JP2889725B2 - 車両用エアバッグ装置 - Google Patents

車両用エアバッグ装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車室内に複数のエアバ
ッグを備えてその起動を行うエアバッグ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、車両の衝突時の加速度を検出する
センサを備え、車両の衝突時にこの加速度センサにより
通電されて火薬に点火するスクィブを複数個並列に接続
したエアバッグ装置が知られている。図2に示すよう
に、このエアバッグ装置においては、複数個のスクィブ
のうち一つが、短絡した状態でもこれに並列接続する残
りのスクィブに化着を点火するに充分な電流を供給する
ため、複数のスクィブのそれぞれに直列に分流抵抗を接
続している。さらに、国際公開された、国際公開番号W
O90/02674参照のエアバッグ装置が挙げられ
る。これは、複数個のスクィブのうちの1つが、短絡し
た状態でもこれに並列接続されている残りのスクィブに
火薬を点火するに充分な起動電流を供給するために、複
数個のスクィブそれぞれに供給される起動電流を制御す
る手段を有している。これによって、点火装置の並列接
続部においてバッテリ等の車載電源から大電流が流入す
るbattery−shortが発生したとしても、前
記起動電流を制御する手段によって、並列接続されてい
るその他の点火装置は滞りなく起動する。また、前記起
動電流を制限する手段として、定電流回路を使用するこ
とが考えられる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来のエアバ
ッグ装置において、点火装置の起動電流回路上で起動電
流を制御する定電流回路の構造部分を、起動テストする
ことは不可能である。しかも、点火装置の起動電流回路
上で起動電流を制御する定電流回路の構造部分は、一か
所設けられているだけであり、故障回避手段として考え
られるものが存在しない。
【0004】そこで、本発明は、上述の問題点に鑑み、
導通状態を確認できない回路の故障率を極力抑えること
ができ、信頼性を向上させた車両用エアバッグ装置を供
給することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】そこで、上記問題を解決
するため、請求項1記載の車両用エアバッグ装置では、
車両に設置され車両衝突時に乗員を保護する車両用乗員
保護システムである車両用エアバッグ装置において、車
両に搭載される少なくとも一つの電源と、前記電源に直
接接続され、起動電流を供給された時に前記乗員保護シ
ステムを起動する、複数の並列に接続されたスクィブ
と、車両の衝突時の加速度を検出する加速度検出手段
と、前記複数のスクィブに前記エアバッグの点火作動用
の定電流をそれぞれ供給する複数の定電流回路と、前記
スクィブに接続され、前記加速度検出手段により車両の
衝突が検出された時に、前記定電流回路からの定電流を
前記スクィブに流すための点火用スイッチ手段と、を備
え、 前記定電流回路は、 前記車両に搭載される少なくと
も一つの電源から起動電流を前記スクィブに供給する第
1のトランジスタと、 前記スクィブに供給される起動電
流の大きさを検出する第1の抵抗と、 この第1の抵抗に
て検出した電流の大きさに応じてその通電量が変化する
第2のトランジスタと、 この第2のトランジスタの通電
量に応じた電圧を発生し前記第1のトランジスタの通電
制御を行う第2の抵抗とにより構成されると共に、 前記
第2のトランジスタに並列に接続される第3のトランジ
スタを前記スクィブの起動回路の故障回避手段として有
していることを特徴とする。また、本発明における請求
項2記載の車両用エアバッグ装置では、 前記スクィブに
前記点火用スイッチ手段を介して微小電流を流して前記
スクィブの診断を行う際に、前記定電流回路の作動を禁
止する禁止手段を有することを 特徴とする。
【0006】
【作用】上記構成により、車両の衝突時の加速度を加速
度検出手段が検出すると、スクィブへ起動電流を供給す
るようにスイッチ作動する。そして、定電流回路を介し
て、複数個の並列接続されているスクィブに定電流が供
給され、エアバッグが点火作動する。その際、grou
ndーshortが発生した場合でも、残りのスクィブ
には定電流回路によって所定の起動電流が供給される。
また、電源からスクィブに起電電流を供給するために、
定電流回路には2経路が設けられている。このため、現
実に導通テストが不可能である定電流回路中において、
起電電流をスクィブに供給する一経路が何らかの理由で
導通しないという事態が発生した場合においても、スク
ィブに所定起電電流が供給される。すなわち、第2のト
ランジスタの作動チェックを実行することは不可能であ
るが、この第2のトランジスタが故障して該第2のトラ
ンジスタからスクィブに起電電流が供給されない状態と
なっても、第3のトランジスタによって第2のトランジ
スタの故障を回避し、スクィブに確実に起電電流を供給
することができる。また、請求項2によれば、プライマ
リチェック時においては、禁止手段によって前記定電流
回路の作動を禁止することで、スクィブには微小電流の
供給ができ、確実にプライマリチェックを行うことがで
きる。
【0007】
【実施例】以下、本発明を図に示す実施例について説明
する。図1は本発明を適用した一実施例の概略構成を示
すエアバッグ装置の制御回路図である。図1において、
1は車載バッテリ、2はイグニッションスイッチ、3は
車載バッテリ1から電源が供給され充電するバックアッ
プコンデンサ、5及び10は運転席用エアバッグ5a、
助手席用エアバッグ10aを点火作動するスクィブ、4
は車両の衝突時の加速度を検出してスクィブ5,10の
通電を制御する加速度検出スイッチである。A、Bは定
電流回路であり、トランジスタおよび抵抗より構成され
ている。トランジスタ6,7,11,12はスクィブ
5,10に流れる電流の大きさを制御するためのもので
ある。また、抵抗8,13は電流検出用抵抗であり、抵
抗9,14はトランジスタ6及び11のそれぞれに通電
能力を与えるバイアス抵抗である。
【0008】以下、上記構成における作動を説明する。
まず、イグニッションスイッチ1をオンすると車載バッ
テリ1から電源が供給され、バックアップコンデンサ3
は充電される。このバックアップコンデンサ3は衝突時
に車載バッテリ1が破壊したりバッテリケーブルが外れ
た場合にも確実に電流をスクィブ5,10に供給するた
めに設けてある。
【0009】車両が衝突すると、加速度検出スイッチ4
がオンしてスクィブ5及び10の一端を接地し、車載バ
ッテリ1を含む閉回路が構成される。これによりスクィ
ブ5及び10に、定電流回路A、Bからそれぞれ通電が
行われる。
【0010】次に、定電流回路A、Bの作動を定電流回
路Aを例にとって説明する。電流検出抵抗8にはスクィ
ブ5に流れる電流とトランジスタ6のベース駆動電流を
加算したものが流れる。しかし、トランジスタ6の電流
増幅率が十分高ければスクィブ5に流れる電流と電流検
出抵抗8に流れる電流はほぼ等しくなる。従って、電流
検出抵抗8の両端子間にはこの定電流回路Aに直列に接
続したスクィブ5に通電する電流に比例した電圧が発生
する。この電圧がトランジスタ7を能動状態にするとト
ランジスタ6は抵抗9により逆バイアスされるためスク
ィブ5に流れる電流が制限される。すると電流検出抵抗
8の端子間電圧は低下し、トランジスタ7を非作動状態
にするためトランジスタ6の逆バイアスは減少しスクィ
ブ5の通電電流は増加する。以上のようにして一定電流
をスクィブ5に通電する。定電流回路Bも定電流回路A
と同様の作動をする。従って、加速度スイッチ4がオン
すると、定電流回路A,Bにより定まる定電流がスクィ
ブ5及び10に通電されスクィブ5及び10は点火して
エアバッグ5a,10aを展開させる。
【0011】また、スクィブは点火作動によりショート
状態になる場合があるが、上記構成において例えばスク
ィブ10がショートした状態でも、スクィブ5には定電
流回路Aにより一定の電流が供給されスクィブ5は点火
し、エアバッグ5aを確実に展開する。
【0012】また、衝突時に車載バッテリ1が破壊した
り、バッテリケーブルが外れて車載バッテリ1から電源
が供給されないときは、バックアップコンデンサ3が電
源をスクィブ5,10に供給してエアバッグ5a,10
aを展開させる。
【0013】また、車載バッテリ1の電位が低い場合
や、バックアップコンデンサ3の電位が低い場合には、
スクィブ5,4に通電する電流値が小さくなるため、電
流検出抵抗8,13の端子間電圧も小さくなる。このと
き、トランジスタ7,12は能動状態にならないためト
ランジスタ6,11は完全にオン状態を保持する。従っ
て、スクィブ5,10の各々には配線抵抗及び定電流回
路A,Bでの微少の電圧降下分を除いた車載バッテリ1
の全電圧またはバックアップコンデンサ3の全電圧が印
加する。このため車載バッテリ1の電位が低かったりま
た、バックアップコンデンサ3の電位が低いときでも十
分な電流をスクィブ5,10に供給しエアバッグ5a,
10aを確実に展開作動させることができる。
【0014】次に、従来の分流抵抗を用いたエアバッグ
の点火回路と比べて、本発明に係る定電流回路を用いた
エアバッグの点火回路が優れていることについて説明す
る。図2,図3はそれぞれの点火回路の要部説明図であ
る。
【0015】まず、図2において、C1はバックアップ
コンデンサ、S1は加速度検出スイッチ、R1,R2は
分流抵抗、SQ1,SQ2はスクィブである。今、スク
ィブSQ1,SQ2の内部抵抗RSQ1,RSQ2をそ
れぞれ2Ω、分流抵抗R1 ,R2 はそれぞれ2Ωとし、
スクィブSQ1,SQ2に流れる電流が1.5Aとする
と、点火時にはコンデンサC1 の電圧は、
【0016】
【数1】 (RSQ1+R1)×1.5(A)=(2+2)×1.5=6(V) 必要である。このとき、一方のスクィブがショートして
いたと仮定するとバックアップコンデンサC1 から流れ
る電流は、
【0017】
【数2】 6/(2+2)+6/(2+0)=4.5(A) 必要である。
【0018】次に図3において定電流回路にて分流した
場合を説明する。C2 はバックアップコンデンサ、S2
は加速度検出スイッチ、T1,T2は定電流回路、SQ
3,SQ4はスクィブである。スクィブSQ3,SQ4
の内部抵抗を各々2Ωとし,定電流値を1.5A、定電
流回路の飽和電圧を1Vとするとき、点火時のコンデン
サ電圧は、2×1.5+1=4(V)必要であり、一方
のスクィブがショートした時のコンデンサから流れる電
流は、1.5+1.5=3(A)となる。
【0019】以上2つの点火回路を比較すると点火時の
コンデンサ電圧、及び一方のスクィブがショート時のバ
ックアップコンデンサから流れる電流のいずれにおいて
も定電流回路を用いた点火回路の方が小さく、確実にエ
アバッグ5a,10aを展開させるという点で定電流回
路を用いた方が優れている。従って、バックアップコン
デンサ3の容量を小さく設計することができコンデンサ
のスケールを小さくすることができる。
【0020】次に、上記の概要構成のものを実際のエア
バッグ装置に適用した実施例について説明する。図4は
その詳細構成を示す電気結線図である。この図4におい
て、図1に示す加速度検出スイッチ4の代わりに電気式
の加速度検出手段を設けている。すなわち、車両の加速
度に応じた加速度信号を発生する半導体式の加速度トラ
ンスデューサ21を設け、マイクロコンピュータ22に
てその加速度信号により車両の衝突状態を判別し、その
判別時に点火トランジスタ4aをオンさせるようにして
いる。
【0021】また、定電流回路A、Bとスクィブ5、1
0とのそれぞれの間には、上記マイクロコンピュータ2
2にて車両の衝突状態を検出する以前の車両の低G状態
にて閉成作動する機械式スイッチ15、18が挿入され
ている。
【0022】また、マイクロコピュータ22は、後述す
る演算処理にて示すように、この装置への電源供給開始
により、スクィブ5、10への電源供給ラインが正常で
あるか否かのプライマリチェックを行うため、スクィブ
5、10へ微小電流を流すようにしている。このため、
点火トランジスタ4aをオンさせるとともに、定電流回
路A、Bの作動を禁止する作動禁止トランジスタ17、
20をオン作動させる。この作動禁止トランジスタ1
7、20のオン作動によりトランジスタ6、11はオフ
するが、モニタ抵抗16a、16b、19a、19bが
設けられているため、車載バッテリ1から抵抗8、16
a、16bを介してスクィブ5、点火トランジスタ4a
にスクィブ5を点火させない程度の微小電流が流れ、ま
た車載バッテリ1から抵抗13、19a、19bを介し
てスクィブ10、点火トランジスタ4aにも上記と同様
の微小電流が流れる。この微小電流が流れているときの
スクィブ5、10の両端の電圧をチェックすることによ
り上記のプライマリチェックが行われる。このプライマ
リチェック中において、マイクロコンピュータ22は、
インスツルメントパネルに設けたランプ24を一定時間
点灯させる。また、スクィブ5、10への電源経路の断
線、ショート等の異常を検出した場合にもそのランプ2
4を点灯させる。
【0023】また、定電流回路A、Bにおいて、図1に
示すものと異なり、トランジスタ7aと7b、トランジ
スタ12aと12bがそれぞれ並列接続されている。こ
れは、この種のエアバッグ装置においては車両の衝突時
に確実にスクィブ5、10に起動電流を供給する必要が
あるため、スクィブ5、10への電源経路については全
てチェックを行う必要があるものの、図1における定電
流回路A、Bのトランジスタ7、12においては、トラ
ンジスタ7、12を作動させて定電流を流すまではそれ
が実際に作動するのか否かを判断することはできない。
すなわち、後述するチェック作動によってもそのトラン
ジスタのチェックを行えないものである。そこで、本実
施例においては、そのトランジスタを並列接続し、一方
のトランジスタが故障しても他方のトランジスタにて定
電流回路を確実に作動させるようにしたものである。な
お、定電流回路A、Bにおけるトランジスタ6、11に
ついては、後述するライン101、102のレベル判定
にてその故障を検出することができる。
【0024】次に、上記構成において、その作動を図
5、図6に示すフローチャートに従って説明する。ま
ず、イグニッションスイッチ2の投入によりマイクロイ
コンピュータ22に電源が供給(パワーオン)される
と、マイクロコンピュータ22は図5のステップ200
よりその演算処理を開始し、ステップ201に進んでラ
ンプ24を点灯させるとともに、作動禁止トランジスタ
17、20をオンさせる。また、次のステップ202に
て点火トランジスタ4aをオンさせる。このことにより
ランプ24が点灯し、運転者にプライマリチェック中で
あることを知らせる。また、作動禁止トランジスタ1
7、20および点火トランジスタ4aのオン作動により
上述した微小電流がスクィブ5、10に流れ、点火トラ
ンジスタ4aがオンしていることにより、ライン102
がロー(Lo)レベルであるか否かをステップ203に
て判定する。この時、点火トランジスタ4aが異常であ
りライン102がLoレベルとならない時はそのランプ
24の点灯を維持させて異常を運転者に知らせる。
【0025】また、ライン102がLoレベルである時
には、点火トランジスタ4aが正常であるとしてステッ
プ204に進み、点火トランジスタ4aをオフさせると
ともに、作動禁止トランジスタ17、20をオフさせ
る。そして、次のステップ205にてパワーオン時点か
ら6秒の時間が経過したか否かを判定し、6秒の時間が
経過すると、ステップ206にてランプ24を消灯さ
せ、プライマリチェックが終了したことを運転者に知ら
せる。
【0026】この後、図6の演算処理に進み、ステップ
207にて加速度トランスデューサ21からの加速度信
号を入力処理する。この入力処理にはノイズ対策のた
め、加速度信号を積分処理する作動が含まれている。こ
のステップ207にて処理した結果が予め定めた一定値
以上であるか否かが次のステップ208にて判定され、
車両の衝突時でなく、処理結果が一定値以上でない場合
は、ステップ210にて点火トランジスタ4aのオフ状
態を維持する。しかし、車両の衝突時で上記処理結果が
一定値以上になると、ステップ208の判定がYESに
なり、ステップ209に進んで点火トランジスタ4aを
オンさせる。なお、ステップ208にて車両の衝突状態
を判定するまでには、車両の衝突によって生じる低Gに
よって機械式スイッチ15、18は閉成されている。従
って、点火トランジスタ4aのオン作動により、上記図
1にて説明したように定電流回路A、Bの作動にてスク
ィブ5、10に起動電流が流れ、エアバッグ5a、10
aを展開させる。
【0027】また、この図6に示すフローチャートに示
すようにマイクロコンピュータ22はスクィブ5、10
への電源経路の断線、ショート等を検出するようにして
いる。すなわち、ステップ211にてライン102がL
oレベルであるか否か、すわち抵抗25の短絡等の接地
の異常を判定し、またステップ214、216にてライ
ン101、102のレベルが正常範囲外であるか否か、
すなわちスクィブ5又は10がオープン故障であるか否
かを判定している。なお、ステップ214、216にお
ける判定レベルは、トランジスタ6、11のオープン故
障をも検出できるようなレベルに設定されている。そし
て、いずれかの故障であると、ステップ212、21
5、217のいずれかにてランプ24を点灯させ運転者
に異常を知らせる。なお、抵抗25の短絡の場合には、
機械式スイッチ15、18の低G検出にてスクィブ5、
10が誤って起動されてしまうのを防止するため、作動
禁止トランジスタ17、20をオンさせて定電流回路
A、Bの作動を禁止し、スクィブ5、10の誤作動を防
止するようにしている。
【0028】なお、上記実施例ではエアバッグを運転席
と助手席に設けるものを示したが、それに加えて後部席
にも設けるようにしてもよい。また、エネルギー貯蔵手
段としてバックアップコンデンサを示したが、その替わ
りに蓄電池を用いるようにしてもよい。
【0029】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、
通状態を確認できない回路の故障率を極力抑えることが
でき、車両用エアバック装置の信頼性を向上させること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した一実施例の概略構成を示す制
御回路図である。
【図2】分流抵抗を用いた従来要部説明図である。
【図3】定電流回路を用いた本実施例の要部説明図であ
る。
【図4】図1に示す概要構成のものを実際のエアバッグ
装置に適用した実施例である。
【図5】図4に示すマイクロコンピュータの作動を示す
フローチャートである。
【図6】図4に示すマイクロコンピュータの作動を示す
フローチャートである。
【符号の説明】
1 車載バッテリ 3 バックアップコンデンサ 4 加速度検出スイッチ 5,10 スクィブ 5a,10a エアバッグ A,B 定電流回路。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 藤田 浩一 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自 動車株式会社内 (72)発明者 武藤 雅仁 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自 動車株式会社内 (56)参考文献 特開 平3−57748(JP,A) 特開 昭63−207755(JP,A) 実開 平3−26653(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B60R 31/32

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両に設置され車両衝突時に乗員を保護
    する車両用乗員保護システムである車両用エアバッグ装
    置において、 車両に搭載される少なくとも一つの電源と、 前記電源に直接接続され、起動電流を供給された時に前
    記乗員保護システムを起動する、複数の並列に接続され
    たスクィブと、 車両の衝突時の加速度を検出する加速度検出手段と、 前記複数のスクィブに前記エアバッグの点火作動用の定
    電流をそれぞれ供給する複数の定電流回路と、 前記スクィブに接続され、前記加速度検出手段により車
    両の衝突が検出された時に、前記定電流回路からの定電
    流を前記スクィブに流すための点火用スイッチ手段と、を備え、 前記定電流回路は、 前記車両に搭載される少なくとも一つの電源から起動電
    流を前記スクィブに供給する第1のトランジスタと、 前記スクィブに供給される起動電流の大きさを検出する
    第1の抵抗と、 この第1の抵抗にて検出した電流の大きさに応じてその
    通電量が変化する第2のトランジスタと、 この第2のトランジスタの通電量に応じた電圧を発生し
    前記第1のトランジスタの通電制御を行う第2の抵抗と
    により構成されると共に、 前記第2のトランジスタに並列に接続される第3のトラ
    ンジスタを前記スクィブの起動回路の故障回避手段とし
    て有していることを特徴とする車両用エアバッグ装置。
  2. 【請求項2】 前記スクィブに前記点火用スイッチ手段
    を介して微小電流を流して前記スクィブの診断を行う際
    に、前記定電流回路の作動を禁止する禁止手段を有する
    ことを特徴とする請求項1記載の車両用エアバッグ装
    置。
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