JP3899267B2 - 皮膚、粘膜、器官または組織の疾患を治療するためのトシルクロルアミドの使用 - Google Patents

皮膚、粘膜、器官または組織の疾患を治療するためのトシルクロルアミドの使用 Download PDF

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Description

【0001】
本発明は、皮膚、粘膜、器官および組織の疾患を治療するための活性物質としてのトシルクロルアミドの使用に関する。
【0002】
好適な医薬がないため、低度でしか治療できない多くの疾患が依然として存在する。これは例えば単純ヘルペス、口唇ヘルペス、帯状ヘルペス、水痘のようなウイルス疾患、および他の小胞形成性皮膚疾患に関連する。これらに対して有効な治療剤は、掻痒を若干緩和する局所麻酔薬を除いて今日まで存在しない。そのほかヘルペスに対する幾つかのウイルス抑制剤が知られているが、その多くは強い副作用を示す。従って神経性皮膚炎または乾癬(乾性脂漏症)は、従来コルチコイド調製物でしか治療できないとされてきた。ニキビまたはアフタのような疾患は治療困難であり、薬局で入手できる多くの物質および組成物は、治癒結果が多かれ少なかれ劣り、緩解はめったに得られない。
【0003】
従来技術では、クロラミンT、すなわちトシルクロルアミド-ナトリウム塩は特に消毒剤として用いられている。
【0004】
ドイツ特許公開39 13 391の開示は、クロラミンTの組合せを含む消毒および治療剤に関するが、この組合せにおける作用は還元剤に過ぎない。この剤は特に水槽および有用魚における疾患を処置するため、魚類養殖槽および水槽水を消毒するために用いられるが、ヒト、哺乳類および家禽の傷を消毒するためにも用いられる。これらの教示の基礎となる課題は、特に魚類においてクロラミンTに付随する毒性を防ぐことである。このために例えばチオ硫酸ナトリウム等の還元剤が添加される。
【0005】
ドイツ特許公報41 37 544によれば、0.025〜3%の酸素放出性化合物および 0.01〜3%の塩素放出性化合物を含む多成分混合物で、さらに尿素、アラントイン、パンテノールおよび/または乳酸を含有する、皮膚、粘膜および傷の防腐および消毒のための抗微生物剤が記載されている。酸素放出性化合物は無機または有機の過酸化物、ヒドロペルオキシド、過オキシ酸またはその塩であってよく、一方塩素放出性化合物は次亜塩素酸ナトリウムまたはトシルクロルアミドナトリウムである。これらの技術的教示で強調される課題は、消毒剤としての例えば過酸化水素のような酸素放出性化合物の効力増強であり、これは上記の化合物を添加することにより達成される。
【0006】
上記の従来技術では異なる化合物の組合せ調製物が用いられるので、これらの異なる成分の量および作用様式を相互調整する必要があるという不利がある。結局のところ、調製物の消毒効果による皮膚刺激が強調されているだけである。WO 91/07876 A1には、レトロウイルス、特に HIV ウイルスに対する薬剤が開示されている。この薬剤は、感染の蔓延を防ぐためプラスチック材料、医療用器具等のようなものに用いられる。さらにレトロウイルスに対する治療組成物への使用も行われており、この薬剤はクロラミンTを含有する。この治療組成物はウイルスの複製が行われるリンパ細胞の活性化を阻害し、すなわち HIV ウイルスの増殖が起こらない。レトロウイルスは、例えばヘルペスウイルスのような本発明により治療されるべき DNA ウイルスとは根本的に異なる。すなわちレトロウイルスは 80〜120 nm の直径を有するエンベロープウイルスであり、そのゲノムは2つの RNA 分子からなり、1本鎖で正ストランドオリエンテーションを有し、長さは8〜11 kB に亘る。さらにこれらのウイルスのゲノムは、他のウイルスと根本的に異なる独特な特性を示す。
【0007】
従って本発明の目的は、前記従来技術による調製物からさらに発展して、疾患、特に皮膚および粘膜の疾患を、副作用を伴うことなく治療する代替法を提供することである。この治療方法は簡単な手段で行われるべきであり、できるだけ多くの投与経路で使用できるべきである。さらにこの治療は広い効力スペクトルを有するべきであり、疾患に対してできるだけ大きい臨床症状に及ぶべきである。また、この治療は特定の投与形態に限定されるべきでない。さらに提供される調製物は発症した疾患を直ちに緩解して治癒すべきである。
【0008】
本発明によれば、上記の目的は、トシルクロルアミド(1種以上)、トシルクロルアミド塩(1種以上)、それらの誘導体および/または分解生成物を皮膚および粘膜ならびに器官および組織の疾患(レトロウイルス (HIV) 疾患の治療および消毒を除く)を治療するために使用することによって達成される。
【0009】
トシルクロルアミド、その塩、誘導体ならびに分解生成物は、単独でも組み合わせても使用できる。治療できる疾患としては、例えばウイルス疾患、例えば外傷性ヘルペス:最も広く普及した家族病、単純ヘルペス、口唇ヘルペス、風痘:帯状ヘルペス-仮痘-ウイルス、帯状疱疹および顔面丹毒:帯状ヘルペス、皮膚の掻痒、例えば蚊の刺傷および小胞形成性の皮膚、粘膜および組織の疾患、ならびに神経性皮膚炎、乾癬、ニキビ、アフタ、アフタ性口内炎およびヘルペス性口内炎が挙げられる。
【0010】
本発明の特に好ましい実施形態において、皮膚および粘膜の疾患、特に発疹を生じさせ、または生じさせることがある疾患を治療することができる。「発疹」とは、病的な皮膚変化形態を意味する。例えば、疾患によって直接引き起こされる、いわゆる一次発疹であってもよい。これは例えば:斑、小結節、表面または深部にある結節、隆起、腫瘍、腫脹、丘斑、拡張した表面走行血管、小胞、例えば膿、水疱および嚢胞である。いわゆる二次発疹は一次発疹の後に生じ、瘡蓋、クラスター、びらん、瘡蓋剥離、ひび割れ、潰瘍、瘢痕、皮膚の萎縮および肥厚となって現れる。
【0011】
このような臨床症状は本発明に係る組成物によって驚くほど速やかに緩解され、通常は治癒される。この緩解は例えば皮膚、粘膜または器官の疾患において、これらの疾患による強い掻痒が消失することである。
【0012】
発疹を伴うか伴わない治療対象疾患は、微生物により引き起こされることがあり、そして/または微生物を伴うことがあるか、または寄生虫作用に起因することがある。微生物とは、本発明の範囲内で、細菌、ウイルス(レトロウイルスを除く)、真菌、ならびに同様に本発明の範囲に含まれる動物寄生虫を意味する。例えばこれらの疾患は、疥癬、シラミ寄生虫病またはクリーピング病等を包含する。特に本発明により用いられる調製物によって:a)目、特に目の眼瞼、結膜または角膜;b)耳、特に外耳;c)鼻、特に鼻孔;d)口の唇および粘膜および/または舌;e)外陰および/または膣;f)陰茎、特に陰茎亀頭および包皮;g)肛門;h)爪、特に爪床、爪壁および爪ヒダならびに爪根;i)髪、特に毛嚢および脂腺;およびj)手および足、特に手指および足指の間隙を治療することができる。
【0013】
本発明の好ましい実施形態によれば、トシルクロルアミドは特にアルカリ金属塩およびアルカリ土類金属塩として用いられる。好ましくはナトリウム塩、カルシウム塩ならびにカリウム塩の使用が優れた治療結果をもたらす。ナトリウム塩が特に好ましく、これはクロラミンTの商品名で 22882 Barsbuettel 所在の Synopharm 社から市販されている。
【0014】
トシルクロルアミド有効成分は、トシルクロルアミド、塩、誘導体および/または分解生成物の形態で、単独または組み合わせて、用いられる基材当り約 0.1〜20 重量%、好ましくは約5〜15 重量%、特に約8〜12 重量%の量で用いることが好ましい。
【0015】
「基材」は、本発明の範囲内では調製物の投与形態を意味するが、本発明を特に限定するものではない。この場合、液体、半固体または固体の含水または水不含のガレヌス調製物、例えば軟膏、ゲル、クリーム、ペースト、ペレット、錠剤、発泡錠剤、カプセル、スティック、例えばリップスティック、粉末、微粉末、溶液、プラスター、エアゾール、2成分系または懸濁物、例えばシェイク混合物/乾燥懸濁物を用いることができる。
【0016】
基材がゲルである場合、トシルクロルアミド活性物質は約 0.1〜5重量%、特に約 0.1〜2重量%の量で存在する。ゲルは炭化水素ゲルである場合がある。炭化水素ゲルは、化学的に不活性で粘着性に優れている。保存剤を添加する必要はない。基材としてワセリンを用いることが好ましいが、それを固体およびまたは液体のパラフィン、ワックスおよび脂肪アルコールに変えることができる。炭化水素ゲルは治療される皮膚領域を湿密に被覆し、これによって角質層の浸軟が得られ、含有される薬剤は通常皮膚層の深部に浸透する。従ってこの使用は種々の皮膚病の慢性期に適している。またゲルのための公知の基材は高分子量ポリエチレンおよび粒状パラフィンであり、これらは溶融挙動がワセリンとは異なり、著しく高い滴下点を有する。
【0017】
さらにヒドロゲルが基材として適している。ヒドロゲルは脂肪を含まない洗い流せる基材であり、有機または無機助剤のゲル形成により高割合の水(約90〜98%)を用いて製造することができる。これは通常さらに保湿剤および保存剤を含有する。有機ゲル形成剤としては、陰イオン性化合物、例えばカルボキシメチルセルロースおよびアルギン酸塩、または非イオン性高分子、例えばメチルセルロースおよびヒドロキシエチルセルロースが用いられる。このようなヒドロゲルは最初に皮膚表面上へ冷却効果をもたらし、水分蒸発後に皮膚表面を被覆する乾燥膜を形成する。これとは異なり、皮膚にすり込むことができ、従って確実な深部効果を有するヒドロゲルは、Carbopol-型の陰イオン性ポリアクリレートを含有する。ポリアクリル酸を特定のアミンで中和する際に、エタノールまたはイソプロパノールを用いてアルコール含有ゲルを製造することができ、冷却効果とともに深部効果をも増強することが可能である。ヒドロキシゲルは、好ましくは神経性皮膚炎、乾癬、ニキビ、蚊の刺傷およびアフタの治療に用いられる。
【0018】
例えば皮膚軟膏または眼軟膏のような軟膏としては、好ましくは W/O-(油中水滴)エマルジョン軟膏が用いられる。その親油性外相の故に、W/O-エマルジョン軟膏は皮膚上に加脂し、水洗除去されない。これは例えば羊毛脂、羊毛脂アルコール、高級脂肪アルコールまたはグリセリン脂肪酸エステルのような1種またはそれ以上のW/O-乳化剤を含有する。W/O-エマルジョン軟膏は保存することができ、そのためしばしば抗酸化剤を含有する。これは皮膚上で良好な展延能を示す。O/W-エマルジョンとは異なり、この軟膏型は親油性外相の作用により皮膚の内部に達する。これにより膨潤および浸透が増強される。この基材は好ましくは乾燥肌に適する。
【0019】
他の好適な軟膏型は O/W-(水中油滴)エマルジョン軟膏である。O/W-エマルジョン軟膏(クリーム)はその水性外相のために洗浄除去することができる。これは通常、複合乳化剤を含有し、その親水性成分は脂肪アルコール硫酸塩または非イオン性ポリエチレングリコール含有界面活性剤によって形成される。親油性安定剤としては、脂肪アルコール、ソルビタン脂肪酸エステルまたはグリセリン脂肪酸エステルが用いられる。O/W-エマルジョンはしばしば保湿剤を含有し、通常保存剤で安定化する必要がある。その水性外相の故に、クリームは一般的に皮膚上によく留まり、冷却効果を有する。O/W-エマルジョン軟膏は亜急性および亜慢性の皮膚病の治療に用いられ、好ましくは脂漏性皮膚に適している。O/W-または W/O-エマルジョン軟膏は特に単純ヘルペス、口唇ヘルペス、帯状ヘルペス、水疱およびその他の小胞形成性皮膚疾患の治療に適している。トシルクロルアミド活性物質(1種以上)は O/W-ならびに W/O-軟膏中に好ましくは約 0.1〜20 重量%、特に好ましくは約5〜15 重量%、特に約8〜12 重量%の量で含有される。
【0020】
特に好ましい調製物は、Squibb-Heyden社のVolon A (登録商標) のようなコルチゾン含有粘着性軟膏(0.001 重量%コルチコイド)中に、10 重量%のトシルクロルアミド活性物質を含有する。この調製物においてトシルクロルアミド活性物質は好ましくは単純ヘルペス、口唇ヘルペス、帯状ヘルペス、水疱およびその他の小胞形成性皮膚疾患、ならびにアフタ、アフタ性口内炎およびヘルペス性口内炎に特に有効である。
【0021】
他の可能な基材は、微粉末、粉末またはペーストのような固体ゼラチン調製物であり、これらは例えば手、足または全身浴のための浴用添加剤として使用することができ、トシルクロルアミド活性物質を約 0.1〜20 重量%の量で含有する。粉末として使用する際に、浴用水はこの添加剤を好ましくは約 0.1〜1重量%の濃度で含有する(特に神経性皮膚炎の場合)。固体調製物はさらに、融解するかまたは被覆性泡を生成するペレットまたは膣球剤、唇、皮膚または粘膜を治療するためのスティック(特に口唇ヘルペスの場合)、例えば非密封性または気密性および湿密性の天然または合成または両者の布を有するプラスター、錠剤、例えば軟質および硬質ゼラチンからのカプセル、発泡錠剤その他を包含する。
【0022】
さらに、機械的に操作できるかまたは FCKW-不含の噴射ガスとともに存在するガス密性容器に入れた例えばスプレーのようなエアゾール、例えばスプレーミスト、泡またはプラスターを用いることもでき、これらは治療すべき皮膚または粘膜部分に噴射できる。これのためには特に1回の工程即ちスプレーストローク当たり特定量の物質が放出される計量エアゾールまたは計量溶液を用いることもできる。同様にガス気密性容器に入れた2成分系を用いることもでき、この場合、1種またはそれ以上のトシルクロルアミド活性物質が単独でまたは不活性担体および/または噴射剤中で2つの別個のチャンバ中に収納されており、それぞれが使用時に初めて混合される。
【0023】
本発明に関連する利点は多方面にわたる。すなわちトシルクロルアミド化合物は全ての小胞形成性、掻痒性、ウイルス起因性の皮膚疾患および粘膜疾患に使用することができ、組織および器官の相当する疾患の場合と同じ結果をもたらすことが示された。急性症状を速やかに緩解するだけでなく、投与の頻度を減少させる。
【0024】
特に驚くべきことは、用いられる基材にかかわらず、本発明に係るトシルクロルアミド活性物質の使用が極めて良好な治療結果をもたらし、特定の製剤手段によらないことである。この場合、比較的少量のトシルクロルアミド活性物質で完全な治癒をもたらすことができる。そのほか、上記のように、投与形態を特別の要求に適合させることができ、従って投与形態は広範に変更可能である。
【0025】
例えばゲル、軟膏、スティックの形態で、または浴用添加剤として直接適用または局所適用すると、罹患した部分を直接に治療でき、湿潤した粘膜にも良好な粘着性が得られると同時に長期の使用および効能を実現できるこという利点を有する。特にスプレーのガレヌス形態も有利であり、疼痛性または掻痒性の皮膚部分にスプレーすることにより、軟膏を塗るのとは異なり、無痛的または非接触的に活性物質の適用を行うことができ、患者への適合性を確実に高める。局所使用すると、時に生ずる灼熱感の直後に急速に苦痛は緩解し、存在する発疹が通常は数日以内に治癒する。皮膚疾患の後期に初めて生じることのある発疹が現れる前に治療を行うこともできる。実にヘルペスの場合、このような発疹は治療によって回避され、従って予防的治療も可能である。
【0026】
クロラミンTのようなトシルクロルアミド化合物は、古くから知られている消毒剤であり、飲料水の消毒にも使用される。従ってその作用、その除去挙動、望ましくない作用、禁忌、副作用、毒物学的特性ならびに突然変異発生等について豊富に研究されている。従って特に皮膚と直接に触れたときの許容性ならびに感触は、例えば軟膏に関して相当する濃度で局所使用する本発明に係る使用を問題なく実現させる。
【0027】
本発明の他の特色および利点を以下の実施形態によって説明するが、これらが本発明の教示を限定するものではない。本発明に係る開示の範囲内にある他の実施形態は当業者に自明である。
【0028】
実施例
以下の実施例1〜3に本発明基材の製造法を具体的に示す。続いて実施例4〜7にトシルクロルアミド活性物質による治療法を示す。
【0029】
実施例1:
羊毛脂アルコール軟膏状 W/O -エマルジョン軟膏の製造
羊毛脂アルコール軟膏は下記の組成を有していた:
羊毛脂アルコール 0.6 部
セチルステアリルアルコール 0.5 部
白色ワセリン 93.5 部
上記の物質を水浴上で溶融し、冷却するまで撹拌した。 12 部までのワセリンは、粘稠流動パラフィンで置き換えることができる。この軟膏を用いて下記の組成物を製造した:
羊毛脂アルコール軟膏 1 部
水 1 部
トシルクロルアミド-ナトリウム 0.2部
約 60℃に加熱した羊毛脂アルコール軟膏に同じ温度に加熱した水を混合加工した。軟膏を冷却するまで撹拌し、トシルクロルアミド-ナトリウムを混合加工した。
【0030】
実施例2:
親水性軟膏の形態の O/W-エマルジョン軟膏の製造
親水性軟膏は下記の組成を有していた:
乳化剤セチルステアリルアルコール 30 部
粘稠流動パラフィン 35 部
白色ワセリン 35 部
上記の物質を水浴上で溶融し、冷却するまで撹拌した。上記の処方で展延性の良好な軟膏が得られない場合は、必要に応じて粘稠流動パラフィンおよび白色ワセリンの 10 %までを相互に交換する。この軟膏を用いて下記の組成物を製造した:
親水性軟膏 30 部
水 70 部
トシルクロルアミド-ナトリウム 14 部
上記の親水性軟膏を水浴上で約 70℃で溶融し、この溶融物に同じ温度に加熱した水を少量ずつ添加した。軟膏を冷却するまで撹拌し、蒸発した水を補充した。トシルクロルアミド-ナトリウムを混合加工した。
【0031】
実施例3:
下記の組成を有するヒドロゲルの製造:
ヒドロキシエチルセルロース 300 4.5 g
グリセロール 85 % 30.5 g
精製水 65.5 g
トシルクロルアミド-ナトリウム 2.0 g
新たに沸騰させ再び冷却したトシルクロルアミド-ナトリウムが溶解している水中に、ヒドロキシエチルセルロースを撹拌しながら一様に懸濁させた。この混合物は、透明なゲルが生成するまで膨潤させる必要があった。続いてグリセロールを撹拌混合した。蒸発した水を場合により補充した。
【0032】
実施例4:
実施例3で得られたヒドロゲルを蚊の刺傷に塗布した。これは掻痒を速やかに消滅させた。小胞は 24〜36 時間以内に乾燥し、さらに 24〜36 時間後に皮膚が治癒した。
【0033】
実施例5:
コルチコステロイドを含有する公知の粘着性軟膏 Volon A (登録商標) にクロラミンTを混合し、下記の治療に用いた:
a) アフタ
本発明により使用されるトシルクロルアミド活性物質を含有する軟膏を、アフタに塗布した。塗布後に短期の灼熱感が生じたが、その後は治療されたアフタの過敏症は全く観察されず、その後1〜2日以内に潰瘍が速やかに治癒した。さらにこのアフタ治療は、普通に用いられる Zovirax (登録商標) 軟膏とは異なり、粘膜(口、生殖器付近)への使用が可能であり、効果的であることを示した。
【0034】
b) 口唇ヘルペス
痒みにより顕在化したヘルペスの発症は極めて短時間で治癒した。適時の診断によりヘルペスは通常全く発症しなくなる。
【0035】
c) 口角のひび割れ
治療の経過は ‘口唇ヘルペス' において記載したものに相当する。この場合にも、極めて速やかな持続的治癒が観察された。一般的に口腔内、特に硬口蓋のヘルペス感染において、本発明粘着性軟膏で優れた治療結果が得られる。
【0036】
d) ヘルペス重感染を伴う神経性皮膚炎
耐え難い掻痒の即座の衰退と同時に驚くほど速やかな皮膚の治癒が得られた。神経性皮膚炎剤にとっては掻痒の遮断が極めて重要である。なぜならば、逆らえない引っ掻き欲求(これは多くの場合に発疹の悪化およびさらなる蔓延を生じさせる)が消失するからである。これは本発明活性物質で達成できる。
【0037】
実施例6:
クロラミンT入りの粘着性軟膏 Volon A (登録商標) の代わりに、活性物質として2重量%のクロラミンT粉末だけを含有し、コルチコイドを含まない普通のコールドクリーム ‘Unguentum leniens’ を調製した。実施例5で説明したのと同じ治療結果が得られた。活性成分としてクロラミンTを含有するヒドロローションの使用も上記の結果をもたらした。この粉末を浴用水に添加するだけでも匹敵する結果が生じた。
【0038】
実施例7:
種々の病態を有する 15 人の被験者を医師の監督下に処置した。所定期間の治療の後、治療した医師が治療効果ならびに全体的な結果を評価した。効果の判定は次の基準で区分した:なし − 僅か − 良好 − 極めて良好 − 優秀。使用の全体的結果の評定には次の基準が可能であった:改善なし − 中庸な改善 − 良好な改善 − 極めて良好な改善。行った処置をそれぞれの病態および結果とともに下記の表にまとめて示す:
【表1】
Figure 0003899267
上記の結果は、本発明に係るトシルクロルアミド化合物の使用における驚くほど高い有効性を明確に示している。乾性脂漏症それ自体は7日間の治療後に完全に消失した。おそらく慢性の2つの病態にあっては、7日間の治療期間後に中庸な改善を得ることができた。

Claims (16)

  1. 皮膚、粘膜、器官または組織の疾患(レトロウイルス疾患の治療および消毒を除く)を治療する薬品を製造するための、トシルクロルアミド(1種以上)、および/またはトシルクロルアミド塩(1種以上)の使用。
  2. 上記疾患が皮膚および粘膜に関連することを特徴とする、請求項1に記載の使用。
  3. 上記疾患が発疹を生じさせるか、または生じさせることがあることを特徴とする、請求項2に記載の使用。
  4. 上記疾患および/または発疹が微生物により引き起こされ、そして/または微生物を伴うことがあることを特徴とする、請求項1〜3に記載の使用。
  5. 上記疾患が寄生虫病であることを特徴とする、請求項1〜4に記載の使用。
  6. 上記疾患が:
    a)目;
    b)耳;
    c)鼻;
    d)口の唇および粘膜および/または舌;
    e)外陰および/または膣;
    f)陰茎;
    g)肛門;
    h)爪;
    i)髪;および
    j)手および
    に関連することを特徴とする、請求項1〜5のいずれか1項に記載の使用。
  7. 1種以上のトシルクロルアミド、および/またはトシルクロルアミド塩が、用いられる基材中 0.1〜20 重量%の量で存在することを特徴とする、請求項1〜6のいずれか1項に記載の使用。
  8. トシルクロルアミド塩を用いることを特徴とする、請求項1〜7のいずれか1項に記載の使用。
  9. 上記基材が液体、半固体または固体の含水または水不含のガレヌス調製物であることを特徴とする、請求項1〜8のいずれか1項に記載の使用。
  10. 上記基材が軟膏、ゲル、クリーム、ペースト、ペレット、プラスター、錠剤、またはカプセル、スティック、粉末、微粉末、溶液、エアゾール、2成分系または懸濁物であることを特徴とする、請求項9に記載の使用。
  11. 上記基材が計量エアゾールまたは計量溶液であることを特徴とする、請求項9または10に記載の使用。
  12. 上記基材が浴用添加剤であることを特徴とする、請求項9または10に記載の使用。
  13. 上記軟膏が O/W- または W/O-エマルジョン軟膏であることを特徴とする、請求項9または10に記載の使用。
  14. 上記基材がコルチゾン含有調製物であり、該調製物が1種以上のトシルクロルアミド、および/またはトシルクロルアミド塩を 0.1〜20 重量%の量で含有することを特徴とする、請求項1〜13のいずれか1項に記載の使用。
  15. 上記基材がゲルであり、該ゲル中に1種以上のトシルクロルアミド、および/またはトシルクロルアミド塩が 0.1〜5重量%の量で存在することを特徴とする、請求項9または10に記載の使用。
  16. 上記浴用添加剤が 0.1〜1重量%の水中濃度で用いられる粉末または浴用塩錠剤または発泡錠剤として使用されることを特徴とする、請求項12に記載の使用。
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