JP3897859B2 - ウオッチドッグ回路の診断回路 - Google Patents

ウオッチドッグ回路の診断回路 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、マイクロコンピュータの暴走の監視を行うウオッチドッグ回路の診断回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来のマイクロコンピュータのウオッチドッグ回路の診断回路を図2及び図3に示す乗員保護装置に基づいて説明する。
すなわち、1は加速度センサ、2は加速度センサ1から衝突に伴う加速度信号を入力するマイクロコンピュータ、3はマイクロコンピュータ2のプログラム暴走を監視するウオッチドッグ回路、4はパワーオンリセット回路、5はDC/DCコンバータ、6はDC/DCコンバータによって充電されるバックアップコンデンサ、7はマイクロコンピュータ2からハイレベルの点火信号が供給されるとオンするスイチングトランジスタ、8はスクイブ、9は機械式加速度スイッチ、16は警報装置である。
【0003】
また、上記ウオッチドッグ回路3は、図3に示すように前記マイクロコンピュータ2からウオッチドッグパルスを受けるローパスフィルタ10と、該ローパスフィルタからの抽出出力を入力するハイパスフィルタ11と、該ハイパスフィルタからの抽出出力によってオン、オフ制御されるスイッチングトランジスタ12と、抵抗13aとコンデンサ13bとからなる時定数回路13と、基準値回路14と、該基準値回路14からの基準電圧を入力して前記時定数回路13のコンデンサ13bの充電電圧と比較するコンパレータ15とからなり、マイクロコンピュータ2から所定の周波数のウオッチドッグパルスが供給されると、そのパルスによってスイッチングトランジスタ12が間欠的にオンされて、時定数回路13のコンデンサ13bの充電電荷は放電されるので、コンパレータ16の出力、すなわちウオッチドッグ回路3の出力はハイレベル状態を維持するが、マイクロコンピュータ2のプログラムが暴走をしてウオッチドッグパルスが、例えばローレベル状態またはハイレベル状態に維持されるようになると、ハイパスフィルタ11からの抽出出力がなくなり、スイッチングトランジスタ12がオフ状態に維持され、コンデンサ13bの充電電圧が上昇して基準電圧を越えるので、出力はローレベルに切り替わり、それがマイクロコンピュータ2へのリセット信号となる。
【0004】
次に、上記マイクロコンピュータ2のプログラムのフローチャートを図4に基づいて説明する。
すなわち、電源が投入されると、マイクロコンピュータ2はステップST100でパワーオンリセット回路4からリセット信号を入力して、リセットし、その後ウオッチドッグ回路3がマイクロコンピュータ2によってウオッチドッグ回路3が正常であるか否かが、内蔵RAMに規定値データが記憶されているか否かが読み取れるかによって判断され、ウオッチドッグ回路3が診断される。その後、判断結果が正常であると判断されると、ステップST180に進む。
【0005】
また内蔵RAMに規定値データが記憶されておらず、ウオッチドッグ回路3がまだ診断されていないと判断すると、ステップST120に進み、内蔵RAMにウオッチドッグ回路3の診断が終了したことを示す信号を事前に記憶する。その後、ステップST130に進み、ウオッチドッグ回路3からリセット信号が所定時間後までの間に供給されるか否かを検出するために所定時間の間、内蔵監視タイマをスタートさせ、ステップST140でこの内蔵監視タイマが作動している間にリセット信号が供給されたか否かが判断され、供給されたと判断するとステップST170に進み、まだ供給されないと判断すると、ステップST150進む。
【0006】
ステップST150では、ステップST130でスタートさせた内蔵監視タイマがタイムアップしたか否かが判断され、まだタイムアップしていないと判断すると、ステップST140に戻り、またタイムアップし、ウオッチドッグ回路3が異常と判断されるとステップST160に進む。ステップST160では、ウオッチドッグ回路3が異常で、故障している旨を内蔵RAMに記憶する。
【0007】
次に、ステップST170に進み、次のステップST180、ST190が所定の周期で実行されているか否かが判断され、所定の周期で実行されてると判断されると、ステップST180に進み、所定の周期に達していないと判断されると、このステップST170で所定の周期になるまで待つ。ステップST180に進むと、ウオッチドッグ回路3にウオッチドッグパルスを供給する。すなわち、このステップST180に進む度にウオッチドッグパルスを出力する端子の論理を反転させ、ウオッチドッグパルスを出力する。その後、ステップST190に進むと、通常処理、すなわち衝突判断、故障診断等を行い、例えば、スクイブ8が短絡、断線等の故障を発生している場合には警報装置16を作動させ、また重大衝突事故が発生していると判断するとスクイブ8に点火電流を流してステップST170に戻る。
【0008】
次に上記構成の作用について説明する。
乗員保護装置に電源が投入されると、それと同時にパワーオンリセット回路4によってマイクロコンピュータ2がパワーオンリセットされ、ウオッチドッグ回路3の故障診断の有無を、マイクロコンピュータの内蔵RAMに記憶された規定値データに基づいて判断され、故障診断が既に終了していると判断された場合には、通常動作に入り(ステップST170〜ST190)、マイクロコンピュータ2は、加速度センサ1から供給される加速度信号の供給を受けて、衝突発生の有無を判断すると共に、その衝突の規模を判断して乗員の受ける傷害の程度が大きいと判断した場合には、スイッチングトランジスタ7をオン作動させて、バックアップコンデンサ6に充電された電荷をスクイブ8に供給して、エアバッグ等を作動させる。
【0009】
一方、ステップST110でウオッチドッグ回路3の故障診断が終了していないと判断された場合には、所定時間の間ウオッチドッグパルスのウオッチドッグ回路3への供給を停止して疑似的に故障を発生させ(この時点では、ステップST170〜ST190に進んでいないので、ウオッチドッグパルスは出力されていないため)、その所定時間の間にウオッチドッグ回路3からマイクロコンピュータ2にリセット信号が供給されるのでウオッチドッグ回路3は正常であると判断する。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記のようなウオッチドッグ回路の診断回路にあっては、例えば、ローパスフィルタ10が故障して、その出力がハイレベル状態に維持された場合には、ウオッチドッグ回路が故障であるにも係わらずウオッチドッグ回路の出力がハイレベルとなり、マイクロコンピュータが暴走していてもウオッチドッグ回路からリセット信号が供給されないという問題点があった。
【0011】
そこで、この発明は、上記問題点に着目してなされたもので、ウオッチドッグ回路のフィルタ回路部の故障診断もできるようにして、診断機能を向上させることを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
この発明に係るウオッチドッグ回路の診断回路は、初期化ステップ、ウオッチドッグパルス出力制御ステップ、制御信号作成ステップが1つのルーチンの中で実行されるプログラムを有するマイクロコンピュータと、前記プログラムが正常に実行されているときに前記ウオッチドッグパルス出力制御ステップによって、マイクロコンピュータからのウオッチドッグパルスを受けるローパスフイルタ、前記ローパスフイルタからの抽出信号を入力するハイパスフイルタを有し、前記ウオッチドッグパルスの出力が停止されたとき、前記マイクロコンピュータにリセット信号を供給してマイクロコンピュータを初期化するウオッチドッグ回路とを備え、前記マイクロコンピュータは、監視タイマが作動している間にリセット信号が供給されたか否かの判断と前記監視タイマがタイムアップしたか否かの判断との間に、前記マイクロコンピュータの出力端子の論理を反転させ、前記論理の反転で出力されるウオッチドッグパルスの周波数を前記ローパスフイルタの通過周波数帯域よりも高くする構成としたことを特徴とする。
【0013】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.
この発明による実施の形態1を図1に基づいて以下に説明するが、この実施の形態は、図2に示したものと同一構成であるので、その構成の説明は省略し、異なるマイクロコンピュータ2のプログラムについて以下に説明する。 なお、図1において、既に図4において説明したステップと同一のもの、又は均等なものについては同一符号を付して異なる部分についてのみ以下に説明する。
【0014】
すなわち、暴走監視のためにウオッチドッグ回路3に供給されるウオッチドッグパルスを出力するマイクロコンピュータ2の出力端子の論理を反転させるためのステップST200が、ステップST140とステップST150との間に介挿されている。
【0015】
それによって、ステップST130で監視タイマを作動させてウオッチドッグ回路3の診断を行うときは、ステップST150でタイムアップするまでステップST140,ステップST200及びステップST150を巡回して繰り返し実行する。また従来はウオッチドッグパルスとしてはステップST170,ST180,ST190の巡回ループの中のステップST180でウオッチドッグパルスの出力端子をこのステップST180に進んでくる度に反転させ、それによってウオッチドッグパルスを出力させていたが、この実施の形態では、3つのステップST140,ST200,ST150のみを循環するのみで、かつ各ステップST140,ST150,ST200がステップST190のごとく処理時間が多くかかるステップではないので、ステップST200で出力されるウオッチドッグパルスは周期が短く、すなわち周波数が高くなり、ウオッチドッグ回路3のローパスフィルタ10の通過周波数帯域から外れることになるので、マイクロコンピュータ2のプログラムが疑似的に暴走したようになる。この疑似的暴走の発生から所定時間後に、ウオッチドッグ回路3からマイクロコンピュータ2にリセット信号が供給されると、マイクロコンピュータ2はウオッチドッグ回路3が正常であると判断し、また供給されないと異常と判断する。
【0016】
【発明の効果】
以上説明したように、この発明によれば、マイクロコンピュータの正常時に出力されるウオッチドッグパルスの周波数が高い周波数に一時的にシフトされ、ウオッチドッグ回路のローパスフィルタの通過帯域から離脱し、ウオッチドッグ回路の出力がローレベルになり、リセット信号が出力されるので、これでウオッチドッグ回路の診断ができる。またウオッチドッグ回路のハイパスフィルタの出力がハイレベル状態で故障すると、ウオッチドッグ回路の出力がローレベルになり、リセット信号が出力されるので、これによってウオッチドッグ回路のフィルタ部分までも診断できるという効果が発揮される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるマイクロコンピュータのフローチャート説明図である。
【図2】乗員保護装置に用いられている従来のマイクロコンピュータ装置である。
【図3】図2に示すウオッチドッグ回路の詳細回路説明図である。
【図4】図2に示すマイクロコンピュータの作動を説明するフローチャート説明図である。
【符号の説明】
1 加速度センサ
2 マイクロコンピュータ
3 ウオッチドッグ回路
5 DC/DCコンバータ
6 バックアップコンデンサ
7 スイチングトランジスタ
8 スクイブ
9 機械式加速度スイッチ

Claims (1)

  1. 初期化ステップ、ウオッチドッグパルス出力制御ステップ、制御信号作成ステップが1つのルーチンの中で実行されるプログラムを有するマイクロコンピュータ(2)と、前記プログラムが正常に実行されているときに前記ウオッチドッグパルス出力制御ステップによって、マイクロコンピュータ(2)からのウオッチドッグパルスを受けるローパスフイルタ(10)、前記ローパスフイルタ(10)からの抽出信号を入力するハイパスフイルタ(11)を有し、前記ウオッチドッグパルスの出力が停止されたとき、前記マイクロコンピュータ(2)にリセット信号を供給してマイクロコンピュータを初期化するウオッチドッグ回路(3)とを備え、前記マイクロコンピュータ(2)は、監視タイマが作動している間にリセット信号が供給されたか否かの判断と前記監視タイマがタイムアップしたか否かの判断との間に、前記マイクロコンピュータの出力端子の論理を反転させ、前記論理の反転で出力されるウオッチドッグパルスの周波数を前記ローパスフイルタの通過周波数帯域よりも高くする構成としたことを特徴とするウオッチドッグ回路の診断回路。
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