JP7267016B2 - スクリーン付破砕機、スクリーン付破砕機の制御装置及びスクリーン付破砕機の運転方法 - Google Patents

スクリーン付破砕機、スクリーン付破砕機の制御装置及びスクリーン付破砕機の運転方法 Download PDF

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Description

本発明は、下水処理場等の水路に設置され、水中に浮遊するし渣等の夾雑物を破砕するための破砕機、破砕機の制御装置及び破砕機の運転方法に関するものである。更に詳しくは、水中に浮遊するし渣等の夾雑物をスクリーン部で捕捉し、スクリーン部に捕捉された夾雑物を回転レーキ部により破砕機に掻き寄せ、破砕機で夾雑物を破砕するスクリーン付破砕機、スクリーン付破砕機の制御装置及びスクリーン付破砕機の運転方法に関するものである。
下水処理場等の水路には、水中に浮遊するし渣等の夾雑物を破砕するためのスクリーン付破砕機が設置されている。水路に設置されるスクリーン付破砕機は、夾雑物を破砕するための破砕機の他、夾雑物を捕捉するためのスクリーン部と、スクリーン部に捕捉された夾雑物を破砕機に掻き寄せるための回転レーキ部を備えており、水路の全幅に亘って流れる夾雑物を破砕機に掻き寄せて破砕することができる。
例えば、特許文献1には、スクリーン装置と該スクリーン装置の一側方に設置された破砕機とを水路に横断設置し、水中の夾雑物を破砕機へ収集する装置が記載されている。このスクリーン装置は、垂直方向にスリットが形成されている円弧状スクリーン部材と、該円弧状スクリーン部材の間を回転するレーキ群が取り付き、回転する垂直方向のレーキ軸からなり、該レーキ軸をスクリーンの外周縁の中心と偏心して設置することにより、レーキの先端部がスクリーンの外周縁から出没し、スクリーンに捕捉された夾雑物が破砕機へ掻き寄せる装置である。
特開平11-324101号公報
特許文献1のようなスクリーン付破砕機では、夾雑物のかみ込み等、破砕機本体への負荷が増加することで破砕機本体の運転が通常運転から外れた場合、スクリーン付破砕機の運転を停止して、原因である夾雑物を取り除いていた。しかし、破砕機本体の運転が通常運転から外れるたびにスクリーン付破砕機の運転を停止することは、処理効率が低下するという問題が生じるとともに、被処理水中の夾雑物が破砕機本体以外の別の箇所(水路内やスクリーン部等)にも堆積するなどの問題が生じる。
したがって、破砕機本体の運転が通常運転から外れた場合において、スクリーン付破砕機の運転をすぐに停止せずに、破砕機本体への負荷を低減させ、破砕処理を継続可能とすることが求められている。また、仮にスクリーン付破砕機を停止させた場合であっても、再開時に破砕機本体への負荷を低減させた状態とすることが求められる。
本発明の課題は、スクリーン付破砕機の破砕機本体の運転が通常運転から外れた際に、破砕機本体に係る負荷を低減させた状態で破砕処理を行うことのできるスクリーン付破砕機、スクリーン付破砕機の制御装置及びスクリーン付破砕機の運転方法を提供することである。
本発明者は、上記課題について鋭意検討した結果、破砕機とスクリーン部を備えるスクリーン付破砕機において、破砕機とスクリーン部を運転制御する制御部を備え、破砕機の運転が通常運転から変更された際に、スクリーン部の運転を変更することで、破砕機への負荷を低減し、破砕処理を行うことができることを見出して本発明を完成させた。
すなわち、本発明は、以下のスクリーン付破砕機、スクリーン付破砕機の制御装置及びスクリーン付破砕機の運転方法である。
上記課題を解決するための本発明のスクリーン付破砕機は、水路内の夾雑物を破砕する破砕機と、破砕機へ夾雑物を移送するスクリーン部と、破砕機とスクリーン部の運転を制御する制御部とを備え、制御部は、破砕機の運転状態が通常運転から変更になった際、スクリーン部の運転を変更することを特徴とする。
このスクリーン付破砕機によれば、破砕機の運転状態に応じて、スクリーン部の運転状態を変更する運転制御を行うことで、スクリーン部からの夾雑物の移送量を制限し、破砕機に係る負荷を低減させた状態で破砕処理を行うことができる。
また、本発明のスクリーン付破砕機の一実施態様としては、制御部におけるスクリーン部の運転の変更は、スクリーン部の運転の停止であるという特徴を有する。
この特徴によれば、破砕機の運転状態に応じて、スクリーン部の運転状態を停止することで、スクリーン部からの夾雑物の移送量をより一層低減し、破砕機に係る負荷を効果的に低減させた状態で破砕処理を行うことができる。
また、本発明のスクリーン付破砕機の一実施態様としては、制御部は、破砕機の運転状態が通常運転に戻った際、スクリーン部の運転を通常運転とするという特徴を有する。
この特徴によれば、破砕機の運転状態が通常運転に復帰した際には、スクリーン部の運転も通常運転とすることで、速やかにスクリーン付破砕機の本来の処理能力を発揮できる状態とすることができる。
上記課題を解決するための本発明のスクリーン付破砕機の制御装置は、水路内の夾雑物を破砕する破砕機と、破砕機へ夾雑物を移送するスクリーン部とを備えるスクリーン付破砕機に設けられるスクリーン付破砕機の制御装置であって、制御装置は、破砕機とスクリーン部の運転を制御する制御部を備え、制御部は、破砕機の運転状態が通常運転から変更になった際、スクリーン部の運転を変更することを特徴とする。
この特徴によれば、破砕機の運転状態に応じて、スクリーン部の運転状態を変更する運転制御を行い、スクリーン部からの夾雑物の移送量を制限し、破砕機に係る負荷を低減させた状態で破砕処理を可能とする制御に係る技術を、さまざまなスクリーン付破砕機において利用することができる。特に、既設のスクリーン付破砕機に適用することで、スクリーン付破砕機全体を更新することなく、簡素な取り付け作業によって、破砕機に係る負荷を低減させた破砕処理を可能とするスクリーン付破砕機に更新することができる。
上記課題を解決するための本発明のスクリーン付破砕機の運転方法は、水路内の夾雑物を破砕する破砕機と、破砕機へ夾雑物を移送するスクリーン部と、破砕機とスクリーン部の運転を制御する制御部とを備えたスクリーン付破砕機の運転方法であって、破砕機の運転状態が通常運転から変更になった際、スクリーン部の運転を変更する工程を備えることを特徴とする。
この特徴によれば、破砕機の運転状態に応じて、スクリーン部の運転状態を変更する工程を備えることで、スクリーン部からの夾雑物の移送量を制限し、破砕機に係る負荷を低減させた状態で破砕処理を行うことができる。
本発明によれば、スクリーン付破砕機の破砕機本体の運転が通常運転から外れた際に、破砕機本体に係る負荷を低減させた状態で破砕処理を行うことのできるスクリーン付破砕機、スクリーン付破砕機の制御装置及びスクリーン付破砕機の運転方法を提供することができる。
本発明の第1の実施態様のスクリーン付破砕機の構造を示す概略説明図である。 本発明の第1の実施態様のスクリーン付破砕機の運転制御を示すフローチャートである。 本発明の第1の実施態様のスクリーン付破砕機の他の運転制御を示すフローチャートである。 本発明の第1の実施態様のスクリーン付破砕機の他の運転制御を示すフローチャートである。 本発明の第2の実施態様のスクリーン付破砕機の構造を示す概略説明図である。 本発明の第2の実施態様のスクリーン付破砕機におけるスクリーン部の構造を示す概略説明図である。 本発明の第2の実施態様のスクリーン付破砕機の運転制御を示すフローチャートである。 本発明の第3の実施態様のスクリーン付破砕機の構造を示す概略説明図である。 本発明の第4の実施態様のスクリーン付破砕機の構造を示す概略説明図である。
以下、図面を参照しつつ本発明に係るスクリーン付破砕機、スクリーン付破砕機の制御装置及びスクリーン付破砕機の運転方法の実施態様を詳細に説明する。また、本発明に係るスクリーン付破砕機の運転方法の説明については、本発明に係るスクリーン付破砕機の運転制御に係る説明に置き換えるものとする。
なお、実施態様に記載するスクリーン付破砕機及びスクリーン付破砕機の制御装置については、本発明に係るスクリーン付破砕機及びスクリーン付破砕機の制御装置を説明するために例示したに過ぎず、これに限定されるものではない。また、実施態様に記載するスクリーン付破砕機の運転方法についても、本発明に係るスクリーン付破砕機及びスクリーン付破砕機の制御装置を用いたスクリーン付破砕機の運転方法を説明するために例示したに過ぎず、これに限定されるものではない。
本発明のスクリーン付破砕機は、水路に設置され、水路を流れる被処理水中の夾雑物を処理するために使用される。例えば、水路としては下水処理場等の沈砂池等であり、夾雑物としては下水等の汚水に含まれるし渣等が挙げられる。なお、実施態様に記載する水路の構造については、本発明に係るスクリーン付破砕機を説明するために例示したに過ぎず、これに限定されるものではない。
〔第1の実施態様〕
(スクリーン付破砕機)
図1は、本発明の第1の実施態様におけるスクリーン付破砕機の構造を示す概略説明図である。なお、図1中の一点破線の矢印は、制御可能に接続されるものを示している。
本発明の第1の実施態様のスクリーン付破砕機100Aは、水路Rを流れる被処理水に含まれる夾雑物Gを破砕するための破砕機1と、破砕機1へ夾雑物Gを移送するスクリーン部2と、破砕機1とスクリーン部2の運転を制御する制御部3を備えている。破砕機1はスクリーン部2の一側方に配置されている。また、破砕機1及びスクリーン部2は、水路Rを横断するように互いに近接設置されている。
破砕機1は、水路R内を流れる被処理水中の夾雑物Gを破砕するためのものである。また、破砕機1は、スクリーン部2から夾雑物Gが移送されるように水路R内に配置されるものであればよく、例えば、図1に示すように、スクリーン部2と水路Rの側壁R2の間に設置されるものが挙げられる。本発明の破砕機1としては、どのような破砕機であってもよく、垂直型2軸破砕機、水平型の破砕機等が挙げられる。
本実施態様の破砕機1としては、垂直型の破砕機を使用している。これにより、スクリーン部2の高さ方向に均等に破砕機1を設置することができるという利点がある。
破砕機1は、図1に示すように、前面(図示上側)に被処理水を導入する導入口11が形成され、後面に被処理水を排出する排出口12が形成されている。また、破砕機1は、上下方向(紙面垂直方向)に延びる軸周りに、2個の回転破砕刃13a、13bを回転自在に支持し、その刃同士が互いに噛合するように水路R内の幅方向に並設されている。また、破砕機1は、その上部に回転破砕刃13a、13bを回転駆動する駆動部14を備えている。なお、本実施態様の駆動部14としては、縦型電動機を備えている。
そして、破砕機1は、駆動部14(縦型電動機)が駆動されることで、回転破砕刃13a、13bが夾雑物Gを巻き込む方向に回転し、導入口11から被処理水を導入して被処理水中の夾雑物G及びスクリーン部2から移送される夾雑物Gを、回転破砕刃13a、13bの間に挟み込んで破砕し、排出口12から下流側に放出する。なお、図1に示すように、本実施態様の破砕機1においては、駆動部14が所定の出力で駆動し、回転破砕刃13aが右回りに回転し、回転破砕刃13bが左回りに回転することで、夾雑物Gを破砕するものである。また、このときの破砕機1の運転状態を、破砕機1の通常運転と呼ぶ。
スクリーン部2は、破砕機1へ夾雑物Gを移送するためのものである。本実施態様のスクリーン部2は、夾雑物Gを捕捉するスクリーン4と、スクリーン4に捕捉された夾雑物Gを破砕機1へ掻き寄せるための回転レーキ部5を備えている。
スクリーン4は、略垂直方向に積層された複数のスクリーン部材により構成されており、各スクリーン部材は離間して設置されている。スクリーン4の上流から流れてくる被処理水は、スクリーン部材の間の間隙を通過し、このスクリーン部材の間の間隙よりも大きな夾雑物Gは、スクリーン4の上流側に捕捉される。なお、スクリーン4を構成する部材はどのようなものでもよく、例えば、複数のスリットが略水平に形成された板部材等で構成してもよい。
スクリーン4は、他側方(破砕機1と反対側)の端が水路Rの側壁R1に固定され、一側方(破砕機1側)は、水路Rの略中央まで延設し、水路Rの略中央から下流側に向けて円弧状に湾曲した円弧部を形成している。そして、スクリーン4の一側方は、破砕機1の水路中央側のケーシング側面に固定されている。
なお、スクリーン4の形状は、夾雑物Gの捕捉及び移送効率の観点から円弧部を有することが好ましいが、これに限定されるものではない。例えば、水路Rの略中央から下流側に向けて折線で形成された弧状部を有するものであってもよい。
スクリーン4は、上述したとおり、一側方(破砕機1側)において円弧部を形成しており、該円弧部は、前記破砕機1の上流領域まで延設されている。これにより、スクリーン4に捕捉された夾雑物Gを、破砕機1の刃が噛み合う位置にまで適切に誘導することができる。
回転レーキ部5は、回転軸52と、回転軸52に固定された複数のレーキ51と、回転軸52を回転駆動する駆動部53で構成されている。レーキ51は、積層されたスクリーン部材の間隙を通過可能な厚みを有する平板であり、回転レーキ部5には、スクリーン4に形成された間隙と同数のレーキ51が高さ方向に並設されている。また、駆動部53によって破砕機1側に夾雑物Gを移送する方向にレーキ51が回転することを、回転レーキ部5の正転運転と呼び、特にレーキ51の回転速度が所定の範囲内にあるときを通常運転と呼ぶ。
回転レーキ部5のレーキ51は、夾雑物Gを掻き寄せるためのものである。レーキ51の材質としては、ゴム、板バネ等の弾性体からなるものが好ましく、特に硬質ゴムからなることが好ましい。これにより、夾雑物Gとして木材等の硬いものが挟まった場合に、レーキ51が弾性変形するため、レーキ51の破損を抑制することができる。
また、レーキ51の形状は、夾雑物を掻き寄せることができるものであれば特に限定されない。例えば、レーキ51の先端部は、図1に示すように、正転運転時のレーキ51の回転方向に対する表側の端部の半径方向の長さが、反対側の裏側の端部の半径方向より長くされた傾斜面51aを有するものとすることが挙げられる。これにより、夾雑物Gがレーキの先端部で絡まることがなく、効率よく移送することができる。また、後述する図5に示すように、レーキ51の先端部側に第1及び第2の傾斜面を設けるものとしてもよい。
回転レーキ部5の回転軸52は、複数のレーキ51が固定されており、スクリーン4の円弧部の中心と偏心して設置されている。駆動部53により回転軸52を回転駆動し、回転軸52を中心にレーキ51が周回すると、スクリーン部材の間からレーキ51が突出する。そして、スクリーン4の外周面からレーキ51が突出する間に、スクリーン4に捕捉された夾雑物Gが掻き寄せられ、破砕機1へと流入する。
回転軸52に対するレーキ51の固定位置は、スクリーン4に形成された間隙と同数のレーキ51が高さ方向に並設されているように配置されるものであれば、特に限定されない。例えば、回転軸52に対して全てのレーキ51が一列に配置されるものが挙げられる。これにより、回転レーキ部5の設計、組み立てが容易となる。また、回転軸52に対してレーキ51の角度をずらして固定し、放射状や螺旋状となるように配置されるものが挙げられる。これにより、破砕機1へ移送する夾雑物Gの量を分散させ、破砕機1上で大量の夾雑物Gを一度に処理することを抑制し、夾雑物Gのかみ込みを抑制することができる。このとき、複数のレーキ51をレーキ群とし、レーキ群ごとに角度をずらして固定するものとしてもよい。これにより、夾雑物Gの掻き寄せ動力を低減することが可能となる。
回転レーキ部5の駆動部53は、回転軸52を回転駆動させるものである。駆動部53は、回転軸52を回転駆動することができるものであれば、特に限定されない。例えば、破砕機1の駆動部14と同様に、縦型電動機を用いることが挙げられる。
また、回転レーキ部5の駆動部53は、レーキ51の先端の回転速度が、破砕機1の回転破砕刃13a、13bの外周の回転速度よりも遅くなるように駆動させる。例えば、レーキ51の先端の回転速度が、破砕機1の回転破砕刃13a、13bの外周の回転速度の70%以下となるようにすることが好ましい。これにより、レーキ51によって掻き寄せられた夾雑物Gが、破砕機1に引き込まれやすくなり、より一層効率的かつ確実に夾雑物Gを破砕機1に移送することができる。
なお、本発明の回転レーキ部5は、スクリーン4に捕捉された夾雑物Gを破砕機1へ掻き寄せることができれば、どのような構成でもよく、スクリーン4の形状に合わせて適宜設計することができる。例えば、第1の実施態様の回転レーキ部5のように、回転軸52とレーキ51からなる構成のほか、後述する第3の実施態様の周回レーキ部8のように、レーキを取り付けたチェーンと、チェーンを周回するための複数のスプロケットを備えた構成等が挙げられる。
第1の実施態様の回転レーキ部5のように、回転軸52と、回転軸52から放射状に取り付けたレーキ51により構成した回転レーキ部5は、チェーンとスプロケットのように噛み合うような構造がなく、簡素な構造物であるため、回転レーキ部5に夾雑物が絡まる等のトラブルが生じにくいという利点がある。
上述したように、回転レーキ部5を駆動部53により回転運転することにより、スクリーン4に捕捉された夾雑物Gが破砕機1に掻き寄せられ、夾雑物Gを破砕機1により破砕処理することができる。
(制御部(スクリーン付破砕機の制御装置))
制御部3は、破砕機1とスクリーン部2の運転を制御するものである。また、制御部3は、破砕機1の運転状態とスクリーン部2の運転状態をそれぞれ独立して制御するものである。
制御部3は、破砕機1及びスクリーン部2に対し、配線等により直接接続されるものであってもよく、無線等の通信技術を介して間接的に接続されるものであってもよい。
本実施態様の制御部3は、破砕機1の運転状態を判断する判断部31と、破砕機1の運転状態を制御する破砕機運転制御部32と、スクリーン部2の運転状態を制御するスクリーン部運転制御部33とを備えている。なお、図1においては、破砕機運転制御部32とスクリーン部運転制御部33は相互に制御可能に接続されていないものを例示しているが、破砕機1の運転状態とスクリーン部2の運転状態をそれぞれ独立して制御することが可能であればよく、これに限定されない。
判断部31は、破砕機1の運転状態を判断するものであり、この判断結果を破砕機1及びスクリーン部2の運転を制御する基準とする。破砕機1の運転状態とは、通常運転や運転停止のほかに、負荷の増減に対する破砕機1の運転量(駆動部14の出力)の増減や、夾雑物G等の異物のかみ込みによって過負荷を検知した際に、破砕機1が正転運転及び逆転運転を繰り返す動作(以下、「かみ込み動作」と呼ぶ)等を指すものである。
判断部31が破砕機1の運転状態を判断する手段としては、特に限定されない。例えば、破砕機1が夾雑物G等の異物をかみ込んだことを検出する手段、破砕機1の駆動部14の出力増減を検出する手段や、スクリーン付破砕機100Aの運転スケジュールに基づき、破砕機1の運転状態を判断する手段などが挙げられる。具体的には、破砕機1における過負荷を検出する機構を設けること、破砕機1の駆動部14の出力を読み取る機構を設けることや、スクリーン付破砕機100Aの運転スケジュール(定期メンテナンスの日程、処理開始・終了の予定等)を入力及び記憶するとともに、この運転スケジュールに基づいた運転状況の判断が可能な機構を設けることなどが挙げられる。
また、判断部31は、破砕機1及びスクリーン部2に対する外部からの運転命令を受け取る機能を備え、外部からの運転命令の内容に応じて破砕機1の運転状態及びスクリーン部2の運転状態に係る判断を行うものとしてもよい。
破砕機運転制御部32は、破砕機1の運転状態を制御するものである。なお、破砕機1の運転状態の制御とは、破砕機1の回転破砕刃13a、13bの駆動・停止、減速・加速、回転方向の制御を指すものである。破砕機1の運転状態を制御する手段としては、特に限定されない。例えば、オンオフのスイッチ機構、インバータ等により、破砕機1の駆動部14の出力を制御する手段が挙げられる。
スクリーン部運転制御部33は、スクリーン部2の運転状態を制御するものである。なお、スクリーン部2の運転状態の制御とは、回転レーキ部5の駆動・停止、減速・加速、回転方向の制御を指すものである。スクリーン部2の運転状態を制御する手段としては、特に限定されない。例えば、オンオフのスイッチ機構、インバータ等により、回転レーキ部5の駆動部53の出力を制御する手段が挙げられる。
なお、制御部3に係る構成は、本発明に係る制御装置として独立したものとすることができる。この制御装置は、既設のスクリーン付破砕機に適用することができる。これにより、スクリーン付破砕機全体を更新することなく、簡素な取り付け作業によって、本発明のスクリーン付破砕機及びスクリーン付破砕機の運転方法を提供することができる。
(スクリーン付破砕機の運転制御)
本発明のスクリーン付破砕機、スクリーン付破砕機の制御装置及びスクリーン付破砕機の運転方法は、破砕機の運転状態に応じた運転制御を行うものである。以下、本発明に係る実施態様として、破砕機の運転状態ごとに好適な運転制御について例示して説明する。なお、各運転制御における説明及びフローチャートについては、実施態様の例示に過ぎず、これに限定されるものではない。
まず、破砕機1の運転状態において、負荷が一時的に増加することにより、通常運転から変更になった場合の運転制御について、図2を参照して説明する。なお、図2は、本運転制御のフローチャートを示している。
制御部3の判断部31により、破砕機1における駆動部14の出力が通常運転において負荷が増加して設定した値を超えたと判断した場合、制御部3のスクリーン部運転制御部33により、スクリーン部2の運転状態を通常運転から減速するように変更する。また、このとき、破砕機1の運転は継続するものとする。
このように、破砕機1の運転状態が負荷の増加により通常運転から変更になった場合に、スクリーン部2の運転状態を通常運転から減速するように変更することで、スクリーン部2から破砕機1に移送される夾雑物Gの量が減少する。これにより、破砕機1には新たに夾雑物Gが供給されないため、負荷を低減することができる。したがって、破砕機1の運転を継続し、破砕機1上の夾雑物Gを処理することが可能となる。
スクリーン部2の運転状態の減速とは、通常運転時の回転レーキ部5の回転速度よりも遅い速度とすることを意味し、回転レーキ部5の停止も含まれる。特に、負荷の増加がかみ込みに基づくものである場合、回転レーキ部5を停止することが好ましい。これにより、スクリーン部2から破砕機1に移送される夾雑物Gの量をより減少させ、負荷の抑制及びかみ込み状態の解消を図ることができる。
また、スクリーン部2の運転状態を変更した後、一定時間経過後に、再度判断部31により破砕機1の運転状態を判断し、破砕機1の運転状態が通常運転に復帰したと判断した場合、スクリーン部運転制御部33によりスクリーン部2の運転状態を通常運転に戻す。一方、判断部31により破砕機1の運転状態が通常運転に復帰していない(通常運転から外れた状態である)と判断した場合、破砕機運転制御部32により、破砕機1の運転を停止する。
すなわち、スクリーン部2から破砕機1に移送される夾雑物Gの量を減少させた後に、破砕機1の過負荷状態が解消し、破砕機1の運転が通常運転に復帰した場合には、スクリーン部2も通常運転に戻すものとする。一方、破砕機1の過負荷状態が解消せず、通常運転に復帰しなかった場合には、破砕機1の運転を停止するものとする。なお、破砕機1の運転停止後、別の手段により破砕機1の過負荷状態の解消を試みるものとしてもよい。
さらに、スクリーン部2の運転状態を変更した後、判断部31による破砕機1の運転状態を再判断し、通常運転から変更されている(過負荷状態が解消されていない)と判断した場合において、判断部31の判断を所定回数(n回(nは任意の数))繰り返すものとしてもよい。また、所定回数目で過負荷状態が解消されない場合は、破砕機の運転を停止するものとする(不図示)。これにより、スクリーン付破砕機100Aの運転をすぐに停止することを回避し、破砕処理の継続を図ることができる。
以上のように、破砕機1の運転状態が負荷の増加により通常運転から変更になった場合に、スクリーン部2の運転状態を変更(減速あるいは停止)することで、スクリーン部2から破砕機1に移送される夾雑物Gの量を減少させることができる。これにより、破砕機1には新たに夾雑物Gが供給されないため、かみ込み動作を起こりにくくし、破砕機1の運転を継続することができる。また、一定時間経過後、破砕機1の運転状態を判断し、破砕機1の運転状態が通常運転に復帰した場合には、スクリーン部の運転も通常運転に戻して破砕処理を継続することができる。一方、破砕機1の運転状態が通常運転に復帰しない場合には、破砕機1の運転を止めることで適切な対応を可能とするものである。
次に、破砕機1の運転状態を、通常運転から停止する場合について、図3を参照して説明する。なお、図3は、本運転制御のフローチャートを示している。
破砕機1の停止とは、回転破砕刃13a、13bの回転が停止することを意味するものであって、停止の理由は特に限定されない。例えば、停止の理由として、定期メンテナンス、処理終了時などのように事前に停止が予定されているものや、故障、異常検知による緊急停止などのように、事前に停止が予定されていないもの等、いずれであってもよい。また、停止の判断基準は、外部からの運転命令に基づくもの、事前に停止が予定されているもの及び駆動部14の出力が安全運転可能な範囲として設定した値を超えたと判断したものなどが挙げられる。
制御部3の判断部31により、破砕機1の運転を停止すると判断した場合、制御部3のスクリーン部運転制御部33により、スクリーン部2の運転状態を通常運転から停止するように変更する。一定時間経過後、破砕機運転制御部32により、破砕機1の運転を停止する。
このように、破砕機1の運転状態が通常運転から停止する場合に、破砕機1より先にスクリーン部2の運転状態を通常運転から停止することで、スクリーン部2から破砕機1への夾雑物Gの移送が停止する。これにより、破砕機1に新たな夾雑物Gが供給されない状態となるため、破砕機1上の夾雑物Gを処理してから破砕機1を停止することが可能となる。破砕機1上に夾雑物Gを残さずに停止することで、破砕機1の再運転をスムーズに行うことが可能となる。また、破砕機1上に残存した夾雑物Gの変質による破砕機1の腐食などを抑制する効果も得られる。
なお、本実施態様においては、破砕機1の運転停止時に、スクリーン部2から新たな夾雑物Gが供給されることを停止するものであればよく、例えば、スクリーン部2の運転停止と破砕機1の運転停止を同時に行うものとしてもよい。
次に、破砕機1の運転状態を、停止から運転開始とする場合について、図4を参照して説明する。なお、図4は、本運転制御のフローチャートを示している。
破砕機1の運転開始とは、停止状態にある回転破砕刃13a、13bを回転駆動し、通常運転状態にすることを意味するものであって、運転開始の理由は特に限定されない。例えば、定期メンテナンス終了後、スクリーン付破砕機の再運転を行うものや、故障や異常検知の原因が解消し、再運転を行うもの等が挙げられる。また、運転開始の判断基準は、外部からの運転命令に基づくものや、スクリーン付破砕機の運転スケジュール(定期メンテナンスの終了予定時、被処理水の供給開始時など)に基づくものなどが挙げられる。
制御部3の判断部31により、停止した破砕機1の運転を開始すると判断した場合、制御部3の破砕機運転制御部32により、破砕機1の運転状態を停止から通常運転とする。一定時間経過後、スクリーン部運転制御部33により、スクリーン部2を停止から通常運転とする。
このように、破砕機1の運転状態を停止から通常運転とする場合に、スクリーン部2より先に破砕機1の運転状態を通常運転とすることで、スクリーン部2から破砕機1へ夾雑物Gの移送が始まる前に破砕機1上の夾雑物Gを処理することができる。そして、一定時間後に、スクリーン部2を通常運転とすることで、破砕機1の再運転をスムーズに行うことができる。
なお、本実施態様においては、破砕機1の運転を開始した時に、スクリーン部2から新たな夾雑物Gが供給されるものであればよく、例えば、スクリーン部2の運転開始と破砕機1の運転開始を同時に行うものとしてもよい。
以上のように、破砕機1の各運転状態に応じた運転制御を行うことで、破砕機1に係る負荷を低減させた状態で破砕処理を行うことができる。また、これらの運転制御は、制御プログラムとして制御部3により全て自動で実行されるものであってもよく、作業員の手動操作を含むものであってもよい。なお、作業員の労力を低減する観点から、制御プログラムによる自動制御とすることがより好ましい。
〔第2の実施態様〕
図5は、本発明の第2の実施態様のスクリーン付破砕機の構成を示す概略説明図である。
第2の実施態様のスクリーン付破砕機100Bは、第1の実施態様のスクリーン付破砕機100Aの破砕機1の駆動部14において、通常運転とは逆方向に回転破砕刃13a、13bを回転する逆転運転を行う機能を備え、また、回転レーキ部5の駆動部53において、破砕機1側に夾雑物Gを移送する方向に回転する正転運転に加えて、正転運転と逆方向に回転する逆転運転を行う機能を備えている。なお、図5におけるスクリーン付破砕機100Bは、回転レーキ部5の逆転運転時の動作を示している。また、本実施態様におけるスクリーン付破砕機100Bの構成のうち、第1の実施態様のスクリーン付破砕機100Aの構成と同じものについては、説明を省略する。
破砕機1に移送された夾雑物Gの一部は破砕されずに回転破砕刃13a、13bの間にかみ込むことがある。そこで、移送された夾雑物Gのかみ込みを防止するためや、かみ込んだ夾雑物Gを取り除くために、本実施態様の破砕部1は、通常運転及び逆転運転可能な機能を備えるものとしている。
また、スクリーン部2に捕捉された夾雑物Gの一部は、回転レーキ部5の回転に巻き込まれ、破砕機1へ流入せずにスクリーン4の下流側に堆積することがある。また、スクリーン4のスクリーン部材の間隙に夾雑物Gがかみ込むことがある。そこで、堆積した夾雑物Gやかみ込んだ夾雑物Gを取り除くために、本実施態様の回転レーキ部5は、正転運転及び逆転運転可能な機能を備えるものとしている。以下、回転レーキ部5の逆転運転について詳細に説明する。
駆動部53により回転レーキ部5を逆転運転することにより、スクリーン4の下流側に堆積した夾雑物Gをレーキ54で絡め取ることができる。そして、絡め取られた夾雑物Gは、逆転運転するレーキ54によってスクリーン4の外周面に沿って上流側へ移送される。
スクリーン4の外周面に沿って移送された夾雑物Gは、上流側でレーキ54がスクリーン4の内部に収容される際に、レーキ54から剥がれ、スクリーン4の外周面上に残る。
そして、スクリーン4の外周面上に残った夾雑物Gは、正転運転を再開した際に破砕機1へと掻き寄せられ、破砕される。
また、回転レーキ部5を逆転運転する際、レーキ54がスクリーン4の内部に収容される際に、レーキ54に引っかかり、スクリーン部1の内部へ引き込まれることがある。
そのため、図5に示すように、レーキ54の形状は、逆転運転時の前面部(正転運転時の背面)に、スクリーン4の外周面と鋭角に交差する第1傾斜部54a及び第2傾斜部54bを備えているものとすることが好ましい。すなわち、逆転運転するレーキ54がスクリーン部2の外周面から突出する際には、傾斜部54a、54bは進行方向後方に向かって傾斜した状態となる。
レーキ54がスクリーン部2の内部に収容される際に、先端において夾雑物Gが引っかかりやすく、スクリーン部2の内部へ引き込む作用が強い。したがって、傾斜部54a、54bの傾斜角を小さくすることが好ましいが、一方で夾雑物Gを絡め取る作用も小さくなる。そこで、レーキ54の先端に形成された第1傾斜部54aの傾斜角は小さくし、第1傾斜部54aに隣接して形成された第2傾斜部54bの傾斜角は第1傾斜部より大きくすることが望ましい。これにより、第1傾斜部54aでは、夾雑物Gの引っかかりを抑制し、第2傾斜部54bでは、夾雑物Gを絡め取る性能を高めることができる。
図6は、本実施態様のスクリーン付破砕機100Bにおけるスクリーン部2の概略説明図である。図6を参照して、傾斜部54a、54bについて詳細に説明する。図6に示すように、レーキ54は、スクリーン部2の外周面に対する傾斜角が異なる第1傾斜部54aと第2傾斜部54bを有している。
第1傾斜部54aの傾斜角(α)は、特に限定されないが、1~60°が好ましく、3~50°が特に好ましい。1°未満の場合には、第2傾斜部54bとのなす角(γ)が小さくなるため、第2傾斜部54bとの角において夾雑物Gが引っかかりやすくなり、60°を超える場合には、傾斜角が大きくなるため、レーキ54の先端において夾雑物Gが引っかかりやすい。
第2傾斜部54bの傾斜角(β)は、特に限定されないが、20~89°が好ましく、30~70°が特に好ましい。20°未満の場合には、夾雑物Gを絡め取る作用が小さく、夾雑物Gを取り除けないことがある。一方、89°を超える場合には、夾雑物Gをスクリーン部2の内部へ引き込む作用が高まり、夾雑物Gがスクリーン部2の内部に流入する恐れがある。
また、第1傾斜部54aと第2傾斜部54bのなす角(γ)は、特に限定されないが、95~175°が好ましく、110~165°が特に好ましい。95°未満の場合には、第1傾斜部54aと第2傾斜部54bのなす角に夾雑物Gが引っかかりやすくなり、175°を超える場合には、第1傾斜部54aと第2傾斜部54bの各傾斜部がほぼ同等の傾斜角となるため、第1傾斜部54aと第2傾斜部54bを設けた効果が小さくなる。
なお、本発明において、スクリーン部2の外周面が湾曲している場合には、スクリーン部2の外周面と傾斜部のなす角(傾斜角)は、スクリーン部2の接線Tと傾斜部のなす角をいう。
(スクリーン付破砕機の運転制御)
次に、本実施態様のスクリーン付破砕機の運転制御について説明する。本実施態様のスクリーン付破砕機においては、第1の実施態様と同様の運転制御に加え、破砕機1及びスクリーン部2の逆転運転に係る運転制御を行うものとする。
以下、第1の実施態様に示した運転制御以外の本実施態様における運転制御について例示して説明する。なお、各運転制御における説明及びフローチャートについては、実施態様の例示に過ぎず、これに限定されるものではない。
破砕機1の通常運転中において、破砕機1及びスクリーン部2における夾雑物Gのかみ込みを防止するため、通常運転から変更になった場合の運転制御について、図7を参照して説明する。なお、図7は、本運転制御のフローチャートを示している。
破砕機1通常運転中、一定時間経過後、制御部3の破砕機運転制御部32により、破砕機1の運転状態を逆転運転とする。そして、破砕機1の逆転回転を所定回数実行後、破砕機1を通常運転に戻す。また、さらに一定時間経過後、制御部3のスクリーン部運転制御部33により、スクリーン部2の運転状態を逆転運転とする。そして、スクリーン部2の逆転回転を所定回数実行後、スクリーン部2を通常運転に戻す。この操作を繰り返す。
このように、一定時間経過ごとに破砕機1及びスクリーン部2が独立して逆転運転及び正転運転を行うことにより、破砕機1及びスクリーン部2における夾雑物Gの絡み付きを解消することが可能となる。
なお、正転運転と逆転運転の切り替えは、時間経過によるものではなく、制御部3の判断部31による破砕機1の運転状態の判断結果に基づくものであってもよい。例えば、判断部31により破砕機1において負荷が増加傾向にあると判断された場合、破砕機1及びスクリーン部2の正転運転と逆転運転を行うものとすることが挙げられる。これにより、破砕機1及びスクリーン部2における夾雑物Gのかみ込み防止に係る一層の効果が得られる。
本発明に係るスクリーン付破砕機において、破砕機及びスクリーン部の構造や、スクリーン付破砕機の設置については、水路中の夾雑物を捕捉及び破砕できるような構造及び配置となっているものであれば、特に限定されない。例えば、図8及び図9に、本発明に係るスクリーン付破砕機の他の態様を示す。
〔第3の実施態様〕
図8は、本発明の第3の実施態様のスクリーン付破砕機の構成を示す概略説明図である。
第3の実施態様のスクリーン付破砕機100Cは、スクリーン部6として、下流方向に傾斜して設置された長い直線部と湾曲した円弧部を有するスクリーン7、及び、レーキ83が取り付けられたチェーン82と、チェーン82を駆動するための2つのスプロケット81a、81b及び駆動部84を有する周回レーキ部8を備えた構成とするものである。なお、本実施態様におけるスクリーン付破砕機100Cの構成のうち、第1の実施態様のスクリーン付破砕機100Aの構成と同じものについては、説明を省略する。
第3の実施態様のように、スクリーン部6としてチェーンと複数のスプロケットを使用した周回レーキ部8を備えたスクリーン付破砕機100Cは、水路Rの幅の大きさを問わず設置することができる。そのため、幅が大きい水路Rに設置する場合に適したスクリーン付破砕機である。
第3の実施態様のスクリーン付破砕機100Cは、制御部3によって破砕機1及びスクリーン部6の運転を制御するものである。また、スクリーン付破砕機100Cに係る運転制御については、第1の実施態様及び第2の実施態様と同様の運転制御を行うことができる。
〔第4の実施態様〕
図9は、本発明の第4の実施態様のスクリーン付破砕機の構成を示す概略説明図である。
第4の実施態様のスクリーン付破砕機100Dは、破砕機1、スクリーン部2が一つの筐体9の内部に設置した構成である。また、この筐体9には、水路Rに簡易的に設置することが可能な嵌合機構91として、凹状嵌合片を備えている。なお、図9においては、第4の実施態様におけるスクリーン部2に係る構造として、第1の実施態様におけるスクリーン部2と同様のものを示しているが、これに限定されない。例えば、第2の実施態様におけるスクリーン部2に係る構造と同じものとしてもよい。また、図9に示した本実施態様におけるスクリーン付破砕機100Dの構成のうち、第1の実施態様のスクリーン付破砕機100Aの構成と同じものについては、説明を省略する。
第4の実施態様のように、嵌合機構91を設けたスクリーン付破砕機は、凹状嵌合片と、水路Rの側壁に設けられた凸状嵌合片と嵌合することにより、簡易的に本発明のスクリーン付破砕機100Dを水路Rに設置することができる。
第4の実施態様のスクリーン付破砕機100Dは、制御部3によって破砕機1及びスクリーン部2の運転を制御するものである。また、スクリーン付破砕機100Dに係る運転制御については、第1の実施態様及び第2の実施態様と同様の運転制御を行うことができる。
なお、上述した実施態様はスクリーン付破砕機、スクリーン付破砕機の制御装置及びスクリーン付破砕機の運転方法の一例を示すものである。本発明に係るスクリーン付破砕機、スクリーン付破砕機の制御装置及びスクリーン付破砕機の運転方法は、上述した実施態様に限られるものではなく、請求項に記載した要旨を変更しない範囲で、上述した実施態様に係るスクリーン付破砕機、スクリーン付破砕機の制御装置及びスクリーン付破砕機の運転方法を変形してもよい。
例えば、本実施態様のスクリーン付破砕機において、破砕機及び/又はスクリーン部に対する被処理水の流れを形成するための構造を設けるものとしてもよい。例えば、水路の側壁に斜面を設けるものが挙げられる。これにより、破砕機及びスクリーン部に対する被処理水の流れを形成するとともに、水路の側壁側の底に夾雑物が堆積することを防止することができる。また、レーキに水流案内板を設け、回転軸と共に回転するものが挙げられる。これにより、スクリーン部から破砕機に向けて水流を形成するとともに、スクリーンに捕捉された夾雑物がスクリーンの外周縁から剥離しやすくなる。
以上のような構造を設けることにより、夾雑物を効率的に破砕機に移送し、夾雑物の破砕をより確実に行うことができる。
また、例えば、本実施態様のスクリーン付破砕機において、スクリーン部を複数設けるものとしてもよい。また、スクリーン部を複数設ける場合、それぞれのスクリーン部は独立して運転可能とすることが好ましい。これにより、スクリーン部同士を時間差で運転することができ、夾雑物を分散して破砕機に移送し、破砕機の負荷を低減させることができる。
本発明のスクリーン付破砕機、スクリーン付破砕機の制御装置及びスクリーン付破砕機の運転方法は、水路を流れる被処理水中の夾雑物を処理するために利用することができる。具体的には、下水処理場の沈砂池において、し渣等の夾雑物を捕捉、破砕するために利用することができる。
また、本発明のスクリーン付破砕機の制御装置は、既設のスクリーン付破砕機に設けることにより、装置全体を更新することなく、簡素な取り付け作業によって本発明のスクリーン付破砕機を提供することができる。
100A,100B,100C,100D スクリーン付破砕機、1 破砕機、11 導入口、12 排出口、13a,13b 回転破砕刃、14 駆動部、2 スクリーン部、3 制御部、31 判断部、32 破砕機運転制御部、33 スクリーン部運転制御部、4 スクリーン、5 回転レーキ部、51 レーキ、51a 傾斜面、52 回転軸、53 駆動部、54 レーキ、54a 第1傾斜面、54b 第2傾斜面、6 スクリーン部、7 スクリーン、8 周回レーキ部、81a,81b スプロケット、82 チェーン、83 レーキ、84 駆動部、9 筐体、91 嵌合機構、G 夾雑物、R 水路、R1,R2 側壁

Claims (5)

  1. 水路内の夾雑物を破砕する破砕機と、
    前記破砕機へ夾雑物を移送するスクリーン部と、
    前記破砕機と前記スクリーン部の運転を制御する制御部と、を備え、
    前記制御部は、前記破砕機の運転状態を判断する判断部を有し、前記判断部が、前記破砕機の運転状態が通常運転から変更になったと判断した際、前記スクリーン部の運転を変更することを特徴とする、スクリーン付破砕機。
  2. 前記制御部におけるスクリーン部の運転の変更は、前記スクリーン部の運転速度の減速または運転の停止であることを特徴とする、請求項1に記載のスクリーン付破砕機。
  3. 前記制御部は、前記破砕機の運転状態が通常運転に戻った際、前記スクリーン部の運転を通常運転とすることを特徴とする、請求項1又は2に記載のスクリーン付破砕機。
  4. 水路内の夾雑物を破砕する破砕機と、
    前記破砕機へ夾雑物を移送するスクリーン部と、を備えるスクリーン付破砕機に設けられるスクリーン付破砕機の制御装置であって、
    前記制御装置は、前記破砕機の運転状態を判断する判断部と、前記破砕機と前記スクリーン部の運転を制御する制御部を備え、
    前記制御部は、前記判断部が、前記破砕機の運転状態が通常運転から変更になったと判断した際、前記スクリーン部の運転を変更することを特徴とする、スクリーン付破砕機の制御装置。
  5. 水路内の夾雑物を破砕する破砕機と、
    前記破砕機へ夾雑物を移送するスクリーン部と、
    前記破砕機と前記スクリーン部の運転を制御する制御部と、を備えたスクリーン付破砕機の運転方法であって
    前記制御部が、前記破砕機の運転状態が通常運転から変更になったと判断した際、前記スクリーン部の運転を変更する工程を備えることを特徴とする、スクリーン付破砕機の運転方法。
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