JP2001187556A - 乗員保護装置 - Google Patents
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 回路基板の共用化が図れるようにする。
【解決手段】 直流電源と、該直流電源に直列接続され
た雷管と、該雷管に直列接続され、衝突に伴う加速度セ
ンサからの加速度信号に基づいて該衝突が重大事故に相
当すると判断したときにオンされるスイッチ回路と、前
記雷管の端子間に所定の大きさの診断電流を供給して、
その端子間に発生する電圧に基づいて前記雷管の端子間
の短絡を検出する診断手段とを有する乗員保護装置にお
いて、前記診断手段は、前記雷管の種類に応じた診断電
流の大きさに選択できる電流選択手段を有する。
た雷管と、該雷管に直列接続され、衝突に伴う加速度セ
ンサからの加速度信号に基づいて該衝突が重大事故に相
当すると判断したときにオンされるスイッチ回路と、前
記雷管の端子間に所定の大きさの診断電流を供給して、
その端子間に発生する電圧に基づいて前記雷管の端子間
の短絡を検出する診断手段とを有する乗員保護装置にお
いて、前記診断手段は、前記雷管の種類に応じた診断電
流の大きさに選択できる電流選択手段を有する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、エアバッグ等の
乗員保護装置に関するものである。
乗員保護装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の乗員保護装置を図2に基づき説明
する。図2において、1は車載バッテリ、2はイグニッ
ションスイッチ、3は昇圧回路、4はバックアップコン
デンサで、前記昇圧回路3によって充電される。5はス
イッチングトランジスタで、そのコレクタに雷管6の一
端が接続され、またその雷管6の他端には、機械式加速
度スイッチ7が直列に接続され、接地されている。
する。図2において、1は車載バッテリ、2はイグニッ
ションスイッチ、3は昇圧回路、4はバックアップコン
デンサで、前記昇圧回路3によって充電される。5はス
イッチングトランジスタで、そのコレクタに雷管6の一
端が接続され、またその雷管6の他端には、機械式加速
度スイッチ7が直列に接続され、接地されている。
【0003】8は加速度センサで、車両の衝突時に車両
の前後方向に発生する加速度を検出し、その検出信号を
マイクロコンピュータ9の衝突判断手段11に供給す
る。衝突判断手段11は、その供給された信号に基づい
て重大衝突事故と判断すると出力端子からスイッチング
トランジスタ5のベースにトリガパルスを供給して、そ
のスイッチングトランジスタ5を一定時間オンする。
の前後方向に発生する加速度を検出し、その検出信号を
マイクロコンピュータ9の衝突判断手段11に供給す
る。衝突判断手段11は、その供給された信号に基づい
て重大衝突事故と判断すると出力端子からスイッチング
トランジスタ5のベースにトリガパルスを供給して、そ
のスイッチングトランジスタ5を一定時間オンする。
【0004】10は診断手段で、前記衝突判断手段11
と同様にマイクロコンピュータ9が備える機能の1つ
で、前記イグニッションスイッチ2がオンされた後に前
記衝突判断手段11と交互に作動し、該診断手段10が
作動しているときにはクロックパルスを定電圧回路12
及び定電流回路13に供給する。また、前記診断手段1
0は前記雷管6の両端子A,Bのそれぞれの電圧を入力
すると共に、その両端子A,Bの電位差を電流・電圧変
換器(オペアンプ)(不図示)を介して入力して前記雷
管6の断線、短絡等の故障診断を行っている。
と同様にマイクロコンピュータ9が備える機能の1つ
で、前記イグニッションスイッチ2がオンされた後に前
記衝突判断手段11と交互に作動し、該診断手段10が
作動しているときにはクロックパルスを定電圧回路12
及び定電流回路13に供給する。また、前記診断手段1
0は前記雷管6の両端子A,Bのそれぞれの電圧を入力
すると共に、その両端子A,Bの電位差を電流・電圧変
換器(オペアンプ)(不図示)を介して入力して前記雷
管6の断線、短絡等の故障診断を行っている。
【0005】12は定電圧回路で、インバータ12a、
駆動トランジスタ12b、及び逆流防止用ダイオード1
2cから構成され、前記インバータ12aが、前記診断
手段10からローレベル信号を受けると、前記雷管6の
正電位側の端子Aを一定電圧に保持する。
駆動トランジスタ12b、及び逆流防止用ダイオード1
2cから構成され、前記インバータ12aが、前記診断
手段10からローレベル信号を受けると、前記雷管6の
正電位側の端子Aを一定電圧に保持する。
【0006】13は前記機械式加速度スイッチ7に並列
接続された定電流回路で、基準電圧を発生する基準電圧
発生回路13a、電流・電圧変換器13b、制御用トラ
ンジスタ13c、駆動用トランジスタ13d及び電流検
出用抵抗13eから構成され、前記制御用トランジスタ
13cが診断手段10からローレベル信号を受けると、
前記電流・電圧変換器13bが、前記駆動用トランジス
タ13dを介して前記雷管6に流れる電流が定電流にな
るように制御する。
接続された定電流回路で、基準電圧を発生する基準電圧
発生回路13a、電流・電圧変換器13b、制御用トラ
ンジスタ13c、駆動用トランジスタ13d及び電流検
出用抵抗13eから構成され、前記制御用トランジスタ
13cが診断手段10からローレベル信号を受けると、
前記電流・電圧変換器13bが、前記駆動用トランジス
タ13dを介して前記雷管6に流れる電流が定電流にな
るように制御する。
【0007】次に、上記構成における動作説明を行う。 (衝突判断手段11が作動しているとき)上述したよう
にイグニッションスイッチ2がオンされた後、マイクロ
コンピュータ9は診断手段10及び衝突判断手段11の
作動を交互に繰り返し、衝突判断手段11が作動してい
るときには診断手段10は作動しておらず、定電圧回路
12及び定電流回路13はオフ状態にある。その結果、
マイクロコンピュータ9の衝突判断手段11に加速度セ
ンサ8から加速度信号が供給され、かつ衝突判断手段1
1が、それに基づいて重大衝突と判断した場合には、出
力端子からスイッチングトランジスタ5に対してローレ
ベルなトリガパルスが供給され、それによって、バック
アップコンデンサ4に充電されていた電力が雷管6を介
して機械式加速度スイッチ7に流れ、図示されないエア
バッグが展開駆動される。
にイグニッションスイッチ2がオンされた後、マイクロ
コンピュータ9は診断手段10及び衝突判断手段11の
作動を交互に繰り返し、衝突判断手段11が作動してい
るときには診断手段10は作動しておらず、定電圧回路
12及び定電流回路13はオフ状態にある。その結果、
マイクロコンピュータ9の衝突判断手段11に加速度セ
ンサ8から加速度信号が供給され、かつ衝突判断手段1
1が、それに基づいて重大衝突と判断した場合には、出
力端子からスイッチングトランジスタ5に対してローレ
ベルなトリガパルスが供給され、それによって、バック
アップコンデンサ4に充電されていた電力が雷管6を介
して機械式加速度スイッチ7に流れ、図示されないエア
バッグが展開駆動される。
【0008】(診断手段10が作動しているとき)前述
の如くイグニッションスイッチ2のオン後、一定時間の
間隔をおいて診断手段11と衝突判断手段10とが作動
を交互に繰り返す。そして、診断手段11が作動してい
るときにはスイッチングトランジスタ5はオフ状態にさ
れる。その結果、マイクロコンピュータ9の診断手段1
0から定電圧回路12及び定電流回路13に対してロー
レベル信号が供給され雷管6に微小な診断用の定電流
(雷管によって火薬が点火されないような電力に設定さ
れている)が流れ、その定電流によって発生する雷管6
の両端子A,Bの電圧が診断手段10に供給されると共
に、電位差が電流・電圧変換器(不図示)から診断手段
10に供給されることによって診断される。その結果、
異常と判断された場合には、図示されないランプを点灯
駆動する。
の如くイグニッションスイッチ2のオン後、一定時間の
間隔をおいて診断手段11と衝突判断手段10とが作動
を交互に繰り返す。そして、診断手段11が作動してい
るときにはスイッチングトランジスタ5はオフ状態にさ
れる。その結果、マイクロコンピュータ9の診断手段1
0から定電圧回路12及び定電流回路13に対してロー
レベル信号が供給され雷管6に微小な診断用の定電流
(雷管によって火薬が点火されないような電力に設定さ
れている)が流れ、その定電流によって発生する雷管6
の両端子A,Bの電圧が診断手段10に供給されると共
に、電位差が電流・電圧変換器(不図示)から診断手段
10に供給されることによって診断される。その結果、
異常と判断された場合には、図示されないランプを点灯
駆動する。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
如き乗員保護装置にあって、雷管6に流れる診断用の定
電流の大きさが定電流回路13の構成、すなわち基準電
圧発生回路13aの抵抗の組み合わせによって決められ
てしまうので、例えば雷管6の仕様が車種によって変わ
った場合には、それに合わせて抵抗の組み合わせを替え
なくてはならないという問題点があった。
如き乗員保護装置にあって、雷管6に流れる診断用の定
電流の大きさが定電流回路13の構成、すなわち基準電
圧発生回路13aの抵抗の組み合わせによって決められ
てしまうので、例えば雷管6の仕様が車種によって変わ
った場合には、それに合わせて抵抗の組み合わせを替え
なくてはならないという問題点があった。
【0010】そのために、車種によって回路基板が異な
ることになるので、種類が多くなり、その管理が煩わし
くなっていた。特に、抵抗の値が異なるだけでは、小型
化された抵抗を使用した回路基板を一目見ただけでは区
別がつかないという問題点があった。
ることになるので、種類が多くなり、その管理が煩わし
くなっていた。特に、抵抗の値が異なるだけでは、小型
化された抵抗を使用した回路基板を一目見ただけでは区
別がつかないという問題点があった。
【0011】また、雷管6の正電位側である電流供給側
に電流制限がないために、診断中に雷管6が地絡(グラ
ンドショート)すると、許容電流値を越えてしまう問題
点があった。
に電流制限がないために、診断中に雷管6が地絡(グラ
ンドショート)すると、許容電流値を越えてしまう問題
点があった。
【0012】この発明は、上記問題点に鑑みてなされた
もので、第1の目的は、マイクロコンピュータのプログ
ラムによって容易に切り替えられ、雷管の仕様変更時に
も容易に対応できるようにすることである。
もので、第1の目的は、マイクロコンピュータのプログ
ラムによって容易に切り替えられ、雷管の仕様変更時に
も容易に対応できるようにすることである。
【0013】また、第2の目的は、電流供給側(電流の
流れ出す側)と電流引っ込み側(電流の流れ込む側)の
双方に電流制限を行う回路を設けることにより診断中に
雷管が地絡した場合の安全性を確保することにある。
流れ出す側)と電流引っ込み側(電流の流れ込む側)の
双方に電流制限を行う回路を設けることにより診断中に
雷管が地絡した場合の安全性を確保することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】この発明に係る乗員保護
装置は、直流電源と、該直流電源に直列接続された雷管
と、前記雷管を挟むようにして直列接続された第1及び
第2スイッチ回路と、加速度センサからの衝突に伴う加
速度信号に基づいて重大事故が発生したと判断したとき
に前記第1及び第2スイッチ回路をオン操作する衝突判
断回路と、前記雷管に診断電流を供給して該雷管の診断
を行う診断回路とを備え、前記雷管の正電位側と負電位
側とのそれぞれに、同一定電流を流す第1及び第2定電
流回路を直列接続したことを特徴とするものである。
装置は、直流電源と、該直流電源に直列接続された雷管
と、前記雷管を挟むようにして直列接続された第1及び
第2スイッチ回路と、加速度センサからの衝突に伴う加
速度信号に基づいて重大事故が発生したと判断したとき
に前記第1及び第2スイッチ回路をオン操作する衝突判
断回路と、前記雷管に診断電流を供給して該雷管の診断
を行う診断回路とを備え、前記雷管の正電位側と負電位
側とのそれぞれに、同一定電流を流す第1及び第2定電
流回路を直列接続したことを特徴とするものである。
【0015】この発明に係る乗員保護装置は、診断回路
が、第1及び第2定電流回路から流れる診断電流の大き
さを、雷管の種類に応じて選択できるようにしたことを
特徴とするものである。
が、第1及び第2定電流回路から流れる診断電流の大き
さを、雷管の種類に応じて選択できるようにしたことを
特徴とするものである。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、この発明による実施の一形
態を以下に説明する。
態を以下に説明する。
【0017】実施の形態1.この実施の形態を図1に基
づいて説明する。なお、図1において図2に示した構成
のものと同一、又は均等なものには同一符号を付してそ
の詳細説明を省略し、異なる構成についてのみ以下に説
明する。
づいて説明する。なお、図1において図2に示した構成
のものと同一、又は均等なものには同一符号を付してそ
の詳細説明を省略し、異なる構成についてのみ以下に説
明する。
【0018】マイクロコンピュータ9は、診断手段1
0’と衝突判断手段(図2のものと同一)11を有し、
衝突判断手段11は、その供給された信号に基づいて重
大衝突事故と判断すると出力端子からスイッチングトラ
ンジスタ5のベースにトリガパルスを供給して、そのス
イッチングトランジスタ5を一定時間オンし、雷管6に
点火電流を流す。
0’と衝突判断手段(図2のものと同一)11を有し、
衝突判断手段11は、その供給された信号に基づいて重
大衝突事故と判断すると出力端子からスイッチングトラ
ンジスタ5のベースにトリガパルスを供給して、そのス
イッチングトランジスタ5を一定時間オンし、雷管6に
点火電流を流す。
【0019】前記診断手段10’は、診断時に信号ライ
ンL2を介してローレベル信号を第1及び第2定電流回
路15、16に供給し、また信号ラインL1を介して2
種類の雷管のうちの一方を選択し、適正な診断電流を流
するための診断電流選択信号、例えば雷管6の抵抗値が
大きいときにはハイレベル信号を、また抵抗値が小さい
ときにはローレベル信号を出力する。
ンL2を介してローレベル信号を第1及び第2定電流回
路15、16に供給し、また信号ラインL1を介して2
種類の雷管のうちの一方を選択し、適正な診断電流を流
するための診断電流選択信号、例えば雷管6の抵抗値が
大きいときにはハイレベル信号を、また抵抗値が小さい
ときにはローレベル信号を出力する。
【0020】なお、前記診断手段10’はこの2種類の
雷管に対応して、適正な診断電流を選択するために診断
電流選択信号をハイレベル信号、またローレベル信号に
設定するときに、プログラムによって設定する。すなわ
ち、診断用プログラム及び衝突判断用プログラムを、向
上製造ライン等においてマイクロコンピュータ9に書き
込むときに一緒に書き込み操作され、診断用プログラム
及び衝突判断用プログラムが車種対応しているので間違
って書き込まれることはない。
雷管に対応して、適正な診断電流を選択するために診断
電流選択信号をハイレベル信号、またローレベル信号に
設定するときに、プログラムによって設定する。すなわ
ち、診断用プログラム及び衝突判断用プログラムを、向
上製造ライン等においてマイクロコンピュータ9に書き
込むときに一緒に書き込み操作され、診断用プログラム
及び衝突判断用プログラムが車種対応しているので間違
って書き込まれることはない。
【0021】また、前記診断手段10’は、従来と同様
に前記雷管6の両端子A,Bのそれぞれの電圧を入力す
ると共に、その両端子A,Bの電位差を電流・電圧変換
器(不図示)を介して入力して前記雷管6の断線、短絡
等の故障診断を行っている。
に前記雷管6の両端子A,Bのそれぞれの電圧を入力す
ると共に、その両端子A,Bの電位差を電流・電圧変換
器(不図示)を介して入力して前記雷管6の断線、短絡
等の故障診断を行っている。
【0022】14は診断電流選択回路で、第1抵抗14
a,第2抵抗14b、第3抵抗14c、ダイオード14
d及びスイッチングトランジスタ14eからなり、前記
第1抵抗14a,第2抵抗14b、第3抵抗14c及び
ダイオード14dは直列接続され、また前記第1抵抗1
4aには前記スイッチングトランジスタ14eが並列接
続されている。そして、前記診断電流選択回路14のス
イッチングトランジスタ14eに前記診断手段10’か
ら信号ラインL1を介してハイレベル信号が供給される
ときは、雷管6の許容電流が小さいときであり、このと
き第2定電流回路16の制御トランジスタ16aに流れ
る定電流値を小さくするように制御する。また許容電流
が大きい、又は精度を必要とするときにはローレベル信
号が供給され、第2定電流回路16の制御トランジスタ
16aに流れる定電流値を大きくするように制御する。
なお、前記ダイオード14dは、後述の第1定電流回路
15におけるエミッタフロア回路のトランジスタ16b
のベース・エミッタ電圧VBEを補正するものである。
a,第2抵抗14b、第3抵抗14c、ダイオード14
d及びスイッチングトランジスタ14eからなり、前記
第1抵抗14a,第2抵抗14b、第3抵抗14c及び
ダイオード14dは直列接続され、また前記第1抵抗1
4aには前記スイッチングトランジスタ14eが並列接
続されている。そして、前記診断電流選択回路14のス
イッチングトランジスタ14eに前記診断手段10’か
ら信号ラインL1を介してハイレベル信号が供給される
ときは、雷管6の許容電流が小さいときであり、このと
き第2定電流回路16の制御トランジスタ16aに流れ
る定電流値を小さくするように制御する。また許容電流
が大きい、又は精度を必要とするときにはローレベル信
号が供給され、第2定電流回路16の制御トランジスタ
16aに流れる定電流値を大きくするように制御する。
なお、前記ダイオード14dは、後述の第1定電流回路
15におけるエミッタフロア回路のトランジスタ16b
のベース・エミッタ電圧VBEを補正するものである。
【0023】15は第1定電流回路で、トランジスタ1
5cとカレントミラー接続されたトランジスタ15a
と、逆流防止用ダイオード15bとから構成され、前記
雷管6の正電位側端子Aを介して雷管6に後述の第2定
電流回路16と同一の大きさの定電流を供給するもの
で、定電流の大きさは後述の抵抗16cの端子間に発生
する電圧によって決定され、トランジスタ15cに定電
流が流れる。
5cとカレントミラー接続されたトランジスタ15a
と、逆流防止用ダイオード15bとから構成され、前記
雷管6の正電位側端子Aを介して雷管6に後述の第2定
電流回路16と同一の大きさの定電流を供給するもの
で、定電流の大きさは後述の抵抗16cの端子間に発生
する電圧によって決定され、トランジスタ15cに定電
流が流れる。
【0024】16は前記機械式加速度スイッチ7に並列
接続された第2定電流回路で、前記診断電流選択回路1
4の基準電圧をインピーダンス変換するエミッタフロア
機能のトランジスタ16b、基準電流設定用抵抗16
c、電流・電圧変換器16d、駆動用トランジスタ16
e、電流検出用抵抗16f、第1スイッチングトランジ
スタ16g及び第2スイッチングトランジスタ16hか
ら構成されており、その定電流の大きさは前記トランジ
スタ16bのエミッタ電圧VEによって決定される。
接続された第2定電流回路で、前記診断電流選択回路1
4の基準電圧をインピーダンス変換するエミッタフロア
機能のトランジスタ16b、基準電流設定用抵抗16
c、電流・電圧変換器16d、駆動用トランジスタ16
e、電流検出用抵抗16f、第1スイッチングトランジ
スタ16g及び第2スイッチングトランジスタ16hか
ら構成されており、その定電流の大きさは前記トランジ
スタ16bのエミッタ電圧VEによって決定される。
【0025】診断電流は、インピーダンス変換用トラン
ジスタ16bのベース電圧から、前記トランジスタ16
bのベース・エミッタ電圧VBE下がった電圧が前記電流
・電圧変換器16dの基準電圧となり、前記第1定電流
回路15は、その電圧を基準電流設定用抵抗16cで割
った電流が、前記トランジスタ15cに流れ、カレント
ミラーによってミラー倍された電流を前記トランジスタ
15aは発生する。そして、第2定電流回路16は、前
記インピーダンス変換用トランジスタ16bのエミッタ
電圧と前記抵抗16fに発生する電圧を等しくするよう
に前記電流・電圧変換器16dは作動する。すなわち、
抵抗16fの両端子間の電圧を前記抵抗16fの抵抗値
で割った電流を、雷管6から引き込む。そのために、前
記診断電流選択回路14から高い電圧が供給されると、
大きな値の定電流を発生せしめ、許容電流が大きい、又
は精度が必要な雷管6に対応させることが可能になる。
ジスタ16bのベース電圧から、前記トランジスタ16
bのベース・エミッタ電圧VBE下がった電圧が前記電流
・電圧変換器16dの基準電圧となり、前記第1定電流
回路15は、その電圧を基準電流設定用抵抗16cで割
った電流が、前記トランジスタ15cに流れ、カレント
ミラーによってミラー倍された電流を前記トランジスタ
15aは発生する。そして、第2定電流回路16は、前
記インピーダンス変換用トランジスタ16bのエミッタ
電圧と前記抵抗16fに発生する電圧を等しくするよう
に前記電流・電圧変換器16dは作動する。すなわち、
抵抗16fの両端子間の電圧を前記抵抗16fの抵抗値
で割った電流を、雷管6から引き込む。そのために、前
記診断電流選択回路14から高い電圧が供給されると、
大きな値の定電流を発生せしめ、許容電流が大きい、又
は精度が必要な雷管6に対応させることが可能になる。
【0026】また、前記制御用トランジスタ16bのベ
ースに前記診断電流選択回路14から低い電圧が供給さ
れると、小さな値の定電流を発生せしめ、許容電流の小
さい雷管6に対応させられる。
ースに前記診断電流選択回路14から低い電圧が供給さ
れると、小さな値の定電流を発生せしめ、許容電流の小
さい雷管6に対応させられる。
【0027】第1スイッチングトランジスタ16gは、
前記診断手段10’から診断中であることを示すローレ
ベル信号の供給を受けると、オフ状態になり、エミッタ
フロア接続されたインピーダンス変換用トランジスタ1
6bのベースへの前記診断電流選択回路14の診断電流
選択信号の供給を許可すると共に、ハイレベル信号の供
給を受けると、オン状態になり、インピーダンス変換用
トランジスタ16bのベースを強制的にローレベルにし
て、インピーダンス変換用トランジスタ16bのベース
への前記診断電流選択回路14の診断電流選択信号の供
給を禁止する。
前記診断手段10’から診断中であることを示すローレ
ベル信号の供給を受けると、オフ状態になり、エミッタ
フロア接続されたインピーダンス変換用トランジスタ1
6bのベースへの前記診断電流選択回路14の診断電流
選択信号の供給を許可すると共に、ハイレベル信号の供
給を受けると、オン状態になり、インピーダンス変換用
トランジスタ16bのベースを強制的にローレベルにし
て、インピーダンス変換用トランジスタ16bのベース
への前記診断電流選択回路14の診断電流選択信号の供
給を禁止する。
【0028】また、第2スイッチングトランジスタ16
hも同様に前記診断手段10’から診断中であることを
示すローレベル信号の供給を受けると、オフ状態にな
り、駆動用トランジスタ16eのベースへの前記電流・
電圧変換器16dの出力信号の供給を許可すると共に、
ハイレベル信号の供給を受けると、オン状態になり、イ
ンピーダンス変換用トランジスタ16bのベースを強制
的にローレベルにして、駆動用トランジスタ16eのベ
ースへの前記電流・電圧変換器16dの出力信号の供給
を禁止する。
hも同様に前記診断手段10’から診断中であることを
示すローレベル信号の供給を受けると、オフ状態にな
り、駆動用トランジスタ16eのベースへの前記電流・
電圧変換器16dの出力信号の供給を許可すると共に、
ハイレベル信号の供給を受けると、オン状態になり、イ
ンピーダンス変換用トランジスタ16bのベースを強制
的にローレベルにして、駆動用トランジスタ16eのベ
ースへの前記電流・電圧変換器16dの出力信号の供給
を禁止する。
【0029】次に、上記構成における動作説明を行う。 (雷管6に許容電流の小さいものを使用するとき)診断
手段10’のプログラムによって出力ラインL1をハイ
レベルにし、前記診断電流選択回路14の制御トランジ
スタ14eをオフさせ、第2定電流回路16のインピー
ダンス変換用トランジスタ16bのベースを低い電圧と
することで電流値の小さい定電流を発生させる。その結
果、許容電流の小さい雷管6に供給される電力は仕様範
囲内に押さえられる。また、これによって、第2定電流
回路16に流れる定電流も同一の大きさに押さえられ
る。
手段10’のプログラムによって出力ラインL1をハイ
レベルにし、前記診断電流選択回路14の制御トランジ
スタ14eをオフさせ、第2定電流回路16のインピー
ダンス変換用トランジスタ16bのベースを低い電圧と
することで電流値の小さい定電流を発生させる。その結
果、許容電流の小さい雷管6に供給される電力は仕様範
囲内に押さえられる。また、これによって、第2定電流
回路16に流れる定電流も同一の大きさに押さえられ
る。
【0030】(雷管6に許容電流の大きい、又は精度の
必要なものを使用するとき)診断手段10’のプログラ
ムによって出力ラインL1をローレベルにし、前記診断
電流選択回路14の制御トランジスタ14eをオンさ
せ、第2定電流回路16のインピーダンス変換用トラン
ジスタ16bのベースを高い電圧とすることで電流値の
大きい定電流を発生させる。その結果、許容電流の大き
い、又は精度の必要な雷管6に供給される電力は仕様範
囲内に押さえられる。また、これによって、第2定電流
回路16に流れる定電流も同一の大きさに押さえられ
る。
必要なものを使用するとき)診断手段10’のプログラ
ムによって出力ラインL1をローレベルにし、前記診断
電流選択回路14の制御トランジスタ14eをオンさ
せ、第2定電流回路16のインピーダンス変換用トラン
ジスタ16bのベースを高い電圧とすることで電流値の
大きい定電流を発生させる。その結果、許容電流の大き
い、又は精度の必要な雷管6に供給される電力は仕様範
囲内に押さえられる。また、これによって、第2定電流
回路16に流れる定電流も同一の大きさに押さえられ
る。
【0031】(衝突判断手段11が作動しているとき)
上述したようにイグニッションスイッチ2がオンされた
後、マイクロコンピュータ9は診断手段10’及び衝突
判断手段11の作動を交互に繰り返し、衝突判断手段1
1が作動しているときには診断手段10’は作動してお
らず、また信号ラインL2を介して第2定電流回路16
の第1及び第2スイッチングトランジスタ16g、16
hがオフ状態にされているので、マイクロコンピュータ
9の衝突判断手段11によって重大衝突と判断された場
合には、出力端子からスイッチングトランジスタ5に対
してローレベルなトリガパルスが供給され、それによっ
て、バックアップコンデンサ4に充電されていた電力が
雷管6を介して機械式加速度スイッチ7に流れ、図示さ
れないエアバッグが展開駆動される。
上述したようにイグニッションスイッチ2がオンされた
後、マイクロコンピュータ9は診断手段10’及び衝突
判断手段11の作動を交互に繰り返し、衝突判断手段1
1が作動しているときには診断手段10’は作動してお
らず、また信号ラインL2を介して第2定電流回路16
の第1及び第2スイッチングトランジスタ16g、16
hがオフ状態にされているので、マイクロコンピュータ
9の衝突判断手段11によって重大衝突と判断された場
合には、出力端子からスイッチングトランジスタ5に対
してローレベルなトリガパルスが供給され、それによっ
て、バックアップコンデンサ4に充電されていた電力が
雷管6を介して機械式加速度スイッチ7に流れ、図示さ
れないエアバッグが展開駆動される。
【0032】(診断手段10が作動しているとき)前述
の如くイグニッションスイッチ2のオン後、一定時間の
間隔をおいて診断手段10’と衝突判断手段11とが作
動を交互に繰り返す。そして、診断手段10’が作動し
ているときにはスイッチングトランジスタ5はオフ状態
にされる。また、診断手段10’によって第1及び第2
スイッチングトランジスタ16g、16hの双方がオフ
される。
の如くイグニッションスイッチ2のオン後、一定時間の
間隔をおいて診断手段10’と衝突判断手段11とが作
動を交互に繰り返す。そして、診断手段10’が作動し
ているときにはスイッチングトランジスタ5はオフ状態
にされる。また、診断手段10’によって第1及び第2
スイッチングトランジスタ16g、16hの双方がオフ
される。
【0033】その結果、第2定電流回路16の制御用ト
ランジスタ16bが、前記診断電流選択回路14から供
給される診断電流選択信号の大きさ(バイアス電圧)の
VBE下がった電圧を電流・電圧変換器16dと抵抗16
cに供給し、診断電流選択信号の大きさに相当する定電
流が供給されるので、マイクロコンピュータ9の診断手
段10’から信号ラインL2を介して第1及び第2スイ
ッチングトランジスタ16g、16hにローレベル信号
が供給されると、許容電流の小さな雷管であっても、許
容電流の大きな雷管であっても所定の大きさの診断用定
電流(雷管によって火薬が点火されないような電力に設
定されている)が流れ、その定電流によって発生する雷
管6の両端子A,Bの電圧が診断手段10’に供給され
ると共に、電位差が電流・電圧変換器(不図示)から診
断手段10’に供給されることによって診断される。
ランジスタ16bが、前記診断電流選択回路14から供
給される診断電流選択信号の大きさ(バイアス電圧)の
VBE下がった電圧を電流・電圧変換器16dと抵抗16
cに供給し、診断電流選択信号の大きさに相当する定電
流が供給されるので、マイクロコンピュータ9の診断手
段10’から信号ラインL2を介して第1及び第2スイ
ッチングトランジスタ16g、16hにローレベル信号
が供給されると、許容電流の小さな雷管であっても、許
容電流の大きな雷管であっても所定の大きさの診断用定
電流(雷管によって火薬が点火されないような電力に設
定されている)が流れ、その定電流によって発生する雷
管6の両端子A,Bの電圧が診断手段10’に供給され
ると共に、電位差が電流・電圧変換器(不図示)から診
断手段10’に供給されることによって診断される。
【0034】
【発明の効果】以上説明したように、この第1の発明に
よれば、雷管の正電位側と負電位側の間に定電流を流す
ことによって、診断中に雷管の端子が電源側に短絡して
も、またグランド側に地絡しても電力が瞬時にしてなく
なることがないので、確実に雷管を作動させることがで
きるという効果が発揮される。
よれば、雷管の正電位側と負電位側の間に定電流を流す
ことによって、診断中に雷管の端子が電源側に短絡して
も、またグランド側に地絡しても電力が瞬時にしてなく
なることがないので、確実に雷管を作動させることがで
きるという効果が発揮される。
【0035】第2の発明によれば、マイクロコンピュー
タ9の出力端子をローレベル、又はハイレベルに設定す
るだけで異なる仕様の雷管に容易に対応できると言う効
果が発揮される。
タ9の出力端子をローレベル、又はハイレベルに設定す
るだけで異なる仕様の雷管に容易に対応できると言う効
果が発揮される。
【図1】本発明の実施の形態1を説明するための回路ブ
ロック図である。
ロック図である。
【図2】従来の乗員保護装置の回路ブロック説明図であ
る。
る。
1 車載バッテリ 2 イグニッションスイッチ 3 昇圧回路 4 バックアップコンデンサ 5 スイッチングトランジスタ 6 雷管 7 機械式加速度スイッチ 8 加速度センサ 9 マイクロコンピュータ 10’ 診断手段 11 衝突判断手段 14 診断電流選択回路 15 第1定電流回路 16 第2定電流回路
Claims (2)
- 【請求項1】 直流電源と、該直流電源に直列接続され
た雷管と、前記雷管を挟むようにして直列接続された第
1及び第2スイッチ回路と、加速度センサからの衝突に
伴う加速度信号に基づいて重大事故が発生したと判断し
たときに前記第1及び第2スイッチ回路をオン操作する
衝突判断回路と、前記雷管に診断電流を供給して該雷管
の診断を行う診断回路とを備えた乗員保護装置におい
て、 前記雷管の正電位側と負電位側とのそれぞれに、同一定
電流を流す第1及び第2定電流回路を直列接続したこと
を特徴とする乗員保護装置。 - 【請求項2】 前記診断回路は、前記第1及び第2定電
流回路から流れる診断電流の大きさを、前記雷管の種類
に応じて選択できるようにしたことを特徴とする請求項
1記載の乗員保護装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP37524699A JP2001187556A (ja) | 1999-12-28 | 1999-12-28 | 乗員保護装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP37524699A JP2001187556A (ja) | 1999-12-28 | 1999-12-28 | 乗員保護装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001187556A true JP2001187556A (ja) | 2001-07-10 |
Family
ID=18505210
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP37524699A Pending JP2001187556A (ja) | 1999-12-28 | 1999-12-28 | 乗員保護装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001187556A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007328683A (ja) * | 2006-06-09 | 2007-12-20 | Denso Corp | 負荷駆動装置 |
CN100371723C (zh) * | 2004-01-28 | 2008-02-27 | 株式会社电装 | 短路检测电路装置 |
-
1999
- 1999-12-28 JP JP37524699A patent/JP2001187556A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN100371723C (zh) * | 2004-01-28 | 2008-02-27 | 株式会社电装 | 短路检测电路装置 |
JP2007328683A (ja) * | 2006-06-09 | 2007-12-20 | Denso Corp | 負荷駆動装置 |
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