JP3623310B2 - 多重通信装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、車両の前方及び側方からの衝突事故時に乗員を保護するエアバッグ等が複数個備えられてなる乗員保護装置等に最適な多重通信装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来のこの種の多重通信装置を図4に示す乗員保護装置に基づいて説明する。まず、破線16で囲まれる主制御装置である運転席エアバッグ(主乗員保護装置)について以下に説明する。
昇圧回路3は、イグニッションスイッチ2を介して供給されるバッテリ1からの入力電圧を昇圧して抵抗4を介してバックアップコンデンサ5を充電する。その充電された電荷は、マイクロコンピュータ11が加速度センサ10から供給される加速度信号に基づいて重大衝突と判断したときにスイッチ回路7をオンすることによって放電用ダイオード6を介して雷管8、機械式加速度スイッチ9(このときはオン状態であるが、通常時はオフ状態である)を直列に介して放電され、雷管8によって図示されない火薬が点火され、エアバッグが展開される。なお、この機械式加速度スイッチ9は、本出願人による特願平5−351470号に開示されている構造のものである。
【0003】
また、マイクロコンピュータ11は故障診断機能を有し、前記バックアップコンデンサ5の容量診断時にはトランジスタ13を所定時間の間オンし、バックアップコンデンサ5に充電された電荷を抵抗12を介して放電し、その時のバックアップコンデン5の端子電圧の変化量を読み取り、前記バックアップコンデンサ5の静電容量が規定値の範囲にあるか否かの診断を行い、異常(規定値の範囲から外れている)と判断した場合には、その故障内容をメモリ14に記憶せしめると共に、ランプ等の警報装置15を駆動して乗員に知らせる。なお、前記マイクロコンピュータ11は、故障診断機能と衝突判断機能とを極めて短時間の間に交互に繰り返して実行している。
【0004】
さらに、マイクロコンピュータ11は、後述の第1通信回路17から供給される副制御装置である運転席サイドエアバッグ(副乗員保護装置)19の故障診断情報をメモリ14に記憶せしめると共に、その故障診断情報に基づいて警報装置15の作動を行う。第1通信回路17は、マイクロコンピュータ11から一定周期毎に要求信号が供給されると、それを運転席サイドエアバッグ19の第2通信回路20に供給すると共に、その第2通信回路20からその要求信号に対応する応答信号が供給されると、それをマイクロコンピュータ11に供給する。
【0005】
次に、車両側方からの衝突時に作動する、副制御装置である運転席サイドエアバッグ19について以下に説明する。
この運転席サイドエアバッグ19は、車両側方からの衝突に対して乗員を保護するためのもので、その電源は、符号18で示すハーネス等の電源ラインによって前記運転席エアバッグ16のバックアップコンデンサ5及び昇圧回路3から供給されるように接続されている。また、第1通信回路17は、運転席サイドエアバッグ19の第2通信回路20と多重通信を行うもので、マイクロコンピュータ11からの一定周期毎に伝送されてくる要求信号を第2通信回路20に伝送すると共に、それに対応する第2通信回路20からの応答信号(診断結果)を受けてマイクロコンピュータ11に供給する。
【0006】
運転席サイドエアバッグ19は、車両のドア、またはその近傍に取り付けられるもので、その中の符号10’は左右方向加速度センサで、前後方向加速度センサ10と同一のもので、この加速度センサ10に対して、車両の左右方向からの加速度を検出できるように検出方向を変えて車両に取り付けたものである。
【0007】
11’は前記マイクロコンピュータ11と同等の衝突判断機能を有するマイクロコンピュータで、車両左右方向に発生した加速度信号を検出する前記左右方向加速度センサ10’からの加速度信号に基づいて衝突判断を行い、重大衝突と判断した場合には、スイッチ回路7’(スイッチ回路7と同等のもの)をオン制御する。
【0008】
なお、8’は前記雷管8と同等の雷管、9’は前記機械式加速度スイッチ9と同等の機械式加速度スイッチ、21は定電圧回路で、前記電源ライン18を介した前記昇圧回路3及びバックアップコンデンサ5からの出力を受けて、運転席サイドエアバッグ19を構成する各回路に定電圧を供給するものである。
【0009】
すなわち、運転席用エアバッグは図4に示したものと同一の作動を行うのでその詳細説明は省略するが、運転席サイドエアバック19も運転席エアバック16と同様に衝突判断機能と故障診断機能とを有し、これらのプログラムを短時間のうちに交互に繰り返し実行する。
【0010】
それによって、運転席サイドエアバッグ19は運転席エアバッグ16の昇圧回路3及びバックアップコンデンサ5から電源ライン18を介して昇圧電圧を受けると共に、この運転席サイドエアバッグ19は車両側方からの衝突による加速度を左右方向加速度センサ10’が検出し、その検出信号に基づいてマイクロコンピュータ11’の衝突判断機能が重大事故と判断すると、スイッチ回路7’をオン制御して運転席エアバッグ16のバックアップコンデンサ5に充電された電力をスクイーブ8’、機械式加速度スイッチ9’に直列に流し、火薬に点火してエアバッグを展開させる。なお、通常双方のスイッチ回路7、7’が同時にオンされることはない、すなわち車両の前方からと左右から同時に衝突が発生することはないからである。
【0011】
また、マイクロコンピュータ11’は、故障診断機能によって雷管8’等の故障診断を行うと共に運転席エアバッグ16からの要求信号を第1及び第2通信回路17、20を介して周期的に入力し、要求信号が供給される毎に、運転席サイドエアバッグ19のマイクロコンピュータ11’は応答信号として、診断結果を第2通信回路20から第1通信回路17に返送し、マイクロコンピュータ11はその内容に応じてメモリ14に記憶せしめると共に、警報装置15を駆動する。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記の図4における乗員保護装置の運転席エアバッグ16のマイクロコンピュータ11が一定周期毎に運転席サイドエアバッグ19に要求信号を供給する毎に、運転席サイドエアバッグ19のマイクロコンピュータ11’から応答信号が運転席エアバッグ16のマイクロコンピュータ11に伝送される構成になっているので、双方のマイクロコンピュータ11、11’の間で常に通信を行うために、電力消費量が多くかかり、そのため昇圧回路3の容量が大きくなるという課題があった。
【0013】
また、運転席サイドエアバッグ19のマイクロコンピュータ11’が暴走した場合、常識的にはウオッチドッグタイマ(図示せず)によってリセットされ、それによって正常動作に戻されてから故障ではなく暴走したということが確認されるが、この正常に戻されるまでの時間は非常に短い時間で、その短い時間経過後、応答信号が返送されてこない場合には、物理的に破壊されているのか、または暴走が繰り返されているのか分からず、そのために運転席エアバッグ16のマイクロコンピュータ11の管理から運転席サイドエアバッグ19のマイクロコンピュータ11’が無管理状態になってしまうという課題があった。
【0014】
そこで、この発明は上記の課題に着目してなされたもので、主マイクロコンピュータが管理する副マイクロコンピュータの動作が少しでも異常の時には、主マイクロコンピュータは、副マイクロコンピュータとのつながりを完全に無視して、主マイクロコンピュータが誤判断しないようにすることを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】
この多重通信装置に係る第1の発明は、第1直流電源から給電され、第1センサからの検出信号に基づいて第1制御信号を作成すると共に、各回路部を監視して故障診断を行う機能を備えた主制御装置と、
前記第1直流電源にハーネスを介して接続される第2直流電源から給電され、第2センサからの検出信号に基づいて第2制御信号を作成すると共に、各回路部の監視を行う機能を備えた少なくても1つの副制御装置とを備え、
前記主制御装置は、前記副制御装置に対して周期的に要求信号を供給すると共に、前記副制御装置は、前記主制御装置に対して少なくても各回路部の監視結果を含む応答信号を返送する多重通信装置であって、
前記要求信号と前記応答信号とは、前記ハーネスを信号ラインとして通信を行い、前記主制御装置は、要求信号を供給した後に、前記副制御装置からそれに対応する応答信号が所定時間を越えて返送されないとき断線状態にあると判断して前記副制御装置からの応答信号の入力を禁止するものである。
【0018】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.
この発明による実施の形態1を図1に基づいて説明する。
まず、運転席エアバッグである主乗員保護装置35について説明する。
すなわち、21は昇圧回路で、イグニッションスイッチ2を介して供給されるバッテリ1からの入力電圧を昇圧して抵抗22を介してバックアップコンデンサ23を充電すると共に、電源ライン36に直列に介挿されたスイッチ回路32、抵抗34を介して助手席サイドエアバッグである副乗員保護装置46にその昇圧電圧を供給する。24は車両の前後方向に発生する加速度を検出する前後方向加速度センサで、検出信号である加速度信号は、後述のマイクロコンピュータ25に供給される。
【0019】
このマイクロコンピュータ25は、衝突判断機能を有し、前記前後方向加速度センサ24から供給される加速度信号に基づいて重大衝突と判断したときにスイッチ回路26をオンすることによってバックアップコンデンサ23に充電された電荷を放電用ダイオード27を介して放電し、雷管28、機械式加速度スイッチ29に直列に点火電流を流して、ハンドルに取り付けられたエアバッグを展開させる一方で、スイッチ回路26’をオンし、雷管28’をオンして前記と同時にプリテンショナーを作動させる。なお、このとき機械式加速度スイッチ29がオンされていることは言うまでもないことである。
【0020】
また、前記マイクロコンピュータ25は前記バックアップコンデンサ23、雷管28等の故障診断機能を有し、そのうちバックアップコンデンサ23の容量診断においては、イグニッションスイッチ2のオン操作直後に、信号ラインYを介してスイッチングトランジスタ31をオフすると共に、前記バックアップコンデンサ23の充電電荷が、副乗員保護装置46の各回路の暗電流として放電しないように、すなわち後述の副乗員保護装置46が前記バックアップコンデンサ23の負荷として作用する関係をなくした状態、換言すると主乗員保護装置35と副乗員保護装置46とを電気的に切り離した状態にした後にスイッチングトランジスタ31をオンし、前記バックアップコンデンサ23に充電された電荷を抵抗30を介して放電し、その時のバックアップコンデンサ23の端子電圧の、所定時間の間における電圧変化量をマイクロコンピュータ25が読み取り、それによって、静電容量を算出して容量診断を行い、その容量値が異常と判断した場合には、ランプ等の警報装置37を用いて乗員に知らせ、かつその異常内容をメモリ38に記憶せしめる。
【0021】
さらに、マイクロコンピュータ25は、図3(A)の如く要求信号を信号ラインXを介して出力した後に、所定時間を越えて応答信号が信号ラインZを介して伝送されてこない場合(図3(B))には、後述の入力制御部39に対して入力禁止信号を供給し(図3(C))、かつ信号ラインYを介してスイッチングトランジスタ31をオフする。入力制御部39は前述の如く、マイクロコンピュータ25が要求信号を出力した後に、その要求信号に対する応答信号が所定時間Tの間に供給されない場合には、信号ラインZからの入力を遮断するための信号を出力する。
【0022】
なお、前記雷管28、28’、28”の断線診断等は、雷管28、28’、28”の両端の電圧及び電圧差に基づいてマイクロコンピュータ25が判断し、断線等と判断した場合には、上記と同様にランプ等の警報装置37を用いて乗員に知らせる。また、前記マイクロコンピュータ25は信号ラインZを介して副乗員保護装置46から各種診断信号等の応答信号を入力して上記と同様の診断を行うが、この応答信号は、マイクロコンピュータ25が信号ラインXを介して第1通信回路33から副乗員保護装置46に対して要求信号(図3(A)参照)を送信した後に、副乗員保護装置46のマイクロコンピュータ25’から返送してくることは言うまでもないことである。
【0023】
次に、副乗員保護装置46について説明する。
24’は前記前後方向加速度センサ24と同一の加速度センサで、前後方向加速度センサ24と検出方向が異なり、車両の左右方向の加速度を検出するようにドップラー等に取り付けられ、その検出出力である加速度信号をマイクロコンピュータ25’に供給する。
マイクロコンピュータ25’は、前記マイクロコンピュータ25と同様に衝突判断機能を有し、前記左右方向加速度センサ24’から供給される加速度信号と、後述の加速度スイッチ40から供給されるスイッチ信号とに基づいて車両側方からの衝突の規模を判断し、その判断結果を診断結果と共に、応答信号として第2通信回路33’を介して出力する。
【0024】
またマイクロコンピュータ25’は、マイクロコンピュータ25と同様に診断機能を有して、左右方向加速度センサ24’、加速度スイッチ40等の故障診断を行い、第1通信回路33から電源ライン36を介して要求信号が供給される毎に、この診断結果を応答信号として第2通信回路33’(第1通信回路33と同一のもの)、電源ライン36、信号ラインZを介して主乗員保護装置35のマイクロコンピュータ25に供給する。
【0025】
さらに、マイクロコンピュータ25’は、ウオッチドックタイマ45が接続されてプログラム暴走時には、ウオッチドッグタイマ45からのリセット信号によってリセットされる。マイクロコンピュータ25’がプログラム暴走したときには、マイクロコンピュータ25’は要求信号が供給されても認識できなくなるので、応答信号の出力は停止される。なお、加速度スイッチ40は、半導体加速度センサと、その検出出力を入力する比較回路とから構成され、半導体加速度センサからの出力が比較回路の基準値を越えたときに、スイッチ信号を出力する。
【0026】
41’は電界効果型トランジスタ等のスイッチングトランジスタで、第2通信回路33’の出力信号によってオン、オフ制御され、衝突信号を示す信号、各種診断信号等の応答信号を出力する。42’は前記スイッチングトランジスタ41’と電源ライン36との間に介挿された抵抗で、電源ライン36を介して前記抵抗34と直列接続されて、逆流防止用ダイオード43のアノード側の電圧が、スイッチングトランジスタ41または41’がオンしたときに定電圧回路44の入力の最低レベルが0レベルにならなずに一定電圧以上に保持されて、常時後述の定電圧回路44に定電圧を給電できるようにしている。なお、この定電圧回路44は常時入力電圧を受け、かつ副乗員保護装置46を構成する各回路に電力を供給している。
【0027】
なお、電源ライン36は主乗員保護装置35と副乗員保護装置46との間で通信を行っているときは図2に示すような電圧波形になる。
すなわち、図2において、電圧V1はスイッチングトランジスタ41、41’がオンしたときの昇圧回路21の出力電圧V3を抵抗34及び42’で抵抗分割した値になり、電圧V2はスイッチングトランジスタ41(または41’)がオフしたときの電圧で、抵抗34の値で決まる。
【0028】
次に、上記構成の作用を説明する。
▲1▼診断機能が動作するとき
イグニッションスイッチ2がオンされ、主乗員保護装置35のマイクロコンピュータ25が作動を開始し、静電容量診断を行うとき、マイクロコンピュータ25は信号ラインYを介してスイッチ回路32をオフすると共に、スイッチングトランジスタ31を所定時間の間にオン動作せしめ、十分に充電されたバックアップコンデンサ23を、抵抗30を介して所定の時間の間放電し、そのときのバックアップコンデンサ23の端子電圧をマイクロコンピュータ25が読み取ることによって、マイクロコンピュータ25はバックアップコンデンサ23の端子電圧の電圧変化量を求め、それから静電容量が規定値の大きさか否かを判断し、異常の時はそれをメモリ38に記憶せしめ、かつ警報装置37を作動させて知らせる。また、前記雷管28、28’、28”の断線等の診断を行い、故障ありと判断した場合には、その故障内容をメモリ38に記憶せしめると共に、警報装置37を作動せしめる。
【0029】
その後、スイッチ回路32をオンせしめると共に、第1通信回路33、電源ライン36を介して副乗員保護装置46のマイクロコンピュータ25’に対して、診断の要求信号を供給する。要求信号を受け取ったマイクロコンピュータ25’は副乗員保護装置46内の各部、例えば左右方向加速度センサ24’等の端子電圧を読み取り、第2通信回路33’の出力によって、スイッチングトランジスタ41’をオン、オフすることによって、電源ライン36を介して主乗員保護装置35のマイクロコンピュータ25に信号ラインZを介して送信してマイクロコンピュータ25で、診断を行い、その結果、故障ありと判断した場合には、上記と同様にその内容をメモリ38に記憶せしめ、かつ警報装置37を作動させる。
【0030】
▲2▼衝突判断機能が作動するとき
上記各種診断が終了した後(または行われていないとき)に、車両が前方衝突をしたとき、主乗員保護装置35の機械式加速度スイッチ29がオンし、さらにマイクロコンピュータ25が前後方向加速度センサ24からの加速度信号に基づいて重大衝突と判断すると、マイクロコンピュータ25はスイッチ回路26,26’をオン制御してバックアップコンデンサ23に充電された電荷を放電用ダイオード27を介して雷管28、28’に通電し、運転席のエアバッグ等を展開させ、かつプリテンショナーを作動させて乗員を前方衝突から保護する。しかしながら、この時加速度が車両の前後方向に作用するので、副乗員保護装置46の左右方向加速度センサ24’及び加速度スイッチ40からは信号は出力されず、バックアップコンデンサ23から雷管28”には点火電流は供給されない。
【0031】
また、車両が横方向から衝突されたとき、主乗員保護装置35の機械式加速度スイッチ29はオンせず、また前後方向加速度センサ24からは前記前方衝突に伴う加速度信号に相当するだけの大きさの加速度信号は出力されないので雷管28には点火電流は供給されない。
【0032】
一方で、副乗員保護装置46のマイクロコンピュータ25’は加速度スイッチ40からのスイッチ信号と、左右方向加速度センサ24’からの加速度信号とに基づいて重大衝突と判断すると、マイクロコンピュータ25’はスイッチ回路26’をオン制御してバックアップコンデンサ23に充電された電荷を雷管28”に供給してシートに設けられたエアバッグを展開して乗員を側方衝突から保護する。
【0033】
以上が、通常時のマイクロコンピュータ25、25’の動作であるが、マイクロコンピュータ25’が何らかの原因でプログラム暴走すると、ウオッチドッグタイマ45の作動で初期化されるか、初期化に所定時間以上の時間を費やすと、すなわち要求信号を出力させてからそれに対する応答信号が所定時間以内に供給されない場合には、マイクロコンピュータ25は、入力制御部39を入力禁止状態にし、かつスイッチ回路32をオフ状態にして主乗員保護装置35から副乗員保護装置46を切り離す。
【0034】
なお、主乗員保護装置35が、副乗員保護装置46の動作を切り離す方法として、入力制御部39を作動させるのみか、またはスイッチ回路32をオフするかのみであっても十分である。
【0035】
【発明の効果】
以上説明したように、この発明によれば、要求信号と応答信号とは、ハーネスを信号ラインとして通信を行うので、ハーネスの使用本数を少なくできる。また、主制御装置は副制御装置との通信が所定時間の間正常ではない判断したときには、副制御装置からの応答信号を入力させない(無視する)ようなプログラムにするので、マイクロコンピュータに適した構成のものが得られるという効果が発揮される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による乗員保護装置の実施の形態1の回路ブロック説明図である。
【図2】図1における電源ライン36の波形図である。
【図3】本発明による乗員保護装置の実施の形態2の回路ブロック説明図である。
【図4】本発明の従来例の回路説明図である。
【符号の説明】
24、24’ 加速度センサ
25、25’ マイクロコンピュータ
26、26’、32 スイッチ回路
28、28’ 雷管
33、33’ 通信回路
34、42 抵抗
31、41 スイッチングトランジスタ
40 加速度スイッチ

Claims (1)

  1. 第1直流電源から給電され、第1センサからの検出信号に基づいて第1制御信号を作成すると共に、各回路部を監視して故障診断を行う機能を備えた主制御装置と、
    前記第1直流電源にハーネスを介して接続される第2直流電源から給電され、第2センサからの検出信号に基づいて第2制御信号を作成すると共に、各回路部の監視を行う機能を備えた少なくても1つの副制御装置とを備え、
    前記主制御装置は、前記副制御装置に対して周期的に要求信号を供給すると共に、前記副制御装置は、前記主制御装置に対して少なくても各回路部の監視結果を含む応答信号を返送する多重通信装置であって、
    前記要求信号と前記応答信号とは、前記ハーネスを信号ラインとして通信を行い、前記主制御装置は、要求信号を供給した後に、前記副制御装置からそれに対応する応答信号が所定時間を越えて返送されないとき断線状態にあると判断して前記副制御装置からの応答信号の入力を禁止することを特徴とする多重通信装置。
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