JP2716381B2 - 運転席および助手席対応乗員保護装置 - Google Patents
運転席および助手席対応乗員保護装置Info
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- JP2716381B2 JP2716381B2 JP6279348A JP27934894A JP2716381B2 JP 2716381 B2 JP2716381 B2 JP 2716381B2 JP 6279348 A JP6279348 A JP 6279348A JP 27934894 A JP27934894 A JP 27934894A JP 2716381 B2 JP2716381 B2 JP 2716381B2
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- seat
- squib
- driver
- terminal
- switching element
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は運転席および助手席対応
乗員保護装置に係わり、特に装置の構成素子に異常が発
生したか否かを診断することの可能な運転席および助手
席対応乗員保護装置に関する。
乗員保護装置に係わり、特に装置の構成素子に異常が発
生したか否かを診断することの可能な運転席および助手
席対応乗員保護装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年自動車の乗員を保護するために運転
席および助手席にエアバッグあるいはシートベルトテン
ショナを装備する場合が多い。そしてこのエアバッグを
膨張させ、あるいはシートベルトテンショナを作動させ
るために窒素ガスが使用されるが、窒素ガスは衝突発生
を検出して通電状態となるスクイブによって点火される
窒素ガス発生剤から発生する。
席および助手席にエアバッグあるいはシートベルトテン
ショナを装備する場合が多い。そしてこのエアバッグを
膨張させ、あるいはシートベルトテンショナを作動させ
るために窒素ガスが使用されるが、窒素ガスは衝突発生
を検出して通電状態となるスクイブによって点火される
窒素ガス発生剤から発生する。
【0003】自動車の衝突は、いわゆるGセンサが自動
車の急減速を検出したことあるいはヘッドライトの後方
に設置されるセーフィングセンサが機械的にオン状態と
なったことによって検出される。そしてGセンサは例え
ばマイクロコンピュータで構成される制御部に接続され
ており、制御部は加速度の急減を検出した時に衝突信号
を出力する。
車の急減速を検出したことあるいはヘッドライトの後方
に設置されるセーフィングセンサが機械的にオン状態と
なったことによって検出される。そしてGセンサは例え
ばマイクロコンピュータで構成される制御部に接続され
ており、制御部は加速度の急減を検出した時に衝突信号
を出力する。
【0004】この衝突信号によってスクイブ点火用スイ
ッチング素子はオンとなるが、同時にセーフィングセン
サが機械的にオンとなったときにスクイブは通電状態と
なる。即ちGセンサとセーフィングセンサの双方で衝突
が検出されたときにスクイブを点火することにより乗員
保護装置が誤動作することを防止している。
ッチング素子はオンとなるが、同時にセーフィングセン
サが機械的にオンとなったときにスクイブは通電状態と
なる。即ちGセンサとセーフィングセンサの双方で衝突
が検出されたときにスクイブを点火することにより乗員
保護装置が誤動作することを防止している。
【0005】また誤動作を防止するだけでなく、実際に
衝突が発生したときに乗員保護装置が動作しないこと、
いわゆる不動作故障が発生していないことを確認するこ
とも重要となる。
衝突が発生したときに乗員保護装置が動作しないこと、
いわゆる不動作故障が発生していないことを確認するこ
とも重要となる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上述のよ
うに乗員保護装置は多数の素子で構成されているため、
各素子の診断を行うためには各素子の故障モードに応じ
て診断回路を設置することが必要となり回路が複雑とな
ることは避けることができない。本発明は上記課題に鑑
みなされたものであって、簡単な構成によって重要素子
を診断することが可能な運転席および助手席対応乗員保
護装置を提供することを目的とする。
うに乗員保護装置は多数の素子で構成されているため、
各素子の診断を行うためには各素子の故障モードに応じ
て診断回路を設置することが必要となり回路が複雑とな
ることは避けることができない。本発明は上記課題に鑑
みなされたものであって、簡単な構成によって重要素子
を診断することが可能な運転席および助手席対応乗員保
護装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】第1の発明にかかる運転
席および助手席対応乗員保護装置は、電源バスにその一
方の端子が接続される運転席用スイッチング素子と、運
転席用スイッチング素子をバイパスして運転席用スイッ
チング素子と並列に接続される運転席用バイパス抵抗
と、運転席用スイッチング素子の他の一方の端子にその
一方の端子が接続される運転席用スクイブと、運転席用
スイッチング素子と並列に電源バスにその一方の端子が
接続される助手席用スイッチング素子と、助手席用スイ
ッチング素子をバイパスして助手席用スイッチング素子
と並列に接続される助手席用バイパス抵抗と、助手席用
スイッチング素子の他の一方の端子にその一方の端子が
接続される助手席用スクイブと、運転席用スクイブの他
の一方の端子と助手席用スクイブの他の一方の端子との
接続点と接地との間に接続されるセーフィングセンサ
と、セーフィングセンサをバイパスして前記セーフィン
グセンサと並列に接続されるセーフィングセンサバイパ
ス抵抗と、セーフィングセンサと並列に運転席用スクイ
ブの他の一方の端子と助手席用スクイブの他の一方の端
子との接続点と接地との間に接続される診断用スイッチ
ング素子と、衝突を検出しておらずかつ診断用スイッチ
ング素子をオフ状態としたときの電源バス電位(V S (o
ff) )と運転席用スイッチング素子の他の一方の端子と
運転席用スクイブの一方の端子との接続点の電位(V D
(off) )との比、ならびに診断用スイッチング素子をオ
フ状態としたときの電源バス電位(V S (off) )と助手
席用スイッチング素子の他の一方の端子と助手席用スク
イブの一方の端子との接続点の電位(V P (off) )との
比に基づいて運転席用スクイブあるいは助手席用スクイ
ブの接地短絡状態を診断するスクイブ接地短絡状態診断
手段を具備する。
席および助手席対応乗員保護装置は、電源バスにその一
方の端子が接続される運転席用スイッチング素子と、運
転席用スイッチング素子をバイパスして運転席用スイッ
チング素子と並列に接続される運転席用バイパス抵抗
と、運転席用スイッチング素子の他の一方の端子にその
一方の端子が接続される運転席用スクイブと、運転席用
スイッチング素子と並列に電源バスにその一方の端子が
接続される助手席用スイッチング素子と、助手席用スイ
ッチング素子をバイパスして助手席用スイッチング素子
と並列に接続される助手席用バイパス抵抗と、助手席用
スイッチング素子の他の一方の端子にその一方の端子が
接続される助手席用スクイブと、運転席用スクイブの他
の一方の端子と助手席用スクイブの他の一方の端子との
接続点と接地との間に接続されるセーフィングセンサ
と、セーフィングセンサをバイパスして前記セーフィン
グセンサと並列に接続されるセーフィングセンサバイパ
ス抵抗と、セーフィングセンサと並列に運転席用スクイ
ブの他の一方の端子と助手席用スクイブの他の一方の端
子との接続点と接地との間に接続される診断用スイッチ
ング素子と、衝突を検出しておらずかつ診断用スイッチ
ング素子をオフ状態としたときの電源バス電位(V S (o
ff) )と運転席用スイッチング素子の他の一方の端子と
運転席用スクイブの一方の端子との接続点の電位(V D
(off) )との比、ならびに診断用スイッチング素子をオ
フ状態としたときの電源バス電位(V S (off) )と助手
席用スイッチング素子の他の一方の端子と助手席用スク
イブの一方の端子との接続点の電位(V P (off) )との
比に基づいて運転席用スクイブあるいは助手席用スクイ
ブの接地短絡状態を診断するスクイブ接地短絡状態診断
手段を具備する。
【0008】第2の発明にかかる運転席および助手席対
応乗員保護装置は、衝突を検出しておらずかつ診断用ス
イッチング素子をオン状態としたときの電源バス電位
(V S (on))と運転席用スクイブの他の一方の端子と助
手席用スクイブの他の一方の端子との接続点の電位(V
M( (on))との比、ならびに診断用スイッチング素子をオ
フ状態としたときの運転席用スクイブの他の一方の端子
と助手席用スクイブの他の一方の端子との接続点の電位
(V M( (off) )と診断用スイッチング素子をオン状態と
したときの運転席用スクイブの他の一方の端子と助手席
用スクイブの他の一方の端子との接続点の電位(V M( (o
n))との比に基づいて運転席用スクイブあるいは助手席
用スクイブの電源短絡状態を診断するスクイブ電源短絡
状態診断手段をさらに具備する。
応乗員保護装置は、衝突を検出しておらずかつ診断用ス
イッチング素子をオン状態としたときの電源バス電位
(V S (on))と運転席用スクイブの他の一方の端子と助
手席用スクイブの他の一方の端子との接続点の電位(V
M( (on))との比、ならびに診断用スイッチング素子をオ
フ状態としたときの運転席用スクイブの他の一方の端子
と助手席用スクイブの他の一方の端子との接続点の電位
(V M( (off) )と診断用スイッチング素子をオン状態と
したときの運転席用スクイブの他の一方の端子と助手席
用スクイブの他の一方の端子との接続点の電位(V M( (o
n))との比に基づいて運転席用スクイブあるいは助手席
用スクイブの電源短絡状態を診断するスクイブ電源短絡
状態診断手段をさらに具備する。
【0009】第3の発明にかかる運転席および助手席対
応乗員保護装置は、衝突を検出しておらず、かつ診断用
スイッチング素子をオン状態としたときの電源バス電位
(V S (on))と運転席用スイッチング素子の他の一方の
端子と運転席用スクイブの一方の端子の接続点の電位
(V D (on))と運転席用スクイブの他の一方の端子と助
手席用スクイブの他の一方の端子との接続点の電位(V
M( (on))との差電位(V D (on)−V M( (on))との比、な
らびに電源バス電位(V S (on))と助手席用スイッチン
グ素子の他の一方の端子と助手席用スクイブの一方の端
子の接続点の電位(V P (on))と運転席用スクイブの他
の一方の端子と助手席用スクイブの他の一方の端子との
接続点の電位(V M( (on))との差電位(V P (on)−V M(
(on))との比に基づき運転席用スクイブおよび助手席用
スクイブの少なくとも一方の開放故障状態を診断するス
クイブ開放故障診断手段をさらに具備する。
応乗員保護装置は、衝突を検出しておらず、かつ診断用
スイッチング素子をオン状態としたときの電源バス電位
(V S (on))と運転席用スイッチング素子の他の一方の
端子と運転席用スクイブの一方の端子の接続点の電位
(V D (on))と運転席用スクイブの他の一方の端子と助
手席用スクイブの他の一方の端子との接続点の電位(V
M( (on))との差電位(V D (on)−V M( (on))との比、な
らびに電源バス電位(V S (on))と助手席用スイッチン
グ素子の他の一方の端子と助手席用スクイブの一方の端
子の接続点の電位(V P (on))と運転席用スクイブの他
の一方の端子と助手席用スクイブの他の一方の端子との
接続点の電位(V M( (on))との差電位(V P (on)−V M(
(on))との比に基づき運転席用スクイブおよび助手席用
スクイブの少なくとも一方の開放故障状態を診断するス
クイブ開放故障診断手段をさらに具備する。
【0010】第4の発明にかかる運転席および助手席対
応乗員保護装置は、衝突を検出しておらずかつ診断用ス
イッチング素子をオン状態としたときの運転席用スイッ
チング素子の他の一方の端子と運転席用スクイブの一方
の端子の接続点の電位(V D (on))と診断用スイッチン
グ素子をオフ状態としたときの運転席用スイッチング素
子の他の一方の端子と運転席用スクイブの一方の端子の
接続点の電位(V D (off) )との比、ならびに診断用ス
イッチング素子をオン状態としたときの助手席用スイッ
チング素子の他の一方の端子と助手席用スクイブの一方
の端子の接続点の電位(V P (on))と診断用スイッチン
グ素子をオフ状態としたときの助手席用スイッチング素
子の他の一方の端子と助手席用スクイブの一方の端子の
接続点の電位(V p (off) )との比に基づきセーフィン
グセンサの開放故障状態を診断するセーフィングセンサ
開放故障診断手段をさらに具備する。
応乗員保護装置は、衝突を検出しておらずかつ診断用ス
イッチング素子をオン状態としたときの運転席用スイッ
チング素子の他の一方の端子と運転席用スクイブの一方
の端子の接続点の電位(V D (on))と診断用スイッチン
グ素子をオフ状態としたときの運転席用スイッチング素
子の他の一方の端子と運転席用スクイブの一方の端子の
接続点の電位(V D (off) )との比、ならびに診断用ス
イッチング素子をオン状態としたときの助手席用スイッ
チング素子の他の一方の端子と助手席用スクイブの一方
の端子の接続点の電位(V P (on))と診断用スイッチン
グ素子をオフ状態としたときの助手席用スイッチング素
子の他の一方の端子と助手席用スクイブの一方の端子の
接続点の電位(V p (off) )との比に基づきセーフィン
グセンサの開放故障状態を診断するセーフィングセンサ
開放故障診断手段をさらに具備する。
【0011】第4の発明にかかる運転席および助手席対
応乗員保護装置は、衝突を検出しておらず、かつイグニ
ッションスイッチオン後所定時間内に運転席用スイッチ
ング素子および助手席用スイッチング素子をオン状態と
したときの電源バス電位(V S (fire))と運転席用スイ
ッチング素子の他の一方の端子と運転席用スクイブの一
方の端子の接続点の電位(V D (fire))との差電位(V
S (fire)−V D (fire))、並びに電源バス電位(V S (f
ire))と助手席用スイッチング素子の他の一方の端子と
運転席用スクイブの一方の端子の接続点の電位(V P (f
ire))との差電位(V S (fire)−V P (fire))に基づき
運転席用スイッチング素子あるいは助手席用スイッチン
グ素子の開放故障状態を診断するスイッチング素子開放
故障診断手段をさらに具備する。
応乗員保護装置は、衝突を検出しておらず、かつイグニ
ッションスイッチオン後所定時間内に運転席用スイッチ
ング素子および助手席用スイッチング素子をオン状態と
したときの電源バス電位(V S (fire))と運転席用スイ
ッチング素子の他の一方の端子と運転席用スクイブの一
方の端子の接続点の電位(V D (fire))との差電位(V
S (fire)−V D (fire))、並びに電源バス電位(V S (f
ire))と助手席用スイッチング素子の他の一方の端子と
運転席用スクイブの一方の端子の接続点の電位(V P (f
ire))との差電位(V S (fire)−V P (fire))に基づき
運転席用スイッチング素子あるいは助手席用スイッチン
グ素子の開放故障状態を診断するスイッチング素子開放
故障診断手段をさらに具備する。
【0012】
【作用】第1の発明にかかる運転席および助手席対応乗
員保護装置にあっては、診断用スイッチング素子をオフ
状態として電源バス電圧、運転席用スクイブの上流側電
圧および助手席用スクイブの上流側電圧を測定し、電源
バス電圧に対する運転席用あるいは助手席用スクイブ上
流側電圧の比が所定の比以下であるときに運転席用スク
イブあるいは助手席用スクイブが接地側短絡状態である
と診断する。
員保護装置にあっては、診断用スイッチング素子をオフ
状態として電源バス電圧、運転席用スクイブの上流側電
圧および助手席用スクイブの上流側電圧を測定し、電源
バス電圧に対する運転席用あるいは助手席用スクイブ上
流側電圧の比が所定の比以下であるときに運転席用スク
イブあるいは助手席用スクイブが接地側短絡状態である
と診断する。
【0013】第2の発明にかかる運転席および助手席対
応乗員保護装置にあっては、診断用スイッチング素子を
オフ状態として運転席用スクイブと助手席用スクイブと
の接続点の電圧を、診断用スイッチング素子をオンとし
て電源バス電圧および運転席用スクイブと助手席用スク
イブとの接続点の電圧を計測し、診断用スイッチング素
子オン時の電源バス電圧に対する運転席用スクイブと助
手席用スクイブとの接続点の電圧の比が低しきい値以上
でありかつ診断用スイッチング素子オフ時の接続点の電
圧に対する診断用スイッチング素子オン時の接続点の電
圧が高しきい値以上であるときに運転席用スクイブある
いは助手席用スクイブの電源側短絡状態を診断する。
応乗員保護装置にあっては、診断用スイッチング素子を
オフ状態として運転席用スクイブと助手席用スクイブと
の接続点の電圧を、診断用スイッチング素子をオンとし
て電源バス電圧および運転席用スクイブと助手席用スク
イブとの接続点の電圧を計測し、診断用スイッチング素
子オン時の電源バス電圧に対する運転席用スクイブと助
手席用スクイブとの接続点の電圧の比が低しきい値以上
でありかつ診断用スイッチング素子オフ時の接続点の電
圧に対する診断用スイッチング素子オン時の接続点の電
圧が高しきい値以上であるときに運転席用スクイブある
いは助手席用スクイブの電源側短絡状態を診断する。
【0014】第3の発明にかかる運転席および助手席対
応乗員保護装置にあっては、診断用スイッチング素子を
オン状態として電源バス電圧、運転席用スクイブの上流
側電圧、助手席用スクイブの上流側電圧、および運転席
用スクイブと助手席用スクイブとの接続点の電圧を計測
し、電源バス電圧に対する運転席用スクイブの上流側電
圧あるいは助手席用スクイブの上流側電圧と接続点の電
圧の差電圧の比が所定のしきい値以上であるときに運転
席用スクイブあるいは助手席用スクイブが開放故障状態
であると診断する。
応乗員保護装置にあっては、診断用スイッチング素子を
オン状態として電源バス電圧、運転席用スクイブの上流
側電圧、助手席用スクイブの上流側電圧、および運転席
用スクイブと助手席用スクイブとの接続点の電圧を計測
し、電源バス電圧に対する運転席用スクイブの上流側電
圧あるいは助手席用スクイブの上流側電圧と接続点の電
圧の差電圧の比が所定のしきい値以上であるときに運転
席用スクイブあるいは助手席用スクイブが開放故障状態
であると診断する。
【0015】第4の発明にかかる運転席および助手席対
応乗員保護装置にあっては、診断用スイッチング素子を
オフ状態として運転席用スクイブの上流側電圧および助
手席用スクイブの上流側電圧を、診断用スイッチング素
子をオン状態として運転席用スクイブの上流側電圧およ
び助手席用スクイブの上流側電圧を計測し、運転席用お
よび助手席用スクイブの上流側のスイッチング素子をオ
フ状態としたときの電圧に対するスイッチング素子をオ
ン状態としたときの電圧の比が所定のしきい値以下であ
るときにセーフィングセンサが開放故障状態であると診
断する。
応乗員保護装置にあっては、診断用スイッチング素子を
オフ状態として運転席用スクイブの上流側電圧および助
手席用スクイブの上流側電圧を、診断用スイッチング素
子をオン状態として運転席用スクイブの上流側電圧およ
び助手席用スクイブの上流側電圧を計測し、運転席用お
よび助手席用スクイブの上流側のスイッチング素子をオ
フ状態としたときの電圧に対するスイッチング素子をオ
ン状態としたときの電圧の比が所定のしきい値以下であ
るときにセーフィングセンサが開放故障状態であると診
断する。
【0016】第5の発明にかかる運転席および助手席対
応乗員保護装置にあっては、イグニッションスイッチオ
ン後所定時間内に運転席用スイッチング素子および助手
席用スイッチング素子をオン状態として、電源バス電
圧、運転席用スクイブの上流側電圧、および助手席用ス
クイブの上流側電圧を計測し、電源バス電圧と運転席用
あるいは助手席用スクイブ上流側電圧との差電圧が所定
の差電圧以上であるときに運転席用スイッチング素子あ
るいは助手席用スイッチング素子が開放故障であると診
断する。
応乗員保護装置にあっては、イグニッションスイッチオ
ン後所定時間内に運転席用スイッチング素子および助手
席用スイッチング素子をオン状態として、電源バス電
圧、運転席用スクイブの上流側電圧、および助手席用ス
クイブの上流側電圧を計測し、電源バス電圧と運転席用
あるいは助手席用スクイブ上流側電圧との差電圧が所定
の差電圧以上であるときに運転席用スイッチング素子あ
るいは助手席用スイッチング素子が開放故障であると診
断する。
【0017】
【実施例】図1は本発明にかかる運転席および助手席対
応乗員保護装置の実施例の構成図であって、車載バッテ
リ11は逆流防止用ダイオード12を介して電源バス1
3に電力を供給する。なお、電源バス13はバックアッ
プコンデンサ14によってバックアップされている。
応乗員保護装置の実施例の構成図であって、車載バッテ
リ11は逆流防止用ダイオード12を介して電源バス1
3に電力を供給する。なお、電源バス13はバックアッ
プコンデンサ14によってバックアップされている。
【0018】電源バス13には、運転席用FET15
1、運転席用逆流防止用ダイオード152および運転席
用スクイブ153とが直列接続された運転席用スクイブ
回路15と助手席用FET161、助手席用逆流防止用
ダイオード162および助手席用スクイブ163とが直
列接続された助手席用スクイブ回路16とが並列に接続
されている。
1、運転席用逆流防止用ダイオード152および運転席
用スクイブ153とが直列接続された運転席用スクイブ
回路15と助手席用FET161、助手席用逆流防止用
ダイオード162および助手席用スクイブ163とが直
列接続された助手席用スクイブ回路16とが並列に接続
されている。
【0019】また運転席用FET151および助手席用
FET161のそれぞれに並列に運転席用バイパス抵抗
154および助手席用バイパス抵抗164とが接続され
ている。運転席用スクイブ153と助手席用スクイブ1
63とは下流側で接続され、セーフィングセンサ17を
介して接地されている。なお、セーフィングセンサ17
にはセーフィングセンサ17と並列に接続されるセーフ
ィングセンサバイパス抵抗171が設けられている。さ
らにセーフィングセンサ17と並列に診断用トランジス
タ18が配置される。
FET161のそれぞれに並列に運転席用バイパス抵抗
154および助手席用バイパス抵抗164とが接続され
ている。運転席用スクイブ153と助手席用スクイブ1
63とは下流側で接続され、セーフィングセンサ17を
介して接地されている。なお、セーフィングセンサ17
にはセーフィングセンサ17と並列に接続されるセーフ
ィングセンサバイパス抵抗171が設けられている。さ
らにセーフィングセンサ17と並列に診断用トランジス
タ18が配置される。
【0020】運転席用FET151および助手席用FE
T161の制御および上記回路の診断はマイクロコンピ
ュータシステムである制御部19で実行される。即ち制
御部19はデータバス191を中心として、CPU19
2、メモリ193、入力インターフェイス194および
出力インターフェイス195から構成される。
T161の制御および上記回路の診断はマイクロコンピ
ュータシステムである制御部19で実行される。即ち制
御部19はデータバス191を中心として、CPU19
2、メモリ193、入力インターフェイス194および
出力インターフェイス195から構成される。
【0021】入力インターフェイス194からは回路診
断のために、車載バッテリ11の正極側電圧VB 、電源
バス13の電圧VS 、運転席用FET151と運転席用
逆流防止ダイオード152との接続点の電圧VD 、助手
席用FET151と助手席用逆流防止ダイオード162
との接続点の電圧VP および運転席用スクイブ153と
助手席用スクイブ163との接続点の電圧VM が読み込
まれる。
断のために、車載バッテリ11の正極側電圧VB 、電源
バス13の電圧VS 、運転席用FET151と運転席用
逆流防止ダイオード152との接続点の電圧VD 、助手
席用FET151と助手席用逆流防止ダイオード162
との接続点の電圧VP および運転席用スクイブ153と
助手席用スクイブ163との接続点の電圧VM が読み込
まれる。
【0022】出力インターフェイス195からは、運転
席用FET151と助手席用FET161とに点火指令
FIREが、診断用トランジスタ18に診断指令DIAGが出力
される。図2はCPU192で実行される診断メインル
ーチンのフローチャートであって、一定時間毎に実行さ
れる。
席用FET151と助手席用FET161とに点火指令
FIREが、診断用トランジスタ18に診断指令DIAGが出力
される。図2はCPU192で実行される診断メインル
ーチンのフローチャートであって、一定時間毎に実行さ
れる。
【0023】ステップ21で診断用トランジスタ18を
オンオフした時の各部の電圧を読み込む電圧読み込み処
理を実行する。図3は電圧読み込み処理のフローチャー
トであって、ステップ211で診断指令DIAGをオフとし
て診断用トランジスタ18をオフとする。ステップ21
2で診断用トランジスタ18がオフ状態における電源バ
ス13の電圧VS (off) 、運転席用FET151と運転
席用逆流防止ダイオード152との接続点の電圧VD (o
ff) 、助手席用FET161と助手席用逆流防止ダイオ
ード162との接続点の電圧VP (off) 、および運転席
用スクイブ153と助手席用スクイブ163との接続点
の電圧VM (off) を読み込む。
オンオフした時の各部の電圧を読み込む電圧読み込み処
理を実行する。図3は電圧読み込み処理のフローチャー
トであって、ステップ211で診断指令DIAGをオフとし
て診断用トランジスタ18をオフとする。ステップ21
2で診断用トランジスタ18がオフ状態における電源バ
ス13の電圧VS (off) 、運転席用FET151と運転
席用逆流防止ダイオード152との接続点の電圧VD (o
ff) 、助手席用FET161と助手席用逆流防止ダイオ
ード162との接続点の電圧VP (off) 、および運転席
用スクイブ153と助手席用スクイブ163との接続点
の電圧VM (off) を読み込む。
【0024】ステップ213で診断指令DIAGをオンとし
て診断用トランジスタ18をオンとする。ステップ21
4で診断用トランジスタ18がオン状態における電源バ
ス13の電圧VS (on)、運転席用FET151と運転席
逆流防止ダイオード152との接続点の電圧VD (on)、
助手席用FET161と助手席用逆流防止ダイオード1
62との接続点の電圧VP (on)、および運転席用スクイ
ブ153と助手席用スクイブ163との接続点の電圧V
M (on)を読み込んで診断メインルーチンに戻る。
て診断用トランジスタ18をオンとする。ステップ21
4で診断用トランジスタ18がオン状態における電源バ
ス13の電圧VS (on)、運転席用FET151と運転席
逆流防止ダイオード152との接続点の電圧VD (on)、
助手席用FET161と助手席用逆流防止ダイオード1
62との接続点の電圧VP (on)、および運転席用スクイ
ブ153と助手席用スクイブ163との接続点の電圧V
M (on)を読み込んで診断メインルーチンに戻る。
【0025】診断メインルーチンのステップ22では、
スクイブ接地側短絡診断処理を実行する。図4はスクイ
ブ接地側短絡診断処理のフローチャートであって、ステ
ップ221で診断用トランジスタ18がオフ状態におけ
る電源バス13の電圧VS (off)に対する運転席用FE
T151と運転席用逆流防止ダイオード152との接続
点の電圧VD (off) の比RD (off) を、ステップ222
で診断用トランジスタ18がオフ状態における電源バス
13の電圧VS (off) に対する助手席用FET161と
助手席用逆流防止ダイオード162との接続点の電圧V
P (off) の比RP (off) を演算する。
スクイブ接地側短絡診断処理を実行する。図4はスクイ
ブ接地側短絡診断処理のフローチャートであって、ステ
ップ221で診断用トランジスタ18がオフ状態におけ
る電源バス13の電圧VS (off)に対する運転席用FE
T151と運転席用逆流防止ダイオード152との接続
点の電圧VD (off) の比RD (off) を、ステップ222
で診断用トランジスタ18がオフ状態における電源バス
13の電圧VS (off) に対する助手席用FET161と
助手席用逆流防止ダイオード162との接続点の電圧V
P (off) の比RP (off) を演算する。
【0026】即ち以下の演算を実行する。 RD (off) = VD (off) /VS (off) RP (off) = VP (off) /VS (off) ステップ223で比RD (off) が予め定められたスクイ
ブ接地側短絡しきい値αG 以下であるか否かを判定す
る。
ブ接地側短絡しきい値αG 以下であるか否かを判定す
る。
【0027】ステップ223で否定判定されたときはス
テップ224で比RP (off) が予め定められたスクイブ
接地側短絡しきい値αG 以下であるか否かを判定する。
ステップ224で否定判定されたときは診断メインルー
チンに戻る。ステップ223あるいはステップ224で
肯定判定されたときはステップ225に進み、運転席用
スクイブ153あるいは助手席用スクイブ163の少な
くとも一方が接地側に短絡しているとする警報を出力し
て診断メインルーチンに戻る。
テップ224で比RP (off) が予め定められたスクイブ
接地側短絡しきい値αG 以下であるか否かを判定する。
ステップ224で否定判定されたときは診断メインルー
チンに戻る。ステップ223あるいはステップ224で
肯定判定されたときはステップ225に進み、運転席用
スクイブ153あるいは助手席用スクイブ163の少な
くとも一方が接地側に短絡しているとする警報を出力し
て診断メインルーチンに戻る。
【0028】なおスクイブ接地側短絡しきい値αG は以
下のように決定する。即ち運転席用スクイブ153の上
流端が接地したと見做すことのできる最大抵抗値を
RS 、運転席用バイパス抵抗154の抵抗値をRB とし
たとき、 αG =RS /(RB +RS ) とする。
下のように決定する。即ち運転席用スクイブ153の上
流端が接地したと見做すことのできる最大抵抗値を
RS 、運転席用バイパス抵抗154の抵抗値をRB とし
たとき、 αG =RS /(RB +RS ) とする。
【0029】さらに運転席用バイパス抵抗154の抵抗
値RB は、運転席用FET151がオフ状態であるとき
は運転席用スクイブ153が接地側に短絡した場合に運
転席用スクイブ153に流れる電流iD が、運転席用ス
クイブ153を点火するために必要な最低電流iFIREと
なるように定める。即ち、次式によって運転席用バイパ
ス抵抗154の抵抗値RB を定める。
値RB は、運転席用FET151がオフ状態であるとき
は運転席用スクイブ153が接地側に短絡した場合に運
転席用スクイブ153に流れる電流iD が、運転席用ス
クイブ153を点火するために必要な最低電流iFIREと
なるように定める。即ち、次式によって運転席用バイパ
ス抵抗154の抵抗値RB を定める。
【0030】 iFIRE > iD = VS (off) /(RB +RS ) 従って RB > (VS (off) /iFIRE)− RS なお、助手席用バイパス抵抗164についても同様に定
めることができる。診断メインルーチンのステップ23
では、スクイブ電源側短絡診断処理を実行する。
めることができる。診断メインルーチンのステップ23
では、スクイブ電源側短絡診断処理を実行する。
【0031】図5はスクイブ電源側短絡診断処理のフロ
ーチャートであって、ステップ231で診断用トランジ
スタ18をオンとしたときの電源バス電圧VS (on)に対
する運転席用スクイブ153と助手席用スクイブ163
との接続点の電圧VM (on)の比RM (on)を演算する。即
ち次式により比RM (on)を演算する。
ーチャートであって、ステップ231で診断用トランジ
スタ18をオンとしたときの電源バス電圧VS (on)に対
する運転席用スクイブ153と助手席用スクイブ163
との接続点の電圧VM (on)の比RM (on)を演算する。即
ち次式により比RM (on)を演算する。
【0032】RM (on)= VM (on)/VS (on) 次にステップ232で診断用トランジスタ18をオフと
したときの運転席用スクイブ153と助手席用スクイブ
163との接続点の電圧VM (off) に対する診断用トラ
ンジスタ18をオンとしたときの運転席用スクイブ15
3と助手席用スクイブ163との接続点の電圧VM (on)
の比RM (off) を演算する。
したときの運転席用スクイブ153と助手席用スクイブ
163との接続点の電圧VM (off) に対する診断用トラ
ンジスタ18をオンとしたときの運転席用スクイブ15
3と助手席用スクイブ163との接続点の電圧VM (on)
の比RM (off) を演算する。
【0033】即ち次式により比RM (off) を演算する。 RM (off) = VM (on)/VM (off) 次にステップ233で比RM (on)が予め定めたスクイブ
電源側短絡低しきい値βL 以上であるか否かを判定す
る。ステップ233で肯定判定されたときはステップ2
34に進み、比RM (off)が予め定めたスクイブ電源側
短絡高しきい値βH 以上であるか否かを判定する。
電源側短絡低しきい値βL 以上であるか否かを判定す
る。ステップ233で肯定判定されたときはステップ2
34に進み、比RM (off)が予め定めたスクイブ電源側
短絡高しきい値βH 以上であるか否かを判定する。
【0034】ステップ233で肯定判定されたとき、即
ち比RM (on)が予め定めたスクイブ電源側短絡低しきい
値βL 以上でありかつ比RM (off) が予め定めたスクイ
ブ電源側短絡高しきい値βH 以上であるときにステップ
235に進み、運転席用スクイブ153あるいは助手席
用スクイブ163の少なくとも一方が電源側に短絡して
いるものとの警報を出力して診断メインルーチンに戻
る。
ち比RM (on)が予め定めたスクイブ電源側短絡低しきい
値βL 以上でありかつ比RM (off) が予め定めたスクイ
ブ電源側短絡高しきい値βH 以上であるときにステップ
235に進み、運転席用スクイブ153あるいは助手席
用スクイブ163の少なくとも一方が電源側に短絡して
いるものとの警報を出力して診断メインルーチンに戻
る。
【0035】一方ステップ233あるいはステップ23
4の一方て否に判定されたときは電源側短絡は発生して
いないものとして診断メインルーチンに戻る。ここでス
クイブ電源側短絡低しきい値βL およびスクイブ電源側
短絡高しきい値βH は以下のように定める。即ち運転席
用スクイブ153あるいは助手席用スクイブ163の上
流端が電源側に短絡していると見做せるときの最大抵抗
値をRT とすると、 βL = R7 /(RT +Rs +R7 ) とする。
4の一方て否に判定されたときは電源側短絡は発生して
いないものとして診断メインルーチンに戻る。ここでス
クイブ電源側短絡低しきい値βL およびスクイブ電源側
短絡高しきい値βH は以下のように定める。即ち運転席
用スクイブ153あるいは助手席用スクイブ163の上
流端が電源側に短絡していると見做せるときの最大抵抗
値をRT とすると、 βL = R7 /(RT +Rs +R7 ) とする。
【0036】ここでR7 は診断用トランジスタ18に直
列に接続されている診断用抵抗181の抵抗値、Rs は
助手席用スクイブ163の直流抵抗の抵抗値である。診
断メインルーチンのステップ24では、スクイブ開放診
断処理を実行する。図6はスクイブ開放診断処理のフロ
ーチャートであって、ステップ241で診断用トランジ
スタ18がオン状態における電源バス13の電圧VS (o
n)に対する運転席用FET151と運転席逆流防止ダイ
オード152との接続点の電圧V D (on)から運転席用ス
クイブ153と助手席用スクイブ163との接続点の電
圧VM (on)を減算した値の比RD (on)を演算する。
列に接続されている診断用抵抗181の抵抗値、Rs は
助手席用スクイブ163の直流抵抗の抵抗値である。診
断メインルーチンのステップ24では、スクイブ開放診
断処理を実行する。図6はスクイブ開放診断処理のフロ
ーチャートであって、ステップ241で診断用トランジ
スタ18がオン状態における電源バス13の電圧VS (o
n)に対する運転席用FET151と運転席逆流防止ダイ
オード152との接続点の電圧V D (on)から運転席用ス
クイブ153と助手席用スクイブ163との接続点の電
圧VM (on)を減算した値の比RD (on)を演算する。
【0037】 RD (on)={VD (on) − VM (on)}/VS (on) 次にステップ242で診断用トランジスタ18がオン状
態における電源バス13の電圧VS (on)に対する助手席
用FET161と助手席逆流防止ダイオード162との
接続点の電圧VP (on)から運転席用スクイブ153と助
手席用スクイブ163との接続点の電圧VM (on)を減算
した値の比RP (on)を演算する。
態における電源バス13の電圧VS (on)に対する助手席
用FET161と助手席逆流防止ダイオード162との
接続点の電圧VP (on)から運転席用スクイブ153と助
手席用スクイブ163との接続点の電圧VM (on)を減算
した値の比RP (on)を演算する。
【0038】 RP (on)={VP (on) − VM (on)}/VS (on) ステップ243で比RD (on)が予め定めたスクイブ開放
しきい値γ以上であるか否かを判定して、否定判定され
ればステップ244に進む。ステップ244で比RP (o
n)が予め定めたスクイブ開放しきい値γ以上であるか否
かを判定して、否定判定されれば診断メインルーチンに
戻る。
しきい値γ以上であるか否かを判定して、否定判定され
ればステップ244に進む。ステップ244で比RP (o
n)が予め定めたスクイブ開放しきい値γ以上であるか否
かを判定して、否定判定されれば診断メインルーチンに
戻る。
【0039】ステップ244で肯定判定されれば、ステ
ップ245で助手席用スクイブ163が開放故障してい
るという警報を出力して診断メインルーチンに戻る。ス
テップ243で肯定判定されたときは、ステップ246
に進み比RD (on)が予め定めたスクイブ開放しきい値γ
以上であるか否かを判定する。ステップ246で否定判
定されたときは、ステップ247に進み運転席用スクイ
ブ153が開放故障しているという警報を出力して診断
メインルーチンに戻る。
ップ245で助手席用スクイブ163が開放故障してい
るという警報を出力して診断メインルーチンに戻る。ス
テップ243で肯定判定されたときは、ステップ246
に進み比RD (on)が予め定めたスクイブ開放しきい値γ
以上であるか否かを判定する。ステップ246で否定判
定されたときは、ステップ247に進み運転席用スクイ
ブ153が開放故障しているという警報を出力して診断
メインルーチンに戻る。
【0040】ステップ246で肯定判定されたときは、
ステップ248に進み運転席用スクイブ153および助
手席用スクイブ163が開放故障しているという警報を
出力して診断メインルーチンに戻る。なおスクイブ開放
しきい値γは、診断用トランジスタ18がオン状態にお
ける電源バス13の電圧VS (on)に対する運転席用スク
イブ153が開放していると見做すことのできる最低ス
クイブ両端電圧VQ (on)の比として定める。
ステップ248に進み運転席用スクイブ153および助
手席用スクイブ163が開放故障しているという警報を
出力して診断メインルーチンに戻る。なおスクイブ開放
しきい値γは、診断用トランジスタ18がオン状態にお
ける電源バス13の電圧VS (on)に対する運転席用スク
イブ153が開放していると見做すことのできる最低ス
クイブ両端電圧VQ (on)の比として定める。
【0041】即ち、 {VD (on) − VM (on)}/VS (on) > VQ (on)
/VS (on)=γ であれば運転席用スクイブ153が開放故障であるとす
る。診断メインルーチンのステップ25では、セーフィ
ングセンサ開放診断処理を実行する。
/VS (on)=γ であれば運転席用スクイブ153が開放故障であるとす
る。診断メインルーチンのステップ25では、セーフィ
ングセンサ開放診断処理を実行する。
【0042】なおここでいうセーフィングセンサ開放故
障とはセーフィングセンサ17とスクイブ点火回路1
5、16とを接続する接続線の断線を指す。図7はセー
フィングセンサ開放診断処理のフローチャートであっ
て、ステップ251で診断用トランジスタ18がオフ状
態における運転席用FET151と運転席逆流防止ダイ
オード152との接続点の電圧VD (off) に対する診断
用トランジスタ18がオン状態における運転席用FET
151と運転席逆流防止ダイオード152との接続点の
電圧VD (on)の比RD (on/off)を演算する。
障とはセーフィングセンサ17とスクイブ点火回路1
5、16とを接続する接続線の断線を指す。図7はセー
フィングセンサ開放診断処理のフローチャートであっ
て、ステップ251で診断用トランジスタ18がオフ状
態における運転席用FET151と運転席逆流防止ダイ
オード152との接続点の電圧VD (off) に対する診断
用トランジスタ18がオン状態における運転席用FET
151と運転席逆流防止ダイオード152との接続点の
電圧VD (on)の比RD (on/off)を演算する。
【0043】RD (on/off)=VD (on)/VD (off) 次にステップ252で診断用トランジスタ18がオフ状
態における助手席用FET161と助手席逆流防止ダイ
オード162との接続点の電圧VP (off) に対する診断
用トランジスタ18がオン状態における助手席用FET
161と助手席逆流防止ダイオード162との接続点の
電圧VP (on)の比RP (on/off)を演算する。
態における助手席用FET161と助手席逆流防止ダイ
オード162との接続点の電圧VP (off) に対する診断
用トランジスタ18がオン状態における助手席用FET
161と助手席逆流防止ダイオード162との接続点の
電圧VP (on)の比RP (on/off)を演算する。
【0044】RP (on/off)=VP (on)/VP (off) ステップ253で比RD (on/off)が予め定めたセーフィ
ングセンサ開放しきい値δ以下であるか否かを判定し、
否定判定されれば直接診断メインルーチンに戻る。ステ
ップ253で肯定判定されれば、ステップ254に進み
比RP (on/off)がしきい値δ以下であるか否かを判定
し、否定判定されれば直接診断メインルーチンに戻る。
ングセンサ開放しきい値δ以下であるか否かを判定し、
否定判定されれば直接診断メインルーチンに戻る。ステ
ップ253で肯定判定されれば、ステップ254に進み
比RP (on/off)がしきい値δ以下であるか否かを判定
し、否定判定されれば直接診断メインルーチンに戻る。
【0045】ステップ254で肯定判定されれば、ステ
ップ255に進みセーフィングセンサが開放状態である
との警報を出力して診断メインルーチンに戻る。診断メ
インルーチンのステップ26では、スイッチング素子開
放診断処理を実行する。図8はスイッチング素子開放診
断処理のフローチャートであって、ステップ261でプ
ライマリチェック中であるか否か、即ちイグニッション
スイッチをオン状態とした後の所定時間(例えば6秒)
経過前であるか否かを判定する。
ップ255に進みセーフィングセンサが開放状態である
との警報を出力して診断メインルーチンに戻る。診断メ
インルーチンのステップ26では、スイッチング素子開
放診断処理を実行する。図8はスイッチング素子開放診
断処理のフローチャートであって、ステップ261でプ
ライマリチェック中であるか否か、即ちイグニッション
スイッチをオン状態とした後の所定時間(例えば6秒)
経過前であるか否かを判定する。
【0046】即ちこのスイッチング素子開放診断におい
ては、運転席用FET151および助手席用FET16
1をオンとするため自動車が走行していない状態で診断
を実行することが必要だからである。プライマリチェッ
ク中でなければステップ261で否定判定され、直接こ
の処理を終了して診断メインルーチンに戻る。
ては、運転席用FET151および助手席用FET16
1をオンとするため自動車が走行していない状態で診断
を実行することが必要だからである。プライマリチェッ
ク中でなければステップ261で否定判定され、直接こ
の処理を終了して診断メインルーチンに戻る。
【0047】プライマリチチェック中であればステップ
261で肯定判定され、ステップ262に進み運転席用
FET151および助手席用FET161に対して点火
指令FIREをオンとする。ステップ263で点火指令FIRE
がオン状態であるときの電源バス電圧VS (fire)、運転
席用FET151と運転席逆流防止ダイオード152と
の接続点の電圧VD (fire)、および助手席用FET16
1と助手席用逆流防止ダイオード162との接続点の電
圧VP (fire)を読み込んだ後、ステップ264で点火指
令FIREをオフとする。
261で肯定判定され、ステップ262に進み運転席用
FET151および助手席用FET161に対して点火
指令FIREをオンとする。ステップ263で点火指令FIRE
がオン状態であるときの電源バス電圧VS (fire)、運転
席用FET151と運転席逆流防止ダイオード152と
の接続点の電圧VD (fire)、および助手席用FET16
1と助手席用逆流防止ダイオード162との接続点の電
圧VP (fire)を読み込んだ後、ステップ264で点火指
令FIREをオフとする。
【0048】ステップ265で点火指令FIREがオン状態
であるときの電源バス電圧VS (fire)と運転席用FET
151と運転席逆流防止ダイオード152との接続点の
電圧VD (fire)との運転席差電圧ΔVD を演算する。即
ち運転席差電圧ΔVD を次式により演算する。 ΔVD = VS (fire) − VD (fire) ステップ266で点火指令FIREがオン状態であるときの
電源バス電圧VS (fire)と助手席用FET161と助手
席逆流防止ダイオード162との接続点の電圧VP (fir
e)との助手席差電圧ΔVP を演算する。
であるときの電源バス電圧VS (fire)と運転席用FET
151と運転席逆流防止ダイオード152との接続点の
電圧VD (fire)との運転席差電圧ΔVD を演算する。即
ち運転席差電圧ΔVD を次式により演算する。 ΔVD = VS (fire) − VD (fire) ステップ266で点火指令FIREがオン状態であるときの
電源バス電圧VS (fire)と助手席用FET161と助手
席逆流防止ダイオード162との接続点の電圧VP (fir
e)との助手席差電圧ΔVP を演算する。
【0049】即ち助手席差電圧ΔVD を次式により演算
する。 ΔVP = VS (fire) − VP (fire) ステップ267で運転席差電圧ΔVD がスイッチング素
子開放しきい電圧ε以上であるか否かを判定し、否定判
定されればステップ268に進む。ステップ268で助
手席用差電圧ΔVP しきい電圧ε以上であるか否かを判
定し、否定判定されればこの処理を終了して診断メイン
ルーチンに戻る。
する。 ΔVP = VS (fire) − VP (fire) ステップ267で運転席差電圧ΔVD がスイッチング素
子開放しきい電圧ε以上であるか否かを判定し、否定判
定されればステップ268に進む。ステップ268で助
手席用差電圧ΔVP しきい電圧ε以上であるか否かを判
定し、否定判定されればこの処理を終了して診断メイン
ルーチンに戻る。
【0050】ステップ267あるいはステップ268で
肯定判定されたときはステップ269に進み、運転席用
FET151あるいは助手席用FET161が開放故障
であるとの警報を出力してこの処理を終了して診断メイ
ンルーチンに戻る。なお以上の処理を実行して診断メイ
ンルーチンを終了する。
肯定判定されたときはステップ269に進み、運転席用
FET151あるいは助手席用FET161が開放故障
であるとの警報を出力してこの処理を終了して診断メイ
ンルーチンに戻る。なお以上の処理を実行して診断メイ
ンルーチンを終了する。
【0051】
【発明の効果】第1の発明にかかる運転席および助手席
対応乗員保護装置によれば、診断用スイッチング素子オ
フ状態時の電源バス電圧、運転席用スクイブの上流側電
圧および助手席用スクイブの上流側電圧に基づいて運転
席用スクイブあるいは助手席用スクイブの接地側短絡状
態を診断することが可能となる。
対応乗員保護装置によれば、診断用スイッチング素子オ
フ状態時の電源バス電圧、運転席用スクイブの上流側電
圧および助手席用スクイブの上流側電圧に基づいて運転
席用スクイブあるいは助手席用スクイブの接地側短絡状
態を診断することが可能となる。
【0052】第2の発明にかかる運転席および助手席対
応乗員保護装置によれば、診断用スイッチング素子オフ
状態時の運転席用スクイブと助手席用スクイブとの接続
点の電圧、診断用スイッチング素子オン状態時の電源バ
ス電圧および運転席用スクイブと助手席用スクイブとの
接続点の電圧に基づいて運転席用スクイブあるいは助手
席用スクイブの電源側短絡状態を診断することが可能と
なる。
応乗員保護装置によれば、診断用スイッチング素子オフ
状態時の運転席用スクイブと助手席用スクイブとの接続
点の電圧、診断用スイッチング素子オン状態時の電源バ
ス電圧および運転席用スクイブと助手席用スクイブとの
接続点の電圧に基づいて運転席用スクイブあるいは助手
席用スクイブの電源側短絡状態を診断することが可能と
なる。
【0053】第3の発明にかかる運転席および助手席対
応乗員保護装置によれば、診断用スイッチング素子オン
状態時の電源バス電圧、運転席用スクイブの上流側電
圧、助手席用スクイブの上流側電圧、および運転席用ス
クイブと助手席用スクイブとの接続点の電圧に基づいて
運転席用スクイブあるいは助手席用スクイブの開放故障
状態を診断することが可能となる。
応乗員保護装置によれば、診断用スイッチング素子オン
状態時の電源バス電圧、運転席用スクイブの上流側電
圧、助手席用スクイブの上流側電圧、および運転席用ス
クイブと助手席用スクイブとの接続点の電圧に基づいて
運転席用スクイブあるいは助手席用スクイブの開放故障
状態を診断することが可能となる。
【0054】第4の発明にかかる運転席および助手席対
応乗員保護装置によれば、診断用スイッチング素子オフ
状態時の運転席用スクイブの上流側電圧および助手席用
スクイブの上流側電圧、診断用スイッチング素子オン状
態時の運転席用スクイブの上流側電圧および助手席用ス
クイブの上流側電圧に基づきセーフィングセンサの開放
故障状態を診断することが可能となる。
応乗員保護装置によれば、診断用スイッチング素子オフ
状態時の運転席用スクイブの上流側電圧および助手席用
スクイブの上流側電圧、診断用スイッチング素子オン状
態時の運転席用スクイブの上流側電圧および助手席用ス
クイブの上流側電圧に基づきセーフィングセンサの開放
故障状態を診断することが可能となる。
【0055】第5の発明にかかる運転席および助手席対
応乗員保護装置によれば、イグニッションスイッチオン
後所定時間内の運転席用スイッチング素子および助手席
用スイッチング素子オン状態時の電源バス電圧、運転席
用スクイブの上流側電圧、および助手席用スクイブの上
流側電圧に基づき運転席用スイッチング素子あるいは助
手席用スイッチング素子の開放故障状態を診断すること
が可能となる。
応乗員保護装置によれば、イグニッションスイッチオン
後所定時間内の運転席用スイッチング素子および助手席
用スイッチング素子オン状態時の電源バス電圧、運転席
用スクイブの上流側電圧、および助手席用スクイブの上
流側電圧に基づき運転席用スイッチング素子あるいは助
手席用スイッチング素子の開放故障状態を診断すること
が可能となる。
【図1】実施例の構成図である。
【図2】診断メインルーチンのフローチャートである。
【図3】電圧読み込み処理のフローチャートである。
【図4】スクイブ接地側短絡診断処理のフローチャート
である。
である。
【図5】スクイブ電源側短絡診断処理のフローチャート
である。
である。
【図6】スクイブ開放診断処理のフローチャートであ
る。
る。
【図7】セーフィングセンサ開放診断処理のフローチャ
ートである。
ートである。
【図8】スイッチング素子開放診断処理のフローチャー
トである。
トである。
11…バッテリ 13…電源バス 151…運転席用スイッチング素子 153…運転席用スクイブ 161…助手席用スイッチング素子 162…助手席用スクイブ 17…セーフィングセンサ 18…診断用スイッチング素子 19…制御部
Claims (5)
- 【請求項1】 電源バスにその一方の端子が接続される
運転席用スイッチング素子と、 前記運転席用スイッチング素子をバイパスして前記運転
席用スイッチング素子と並列に接続される運転席用バイ
パス抵抗と、 前記運転席用スイッチング素子の他の一方の端子にその
一方の端子が接続される運転席用スクイブと、 前記運転席用スイッチング素子と並列に電源バスにその
一方の端子が接続される助手席用スイッチング素子と、 前記助手席用スイッチング素子をバイパスして前記助手
席用スイッチング素子と並列に接続される助手席用バイ
パス抵抗と、 前記助手席用スイッチング素子の他の一方の端子にその
一方の端子が接続される助手席用スクイブと、 前記運転席用スクイブの他の一方の端子と前記助手席用
スクイブの他の一方の端子との接続点と接地との間に接
続されるセーフィングセンサと、 前記セーフィングセンサをバイパスして前記セーフィン
グセンサと並列に接続されるセーフィングセンサバイパ
ス抵抗と、 前記セーフィングセンサと並列に前記運転席用スクイブ
の他の一方の端子と前記助手席用スクイブの他の一方の
端子との接続点と接地との間に接続される診断用スイッ
チング素子と、 から構成される運転席および助手席対応乗員保護装置に
おいて、 衝突を検出しておらず、かつ前記診断用スイッチング素
子をオフ状態としたときの電源バス電位(V S (off) )
と前記運転席用スイッチング素子の他の一方の端子と前
記運転席用スクイブの一方の端子との接続点の電位(V
D (off) )との比、ならびに前記診断用スイッチング素
子をオフ状態としたときの電源バス電位(V S (off) )
と前記助手席用スイッチング素子の他の一方の端子と前
記助手席用スクイブの一方の端子との接続点の電位(V
P (off) )との比に基づいて前記運転席用スクイブある
いは前記助手席用スクイブの接地短絡状態を診断するス
クイブ接地短絡状態診断手段を具備する運転席および助
手席対応乗員保護装置。 - 【請求項2】 衝突を検出しておらず、かつ前記診断用
スイッチング素子をオン状態としたときの電源バス電位
(V S (on))と前記運転席用スクイブの他の一方の端子
と前記助手席用スクイブの他の一方の端子との接続点の
電位(V M( (on))との比、ならびに前記診断用スイッチ
ング素子をオフ状態としたときの前記運転席用スクイブ
の他の一方の端子と前記助手席用スクイブの他の一方の
端子との接続点の電位(V M( (off) )と前記診断用スイ
ッチング素子をオン状態としたときの前記運転席用スク
イブの他の一方の端子と前記助手席用スクイブの他の一
方の端子との接続点の電位(V M( (on))との比に基づい
て前記運転席用スクイブあるいは前記助手席用スクイブ
の電源短絡状態を診断するスクイブ電源短絡状態診断手
段をさらに具備する請求項1に記載の運転席および助手
席対応乗員保護装置。 - 【請求項3】 衝突を検出しておらず、かつ前記診断用
スイッチング素子をオン状態としたときの電源バス電位
(V S (on))と前記運転席用スイッチング素子の他の一
方の端子と前記運転席用スクイブの一方の端子の接続点
の電位(V D (on))と前記運転席用スクイブの他の一方
の端子と前記助手席用スクイブの他の一方の端子との接
続点の電位(V M( (on))との差電位(V D (on)−V M( (o
n))との比、ならびに電源バス電位(V S (on))と前記
助手席用スイッチング素子の他の一方の端子と前記助手
席用スクイブの一方の端子の接続点の電位(V P (on))
と前記運転席用スクイブの他の一方の端子と前記助手席
用スクイブの他の一方の端子との接続点の電位(V M( (o
n))との差電位(V P (on)−V M( (on))との比に基づき
前記運転席用スクイブおよび前記助手席用スクイブの少
なくとも一方の開放故障状態を診断するスクイブ開放故
障診断手段をさらに具備する請求項1または請求項2の
いずれか一方に記載の運転席および助手席対応乗員保護
装置。 - 【請求項4】 衝突を検出しておらず、かつ前記診断用
スイッチング素子をオン状態としたときの前記運転席用
スイッチング素子の他の一方の端子と前記運転席用スク
イブの一方の端子の接続点の電位(V D (on))と前記診
断用スイッチング素子をオフ状態としたときの前記運転
席用スイッチング素子の他の一方の端子と前記運転席用
スクイブの一方の端子の接続点の電位(V D (off) )と
の比、ならびに前記診断用スイッチング素子をオン状態
としたときの前記助手席用スイ ッチング素子の他の一方
の端子と前記助手席用スクイブの一方の端子の接続点の
電位(V P (on))と前記診断用スイッチング素子をオフ
状態としたときの前記助手席用スイッチング素子の他の
一方の端子と前記助手席用スクイブの一方の端子の接続
点の電位(V p (off) )との比に基づき前記セーフィン
グセンサの開放故障状態を診断するセーフィングセンサ
開放故障診断手段をさらに具備する請求項1から請求項
3のいずれか1項に記載の運転席および助手席対応乗員
保護装置。 - 【請求項5】 衝突を検出しておらず、かつイグニッシ
ョンスイッチオン後所定時間内に前記運転席用スイッチ
ング素子および前記助手席用スイッチング素子をオン状
態としたときの電源バス電位(V S (fire))と前記運転
席用スイッチング素子の他の一方の端子と前記運転席用
スクイブの一方の端子の接続点の電位(V D (fire))と
の差電位(V S (fire)−V D (fire))、並びに前記電源
バス電位(V S (fire))と前記助手席用スイッチング素
子の他の一方の端子と前記運転席用スクイブの一方の端
子の接続点の電位(V P (fire))との差電位(V S (fir
e)−V P (fire))に基づき前記運転席用スイッチング素
子あるいは前記助手席用スイッチング素子の開放故障状
態を診断するスイッチング素子開放故障診断手段をさら
に具備する請求項1から請求項4のいずれか1項に記載
の運転席および助手席対応乗員保護装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6279348A JP2716381B2 (ja) | 1994-11-14 | 1994-11-14 | 運転席および助手席対応乗員保護装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6279348A JP2716381B2 (ja) | 1994-11-14 | 1994-11-14 | 運転席および助手席対応乗員保護装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08133006A JPH08133006A (ja) | 1996-05-28 |
JP2716381B2 true JP2716381B2 (ja) | 1998-02-18 |
Family
ID=17609924
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6279348A Expired - Lifetime JP2716381B2 (ja) | 1994-11-14 | 1994-11-14 | 運転席および助手席対応乗員保護装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2716381B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4534873B2 (ja) * | 2005-06-07 | 2010-09-01 | 株式会社デンソー | 車両用乗員保護装置 |
JP2013199145A (ja) * | 2012-03-23 | 2013-10-03 | Autoliv Development Ab | 車両用乗員保護システム |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH06286573A (ja) * | 1993-03-30 | 1994-10-11 | Fujitsu Ten Ltd | 車両のエアバッグシステムにおけるスクイブ点火回路及び検査回路 |
-
1994
- 1994-11-14 JP JP6279348A patent/JP2716381B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH08133006A (ja) | 1996-05-28 |
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Legal Events
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