JP2989535B2 - エアバックシステムの点火回路診断装置 - Google Patents

エアバックシステムの点火回路診断装置

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JP2989535B2
JP2989535B2 JP4188996A JP4188996A JP2989535B2 JP 2989535 B2 JP2989535 B2 JP 2989535B2 JP 4188996 A JP4188996 A JP 4188996A JP 4188996 A JP4188996 A JP 4188996A JP 2989535 B2 JP2989535 B2 JP 2989535B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、自動車のエアバ
ックシステムの点火回路に対し、該点火回路の回路不良
を、イグニションスイッチがONの間、常時診断する診
断装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図3は、従来のエアバックシステムの点
火回路の一例を示す回路図である。この図において、ド
ライバ側スクイブ抵抗DrSQは、衝突時に、該ドライ
バ側スクイブ抵抗DrSQに大電流が流れ、ドライバ側
エアバックを展開するためのものである。同様に、パッ
センジャ側スクイブ抵抗PsSQは、衝突時に、パッセ
ンジャ側エアバックを展開するためのものである。ここ
では一例として、ドライバ側スクイブ抵抗DrSQおよ
びパッセンジャ側スクイブ抵抗PsSQの抵抗値をそれ
ぞれ2〔Ω〕とする。
【0003】また、機械式セーフィングセンサSSは、
衝突時に、内蔵する機械式接点をON状態にする。
【0004】FET(電界効果トランジスタ)・QDお
よびFET・QPは、図示しない衝突判定ブロックが自
動車の衝突を判定し、該FET・QDおよびFET・Q
Pに対して衝突信号を入力すると、該衝突信号により駆
動されON状態となる。
【0005】すなわち、機械式セーフィングセンサSS
とFET・QDが共にON状態になった場合のみ、電源
VOからドライバ側スクイブ抵抗DrSQに上記大電流
が流れ、ドライバ側のエアバックが展開する。同様に、
機械式セーフィングセンサSSとFET・QPが共にO
N状態になった場合のみ、パッセンジャ側のエアバック
が展開する。
【0006】抵抗R’,RD,RPは、本装置を搭載し
た自動車が事故を起こさず無事に運転している状態(以
下、「通常運転時」と称する)において、図3に示す点
火回路に対し、小電流を流すためのものである。抵抗
R’は上記機械式セーフィングセンサSSと、抵抗RD
は上記FET・QDのドレイン・ソース間と、抵抗RP
は上記FET・QPのドレイン・ソース間と、それぞ
れ、並列に接続されている。ここでは、一例として、抵
抗R’の抵抗値を15k〔Ω〕とし、抵抗RDおよび抵
抗RPの抵抗値をそれぞれ10k〔Ω〕とする。
【0007】端子VSSは、上記機械式セーフィングセン
サSSの異常を検出するための端子である。また、端子
SADHは、上記ドライバ側スクイブ抵抗DrSQの異
常を検出するための端子である。同様に、端子SAPH
は、上記パッセンジャ側スクイブ抵抗PsSQの異常を
検出するための端子である。端子VSS,端子SADH,
端子SAPHは、それぞれ図示しないマイコンに接続さ
れており、該各端子VSS,SADH,SAPHの電位
は、該マイコン内蔵のA/D変換器でA/D変換される
ことにより、イグニションスイッチがONの間、常時監
視されている。
【0008】図示しないマイコンは、上述したように、
A/D変換器を内蔵するCPU(中央処理装置)であ
り、上記端子VSS,端子SADH,端子SAPHの電位
の変動を、イグニションスイッチがONの間、常時監視
し、該電位の変動に基づいて、エアバックシステムの点
火回路の故障内容を判断する。以下に、マイコンが検出
・診断する故障内容例を示す。 1:DrSQオープン 2:DrSQ抵抗増 3:DrSQ抵抗ショート 4:DrSQ電源ショート 5:DrSQ・GNDショート 6:PsSQオープン 7:PsSQ抵抗増 8:PsSQ抵抗ショート 9:PsSQ電源ショート 10:PsSQ・GNDショート 11:FET・QDオープン 12:FET・QPオープン 13:機械式セーフィングセンサSSショート 14:診断装置自体の故障
【0009】次に、上記構成によるエアバックシステム
の点火回路診断装置の動作について説明する。上述した
ように、自動車の衝突等による衝撃が加わらない限り、
機械式セーフィングセンサSS,FET・QD,FET
・QPはOFF状態である。故に、回路全体の合成抵抗
値は、次式(1)により、20k〔Ω〕と算出される。 R’+((RD×RP)/(RD+RP)) =15k+((10k×10k)/(10k+10k)) =20k〔Ω〕 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(1) なお、上記式(1)において、ドライバ側スクイブ抵抗
DrSQおよびパッセンジャ側スクイブ抵抗PsSQの
抵抗値は2〔Ω〕と小さいため、計算上無視できる。
【0010】また、電源電圧VOは11〔V〕である
が、ダイオードDでの電圧降下により、図3に示す点A
の電位は10〔V〕となる。故に、抵抗R’には10
〔V〕÷20k〔Ω〕=0.5m〔A〕の電流が流れ、
該抵抗R’にて7.5〔V〕の電圧降下が生じる。これ
により、端子VSSの電位は、10−7.5=2.5
〔V〕となる。また、ダイオードDDにて0.2〔V〕
の電圧降下が生じることにより、端子SADHの電位は
2.3〔V〕となる。同様に、ダイオードDPにて0.
2〔V〕の電圧降下が生じることにより、端子SAPH
の電位は2.3〔V〕となる。
【0011】このように、図3に示す点火回路では、通
常運転時において、端子VSSの電位は2.5〔V〕とな
り、端子SADHおよび端子SAPHの電位は2.3
〔V〕となる。そして、機械式セーフィングセンサSS
の故障(ショート等)により、端子VSSの電位が変動す
ると、上記マイコンは、機械式セーフィングセンサSS
に異常が発生したと判断する(上記故障内容の13
番)。同様に、端子SADHの電位が変動すると、ドラ
イバ側スクイブ抵抗DrSQに異常が発生したと判断し
(上記故障内容の1〜5番)、端子SAPHの電位が変
動すると、パッセンジャ側スクイブ抵抗PsSQに異常
が発生したと判断する(上記故障内容の6〜10番)。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来のエアバックシステムの点火回路診断装置において
は、エアバックシステムの点火回路の故障により、上記
端子VSS,端子SADH,端子SAPHのうちの1つの
端子における診断電圧が変動すると、正常な診断電圧を
示すはずの他の端子の診断電圧も一緒に変動してしま
う、という課題があった。以下に、その一例を示す。
【0013】図4は、従来のエアバックシステムの点火
回路の故障例を示す回路図である。ここでは、故障の一
例として、ドライバ側スクイブ抵抗DrSQが電源VO
とショートした場合を考える。この場合、ドライバ側ス
クイブ抵抗DrSQが電源VOとショートしているの
で、当然のことながら、端子SADHの電位は11
〔V〕となる。
【0014】また、ドライバ側スクイブ抵抗DrSQが
電源VOとショートしているので、図4に示す点火回路
は、〔抵抗RD〕と〔抵抗R’+抵抗RP〕との並列回
路と見なすことができる。そして、上記並列回路におい
て、ダイオードDでの電圧降下により、点Aの電位は1
0〔V〕となるので、抵抗R’と抵抗RPとの抵抗分割
により、端子VSSの電位は4〔V〕となる。また、ダイ
オードDPにて1.9〔V〕の電圧降下が生じることに
より、端子SAPHの電位は2.1〔V〕となる。
【0015】以上述べたように、ドライバ側スクイブ抵
抗DrSQが電源VOとショートすることにより、該ド
ライバ側スクイブ抵抗DrSQの故障を示す端子SAD
Hの電位は、正常時の2.3〔V〕から11〔V〕へ変
動する。
【0016】しかしながら、このとき同時に、本来、ド
ライバ側スクイブ抵抗DrSQの故障とは無関係なはず
の、端子VSSの電位が2.5〔V〕から4〔V〕へ変動
し、端子SAPHの電位が2.3〔V〕から2.1
〔V〕へ変動する。この電位変動により、マイコンは、
正常であるはずの機械式セーフィングセンサSSおよび
パッセンジャ側スクイブ抵抗PsSQまで故障発生と誤
診断し、該故障内容をドライバやサービスマンに誤報知
する。
【0017】この発明は、このような背景の下になされ
たもので、簡単な回路構成で、かつ、従来より正確な診
断を行うことができるエアバックシステムの点火回路診
断装置を提供することを目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
複数のトランジスタを互いに並列接続し、かつ、該トラ
ンジスタ群と機械式セーフィングセンサーとを電源に直
列に接続し、かつ、前記機械式セーフィングセンサーと
前記各トランジスタとの間にそれぞれスクイブ抵抗を挿
入し、かつ、前記機械式セーフィングセンサと前記
クイブ抵抗との間にそれぞれダイオードを挿入し、か
つ、前記トランジスタのコレクタ・エミッタ間または
ドレイン・ソース間にそれぞれ抵抗を接続した回路であ
るエアバックシステムの点火回路上の各点の電位に基づ
いて、該点火回路の故障診断を行うエアバックシステム
の点火回路診断装置において、抵抗を介したプルアップ
またはプルダウンを用いて、前記ダイオードのアノー
ド側の点の電位を、同ダイオードのカソード側の点の電
位より低くなるように設定することにより、前記点火回
路の故障が発生した場合、該故障が発生した箇所の電位
のみが変動し他の箇所の電位は変動しないことを特徴と
する。
【0019】
【0020】
【0021】請求項2記載の発明は、請求項1記載のエ
アバックシステムの点火回路診断装置において、前記エ
アバックシステムを搭載した自動車のエンジンスタート
時に、前記トランジスタのコレクタ・エミッタ間また
はドレイン・ソース間を導通状態にする導通手段と、前
記導通手段による前記トランジスタの導通時に、前記
各点の電位に基づいて、前記ダイオードが正常である
か否かを診断するダイオード診断手段とを具備すること
を特徴とする。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、この発明
の実施形態について説明する。図1は、この発明の一実
施形態によるエアバックシステムの点火回路の一例を示
す回路図である。この図において、図3の各部に対応す
る部分には同一の符号を付け、その説明を省略する。
【0023】この図に示すエアバックシステムの点火回
路が図3のものと異なる点は、以下に示す通りである。 ダイオードDおよび抵抗R’を削除した。 抵抗Rおよび抵抗R1を用いて、端子Vssの電位を
設定した。 端子SADHの電位を抵抗R2を介してプルアップ
した。 端子SAPHの電位を抵抗R3を介してプルアップ
した。
【0024】なお、このとき、各端子の電位が、 〔端子VSSの電位〕<〔端子SADHの電位〕 ・・・・・・・・(2) 〔端子VSSの電位〕<〔端子SAPHの電位〕 ・・・・・・・・(3) となるように、抵抗RおよびR1〜R3の抵抗値を設定す
る。本実施形態では、一例として、抵抗R,R2,R3の
抵抗値をそれぞれ10k〔Ω〕とし、抵抗R1の抵抗値
を4.7k〔Ω〕とする。
【0025】このように、本実施形態では、図1に示す
ように、ダイオードDD,DPを用いると共に、各端子
の電位を上記式(2)および(3)のように設定するこ
とにより、機械式セーフィングセンサSSと、ドライバ
側スクイブ抵抗DrSQおよびFET・QDと、パッセ
ンジャ側スクイブ抵抗PsSQおよびFET・QPとの
3系統を、エアバックシステムの点火回路が故障状態に
ある場合でも、完全に分離できる。
【0026】また、図3に示す従来装置と同様に、図1
に示す本装置は、図示しない衝突判定ブロックとマイコ
ンとを具備している。すなわち、上記衝突判定ブロック
は、本装置が搭載されている自動車の衝突判定を行い、
FET・QDおよびFET・QPに衝突信号を入力し、
マイコンは、端子VSS,端子SADH,端子SAPHの
電位を取り込み、該電位の変動に基づいて、エアバック
システムの点火回路の故障診断を行う。
【0027】次に、上記構成によるエアバックシステム
の点火回路診断装置の動作を説明する。 (1)初期診断 本装置は、自動車のエンジンスタート時に、初期診断と
して、以下に示す手順で、ダイオードDDおよびDPの
オープンチェックを行う。ドライバがイグニションスイ
ッチを入れると、図示しないマイコンは、FET・QD
およびFET・QPにテスト用の衝突信号を入力し、該
FET・QDおよびFET・QPをON状態にする。
【0028】FET・QDおよびFET・QPをON状
態にした後、マイコンは端子VSS,端子SADH,端子
SAPHの電位を、内蔵のA/D変換器でA/D変換し
て取り込み、 (端子VSSの電位)−(端子SADHの電位) ・・・・・・・・・(4) および、 (端子VSSの電位)−(端子SAPHの電位) ・・・・・・・・・(5) を算出する。ここで、上記式(4)はダイオードDDの
順方向電圧を示しており、上記式(5)はダイオードD
Pの順方向電圧を示している。
【0029】そして、マイコンは、上記式(4)および
(5)の値が、予め予測された範囲内にあるか否かを判
断することにより、上記ダイオードDDおよびDPが正
常か否かを診断する。ダイオードDDまたはDPが異常
である場合には、マイコンは、上述した故障内容として
「14:診断装置自体の故障」を認識し、ワーニングラ
ンプ等を用いてそのことを報知する。ダイオードDDお
よびDPが正常である場合には、マイコンは、上記衝突
信号の入力を停止し、FET・QDおよびFET・QP
をOFF状態にする。
【0030】(2)正常動作時 次に、エアバックシステムの点火回路の正常動作時にお
ける端子VSS,端子SADH,端子SAPHの電位につ
いて説明する。正常動作時には、自動車の衝突等による
衝撃が加わらない限り、機械式セーフィングセンサS
S,FET・QD,FET・QPはOFF状態を保つ。
【0031】また、抵抗R(10k〔Ω〕)と抵抗R1
(4.7k〔Ω〕)との抵抗分割により、端子VSSの電
位は次式(6)で算出できる。 5〔V〕×(R1/(R+R1)) =5〔V〕×(4.7k/(10k+4.7k)) ≒1.6〔V〕 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(6) 故に、端子VSSの電位は、1.6〔V〕となる。
【0032】また、端子SADHの電位は次式(7)で
算出できる。 5〔V〕×(RD/(R2+RD)) =5〔V〕×(10k/(10k+10k)) =2.5〔V〕 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(7) 故に、端子SADHの電位は、2.5〔V〕となる。な
お、式(7)において、ドライバ側スクイブ抵抗DrS
Qの抵抗値は2〔Ω〕と小さいため、計算上無視でき
る。
【0033】同様にして、端子SAPHの電位は次式
(8)により算出できる。 5〔V〕×(RP/(R3+RP)) =5〔V〕×(10k/(10k+10k)) =2.5〔V〕 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(8) 故に、端子SAPHの電位は、2.5〔V〕となる。な
お、式(8)において、パッセンジャ側スクイブ抵抗P
sSQの抵抗値は2〔Ω〕と小さいため、計算上無視で
きる。
【0034】(3)故障発生時 次に、エアバックシステムの点火回路に故障が発生した
場合における端子VSS,端子SADH,端子SAPHの
電位の変化について説明する。図2は、本実施形態によ
るエアバックシステムの点火回路の故障例を示す回路図
である。ここでは、上記故障の一例として、図2に示す
ように、ドライバ側スクイブ抵抗DrSQが電源VOと
ショートした場合を考える。なお、図2に示す故障内容
(ドライバ側スクイブ抵抗DrSQと電源VOとのショ
ート)は、図4に示す従来の回路における故障内容と同
じものである。
【0035】図2において、ドライバ側スクイブ抵抗D
rSQが電源VOとショートしているので、当然のこと
ながら、端子SADHの電位は電源電圧値(すなわち、
11〔V〕)となる。これに対して、端子VSSの電位
は、式(6)に示すように、抵抗Rと抵抗R1との抵抗
分割により決定されるので、1.6〔V〕のままであ
る。同様に、端子SAPHの電位は、式(8)に示すよ
うに、抵抗R3と抵抗RPとの抵抗分割により決定され
るので、2.5〔V〕のままである。
【0036】以上説明したように、本実施形態によるエ
アバックシステムの点火回路では、ドライバ側スクイブ
抵抗DrSQが電源VOとショートしても、電位が変動
するのは端子SADHだけであり、端子VSSおよび端子
SAPHの電位は変動しない。故に、マイコンは上記電
圧変動に基づいて、正確な故障診断を行うことができ
る。以上で、上記構成によるエアバックシステムの点火
回路診断装置の動作説明を終了する。
【0037】次に、請求項記載の発明と本実施形態との
対応関係を説明する。 スクイブ抵抗……ドライバ側スクイブ抵抗DrSQ,パ
ッセンジャ側スクイブ抵抗PsSQ 機械式セーフィングセンサ……機械式セーフィングセン
サSS トランジスタ……FET・QD,QP ダイオード……ダイオードDD,DP 抵抗……抵抗RD,RP 導通手段……マイコン(図示略) ダイオード診断手段……マイコン(図示略)
【0038】以上、この発明の実施形態を図面を参照し
て詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限ら
れるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の
設計の変更等があってもこの発明に含まれる。たとえ
ば、上述した一実施形態においては、図2および図3に
具体的な回路例を示したが、本発明の内容は、上記回路
例には限定されず、本発明の特徴を具備するならば、他
の回路接続や抵抗値,電圧値等を用いても構わない。
【0039】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、エアバックシステムの点火回路の故障(電源または
GNDとのショート,回路オープン等)により、該点火
回路の電源に電源変動が加わった場合でも、上記故障箇
所の電位のみが変動し、他の部分の電位は変動しないの
で、該エアバックシステムの点火回路上の各点の電位を
検出することにより、該点火回路の故障診断を正確に行
うことができる、という効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態によるエアバックシステ
ムの点火回路の一例を示す回路図である。
【図2】同実施形態によるエアバックシステムの点火回
路の故障例を示す回路図である。
【図3】従来のエアバックシステムの点火回路の一例を
示す回路図である。
【図4】従来のエアバックシステムの点火回路の故障例
を示す回路図である。
【符号の説明】
DrSQ……ドライバ側スクイブ抵抗、PsSQ……パ
ッセンジャ側スクイブ抵抗、SS……機械式セーフィン
グセンサ、QD,QP……FET、 R,RD,RP,
R1,R2,R3……抵抗、DD,DP……ダイオード
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−330400(JP,A) 特開 平7−137599(JP,A) 特開 平7−156745(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B60R 21/32

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のトランジスタを互いに並列接続
    し、かつ、該トランジスタ群と機械式セーフィングセン
    サーとを電源に直列に接続し、かつ、前記機械式セーフ
    ィングセンサーと前記各トランジスタとの間にそれぞれ
    スクイブ抵抗を挿入し、かつ、前記機械式セーフィング
    センサと前記各スクイブ抵抗との間に、アノードと該機
    械式セーフィングセンサーとが接続されるようにかつカ
    ソードと該スクイブ抵抗とが接続されるように、それぞ
    れダイオードを挿入し、かつ、前記各トランジスタのコ
    レクタ・エミッタ間またはドレイン・ソース間にそれぞ
    れ抵抗を接続した回路であるエアバックシステムの点火
    回路上の各点の電位に基づいて、該点火回路の故障診断
    を行うエアバックシステムの点火回路診断装置におい
    て、前記アノードおよび前記カソードを5V電源へ抵抗を介
    してプルアップまたはプルダウンし、それによって、
    記各ダイオードのアノード側の点の電位を、同ダイオー
    ドのカソード側の点の電位より低くなるように設定する
    ことにより、前記点火回路の故障が発生した場合、該故
    障が発生した箇所の電位のみが変動し他の箇所の電位は
    変動しないことを特徴とするエアバックシステムの点火
    回路診断装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のエアバックシステムの点
    火回路診断装置において、 前記エアバックシステムを搭載した自動車のエンジンス
    タート時に、前記トランジスタのコレクタ・エミッタ
    またはドレイン・ソース間を導通状態にする導通手段
    と、 前記導通手段による前記トランジスタの導通時に、前
    記各点の電位に基づいて、前記ダイオードが正常であ
    るか否かを診断するダイオード診断手段とを具備するこ
    とを特徴とするエアバックシステムの点火回路診断装
    置。
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