレーキ循環用隙間から塵芥の一部が下流側に流
出するという課題があった。
【0007】この発明は、上記のような課題に鑑み、そ
の課題を解決すべく創案されたものであって、その目的
とするところは、レーキの循環移動を妨げることなく、
主スクリーンの下端側と補助スクリーンとの間に形成さ
れるレーキ循環用隙間から、塵芥が下流に流出するのを
防ぐことのできる補助スクリーン付きレーキ循環式除塵
機を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】以上の目的を達成するた
めに、この発明は、水路に設置された縦格子状の主スク
リーンの前面を上動し主スクリーンの後方を下動して上
下回りに循環移動し且つ主スクリーン下方の下部反転部
で下動から上動に反転するレーキを備え、主スクリーン
前面に流着した塵芥を主スクリーン前面に沿って上動す
るレーキで掻き上げて水路上方に排出する構成からなる
レーキ循環式除塵機であって、前記主スクリーンの下端
側を前記レーキの下部反転部の内周側に下向きに凸状に
設けると共に主スクリーンの終端を下流側に向けて形成
し、前記レーキの下部反転部の外周側で且つ主スクリー
ンの下端側の下流側に補助スクリーンを設けると共に、
該補助スクリーンの前面を前記レーキの下部反転部の最
下位置近傍に臨ませた構成からなる補助スクリーン付き
レーキ循環式除塵機において、前記主スクリーンの下端
側と補助スクリーンとの間に形成されるレーキ循環用隙
間に、該レーキ循環用隙間から塵芥が下流側に流出する
のを防ぐ隙間用スクリーンを設けると共に、該隙間用ス
クリーンの上端側を主スクリーンの下端側に補助スクリ
ーンの上流側で前記レーキの循環方向に正逆回転自在に
吊持した手段よりなるものである。
【0009】ここで、好ましい態様として、補助スクリ
ーンの前面に当接して下流側に回転するのを阻止する阻
止片が隙間用スクリーンの下端側の側面に側方に向けて
突設されている。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、図面に記載の発明の実施の
形態に基づいて、この発明をより具体的に説明する。こ
こで、図1は補助スクリーン付きレーキ循環式除塵機の
要部の側断面図、図2は補助スクリーン付きレーキ循環
式除塵機の要部の部分断面図である。
【0011】図において、レーキ循環式除塵機1は、水
路2に設置された主スクリーン3の前面に流着した塵芥
を主スクリーン3の前面に沿って上方に循環移動するレ
ーキ5で掻き上げて水路2の上方に排出する装置であ
る。
【0012】レーキ循環式除塵機1はその左右両側面を
一対のフレーム1aで構成され、左右の各フレーム1a
は水路2の左右両側壁の内側にその上部側が下流側に向
けて僅かに傾斜して設置されている。左右の各フレーム
1aの下端は水路底面2aに固定され、図示しないフレ
ーム1aの上部側は水路2の上方に突出して下流側に湾
曲している。
【0013】左右の各フレーム1aには無端状の主務チ
ェーン1bが循環移動自在に取付けられている。主務チ
ェーン1bはレーキ5を循環移動させるもので、左右の
主務チェーン1b間にはレーキ5が横架されてその両端
が連結されている。主務チェーン1bは例えばフランジ
付きローラーから構成されている。
【0014】主務チェーン1bは左右の各フレーム1a
に形成されたガイド溝1c内及び主務チェーン下部反転
部1dを循環移動する。主務チェーン1bは、フレーム
1aの上部側に取付けられた図示しない駆動スプロケッ
トに噛み合っていて、図示しない駆動スプロケットの駆
動によって上下方向に循環移動する。
【0015】左右の各フレーム1aの下端側には、無端
状の主務チェーン1bを反転させる半円形状の主務チェ
ーン下部反転部1dが設けられている。この主務チェー
ン下部反転部1dはレーキ5の下部反転部6となる箇所
である。主務チェーン1bはこの主務チェーン下部反転
部1dで下向きの移動から上向きの移動に反転させられ
る。主務チェーン下部反転部1dは僅かに斜めに傾いた
下向きの半円形状に形成されている。
【0016】レーキ循環式除塵機1の左右一対のフレー
ム1a,1aの間には、流着する塵芥を受け止める縦格
子状の主スクリーン3が配設されている。主スクリーン
3は塵芥が流入して排水機場等に損傷を与えるのを防ぐ
ために水路2に設置されるものであり、損失水頭の小さ
い形状からなる。
【0017】主スクリーン3は前記水路2の左右両側の
フレーム1a,1a間の上下に横架した数本のスクリー
ン受杆1eにその後面が固設されて保持されている。ま
た、図示しない主スクリーン3の上端は下流側に向けて
僅かに傾斜した状態で水路2の上方まで直線状に延びて
いる。
【0018】主スクリーン3の下端側3aは、下向きに
凸状になっており、又主スクリーン3の終端は下流側に
向けて形成されていて、例えば半円形板状に形成されて
いる。主スクリーン3の半円形状の下端側3aは上記の
レーキ5の下部反転部6となる主務チェーン下部反転部
1dの上方に位置し、また半円形状の主務チェーン下部
反転部1dと同心円になっている。つまり主スクリーン
3の下端側3aはレーキ5の下部反転部6の内周側に設
けられている。そして、主スクリーン3の半円形状の下
端側3aは主スクリーン3に流着した塵芥を掻き上げる
レーキ5の通過のために水路底面2aと所定の間隔を有
している。
【0019】主スクリーン3の下端側3a及び上記のレ
ーキ5の下部反転部6となる主務チェーン下部反転部1
dの下方で、且つこれらの下流側の水路底面2aには補
助スクリーン4が近接して設置されている。つまり補助
スクリーン4はレーキ5の下部反転部6の外周側に設け
られている。補助スクリーン4は、主スクリーン3の下
端側3aと水路底面2aとの隙間から塵芥が流下するの
を防ぐために水路底面2aに設置されるものであり、櫛
歯状の損失水頭の小さい形状からなる。
【0020】櫛歯状の補助スクリーン4の前面4aは水
路底面2aに対して垂直に形成されている。又その垂直
な補助スクリーン4の前面は、レーキ5の下部反転部6
の最下位置、つまり水路底面2aまでの間隔が最も小さ
い位置に設けられている。即ち、レーキ5を移動させて
反転させる主務チェーン1bが反転させられる半円形状
の主務チェーン下部反転部1dの最下端の位置であり、
また、主スクリーン3の半円形状の下端側3aの最下端
の位置、つまり半円形状の主務チェーン下部反転部1d
及び下端側3aの水路底面2aまでの間隔が最も小さい
位置に設けられている。
【0021】櫛歯状の補助スクリーン4の上部側4b
は、垂直な前面4aの上端から下流側に向けて凹状円弧
に形成されて上方に延設され、その上端は主スクリーン
3の半円形状の下端側3aの終端の高さと略同じ高さに
あり、その高さで下流側に向かって水平に少し延び、そ
こから水路底面2aに向かって垂直な後面4cに形成さ
れている。
【0022】補助スクリーン4の上部側4bの凹状円弧
の部分は、主スクリーン3の半円形状の下端側3a及び
上記の半円形状の主務チェーン下部反転部1dと同心円
になっていて、下端側3a及び主務チェーン下部反転部
1dの下方に位置し、又上部側4bの凹状円弧の部分の
半径は半円形状の下端側3a及び主務チェーン下部反転
部1dの半径より大きい。
【0023】補助スクリーン4の上部側4bの凹状円弧
の部分は、レーキ5が半円形状の主務チェーン下部反転
部1dに沿って主スクリーン3の後方側から主スクリー
ン3の前面側に反転する場合に、レーキ桁5aが補助ス
クリーン4の上部側4bの凹状円弧の部分に沿って接触
せずに反転できる程度に、レーキ桁5aの移動軌跡に接
近して設けられている。
【0024】レーキ5は、主スクリーン3の前面、補助
スクリーン4の前面4a及び凹状円弧の上部側4bにそ
れぞれ流着した塵芥、並びに補助スクリーン4の前面4
a側の水路底面2aに堆積した塵芥を、掻き上げて主ス
クリーン3の前面に沿って上方に循環移動し、水路2の
上方に排出するものである。レーキ5は、左右のフレー
ム1a側に循環移動自在に設けられた左右の主務チェー
ン1bに両端が連結されていて、左右の主務チェーン1
bの循環移動によって一体的に循環移動する機構になっ
ている。
【0025】レーキ5は、主スクリーン3の左右横方向
に延設されたレーキ桁5a、該レーキ桁5aの前部に前
方に大きく張り出して設けられた前部櫛歯5b、及び該
レーキ桁5aの後部に後方に少し張り出して設けられた
後部櫛歯5cとから構成されている。レーキ5の前部櫛
歯5bは、櫛歯状の補助スクリーン4の歯同士の隙間を
通過できる間隔に形成されている。レーキ5の後部櫛歯
5cは縦格子状の主スクリーン3の各縦スクリーンの間
に入る間隔に形成されている。
【0026】レーキ5の前部櫛歯5bの前方に大きく張
り出したその長さは、主スクリーン3の半円形状の下端
側3aとなる主務チェーン下部反転部1dでのレーキ5
の櫛歯5bの先端の移動軌跡Aが、水路底面2aと僅か
な隙間H1 を有する程度の長さに形成されていて、補助
スクリーン4の前面4a側の水路底面2aに堆積した塵
芥を十分に掻き上げることができるようになっている。
【0027】主スクリーン3の下向きに半円形状の下端
側3aと補助スクリーン4の凹状円弧の部分の上部側4
bとの間には、循環するレーキ5が下部反転部6を通過
する際に主スクリーン3の下端側3a及び補助スクリー
ン4の上部側4bに当たらないための隙間としてのレー
キ循環用隙間7が形成されている。
【0028】レーキ循環用隙間7は下向きに凸状の円弧
の形状からなる通路であり、主スクリーン3及び補助ス
クリーン4の左右横方向に延設されたレーキ桁5aがこ
のレーキ循環用隙間7を通過することにより、レーキ5
は下部反転部6で下動から上動に反転するようになって
いる。
【0029】レーキ5の循環移動方向から見てレーキ循
環用隙間7の出口側となる箇所には、該レーキ循環用隙
間7から塵芥が下流側に流出するのを防ぐ隙間用スクリ
ーン8が設けられている。隙間用スクリーン8は、レー
キ循環用隙間7の出口側を塞ぐように取付けられてい
て、補助スクリーン4の前面4aに主スクリーン3の下
端側3aから下向きに垂下された状態で取付けられてお
り、櫛歯状の損失水頭の小さい形状からなる。
【0030】櫛歯状の各隙間用スクリーン8は、補助ス
クリーン4の前面4aの真上側で、その上端側が各主ス
クリーン3の下端側3aの側面に連結ピン8aによっ
て、補助スクリーン4の上流側でレーキ5の循環方向に
正逆回転自在に連結されて吊持されている。
【0031】隙間用スクリーン8は連結ピン8aを支点
として、補助スクリーン4の前面4aより上流側で、上
流側に向かって上向きに回転してレーキ循環用隙間7の
出口側を開き、下流側に向かって下向きに回転してレー
キ循環用隙間7の出口側を閉じるようになっている。
【0032】つまり、隙間用スクリーン8は、主スクリ
ーン3に沿って循環動するレーキ5がレーキ循環用隙間
7を通過する際に、当接したレーキ桁5aによって押さ
れて、上端側の連結ピン8aを中心として上流側に上向
きに回転してレーキ循環用隙間7の出口側を開き、レー
キ5の通過を妨げないようになっている。
【0033】また、櫛歯状の隙間用スクリーン8にはそ
の下端側に、補助スクリーン4の前面4aに当接して隙
間用スクリーン8が下流側に回転するのを阻止する阻止
片8bが設けられている。このため、隙間用スクリーン
8は補助スクリーン4の前面4aより上流側で連結ピン
8aを支点として正逆回転自在となる。
【0034】阻止片8bには例えばピンが使用されてい
て、隙間用スクリーン8の下端側の側面から側方に突出
していて、側方に突出した阻止片8bのピンの側周面が
補助スクリーン4の前面4aに当たって、隙間用スクリ
ーン8が補助スクリーン4の前面4aより下流側に回転
するのを防いでいる。
【0035】次に、上記発明の実施の形態の構成に基づ
く作用について以下説明する。水路を流下する塵芥の大
半は、レーキ循環式除塵機1の前面に設けられた主スク
リーン3に流着する。また、残りの塵芥は、主スクリー
ン3の下端側3aの下方に流れて、主スクリーン3の下
端側3aの下方に設置された補助スクリーン4の前面4
aに流着したり、補助スクリーン4の前面4aの前方の
水路底面2aに堆積し、更にその一部の塵芥は補助スク
リーン4の上部側4bの凹状円弧の部分にも流着する。
【0036】一方、主スクリーン3や補助スクリーン4
に流着した塵芥を掻き上げるレーキ5はレーキ循環式除
塵機1を上下方向回りに循環移動する。即ち、図示しな
い駆動スプロケットに駆動により上下方向回りに循環移
動する一対の主務チェーン1bによって、該一対の主務
チェーン1bに両端が連結されたレーキ5は主務チェー
ン1bの連動と一体になって循環移動する。
【0037】一対の循環移動する主務チェーン1bによ
って循環移動するレーキ5は、主スクリーン3の後方を
下方に移動して、下部反転部6つまり主スクリーン3の
半円形状の下端側3aの終端と、その下方に設置された
補助スクリーン4の上部側4bの凹状円弧の部分との間
に形成されたレーキ循環用隙間7を、レーキ5の左右横
方向に延設されたレーキ桁5aが通過しながら下向きの
移動から上向きの移動に反転する。
【0038】主スクリーン3の半円形状の下端側3aの
終端と補助スクリーン4の上部側4bの凹状円弧の部分
との間に形成されたレーキ循環用隙間7をレーキ5の左
右横方向に延設されたレーキ桁5aが通過中に、レーキ
5の前部櫛歯5bは櫛歯状の補助スクリーン4の隙間を
通過しながらその根本部分が補助スクリーン4の上部側
4bの凹状円弧の部分に流着した塵芥を掻き取る。
【0039】レーキ循環用隙間7を通過したレーキ桁5
aが補助スクリーン4の前面4aに出る際に、レーキ循
環用隙間7の出口側に垂下されてレーキ循環用隙間7の
出口側を塞いでいる隙間用スクリーン8に当接して、隙
間用スクリーン8を上流側に上向きに押す。レーキ桁5
aに押された隙間用スクリーン8は上端側の連結ピン8
aを支点として上流側に上向きに回転して塞いでいたレ
ーキ循環用隙間7の出口側を開く。
【0040】そして、レーキ桁5aがレーキ循環用隙間
7の出口側を塞いでいた隙間用スクリーン8を上流側の
上向きに押し開いて主スクリーン3の上流側に移動し
て、レーキ桁5aから隙間用スクリーン8への押圧がな
くなると、隙間用スクリーン8は上端側の連結ピン8a
を支点としてその自重によって逆向きに回転、つまり下
流側に下向きに回転する。
【0041】下流側に下向きに回転した隙間用スクリー
ン8は、その下端側の側面に側方に向けて突設された阻
止片8bが補助スクリーン4の前面4aに当接すること
によって、その回転は止まる。回転が止まった隙間用ス
クリーン8は、補助スクリーン4の前面に垂下した状態
となってレーキ循環用隙間7の出口側を塞いで、レーキ
循環用隙間7から下流側に塵芥が流出するのを防ぐ。
【0042】一方、櫛歯状の補助スクリーン4の隙間を
通過したレーキ5の前部櫛歯5bは補助スクリーン4の
前面4aに出る際に、補助スクリーン4の前面4aに流
着した塵芥を掻き取る。また、補助スクリーン4の前面
4aに出たレーキ5の前部櫛歯5bは、下向きの移動か
ら上向きの移動に反転しながら、補助スクリーン4の前
面4aの直前方の水路底面2aに堆積した掻き上げる。
【0043】このとき、補助スクリーン4の前面4aは
前記レーキ5の下部反転部6の最下位置に位置するの
で、下部反転部6で反転するレーキ5の前部櫛歯5bが
補助スクリーン4の前面4aに出るとき、前部櫛歯5b
の先端は補助スクリーン4の前面4aの最下端近くを通
過してその突出長さB1 は大きくなり、補助スクリーン
4の前面4aの最下端近くまで流着した塵芥を掻き取る
ことができ、補助スクリーン4の前面4aに流着した塵
芥のレーキ5による掻き上げ処理能力を高めることがで
きる。
【0044】また、下部反転部6で反転するレーキ5の
前部櫛歯5bは補助スクリーン4の前面4aに出ると
き、前部櫛歯5bの先端が水路底面2aに最も接近して
その隙間H1 は最小となるので、水路底面2aに堆積し
た塵芥を有効に掻き上げることができる。
【0045】そして、補助スクリーン4の前面4aに流
着した塵芥及び補助スクリーン4の前面4aの直前方の
水路底面2aに堆積した塵芥を掻き上げたレーキ5は、
下部反転部6つまり主スクリーン3の半円形状の下端側
3aから上方側が下流側に少し傾いた主スクリーン3の
前面に沿って上動する。
【0046】レーキ5は、主スクリーン3の前面に沿っ
て上動しながら主スクリーン3の前面に流着した塵芥も
掻き上げ、水路2の上方に設置された図示しない排塵コ
ンベヤ内に、これらの掻き上げた塵芥を排出する。排出
したレーキ5はレーキ循環式除塵機1の上部で反転して
下向きの移動となり、主スクリーン3の後方を下向きに
移動し、以下同様な作業を繰り返す。
【0047】なお、この発明は上記発明の実施の形態に
限定されるものではなく、この発明の精神を逸脱しない
範囲で種々の改変をなし得ることは勿論である。例え
ば、前記の実施の形態では、主スクリーン3の下端側3
aは、半円形板状に形成されている場合で説明したが、
これに限定されるものではなく、例えば半多角形板状に
形成されていてもよく、或いは下流側に向かって下向き
の弧状、例えば半円形状に形成され、その終端は斜め上
向きの状態になっていてもよい。
【0048】
【発明の効果】以上の記載より明らかなように、この発
明に係るレーキ循環式除塵機用補助スクリーンによれ
ば、水路に設置された縦格子状の主スクリーンの前面を
上動し主スクリーンの後方を下動して上下回りに循環移
動し且つ主スクリーン下方の下部反転部で下動から上動
に反転するレーキを備え、主スクリーン前面に流着した
塵芥を主スクリーン前面に沿って上動するレーキで掻き
上げて水路上方に排出する構成からなるレーキ循環式除
塵機であって、前記主スクリーンの下端側を前記レーキ
の下部反転部の内周側に下向きに凸状に設けると共に主
スクリーンの終端を下流側に向けて形成し、前記レーキ
の下部反転部の外周側で且つ主スクリーンの下端側の下
流側に補助スクリーンを設けると共に、該補助スクリー
ンの前面を前記レーキの下部反転部の最下位置近傍に臨
ませた構成からなる補助スクリーン付きレーキ循環式除
塵機において、前記主スクリーンの下端側と補助スクリ
ーンとの間に形成されるレーキ循環用隙間に、該レーキ
循環用隙間から塵芥が下流側に流出するのを防ぐ隙間用
スクリーンを設けると共に、該隙間用スクリーンの上端
側を主スクリーンの下端側に補助スクリーンの上流側で
前記レーキの循環方向に正逆回転自在に吊持したので、
レーキがレーキ循環用隙間を通過する際には、レーキに
よって押されて上流側に上向きに回転してレーキ循環用
隙間を開いてレーキの循環移動を妨げることがなく、し
かも、レーキが通過した後には自重によって自動的にレ
ーキ循環用隙間を閉じて、塵芥がレーキ循環用隙間から
下流側に流出するのを防ぐことができる。
【0049】また、請求項2の構成のように、補助スク
リーンの前面に当接して下流側に回転するのを阻止する
阻止片が隙間用スクリーンの下端側の側面に側方に向け
て突設されている場合には、補助スクリーン前面で隙間
用スクリーンが更に下流側に回転するのを阻止して、隙
間用スクリーンが塵芥に押されて下流側に回転してレー
キ循環用隙間を開くのを防ぐので、開いた隙間用スクリ
ーンから塵芥が下流側に流出するのを確実に防止するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態を示す補助スクリーン付
きレーキ循環式除塵機の要部の側断面図である。
【図2】この発明の実施の形態を示す補助スクリーン付
きレーキ循環式除塵機の要部の部分断面図である。
【符号の説明】
1 レーキ循環式除塵機 1a フレーム 1b 主務チェーン 1c ガイド溝 1d 主務チェーン下部反転部 1e スクリーン受杆 2 水路 2a 水路底面 3 主スクリーン 3a 下端側 4 補助スクリーン 4a 前面 4b 上部側 4c 後面 5 レーキ 5a レーキ桁 5b 前部櫛歯 5c 後部櫛歯 6 下部反転部 7 レーキ循環用隙間 8 隙間用スクリーン 8a 連結ピン 8b 阻止片 A レーキ先端の移動軌跡

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水路に設置された縦格子状の主スクリー
    ンの前面を上動し主スクリーンの後方を下動して上下回
    りに循環移動し且つ主スクリーン下方の下部反転部で下
    動から上動に反転するレーキを備え、主スクリーン前面
    に流着した塵芥を主スクリーン前面に沿って上動するレ
    ーキで掻き上げて水路上方に排出する構成からなるレー
    キ循環式除塵機であって、前記主スクリーンの下端側を
    前記レーキの下部反転部の内周側に下向きに凸状に設け
    ると共に主スクリーンの終端を下流側に向けて形成し、
    前記レーキの下部反転部の外周側で且つ主スクリーンの
    下端側の下流側に補助スクリーンを設けると共に、該補
    助スクリーンの前面を前記レーキの下部反転部の最下位
    置近傍に臨ませた構成からなる補助スクリーン付きレー
    キ循環式除塵機において、前記主スクリーンの下端側と
    補助スクリーンとの間に形成されるレーキ循環用隙間
    に、該レーキ循環用隙間から塵芥が下流側に流出するの
    を防ぐ隙間用スクリーンを設けると共に、該隙間用スク
    リーンの上端側を主スクリーンの下端側に補助スクリー
    ンの上流側で前記レーキの循環方向に正逆回転自在に吊
    持したことを特徴とする補助スクリーン付きレーキ循環
    式除塵機。
  2. 【請求項2】 補助スクリーンの前面に当接して下流側
    に回転するのを阻止する阻止片が隙間用スクリーンの下
    端側の側面に側方に向けて突設されている請求項1記載
    の補助スクリーン付きレーキ循環式除塵機。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101003717B1 (ko) 2010-03-10 2010-12-24 주식회사 월드이노텍 조목·세목 일체형 바 스크린식 제진기
KR101084319B1 (ko) 2011-05-23 2011-11-17 주식회사 엠에스테크 제진기의 잔류 진개물 제거장치
KR101119909B1 (ko) 2011-11-23 2012-02-29 주식회사삼영이앤티 유동식 에어프런 로터리 제진기

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