JP2003181317A - 夾雑物処理システム、及び、夾雑物処理装置 - Google Patents

夾雑物処理システム、及び、夾雑物処理装置

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JP2003181317A
JP2003181317A JP2001386417A JP2001386417A JP2003181317A JP 2003181317 A JP2003181317 A JP 2003181317A JP 2001386417 A JP2001386417 A JP 2001386417A JP 2001386417 A JP2001386417 A JP 2001386417A JP 2003181317 A JP2003181317 A JP 2003181317A
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treated
crushing
water level
foreign matter
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Mitsugi Kawai
貢 川井
Kazumitsu Sato
和光 佐藤
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Sumiju Environmental Engineering Co Ltd
Original Assignee
Sumiju Environmental Engineering Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ランニングコストを低くすることが可能な、
夾雑物処理システム、及び、夾雑物処理装置を提供する
ことを目的とする。 【解決手段】 制御装置50の高レベル水位計63によ
って水路10を流れる被処理水の水位に関する情報を取
得すると共に、この水位に関する情報に基づいて制御装
置50のコントローラ51がスクレーパ78の移送能力
を動力減の方向に制御するので、水位が低い場合にスク
レーパ78の駆動に要する動力を削減することが可能と
される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、汚水等の被処理水
中の夾雑物を捕集・破砕するための夾雑物処理システム
及び夾雑物処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】夾雑物を含む汚水等の被処理水がポンプ
等の機器に流入すると、機器の詰まりや破損等のトラブ
ルが起こりやすい。このため、従来より、ポンプ等の機
器の前段において、被処理中の夾雑物を夾雑物処理シス
テムにより捕集・破砕することが行われている。
【0003】このような夾雑物処理システムとしては、
例えば、スクリーンにより被処理水から夾雑物を捕集し
て濾過する捕集機と、被処理水を通過させる際に夾雑物
を2軸回転刃によって破砕する破砕機と、が水路を横断
するように並設されると共に、この捕集機に捕集された
夾雑物をレーキで掻き取って破砕機側に移送して破砕さ
せる移送機を備える夾雑物処理システムが知られてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな夾雑物処理システムにおいては、この夾雑物処理シ
ステムを構成する移送機の駆動に要するランニングコス
トの低減が望まれている。
【0005】本発明は、上記課題に鑑みてなされたもの
であり、ランニングコストを低くすることが可能な、夾
雑物処理システム、及び、夾雑物処理装置を提供するこ
とを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者らは鋭意検討を
進めた結果、時間帯によって水路への被処理水の流入量
が変動して水路の水位が大きく変化すると共に、水位が
低い場合は移送手段の移送能力を低下させても構わない
ことを見出し、本発明に至った。
【0007】本発明に係る夾雑物処理システムは、被処
理水中の夾雑物を捕集する捕集手段と、被処理水中の夾
雑物を破砕する破砕手段と、が水路を横断するように並
設されると共に、捕集手段に捕集された夾雑物を破砕手
段に対して移送する移送手段を備える夾雑物処理システ
ムにおいて、移送手段の移送能力を制御する移送手段制
御装置を備えることを特徴とする。
【0008】本発明の夾雑物処理システムによれば、水
路の被処理水の水位に応じて移送手段の移送能力を動力
減の方向に調節することが可能とされ、水位が低い場合
に移送手段の駆動に要する動力を削減することが可能と
される。
【0009】また、本発明に係る夾雑物処理システム
は、被処理水中の夾雑物を捕集する捕集手段と、被処理
水中の夾雑物を破砕する破砕手段と、が水路を横断する
ように並設されると共に、捕集手段に捕集された夾雑物
を破砕手段に対して移送する移送手段を備える夾雑物処
理システムにおいて、捕集手段は被処理水を導入する導
入口を備えると共に、破砕手段は被処理水を導入する破
砕口を備え、捕集手段の導入口の下端が破砕手段の破砕
口の下端よりも高くされてなることを特徴とする。
【0010】これにより、水路の被処理水の水位が導入
口の下端よりも低い場合に、被処理水は捕集手段に導入
されず、破砕手段のみに導入されて夾雑物の破砕処理が
なされる。このため、水位が導入口の下端よりも低い場
合に、移送手段を駆動する必要がなくされる。
【0011】ここで、移送手段は、水路の被処理水の水
位が所定の値に達するまで非稼働とされ、水路の被処理
水の水位が所定の値に達すると稼働されるべく制御され
ることが好ましい。
【0012】これにより、水路の水位が所定の高さより
も低い場合は移送手段が非稼働とされて移送手段の駆動
動力が不要とされるのに加えて、流量の増加等によって
水位が所定の高さに達すると、移送手段が稼働されて捕
集手段に捕集される夾雑物が破砕手段へ移送され破砕さ
れるので、捕集手段による被処理水の濾過が効率よく行
われる。
【0013】また、移送手段は、タイマーによってその
稼動/非稼動が制御されてもよい。
【0014】水位の変化が規則的な場合等には、水位が
高くなる時間に移送手段が稼動し水位が低くなる時間に
移送手段が非稼動となるようにタイマーによって移送手
段を制御することができる。
【0015】また、本発明の夾雑物処理装置は、被処理
水が導入可能とされる導入口を有し当該導入口を介して
被処理水が通過する場合に当該被処理水中の夾雑物を捕
集可能な捕集手段と、被処理水が導入可能とされる破砕
口を有し当該破砕口を介して被処理水が通過する場合に
当該被処理水中の夾雑物を破砕可能な破砕手段と、捕集
手段から破砕手段に対して捕集物を移送可能な移送手段
と、が一体化された夾雑物処理装置において、捕集手段
の導入口の下端が破砕手段の破砕口の下端よりも高くさ
れてなることを特徴とする。
【0016】このような夾雑物処理装置を水路に設置す
ることにより、上記発明が好適に実施される。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照しながら、
本発明に係る夾雑物処理システムの好適な実施形態につ
いて詳細に説明する。なお、図面の説明において、同一
または相当要素には同一の符号を付し、重複する説明は
省略する。
【0018】図1は、第一実施形態に係る夾雑物処理シ
ステムを示す側面構成図、図2は、図1の夾雑物処理シ
ステムの横断面図である。
【0019】本実施形態の夾雑物処理システム100
は、底10a及び側壁10b,10cによって形成され
る矩形断面の水路10に設置されて、水路10を流れる
汚水等の被処理水中の夾雑物を捕集や破砕により処理す
るものであり、被処理水を通過させる際に夾雑物を捕集
して濾過するスクリーン装置(濾過手段)40と、被処
理水を通過させる際に被処理水中の夾雑物を破砕する破
砕機(破砕手段)30と、スクリーン装置40に捕集さ
れた夾雑物を破砕機30に対して移送し破砕させるスク
レーパ(移送手段)78と、を備えている。
【0020】スクリーン装置40は、水路10の底10
a上で一方の側壁10cに密着された縦型円筒形状の本
体部45を有している。この本体部45は、上流側(図
1及び図2の左方向)に被処理水を導入する入口開口部
49が形成されると共に、下流側(図1及び図2の右方
向)に本体部45内を通過した被処理水を排出する出口
開口部48が形成されている。
【0021】この本体部45内には、複数の円環状のス
クリーン部材41aが上下方向に所定距離離間されて順
次積層設置され、これらのスクリーン部材41aがスク
リーン41を形成している。また、本体部45の斜め下
流側の側面で側壁10b側には、被処理水の下流側への
流れを遮る仕切板42を介して破砕機30が接続されて
いる。
【0022】そして、スクリーン装置40は、水路10
の上流側から入口開口部49を介してスクリーン41に
被処理水を導入し、処理水中の夾雑物をスクリーン41
のスクリーン部材41a,41a間に捕集する一方、ス
クリーン部材41a,41a間の隙間から被処理水のみ
を通過させて濾過し、濾過水を出口開口部48を介して
下流側に排出する。
【0023】スクレーパ78は、スクリーン41の中心
軸に対して上流側かつ他方の側壁10b側に偏心設置さ
れた垂直なレーキ軸72を有している。このレーキ軸7
2には、スクリーン部材41a間の隙間に対応した厚み
を有する先細の板状のレーキ73が、各スクリーン部材
41a間の隙間に各々対応して上下方向に複数固定さ
れ、レーキ群が構成されている。
【0024】これらのレーキ73は、高さ方向にレーキ
群73a,73b,73cの3つのグループに分けら
れ、これらのレーキ群73a,73b,73cのレーキ
軸72に対する軸回りの取り付け角度は、各レーキ群7
3a,73b,73cが互いに120°ずつ離れるよう
にされている。また、このレーキ73の半径方向の長さ
は、レーキ73の回転位置が上流側かつ他方の側壁10
b側となる場合に、その先端がスクリーン41のスクリ
ーン部材41a,41a同士の隙間から所定の長さ外側
に突出するように設定されている。
【0025】スクリーン装置40の本体部45の上端に
は、図1に示すように、レーキ軸72の上端に接続され
レーキ軸72を回転させるモータ74が設置されてい
る。そして、スクレーパ78は、モータ74の駆動によ
ってレーキ軸72を介して、図2に示すように、レーキ
73を図示反時計方向に回転させ、スクリーン41に捕
集された夾雑物をレーキ73の先端部で掻き寄せて、他
方の側壁10bと仕切板42との間、すなわち、破砕機
30(詳細は後述)側に移送させ、スクリーン41が夾
雑物により目詰まりすることを防止する。
【0026】破砕機30は、図1及び図2に示すよう
に、縦長の箱状の本体部31を有し、この本体部31
は、その底面が底10aに接し、一方の側面が他方の側
壁10bに密着配置されている。本体部31の上流側に
は、被処理水を導入する入口開口部39が形成されると
共に、下流側には本体部31からの被処理水を排出する
出口開口部38が形成されている。また、本体部31に
は、垂直軸心回りに回転自在とされる2つの回転破砕刃
32,32が、水路10の幅方向に、互いにその刃同士
がかみ合うよう設置されている。
【0027】本体部31の上端には、図1に示すよう
に、この回転破砕刃32,32を回転駆動するモータ3
3が設置されている。そして、破砕機30は、図2に示
すように、モータ33によって回転破砕刃32,32を
回転し、本体部31の入口開口部39から被処理水を導
入して出口開口部38から下流側に通過させると共に、
この通過の際に、スクレーパ78によって移送された夾
雑物も含め、被処理水中の夾雑物を回転破砕刃32,3
2の間に挟み込んで破砕し、下流側に放出する。
【0028】そして、本実施形態の夾雑物処理システム
100においては、水路10の水位に基づいてスクレー
パ78及び破砕機30の駆動を制御する制御装置(移送
手段制御装置)50を備えている。この制御装置50
は、水路10のスクリーン装置40よりも上流側で、破
砕機30の入口開口部39の下端に対応した高さで被処
理水の存在を検知する低レベル水位計61、低レベル水
位計61よりも所定の距離高い位置で被処理水の存在を
検知する中レベル水位計62、及び、中レベル水位計6
2よりもさらに所定の距離高い位置で被処理水の存在を
検知する高レベル水位計63を有している。
【0029】また、制御装置50は、低レベル水位計6
1、中レベル水位計62及び高レベル水位計63の計測
結果に基づいて、スクレーパ78のモータ74及び破砕
機30のモータ33を制御するコントローラ51を備え
ている。
【0030】このコントローラ51は、図3に示すよう
に、中レベル水位計62が被処理水の存在を検知した場
合に、破砕機30のモータ33の駆動を開始し、低レベ
ル水位計61が被処理水の存在を検知しなくなるまで破
砕機30のモータ33の駆動を続ける。また、コントロ
ーラ51は、さらに、高レベル水位計63が被処理水の
存在を検知した場合に、スクレーパ78のモータ74の
駆動を開始し、低レベル水位計61が被処理水の存在を
検知しなくなるまでスクレーパ78のモータ74の駆動
を続ける。
【0031】次に、本実施形態に係る夾雑物処理システ
ム100の作用について、図4のフローチャートを参照
して説明する。
【0032】このような水路10に流入する被処理水の
量は大きく変動することが多く、例えば、家庭排水の場
合、午前8〜10時の間及び午後9〜10時の間にピー
クを迎え、それ以外の時間帯では極端に少なくなり、こ
れに伴って水路10の上流側の水位も大きく変動するこ
とを発明者らは見出した。ここでは、説明理解の容易性
を考慮して、流入量が少なく水位が低い状態から説明す
る。
【0033】まず、ステップ101(S101)におい
て、中レベル水位計62で被処理水が検知されるか否か
を判断する。そして、中レベル水位計62で被処理水が
不検知のとき、すなわち、被処理水の流入量が少ない等
によって水路10の上流側の水位が中レベル水位計62
よりも低い(図1の水位A)場合には、破砕機30のモ
ータ33及びスクレーパ78のモータ74を駆動するこ
となく、中レベル水位計62が被処理水を検知するのを
待つ。
【0034】このとき、図5に示すように、被処理水
は、スクリーン装置40を通過し、この通過の際にスク
リーン41上に夾雑物が捕集されて濾過され、夾雑物が
除去された被処理水が下流側に排出される。そして、被
処理水の流量がごく少なくスクリーン41に捕集される
夾雑物の量が少ないので、スクレーパ78によるスクリ
ーン41の掻き取りは不要である。また、スクリーン装
置40による被処理水の濾過のみで被処理水を十分処理
でき、破砕機30による破砕も不要である。このため、
破砕機30やスクレーパ78の駆動に必要な動力が不要
とされている。
【0035】一方、ステップ101において、中レベル
水位計62で被処理水が検知されたとき、すなわち、被
処理水の流量がある程度増える等によって、水路10の
水位が中レベル水位計62よりも高くなった場合(図1
の水位B)、ステップ102(S102)に進んで、破
砕機30のモータ33の駆動を開始する。
【0036】このとき、図6に示すように、被処理水は
スクリーン装置40によって濾過されるのに加えて、破
砕機30を通過することにより破砕されて下流側に排出
される。そして、この破砕処理が加わることによって被
処理水の処理能力が水位Aの時に比して向上される。な
お、スクリーン41には捕集された夾雑物が蓄積し、ス
クリーン装置40における濾過能力はそれほど高くない
が、このように被処理水の流入量がそれほど多くない場
合は、破砕機30による破砕によって被処理水を十分処
理できる。
【0037】そして、このように破砕機30のみが駆動
されてスクレーパ78が駆動されないので、スクレーパ
78を駆動する分の駆動動力が不要とされ、ランニング
コストが低減されている。
【0038】次に、水路10の水位を検知する。まず、
ステップ103において、低レベル水位計61で被処理
水が検知されるか否かを判断する。そして、上流側から
の被処理水の流入量の減少や、被処理水の処理の進捗等
により、水位が低レベル水位計61の位置よりも下がり
非検知とされた場合は、ステップ108(S108)に
おいて、破砕機の運転104を停止し、ステップ109
(S109)において、このスクレーパ78等の駆動制
御を終了するか否かを判断し、制御を続行するときには
ステップ101に戻って同様の制御を行う一方、制御を
終了すると判断した場合は制御を終了する。
【0039】一方、低レベル水位計61で被処理水が検
知されると、ステップ104(S104)に進んで、高
レベル水位計63で被処理水が検知されるか否かを判断
する。ここで、高レベル水位計63で被処理水が不検知
とされる、すなわち、水位が高レベル水位計63よりも
低い場合は、ステップ103に戻って、このような水位
の変化の監視を続けつつ、破砕機30のみの駆動による
被処理水の処理を続ける。
【0040】これに対して、高レベル水位計63で被処
理水が検知される、すなわち、流入量のさらなる増加等
によって処理能力が不足し水位が高レベル水位計63よ
りも高くなった場合(図1の水位C)、ステップ105
(S105)において、スクレーパ78の駆動を開始す
る。これにより、図2に示すように、スクリーン41上
に捕集され蓄積された夾雑物が、破砕機30側に掻き寄
せられて破砕機30によって破砕処理され、スクリーン
41による被処理水の濾過能力が最大限発揮され夾雑物
処理システム100全体としての被処理水の処理能力が
水位Bの時に比してさらに高められる。このため、流入
量が大きく増加した場合でも被処理水の円滑な処理が可
能とされる。なお、このとき破砕機30とスクリーン装
置40との被処理水の通過量の比は1:3程度に設定さ
れている。
【0041】次に、ステップ106(S106)に進ん
で、低レベル水位計61で被処理水が検知されるか否か
を判断する。ここで、低レベル水位計61で被処理水が
検知される、すなわち、水位がそれほど減少していない
場合は、破砕機30及びスクレーパ78の駆動を続けて
被処理水の破砕処理を続ける。一方、低レベル水位計6
1で被処理水が不検知とされる、すなわち、水位が十分
に下がった場合は、ステップ107(S107)に進ん
で、破砕機30のモータ33及びスクレーパ78のモー
タ74を停止し、上述のステップ109に進んで、制御
の終了又は続行の判断をし、続行するときにはステップ
101に戻り、制御終了と判断されると制御を終了す
る。
【0042】このように、本実施形態の夾雑物処理シス
テム100においては、水路10を流れる被処理水の水
位に応じてスクレーパ78の移送能力を動力減の方向に
調節する、すなわち、非稼働とするので、水位が低い場
合にスクレーパ78の駆動に要する動力が削減されてい
る。
【0043】また、水位が中レベル水位計62に達する
までスクレーパ78の駆動動力が不要とされるのに加え
て、流入量の増加等によって処理負荷が高くなって水位
が中レベル水位計62を超えた場合に、スクレーパ78
が稼働されてスクリーン41に捕集された夾雑物が破砕
機30に対して移送され破砕され、スクリーン装置40
による被処理水の濾過が目詰まりなく効率よく行われる
ので、流入量が増えても被処理水が好適に処理されてい
る。
【0044】続いて、本発明の夾雑物処理システムの第
二実施形態について、図7及び図8を参照して説明す
る。本実施形態の夾雑物処理システム200が第一実施
形態と違う点は、水路10の底10a上に所定の高さの
載置台110が形成され、スクリーン装置40がこの載
置台110上に載置されている点である。
【0045】この載置台110は、所定の高さを有する
板状のコンクリート基礎又は鋼製であって、水路10の
一方の側壁10cから他方の側壁10bへ向かって水平
に延出し、他方の側壁10bとの間に所定の流路111
を形成する山形部である。
【0046】そして、スクリーン装置40がこの載置台
110に載置されることにより、スクリーン装置40の
入口開口部(導入口)49の下端は、破砕機30の入口
開口部(破砕口)39の下端よりも高くされている。こ
こで、載置台110の高さは、図7に示すように、スク
リーン装置40の入口開口部49の下端が、中レベル水
位計62よりも高く、かつ、高レベル水位計63より低
くなるように設定されている。なお、スクリーン41の
入口開口部49の下端と、破砕機30の入口開口部39
の下端との差は、250mm以上であることが好まし
い。
【0047】このような、夾雑物処理システム200に
よれば、図7に示すように、水路10の水位が中レベル
水位計62より高くなると(図7の水位D参照)、図4
のステップ102によって、コントローラ51が破砕機
30を駆動する。このとき、図8に示すように、被処理
水は、流路111を流れて破砕機30に流入し被処理水
中の夾雑物が破砕されて下流側に排出される一方、スク
リーン41には流入しない。
【0048】そして、図9に示すように、水路10への
流入量の増加に伴って水位がさらに高くなり(図7の水
位E参照)、被処理水が入口開口部49からスクリーン
41に流入し夾雑物が捕集され濾過されるようになる
と、入口開口部49より高くされた高レベル水位計63
でこの水位の上昇が検知され、コントローラ51はステ
ップ105においてスクレーパ78を駆動する。これに
より、スクリーン41に捕集される夾雑物がスクレーパ
78によって掻き寄せられ破砕機30に移送され破砕さ
れる。
【0049】このように、スクレーパ78の非稼働時に
被処理水がスクリーン41に流入しないので、スクレー
パ78の非稼働時における夾雑物のスクリーン41への
絡まり等が抑制され、被処理水が好適に処理されてい
る。
【0050】なお、本発明は、上記実施形態に限定され
るものではなく、種々の変形態様をとることが可能であ
る。
【0051】例えば、上記実施形態において、捕集手段
として複数のスクリーン部材41aを備えるスクリーン
41を採用し、移送手段としてスクリーン41に捕集さ
れた夾雑物をレーキ73で掻き取って破砕機30側に移
送するスクレーパ78を採用しているが、例えば、捕集
手段を縦円筒形状のメッシュとし、移送手段として、こ
の円筒メッシュを軸回りに回転させて円筒メッシュ上の
夾雑物を破砕機30に対して移送する駆動装置としても
構わない。
【0052】また、上記実施形態において、スクレーパ
78の複数のレーキ73は、すべて一体として回転駆動
されるが、例えば、レーキ73を上下に複数に分割して
各々独立に駆動可能とし、コントローラ51が、水位に
応じて、夾雑物が捕集される高さに対応する位置のレー
キのみを駆動して掻き寄せてもよい。
【0053】また、上記実施形態において、コントロー
ラ51は水位が高レベル水位計63の高さに達するま
で、スクレーパ78の稼働を停止しているが、例えば、
スクレーパ78を低速で回転させたり、間欠的に稼働さ
せたりしても構わず、要は、スクレーパ78の移送能力
を動力減の方向に制御すればよい。
【0054】また、上記実施形態において、夾雑物処理
システム100,200はスクリーン装置40を1つの
み備えているが、これを、水路の幅方向に複数並設して
も構わない。この場合、スクリーン装置40毎に、載置
台110の高さを変えて、スクリーン41の入口開口部
49の下端の高さに順次差を付けることにより、さら
に、水位に応じてスクレーパ78の駆動を多段階に調整
することが可能である。
【0055】また、上記実施形態において、制御装置5
0は、水路10の水位に基づいてスクレーパ78等を制
御しているが、例えば、水路10に流入する被処理水の
流入量等に基づいて制御してもよい。
【0056】また、上記実施形態において、制御装置5
0は、一旦スクレーパ78や破砕機30を稼働すると、
水位が低レベル水位計61よりも低くならないとこれら
を停止しないが、例えば、高レベル水位計63よりも低
くなるとスクレーパ78を停止し、中レベル水位計62
よりも低くなると破砕機30を停止するように制御して
もよい。
【0057】また、上記実施形態において、制御装置5
0は、測定された水位に基づいてスクレーパ78を制御
しているが、例えば、水位の変動が規則的な場合等は、
タイマー等によって、水位が高くなる時間に移送手段が
稼動し、水位が低くなる時間に移送手段が非稼動となる
ように制御してもよい。
【0058】また、上記第二実施形態では、載置台11
0上にスクリーン装置40を設置しているが、例えば、
スクリーン装置40、スクレーパ78及び破砕機30を
一体化し、スクリーン装置40の入口開口部49の下端
の高さを、破砕機30の入口開口部39の下端部の高さ
よりも高くした夾雑物処理装置を予め用意し、これを水
路10の底10a上に設置しても良い。また、載置台1
10に代えて、入口開口部49の所定高さまでを塞ぐ堰
を水路10の底10aに設置しても良い。
【0059】
【発明の効果】本発明に係る夾雑物処理システムは、移
送手段の移送能力を動力減の方向に制御できるので、水
位が低い場合に移送手段の駆動に要する動力を削減する
ことが可能とされる。
【0060】また、本発明に係る夾雑物処理システム及
び夾雑物処理装置は、捕集手段の導入口の下端が破砕手
段の破砕口の下端よりも高くされているので、水路の被
処理水の水位が導入口の下端よりも低い場合に、被処理
水が捕集手段に導入されず、破砕手段のみに導入されて
夾雑物の破砕処理が可能である。このため、水位が導入
口の下端よりも低い場合に、移送手段を駆動する必要が
なくされる。
【0061】これらによって、ランニングコストを低く
することが可能な、夾雑物処理システムが提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】第一実施形態の夾雑物処理システムを示す側面
構成図である。
【図2】図1の夾雑物処理システムにおいて、水位がC
の場合を示す横断面図である。
【図3】図1中の制御装置の制御パターンを示す線図で
ある。
【図4】図1中の制御装置の動作を示すフローチャート
である。
【図5】図1の夾雑物処理システムにおいて、水位がA
の場合を示す横断面図である。
【図6】図1の夾雑物処理システムにおいて、水位がB
の場合を示す横断面図である。
【図7】第二実施形態の夾雑物処理システムを示す側面
構成図である。
【図8】図7の夾雑物処理システムにおいて、水位がD
の場合を示す横断面図である。
【図9】図7の夾雑物処理システムにおいて、水位がE
の場合を示す横断面図である。
【符号の説明】
10…水路、30…破砕機(破砕手段)、39…入口開
口部(破砕口)、40…スクリーン装置(捕集手段)、
49…入口開口部(導入口)、50…制御装置(移送手
段制御装置)、78…スクレーパ(移送手段)、10
0,200…夾雑物処理システム。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4D065 CA12 CB02 CC03 DD08 EB20 ED01 ED11 ED22 ED27 ED35 EE04 EE15

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被処理水中の夾雑物を捕集する捕集手段
    と、被処理水中の夾雑物を破砕する破砕手段と、が水路
    を横断するように並設されると共に、前記捕集手段に捕
    集された夾雑物を前記破砕手段に対して移送する移送手
    段を備える夾雑物処理システムにおいて、 前記移送手段の移送能力を制御する移送手段制御装置を
    備えることを特徴とする、夾雑物処理システム。
  2. 【請求項2】 被処理水中の夾雑物を捕集する捕集手段
    と、被処理水中の夾雑物を破砕する破砕手段と、が水路
    を横断するように並設されると共に、前記捕集手段に捕
    集された夾雑物を前記破砕手段に対して移送する移送手
    段を備える夾雑物処理システムにおいて、 前記捕集手段は前記被処理水を導入する導入口を備える
    と共に、前記破砕手段は前記被処理水を導入する破砕口
    を備え、 前記捕集手段の導入口の下端が前記破砕手段の破砕口の
    下端よりも高くされてなることを特徴とする、夾雑物処
    理システム。
  3. 【請求項3】 前記移送手段は、前記水路の被処理水の
    水位が所定の値に達するまで非稼働とされ、前記水路の
    被処理水の水位が前記所定の値に達すると稼働されるべ
    く制御されることを特徴とする、請求項1又は2に記載
    の夾雑物処理システム。
  4. 【請求項4】 前記移送手段は、タイマーによってその
    稼動/非稼動が制御されることを特徴とする、請求項1
    又は2に記載の夾雑物処理システム。
  5. 【請求項5】 被処理水が導入可能とされる導入口を有
    し当該導入口を介して被処理水が通過する場合に当該被
    処理水中の夾雑物を捕集可能な捕集手段と、被処理水が
    導入可能とされる破砕口を有し当該破砕口を介して被処
    理水が通過する場合に当該被処理水中の夾雑物を破砕可
    能な破砕手段と、前記捕集手段から前記破砕手段に対し
    て捕集物を移送可能な移送手段と、が一体化された夾雑
    物処理装置において、 前記捕集手段の導入口の下端が前記破砕手段の破砕口の
    下端よりも高くされてなることを特徴とする、夾雑物処
    理装置。
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