JPH1148908A - エアバッグ装置の故障検出装置 - Google Patents

エアバッグ装置の故障検出装置

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JPH1148908A
JPH1148908A JP9206709A JP20670997A JPH1148908A JP H1148908 A JPH1148908 A JP H1148908A JP 9206709 A JP9206709 A JP 9206709A JP 20670997 A JP20670997 A JP 20670997A JP H1148908 A JPH1148908 A JP H1148908A
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JP
Japan
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squib
switching element
electronic switching
airbag
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JP9206709A
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English (en)
Inventor
Hiroyuki Konishi
博之 小西
Takashi Tabata
隆司 田畑
Takayuki Yamaguchi
隆幸 山口
Masaru Yokochi
勝 横地
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Ten Ltd
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Denso Ten Ltd
Toyota Motor Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 故障検出の際に電子式スイッチング素子を導
通させても誤展開を生じないようにする。 【解決手段】 エアバックを展開させるためのスクイブ
11は、機械式衝撃スイッチ12が閉じ、ハイサイドト
ランジスタ13およびローサイドトランジスタ14が電
子式衝撃センサ26からの出力によってマイクロコンピ
ュータ20から導通するように駆動されると、正電圧ラ
イン15からの電流が流れ、エアバック展開のための点
火を行うことができる。マイクロコンピュータ20は、
故障検出の際にハイサイドトランジスタ13およびロー
サイドトランジスタ14を別個に導通させ、その際にス
クイブ11にエアバック展開に至る電流が流れる可能性
がある異常を検出し、異常が検出されれば導通を停止す
るので、誤展開を確実に防ぐことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車に搭載さ
れ、衝突の際に動作して乗員を保護するエアバッグ装置
の故障検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、図9に示すようなエアバッグ
装置が自動車などに搭載され、衝突など大きな衝撃力が
加わる際に自動車の運転者などの乗員を保護している。
エアバッグ装置にはスクイブ1と呼ばれる電気ヒータを
用いる点火装置が設けられ、エアバッグを展開する際に
はスクイブ1に通電して、エアバッグを展開させるため
の一種の火薬を爆発させる。スクイブ1に流す電流を制
御するため、図9(1)ではスクイブ1とセーフィング
センサとも呼ばれる機械式衝撃スイッチ2との間にPN
Pトランジスタによるハイサイドトランジスタ3のエミ
ッタ・コレクタ間が挿入される。ハイサイドトランジス
タ3のエミッタは機械式衝撃スイッチ2の一端に接続さ
れ、コレクタはスクイブ1の一端に接続される。スクイ
ブ1の他端にはNPNトランジスタであるローサイドト
ランジスタ4のコレクタが接続される。機械式衝撃スイ
ッチ2の他端は正電源電圧ライン5に接続される。ロー
サイドトランジスタ4のエミッタは接地6に接続され
る。図9(2)は、スクイブ1と接地6との間のみにN
PN型の点火トランジスタ7を設ける構成を示す。図9
(3)は、スクイブ1と正電源電圧ライン5との間にP
NP型の点火トランジスタ8を設け、スクイブ1と接地
6との間には機械式衝撃スイッチ2を設ける構成を示
す。
【0003】図9に示すようなエアバッグ装置の点火の
ための構成は、通常はエアバッグの展開を行わないので
長時間にわたって休止する。スクイブ1に通電してエア
バッグを展開するのは緊急時のみであるけれども、エア
バッグ装置の点火部分を動作させないでおくと緊急必要
時に誤動作してしまう恐れがある。そのため、エアバッ
グ装置は実際に動作させない状態でも、できる限り異常
がないことを確認し、緊急必要時に確実に動作可能にし
ておく必要がある。図9に示すような構成では、他に異
常がないことを確認してから、(1)ではハイサイドト
ランジスタ3およびローサイドトランジスタ4を一方ず
つONとなるように制御し、ハイサイドトランジスタ3
およびローサイドトランジスタ4がOFF状態からON
状態に切換えられることを確認する。図9の(2)およ
び(3)に示す構成では、点火トランジスタ7,8をハ
ードウエアの応答遅れを考慮し、一定時間以上をON状
態となるようにホールドし、その間に各部の電圧をアナ
ログ/デジタル(以下「A/D」と略称する)変換し、
動作の確認を行うようにしている。
【0004】エアバッグ装置などの乗員保護のための装
置に関連する先行技術は、たとえば特開平5−2622
01や特開平5−172848などに開示されている。
特開平5−262201では、複数系統のスクイブのう
ちに短絡しているスクイブがあればそのスクイブを含む
系統には電流を流さないように遮断する構成が開示され
ている。特開平5−172848には、故障診断時に誤
って乗員保護装置を作動させないように、故障診断を行
うタイミングを厳選している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】図9(1)の構成で、
機械式衝撃スイッチ2の両端間が短絡しており、かつス
クイブ1と接地6との間が短絡しているか、あるいはス
クイブ1と正電圧ライン5との間に短絡が発生すると、
スクイブ1にエアバッグを展開させるに十分な電流が流
れて誤展開が生じる。ローサイドトランジスタ4をON
にするときには、スクイブ1と正電圧ライン5との間に
短絡が発生すると誤展開が生じる。図9(2)の点火ト
ランジスタ7をONにするときには、機械式衝撃スイッ
チ2の端子間の短絡かスクイブ1と正電圧ライン5との
間の短絡が発生すると誤展開が生じる。図9(3)の点
火トランジスタ8をONとするときには、機械式衝撃ス
イッチ2の両端間が短絡するか、スクイブ1と接地6と
の間の短絡が発生すると誤展開が生じる。
【0006】点火用のハイサイドトランジスタ3、ロー
サイドトランジスタ4あるいは点火トランジスタ7,8
のON状態でのチェックは、他の異常がないことを確認
してからONとして行うようにしているけれども、その
ON状態の確認のためにはハードウエアの応答遅れを考
慮して一定時間以上その状態をホールドして保つ必要が
ある。ON状態をホールドしているうちに、チェック用
の電圧をA/D変換し、正常であるか異常であるかの判
定を行う。ホールド時間やA/D変換に要する時間内
に、前述のような不具合が発生すると、誤展開に至る時
間以上スクイブ1に点火電流を通電する可能性がある。
【0007】特開平5−262201の先行技術には、
スクイブを点火する構成の診断の際に誤展開を防ぐ考え
方は示されていない。特開平5−172848の先行技
術では、衝突検出機能が必要なときに故障診断を行わな
いようにして誤動作を防いでいるけれども、点火のため
の構成が異常なために誤動作することを防ぐ考え方は示
されていない。
【0008】本発明の目的は、エアバッグの展開用のス
クイブを駆動する回路の故障を、誤展開を防ぎながら検
出することができるエアバッグ装置の故障検出装置を提
供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、エアバッグ展
開用のスクイブと電源との間に機械式衝撃スイッチおよ
び電子式スイッチング素子が直列に挿入され、衝撃を受
けて機械的衝撃スイッチが導通するときに、電子式衝撃
センサの出力に基づいて電子式スイッチング素子を導通
状態となるように駆動してエアバッグを展開させるエア
バッグ装置の故障検出装置であって、電気的な異常状態
を検出する異常検出手段と、制御手段であって、異常検
出手段によって電気的な異常状態を検出して、スクイブ
の電源への短絡と、機械式衝撃スイッチの短絡とが検出
されないことを確認しておき、電子式スイッチング素子
を導通させ、導通状態が確認可能になるまでに要する予
め定める時間内で、異常検出手段によって電子式スイッ
チング素子が導通する状態ではスクイブにエアバッグ展
開に至る電流が流れる可能性がある異常の検出を繰返
し、異常が検出されるとき直ちに電子式スイッチング素
子の駆動を停止するように制御する制御手段とを含むこ
とを特徴とするエアバッグ装置の故障検出装置である。
【0010】本発明に従えば、制御手段は電子式スイッ
チング素子を導通させて導通状態を確認する際に、確認
可能になるまでに要する予め定める時間内で、異常検出
手段によって、電子式スイッチング素子が導通する状態
ではスクイブにエアバッグ展開に至る電流が流れる可能
性がある異常の検出を繰返す。異常が検出されるとき直
ちに電子式スイッチング素子の駆動を停止するので、電
子式スイッチング素子の動作の確認時に、スクイブにエ
アバッグ展開に至る電流が流れて起こる可能性がある誤
展開を防ぐことができる。
【0011】また本発明で前記異常検出手段は、前記ス
クイブにエアバッグ展開に至る電流が流れる可能性があ
る異常として、機械式衝撃スイッチの短絡およびスクイ
ブと電源との間の短絡のうち少なくとも1つ以上の異常
の検出を行うことを特徴とする。
【0012】本発明に従えば、電子式スイッチング素子
が導通しているときに、本来は遮断されている機械式衝
撃スイッチの短絡、および本来は絶縁されているはずの
スクイブと電源との間の短絡を異常として検出するの
で、電子式スイッチング素子を導通させたときに生じる
誤展開の恐れを確実に防ぐことができる。
【0013】またさらに本発明は、エアバッグ展開用の
スクイブの一端と電源の一方出力との間に機械式衝撃ス
イッチおよび第1の電子式スイッチング素子が直列に、
スクイブの他端と電源の他方出力との間に第2の電子式
スイッチング素子がそれぞれ挿入され、衝撃を受けて機
械的衝撃スイッチが導通するときに、電子式衝撃センサ
の出力に基づいて電子式スイッチング素子を導通状態と
なるように駆動してエアバッグを展開させるエアバッグ
装置の故障検出装置であって、電気的な異常状態を検出
する異常検出手段と、制御手段であって、第2の電子式
スイッチング素子が遮断している状態で第1の電子式ス
イッチング素子を導通させ、異常検出手段によってスク
イブと電源の一方出力および他方出力との間の短絡と機
械式衝撃スイッチの短絡とのうちの少なくとも1つ以上
を検出させ、第1の電子式スイッチング素子が遮断して
いる状態で第2の電子式スイッチング素子を導通させ、
異常検出手段によってスクイブと電源の一方出力との間
の短絡を検出させるように制御する制御手段とを含むこ
とを特徴とするエアバッグ装置の故障検出装置である。
【0014】本発明に従えばスクイブの両端と電源の両
出力との間にそれぞれ電子式スイッチング素子が挿入さ
れ、一方の電子式スイッチング素子を導通させて他方の
電子式スイッチング素子を遮断している状態で動作確認
を行う際に、誤展開を確実に防ぐことができる。
【0015】さらに本発明は、エアバッグ展開用のスク
イブの一端と電源の一方出力との間に機械式衝撃スイッ
チ、スクイブの他端と電源の他方出力との間に電子式ス
イッチング素子がそれぞれ挿入され、衝撃を受けて機械
的衝撃スイッチが導通するときに、電子式衝撃センサの
出力に基づいて電子式スイッチング素子を導通状態とな
るように駆動してエアバッグを展開させるエアバッグ装
置の故障検出装置であって、電気的な異常状態を検出す
る異常検出手段と、制御手段であって、異常検出手段に
よって電子式スイッチング素子が導通する状態ではスク
イブにエアバッグ展開に至る電流が流れる可能性がある
異常の検出を行い、異常を検出しないとき直ちに電子式
スイッチング素子を導通させて行う故障検出を開始し、
異常を検出するとき、電子式スイッチング素子を導通さ
せて行う故障検出を禁止するように制御する制御手段と
を含むことを特徴とするエアバッグ装置の故障検出装置
である。
【0016】本発明に従えば、電子式スイッチング素子
を導通させる直前にスクイブにエアバッグ展開に至る電
流が流れる可能性がある他の故障がないことを異常検出
手段によって検出し、異常がないときにのみ電子式スイ
ッチング素子を導通状態にする故障検出を行うので、故
障検出時の誤展開を防ぐことができる。
【0017】さらに本発明は、エアバッグ展開用のスク
イブの一端と電源の一方出力との間に機械式衝撃スイッ
チ、スクイブの他端と電源の他方出力との間に電子式ス
イッチング素子がそれぞれ挿入され、衝撃を受けて機械
的衝撃スイッチが導通するときに、電子式衝撃センサの
出力に基づいて電子式スイッチング素子を導通状態とな
るように駆動してエアバッグを展開させるエアバッグ装
置の故障検出装置であって、電気的な異常状態を検出す
る異常検出手段と、制御手段であって、異常検出手段に
よって、機械式衝撃スイッチが短絡しているか否かの異
常検出を行わせ、異常が検出されないときには、直ちに
電子式スイッチング素子を導通させながら、異常検出手
段によってスクイブが電源に短絡しているか否かの異常
検出を繰返して行い、異常検出手段によって異常が検出
されるとき、電子式スイッチング素子を導通させるため
の駆動を行わないように制御する制御手段とを含むこと
を特徴とするエアバッグ装置の故障検出装置である。
【0018】本発明に従えば、電子式スイッチング素子
を導通状態にしてスクイブが電源に短絡しているか否か
の異常検出を繰返して行う直前に、機械式衝撃スイッチ
が短絡しているか否かの異常検出を行うので、機械式衝
撃スイッチが短絡していないことを確実にした上でスク
イブと電源との短絡を一層確実に検出し、異常時には電
子式スイッチング素子への駆動を停止するので、誤展開
を確実に防ぐことができる。
【0019】さらに本発明は、エアバッグ展開用のスク
イブの一端と電源の一方出力との間に機械式衝撃スイッ
チ、スクイブの他端と電源の他方出力との間に電子式ス
イッチング素子がそれぞれ挿入され、衝撃を受けて機械
的衝撃スイッチが導通するときに、電子式衝撃センサの
出力に基づいて電子式スイッチング素子を導通状態とな
るように駆動してエアバッグを展開させるエアバッグ装
置の故障検出装置であって、電気的な異常状態を検出す
る異常検出手段と、制御手段であって、異常検出手段に
よって、スクイブが電源に短絡しているか否かの異常検
出を行わせ、異常が検出されないときには、直ちに電子
式スイッチング素子を導通させながら、異常検出手段に
よって機械式スイッチが短絡しているか否かの異常検出
を繰返して行い、異常検出手段によって異常が検出され
るとき、電子式スイッチング素子を導通させるための駆
動を行わないように制御する制御手段とを含むことを特
徴とするエアバッグ装置の故障検出装置である。
【0020】本発明に従えば、電子式スイッチング素子
を導通させながら機械式衝撃スイッチが短絡しているか
否かの異常検出を繰返して行う直前にスクイブと電源と
の間の短絡の異常検出を行い、異常が検出されれば電子
式スイッチング素子を導通させる駆動を停止するので、
電子式スイッチング素子を導通状態にして故障検出を行
う際の誤展開を確実に防ぐことができる。
【0021】また本発明で前記制御手段は、電子式スイ
ッチング手段を導通させながら前記異常検出手段によっ
て行う異常検出の繰返しの1サイクルに要する時間が、
スクイブに電流が流れてもエアバッグが展開しない時間
となるように制御することを特徴とする。
【0022】本発明に従えば、異常検出の繰返しの1サ
イクルに要する時間がスクイブに電流が流れてもエアバ
ッグが展開しない時間であるので、異常が検出されて電
子式スイッチング素子の駆動を停止すれば、誤展開を防
ぐことができる。
【0023】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の実施の一形態の
概略的な電気的構成を示す。スクイブ11の一端側には
機械式衝撃スイッチ12が設けられる。なお、機械的衝
撃スイッチ12は、セーフィングセンサという別名に基
づき、図面では「SS」と略称することもある。スクイ
ブ11の一端と、機械式衝撃スイッチ12の一端との間
には、PNP型のハイサイドトランジスタ13のエミッ
タ・コレクタ間が接続される。スクイブ11の他端には
NPN型のローサイドトランジスタ14のコレクタが接
続される。機械式衝撃スイッチ12の他端は正電圧ライ
ン15に接続される。正電圧ライン15には、自動車の
電源電圧をDC/DCコンバータで昇圧した電圧が供給
される。ローサイドトランジスタ14のエミッタは接地
16に接続される。スクイブ11に通電してエアバッグ
装置を点火するためには、機械式衝撃スイッチ12が閉
じ、ハイサイドトランジスタ13およびローサイドトラ
ンジスタ14がともに導通状態となることが必要であ
る。機械式衝撃スイッチ12の両端間には抵抗17が並
列に接続される。抵抗17と接地16との間には抵抗1
8,19が直列に接続される。
【0024】抵抗18および抵抗19の接続点Aと、ハ
イサイドトランジスタ13のコレクタおよびスクイブ1
1の一端との接続点Bと、正電圧ライン15からのCの
信号は、マイクロコンピュータ20に入力される。スク
イブ11の両端は、抵抗21,22を介してバックアッ
プ用のバッテリ正電圧ライン23および接地16にそれ
ぞれ接続される。バッテリ正電圧ライン23もDとして
示すように、マイクロコンピュータ20に入力される。
マイクロコンピュータ20内には、切換回路24および
A/D変換回路25が設けられる。切換回路24によっ
て切換えられるA〜Dの電圧レベルは、A/D変換回路
25によってデジタルデータに変換され、異常検出のた
めに用いられる。すなわち抵抗17,18,19および
抵抗21,22は異常検出手段を構成する。制御手段を
構成するマイクロコンピュータ20は、内部の不揮発性
メモリであるROMなどに予め格納してあるプログラム
に従って動作し、電子式衝撃センサ26の出力に基づい
てハイサイドトランジスタ13およびローサイドトラン
ジスタ14を駆動するとともに、スクイブ11の駆動回
路に異常が生じているか否かを検出し故障診断を行う。
【0025】図2は、図1のマイクロコンピュータ20
によって行われる故障検出のための動作を示す。ステッ
プa1から動作を開始し、ステップa2では機械式衝撃
スイッチ12の短絡であるショートのチェックを行う。
ステップa3でショートが生じていると判断しないとき
には、ステップa4でハイサイドトランジスタ13をO
N状態とする。ステップa5ではチェック回数のパラメ
ータを0に初期化する。ステップa6ではスクイブ11
と接地16との間に短絡が生じているか否かのチェック
を行う。ステップa7でスクイブ11と接地16との間
で短絡が生じていないことを確認すると、ステップa8
に移る。ステップa8では、チェック回数のパラメータ
を参照し、10回目に達していなければステップa9で
チェック回数を1回だけ増加させ、ステップa6に戻
る。ステップa8でチェック回数が10回目に達してい
ればステップa10でハイサイドトランジスタ13のコ
レクタ・エミッタ間電圧をチェックし、確実に導通状態
となっているかのチェックを行う。チェックの結果ハイ
サイドトランジスタ13が異常と判断されないときに
は、ステップa12でハイサイドトランジスタ13をO
FFにする。
【0026】ステップa13では、再び機械式衝撃スイ
ッチ12が短絡しているか否かのチェックを行う。ステ
ップa14で、機械式衝撃スイッチ12の短絡が生じて
いないと判断されるときには、ステップa15でローサ
イドトランジスタ14をON状態とする。ステップa1
6では、チェック回数を示すパラメータを再び0に初期
化する。ステップa17ではまずスクイブ11と正電圧
ライン15との間で短絡が生じているか否かのチェック
を行う。ステップa18でスクイブ11と正電圧ライン
15との間で短絡が生じていないと確認されるときに
は、ステップa19でチェックが10回目となっている
か否かを判断する。10回目に達していなければステッ
プa20でチェック回数を1回だけ増加させ、ステップ
a17に戻る。ステップa19でチェック回数が10回
目に達していると判断されるときには、ステップa21
でON状態となっているローサイドトランジスタ14に
ついて故障検出を行う。ステップa22でローサイドト
ランジスタに異常がないと確認されるときには、ステッ
プa23でローサイドトランジスタ14をOFF状態と
し、ステップa24で他の故障診断等の正常処理を行
う。
【0027】ステップa3で機械式衝撃スイッチ12が
短絡していると判断されるときには、ステップa25で
機械式衝撃スイッチショート処理を行う。ステップa7
でスクイブ11と接地16との間で短絡が生じていると
判断されるときには、ステップa26でハイサイドトラ
ンジスタ13をOFFとし、ステップa27でスクイブ
11と接地16との間のショートに対する処理を行う。
ステップa11でハイサイドトランジスタが異常と判断
されるときには、ステップa28でハイサイドトランジ
スタ13をOFFとし、ステップa29でハイサイドト
ランジスタ異常に対して予め設定されている処理を行
う。ステップa18でスクイブ11と正電圧ライン15
との間に短絡が生じていると判断されるときには、ステ
ップa30でローサイドトランジスタ14をOFF状態
とし、ステップa31でスクイブ11と正電圧ライン1
5との短絡処理を行う。ステップa22でローサイドト
ランジスタが異常と判断されるときには、ステップa3
2でローサイドトランジスタ14をOFF状態とし、ス
テップa33でローサイド異常処理を行う。ステップa
24、ステップa25、ステップa27、ステップa2
9、ステップa31およびステップa33の処理が終了
すると、ステップa34で動作を終了する。異常と判断
されたときの処理としては、警告表示や警報音の発生な
どを行うとともに、異常データとして不揮発性のメモリ
に記憶し、サービス工場でのチェックデータとして保存
する。
【0028】ステップa3およびステップa14での機
械式衝撃スイッチ12のショート検知は、図1に示すA
点の電圧がC点の電圧に一定の係数k1を掛けたときの
値よりも大きいことを条件に判断する。ショートしてい
れば、抵抗18,19間に正電圧ライン15と接地16
との間に電圧が印加され、A点の電圧は上昇するからで
ある。スクイブ11と正電圧ライン15との間は、B点
の電圧がD点の電圧に係数k2を掛けた量より大きいと
きに短絡であると判断する。ショートしていればスクイ
ブ11に正電圧ライン15の電圧がかかり、B点の電圧
は上昇するからである。スクイブ11と接地16との間
のショートの検知は、B点の電圧がD点の電圧のk3倍
よりも小さいときにショートと判断する。ショートすれ
ば、B点の電圧は下降するからである。ステップa10
のハイサイドチェックでは、ハイサイドトランジスタ1
3をONとしたときにA点の電圧が一定値V1以上あれ
ば故障と判断する。異常がなければ、ハイサイドトラン
ジスタ13をONとすることによってA点の電圧も低下
するはずであり、電圧が上昇するのはハイサイドトラン
ジスタ13の故障と考えられるからである。ステップa
21のローサイドチェックでは、ローサイドトランジス
タ14をONとしたときに、B点の電圧がD点の電圧に
k4を掛けた値よりも大きいとき故障と判断する。ロー
サイドトランジスタ14が正常であれば、ONとした導
通状態ではB点の電圧は接地16側の電位に近付き、低
下するからである。D点の電圧を比較の基準として利用
するのは、D点の電圧すなわちバッテリ正電圧ライン2
3は比較的安定であることが期待されるからである。
【0029】図3は、本発明の実施の他の形態の概略的
な電気的構成を示す。図1の実施形態に対応する部分に
は同一の参照符を付し、重複した説明を省略する。マイ
クロコンピュータ30は、タイマ31を用いて点火トラ
ンジスタ37をON状態とするホールド時間を設定する
ことができる。スクイブ11と正電圧ライン15との間
には機械式衝撃スイッチ12のみが設けられ、スクイブ
11と接地16との間にはNPN型の点火トランジスタ
37のみが設けられる。同様にして、図4に示すよう
に、PNP型の点火トランジスタ38をスクイブ11と
正電圧ライン15との間に設け、スクイブ11と接地1
6との間には機械式衝撃スイッチ12を設ける構成も可
能である。なお、これらの構成でも、異常検出の方法は
図2の動作と同様に行う。
【0030】図5は、図3または図4の実施形態の動作
を示す。ステップb1から動作を開始し、ステップb2
ではタイマ31をスタートさせる。ステップb3では点
火トランジスタ37または38をON状態とする。その
後、直ちにステップb4に移り、機械式衝撃スイッチ1
2が短絡しているか否かを判断する。短絡していないと
判断されるときにはステップb5でスクイブ11が電源
ラインである正電圧ライン15または接地16に短絡し
ているか否かを判断する。短絡していないことが確認さ
れるとステップb6に移り、タイマ31を参照してホー
ルド時間が経過しているか否かを判断する。ホールド時
間はハードウエアやA/D変換の遅延を考慮して、点火
トランジスタ37,38の導通状態を確認するのに必要
な時間である。ホールド時間が経過していないときに
は、ステップb4に戻る。ホールド時間が経過していれ
ば、ステップb7に移り、点火トランジスタ37または
38をOFF状態とし、ステップb8で他の故障検出処
理などの正常処理を行う。ステップb4で機械式衝撃ス
イッチの短絡が検出されるときには、ステップb9で点
火トランジスタ37,38をOFFとし、ステップb1
0で機械式衝撃スイッチショート処理を行う。ステップ
b5でスクイブ11が電源に短絡していると判断される
ときには、ステップb11で点火トランジスタ37,3
8をOFFとし、ステップb12でスクイブショート処
理を行う。ステップb8、ステップb10、ステップb
12の動作が終了すると、ステップb13で全体の動作
を終了する。
【0031】図6は、図3または図4の構成で、本発明
の実施のさらに他の形態としての動作を示す。ステップ
c1から動作を開始し、ステップc2では機械式衝撃ス
イッチの短絡が生じているか否かを判断する。短絡して
いないときにはステップc3でスクイブ11が電源ライ
ンのいずれかと短絡しているか否かを判断する。短絡の
異常が生じていないと判断されるときにはステップc4
で点火トランジスタ37,38をON状態とし、ステッ
プc5で故障検出などの正常処理を行う。ステップc5
が終了したとき、またはステップc2あるいはステップ
c3で異常が検出されたときには、ステップc6で動作
を終了する。
【0032】図7は、図3または図4の構成を用いる本
発明の実施のさらに他の形態の動作を示す。ステップd
1から動作を開始し、ステップd2では機械式衝撃スイ
ッチ12が短絡しているか否かを判断する。短絡してい
ないときにはステップd3でタイマ31をスタートさせ
る。ステップd4では点火トランジスタ37,38をO
N状態とする。ステップd5ではスクイブ11と電源ラ
インとの間の短絡が発生しているか否かを判断する。短
絡が生じていないときにはステップd6でホールドタイ
ムが経過しているか否かを判断する。経過していないと
きにはステップd5に戻る。ホールドタイムが経過して
いればステップd7で点火トランジスタ37,38をO
FF状態とする。ステップd2で機械式衝撃スイッチ1
2が短絡していると判断されるときには、ステップd8
で点火トランジスタ37,38をOFFとし、機械式衝
撃スイッチの短絡処理をステップd9で行う。ステップ
d5でスクイブ11と電源との間の短絡が生じていると
きには、ステップd10で点火トランジスタ37,38
をOFFとし、ステップd11でスクイブ電源ショート
処理を行う。ステップd7、ステップd9またはステッ
プd11が終了すると、ステップd12で全体の動作も
終了する。
【0033】図8は、図3または図4の構成を用いる本
発明の実施のさらに他の形態の動作を示す。ステップe
1から動作を開始し、ステップe2ではスクイブ11と
電源ラインとの間の短絡が生じているか否かを判断す
る。短絡が生じていないと判断されるときにはステップ
e3でタイマ31をスタートとさせ、ステップe4で点
火トランジスタ37,38をON状態とする。ステップ
e5では機械式衝撃スイッチ12が短絡しているか否か
を判断する。短絡していないと判断されるときにはステ
ップe6でホールドタイムが経過しているか否かを判断
する。経過していないと判断されるときにはステップe
5に戻る。ステップe6でホールドタイム経過と判断さ
れるときには、ステップe7で点火トランジスタ37,
38をOFFに制御する。ステップe2でスクイブ11
と電源との間で短絡していると判断されるときには、ス
テップe8で点火トランジスタ37,38をOFFと
し、ステップe9でスクイブと電源との間の短絡が生じ
ている場合の処理を行う。ステップe5で機械式衝撃ス
イッチ12が短絡していると判断されるときには、ステ
ップe10で点火トランジスタ37,38をOFFと
し、ステップe11で機械式衝撃スイッチ短絡の処理を
行う。ステップe7、ステップe9またはステップe1
1の動作が終了すると、ステップe12で全体の動作を
終了する。
【0034】以上の各実施形態では、電子式スイッチン
グ素子としてバイポーラトランジスタを使用しているけ
れども、MOSトランジスタやサイリスタなど他の電子
式スイッチング素子を使用することもできる。
【0035】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、電子式ス
イッチング素子を導通状態にする故障検出を、電子式ス
イッチング素子を導通状態にする前に充分なチェックを
行い、電子式スイッチング素子の導通状態でスクイブに
エアバッグ展開に至る電流が可能性がある異常を予め検
出し、異常検出時には電子式スイッチング素子を導通状
態には駆動しないので、故障検出のためにエアバッグが
誤展開して展開してしまう恐れを解消することができ
る。
【0036】また本発明によれば、電子式スイッチング
素子が導通状態のときにエアバッグの誤展開を生じる可
能性がある異常を確実に検出し、誤展開に至る前に電子
式スイッチング素子の導通状態への駆動を停止すること
ができる。
【0037】さらに本発明によれば、2つの電子式スイ
ッチング素子を交互に導通状態にして故障検出を行う際
に、誤展開を確実に防ぐことができる。
【0038】さらに本発明によれば、電子式スイッチン
グ素子を導通状態にする直前に異常検出を行い、異常が
検出されるときには電子式スイッチング素子を導通状態
にして故障検出を行うことを禁止するので、故障検出の
ためにエアバッグが誤展開によって展開するのを防ぐこ
とができる。
【0039】さらに本発明によれば、機械式衝撃スイッ
チの短絡が生じていないことを確認した直後に電子式ス
イッチング素子を導通させてスクイブと電源との間の短
絡を繰返して検出し、異常が検出されれば電子式スイッ
チング素子の駆動を停止するので、機械式衝撃スイッチ
と電子式スイッチング素子およびスクイブが電源と短絡
して生じる誤展開を確実に防ぐことができる。
【0040】さらに本発明によれば、スクイブが電源に
短絡していないことを確認した直後に電子式スイッチン
グ素子を導通状態としながら機械式衝撃スイッチの短絡
を繰返し検出するので、電子式スイッチング素子の導通
状態で故障検出を行う際に誤展開が生じるのを確実に防
ぐことができる。
【0041】また本発明によれば、電子式スイッチング
素子を導通させながら行う故障検出の際に合わせて行う
異常検出の繰返しの1サイクルに要する時間をスクイブ
に電流が流れてもエアバッグが展開しない時間となるよ
うに制御するので、異常が検出されれば電子式スイッチ
ング素子の駆動を停止して誤展開を確実に防ぐことがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態の概略的な電気的構成を
示すブロック図である。
【図2】図1の実施形態の動作を示すフローチャートで
ある。
【図3】本発明の実施の他の形態の概略的な電気的構成
を示すブロック図である。
【図4】本発明の実施のさらに他の形態の概略的な電気
的構成を示すブロック図である。
【図5】本発明の実施のさらに他の形態の動作を示すフ
ローチャートである。
【図6】本発明の実施のさらに他の形態の動作を示すフ
ローチャートである。
【図7】本発明の実施のさらに他の形態の動作を示すフ
ローチャートである。
【図8】本発明の実施のさらに他の形態の動作を示すフ
ローチャートである。
【図9】従来からのエアバック点火装置の概略的な電気
的構成を示す簡略化した電気回路図である。
【符号の説明】
11 スクイブ 12 機械式衝撃スイッチ 13 ハイサイドトランジスタ 14 ローサイドトランジスタ 15 正電圧ライン 16 接地 17,18,19,21,22 抵抗 20,30 マイクロコンピュータ 23 バッテリ正電圧ライン 26 電子式衝撃センサ 31 タイマ 37,38 点火トランジスタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山口 隆幸 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内 (72)発明者 横地 勝 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エアバッグ展開用のスクイブと電源との
    間に機械式衝撃スイッチおよび電子式スイッチング素子
    が直列に挿入され、衝撃を受けて機械的衝撃スイッチが
    導通するときに、電子式衝撃センサの出力に基づいて電
    子式スイッチング素子を導通状態となるように駆動して
    エアバッグを展開させるエアバッグ装置の故障検出装置
    であって、 電気的な異常状態を検出する異常検出手段と、 制御手段であって、 異常検出手段によって電気的な異常状態を検出して、ス
    クイブの電源への短絡と、機械式衝撃スイッチの短絡と
    が検出されないことを確認しておき、 電子式スイッチング素子を導通させ、導通状態が確認可
    能になるまでに要する予め定める時間内で、異常検出手
    段によって電子式スイッチング素子が導通する状態では
    スクイブにエアバッグ展開に至る電流が流れる可能性が
    ある異常の検出を繰返し、異常が検出されるとき直ちに
    電子式スイッチング素子の駆動を停止するように制御す
    る制御手段とを含むことを特徴とするエアバッグ装置の
    故障検出装置。
  2. 【請求項2】 前記異常検出手段は、前記スクイブにエ
    アバッグ展開に至る電流が流れる可能性がある異常とし
    て、機械式衝撃スイッチの短絡およびスクイブと電源と
    の間の短絡のうち少なくとも1つ以上の異常の検出を行
    うことを特徴とする請求項1記載のエアバッグ装置の故
    障検出装置。
  3. 【請求項3】 エアバッグ展開用のスクイブの一端と電
    源の一方出力との間に機械式衝撃スイッチおよび第1の
    電子式スイッチング素子が直列に、スクイブの他端と電
    源の他方出力との間に第2の電子式スイッチング素子が
    それぞれ挿入され、衝撃を受けて機械的衝撃スイッチが
    導通するときに、電子式衝撃センサの出力に基づいて電
    子式スイッチング素子を導通状態となるように駆動して
    エアバッグを展開させるエアバッグ装置の故障検出装置
    であって、 電気的な異常状態を検出する異常検出手段と、 制御手段であって、 第2の電子式スイッチング素子が遮断している状態で第
    1の電子式スイッチング素子を導通させ、異常検出手段
    によってスクイブと電源の一方出力および他方出力との
    間の短絡と機械式衝撃スイッチの短絡とのうちの少なく
    とも1つ以上を検出させ、 第1の電子式スイッチング素子が遮断している状態で第
    2の電子式スイッチング素子を導通させ、異常検出手段
    によってスクイブと電源の一方出力との間の短絡を検出
    させるように制御する制御手段とを含むことを特徴とす
    るエアバッグ装置の故障検出装置。
  4. 【請求項4】 エアバッグ展開用のスクイブの一端と電
    源の一方出力との間に機械式衝撃スイッチ、スクイブの
    他端と電源の他方出力との間に電子式スイッチング素子
    がそれぞれ挿入され、衝撃を受けて機械的衝撃スイッチ
    が導通するときに、電子式衝撃センサの出力に基づいて
    電子式スイッチング素子を導通状態となるように駆動し
    てエアバッグを展開させるエアバッグ装置の故障検出装
    置であって、 電気的な異常状態を検出する異常検出手段と、 制御手段であって、 異常検出手段によって電子式スイッチング素子が導通す
    る状態ではスクイブにエアバッグ展開に至る電流が流れ
    る可能性がある異常の検出を行い、 異常を検出しないとき直ちに電子式スイッチング素子を
    導通させて行う故障検出を開始し、異常を検出すると
    き、電子式スイッチング素子を導通させて行う故障検出
    を禁止するように制御する制御手段とを含むことを特徴
    とするエアバッグ装置の故障検出装置。
  5. 【請求項5】 エアバッグ展開用のスクイブの一端と電
    源の一方出力との間に機械式衝撃スイッチ、スクイブの
    他端と電源の他方出力との間に電子式スイッチング素子
    がそれぞれ挿入され、衝撃を受けて機械的衝撃スイッチ
    が導通するときに、電子式衝撃センサの出力に基づいて
    電子式スイッチング素子を導通状態となるように駆動し
    てエアバッグを展開させるエアバッグ装置の故障検出装
    置であって、 電気的な異常状態を検出する異常検出手段と、 制御手段であって、 異常検出手段によって、機械式衝撃スイッチが短絡して
    いるか否かの異常検出を行わせ、 異常が検出されないときには、直ちに電子式スイッチン
    グ素子を導通させながら、異常検出手段によってスクイ
    ブが電源に短絡しているか否かの異常検出を繰返して行
    い、 異常検出手段によって異常が検出されるとき、電子式ス
    イッチング素子を導通させるための駆動を行わないよう
    に制御する制御手段とを含むことを特徴とするエアバッ
    グ装置の故障検出装置。
  6. 【請求項6】 エアバッグ展開用のスクイブの一端と電
    源の一方出力との間に機械式衝撃スイッチ、スクイブの
    他端と電源の他方出力との間に電子式スイッチング素子
    がそれぞれ挿入され、衝撃を受けて機械的衝撃スイッチ
    が導通するときに、電子式衝撃センサの出力に基づいて
    電子式スイッチング素子を導通状態となるように駆動し
    てエアバッグを展開させるエアバッグ装置の故障検出装
    置であって、 電気的な異常状態を検出する異常検出手段と、 制御手段であって、 異常検出手段によって、スクイブが電源に短絡している
    か否かの異常検出を行わせ、 異常が検出されないときには、直ちに電子式スイッチン
    グ素子を導通させながら、異常検出手段によって機械式
    スイッチが短絡しているか否かの異常検出を繰返して行
    い、 異常検出手段によって異常が検出されるとき、電子式ス
    イッチング素子を導通させるための駆動を行わないよう
    に制御する制御手段とを含むことを特徴とするエアバッ
    グ装置の故障検出装置。
  7. 【請求項7】 前記制御手段は、電子式スイッチング手
    段を導通させながら前記異常検出手段によって行う異常
    検出の繰返しの1サイクルに要する時間が、スクイブに
    電流が流れてもエアバッグが展開しない時間となるよう
    に制御することを特徴とする請求項1,2,5または6
    のいずれかに記載のエアバッグ装置の故障検出装置。
JP9206709A 1997-07-31 1997-07-31 エアバッグ装置の故障検出装置 Withdrawn JPH1148908A (ja)

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