JP2001159119A - 除塵機 - Google Patents

除塵機

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JP2001159119A
JP2001159119A JP34551299A JP34551299A JP2001159119A JP 2001159119 A JP2001159119 A JP 2001159119A JP 34551299 A JP34551299 A JP 34551299A JP 34551299 A JP34551299 A JP 34551299A JP 2001159119 A JP2001159119 A JP 2001159119A
Authority
JP
Japan
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screen
dust
water channel
rake
upstream
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Application number
JP34551299A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Tajima
博司 田嶋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NISHIDA MARINE BOILER
Nishida Marine Boiler Co Ltd
Original Assignee
NISHIDA MARINE BOILER
Nishida Marine Boiler Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 除塵機の上部を水路上流側に向けて湾曲させ
て、レーキで掻き上げられて水路上方に排出される塵芥
がスクリーンより水路下流側に落下流出するのを極力減
少させる。 【解決手段】 スクリーン3を水路上流側2aに向けて
斜め下向きに傾斜して設置し、スクリーン3の上端側を
水路上流側2aに向けて湾曲し、レーキ4で掻き上げた
塵芥を排出する除塵機1の上部側を水路上流側2aに向
けて湾曲して設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、用水や排水路等
の水路に設置されたスクリーンに流着した塵芥を主務チ
ェーンに搬送されて循環移動するレーキで掻き上げて水
路上方に排出する除塵機に係り、特に、除塵機の上部を
水路上流側に向けて湾曲させて、レーキで掻き上げられ
て水路上方に排出される塵芥がスクリーンより水路下流
側に落下流出するのを極力減少させるようにした除塵機
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、水路を流下する塵芥を除去する装
置として、流下する塵芥を水路に設置した格子状のスク
リーンで受け止め、受け止めた塵芥をスクリーンに沿っ
て循環移動するレーキにより機械的に掻き上げて、塵芥
を水路上方の所定位置に排出する除塵機が知られてい
る。
【0003】この除塵機は、塵芥が流着するスクリーン
が水路上流側に向けて斜め下向きに設置され、レーキに
よって掻き上げられた塵芥が排出される除塵機の上部側
は水路下流側に向けて湾曲された構造からなっていて、
水路に設置されたスクリーンの左右両側部に各々無端状
のチェーンを斜め上下方向に亘って配置し、これら左右
のチェーンに各レーキの両端を連結し、チェーンの循環
動によりレーキをスクリーン上に沿って循環移動させ、
上方に移動する側のレーキの掻き上げによってスクリー
ンに流着する塵芥を、水路下流側に向けて湾曲された除
塵機の上部側から排出路に排出する構造になっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記し
たように、従来の除塵機においては、除塵機の上部側は
水路下流側に向けて湾曲されているため、レーキで掻き
上げられた塵芥の一部が排出路内から水路下流側に流出
する不都合があった。
【0005】この発明は、上記のような課題に鑑み、そ
の課題を解決すべく創案されたものであって、その目的
とするところは、除塵機の上部を水路上流側に向けて湾
曲させて、レーキで掻き上げられて水路上方に排出され
る塵芥がスクリーンより水路下流側に落下流出するのを
極力減少させることのできる除塵機を提供することにあ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】以上の目的を達成するた
めに、請求項1の発明は、水路に設置したスクリーンに
流着した塵芥を循環移動するレーキで掻き上げて水路上
方に排出する除塵機において、前記スクリーンを水路上
流側に向けて斜め下向きに傾斜して設置し、スクリーン
の上端側を水路上流側に向けて湾曲し、レーキで掻き上
げた塵芥を排出する除塵機の上部側を水路上流側に向け
て湾曲して設けた手段よりなるものである。
【0007】また、請求項2の発明は、水路に設置した
スクリーンに流着した塵芥を循環移動するレーキで掻き
上げて水路上方に排出する除塵機において、前記スクリ
ーンを水路に対して垂直に設置し、スクリーンの上端側
を水路上流側に向けて湾曲し、レーキで掻き上げた塵芥
を排出する除塵機の上部側を水路上流側に向けて湾曲し
て設けた手段よりなるものである。
【0008】ここで、請求項1又は請求項2の発明の好
ましい形態として、除塵機の上部側の湾曲部分で且つス
クリーンの水路下流側には、水路上流側のスクリーンに
向けて水を噴射する噴射ノズルが設けられている。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、図面に記載の発明の実施の
形態に基づいて、この発明をより具体的に説明する。
【0010】〔実施の形態−1〕ここで、図1は概略側
断面図、図2は概略平面図、図3は部分拡大平面図であ
る。
【0011】図において、除塵機1は、レーキ4を駆動
循環させてスクリーン3に流着した塵芥を循環移動する
レーキ4で掻き上げて水路2の上方に排出する装置で、
水路2の途中に設置されている。除塵機1はその上部側
を水路上流側2aに向けて且つスクリーン3に対して鋭
角状に湾曲して設けられている。
【0012】除塵機1はその左右両側面を一対のフレー
ム1aで構成され、左右の各フレーム1aの上部側は水
路2の上方に突出して水路上流側2aに向けて鋭角状に
湾曲して設けられている。
【0013】上部側が水路上流側2aに向けて鋭角状に
湾曲して設けられた左右の各フレーム1aは、その下部
側が水路2の左右の両水路側壁面2dの内側に水路上流
側2aに向けて斜め下向きに傾斜して設置されている。
左右の各フレーム1aの下端は水路底面2cに固定され
ている。
【0014】左右の各フレーム1aと水路上流側2aの
両水路側壁面2dとの隙間には防塵ゴム1bがそれぞれ
付設されていて、左右の各フレーム1aと水路上流側2
aの両水路側壁面2dとの隙間から塵芥が水路下流側2
bに流出するのが防がれている。
【0015】除塵機1の左右一対のフレーム1a,1a
の間には、流着する塵芥を受け止める縦格子状のスクリ
ーン3が配設されている。スクリーン3は塵芥が流入し
て排水機場等に損傷を与えるのを防ぐために水路2に設
置されるものであり、損失水頭の小さい形状からなる。
【0016】スクリーン3は水路2の左右両側のフレー
ム1a,1a間の上下に横架した数本のスクリーン受杆
にその後面が固設されて保持されている。スクリーン3
はその上端側及び下端側を除いて、全体が水路上流側2
aに向けて斜め下向きに傾斜して設置されている。
【0017】また、スクリーン3の上部側は水路下流側
2bに向けて僅かに傾斜した状態で水路2の上方まで直
線状に延び、その上端側は水路上流側2aに向けて円弧
状に湾曲されている。
【0018】スクリーン3の下端側は水路下流側2bに
向けて円弧状に湾曲されている。またスクリーン3の下
端はスクリーン3に流着した塵芥を掻き上げるレーキ4
の通過のために水路底面2cと所定の間隔を有してい
る。
【0019】スクリーン3の下端側の水路下流側2bの
水路底面2cには補助スクリーン5が近接して設置され
ている。補助スクリーン5は、スクリーン3の下端側と
水路底面2cとの隙間から塵芥が流下するのを防ぐため
に水路底面2cに設置されるものであり、櫛歯状の損失
水頭の小さい形状からなる。
【0020】両側のフレーム1a、1aの上端側の水路
下流側2b寄りには駆動軸6が軸承されている。両フレ
ーム1a、1aにそれぞれ隣接する駆動軸6の両端には
駆動スプロケット7が固設されている。駆動スプロケッ
ト7は図示しない駆動モーターに動力伝達機構及び駆動
軸6を介して連動連結されている。
【0021】駆動スプロケット7の取付け位置より水路
上流側2aで、且つ前記スクリーン3上端より水路上流
側2aには、後述の主務チェーン10に緊張を付与する
テークアップローラ8が設けられている。テークアップ
ローラ8は駆動スプロケット7と略同一高さに設けられ
ていて、水平方向に移動して主務チェーン10に緊張を
付与する構造になっている。
【0022】また、スクリーン3の下端側の両側フレー
ム1a、1aには下部反転ガイド9が設けられていて、
主務チェーン10はこの下部反転ガイド9によって向き
が反転つまり方向が180度変わるようになっている。
【0023】両駆動スプロケット7、テークアップロー
ラ8及び下部反転ガイド9には当該駆動スプロケット7
により駆動されて循環動する無端状の主務チェーン10
がそれぞれ回装されている。
【0024】両側の主務チェーン10、10間には前記
レーキ4が横架されていて、主務チェーン10の循環動
に連動してレーキ4をスクリーン3に沿って循環移動さ
せるようになっている。そして、スクリーン3の上方に
向かって移動する側のレーキ4により、スクリーン3に
流着した塵芥を掻き上げ、排塵トラフ11へ排出するよ
うになっている。
【0025】排塵トラフ11は、レーキ4によって掻き
上げられた塵芥を除塵機1の上部側方に排出する排出路
で、上記のテークアップローラ8の下方側の水路2上
に、該水路2を横断する方向に設けられている。
【0026】除塵機1の上部側の湾曲部分には複数の噴
射ノズル12が設けられている。噴射ノズル12は循環
するレーキ4の内側となるスクリーン3の水路下流側2
bに設けられている。噴射ノズル12は、スクリーン3
の水路下流側2bから水路上流側2aのスクリーン3と
レーキ4に向けて水を噴射することにより、スクリーン
3の上端側のスクリーン3とレーキ4に付着した塵芥を
剥離する機能を果たす。
【0027】次に、上記発明の実施の形態の構成に基づ
く動作について以下説明する。図示しない駆動モーター
を駆動させると、駆動モーターに動力伝達機構などを介
して連動連結された左右の駆動スプロケット7は一体と
なって回転する。駆動スプロケット7の一体となっての
回転に伴い、各駆動スプロケット7と噛み合う左右の各
主務チェーン10は各々同一速度で一定方向に同速度で
循環動する。即ち、スクリーン3の水路下流側2bの主
務チェーン10は下動し、スクリーン3の水路上流側2
aの主務チェーン10は上動する。
【0028】この循環動する両側の主務チェーン10間
にはレーキ4が横架されていて、主務チェーン10の循
環動に連動してレーキ4は主務チェーン10の循環動方
向と同方向に循環移動する。つまり、レーキ4はスクリ
ーン3の水路下流側2bを下降し、スクリーン3下端を
経てスクリーン3の水路上流側2aの表面に沿って上動
する。
【0029】そして、上動するレーキ4によってスクリ
ーン3の水路上流側2aに流着した塵芥が掻き上げられ
る。レーキ4によって掻き上げられた塵芥は水路上流側
2aに湾曲したスクリーン3の上端から水路2の上方に
配設された排塵トラフ11へ排出される。排塵トラフ1
1に排出された塵芥及び水は水路2の側方へ排出され、
溜マスに設けた格子で塵芥と水は分離され、水は水路2
へ還流される。
【0030】この場合に、レーキ4によって掻き上げら
れた塵芥の一部が風などによって排塵トラフ11から外
れたときには、その下方に落下することになるが、排塵
トラフ11の下方はスクリーン3の水路上流側2aにな
るため、落下した一部の塵芥がスクリーン3に流着する
ことにより、再びレーキ4によって掻き上げることがで
き、スクリーン3の水路下流側2bに一部の塵芥が流出
するのを回避することが可能となる。
【0031】また、スクリーン3の上端側やレーキ4に
付着した一部の塵芥は、スクリーン3の水路下流側2b
に設けられた複数の噴射ノズル12から水を水路上流側
2aのスクリーン3に向けて噴射させることにより、剥
離されて排塵トラフ11内又はスクリーン3の水路上流
側2aに落下する。スクリーン3の水路上流側2aに落
下した塵芥は上記同様に再びレーキ4によって掻き上げ
ることができる。
【0032】排塵トラフ11へ排出したレーキ4は、テ
ークアップローラ8で反転して水路下流側2bに向けて
水平に移動し、駆動スプロケット7で鋭角状に反転して
下降して、スクリーン3の下端を経て再び塵芥を掻き上
げ、以下同様な作業を繰り返す。
【0033】〔実施の形態−2〕ここで、図4は概略側
断面図、図5は概略平面図、図6は部分拡大平面図であ
る。
【0034】図において、除塵機21は、レーキ24を
駆動循環させて水路22に垂直に設置されたスクリーン
23に流着した塵芥を循環移動するレーキ24で掻き上
げて水路22の上方に排出する装置で、水路22の途中
に設置されている。除塵機21はその上部側を水路上流
側22aに向けて且つ水路22に垂直に設置されたスク
リーン23に対して直角状に湾曲して設けられている。
【0035】除塵機21はその左右両側面を一対のフレ
ーム21aで構成され、左右の各フレーム21aの上部
側は水路22の上方に突出して水路上流側22aに向け
て直角状に湾曲して設けられている。
【0036】上部側が水路上流側22aに向けて直角状
に湾曲して設けられた左右の各フレーム21aは、その
下部側が水路22の左右の両水路側壁面22dの内側に
水路22に対して垂直に設置されている。左右の各フレ
ーム21aの下端は水路底面22cに固定されている。
【0037】左右の各フレーム21aと水路上流側22
aの水路側壁面22dとの隙間には防塵ゴム21bがそ
れぞれ付設されていて、左右の各フレーム21aと水路
上流側22aの両水路側壁面22dとの隙間から塵芥が
水路下流側22bに流出するのが防がれている。
【0038】除塵機21の左右一対のフレーム21a,
21aの間には、流着する塵芥を受け止める縦格子状の
スクリーン23が配設されている。スクリーン23は塵
芥が流入して排水機場等に損傷を与えるのを防ぐために
水路22に設置されるものであり、損失水頭の小さい形
状からなる。
【0039】スクリーン23は水路22の左右両側のフ
レーム21a,21a間の上下に横架した数本のスクリ
ーン受杆にその後面が固設されて保持されている。スク
リーン23はその上端側及び下端側を除いて、全体が水
路22に対して垂直に設置されている。
【0040】また、スクリーン23の上部側は上方に向
けて垂直な状態で水路22の上方まで直線状に延び、そ
の上端側は水路上流側22aに向けて円弧状に湾曲され
ている。
【0041】スクリーン23の下端側は水路下流側22
bに向けて円弧状に湾曲されている。またスクリーン2
3の下端はスクリーン23に流着した塵芥を掻き上げる
レーキ24の通過のために水路底面22cと所定の間隔
を有している。
【0042】スクリーン23の下端側の水路下流側22
bの水路底面22cには補助スクリーン25が近接して
設置されている。補助スクリーン25は、スクリーン2
3の下端側と水路底面22cとの隙間から塵芥が流下す
るのを防ぐために水路底面22cに設置されるものであ
り、櫛歯状の損失水頭の小さい形状からなる。
【0043】両側のフレーム21a、21aの上端側の
水路下流側22b寄りには駆動軸26が軸承されてい
る。両フレーム21a、21aにそれぞれ隣接する駆動
軸26の両端には駆動スプロケット27が固設されてい
る。駆動スプロケット27は図示しない駆動モーターに
動力伝達機構及び駆動軸26を介して連動連結されてい
る。
【0044】駆動スプロケット27の取付け位置より水
路上流側22aで、且つ前記スクリーン23上端より水
路上流側22aには、後述の主務チェーン30に緊張を
付与するテークアップローラ28が設けられている。テ
ークアップローラ28は駆動スプロケット27と略同一
高さに設けられていて、水平方向に移動して主務チェー
ン30に緊張を付与する構造になっている。
【0045】また、スクリーン23の下端側の両側フレ
ーム21a、21aには下部反転ガイド29が設けられ
ていて、主務チェーン30はこの下部反転ガイド29に
よって向きが反転つまり方向が180度変わるようにな
っている。
【0046】両駆動スプロケット27、テークアップロ
ーラ28及び下部反転ガイド29には当該駆動スプロケ
ット27により駆動されて循環動する無端状の主務チェ
ーン30がそれぞれ回装されている。
【0047】両側の主務チェーン30、30間には前記
レーキ24が横架されていて、主務チェーン30の循環
動に連動してレーキ24をスクリーン23に沿って循環
移動させるようになっている。そして、スクリーン23
の上方に向かって垂直に移動する側のレーキ24によ
り、スクリーン23に流着した塵芥を掻き上げ、排塵ト
ラフ31へ排出するようになっている。
【0048】排塵トラフ31は、レーキ24によって掻
き上げられた塵芥を除塵機21の上部側方に排出する排
出路で、上記のテークアップローラ28の下方側の水路
22上に、該水路22を横断する方向に設けられてい
る。
【0049】除塵機21の上部側の湾曲部分には複数の
噴射ノズル32が設けられている。噴射ノズル32は循
環するレーキ24の内側となるスクリーン23の水路下
流側22bに設けられている。噴射ノズル32は、スク
リーン23の水路下流側22bから水路上流側22aの
スクリーン23に向けて水を噴射することにより、上端
側のスクリーン23やレーキ4に付着した塵芥を剥離す
る機能を果たす。
【0050】次に、上記発明の実施の形態の構成に基づ
く動作について以下説明する。図示しない駆動モーター
を駆動させると、駆動モーターに動力伝達機構などを介
して連動連結された左右の駆動スプロケット27は一体
となって回転する。駆動スプロケット27の一体となっ
ての回転に伴い、各駆動スプロケット27と噛み合う左
右の各主務チェーン30は各々同一速度で一定方向に同
速度で循環動する。即ち、スクリーン23の水路下流側
22bの主務チェーン30は垂直な下向きに移動し、ス
クリーン23の水路上流側22aの主務チェーン30は
垂直な上向きに移動する。
【0051】この循環動する両側の主務チェーン30間
にはレーキ24が横架されていて、主務チェーン30の
循環動に連動してレーキ24は主務チェーン30の循環
動方向と同方向に循環移動する。つまり、レーキ24は
スクリーン23の水路下流側22bを下降し、スクリー
ン23下端を経て垂直なスクリーン23の水路上流側2
2aの表面に沿って上動する。
【0052】そして、上動するレーキ24によって水路
22に垂直なスクリーン23の水路上流側22aに流着
した塵芥が掻き上げられる。レーキ24によって掻き上
げられた塵芥は水路上流側22aに湾曲したスクリーン
23の上端から水路22の上方に配設された排塵トラフ
31へ排出される。排塵トラフ31に排出された塵芥及
び水は水路22の側方へ排出され、溜マスに設けた格子
で塵芥と水は分離され、水は水路22へ還流される。
【0053】この場合に、レーキ24によって掻き上げ
られた塵芥の一部が風などによって排塵トラフ31から
外れたときには、その下方に落下することになるが、排
塵トラフ31の下方はスクリーン23の水路上流側22
aになるため、落下した一部の塵芥がスクリーン23に
流着することにより、再びレーキ24によって掻き上げ
ることができ、スクリーン23の水路下流側22bに一
部の塵芥が流出するのを回避することが可能となる。
【0054】また、スクリーン23の上端側やレーキ4
に付着した一部の塵芥は、スクリーン23の水路下流側
22bに設けられた複数の噴射ノズル32から水を水路
上流側22aのスクリーン23に向けて噴射させること
により、剥離されて排塵トラフ31内又はスクリーン2
3の水路上流側22aに落下する。スクリーン23の水
路上流側22aに落下した塵芥は上記同様に再びレーキ
24によって掻き上げることができる。
【0055】排塵トラフ31へ排出したレーキ24は、
テークアップローラ28で反転して水路下流側2bに向
けて水平に移動し、駆動スプロケット27で直角状に下
向きに向きを変えて下降し、スクリーン23の下端を経
て再び塵芥を掻き上げ、以下同様な作業を繰り返す。
【0056】なお、この発明は上記発明の実施の形態に
限定されるものではなく、この発明の精神を逸脱しない
範囲で種々の改変をなし得ることは勿論である。例え
ば、前記の駆動スプロケット7,27の取付け位置とテ
ークアップローラ8,28の取付け位置を逆にしてもよ
い。また、排塵トラフ11,31に代えて排塵ベルトコ
ンベアを使用してもよい。
【0057】
【発明の効果】以上の記載より明らかなように、請求項
1、請求項2の発明に係る除塵機によれば、レーキで掻
き上げられた塵芥はスクリーンの水路上流側で排出され
るので、一部の塵芥が排出されずに誤って水路内に落下
しても、水路上流側に落下することになるため、レーキ
で掻き上げられて水路上方に排出される塵芥がスクリー
ンより水路下流側に落下流出するのを極力減少させるこ
とができる。
【0058】しかも、スクリーンの上端側を水路上流側
に向けて湾曲したことにより、塵芥の案内ガイドとして
利用することができ、これにより、従来の除塵機のよう
な案内ガイドとしてのエプロン装置を不要にできるの
で、除塵機の製造コストの低減を図ることができる。
【0059】更に、従来の除塵機では、エプロン装置上
で塵芥が風によって飛散していたが、スクリーン上端側
の湾曲内面側で塵芥を案内するので、風によって塵芥が
飛散するおそれを小さくすることができる。
【0060】また、請求項1の発明は、上記の効果に加
えて、スクリーンが傾斜して設置されているので、一部
の塵芥が排出されずに誤って水路内に落下する場合に、
傾斜するスクリーン上に落下するので、レーキによって
容易に再び掻き上げて排出することが可能となる。
【0061】また、請求項3の発明によれば、除塵機の
上部側の湾曲部分で且つスクリーンの水路下流側には、
水路上流側のスクリーンに向けて水を噴射する噴射ノズ
ルが設けられているので、スクリーン上端側に付着した
塵芥を噴射ノズルから噴射された水によって剥離させる
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態−1を示す概略側断面図
である。
【図2】この発明の実施の形態−1を示す概略平面図で
ある。
【図3】この発明の実施の形態−1を示す部分拡大平面
図である。
【図4】この発明の実施の形態−2を示す概略側断面図
である。
【図5】この発明の実施の形態−2を示す概略平面図で
ある。
【図6】この発明の実施の形態−2を示す部分拡大平面
図である。
【符号の説明】
1 除塵機 1a フレーム 1b 防塵ゴム 2 水路 2a 水路上流側 2b 水路下流側 2c 水路底面 2d 水路側壁面 3 スクリーン 4 レーキ 5 補助スクリーン 6 駆動軸 7 駆動スプロケット 8 テークアップローラ 9 下部反転ガイド 10 主務チェーン 11 排塵トラフ 12 噴射ノズル 21 除塵機 21a フレーム 21b 防塵ゴム 22 水路 22a 水路上流側 22b 水路下流側 22c 水路底面 22d 水路側壁面 23 スクリーン 24 レーキ 25 補助スクリーン 26 駆動軸 27 駆動スプロケット 28 テークアップローラ 29 下部反転ガイド 30 主務チェーン 31 排塵トラフ 32 噴射ノズル

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水路に設置したスクリーンに流着した塵
    芥を循環移動するレーキで掻き上げて水路上方に排出す
    る除塵機において、前記スクリーンを水路上流側に向け
    て斜め下向きに傾斜して設置し、スクリーンの上端側を
    水路上流側に向けて湾曲し、レーキで掻き上げた塵芥を
    排出する除塵機の上部側を水路上流側に向けて湾曲して
    設けたことを特徴とするロータリーレーキ式除塵機。
  2. 【請求項2】 水路に設置したスクリーンに流着した塵
    芥を循環移動するレーキで掻き上げて水路上方に排出す
    る除塵機において、前記スクリーンを水路に対して垂直
    に設置し、スクリーンの上端側を水路上流側に向けて湾
    曲し、レーキで掻き上げた塵芥を排出する除塵機の上部
    側を水路上流側に向けて湾曲して設けたことを特徴とす
    る除塵機。
  3. 【請求項3】 除塵機の上部側の湾曲部分で且つスクリ
    ーンの水路下流側には、水路上流側のスクリーンに向け
    て水を噴射する噴射ノズルが設けられている請求項1記
    載又は請求項2記載の除塵機。
JP34551299A 1999-12-03 1999-12-03 除塵機 Pending JP2001159119A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004308174A (ja) * 2003-04-03 2004-11-04 Echigo Kotsu Tekkosho:Kk 除塵機
JP2012504712A (ja) * 2008-07-07 2012-02-23 ベク,スンジュ 回転型スクリーン移送装置
JP2018131830A (ja) * 2017-02-16 2018-08-23 宇部興産機械株式会社 除塵装置の設置方法。
JP2018131831A (ja) * 2017-02-16 2018-08-23 宇部興産機械株式会社 除塵装置の設置方法。
JP2021063354A (ja) * 2019-10-11 2021-04-22 株式会社日立プラントサービス 除塵機およびその設置方法

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