JPH06346423A - 自動除塵機 - Google Patents

自動除塵機

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Publication number
JPH06346423A
JPH06346423A JP13497093A JP13497093A JPH06346423A JP H06346423 A JPH06346423 A JP H06346423A JP 13497093 A JP13497093 A JP 13497093A JP 13497093 A JP13497093 A JP 13497093A JP H06346423 A JPH06346423 A JP H06346423A
Authority
JP
Japan
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rake
roller
screen
water
chain
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP13497093A
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English (en)
Inventor
Minoru Tejima
実 手嶋
Masahiro Uchino
政博 内野
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Sumitomo Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Heavy Industries Ltd
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Publication date
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Publication of JPH06346423A publication Critical patent/JPH06346423A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】レーキの掻揚(かきあげ)開始位置を水路の床
面に近づけ、水深が小さくても塵芥(じんかい)などを
掻き揚げることができるようにする。 【構成】スクリーン51の下流側に掻揚チェーン54が
配設され、走行させられる。該掻揚チェーン54は、二
つの直線部a,b、直線部a,b間を連結する半円形部
c,dから成る。前記掻揚チェーン54の設定された箇
所でレーキ支持材が揺動自在に支持され、該レーキ支持
材にレーキ55が櫛(くし)状に突出して形成される。
また、ローラガイドレールが設けられ、傾斜して立ち上
がり、半円形部cと交差し、前記二つの直線部a,b間
を延びて水面上に突出する。そして、ローラアッセンブ
リのローラが前記ローラガイドレールのローラ走行路を
走行する。さらに、前記ローラアッセンブリに対して連
結手段が揺動自在に配設され、前記レーキ支持材に対し
て一定の角度で摺動(しゅうどう)する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動除塵(じょじん)
機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、下水処理場の沈砂池、排水機場、
農業用水路、浄水場の沈砂池等の施設においては、水中
の塵芥(じんかい)、夾雑(きょうざつ)物等を除去す
るために各種の自動除塵機が設けられている。該自動除
塵機においては、水路又は水門に張設されたスクリーン
に沿ってチェーンドライブ式のレーキを配設し、前記ス
クリーンに掛かった塵芥、夾雑物を前記レーキによって
掻(か)き揚げるようにしている。
【0003】図2は従来の自動除塵機の縦断面図、図3
は従来の自動除塵機の正面図である。図に示すように、
矢印A方向の水流が形成された水路11内に自動除塵機
が配設される。そのため、前記水路11の床面14にケ
ース台座16が配設され、該ケース台座16の上に自動
除塵機のケース18の下端部が固定される。該ケース1
8は前記床面14から傾斜して立ち上がり、水面上に突
出して延在する。
【0004】前記ケース18は水路11の左右の側壁5
0に沿って配設された一対のプレート18a,18bを
有し、該プレート18a,18b間の複数箇所にスクリ
ーン受桁(うけげた)19が水平方向に架設される。そ
して、該スクリーン受桁19にスクリーン21が取り付
けられる。該スクリーン21は複数の棒材を並列に配設
することによって形成され、各棒材は水路11の床面1
4近傍から傾斜して立ち上がり、水面上に突出して延在
する。前記水路11を水流に乗って流れてくる塵芥、夾
雑物等は、該スクリーン21に掛かり、下流側に流れる
のが阻止される。
【0005】ところが、前記スクリーン21に掛かった
塵芥、夾雑物等が多くなると、前記各棒材間に詰まりス
クリーン21を閉塞(へいそく)してしまう。そこで、
スクリーン21に沿って掻揚装置23が配設される。該
掻揚装置23は、掻揚チェーン24及び該掻揚チェーン
24に固定された複数のレーキ25を有する。そして、
前記掻揚チェーン24及びレーキ25を所定の軌跡で走
行させるために、前記各プレート18a,18bにレー
キガイドレール28a,28bが取り付けられる。各レ
ーキガイドレール28a,28bは互いに対向する側が
開口させられた断面が「コ」の字状の長尺状部材から成
り、互いに平行に配設される。
【0006】各レーキガイドレール28a,28bは前
記床面14近傍に位置する半円形状の湾曲部a、該湾曲
部aの一端からスクリーン21に沿って傾斜して立ち上
がり、水面上に突出して延在する直線部b、前記湾曲部
aの他端から傾斜して立ち上がり、水面上に突出して延
在する直線部c、前記直線部bの一端から水平に延在す
る水平部d、及び前記直線部cの一端から水平に延在す
る水平部eから成り、各レーキガイドレール28a,2
8b内に、水平部e、直線部c、湾曲部a、直線部b、
及び水平部dにわたって連続して延びる掻揚チェーン走
行路30が形成される。
【0007】前記掻揚チェーン24は前記掻揚チェーン
走行路30に沿って配設され、水平部d,eの各端部に
隣接して配設された各掻揚用スプロケット32に張設さ
れる。各掻揚用スプロケット32は駆動軸33によって
互いに連結され、該駆動軸33は軸受34によって回転
自在に支持される。また、前記駆動軸33の一端に伝導
用スプロケット36が固定され、該伝導用スプロケット
36が図示しないチェーンを介して図示しない駆動源に
接続される。したがって、該駆動源を駆動することによ
って、各掻揚チェーン24を同期させて矢印B方向に走
行させることができる。
【0008】そして、前記レーキ25は平行に配設され
た各掻揚チェーン24間に水平方向に架設される。該レ
ーキ25は掻揚チェーン24の走行方向において一定間
隔ごとに複数配設され、掻揚チェーン24の走行に伴っ
て走行させられる。そして、掻揚チェーン24が前記直
線部b内の掻揚チェーン走行路30にある時、各レーキ
25はスクリーン21の各棒材間を貫いて下流側に向け
て上昇し、スクリーン21に掛かった塵芥、夾雑物等を
掻き揚げる。
【0009】前記掻揚チェーン24は水平部d内の掻揚
チェーン走行路30から出ると、掻揚用スプロケット3
2上で反転し、水平部e内の掻揚チェーン走行路30に
入るが、前記レーキ25は前記掻揚チェーン24が掻揚
用スプロケット32上で反転する時に同時に反転し、塵
芥、夾雑物等を落下させる。そして、前記掻揚用スプロ
ケット32の下方には塵芥貯留箱35が配設されてい
て、落下させられた塵芥、夾雑物等を受けて回収する。
【0010】なお、前記湾曲部aの前方には複数の棒材
を並列に配設することによって形成された前スクリーン
37が配設される。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来の自動除塵機においては、掻揚チェーン24が直線部
c内の掻揚チェーン走行路30を下方に向けて走行させ
られ、湾曲部a内の掻揚チェーン走行路30で反転し、
直線部b内の掻揚チェーン走行路30を上方に向けて走
行させられるが、レーキ25も前記湾曲部aに対応する
箇所で同時に反転する。
【0012】したがって、レーキ25の掻揚開始位置は
前記掻揚チェーン24の反転がほぼ終了した位置、すな
わち湾曲部aと直線部bの接続点に対応する位置とな
る。したがって、レーキ25の掻揚開始位置の深さは、
レーキガイドレール28a,28bの湾曲部aの中心の
深さに相当する。そして、前記レーキガイドレール28
a,28bの湾曲部aに他の掻揚用スプロケットを配設
し、前記掻揚用スプロケット32との間に掻揚チェーン
24を張設したものにおいては、レーキ25の掻揚開始
位置の深さは他の掻揚用スプロケットの中心の深さに相
当する。
【0013】このように、レーキ25の掻揚開始位置を
水路11の床面14に近づけることができないので、水
路11の水量が少なくて水深が小さくなると、スクリー
ン21の設置レベル以下の塵芥、夾雑物等をレーキ25
で掻き揚げることができない。また、スクリーン21の
上流側においてレーキ25を上昇させて掻揚げを開始す
ると、スクリーン21にレーキ25が噛(か)み込んだ
時に塵芥、夾雑物等をスクリーン21に押さえ付けたり
挟み込んだりする。したがって、自動除塵機が停止させ
られたり、塵芥、夾雑物等が水路11内に落下したりす
る。
【0014】本発明は、前記従来の自動除塵機の問題点
を解決して、レーキの掻揚開始位置を水路の床面に近づ
けて、水深が小さくても塵芥、夾雑物等を掻き揚げるこ
とができ、掻揚げを開始する時に塵芥、夾雑物等をスク
リーンに押さえ付けたり挟み込んだりすることがない自
動除塵機を提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】そのために、本発明の自
動除塵機においては、複数の棒材を並列に配設すること
によってスクリーンが形成され、該スクリーンは水中に
おいて傾斜して立ち上がり、水面上に突出した後に頂部
で反転して延在する。該スクリーンの下流側においてス
クリーンに沿って掻揚チェーンが配設され、駆動されて
走行させられる。該掻揚チェーンは、二つの直線部、水
中において直線部間を連結する半円形部、及び水面上に
おいて直線部間を連結する半円形部から成る。前記掻揚
チェーンの設定された箇所でレーキ支持材が揺動自在に
支持され、該レーキ支持材に複数のレーキが櫛(くし)
状に突出して形成される。
【0016】また、ローラガイドレールが設けられ、水
中において傾斜して立ち上がり、半円形部と交差し、前
記二つの直線部間を延びて水面上に突出する。そして、
ローラアッセンブリが設けられ、ローラアッセンブリの
ローラが前記ローラガイドレールのローラ走行路を走行
する。さらに、前記ローラアッセンブリに対して連結手
段が揺動自在に配設され、前記レーキ支持材に対して一
定の角度で摺動(しゅうどう)する。
【0017】
【作用】本発明によれば、前記のように自動除塵機にお
いては、複数の棒材を並列に配設することによってスク
リーンが形成され、該スクリーンは水中において傾斜し
て立ち上がり、水面上に突出した後に頂部で反転して延
在する。該スクリーンの下流側においてスクリーンに沿
って掻揚チェーンが配設され、駆動されて走行させられ
る。該掻揚チェーンは、二つの直線部、水中において直
線部間を連結する半円形部、及び水面上において直線部
間を連結する半円形部から成る。前記掻揚チェーンの設
定された箇所でレーキ支持材が揺動自在に支持され、該
レーキ支持材に複数のレーキが櫛状に突出して形成され
る。
【0018】また、ローラガイドレールが設けられ、水
中において傾斜して立ち上がり、半円形部と交差し、前
記二つの直線部間を延びて水面上に突出する。そして、
ローラアッセンブリが設けられ、ローラアッセンブリの
ローラが前記ローラガイドレールのローラ走行路を走行
する。さらに、前記ローラアッセンブリに対して連結手
段が揺動自在に配設され、前記レーキ支持材に対して一
定の角度で摺動する。
【0019】したがって、掻揚チェーンを駆動して走行
させると、前記ローラアッセンブリのローラが前記ロー
ラガイドレールのローラ走行路を走行する。そして、掻
揚チェーンが水中の半円形部上を走行する時に、前記ロ
ーラアッセンブリのローラはローラガイドレールの半円
形部より下方に位置する。この時、複数のレーキが水中
の床面の近傍でスクリーンを貫く。
【0020】その後、掻揚チェーンが直線部上を走行す
る時に、前記レーキはスクリーンに沿って上昇し、スク
リーンに掛かった塵芥、夾雑物等を掻き揚げる。そし
て、掻揚チェーンが水面上の半円形部上を走行する時
に、前記レーキは水面上のスクリーンの頂部で反転して
塵芥、夾雑物等を落下させる。
【0021】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
ながら詳細に説明する。図1は本発明の実施例を示す自
動除塵機の縦断面図、図4は本発明の実施例を示す自動
除塵機の斜視図、図5は本発明の実施例における掻揚装
置の斜視図、図6は本発明の実施例における掻揚装置の
詳細図である。
【0022】図に示すように、矢印A方向の水流が形成
された水路11内に自動除塵機が配設される。そのた
め、前記水路11の床面14にケース台座16が配設さ
れ、該ケース台座16の上に自動除塵機の図示しないケ
ースの下端部が固定される。該ケースは前記床面14か
ら傾斜して立ち上がり、水面上に突出して延在し、水路
11の左右の側壁50に沿って配設された一対のプレー
ト48から成る。
【0023】また、前記ケースの上流側にスクリーン5
1が配設される。該スクリーン51は複数の棒材52を
並列に配設することによって形成され、各棒材52は一
端がケース台座16に固定され、該ケース台座16から
傾斜して立ち上がり、水面上に突出した後に頂部で反転
して延在する。前記水路11を水流に乗って流れてくる
塵芥、夾雑物等は、該スクリーン51に掛かり、下流側
に流れるのが阻止される。なお、前記スクリーン51は
前記水路11の断面のほぼ全体にわたって配設され、前
記水路11の側壁50との間には、図示しない阻流板が
配設される。
【0024】ところが、前記スクリーン51に掛かった
塵芥、夾雑物等が多くなると、前記各棒材52間に詰ま
りスクリーン51を閉塞してしまう。そこで、スクリー
ン51に沿って掻揚装置53が配設される。該掻揚装置
53は、一対の掻揚チェーン54及び該掻揚チェーン5
4に対して揺動自在に支持された複数のレーキ55を有
する。各掻揚チェーン54は、水面上に配設された第1
スプロケット56と水中に配設された第2スプロケット
58の間に張設され、前記スクリーン51に平行に配設
される。そして、掻揚チェーン54はスクリーン51に
平行な直線部a、該直線部aに平行な直線部b、水中に
おいて直線部a,b間を連結する半円形部c、及び水面
上において直線部a,b間を連結する半円形部dから成
る。また、前記プレート48には前記掻揚チェーン54
に沿って図示しないチェーンガイドが形成され、掻揚チ
ェーン54はチェーンガイドに沿って走行させられる。
【0025】各第1スプロケット56は伝導機構57を
介して電動減速機80に接続される。前記伝導機構57
は前記電動減速機80の出力軸に固定された伝導スプロ
ケット81、該伝導スプロケット81の回転を伝達する
伝導チェーン82、該伝導チェーン82を介して回転を
受ける伝導スプロケット83、該伝導スプロケット83
に固定された中間軸84、該中間軸84に固定された中
間軸スプロケット85、該中間軸スプロケット85の回
転を伝達する中間チェーン86、該中間チェーン86を
介して回転を受ける駆動用スプロケット87、及び該駆
動用スプロケット87に固定され、前記第1スプロケッ
ト56に回転を伝達する駆動軸88から成る。
【0026】したがって、前記電動減速機80を駆動す
ることによって、掻揚チェーン54を矢印D方向に走行
させることができる。この場合、中間軸84に伝達され
た回転は、両端の中間軸スプロケット85を介して中間
チェーン86に伝達されるため、前記各掻揚チェーン5
4を同期させて回転させることができる。なお、中間軸
84の一端のみに中間軸スプロケットを配設し、中間軸
84に伝達された回転を前記中間軸スプロケットを介し
て中間チェーン86に伝達することもできる。
【0027】一方、前記レーキ55は各掻揚チェーン5
4間に延在するレーキ支持材66から櫛状に突出して複
数形成される。そして、前記レーキ支持材66は掻揚チ
ェーン54の走行方向において1組配設され、掻揚チェ
ーン54の走行に伴って前記レーキ55が走行させられ
る。そのため、図5に示すように、前記掻揚チェーン5
4の設定された箇所にレーキ軸61が固定される。
【0028】そして、前記レーキ支持材66に図示しな
い軸受が配設され、該軸受を介して前記レーキ支持材6
6がレーキ軸61によって回転自在に支持される。した
がって、前記レーキ55を掻揚チェーン54の走行方向
に対して各種の角度に揺動させることができる。そし
て、前記レーキ55を所定の軌跡で走行させるために、
前記各プレート48にローラガイドレール71が形成さ
れる。該ローラガイドレール71は互いに平行に配設さ
れ、いずれも互いに対向する側が開口させられた断面が
「コ」の字状の溝から成り、溝内にローラ走行路72を
形成する。また、前記ローラガイドレール71は、前記
ケース台座16からスクリーン51に沿って傾斜して直
線状に立ち上がり、水面上に突出して第1スプロケット
56の中心の近傍まで延在する。そして、前記ローラガ
イドレール71の下端部において掻揚チェーン54の半
円形部cと交差する部分には切欠71aが形成される。
【0029】また、前記ローラガイドレール71は、前
記第1スプロケット56と第2スプロケット58を結ぶ
中心線よりスクリーン51側に配設され、前記掻揚チェ
ーン54の上流側の直線部aとローラガイドレール71
の間の距離w1 より下流側の直線部bとローラガイドレ
ール71の間の距離w2 が長く設定される。一方、前記
レーキ支持材66にスライド軸受62が取り付けられ、
該スライド軸受62によってスライド軸63が摺動自在
に支持される。該スライド軸63の一端にはヘッド64
が形成され、前記スライド軸受62とスライド軸63の
相対的な移動が前記ヘッド64によって規制される。ま
た、前記スライド軸63の他端にはカム軸65が一体的
に形成され、該カム軸65は前記ローラ走行路72を走
行させられるローラアッセンブリ74によって揺動自在
に支持される。この場合、前記スライド軸受62、スラ
イド軸63及びカム軸65によって連結手段が構成され
る。
【0030】前記ローラアッセンブリ74は細長いロー
ラ支持体75を有しており、該ローラ支持体75によっ
て前記カム軸65が揺動自在に支持されるとともに、3
個のカムローラ76〜78が回転自在に支持される。し
たがって、ローラアッセンブリ74が前記ローラガイド
レール71の切欠71aを通過する時、カムローラ76
〜78のうち少なくとも二つがローラ走行路72にある
ため、ローラアッセンブリ74はローラガイドレール7
1から脱輪することはない。
【0031】そして、前記スライド軸受62とレーキ支
持材66は、図6における投影面上でスライド軸受62
とレーキ55が角度αを成すように一体的に形成されて
いるため、前記ローラアッセンブリ74が前記ローラ走
行路72を走行させられるのに伴い、前記レーキ55を
掻揚チェーン54に対して揺動させることができる。す
なわち、前記掻揚チェーン54を走行させると、レーキ
軸61を介して前記レーキ支持材66も走行させられ、
それに伴って前記ローラアッセンブリ74もローラ走行
路72を走行させられる。この時、前記レーキ軸61に
対してレーキ支持材66を相対的に回転させながら、前
記スライド軸受62はスライド軸63に沿って摺動す
る。
【0032】そして、前記スライド軸受62とスライド
軸63の相対的な移動が前記ヘッド64によって規制さ
れるため、前記スライド軸受62と前記ヘッド64が当
接した点で、図6における投影面上で前記スライド軸受
62とローラガイドレール71の成す角度β(s)が設
定される。ところで、前記レーキ軸61とローラガイド
レール71の間の距離は掻揚チェーン54の走行位置に
よって異なる。したがって、掻揚チェーン54が走行さ
せられるのに伴って、前記角度β(s)は変化する。な
お、sは適宜位置を起点とする掻揚チェーン54の走行
位置である。
【0033】このように、角度β(s)は掻揚チェーン
54の走行位置sに対応して変化するが、前記角度αが
常時一定であるため、前記レーキ55とローラガイドレ
ール71の成す角度は(α+β(s))になり、掻揚チ
ェーン54の走行位置sに対応して変化する。すなわ
ち、前記レーキ軸61が前記掻揚チェーン54の直線部
a上を走行する場合は、直線部aがローラガイドレール
71の上流側にあって、しかも、両者間の距離w1 が短
いため、前記角度β(s)は比較的小さい正の値を採
る。この時、図1の状態R1 で示すように、前記レーキ
55は掻揚チェーン54の走行方向に対して垂直な方向
に向き、スクリーン51に掛かった塵芥、夾雑物等を掻
き揚げる。
【0034】また、前記レーキ軸61が前記掻揚チェー
ン54の直線部b上を走行する場合は、直線部bがロー
ラガイドレール71の下流側にあって、しかも、両者間
の距離w2 が長いため、前記角度β(s)は大きい負の
値を採る。この時、図1の状態R2 で示すように、前記
レーキ55は掻揚チェーン54の走行方向に対して平行
な方向に向く。
【0035】次に、前記レーキ軸61が前記掻揚チェー
ン54の半円形部c上を走行する場合は、前記ローラア
ッセンブリ74は切欠71aを通過して床面16に当接
して停止する。この時、角度αが常時一定であるため、
前記レーキ軸61の走行に伴って前記スライド軸受62
はスライド軸63に沿って摺動し、スライド軸63が前
記ローラアッセンブリ74を中心として揺動し、前記角
度β(s)は大きい負の値から次第に0に近づく。この
時、図1及び6の状態R3 で示すように、前記レーキ5
5は上流側に傾斜し始める。
【0036】そして、前記レーキ軸61が切欠71aを
通過すると、前記角度β(s)は0から正の値に変化
し、図1及び6の状態R4 で示すように、前記レーキ5
5は上流側に向いてほぼ水平状態になる。さらに、前記
レーキ軸61が前記掻揚チェーン54の半円形部d上を
走行する場合は、前記ローラアッセンブリ74はローラ
ガイドレール71の上端に当接して停止する。この時、
角度αが常時一定であるため、前記レーキ軸61の走行
に伴って前記スライド軸受62はスライド軸63に沿っ
て摺動し、スライド軸63が前記ローラアッセンブリ7
4を中心として揺動し、前記角度β(s)は比較的小さ
い正の値から次第に0に近づき、その後、負の値にな
る。
【0037】そして、図1の状態R5 で示すように、前
記レーキ55は掻揚チェーン54の反転に伴って反転し
スクリーン51から抜ける。この時、塵芥、夾雑物等は
スクリーン51に沿って落下させられる。前記第1スプ
ロケット56の下方には塵芥貯留箱35が配設されてい
て、落下させられた塵芥、夾雑物等を受けて回収する。
【0038】なお、前記レーキ軸61が前記掻揚チェー
ン54の半円形部c,d上を走行する場合に誤動作が発
生するのを防止するため、ローラ支持体75の走行方向
における左右にストッパ75a,75bが設けられる。
このように、水路11の床面14の近傍において前記レ
ーキ55は上流側に向いてほぼ水平状態になるため、レ
ーキ55の掻揚開始位置の深さを床面14の深さとほぼ
等しくすることができる。したがって、水路11の水量
が少なくて水深が小さくても、スクリーン51の設置レ
ベル以下の塵芥、夾雑物等も十分に掻き揚げることがで
きる。
【0039】また、スクリーン51の下流側から上流側
にレーキ55を貫きながら上昇させて掻揚げを開始する
ことができるため、塵芥、夾雑物等をスクリーン51に
押さえ付けたり挟み込んだりしない。なお、スクリーン
51の下流側にレーキ55、掻揚チェーン54等の動作
部を配設することができるため、粗大異物から動作部を
守ることができる。
【0040】なお、本発明は前記実施例に限定されるも
のではなく、本発明の趣旨に基づいて種々変形すること
が可能であり、これらを本発明の範囲から排除するもの
ではない。
【0041】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
れば、自動除塵機においては、複数の棒材を並列に配設
することによってスクリーンが形成され、該スクリーン
は水中において傾斜して立ち上がり、水面上に突出した
後に頂部で反転して延在する。該スクリーンの下流側に
おいてスクリーンに沿って掻揚チェーンが配設され、駆
動されて走行させられる。該掻揚チェーンは、二つの直
線部、水中において直線部間を連結する半円形部、及び
水面上において直線部間を連結する半円形部から成る。
前記掻揚チェーンの設定された箇所でレーキ支持材が揺
動自在に支持され、該レーキ支持材に複数のレーキが櫛
状に突出して形成される。
【0042】また、ローラガイドレールが設けられ、水
中において傾斜して立ち上がり、半円形部と交差し、前
記二つの直線部間を延びて水面上に突出する。そして、
ローラアッセンブリが設けられ、ローラアッセンブリの
ローラが前記ローラガイドレールのローラ走行路を走行
する。さらに、前記ローラアッセンブリに対して連結手
段が揺動自在に配設され、前記レーキ支持材に対して一
定の角度で摺動する。
【0043】したがって、掻揚チェーンを駆動して走行
させると、前記ローラアッセンブリのローラが前記ロー
ラガイドレールのローラ走行路を走行する。そして、掻
揚チェーンが水中の半円形部上を走行する時に、前記ロ
ーラアッセンブリのローラはローラガイドレールの半円
形部より下方に位置する。この時、複数のレーキが水中
の床面の近傍でスクリーンを貫く。しかも、水中の半円
形部において、前記レーキを上流側に向けてほぼ水平状
態に置くことができる。
【0044】その結果、レーキの掻揚開始位置の深さを
床面の深さとほぼ等しくすることができ、水路の水深が
小さくても、スクリーンの設置レベル以下の塵芥、夾雑
物等も十分に掻き揚げることができる。また、スクリー
ンの下流側から上流側にレーキを貫きながら上昇させて
掻揚げを開始することができるため、塵芥、夾雑物等を
スクリーンに押さえ付けたり挟み込んだりしない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す自動除塵機の縦断面図で
ある。
【図2】従来の自動除塵機の縦断面図である。
【図3】従来の自動除塵機の正面図である。
【図4】本発明の実施例を示す自動除塵機の斜視図であ
る。
【図5】本発明の実施例における掻揚装置の斜視図であ
る。
【図6】本発明の実施例における掻揚装置の詳細図であ
る。
【符号の説明】
51 スクリーン 52 棒材 54 掻揚チェーン 55 レーキ 62 スライド軸受 63 スライド軸 65 カム軸 66 レーキ支持材 71 ローラガイドレール 72 ローラ走行路 74 ローラアッセンブリ 76〜78 カムローラ a,b 直線部 c,d 半円形部 α 角度

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (a)複数の棒材を並列に配設すること
    によって形成され、水中において傾斜して立ち上がり、
    水面上に突出した後に頂部で反転して延在するスクリー
    ンと、(b)該スクリーンの下流側においてスクリーン
    に沿って配設され、二つの直線部、水中において直線部
    間を連結する半円形部、及び水面上において直線部間を
    連結する半円形部から成るとともに、駆動されて走行さ
    せられる掻揚チェーンと、(c)該掻揚チェーンの設定
    された箇所で揺動自在に支持されたレーキ支持材と、
    (d)該レーキ支持材に櫛状に突出して形成された複数
    のレーキと、(e)水中において傾斜して立ち上がり、
    半円形部と交差し、前記二つの直線部間を延びて水面上
    に突出するローラガイドレールと、(f)該ローラガイ
    ドレールのローラ走行路を走行するローラを有するロー
    ラアッセンブリと、(g)該ローラアッセンブリに対し
    て揺動自在に配設され、前記レーキ支持材に対して一定
    の角度で摺動する連結手段を有することを特徴とする自
    動除塵機。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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