JP3929591B2 - 乗員保護装置 - Google Patents

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【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、車両等の衝突事故時にエアバッグを膨張させて乗員を事故から保護する乗員保護装置に係り、特に診断機能を有する乗員保護装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のこの種の乗員保護装置を図7に基づいて説明する。
1は車載バッテリ、2はイグニッションスイッチ、3はDC/DCコンバータで、前記車載バッテリ1の出力電圧を昇圧して出力する。4は雷管駆動制御回路で、逆流防止用ダイオード5,バックアップコンデンサ6,第1電界効果型トランジスタ7,第2電界効果型トランジスタ8,電流検出抵抗9,比較回路10,定電流源11,抵抗12,チャージポンプ回路13,スイッチ回路14等から構成されている。
【0003】
以下に、前記雷管駆動制御回路4について説明する。
バックアップコンデンサ6は、前記DC/DCコンバータ3によって充電される。第2電界効果型トランジスタ8は、そのドレイン側は前記バックアップコンデンサ6に、またソース側は後述の雷管15に接続され、雷管15に流れる点火電流のうちの大部分が流れる。7は前記第2電界効果型トランジスタ8に流れる電流を分流するための小容量の第1電界効果型トランジスタで、そのドレイン側は前記第2電界効果型トランジスタ8のドレイン側に接続され、又ソース側は許容電力の小さい電流検出抵抗9を介して第2電界効果型トランジスタ8のソース側に接続されている。
【0004】
比較回路10は、その一方の非反転(+)入力端子には、直列接続された定電流源11と抵抗12によって作られる基準電圧が入力され、また他方の反転(−)入力端子には電流検出抵抗9に発生する電圧が供給され、またその出力端子は、スイッチ回路14の出力端子と、第1及び第2電界効果型トランジスタ7,8のゲートに接続されている。18は加速度センサで、車両の衝突事故に伴って発生する加速度信号を検出する。19は後述のマイクロコンピュータ21を形成する衝突判断手段で、加速度センサ18からの加速度信号に基づいて衝突事故の大きさを判断して、重大事故と判断すると、スイッチ回路14にオン信号を供給する。また、衝突判断手段19は電源が投入されるとチャージポンプ回路13にトリガ信号を供給する。
【0005】
雷管15の一端は雷管駆動制御回路4の出力側に、また他端は逆流防止用ダイオード16、加速度スイッチ17を直列に介して接地されている。衝突判断手段19は、車両の衝突を検出する加速度センサ18からの減速度信号に基づいて衝突の状況を判断して、エアバッグ等を作動させる必要がある場合には前記チャージポンプ回路13にトリガ信号を同時に、またはタイムラグをもたせて出力する。
【0006】
このような構成において、(a)衝突判断手段19からオン信号がスイッチ回路14に出力されていないとき、スイッチ回路14のスイッチングトランジスタはオフしている。これによって、第1及び第2電界効果型トランジスタ7,8はオフ状態に維持されている。また(b)重大事故の発生により衝突判断手段19からオン信号がスイッチ回路14に出力されると、スイッチ回路14のスイッチングトランジスタがオンするので、第1及び第2電界効果型トランジスタ7,8のソース側の電位よりも高いハイレベルな電圧信号が第1及び第2電界効果型トランジスタ7,8のゲートに供給され、双方のトランジスタ7,8は能動領域で作動を開始する。
【0007】
次に、診断機能について説明すると、前記衝突判断手段19と同様にマイクロコンピュータ21を形成する診断回路20は、前記雷管15の両端子の電圧を入力すると共に、その雷管15の端子間電圧を求める差動増幅器23からの出力を入力して、前記雷管15の断線、短絡等を判断して断線、短絡等が発生していた場合、警報ランプ22を点灯して報知する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述した乗員保護装置にあっては、雷管の断線、短絡の診断、またバックアップコンデンサ、機械式加速度スイッチ等の診断を行う構成のものもあるが、上記の如きカレントミラー回路を有する回路構成に係る回路部の診断を行う機能を有するものはない。
【0009】
そこで、この発明は、上記のような問題点に着目してなされたもので、乗員保護装置におけるカレントミラー回路の診断を行うことを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
この発明に係る乗員保護装置は、直流電源に直列に接続された雷管と、前記直流電源と雷管との間に介挿された第1のスイッチ手段と、加速度センサからの加速度信号に基づいて衝突事故の大きさを判断し、重大衝突と判断したとき前記スイッチ手段に点火制御信号を出力し、かつそれと同期して電流制御信号を出力する衝突判断手段と、直列接続された第1、第2及び第3電流制限抵抗を含み、かつ前記衝突判断手段からの電流制御信号によって該第2及び第3電流制限抵抗間の接続点をグランドに短絡する第2のスイッチ手段のオンによって前記第1及び第2電流制限抵抗に流れる電流に比例した点火電流を前記第1のスイッチ手段を介して前記雷管に供給する電流制限回路と、前記衝突判断手段からの電流制限信号による前記第2のスイッチ手段のオン、オフによる前記第2及び第3電流制限抵抗間の接続点の短絡状態及び非短絡状態における接続点の電位の変化を入力して、前記第1、第2及び第3電流制限抵抗の断線及び短絡を診断する診断回路を備えてなることを特徴とする。
【0011】
この発明に係る乗員保護装置は、直流電源に直列に接続された雷管と、前記直流電源と雷管との間に介挿された第1のスイッチ手段と、加速度センサからの加速度信号に基づいて衝突事故の大きさを判断し、重大衝突と判断したとき前記スイッチ手段に点火制御信号を出力し、かつそれと同期して電流制御信号を出力する衝突判断手段と、直列接続された第1、第2及び第3電流制限抵抗を含み、かつ前記衝突判断手段からの電流制御信号によって該第2及び第3電流制限抵抗の接続点をグランドに短絡する第2のスイッチ手段のオンによって前記第1及び第2電流制限抵抗に流れる電流に比例した点火電流を前記スイッチ手段を介して前記雷管に供給する電流制限回路と、前記衝突判断手段からの電流制限信号による前記第2のスイッチ手段のオフによる前記第2及び第3電流制限抵抗の接続点の非短絡状態において、前記スイッチ手段の断線及び短絡を診断する診断回路を備えてなることを特徴とする。
【0012】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.
この発明による実施の形態1の構成を図1に示すが、その図1において図7の従来例で説明したものと同一のもの、または均等なものには同一符号を付して、その詳細説明を省略する。
すなわち、30は第2加速度センサ、31は比較回路で、前記第2加速度センサ30からの検出出力が、衝突の発生の判断の基準値を越えるとスイッチ信号を出力する。32は後述の診断回路(診断手段)33と共に、マイクロコンピュータ34を構成する衝突判断手段で、第1加速度センサ18からの加速度信号及び比較回路31からのスイッチ信号を受け、かつその第1加速度センサ18からの加速度信号に基づいて重大衝突と判断すると、第2のスイッチ手段としての切り換えトランジスタ37,駆動制御トランジスタ38,スイッチングトランジスタ36のそれぞれにオン信号を供給する。
【0013】
診断回路33は、従来例における診断回路20と同様に雷管15の短絡、断線等を診断する機能を有するほかに、切り換えトランジスタ37がオン、オフされることによって変化する第1及び第2抵抗44,45の間の接続点の電位Vbの変化を検出し、その変化量に基づいて第1,第2及び第3抵抗44,45,46の断線、短絡等を診断する機能を有する。
【0014】
すなわち、前記診断回路33は図2に示すようなフローチャートに従って、イグニッションスイッチ2がオンされたか否かをステップS1でチェックし、イグニッションスイッチ2がオンされていると判断するとステップS2に進む。ステップS2は、雷管15の端子間電位差を検出する比較回路35からの出力と、雷管15の両端に発生する電位とに基づいて雷管15の断線、短絡等の故障を診断し、故障が発生している場合にはステップS3に進み、「雷管異常」として警報ランプ22を所定のモードで点滅させ、ステップS13に進み、イグニッションスイッチ2がオフされていると判断すると終了し、オン状態であると判断されると後述のステップS10に戻る。
【0015】
またステップS2において、雷管15が正常であると判断された場合にはステップS4に進み、切り換えトランジスタ37をオンさせ、その時発生する第1及び第2抵抗44,45の接続点の電圧VbをステップS5でモニタする。この電圧VbがステップS6においてVa/5(Va:定電圧回路41の非反転入力端子に供給される基準電圧)より大きく、かつVa/2より小さいかが判断され、その条件を満足しないと判断された場合には、ステップS7で電流制限回路40が異常であるとして警報ランプ22を所定のモードで点滅させ、その後ステップS13に進む。
【0016】
また電圧VbがステップS6においてVa/5より大きく、かつVa/2より小さいと判断され、条件を満足していると判断された場合には、ステップS9に進み、切り換えトランジスタ37をオフさせ、ステップS10でその時発生する第1及び第2抵抗44,45の接続点の電圧Vbをモニタする。この電圧VbがステップS11においてVa/2より小さいと判断された場合には、ステップS7で電流制限回路40が異常であるとして警報ランプ22を所定のモードで点滅させる。
【0017】
ステップS11においてVa/2以上であると判断された場合には、ステップS12で電流制限回路40は正常であると判断してステップS13に進む。ステップS13においてイグニッションスイッチ2がオン状態であると判断されると、ステップS10に戻り、オフされたと判断されると、診断プログラムを終了する。
【0018】
切り換えトランジスタ37は、非衝突の通常時はオフ状態を維持し、また衝突時には、オン状態に切り換えられる。電流制限回路40は、駆動制御トランジスタ27,38,比較回路41,駆動トランジスタ42,電流検出抵抗43,第1電流制限抵抗44,第2電流制限抵抗45,第3電流制限抵抗46,比較回路47,駆動トランジスタ48a,バイアス抵抗49等から構成され、スイッチ手段としての機能を有し、定電圧回路を形成する比較回路41によって、前記第1電流制限抵抗44の非接地側端子の電位が一定になるように保持される。またこのとき、主に第1,第2及び第3電流制限抵抗44,45,46で電流検出抵抗43を流れる一定電流Iaが決定され、これによって発生する後段の駆動制御トランジスタ27のコレクタ端子の電位は、信号ラインAを介して比較回路47に基準値として供給される。その結果、駆動トランジスタ48aのコレクタ端子とバイアス抵抗49との接続点の電位が一定に制御され、駆動トランジスタ48aおよび第1のスイッチ手段としての駆動トランジスタ48bに一定電流が流れる。すなわち、点火電流を流すときには切り換えトランジスタ37をオンして一定電流Iaを大きくし、また診断電流を流すときには切り換えトランジスタ37をオフして一定電流Iaを小さくするように制御する。
【0019】
また、駆動制御トランジスタ38がオフの時は、電流検出抵抗43により検出された電流によって発生した電圧値が比較回路47にも入力され、比較回路47で駆動トランジスタ48a,48bがオン制御される。一方で、駆動制御トランジスタ38がオンの時は、駆動トランジスタ48a,48bはオン制御されない。
【0020】
次に上記構成の作用説明を行う(図2、図3及び図4参照)。
電源が投入されることによって、マイクロコンピュータ34のプログラムが作動を開始する。すなわち、最初に診断用プログラム(抵抗44〜46、雷管15の故障診断と駆動トランジスタ48a,48bの故障診断を含む)が作動開始し、それが終了すると衝突判断用プログラムが作動を開始し、以後その2つのプログラムが図示されない制御手段によって交互に実行される。
【0021】
まず、図2に示す診断用プログラムのうちの抵抗44〜46、雷管15の故障診断プログラムの作動によって以下のことが分かる。
マイクロコンピュータ34の診断回路33は、比較回路35からの出力信号及び雷管15の両端に発生する電位を読み取り、その読み取った電圧に基づいて上述したように雷管15の断線、短絡等の故障診断を行っているが、この故障診断については、既に周知のことであるので詳細説明は省略する。
【0022】
[抵抗44〜46の故障診断]
(1)診断回路33からの指示で衝突判断手段32が切り換えトランジスタ37をオフ状態にした時
第1及び第2抵抗44,45の接続点の電圧VbがVa/2以上であれば正常と判断され、Va/2以下であれば第1抵抗44が断線、または第3抵抗46が短絡の何れかの故障と判断され、警報ランプ22によって警報される。
【0023】
(2)診断回路33からの指示で衝突判断手段32が切り換えトランジスタ37をオン状態にした時
第1及び第2抵抗44,45の接続点の電圧VbがVa/2以上であれば第1抵抗44の短絡、第2抵抗45の断線、又は切り換えトランジスタ37のオープン故障の何れかである。また電圧VbがVa/5以上で、かつVa/2より小さい場合には、正常と判断される。さらに、電圧VbがVa/5以下であると、第2抵抗45の短絡と判断される。
【0024】
また、衝突判断用プログラムが実行されることによって以下のように作動する。
(1)衝突判断手段32が重大衝突と判断していない時
スイッチングトランジスタ36,切り換えトランジスタ37,駆動制御トランジスタ38がオフ状態になっており、一定電流Iaは、第1,第2及び第3電流制限抵抗44,45,46にて制限された電流値、すなわち雷管15が展開不可能な電流値となり、例えばマイクロコンピュータ40がプログラム暴走して衝突判断手段32から駆動制御トランジスタ38及びスイッチングトランジスタ36のそれぞれにハイレベル信号が供給されても微小電流しか流れず、雷管15は点火されない。
【0025】
また、プログラム暴走によって衝突判断手段32から切り換え手段37に供給される信号がハイレベルに切り替わり、第2及び第3電流制御抵抗45,46の接続点の電位をローレベルに切り換える確率も小さい。すなわち、3つの出力端子が一度に点火電流を流す方向に切り替わる確率は非常に小さくなる。
【0026】
(2)衝突判断手段32が衝突と判断した時
駆動制御トランジスタ38,スイッチングトランジスタ36及び切り換えトランジスタ37は、オン状態となり、第2及び第3電流制限抵抗45,46の接続点が接地されるので、電流検出抵抗43,第1電流制限抵抗44及び第2電流制限抵抗45に前回よりも多くの電流Iaが流れ、その電流Iaが電流検出抵抗43によって検出されて比較回路47に供給される。このとき、駆動制御トランジスタ38は、オンされ、かつスイッチングトランジスタ36もオンされているので、信号ラインAによって供給された電圧は比較回路47で所定の増幅率で増幅され、その増幅された電圧によって駆動トランジスタ48a,48bがオンされ、雷管15に点火電流が供給される。
【0027】
[駆動トランジスタ48a,48bの故障診断]
この診断は、従来から使用されている技術によると、図5に実線で示すように駆動トランジスタ48a,48bを数10マイクロ秒間のみオン動作せしめ(区間T1)、雷管15が作動して火薬が点火されない程度の微小電力を供給して、その短時間の間に雷管15の両端子に発生する電圧を検出する手法がとられていた。このときの駆動トランジスタ48a,48bが非常にわずかな時間しかオンしないために、図5(C)に実線で示すように駆動トランジスタ48a,48bが完全にオン(飽和状態)しない間に、診断回路33が雷間15及び比較回路35から入力しなくてはならず、この状態で入力した場合には正確な電圧、電位差を読み取れないという問題点があるので、微小電流(例えば従来の1/20)を長い時間(T2 (≒2・T1 )供給して、駆動トランジスタ48a,48bの双方が正常状態で作動した後に診断回路33が読み取るようにすることによって改善するためのものである。
【0028】
すなわち、この診断用プログラムが作動を開始すると、図6において、ステップ100からステップ110に進み、前記抵抗44〜46の故障診断結果に基づいて抵抗44〜46が正常か否かが判断される。故障していると判断されると、ステップ120に進み、駆動制御トランジスタ38をオンして雷管15に点火電流が供給されないようにし、ステップ200に進み、この診断プログラムを終了する。
【0029】
ステップ110において、抵抗44〜46が正常であると判断されると、ステップ130に進み、雷管15が正常であるか否かが判断される。このステップ130において、雷管15が異常であるとステップ120に進む。また、雷管15が正常であると判断されると、ステップ140に進み、切り換えトランジスタ37、駆動制御トランジスタ38をオフして駆動トランジスタ48bに微小電流を流す。
【0030】
この電流が雷管15に診断電流として流れ、これによって雷管15の非接地側に発生する電圧Vsをステップ150で読み取り(当然ながらサンプリング入力(図5(D))で行う)、記憶せしめる。この読み取った電圧Vsは、平均値を求めるためのもので、ステップ160で回数を判断し、所定回数読み取っていない場合には、ステップ110に戻り、所定回数読み取った場合には、ステップ170で駆動制御トランジスタ38をオンする。
【0031】
その後、ステップ180に進み、読み取った電圧Vsの平均値が所定値以上あるか否かが判断され、ないと判断されると、ステップ190で駆動トランジスタ48a,48bが異常である旨の信号を作成して出力し、ステップ200に進む。またステップ180で所定値以上有ると判断されると、駆動トランジスタ48a,48bは正常であると判断してステップ200に進み、終了する。すなわち、微小電流を供給するので検出電圧Vsが非常に小さいので、所定回数加算してその平均値を求めることによって精度を確保している。
【0032】
【発明の効果】
以上説明したようにこの発明によれば、点火電流の大きさを抵抗値を変化させることによって制御する回路の診断を行うことができる乗員保護装置を提供できるという効果が得られる。
この発明によれば、微少な電流を雷管に流しながら電流制限回路を構成する電流制限抵抗及び駆動トランジスタの診断を行うことができる乗員保護装置を提供できるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1を示す乗員保護装置の回路ブロック図である。
【図2】図1の回路ブロック図の診断回路の作動プログラムを示すフローチャートである。
【図3】図1の乗員保護装置の故障状態を示す説明図である。
【図4】図1の乗員保護装置の故障状態をモニタされた電圧によって区分する説明図である。
【図5】図1の駆動トランジスタ48a,48bの従来の診断方法と本件実施の一形態の診断との違いを説明するための説明図である。
【図6】図1の駆動トランジスタ48a,48bの診断プログラムのフローチャートである。
【図7】従来の乗員保護装置の回路図である。
【符号の説明】
15 雷管
18,30 加速度センサ
27 駆動制御トランジスタ
31,35,41,47 比較回路
32 衝突判断手段
33 診断回路(診断手段)
36 スイッチングトランジスタ
37 切り換えトランジスタ(切り換え手段)
40 電流制限回路
44,45,46 電流制限抵抗
48a,48b 駆動トランジスタ

Claims (2)

  1. 診断用プログラムと衝突判断用プログラムを交互に実行する乗員保護装置において、
    直流電源に直列に接続された雷管と、
    前記直流電源と雷管との間に介挿された第1のスイッチ手段と、
    加速度センサからの加速度信号に基づいて衝突事故の大きさを判断し、重大衝突と判断したとき前記スイッチ手段に点火制御信号を出力し、かつそれと同期して電流制御信号を出力する衝突判断手段と、
    直列接続された第1、第2及び第3電流制限抵抗を含み、かつ前記衝突判断手段からの電流制御信号によって該第2及び第3電流制限抵抗間の接続点をグランドに短絡する第2のスイッチ手段のオンによって前記第1及び第2電流制限抵抗に流れる電流に比例した点火電流を前記第1のスイッチ手段を介して前記雷管に供給する電流制限回路と、
    前記衝突判断手段からの電流制限信号による前記第2のスイッチ手段のオン、オフによる前記第2及び第3電流制限抵抗間の接続点の短絡状態及び非短絡状態における接続点の電位の変化を入力して、前記第1、第2及び第3電流制限抵抗の断線及び短絡を診断する診断回路を備えてなることを特徴とする乗員保護装置。
  2. 診断用プログラムと衝突判断用プログラムを交互に実行する乗員保護装置において、
    直流電源に直列に接続された雷管と、
    前記直流電源と雷管との間に介挿された第1のスイッチ手段と、
    加速度センサからの加速度信号に基づいて衝突事故の大きさを判断し、重大衝突と判断したとき前記スイッチ手段に点火制御信号を出力し、かつそれと同期して電流制御信号を出力する衝突判断手段と、
    直列接続された第1、第2及び第3電流制限抵抗を含み、かつ前記衝突判断手段からの電流制御信号によって該第2及び第3電流制限抵抗の接続点をグランドに短絡する第2のスイッチ手段のオンによって前記第1及び第2電流制限抵抗に流れる電流に比例した点火電流を前記スイッチ手段を介して前記雷管に供給する電流制限回路と、
    前記衝突判断手段からの電流制限信号による前記第2のスイッチ手段のオフによる前記第2及び第3電流制限抵抗の接続点の非短絡状態において、前記スイッチ手段の断線及び短絡を診断する診断回路を備えてなることを特徴とする乗員保護装置。
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