JP4574604B2 - 剪断式破砕装置 - Google Patents

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Description

本発明は、小型の廃棄物や定形の産業廃棄物等の破砕処理に用いられる破砕装置に係り、詳しくは回転カッターにより破砕対象物を細断・破砕する破砕機構を備えた剪断式破砕装置に関する。
剪断式破砕装置は、一般廃棄物あるいは産業廃棄物(以下破砕対象物ともいう)を剪断刃や回転するカッターによって小さな破砕物に細断して、大きさがまちまちな破砕対象物を取り扱いが容易な一定のサイズ以下に細断・破砕する装置であり、廃棄物から資源を回収するリサイクルや焼却の前処理工程等に用いられている。
このような剪断式破砕装置の中には、工作機械で生成された切削屑を破砕対象物とする装置もあり、このような装置において、切削屑破砕手段へ破砕対象物を搬送するためのフィーダとしてスクリュー式の搬送装置を用いることは知られている。(例えば、特許文献1及び特許文献2参照)。
さらにまた、切削破砕手段をコンパクトに構成して、切削屑を効率良く移送、取り込むとともに破砕することができ、しかも省スペースの切削屑破砕装置を提供することを目的に、切削屑を破砕する破砕機を備える切削屑破砕装置の破砕機は、回転軸に複数の回転刃が並設された回転刃列と、回転刃列の隣り合う回転刃間に交互に配置される固定刃とを有するカッター部を備え、切削屑を破砕して、その破砕物をカッター部の下方に排出する装置において、ホッパー部と前記切削屑破砕手段との間を連結するスクリュー式コンベアの搬送部とを備え、スクリュー式コンベアは、前記回転軸を前記ホッパー部から切削屑破砕手段に亘り延設した切削屑破砕装置も知られている。(例えば、特許文献3参照)。
また、これらの従来の装置は、設備の設置スペースが大きくなる問題があり、多数の工作機械が並んでいる工場内などにできるだけ設置スペースを少なくして簡単に設置し、使用するのが難しいという問題があった。このため、出願人は、破砕対象物の送り機構を用いて破砕対象物を細断・破砕する破砕機構部に過大な負荷がかからないようにする過負荷防止機能付きの破砕装置を発明し、特許出願をしている(例えば、特許文献4参照)。
特開平6−23295号公報(第1−第4頁、図2) 特開2000−94264号公報 (第1−第7頁、図3及び図6) 特開2004−275840号公報 (第1−第17頁、図14−図20) 特願2005−112769(段落0001―段落0076、図1-5)
しかし、これらの従来の装置は、多くは、破砕機構部に過大な負荷がかからないようにする装置を有したものではなく、また、この過負荷防止機能を破砕対象物の送り機構を用いて解決させたものでもない。
このような従来装置による場合は、設備の設置スペースも大きくなる問題があり、工場内などにできるだけ設置スペースを少なくし、簡単に設置して使用するのが難しいといった問題があった。
また、過負荷防止機能を破砕装置内にある送り機構を用いて解決させた装置では、設置スペースを少なくして、簡単に設置し、使用することができるようになったが、破砕対象物に当該装置では破砕することができない大きさとか材質の破砕対象物(以下異物ともいう)等が混入して破砕機構に噛み込むことによる回転カッターの損傷、破砕装置の過負荷運転や運転停止に伴う破砕処理能力や削ぎ能力(破砕対象物を細断・破砕する単位時間当たりの能力)の低下は避け難く、一層の改善を要されるものであった。
本発明は、上記事情に鑑みなされたものであり、破砕装置運転中に生じる破砕機構の損傷の原因を減じて破砕処理能力や削ぎ能力を増大した剪断式破砕装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、
本発明は、回転刃を軸方向に有する回転カッターを複数本、並設し、これらの回転カッターを協働させて破砕対象物を細断・破砕するようにした破砕機構と、回転カッターの回転軸と平行な回転軸付きスクリューを回転カッターに隣接して設け、該スクリューで前記破砕機構に破砕対象物を供給補助する送り機構とを備え、回転カッターの中の送り機構側の回転カッターを他の回転カッターよりも小型にした剪断式破砕装置である。
この発明においては、スクリューの回転軸は、回転カッターの回転軸と平行にこれと隣接して設けられているので、破砕装置と送り機構はコンパクトに破砕装置内に収められ、装置は小型になる。また、スクリューによって、破砕機構に供給される破砕対象物の量の偏りを調整したり、破砕機構に過大な負荷が生じる原因を速やかに除去し、回転刃の損傷原因を減らして、安定した破砕運転を確保し、破砕能力を向上している。
本発明は、回転刃を軸方向に有する回転カッターを複数本、並設し、これらの回転カッターを協働させて破砕対象物を細断・破砕するようにした破砕機構と、回転カッターの回転軸と平行な回転軸付きスクリューを回転カッターの横に隣接して設けて破砕機構に破砕対象物を供給補助する送り機構とを備え、送り機構側の回転カッターが非破砕回転(以下逆転ともいう)のときは、破砕対象物を破砕装置の外へ排出する方向にスクリューの回転を切り替え制御する制御装置を有している剪断式破砕装置である。
この発明においては、スクリューの回転軸は、回転カッターの回転軸と平行に、これに隣接して設けられているので、破砕装置と送り機構をコンパクトにハウジング内に納め、破砕装置を小型にしている。また、回転カッターが逆転のときは、破砕機構にある破砕対象物や異物は、送り機構側に、速やかに移動され、送り機構は、この破砕対象物を破砕機構から遠ざけつつ逐次、破砕装置外へ排出していくので、回転カッターに掛かる負荷はすみやかに軽減され、過負荷や異物混入による回転カッターに過大な負荷が生じたり回転カッターが停止する事態をすみやかに除去し、回転刃の損傷の原因を低減して安定した破砕運転を確保し、破砕能力を向上している。
さらにまた、本発明は、上述した破砕装置に設けられている送り機構のスクリューが、破砕装置の壁面に片持ち支持され、該スクリューの回転方向を切り替えることにより破砕対象物を破砕機構に供給補助したり、破砕対象物を破砕装置の外に放出したりするようにしている剪断式破砕装置である。
この発明においては、スクリューの回転制御によって、破砕機構に供給される破砕対象物の量や破砕機構内での破砕対象物供給の偏りを調整して、破砕機構に過大な負荷が生じたり、一部の回転刃に著しく過大な負荷がかかるのを防止すると同時に、回転刃の損傷となる原因を速やかに除去し、少ない設置スペースで破砕処理量・削ぎ能力の高い剪断式破砕装置を提供することができる。
また、本発明は、上述した破砕装置の送り機構が、破砕対象物を破砕装置の外に放出する放出口を有し、該放出口は送り機構のスクリューを軸支する軸受を設けたハウジングの壁面と反対側の自由端部の壁面において回転カッターの回転軸よりも低い位置に設けられている剪断式破砕装置である。
この発明においては、破砕装置の送り機構に設けられている破砕対象物の放出口をスクリューを軸支する軸受を設けた壁面と反対側の自由端部の壁面において回転カッターの回転軸よりも低い位置に有しているので、破砕装置の破砕能力以上に供給された破砕対象物や、破砕対象物に混入した異物によって破砕機構に過大な負荷がかかるときには、送り機構によって破砕対象物を簡便に放出口から放出し、回転カッターにかかる負荷を速やかに除去し、回転刃の損傷の原因を減らし、破砕機構を過負荷状態から開放することができ、従来より大きな破砕処理量・大きな削ぎ能力を有する剪断式破砕装置を提供することができる。
また、本発明は、上述の破砕装置の破砕機構に装着された回転カッターが、複数の回転刃とカラーとを、回転軸の軸方向に交互に一体に形成した回転カッターとして装着された剪断式破砕装置である。
この発明においては、破砕機構の回転カッターが、複数の回転刃とカラーとを一体に形成した回転カッターとして装着されているので、軸強度が向上し、軸の折れ、回転カッターの割れが生じ難くなり、かつ、回転刃に破砕対象物が噛み込んで外れ難くなる事態も避けることができる。また、異物その他の原因で、回転刃を損傷したり、刃が破砕対象物を噛み込んで外れない事態になったときでも、その回転カッターを隣接するカラーや他の回転刃と共に同時に交換することができ、損傷した回転カッターの交換や補修のための時間や手間を少なくでき、従来の同様な破砕装置よりも運転停止時間を短縮し、大きな破砕処理量、削ぎ能力の高い剪断式破砕装置を提供することができる。
また、本発明は、上述の送り機構のスクリューの回転を制御する制御装置が、予め設定された時間サイクルでスクリューの回転方向を切り替え制御するようにした剪断式破砕装置である。
この発明においては、スクリューの制御装置が、予め設定された時間サイクルに従ってスクリューの回転方向を切り替え制御するので、破砕機構に供給される破砕対象物が断続的に、たまたま、まとまった塊状態で投入され、破砕機構側から送り機構側に溢出してくる破砕対象物があっても、これらの破砕対象物はスクリューの作用で塊をほぐされつつ回転軸方向の偏りを減じて破砕機構に供給しなおし、回転カッターに過大な負荷が生じるのを防止できる。これにより、回転カッターによる破砕効率が上り、大きな処理能力や削ぎ能力を有する剪断式破砕装置を提供することができる。
また、本発明は、上述のスクリューの回転を制御するスクリューの制御装置が、破砕機構に投入される破砕対象物の量に応じてスクリューの回転方向および回転速度を制御するようにされた剪断式破砕装置である。
この発明においては、破砕機構に投入される破砕対象物の量に応じてスクリューの回転制御をして破砕機構における送り機構の回転軸方向の破砕対象物の偏りを定常的に減じ、破砕機構に過大な負荷が生じたり、破砕機構の運転が停止に至るのを極力防止して、破砕機構の定常運転を維持し易くして大きな処理量や削ぎ能力を有する剪断式破砕装置を提供することができる。
以上述べたように、本発明に係る剪断式破砕装置は、複数の回転刃を軸方向に有する回転カッターを複数本、並設し、これらの回転カッターを協働させて破砕対象物を細断・破砕するようにした破砕機構と、回転カッターの回転軸と平行な回転軸付きスクリューを、回転カッターに隣接して設けて破砕機構に破砕対象物を供給補助する送り機構とを備え、回転カッターの中の送り機構側の回転カッターを他の回転カッターよりも小型にし、回転カッターが非破砕回転のときは、破砕対象物を破砕装置の外へ排出する方向にスクリューを回転するようにした剪断式破砕装置なので、破砕対象物を原因として生じる破砕機構の損傷や破砕装置の運転停止の原因を速やかに除去して破砕処理能力や破砕処理量を増大した剪断式破砕装置を提供することができる。
以下、本発明に係る剪断式破砕装置の実施形態を図面に基づき説明する。
図1は本発明の実施形態に係る剪断式破砕装置を示す正面図であり、図2は図1の破砕機構及び送り機構の拡大断面図あり、図3は本発明の剪断式破砕装置の一実施形態を示す部分切り欠きの平面図であり、図4は、本発明の実施形態に係る剪断式破砕装置の背面図である。
図1に示す本発明の一実施形態の剪断式破砕装置は、破砕対象物1の投入に供されるホッパー2と、該ホッパー2の下部に設けられた破砕部3と、破砕部3の下部に取り付けられた排出シュート4とこれらを収納するハウジング11から破砕装置の本体が形成されている。
破砕部3は、図2および図3に示すように、破砕機構5と送り機構6とを有し、これらの破砕機構5と送り機構6とは、前壁7、側壁8、側壁9、背壁10によって形成された水平断面が矩形状のハウジング11に収納されている。ハウジング11の上方は、破砕対象物1を取り込み易くするために、ホッパー2に向かって開口し、該ハウジング11の下方は、細断・破砕された破砕対象物1が落下できるように排出シュート4に向かって開口している。
破砕機構5は、複数の回転刃とカラーとを交互に回転軸に挿通し、軸に固定した回転カッターを複数本ハウジング内に収め、この回転カッターを原動機で駆動することにより多数の回転刃を互いに噛み合わせ、そこにある破砕対象物を規定の大きさ以下に細断・破砕するところである。このために回転式カッターは少なくとも2本使用され、この中、送り機構6の横方向に隣接して取付けられている回転カッター19(以下ではこれを中間回転カッターということもある)は、その回転軸22が送り機構6のスクリュー31の回転軸34と平行になるようにして、ハウジング11の前壁7および背壁10に軸受20、21によって回転可能に支持された回転軸22と、この回転軸22の軸方向に所定間隔をあけて並設固定された同一サイズの回転刃23と、この回転軸上で隣り合う回転刃23間および軸方向両端の回転刃23と前壁7、背壁10との間に取付けられたカラー24とから成る。
また、他方の回転カッター12はハウジング11の前壁7および背壁10に軸受13、14によって回転可能に支持された回転軸15とこの回転軸15の軸方向に所定間隔をあけて並設固定された同一サイズの回転刃16と、この回転軸上で隣り合う回転刃16間および軸方向両端の回転刃16と前壁7、背壁10との間に取付けられたカラー17とから成る。
これらの回転カッター12に取付けられた回転刃16の外周部には、一方向の回転時にのみ切刃となる刃先25が所定角度と間隔で形成され、回転カッター19に取付けられた回転刃23の外周部には、一方向の回転時にのみ切刃となる刃先26が所定角度と間隔で形成されている。回転刃16と回転刃23は交互に嵌り合い、それぞれの刃先と回転刃の側面とが噛みあうように配設されている。これにより回転刃16と回転刃23とがホッパー2からの破砕対象物1を破砕機構5に取り込むような図2の矢印方向の回転(正転ともいう)の時は、回転刃16と回転刃23に設けられた刃先25と刃先26とが回転刃同士の側面及び刃先25とカラー24との間及び刃先26とカラー17との間に破砕対象物1を挟みこむようにして細断・破砕する。これらの刃先25、26は、回転刃16と23とが破砕対象物1をホッパー2や送り機構6側に戻すような図2の矢印とは反対方向の回転(逆転)時には、切刃とはならず、細断・破砕は行われない。
刃先25、26の切断の機能は働かないが、中間回転カッター19の回転刃23と支持部材41との間には破砕対象物1が挟み込まれることもあり、支持部材41の端部に破砕対象物1を剪断・破砕等をする強度と機能をもたせれば、非破砕工程でも回転刃23による破砕機能は、継続され、破砕装置の綜合破砕能力を向上させることができる。
カラー17及びカラー24の外形は円形状であることが望ましく、カラー17の幅方向の厚みは回転刃23の幅方向の厚みと同じ、カラー24の厚みは回転刃16の厚みと同じに作られ、これらの回転刃およびカラーの厚みは、回転刃により細断される破砕対象物1の大きさにより定まり、かつ、破砕対象物が落下するに十分なスペースを作り出す大きさを有している。
また、回転刃16,23及びカラー17、24は、通常は、それぞれ一つずつ独立して製造された後に回転軸に装着されるのであるが、本発明では、製造時や破砕装置の運転時の保守サービス等の便宜のために、複数の回転刃と複数のカラーとが回転軸の軸方向に交互に並べた一体物として、高速度鋼等の工具鋼から削り出し等の製法で製造され、回転刃の刃先には焼入れをした一体型の回転カッターとして破砕装置に組み込まれている。
この一体型の回転カッターは、回転軸も回転刃も一体の時は、回転刃16、23を回転軸15、22に取り付けるためのキーが必要なくなるので、破砕装置の運転中に回転刃16、23や回転軸15、22に生じるキー部分での応力集中がなくなり、軸強度が向上し、回転カッターの割れが生じ難くなる。また、回転軸15、22を別体にするときでも、複数の回転刃16、23やカラー17,24を一体化した分、回転刃16、23を回転軸に固定するキーの数を削減でき、その削減分だけ、軸強度が向上し、回転カッターの割れが生じ難くなる。
なお、中間回転カッター19は他の回転カッター12よりも小型にするのが好ましく、図2では、中間回転カッター19の回転刃23の外径は、他の回転カッター12の回転刃16の外径よりも小さく作られている。例えば、中間回転カッター19は約110mm程の外径の回転刃23を有し、他の回転カッター12とは約160mm程の外径の回転刃16を有している例では、これらの回転カッター12、19の外径に50mmの差があるので、これらの回転カッターが同じ高さに取付けられた軸受で支持されているときは、中間回転カッター19の回転刃23の頂部稜線は、他の回転カッター12の回転刃16の頂部稜線よりも25mmの差だけ低くなる。このような状態で回転カッター12、19を逆方向に回転したときは、回転カッター12、19に噛み込まれていた破砕対象物1は、図2における上方や左方向に移動されつつ、中間回転カッター19の回転による力と高低差が作用して、破砕できないでいた異物と共に、送り機構6側に速やかに移動される。
各回転刃16、23の外周に設けられる刃先の数は、回転カッター12、19の刃先のピッチと合わせるときは、中間回転カッター19の刃先26の数は回転カッター12の刃先25の数よりも少なくなるが、図の実施形態では、回転カッター12と中間回転カッター19共に同じ数、例えば、10枚の刃先25、26がそれぞれの回転刃の外周に形成されている。
回転カッター12は、その回転軸15の一端が前壁7よりも突出して外方に延びてハウジング11に取付けられた電動機27に減速機28を介して接続されている。中間回転カッター19の回転軸22は、回転カッター12の回転軸15と平行に延び前壁7及び背壁10に設けられた軸受20、21によって回動自在に支持され、減速機28を介して電動機27に接続されている。このようにして回転カッター12、19が、電動機27で駆動されると、回転カッター12、19の回転刃16、23が噛み合い、協働して破砕対象物1を細断・破砕することができる。
なお、電動機27が可変速の原動機であったり、可変速の油圧式の回転原動機を用いるときは、回転軸15及び回転軸22のそれぞれに独立した原動機を取り付け、回転カッター12及び中間回転カッター19を原動機で直接に駆動し、必要な回転制御を個別に行うようにしても良い。
図2に示す41は、中間回転カッター19と送り機構6との間に設けられた支持部材であり、この支持部材41は、中間回転カッター19が逆転(非破砕方向の回転)をするときは、破砕機構5から送り機構6側に破砕対象物1を移動させるときのガイド面となり、逆に、中間回転カッター19が正転(破砕方向の回転)をするときは、送り機構6側から破砕機構5側に破砕対象物1を送り込むときのガイド面となり破砕対象物1の移動を円滑にしている。
上述のように、破砕機構5に並設して設けられている送り機構6は、その回転軸34が、本実施形態においては、中間回転カッターの回転軸22に平行に延び、外周に破砕対象物1の送り板となる突条30を螺旋状に配設した円筒状のスクリュー31を有している。突条30の向きは、例えば、図2における時計方向の回転のように、上部の突条30が破砕機構5から送り機構6側に溢出してくる破砕対象物1を再び破砕機構5側に送り戻すような供給乃至は供給補助の回転(以下では供給回転ともいう)のときに破砕機構5方向及び駆動原動機が取り付けられた前壁7方向(図3の矢印方向)へ破砕対象物1を移動する力が働くように、軸に斜に取り付けるのが好ましい。このような突条30が形成されている場合は、スクリュー31が供給回転とは逆方向の回転(以下では放出回転ともいう)のときは、送り機構6にある破砕対象物1には、側壁8側に寄せる力と背壁10方向(図3の矢印とは反対の方向)に向かって移動されるような力が突条30によって与えられる。なお、スクリュー31の突条30は、上述の働きがあれば、本実施形態の図のような板状に限らず、スクリュー31上に一体に螺旋状に形成された他の突出形状物であっても良い。
また、送り機構6のスクリュー31の実施形態として、図6に示すような軸部分が中空になった螺旋コイル状の中空軸スクリューを用いることができる。中空軸スクリューを用いた送り機構6の場合も、送り機構6は、突条30、保持板36、原動機等を有し、一端(駆動端44)は、原動機に接続されてスクリュー31を回転する回転軸となっている。片持ち支持された中空軸スクリュー31の他端は、自由端であり、突条30を支える軸がないので、前壁7と背壁10との間の全長にわたって架設された断面U字形状の保持板36がスクリュー31を下方から支えている。突状30が、この保持板36と協働して発揮する破砕対象物1の送り機能は、上述したスクリュー31の送り機能と実質的に同じであり、43は、駆動端44近傍に取り付けられた異物等を検出するセンサである。
スクリューの回転軸34は、一端(駆動端44)が前壁7側で軸受32を介して回転可能に片持ち式に支持されており、他端は軸受けのない自由端となっている。前壁7からハウジング11外に突出した回転軸34は、そこで、減速機33を介して送り機構6用の電動機35に接続されている。電動機35は、制御装置38により、回転カッター用の電動機27とは,異なった制御を受ける。なお、電動機35が可変速の原動機であったり、油圧式の可変速の原動機を用いるときは、スクリュー31を原動機で直接に駆動し、必要な回転制御を制御装置38で行うようにしても良い。
スクリュー31の自由端はハウジング11の背壁10の外まで延びていて、その下方は、断面がU字状の樋形の保持板36で回転自在に支持されている。図3及び図4は、は、このようなスクリュー31の自由端部の実施形態を示す図であり、保持板36はハウジング11の背壁10面に形成された大きな開口(以下では放出口37という)に取り付けられ、スクリュー31の自由端が放出口37の開口に連結され、さらに背壁10の外へ延びる構造となっている。
破砕機構5においては、ハウジング11の開口のほぼ全面にわたって、回転カッターの回転刃16、23が配されているので、回転軸15、22を駆動することによって回転カッターの刃先25、26が噛み合わされるごとに、これらの刃の間に挟まれてくる破砕対象物1を協働して破砕する。すなわち、図2及び図3において示すように、ホッパー2から破砕部3に送り込まれた破砕対象物1の中、破砕機構5の回転刃の刃先25、26に取り込まれた破砕対象物1は、噛み合いつつ移動する刃先によって細かく刻まれたり、刻まれた細片の相互作用などによって圧壊、破砕されたりして細断・破砕が行われる。
また、直接に刃先25、26に取り込まれなかった破砕対象物1も、送り機構6や、回転刃16、23の作用によって破砕機構5内で移動させられながら、次々に回転してくる回転刃の刃先25、26によって回転刃16、23の間に引き込まれて、順次細断・破砕されるので、ホッパー2から投入された破砕対象物1は、ハウジング11の開口のどの位置に落下しても、逐次、破砕機構5に送り込まれて細かく切断・破砕され、破砕物は排出シュート4から破砕装置の外へ排出され、収集トレー40に集められて次の処理工程に送り出される。
回転カッター12、19によるこのような細断・破砕は、軸方向に並設して設けられた多数の回転刃16、23によって破砕機構5の全体にわたって行なわれるのであるが、回転軸15、22、スクリュー31の軸34がほぼ水平な構造の破砕装置においては、ホッパー2から供給された破砕対象物1は、供給された場所の回転刃を中心にして細断や破砕が行なわれ、回転カッター12、19の軸方向の移動は少ない。このために多量の破砕対象物1がかたまって破砕機構5に供給されたときは、一部の回転刃16、23に偏って細断・破砕が行なわれ、他の場所の回転刃16、23が機能しないために破砕装置全体としての破砕能力は低下するおそれが高い。
送り機構6は、破砕対象物11が軸方向に移動し難い破砕対象物11を回転軸方向に移動させつつ、破砕機構5に破砕対象物1を供給補助するための機構であり、電動機35で回転駆動されるスクリュー31の突条30の回転速度を制御装置38で制御することによって、送り機構6上の破砕対象物1を破砕機構5の広い面にわたって供給補助し、できるだけ多くの回転刃16、23が破砕機能を発揮するようにしている。破砕対象物1の種類によっては、このような供給補助機能を重視する必要もあり、このときは、スクリュー31の回転軸の高さを中間回転カッター19の回転軸の高さと同じ高さの構造にして、送り機構6の取り付け位置を、図2に示している送り機構6の高さよりも高い位置に設定すれば、送り機構6から破砕機構5への破砕対象物1の供給が一層容易になる。
このように、送り機構6は、破砕対象物1が軸方向に移動し難い破砕対象物1を回転軸方向に移動させるための機構であり、電動機35で回転駆動されるスクリュー31の突条30の回転速度を制御装置38で制御することによって、送り機構6上の破砕対象物1が、スクリュー31の回転軸の軸方向に移動しつつ、破砕機構5の広い面にわたって破砕対象物1を供給し、できるだけ多くの回転刃16、23が破砕機能を発揮するようにしている。
例えば、ホッパー2から供給され、破砕機構5の回転刃16、23の上に直接に落下せずに送り機構6部分に落下したり、回転刃16、23から溢出した破砕対象物1や破砕機構5で直ちに細断・破砕されずに破砕機構5に滞留する破砕対象物1は、送り機構6の作用によって、前壁7方向に移動されながら、破砕機構5に戻され、噛み合う回転刃16、23によって順次、刃先25、26に引き込まれながら細断・破砕される。
この場合に、細断・破砕された後の破砕物の大きさは、回転刃の厚み(軸方向の幅)で決まり、旋盤の切削によって生じる螺旋状の切削屑を細断・破砕する場合には、例えば、回転刃16、23の厚みを約20mm程度にすると、切削物の集成処理が容易になる。
破砕部3のハウジング11の背壁10に設けられた放出口37は、このような運転時において、破砕部3に投入された破砕対象物1が過大なときや、破砕できないような異物が破砕対象物1に混入して回転カッター12、19等の破砕機構5に過大な負荷がかかるときには、中間回転カッター19と送り機構6との作用によって、放出口37から過負荷の原因となっている破砕対象物1や異物を未破砕のまま、すみやかに放出し、定常運転に復帰できるようにしている。
図2及び図3に示す43は、スクリュー31の原動機側の端部(駆動端44)に設けられた異物検出用のセンサである。破砕装置の定常運転において、スクリュー31は図の矢印のような方向の供給回転をしている。このとき、破砕機構5に破砕できない異物や過剰の破砕対象物(以下異物等ともいう)があれば、スクリュー31の放出回転(図の矢印とは反対方向の回転)によって、異物等を破砕機構から送り機構6に移動し、異物等は送り機構6によって放出口37方向へ移動する力を受ける。しかし、異物等が放出口37から放出されるまでの時間を経ずしてスクリュー31が再び供給回転を始めると、異物等は再度、破砕機構5に供給される力を受けるが、例えば、異物等の大きさが、スクリュー31の供給能力を超えている等の原因で、送り機構6から破砕機構5側に供給できないときは、異物等は、送り機構6の前壁7方向へのみ移動し続けることになる。このように、破砕装置の機能と比較して明らかに異物等とみなせる破砕対象物は、放出口37から放出されない限り、最終的には前壁7付近又は駆動端44に達して、センサ43で検知される。従って、センサ43が異物等を検出したとき、制御装置38は、他の制御に優先して、これら異物等が放出口37から確実に放出される充分な時間、スクリュー31の放出回転を継続させ、異物等が破砕装置にもたらす弊害を未然に防止し、これにより、破砕装置の運転効率、破砕能力を向上させることができる。
破砕装置の破砕能力は、回転刃の円周上に配された刃先のピッチや高さ、回転刃の厚み、回転カッターの回転速度によって決まるが、破砕対象物は、重力や回転カッターに引き込まれる破砕対象物の相互作用によって、破砕部に取込まれるので、破砕対象物が回転刃の刃先に取込まれる時間や破砕部に取込まれる時間以上に速く回転カッターを回転させてもカッターは機能し難い。
回転カッターの回転数は、破砕対象物の大きさや質量、破砕部に供給される破砕対象物の供給速度や破砕の進行状況に応じた最適の速さで制御して回転させるのが望ましい。
また、回転カッターの駆動は、一部の回転刃に偏って破砕対象物を細断・破砕するよりも、破砕対象物を破砕部全体に分散させて、より多くの回転刃を機能させ、細断・破砕処理をする方が削ぎ能力が向上するので、送り機構を回転カッターの制御に関連付けて制御するのが好ましい。
図5は、このような回転カッター12、19及びスクリュー31の回転の運転状況の例を示すタイムチャートである。
図5において、縦軸は、回転カッター12、19の正回転と逆回転、スクリュー31の供給回転と放出回転、及び、これらの回転カッター12、19とスクリュー31の回転に伴う破砕装置の作動の区分を示している。横軸は、時間軸であり、破砕機構5及び送り機構6が制御装置38により制御される一例及びそのときの破砕対象物1の処理状態を時間経過とともにモデル化して示している。
図1において、例えば、剪断式破砕装置の運転が開始され、破砕対象物1がコンベア42によって運ばれ、ホッパー2に供給されると、図2の矢印で示すように回転カッター12は反時計方向に、回転カッター19は時計方向に回転(正回転)することにより、刃先25、26が噛み合い、協働して破砕対象物1の細断・破砕を開始する。
同時に、スクリュー31は供給回転(図2の時計方向の回転)を開始して溢出する破砕対象物1を破砕機構5に戻し、破砕機構5では、上述のようにして、破砕対象物1の細断・破砕が継続され、処理された破砕物は排出シュート4に排出される。
このとき、制御装置38にセットされている制御の初期値の設定は、定常の運転状態として記憶されている負荷と比較しては特に大きなトルクがかかる等、負荷条件に変化がなければ、回転カッター12、19の正回転を継続する。一方、スクリュー31の回転は、例えば、5秒間の供給回転(正回転)、数秒の休止、2秒の放出回転(逆転)、数秒の休止、再度、5秒間の供給回転、数秒の休止、2秒の放出回転というような回転と休止のサイクル(以下では、送りサイクルともいう)を繰り返しながら、破砕機構5における破砕対象物1の分散と細断破砕処理の効率の向上を助けるような破砕対象物1の供給補助の作動をする(なお、図5では、休止の状態の図示は省略)。
破砕機構5による細断・破砕処理において、何らかの原因で回転カッター12、19に過負荷状態が検出されたとき(図のP)は、回転カッター12、19の回転を、例えば、5秒間逆回転させると同時に、スクリュー31の回転を、例えば、15秒間放出回転させる。このとき、回転カッター12、19は、5秒間逆回転の後は、正回転に戻り細断・破砕処理を再開し、スクリュー31は、15秒間の放出回転の後、数秒の休止を入れて上述した送りサイクルに戻り、起動時と同様な破砕対象物1の細断・破砕処理が再開される。
回転カッター12、19の回転を、逆回転させると、回転カッター12、19の刃先25、26に噛み込まれていた破砕対象物1は噛み合いを外されて回転刃16、23の噛み合い部から上方に戻され、破砕機構5に残っている破砕対象物1と共に、低い位置にある中間回転カッター19により、速やかに、破砕機構5から送り機構6へ移動される。
一方、スクリュー31の回転を、放出回転(図2に示す反時計方向の回転)させるとき、スクリュー31の突条30は、送り機構6にある破砕対象物1を、前壁7側から、放出口37のある背壁10側に移動させるので、破砕対象物1の一部、放出回転時間が長いときは破砕対象物1の全てを、背壁10の放出口37から、破砕装置の外に押し出すように機能する。
このようにして、破砕機構5において、回転カッター12、19の過負荷の原因となっていた多量の破砕対象物1や異物は、中間回転カッター19によって、すみやかに送り機構6側に、移動されたり、放出口37から破砕装置の外へ放出されたりするので、回転カッター12、19或いはスクリュー31にかかる負荷は、過負荷検知後、速やかに軽減され、回転カッター12、19を過負荷状態から開放することができ、また、回転刃の損傷も生じ難くなる。
このとき、中間回転カッター19が他の回転カッター12よりも小型、例えば、中間回転カッター19の外径を他の回転カッター12の外径よりも小さくしていると、中間回転カッター19の回転刃の外接円の頂部は、外径が小さい分だけ他の回転カッターの回転刃の外接円の頂部より低くなり、破砕機構5における回転刃の刃先の頂部によって形成される仮想面は他の回転カッター12側から、中間回転カッター19側、送り機構3側へと順次、傾斜した面となり、回転カッターを逆転させたときは、破砕機構5にあって未だ破砕されていない破砕対象物や異物は、中間回転カッター19を経て送り機構3側にすみやかに、かつ、確実に移動させられる。
また、送り機構6が、中間回転カッター19の回転軸と平行なスクリュー31を有して中間回転カッター19の横に隣接して中間回転カッター19よりも低い位置に設けられていると、異物や過負荷の原因となっていた破砕対象物1は、重力の作用を受けて、一層迅速に、破砕機構5から送り機構6側に移動される。
このような構造を有している装置では、過負荷を検出したときに、回転カッター12、19を僅かな量の逆転をするだけで過負荷の原因乃至は破砕運転時に破砕機能を阻害した破砕対象物や異物は、確実かつ速やかに除去でき、回転カッター12、19が正転と逆転を繰り返す頻度は少なくなり、破砕装置の定常運転の時間を長く保ち、破砕装置の破砕能力・削ぎ能力を向上させることができる。また、この繰り返し頻度が一定回数以上続くことによって破砕装置の運転を一時的に停止するという制御に至る事態、破砕機構を損傷する原因も減らすことができ、多少の異物が混入する場所や無人操作の工作機械の設置されている場所でも比較的安心して使用できる破砕装置を提供することができる。
なお、放出口37は、背壁10でなくても良いが、スクリュー31の支持を軸受32による片持支持の構造にして、軸受32が形成されていない側の背壁10の近傍に過負荷時の原因物の放出口37を形成すれば、その形成が容易になり、異物や過負荷の原因となっていた異物や破砕対象物を迅速に、かつ、簡便に排出できるので、破砕装置の構造面からも、破砕装置の運転時間を長くして、破砕装置の破砕能力を向上させることができ、小型で破砕能力、削ぎ能力の高い破砕装置を提供することができる。
また、図3に示すような実施形態の場合は、スクリュー31と突条30が背壁10の開口(放出口37)から装置の外へ突出しているので、異物その他の過負荷の原因物が確実に破砕装置の外へ放出される。また、これにより破砕機構を損傷させる原因も減少し、破砕装置の保護操作や保守作業が簡素化される。
なお、放出口37から放出された未処理の破砕対象物1は、破砕処理に適さない異物を除いて、適宜、ホッパー2に戻され破砕機構5によって、再度、細断・破砕処理がなされる。
このような破砕処理装置による定常の細断・破砕処理において、破砕機構5に過負荷状態が検出されると同時に、送り機構6にも過負荷状態が検出されたとき(図5のQ)或いは、上述した過負荷状態(図5のP)でスクリュー31の回転を、放出回転している間に送り機構6に過負荷状態が検出されたときは、回転カッター12、19の回転を、例えば、5秒間逆回転させると同時に、スクリュー31の回転を、例えば、15秒間の放出回転させた後に、数秒の休止、5秒間の供給回転、数秒の休止の後に同様な放出、供給回転(過負荷サイクルともいう)を繰り返し行なう。
この過負荷サイクルの運転にもかかわらず、送り機構6に、再度、過負荷状態が検出されたときは、過負荷検出がなくなるまで、過負荷サイクルを繰り返し、過負荷検出がなくなったときに、スクリュー31の回転は供給回転となり、定常運転の送りサイクルに戻る。
一方、このような送り機構6における過負荷検出に対応した過負荷サイクル運転にも係わらず、破砕機構5での過負荷検出も続くとき(図5のS)は、回転カッター12、19の回転も、再び、5秒間逆回転させると同時に、送り機構6は、過負荷サイクル運転を続ける。その後、破砕機構5及び送り機構6における過負荷検出がなくなったとき(図5のR)に、起動時と同様な運転、すなわち、回転カッター12、19は、正回転に戻り、スクリュー31は、上述した送りサイクルの供給回転に戻って、定常的な破砕対象物1の細断・破砕処理が行われる。
図示されていないが、中間回転カッターと他の回転カッターとのそれぞれに原動機を取り付けるときは、過負荷時に、中間回転カッターと他の回転カッターとを互いに独立して制御するようにしても良い。例えば、P点においては、中間回転カッター19だけを逆転すると、随時、破砕対象物1を送り機構6に移動することができる。このとき、他の回転カッター12を一時的に正回転すると他の回転カッター12とホッパー2や側壁9との間に滞っていた破砕対象物1が中間回転カッター19側に移動されるので、総ての回転カッターを同時的に逆転し続けるよりも、一層迅速に過負荷の原因の破砕対象物1を送り機構6側に移動させ、破砕機構に過大な負荷がかかり難くすることができる。
また、上述のような破砕機構における回転カッター12、19の回転の設定時間や回転数の制御、送り機構6におけるスクリュー31の回転数や送りサイクル時間、過負荷サイクル時間中の供給と放出の時間の設定やその設定値に基づく制御は、ホッパー2に供給される破砕対象物の種類、その長さや太さ、時間あたりの供給量等によって異なる。これらは、供給された破砕対象物が破砕装置によって、効率よく細断・破砕処理されるように、破砕機構や送り機構の作動を、軸の回転方向、サイクル時間、休止時間等の時間値で見定め、定められた時間を制御装置38に初期値としてセットすることによって実現される。なお、制御装置38には、破砕機構や送り機構にかかる負荷の変化を検出しながら、例えば、規定の逆転の時間前に破砕機構への過負荷の原因物質が除去され、回転カッターの逆回転の目的が達せられる運転状況が確認されるときは、初期値としてセットされた逆転時間よりも次第に短縮した逆転時間にセットし直し、新たな値を基に回転カッターの制御をする機能(自己適応機能)を備え、これを繰返していくこと、また、このような自己適合機能を送り機構のスクリューの供給、放出の制御値の設定にも適用させるようにして制御装置に具備させることができる。このような自己適応機能を有する制御装置で本発明の破砕装置を制御するときは、破砕装置が設置された場所に最も適した短い時間で破砕機構の損傷の原因を減少させる制御が行われるようになり、制御面からも、短時間で損傷原因を減少させて破砕処理能力を増大させた破砕装置を得ることができる。
また、回転カッターを正転、逆転させる時間の設定や送りサイクル時間、過負荷サイクル時間の設定は、同じ破砕対象物については、同じ値を使用することができるので、同様な破砕対象物であれば、制御時間を頻繁に変える必要はなく、一度の時間セットで済ますことができる。例えば、旋盤による切削で生じる長いらせん状の切削屑等のように、特定の形状の破砕対象物が多量に排出される工場に本破砕装置を設置して、この切削屑等を破砕処理する剪断式破砕装置として使用するとき、本発明の破砕装置は簡易な構造で高い破砕能力を有した小型の装置なので、狭い場所にも設置でき、破砕対象物を生成する場所、例えば、工作機械の傍に設置して、工作機械の連続した自動運転や無人運転の補助にもなるものである。
或いは、同じような切削屑等を発生する工作機械でも、異物が混入し易い工程の機械の傍に設置するときは、中間回転カッターとスクリューの回転時間を長めに制御してその破砕装置では処理できない異物が放出口から破砕装置の外へ放出される機会を増すような制御に設定して、破砕装置に過大な負荷が掛からないようにし、これにより、生成される切削屑等の処理能力を高め、工作機械の連続した自動運転を容易にすることもできる。
このようにして、本発明の剪断式破砕装置では、自動的に破砕対象物の細断・破砕が進められ、一定の大きさ以下に細断・破砕された破砕物が排出シュートから排出される。また、従来の同種の破砕処理装置と比較して、破砕装置の異物の送出や過負荷の原因物の除去が迅速になるので、破砕装置の運転時の種々の制御サイクルにおいて、破砕装置を停止してしまう事態を極力減じることができ、自動化が進む工場の工作機械から生成される切削屑等の破砕対象物を取り込み、細断・破砕処理して、破砕物の搬送を容易に行い、工作機械の連続運転を助け、工場全体の設備機器の稼働率を向上させる小型で効率の良い破砕装置を提供することができる。
以上で実施形態の図に基づく説明を終えるが、本発明の態様はこれら実施形態に限られるものではない。
例えば、図の実施形態では回転カッターの回転軸及びスクリューを水平に配置したが、これらの軸は傾斜して配置しても良い。特に、スクリューが軸受側から放出口に向かって下降するように傾斜しているときは、過負荷の原因物質は、スクリューの突条の作用のみならず重力の作用によっても放出口側に送られるので、異常運転の原因物質の除去、放出機能が高まる。
また、中間回転カッターが、破砕機能としての刃よりも、むしろ破砕対象物を他の回転カッターの回転刃に供給維持するために適した突起状のものとされ、回転軸は他の回転カッターの回転軸と平行な軸で他の回転カッターの軸よりも充分に低い位置に設けられた軸受けでハウジングに取り付けられるときは、中間回転カッターが正回転をしているときだけ破砕対象物が破砕部に保持されて回転カッターによる破砕が行われ、中間回転カッターが運転を停止したときは、中間回転カッターの逆回転を待たずに、破砕部の破砕対象物の殆どが破砕機構の破砕部に留まることなく送り機構側に落下する。中間回転カッターの逆回転では、破砕部に噛み込まれている破砕対象物を回転刃から外したり、重力の作用だけでは送り機構側に落ちなかった破砕対象物を送り機構側に強制的に送出するような構造にしても良い。
また、図1乃至図4の実施形態では、中間回転カッターは、他の回転カッターと共に破砕処理を行い、次的に破砕対象物を刃先から外し、送り機構側に送出する機能をもたせているが、破砕処理以外の機能を強化した中間回転カッターとして破砕処理装置に組み込むこともできる。例えば、中間回転カッターの回転刃の外径や回転刃のピッチを他の回転カッターの回転刃やピッチよりも極端に小さな構造にして、中間回転カッターに過負荷の検出センサ的な機能も持たせ、異物の検出機能を強化してもよい。
このとき、中間回転カッターの外径が小さいときは、その回転が止めて逆転させれば、ほぼ瞬時に異物や多量の破砕対象物が送り機構側に送り出されるなど、より一層迅速に破砕部から異物等を排除できる。このように本発明の中間回転カッターには、種々の応用機能を備えさせることもでき、一方、この中間回転カッターは、他の回転カッターと協働した破砕処理機能も有する中間回転カッターということができるので、本発明に含まれる。
また、スクリューの回転方向と破砕対象物の移動の方向は、スクリューに形成されている突条の向きによって異なる。破砕機構による破砕処理が行なわれる正回転時には、スクリューによる破砕対象物の移動が破砕機構から離れる側の回転になる方が好ましいともいえるが、この回転方向も、回転カッターやスクリューの軸の傾きや中間回転カッターの位置、突条の向きとの関係もあり、これらを加味しながら、処理する破砕対象物に最も適した軸の傾きと回転方向が選択されて破砕装置の機構が決定される。
また、破砕対象物が多量に供給されたときは、回転カッターの回転速度やスクリューの回転速度を制御したり、回転カッターの回転速度とスクリューの回転速度とを関連付けて制御したりしても良い。
また、送り機構の制御に関しても、ホッパーに供給される破砕対象物の量、破砕機構における破砕対象物の量や分散状態をセンサ(図示省略)で検出しながら制御装置でスクリューの回転速度を決定し、破砕対象物が破砕機構全体に分散されながら細断・破砕処理されるようにスクリューの回転制御を制御装置によって制御するようにしても良く、送り機構の突条の形成も、破砕対象物の種類によっては、部分的に不連続であったり、螺旋のピッチや突条の高さや幅が異なったりしても良い等、剪断式破砕装置の全体構成等についても、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
本発明の第実施形態に係る剪断式破砕装置を示す部分切り欠きの正面図である。 図の破砕部の拡大断面図である。 本発明の一実施形態を示す要部切り欠きの剪断式破砕装置の平面図である。 本発明の実施形態に係る剪断式破砕装置の背面図である。 本発明の実施形態に係る剪断式破砕装置の運転状況の例を示すタイムチャートである。 本発明の剪断式破砕装置に使用するスクリューの実施形態を模式的に示す斜視図である。
符号の説明
1 破砕対象物
2 ホッパー
3 破砕部
4 排出シュート
5 破砕機構
6 送り機構
7 前壁
8,9 側壁
10 背壁
11 ハウジング
12、19 回転カッター
13、14、20、21 軸受
15、22、34 回転軸
16、23 回転刃
17、24 カラー
25、26 刃先
27、35 電動機
28、33 減速機
30 突条
31 スクリュー
32 軸受
36 保持板
37 放出口
38 制御装置
40 収集トレー
41 支持部材
42 コンベア
43 センサ
44 駆動端

Claims (7)

  1. 回転刃を軸方向に有する回転カッターを複数本並設し、これらの回転カッターを協働させて破砕対象物を細断・破砕するようにした破砕機構と、回転カッターの回転軸と平行な回転軸付きスクリューを回転カッターに隣接して設けて破砕機構に破砕対象物を供給補助する送り機構とを備え、回転カッターの中の送り機構側の回転カッターを他の回転カッターよりも小型にした剪断式破砕装置。
  2. 回転刃を軸方向に有する回転カッターを複数本並設し、これらの回転カッターを協働させて破砕対象物を細断・破砕するようにした破砕機構と、回転カッターの回転軸と平行な回転軸付きスクリューを回転カッターに隣接して設けて破砕機構に破砕対象物を供給補助する送り機構とを備え、送り機構側の回転カッターが非破砕回転のときは、破砕対象物を破砕装置の外へ排出する方向にスクリューの回転を切り替え制御する制御装置を有している剪断式破砕装置。
  3. 破砕装置に設けられた送り機構のスクリューが、破砕装置の壁面に片持ち支持され、該スクリューの回転方向を切り替えることにより破砕対象物を破砕機構に供給補助したり、破砕対象物を破砕装置の外に放出したりするようにしていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の剪断式破砕装置。
  4. 前記送り機構が、破砕対象物を破砕装置の外に放出する放出口を有し、該放出口は送り機構のスクリューを軸支する軸受を設けた壁面と反対側の自由端部の壁面において回転カッターの回転軸よりも低い位置に設けられていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の剪断式破砕装置。
  5. 前記破砕機構に装着された回転カッターは、複数の回転刃とカラーとが回転軸の軸方向に交互に一体に形成された回転カッターであることを特徴とする請求項1または請求項2のいずれか一項に記載の剪断式破砕装置。
  6. 前記スクリューの回転を制御するスクリューの制御装置は、予め設定された時間サイクルに従ってスクリューの回転方向を切り替え制御するようにしたことを特徴とする請求項2に記載の剪断式破砕装置。
  7. 前記スクリューの回転を制御するスクリューの制御装置は、破砕機構に投入される破砕対象物の量に応じてスクリューの回転方向および回転速度を制御するようにしたことを特徴とする請求項2に記載の剪断式破砕装置。
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