JP2737604B2 - 除塵機 - Google Patents

除塵機

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JP2737604B2 JP5186347A JP18634793A JP2737604B2 JP 2737604 B2 JP2737604 B2 JP 2737604B2 JP 5186347 A JP5186347 A JP 5186347A JP 18634793 A JP18634793 A JP 18634793A JP 2737604 B2 JP2737604 B2 JP 2737604B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、河川、取水路、上下水
処理場、廃水処理場あるいは水力発電所の取水口などの
水路中に設けられる除塵機に係わり、特に、スクリーン
に捕捉した塵芥類を循環走行式のレーキにより掻き上げ
て除去する除塵機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、例えば実開昭54-78335号公
報、実公平4-12099 号公報あるいは実開平1-141824号公
報などに記載されているように、スクリーンに捕捉した
塵芥類を循環走行式のレーキにより掻き上げて除去する
除塵機が知られている。図4は、従来のこの種の除塵機
の下端部を示している。同図において、Aは塵芥、1は
水路、2はこの水路1中の底面である。そして、水路1
中には、支持フレーム3を介して主スクリーン4が上下
に配設されている。この主スクリーン4は、縦格子状の
バースクリーンからなる。また、主スクリーン4の両側
にはチェーン5が設けられている。このチェーン5は、
前側すなわち上流側(図示左側)で上昇し、後側すなわ
ち下流側(図示右側)で下降するように循環走行するも
のである。また、チェーン5は、主スクリーン4の下端
付近に位置する従動スプロケット6に掛けてあって、こ
こで下から上へ転向する。そして、チェーン5にレーキ
7が固定されている。
【0003】以上のようにレーキ7が循環走行する除塵
機にあっては、レーキ7が主スクリーン4の下端を回っ
ていくので、この主スクリーン4の下端と水路1中の底
面2との間に隙間が必要である。そのままでは、この隙
間を通って塵芥類が捕捉されずに下流側に流れ込んでし
まうので、この種の除塵機では、補助スクリーン8を設
けている。この補助スクリーン8は、やはり縦格子状の
バースクリーンからなるが、水路1中の底面2から主ス
クリーン4の下部の前方位置まで立上がっている。な
お、レーキ7は、補助スクリーン8のバー間を通る櫛歯
9を有している。
【0004】そして、前記実公平4-12099 号公報に記載
の除塵機と同様に、図4に示す従来の除塵機では、補助
スクリーン8は、主スクリーン4の下端の下方位置より
も前方で水路1中の底面2に取り付けられており、全体
がほぼ鉛直になっている。そのため、補助スクリーン8
の下部に捕捉された塵芥A類がレーキ7により引き上げ
られずに残ってしまう問題があった。すなわち、図4に
レーキ7の櫛歯9の先端の軌跡Bを鎖線で示してある
が、それからわかるように、櫛歯9は、補助スクリーン
8の半ば程度の高さにきて、ようやく補助スクリーン8
のバー間に入る。すなわち、補助スクリーン8の前縁に
おける前記軌跡Bと水路1中の底面2との間隔が大き
い。そのため、櫛歯9が入らない補助スクリーン8の下
部においては、これに捕捉された塵芥A類がレーキ7に
より連行されず、水路1中の底部に堆積したままになっ
てしまう。
【0005】これに対して、実開昭54-78335号公報に記
載の除塵機では、補助スクリーンを主スクリーンの下端
の下方位置付近から前上方へ向けてレーキの軌跡に沿う
ほぼ円弧形状に形成しており、この構成ならば、補助ス
クリーンの下部すなわち水路中の底面に比較的近い位置
においても、補助スクリーンに捕捉された塵芥類をレー
キにより連行できる。ただし、実開昭54-78335号公報に
記載の除塵機では、レーキの先端の軌跡が補助スクリー
ンの前縁にほぼ一致しているため、補助スクリーンの前
側の、水路中の底面近傍の塵芥類は効果的に掻き上げる
ことができない。
【0006】また、実開昭54-78335号公報に記載の除塵
機と同様に、図4に示す従来の除塵機において、櫛歯9
は、単にレーキ7の進行方向に対してほぼ直交する単な
る平板状のものになっている。そのため、塵芥A類の掻
き上げ効果が弱く、補助スクリーン8に捕捉された塵芥
A類がレーキ7により連行されず、補助スクリーン8に
堆積したままになりやすい問題があった。
【0007】これに対して、前記実公平4-12099 号公報
に記載の除塵機では、掻き上げ効果を向上させることを
目的として、レーキの櫛歯の先端に、このレーキの進行
方向側へ突出した引掛片を設けている。そして、掻き上
げられた塵芥類をレーキから放出するときに塵芥類の落
下の妨げとならないように、引掛片は、レーキが主スク
リーンの上流側に位置した状態で上流側へ向くように傾
斜させてある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、補助スクリ
ーンの下部に捕捉された塵芥類をレーキにより連行でき
るようにするとともに、レーキによる掻き上げ効果を向
上させることを目的として、かりに、前記実開昭54-783
35号公報に記載の補助スクリーンの構成と、前記実公平
4-12099 号公報に記載のレーキの引掛片とを組み合わせ
たとしても、この引掛片が傾斜したものであるために、
ほぼ水平になっている補助スクリーンの下部において
は、引掛片が下向きになってしまい、十分な掻き上げ効
果が得られない問題がある。
【0009】本発明は、このような問題点を解決しよう
とするもので、レーキの掻き上げ効果を向上させられ、
補助スクリーンにより捕捉される塵芥類の堆積を大幅に
減少させられる除塵機を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の除塵機は、前記
目的を達成するために、水路中の底面との間に隙間を有
する状態でこの水路中に上下に配設された主スクリーン
と、この主スクリーンの前側で上昇し後側で下降して循
環走行するレーキと、前記主スクリーンの下端で前記レ
ーキを案内して反転させる案内部材と、前記水路中の底
面から前記主スクリーンの下部の前方位置まで立上がり
前記レーキが後側を通るバースクリーンからなる補助ス
クリーンとを備え、前記レーキは、前記補助スクリーン
のバー間を通る複数の櫛歯を有する除塵機において、前
記補助スクリーンは、下端部が水路中の底面から上方へ
立上がる立上がり部をなし、かつ、ほぼ全体が前記レー
キの軌跡に沿い、前記主スクリーンの下端の下方位置よ
りも後方位置から上端に至るまで前記レーキの櫛歯がバ
ー間を通るとともに、上端部が上方へ向かって前記レー
キの進行方向に対し後方へ屈曲した形状とし、前記レー
キの櫛歯の先端部に、このレーキの進行方向へ向かって
突出するとともにこの進行方向に対して内向きに傾斜
前記補助スクリーンのバーの前縁より突出した近傍に位
置する突起をそれぞれ設けたものである。
【0011】
【作用】本発明の除塵機では、水路中を流れる塵芥類が
主スクリーンおよび補助スクリーンの前側に捕捉され、
この捕捉された塵芥類が、主スクリーンの前側で上昇す
るレーキにより掻き上げられて除去される。レーキは、
循環走行し、案内部材により案内されて主スクリーンの
下端を回り、反転するが、このとき、レーキの櫛歯が補
助スクリーンのバー間を通り、この補助スクリーンに捕
捉された塵芥類を連行して引き上げる。補助スクリーン
は、水路中の底面から立上がっているのであるが、ほぼ
全体がレーキの軌跡に沿っており、主スクリーンの下端
の下方位置よりも後方位置から上端に至るまでレーキの
櫛歯がバー間を通る。したがって、補助スクリーンの下
部すなわち水路中の底面にごく近い位置においても、補
助スクリーンに捕捉された塵芥類がレーキにより連行さ
れていくことになる。これとともに、レーキの櫛歯の先
端部にあってその進行方向へ向かって突出した突起が、
補助スクリーンのバーの前縁より突出した近傍において
塵芥類を引っ掛けることにより、塵芥類が効果的に掻き
上げられる。塵芥には、例えばアシやカヤなどの紐状の
ものが多いのであるが、紐状の塵芥は、例えば1本が突
起に引っ掛かって持ち上げられると、相互の絡み合いに
より、まとめて引き上げられる。しかも、突起を有する
櫛歯の先端部が補助スクリーンのバーの前縁より若干突
出して位置するため、前記補助スクリーンの形状とあい
まって、この補助スクリーンの前側に溜まる水路中の底
面に極近い位置の塵芥類まで掻き上げて除去できる。そ
の上、突起がレーキの進行方向に対して内向きに傾斜し
ていることにより、突起は、レーキが下降から上昇に転
じる位置において既にやや上向きになる。したがって、
補助スクリーンの下部付近においても、突起による掻き
上げ効果が得られる。さらに、補助スクリーンの上端部
が上方へ向かってレーキの進行方向に対し後方へ屈曲し
た形状になっていることにより、補助スクリーンの上端
部において、前述のような方向性を有する突起と補助ス
クリーンとの間への塵芥の挟み込みが緩められ、塵芥が
補助スクリーンからより確実に外れる。
【0012】
【実施例】以下、本発明の除塵機の一実施例について、
図1から図3を参照しながら説明する。図面において、
11は水路、12はこの水路11中の底面である。16は主スク
リーンで、この主スクリーン16は、縦格子状のバースク
リーンであり、多数のバー17からなる。そして、主スク
リーン16は、支持フレーム18を介して水路11中に若干傾
斜した状態で上下に配設され、下端は水路11中の底面12
との間に隙間を有している。そして、前記支持フレーム
18には、主スクリーン16の上端付近に位置して駆動スプ
ロケット21が軸着され、下端付近に位置して案内部材と
しての従動スプロケット22が軸着されている。また、支
持フレーム18には、主スクリーン16の前面側すなわち上
流側(図1および図2において左側)に沿ってガイドレ
ール23が設けられており、このガイドレール23の下端部
には、前記従動スプロケット22に沿ってほぼ半円状の湾
曲部24が形成されている。また、支持フレーム18には、
主スクリーン16の後面側すなわち下流側(図1および図
2において右側)に短いガイドレール25が設けられてい
る。
【0013】26は前記スプロケット21,22に掛け渡され
た無端状のチェーンで、このチェーン26は、左右一対あ
り、前記ガイドレール23,25に沿って、前側のガイドレ
ール23で上昇し後側のガイドレール25で下降するように
循環走行するものである。そして、チェーン26は、一対
のチェーンリンク27と、このチェーンリンク27の端部に
ピン28を介して回転可能に支持されたローラ29とを組と
して、これらを多数組連結して構成されている。そし
て、前記左右のチェーン26間には、レーキ31が渡して固
定してある。これらレーキ31は、互いに等間隔離れてい
る。すなわち、各レーキ31は、レーキ本体32の両端部が
それぞれ支軸33を介して左右のチェーン26のチェーンリ
ンク27に連結されている。また、レーキ本体32には、そ
の進行方向側に第1の櫛体34および第2の櫛体35が固定
されている。これら櫛体34,35は、レーキ31の進行方向
とほぼ直交する平板状の櫛歯36,37をそれぞれ複数有し
ている。第1の櫛体34の櫛歯36は、前記主スクリーン16
のバー間を通るものである。一方、反対側の第2の櫛体
35の櫛歯37の先端部には、レーキ31の進行方向へ向かっ
て突出するとともにこの進行方向に対して若干内向き
(主スクリーン16の前側で後向き)に傾斜した突起38が
それぞれ設けられている。これら突起38の先端部は、テ
ーパー状(フォーク状)に尖っている。また、41はモー
タで、このモータ41は、チェーン42を介して前記駆動ス
プロケット21に動力を伝達し、前記チェーン26を駆動す
るものである。さらに、43はエプロンコンベアである。
【0014】51は補助スクリーンで、この補助スクリー
ン51は、縦格子状のバースクリーンであり、多数のバー
52からなる。そして、補助スクリーン51は、下端の取付
座53が水路11中の底面12にアンカーボルト54により固定
されており、取付座53から上方へ立上がる立上がり部52
a になっている下端部から前記主スクリーン16の下端部
の前方位置まで立上がり、前記レーキ31が後側を通るも
のである。このとき、第2の櫛体34の櫛歯37が補助スク
リーン51のバー52間を通り、かつ、櫛歯37の突起38がバ
ー52の前縁より突出した近傍に位置するものである。
お、前記立上がり部52a は、このように櫛歯37がバー52
の前縁から若干突出できるようにするためのものでもあ
る。さらに、補助スクリーン51は、円弧状になってい
て、ほぼ全体が櫛歯37の先端の軌跡Cに沿っているが、
補助スクリーン51のバー52の上端部は、上方へ向かって
前記レーキ31の進行方向に対し後方へ若干屈曲した形状
になっている。また、前記取付座53は、主スクリーン16
の下端の下方位置よりも後方に位置している。これによ
り、レーキ31の櫛歯37は、補助スクリーン51のバー52間
を主スクリーン16の下端の下方位置よりも後方位置から
上端に至るまで通るようになっている。
【0015】つぎに、前記の構成について、その作用を
説明する。モータ41の駆動により、チェーン26が図1に
おいて時計回り方向へ回り、このチェーン26とともにレ
ーキ31が循環走行する。そして、主スクリーン16の前側
において上昇するレーキ31が、水路11中を流れスクリー
ン16,51の前側すなわち上流側に捕捉された塵芥類を掻
き上げ、除去する。掻き上げられた塵芥は、レーキ31が
駆動スプロケット21を回って反転することにより、エプ
ロンコンベア43へ落下する。その後、レーキ31は、主ス
クリーン16の後側を下降し、従動スプロケット22で主ス
クリーン16の下端を回って反転し、再び主スクリーン16
の前側を上昇する。
【0016】そして、従動スプロケット22を回っている
間に、レーキ31の櫛歯37が補助スクリーン51のバー52間
を通って、この補助スクリーン51に捕捉された塵芥類を
連行して引き上げていく。このとき、補助スクリーン51
のほぼ全体がレーキ31の軌跡Cに沿っており、その櫛歯
37がバー52間を主スクリーン16の下端の下方位置よりも
後方位置から上端に至るまで通るので、前記軌跡Cと水
路11中の底面12との間の間隔を小さくでき、補助スクリ
ーン51の下部すなわち水路11中の底面12にごく近い位置
においても、補助スクリーン51に捕捉された塵芥類がレ
ーキ31により連行されていくことになる。したがって、
水路11中の底部における塵芥類の堆積が大幅に低減され
る。特に、水位が低い場合、多くの塵芥類が主スクリー
ン16よりも補助スクリーン51に捕捉されることになるの
で、効果的である。
【0017】さらに、レーキ31の櫛歯37の先端部に設け
られた突起38により、レーキ31自体の掻き上げ効果が大
幅に向上する。すなわち、櫛歯37からレーキ31の進行方
向へ向かって突出した突起38が補助スクリーン51のバー
52の前縁より突出した近傍において塵芥類を引っ掛ける
ことにより、塵芥類が効果的に掻き上げられる。しか
も、突起38の先端部がテーパー状に尖っているので、掻
き上げ効果がよりいっそう向上する。塵芥には、例えば
アシやカヤなどの紐状のものが多いのであるが、紐状の
塵芥は、例えば1本が突起38に引っ掛かって持ち上げら
れると、相互の絡み合いにより、まとめて引き上げられ
る。しかも、突起38を有する櫛歯37の先端部が補助スク
リーン51のバー52の前縁より若干突出して位置するた
め、前記補助スクリーン51の形状とあいまって、この補
助スクリーン51の前側に溜まる水路11中の底面12に極近
い位置の塵芥類まで掻き上げて除去できる。その上、
起38がレーキ31の進行方向に対して若干内向きに傾斜し
ていることにより、突起38は、レーキ31が下降から上昇
に転じる位置において既にやや上向きになり、その後仰
角は増していく。したがって、補助スクリーン51の下部
付近においても、突起38による掻き上げ効果が得られ、
したがって、水路11中の底部における塵芥類の堆積がさ
らに低減される。さらに、補助スクリーン51の上端部が
上方へ向かってレーキ31の進行方向に対し後方へ屈曲し
た形状になっていることにより、補助スクリーン51の上
端部において、前述のような方向性を有する突起38と補
助スクリーン51との間への塵芥類の挟み込みが緩めら
れ、塵芥類が補助スクリーン51からより確実に外れ、水
路11中の底部における塵芥類の滞留がよりいっそう減
る。
【0018】なお、本発明は、前記実施例に限定される
ものではなく、種々の変形実施が可能である。例えば、
従動スプロケットは必要に応じて設ければよく、ガイド
レールの湾曲部のみによってチェーンを案内させてもよ
い。また、主スクリーンは、バースクリーンに限らな
い。さらに、レーキにおける補助スクリーンを通る櫛歯
の先端部に設ける突起は、別体の突起物を櫛体に固定す
る他、櫛体をなす板状の部材に形成された櫛歯の先端部
を折り曲げることによって形成するなどしてもよい。
【0019】
【発明の効果】本発明によれば、レーキが循環走行式
で、水路中の底面との間に隙間を有しレーキが前側を上
昇するとともに後側を下降する主スクリーンに加えて、
水路中の底面から立上がりレーキが後側を通るバースク
リーンからなる補助スクリーンを備えた除塵機におい
て、補助スクリーンは、ほぼ全体がレーキの軌跡に沿
い、主スクリーンの下端の下方位置よりも後方位置から
上端に至るまでレーキの櫛歯がバー間を通る形状とした
ので、補助スクリーンの下部すなわち水路中の底面にご
く近い位置においても、補助スクリーンに捕捉された塵
芥類をレーキにより連行できる。また、レーキの櫛歯の
先端部に、このレーキの進行方向へ向かって突出し前記
補助スクリーンのバーの前縁より突出した近傍に位置す
る突起をそれぞれ設けたので、レーキの掻き上げ効果を
大幅に向上させられる。特に突起を有する櫛歯の先端部
が補助スクリーンのバーの前縁より若干突出して位置す
ることにより、前記補助スクリーンの形状とあいまっ
て、この補助スクリーンの前側に溜まる水路中の底面に
極近い位置の塵芥類まで掻き上げて除去できる。しか
も、突起をレーキの進行方向に対して内向きに傾斜させ
たので、突起は、レーキが下降から上昇に転じる位置に
おいて既にやや上向きになることにより、補助スクリー
ンの下部付近においても、突起による掻き上げ効果が得
られる。さらに、補助スクリーンの上端部を上方へ向か
ってレーキの進行方向に対し後方へ屈曲した形状にした
ので、補助スクリーンの上端部において、前述のような
方向性を有する突起と補助スクリーンとの間への塵芥の
挟み込みが緩められ、レーキによる掻き上げに際して塵
芥が補助スクリーンからより確実に外れる。以上のこと
から、水路中の底部における補助スクリーンへの塵芥類
の堆積を大幅に減少させられる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の除塵機の一実施例を示すもので、全体
の縦断面図である。
【図2】同上図1における下端部の拡大図である。
【図3】同上図2の III−III 断面図である。
【図4】従来の除塵機の一例を示すもので、下端部の縦
断面図である。
【符号の説明】
11 水路 12 水路中の底面 16 主スクリーン 22 従動スプロケット(案内部材) 31 レーキ 37 櫛歯 38 突起 51 補助スクリーン 52 バー52a 立上がり部 C レーキの櫛歯の先端の軌跡

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水路中の底面との間に隙間を有する状態
    でこの水路中に上下に配設された主スクリーンと、この
    主スクリーンの前側で上昇し後側で下降して循環走行す
    るレーキと、前記主スクリーンの下端で前記レーキを案
    内して反転させる案内部材と、前記水路中の底面から前
    記主スクリーンの下部の前方位置まで立上がり前記レー
    キが後側を通るバースクリーンからなる補助スクリーン
    とを備え、前記レーキは、前記補助スクリーンのバー間
    を通る複数の櫛歯を有する除塵機において、前記補助ス
    クリーンは、下端部が水路中の底面から上方へ立上がる
    立上がり部をなし、かつ、ほぼ全体が前記レーキの軌跡
    に沿い、前記主スクリーンの下端の下方位置よりも後方
    位置から上端に至るまで前記レーキの櫛歯がバー間を通
    とともに、上端部が上方へ向かって前記レーキの進行
    方向に対し後方へ屈曲した形状とし、前記レーキの櫛歯
    の先端部に、このレーキの進行方向へ向かって突出する
    とともにこの進行方向に対して内向きに傾斜し前記補助
    スクリーンのバーの前縁より突出した近傍に位置する突
    起をそれぞれ設けたことを特徴とする除塵機。
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