JP3880806B2 - 交通安全情報提供システム - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、車輌、電車、船舶、観光バス、タクシー、自転車、および人等の移動体に用いられるナビ機能を有するモバイルパソコンに対して、危険な交差点等の情報をより詳しく提供できる交通安全情報提供方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年はパソコンが企業、団体、家庭に非常に普及してきており、交通事故に対しての危険因子を集計できるようになって来ている。
【0003】
危険因子の第1位は見通しが悪い(交差点含む)、第2位は信号が悪い(短い、紛らわしい、見にくい設置等)、第3位はスピードが出やすい、第4位は一時停止ができない、第5位は上り坂で見にくい、第6位が道幅が同じ、第7位は交差点の形、第8位は交通量が多い、第9位は違法駐車あり等の順になっている。
【0004】
そして、このような危険因子の情報を知らせて危険を回避させるシステムが多数出願されている。
【0005】
例えば、特開平10−97694号公報の交通情報提供システムは、中央装置から各区間別の交通情報を予めゾーンブロック毎の交通情報に変換してデータ化させる。
【0006】
そして、交通情報利用者に対しては出発地と目的地を指定して交通情報を要求し得るようにし、交通情報利用者からの前記交通情報要求に対して、前記出発地から目的地までの路線上にある各ゾーンブロック毎の交通情報(渋滞、事故等)を組み合わせた前記交通情報利用者の要求に対応する交通情報を作成し、通信回線を介して提供する。これにより、交通情報利用者が得たい具体的、かつ詳細な交通情報が前記交通情報利用者に提供され、交通情報利用者は最適な路線を選択できるというものである。
【0007】
また、車の中から携帯無線網、インターネットを介して様々なコンテンツの配信を受けるものや、人間に携帯させて歩きながら景勝地、温泉、飲食店等のコンテンツの配信を受けるものもある。このようなモバイルパソコンは、携帯電話機能、GPS機能を有して前述のコンテンツの配信を受けている。
【0008】
そして、コンテンツの配信は、コンテンツ配信センターが様々な種類のコンテンツを携帯無線網を介して配信し、ユーザは画面のソフトウェアキーの選択によって所望のコンテンツを受信する方式や、携帯電話機能を用いてインターネット経由で様々なコンテンツの配信を受ける方式等がある。
【0009】
また、携帯電話網の所定ゾーンのみにコンテンツを配信する地域限定のサービスもある。例えば、特開2000−330909号公報は、グループ(東京地域、大阪地域)内のユーザ端末は専用線を介してプロバイダに接続され、ユーザ端末が専用線及びインターネット等を介してWeb(ウェブ)ページ情報の送信要求を行う。
【0010】
そして、ユーザ端末のIPアドレスからユーザ端末の所在地域を判別して、Webサーバは判別されたユーザ端末の所在地域に基づいてWebデータ情報を選別してユーザ端末(カーナビやナビ機能搭載の端末等)に送信する。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
上記の方式は、予め収集した様々なコンテンツ(交通情報含む)をカーナビ等の端末に配信するものであるが、交差点の形状、危険個所の形状及び、危険度については配信を行っていない。
【0012】
すなわち、カーナビは粗い地図画像であるから交差点の形状は一般に単なるクロス線で表現されている。これに対して、交差点は様々な形状があり、また交差点の周囲が壁、樹木で覆われていたり、坂道に存在する場合もある。
【0013】
前記サーバは、地図上の所定エリア毎に、該エリアに存在する地物の概略コンテンツ情報及び詳細コンテンツ情報からなるコンテンツ情報を関連付けて保存した第1のメモリと、緯度経度で定義された前記地図の地物のデータを記憶した第2のメモリと、前記ユーザ端末から前記コンテンツ情報のサービスを必要とする地域名と前記コンテンツ情報のコンテンツ名と該コンテンツ名のコンテンツ情報の配信を受けるための範囲であるユーザ指定サービス範囲とを受信して第3のメモリに保存する手段と、前記地域名のエリアを、前記緯度軽度で定義されたサービスエリア界に定義する手段と、前記ユーザ端末から該ユーザ端末の位置情報を受信する毎に、該位置情報が前記サービスエリア界のどの前記エリアに存在するかを求める手段と、前記求めたエリアに、前記位置情報に基づいて、前記受信した位置情報から進行方向に向かって前記ユーザ指定サービス範囲を定義する手段と、第1の距離に、前記コンテンツ情報の概略コンテンツを配信する第1条件を、第2の距離(第1の距離>第2の距離)に、前記コンテンツ情報の詳細コンテンツを配信する第2条件をそれぞれ対応させて保存した第4のメモリと、前記ユーザ端末から該ユーザ端末の位置情報を受信する毎に、前記位置情報と前記ユーザ指定サービス範囲の中心との距離を求め、該距離が第1の距離に該当するときは前記第1のメモリの前記概略コンテンツを、又は第2の距離に該当したときは前記詳細コンテンツを前記第1のメモリから引き当てる手段と、前記引き当てられた概略コンテンツ又は詳細コンテンツを前記ユーザ端末に送信する手段とを備えたことを要旨とする。
【0014】
本発明は上記課題を鑑みてなされたもので、車輌等の移動中において交差点の形状、危険個所の形状、危険度、原因等を提供する交通情報提供システムを得ることを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】
本発明の交通安全情報提供システムは、移動体に搭載されたナビゲーション機能、位置計測機能、車速センサ及び携帯電話機能を有する移動体の端末装置と、交通安全情報提供センターのサーバと、交通安全に関する情報を提供するためのパソコンとを携帯電話網、インターネットからなる通信ネットワークに接続して、前記交通安全情報サーバが前記端末装置に対して地図上のルートの危険度情報を提供する交通安全情報提供システムにおいて、
【0016】
前記サーバは、記憶手段を備え、
この記憶手段は、
一定期間毎の各県の地域のナビ画像と該ナビ画像の道路上の危険エリアの危険エリア情報Bipとを記憶し、
前記危険エリア情報Bipは、
前記危険エリアの、
事故履歴の設定テーブルと道路施設・形状の設定テーブル群と道路幅別による速度の設定テーブルと事故履歴による評価テーブルと道路施設・形状による評価テーブルと速度による評価テーブルと危険エリアの形状を示すポリゴンを含む情報であり、
前記事故履歴の設定テーブルは、
事故内容とその事故内容に応じて決めた第1の重み付け点数と事故回数とが対応させられ、
前記道路施設・形状の設定テーブル群は、
道幅、交差点の道路隅切り形状、交差点付近の障害物、信号表示、の特性毎に、設定テーブルが設けられ、これらの設定テーブルは、前記特性の詳細項目毎に、危険度に応じて決めた第2の重み付け点数と詳細項目の有りを示す第1の数値が対応させられ、
前記道路幅別による速度の設定テーブルは、
速度の範囲毎に前記道幅が対応させられ、かつ速度及び道幅による危険度に応じて決めた第3の重み付け点数が対応させられ、
前記事故履歴による評価テーブルは、
前記第1の重み付け点数を範囲別にした事故履歴による危険度のランクに該事故履歴による危険度のランクを表示するための色を対応させて記憶し、
前記道路施設・形状による評価テーブルは、
前記第2の重み付け点数を範囲別にした道路施設による危険度のランクに該道路施設による危険度のランクを表示するための色を対応させて記憶し、
前記速度による評価テーブルは、
重み付け点数毎に、速度による危険度のランクを表示するための色とを対応させて記憶し、
てなり、
【0017】
前記サーバのコンピュータは、
前記端末装置から地域名を受信し、該地域名に対応するナビ画像を前記記憶手段から読み、その端末装置に送信する手段と、
前記端末装置から前記ナビ画像におけるルートを受信し、該ルート上の前記危険エリアの前記危険エリア情報Bipをその端末装置に送信する手段と、
【0018】
前記端末装置は、
メモリを備え、
前記端末装置のコンピュータが、
前記サーバからの前記ナビ画像を前記メモリに保存して画面に表示し、該ナビ画像において設定されたルートの座標を前記サーバに送信して、該ルート上の全ての前記危険エリア情報Bipを送信させ、これを前記ルートに関連付けて前記メモリに記憶する手段と、
前記位置計測機能により現在位置を取得し、この現在位置と前回の位置とから自車輌が前記危険エリア情報Bipの危険エリアに接近するかどうかを判定する手段と、
前記危険エリアに接近すると判定したときは、前記危険エリアの危険エリア情報Bipの事故履歴の設定テーブルの事故回数とその事故回数に対応する前記第1の重み付け点数との積を求め、これらの積の点数の合計を、前記事故履歴による危険度の点数(ランク1)とする手段と、
前記危険エリアに接近と判定したときは、前記危険エリアの前記道路施設・形状の設定テーブル群の前記交差点の隅切り設定テーブル及び交差点付近の障害有無の設定テーブル並びに信号表示の設定テーブルの前記第2の重み付け点数と該第2の重み付け点数に対応する数値との積を求め、これらの積の点数の合計を道路形状による危険度の点数(ランク2)とする手段と、
前記危険エリアに接近すると判定したときは、前記車速センサで計測した速度と計測した道幅とを有するレコードの前記第3の重み付け点数を前記道路幅別による速度の設定テーブルから読み、これを前記危険エリアに接近するときの速度危険度の点数(ランク3)とする手段と、
前記事故履歴の危険度の点数(ランク1)を有するレコードを前記事故履歴による評価テーブルから読み、このレコードの前記事故履歴による危険度のランクを表示するための色を危険エリアのポリゴンに表示する手段と、
前記道路形状による危険度の点数(ランク2)を有するレコードを前記道路施設・形状による評価テーブルから読み、このレコードの色を危険エリアのポリゴンに表示する手段と、
前記速度の危険度の点数(ランク3)を有するレコードを前記速度による評価テーブルから読み、このレコードの色を危険エリアのポリゴンに表示する手段と
を備えたことを要旨とする。
【0019】
【発明の実施の形態】
<実施の形態1>
図1は本実施の形態1の交通情報提供システムの概略構成図である。図1のシステムは車輌2内にナビゲーション機器類1を搭載し、このナビゲーション機器類1が携帯電話網5、インターネット6を介して交通安全情報提供センター10からの交通情報(交差点の形状、危険度等)の提供を受ける。
【0020】
前述のナビゲーション機器類1は、携帯電話に接続されたカーナビ専用機3又はGPS機能(DGPSを含む)、携帯電話機能、カーナビ機能等を内蔵した携帯情報端末4(モバイルパソコン)等がある。また、GPS付き携帯電話であってもよい。
【0021】
また、交通安全情報提供センター10は、インターネット6に接続された交通安全組織団体のパソコン8(警察、道路管理事務所JAF等)及び一般市民のパソコン9から交通安全に係わる情報をDBサーバ11に収集して、ナビゲーション機器類2からのルート上の危険個所(交差点)の形状、危険度等をWebサーバである交通安全情報サーバ12に自動送信する。
【0022】
ナビゲーション機器類1は、カーナビ専用機3に接続された携帯電話を用いて交通情報サービスのプログラムをダウンロードして以下の処理を行うPCカーナビソフト3aを備えている。
【0023】
このカーナビソフト3aは、画面に所望の地域のカーナビ地図を表示し、このカーナビ地図上で目的地点Pp(地物)が指定されると、この目的地点PpまでのルートRiを求め、このルートRi(緯度経度Gi:G1、G2、...)を送信している。
【0024】
そして、図2に示すように、GPSに自車輌の現在の位置情報Giを取得し(S201)、カーナビ地図上において、現在の位置Giを表示し(S202)、この現在位置Giが事故履歴地点(交差点、カーブ等)に接近したかどうかを判定する(S203)。
【0025】
次に、事故履歴地点(交差点)に接近と判定したときは、交通安全情報提供センター10から予め送信されたルートRi上の事故履歴情報が格納されているファイルを引き当て(S204)、事故履歴地点の形状、危険度レベルを抽出する(S205)。
【0026】
そして、画面の事故履歴地点(交差点)の付近に危険度レベルに応じた危険度を知らせる画面を開くと共に、音声で知らせる(S206)。
【0027】
この画面は図2に示すように、道路の交差点の部分が斜線で示され、交差点の種類(隅切りなし、隅切りの形状)も表示(音声でも知らせる)されている。
【0028】
従って、ドライバーは交差点の形状の種類が分かるので、交差点の形状にあったハンドルの切り方を事前にイメージすることになる。
【0029】
また、ナビゲーション機器類1は、通信モデムを内蔵し、携帯電話機能(パケット通信方式の携帯電話をケーブル接続する)によって携帯電話網、インターネットとの接続を可能としている。つまり、ハイパーテキスト形式のファイルを記述するための言語であるHTML(Hyper Text Markup Language)によって記述されたプログラム等のWebデータを解析してテキストや静止画、動画等を表示、再生することでホームページ(プログラム)の閲覧が可能となるブラウザ機能を備えている。
【0030】
一方、交通安全情報提供センター10は、図3に示すように、DBサーバ11にGISデータベース15と事故履歴データベース16、事故履歴更新処理(図示せず)等を備えている。また、交通安全情報サーバ12は、交差点ポリゴン生成工程17と、エリアバッファ生成工程18と、リンク付け工程19と、交差点情報検索工程20と、危険度算出工程21と、更新処理22等を備えている。
【0031】
交差点ポリゴン生成工程17は、画面の地図上でのオペレータが指定した交差点の形状を示すポリゴンPi(周囲の形状も含む:例えば塀、樹木)を、オペレータの指示に従って生成してポリゴンファイル23に記憶する。例えば、図4の(a)に示すように、隅が角型、丸型、隅切り無しの等のポリゴンPiを生成する。
【0032】
また、エリアバッファ生成工程18は、図4の(b)に示すように、交差点の中心から所定距離riを半径とした円(危険エリアバッファHiともいう)を生成する。このエリアバッファHiには道路界におけるメッシュ番号mpが割り付けられている(危険地点IDともいう)。
【0033】
そして、リンク付け工程19は、図3に示すように、DBサーバ16の事故履歴データベースの危険地点のIDに、例えば交差点の形式のポリゴンPiと、危険度ランクと事故件数と、事故履歴と、交差点の周囲情報、注意メッセージ等をリンク付けして記憶する。
【0034】
すなわち、事故履歴データベースには図4の(c)に示すように、交差点のエリアバッファHi(ID)とポリゴンPi(隅角型、丸型、隅切りなし)と危険度(安全性が高い、安全性が中、安全性が低い)、その他の注意メッセージ(交差点の周囲状況(塀、樹木)、事故履歴(図示せず)等が記憶されることになる。
【0035】
更新処理22は、外部(交通安全組織、市民)から危険地点に関する情報(例えば交差点名、交差点の形、事故点の事故情報、交差点の周囲状況等)が送信される毎に、交差点名に対応する危険エリアIDを有するファイルを引き当て、関連する情報を送信された情報に更新する。
【0036】
また、危険度算出工程21は、事故履歴データベースの情報(事故件数、事故履歴、交差点の交通量、交差点における工事、周囲の高さ、商店街における路上駐車、人通り等)が更新される毎に危険度を新たに求め、この求めた危険度に更新する。さらに、道路の勾配(カーブ等)を情報とした危険度を求めて知らせてもよい。
【0037】
この危険度は、事故履歴から予め求めて登録した危険度を知らせる方法と、走行に伴う自車輌位置Giが入力する毎に前回の位置とから速度を求め、この速度と事故履歴の情報とから危険度を求めて音声で知らせるようにしてもよい。さらに、道路の勾配(カーブ等)を情報とした危険度を求めて知らせてもよい。
【0038】
交差点情報検索工程20は、車輌2からのルートRiが入力する毎に、このルートRi上の危険地点IDを有する情報を事故履歴データベースから検索し、これを送信処理を用いて車輌2のナビゲーション機器類1に送信する。
【0039】
上記のように構成された交通情報提供システムについて図5のシーケンス図を用いて以下に説明する。
【0040】
(カーナビ地図がナビゲーション機器類1にある場合)
本実施の形態では図5に示すように、交通安全情報提供センター10が交通安全組織の端末8にアクセスして道路の危険個所(交差点、カーブ等)の情報を収集している(d1、d2)と共に、一般市民のパソコン9からの危険個所の情報の提供を受けている(d3)。そして、これらの情報に基づいてDBサーバ11のGIS(地理情報システム)における危険個所を解析し(d4)、この解析結果に更新している(d5)。この危険個所は本実施の形態では交差点として説明する。
【0041】
また、車輌2のナビゲーション機器類1は、カーナビ地図を表示して現在位置から目的
地までのルートRiが画面に表示されているとする(d6)。
【0042】
そして、車輌2のドライバーがナビゲーション機器類1を操作して安全要求キーを操作すると(d7)、ナビゲーション機器類1のソフト3aが携帯電話網を介して交通安全情報提供センター10のURLとルートRi(G1、G2、......)と安全情報要求コマンドとパスワード等を送信する(d8)。
【0043】
この送信に伴って、プロバイダ7は、ログイン名、パスワード、ナビゲーション機器類1の通信環境設定が利用可能なものであれば、IPアドレスをナビゲーション機器類1に割り当て、URLを交通安全情報提供センター10に送信している。
【0044】
次に、交通安全情報提供センター10のサーバ12は、ルートRiが入力すると、このルートRi(軌跡)の点座標Giを含む全ての危険エリア情報BipをDBサーバ11から検索する(d9)。
【0045】
この危険エリア情報Bipは、危険エリアバッファHi(IDでもよい)、危険度bp、危険エリアの形状Pi等からなる。
【0046】
そして、検索した全ての危険エリア情報Bipを車輌2のナビゲーション機器類1に送信して(d10)、ダウンロードさせる(d11)。
【0047】
一方、ナビゲーション機器類1は、GPS機能からの自車輌位置Giを取得して、移動中においてルートRi上における安全情報サービス表示処理を行う(d12)。
【0048】
ナビゲーション機器類1での安全情報要求時の処理と安全情報サービス表示処理について図6及び図7のフローチャートを用いて以下に説明する。図1ではPCカーナビソフトウェアとして記載している。
【0049】
安全情報要求の入力に伴って、ナビ画像上で求められた目的地までのルートRi(GP1、GP2、......)の軌跡を読み(S601)、この軌跡に割り付けられているナビ地図の座標Ri(G1、G2、......)を送信する(S602)。
【0050】
次に、ルートRiの送信が終わったかどうかを判断し(S603)、終わっていない場合は処理をステップS602に戻す。
【0051】
また、ステップS603において、ルートRiの送信が終わったと判定したときは、危険エリア情報Bipを交通安全情報提供センター10から受信したかどうかを判断して(S604)、メモリにダウンロードする(S605)。
【0052】
そして、危険エリア情報Bip(Bip1、Bip2、...)を読み込んだ後に、ルートRi上に危険エリア情報Bipの危険エリアHiを対応させる(S606)。例えば、危険エリア情報Bipの危険エリアHiの中心座標Ghpに対応するルートRi上のGi(区別するためにGtpを用いる)を中心にして危険エリアHiを有する危険エリア情報Bipをリンク付けして記憶する。
【0053】
次に、交通安全情報提供センター10から送信された危険エリア情報Bipは他にあるかどうかを判定する(S608)。
【0054】
ステップS608において、送信されたルートRiにおける危険エリア情報Bipが他に存在する場合は次の危険エリア情報Bipに更新して(S609)、処理をステップS607に戻す。
【0055】
そして、安全情報サービス表示処理は、自車輌位置Giが入力する毎に、この自車輌位置Giを読込む(S701)。次に、この今回の自車輌位置Giと前回のGiとから車輌の進行方向を求め、この進行方向で一番初めに到達するルートRi上の危険エリアHi(区別のためにHipとする)があるかどうかを判定する(S702)。
【0056】
ステップS702において、危険エリアHipがあると判定したときは、このHipに対応する危険エリア情報Bipを読み(S703)、危険エリア情報Bipにリンク付けされている交差点の形状を示すポリゴンPiとメッセージmiとを読み込み(S704)、ナビ画像に表示してメッセージを発生する(S705、S706)。例えば、図8に示すように、ナビ画面には交差点のエリアバッファに有る程度近づくと、「この先前方に危険度ランクAの交差点がある」ことをメッセージ表示すると共に音声を発生する。そして、さらに交差点に近づくと「まもなく交差点である」ことを伝える。
【0057】
また、交差点は点滅されて示されると共に、この交差点のポリゴン画像15に危険度ランク、事故件数、事故内容、交差点の周囲の状況等をメッセージ表示すると共に、音声で伝える。
【0058】
この図8のポリゴン画像15の交差点の周囲には塀のポリゴンと交差点の形状を示すポリゴンPiとが表示される。
【0059】
次に、安全情報サービス表示処理は、次に入力した自車輌位置Giを読み(S707)、入力した次の自車輌位置Giが危険エリアHipを出たかどうかを判定する(S708)。
【0060】
ステップS708で危険エリアHipを出たと判定したときは、ポリゴン画像15、メッセージ、点滅を停止させる(S709)。つまり、危険エリアPi、メッセージをクリアする。
【0061】
次に自車輌位置Giは、ルートRi上の最後の危険エリアHiを出たかどうかを判定し、出ていない場合は処理をステップS701に戻して上記の処理を行う。
【0062】
<実施の形態2>
(カーナビ地図がナビゲーション機器類にない場合)
上記実施の形態1では、ナビ地図をカーナビ機器類1が予め有しているとして説明したが、実施の形態2は予めカーナビ地図を有しないカーナビ機器類(例えば、携帯電話機能、ブラウザ機能、GPS機能を有するモバイルパソコン、i−mode(登録商標)電話等)を用いてもよい。
【0063】
このような場合は、センター側において、地図及び交通情報サービスのプログラムを備える。この地図のナビ地図の配信はカーナビメーカから受けるのが好ましい。
【0064】
図9は実施の形態2を説明するシーケンス図である。(カーナビ地図がナビゲーション機器類1にある場合)
図9に示すように、交通安全情報提供センター10はカーナビメーカから一定期間毎に各県、地域のナビ画像の配信を受けて、これをDBサーバで保管する(d0)。
【0065】
また、交通安全組織の端末8にアクセスして道路の危険個所(交差点、カーブ等)の情報を収集している(d1、d2)と共に、一般市民のパソコン9からの危険個所の情報の提供を受けている(d3)。これらの情報に基づいてDBサーバ11のGIS(地理情報システム)における危険個所を解析し、この解析結果に更新している。
【0066】
一方、車輌のモバイルパソコンはセンター10のURLコードを発して交通安全情報サービスのホームページの提供を受ける(d20、d21)。
【0067】
次に、モバイルパソコンはナビキーが選択されると、センターにナビ画像配信の要求を行って、センターからナビ画像表示のためのプログラムの配信を受ける(d22、d23)。
【0068】
そして、画面に表示された地域名から必要な地域名(複数でもよい)を選択して(必要地域名kiともいう)、センターに送信する(d24)。
【0069】
センターは必要地域kiを受信し、この必要地域名kiに対応するナビ画像を車輌のモバイルパソコンに送信する(d25)。モバイルパソコンは、センターから送信されたナビ画像をダウンロードする。
【0070】
そして、車輌のドライバーは画面に目的地の地図を表示させ、この地図上に目的地点を設定する。この目的地点の設定に伴って、自車輌位置Giから目的地点までのルートRiを求めて地図上に表示する(d26)。
【0071】
そして、ドライバーは安全情報サービスの要求キーを選択すると、ルートRi(G1、G2、......)と安全情報要求コマンドとパスワード等を送信する(d27)。次に、交通安全情報提供センター10は、ルートRiが入力すると、このルートRi(軌跡)の点座標Giを含む全ての危険エリア情報BipをDBサーバ11から検索して、車輌のモバイルパソコンに送信する(d28)。
【0072】
そして、車輌のモバイルパソコンは上記実施の形態と同様な自車輌位置Giを取得して、移動中においてルートRi上における安全情報サービス表示処理を行う(d29)。
【0073】
すなわち、位置座標情報Giを取得して、この現在位置Giが事故履歴地点(交差点等)に接近したかどうかを判定し、事故履歴地点(交差点)に接近と判定したときは、交通安全情報提供センター10から予め送信されたルートRiの事故履歴情報が格納されているファイルを引き当て、事故履歴地点の形状、危険度レベルを抽出する。そして、画面の事故履歴地点(交差点)の付近に危険度レベルに応じた危険度を知らせる画面(交差点の形状、メッセージ等)を開くと共に、音声で知らせる。
【0074】
<実施の形態3>
以下さらに、具体例について説明する。
【0075】
まず、具体例として、危険度を設定するための危険度因子パラメータの一例を説明する。本実施の形態では、危険度因子パラメータは、危険度ランク、事故履歴、道路施設の特性、および交差点の特性のそれぞれについて、交通安全情報サーバ12にテーブルデータとして記憶している。
【0076】
図10は、危険度ランクの設定テーブルTBLkである。危険度ランクは、図示するように、ある交差点から次の交差点までの道路区間を1つの単位として、道路区間図形データ(ポリゴンまたはラインの形状を有する)を構築する。そして、危険度ランクは、例えば、危険度が最も低いときの重み付け点数を”1”、それ以降危険度が高くなるに従って、2,3,4,5,6,7,8,9と増加し、危険度が最も高いときの重み付け点数を”10”と設定する。
【0077】
図11は、事故履歴の設定テーブルTBL0である。事故履歴は図示するように、事故内容の程度、例えば、物損事故、人身事故(軽傷)、人身事故(重傷)、人身事故(死亡)といった順に、それぞれの重み付け点数を設定する。
【0078】
図12は、道路施設の特性の設定テーブルTBL1〜TBL7である。道路施設の特性は、道路施設の特性を各危険因子に分けて、それぞれの特性の程度に応じた危険度を設定する。ここでは、危険因子として、例えば、道幅TBL1、交通量TBL2、下り坂でスピードが出やすいかどうかを知るための下り勾配TBL3、上り坂で前方が見にくいかどうかを知るための登り勾配TBL4、カーブで見通しが悪いかどうかを知るためのカーブ曲率半径TBL5、人通りが多いTBL6、路上駐車が多いTBL7としている。
【0079】
図13は、交差点の特性の設定テーブルTBL8〜10である。交差点の特性についても、各危険因子をごとに、それぞれの特性の程度に応じた危険度を設定する。ここでは、例えば、道路隅切り形状TBL8、交差点付近の障害物TBL9、信号表示TBL10の3つに分類しており、交差点の隅切り形状TBL8では、例えば丸型、角型、隅切りなし、交差点付近の障害物TBL9では、例えばフェンス、街路樹、低いブロック塀、高いブロック塀、信号表示TBL10では、例えば普通、直進、左折時間が短い、右折時間が短いなどとして、それぞれの特性の程度に応じた危険度を設定する。
【0080】
次に、危険度評価処理の手順について説明する。
【0081】
図14は、危険度評価処理の手順を示すメインフローチャートである。
【0082】
図示するフローチャートは、ある交差点から次の交差点までの各道路区間図形データ(ポリゴンまたはラインの形状を有する)について、危険度評価を行うための処理手順である。
【0083】
まず、事故履歴による危険度ランク(以下ランク1とする)、道路形状による危険度ランク(以下ランク2とする)、速度による危険度ランク(以下ランク3とする)を、例えば点数=0でそれぞれ初期化する(S1101)。
【0084】
続いて、ランク1の各危険因子パラメータ(即ち、道幅、交通量、上り坂で前方が見にくい、下り坂でスピードが出やすい、カーブで見通しが悪い、人通りが多い、路上駐車が多い))、ランク2の各危険因子パラメータ(即ち、交差点の隅切り形状、交差点付近の障害物、信号表示)、およびランク3の各危険因子パラメータを、例えば点数=0でそれぞれ初期化する(S1102)。
【0085】
続いて、交差点接近フラグ(KS)、カーブ接近フラグ(CS)、坂道接近フラグ(SS)をそれぞれ0で初期化する(S1103)。
【0086】
続いて、移動中の道路区間の各危険因子パラメータとして、道幅をTBL1の参照によって、交通量をTBL2の参照によって、人通りの程度をTBL6の参照によって、路上駐車の程度をTBL7の参照によって、それぞれ取得して、その点数を危険度ランク2に加算する(S1104)。
【0087】
具体的には、例えば、これからのルート上で、「道幅6m以上10m未満」の箇所が1回、および「道幅4m以上5m未満」の箇所が1回であれば、危険因子パラメータの点数はTBL1から5点×1回+7点×1回=12点となり、交通量が「非常に少ない」箇所が1回と「非常に多い」箇所が1回であれば、危険因子パラメータの点数はTBL2から1点×1回+9点×1回=10点となり、人通りの程度が「少ない」箇所が1回であれば、危険因子パラメータの点数はTBL6から3点×1回+=3点となり、路上駐車の程度が「非常に少ない」箇所が1回と「多い」箇所が1回であれば、危険因子パラメータの点数はTBL7から1点×1回+7点×1回=8点となる。
【0088】
なお、これらのパラメータの設定において、道幅はGIS計測または設計値によって、交通量は計画または実測によって、交通量・人通りは交通安全組織・警察・住民などの情報提供によって、それぞれ登録するものとする。
【0089】
次に、過去の事故履歴による危険度ランク1のサブルーチン処理SUB1に移行し、危険度ランク1による評価を行う。ここでは、接近中の事故履歴地点について危険度ランクの評価を行い、ユーザーに前方の危険度を報知する(S1105)。なお、SUB1の処理の詳細については、後述する。
【0090】
続いて、GPSによる現在位置情報Giを取得し(S1106)、道路上に現在位置をプロットする(S1107)。そして、現在速度を、車速パルスセンサやGPSによる単位時間あたりの移動量から計測する(S1108)。GPSから求める場合は、下記式から求める。
【0091】
速度=√((X座標移動量)2+(Y座標移動量)2)/単位時間
なお、GPSによる現在位置座標の計測による取得は、単位時間として例えば0.2秒に1回行うものとする。
【0092】
続いて、現在、停止中(速度=0)であれば処理を終了し、走行中(速度>0)であれば現在位置の判定処理に移行する(S1109)。なお、処理終了後に、移動を再開(速度>0)すれば始めの処理から再開する。
【0093】
続いて、現在位置の判定を行うために、現在位置のポイントと、接近する道路施設として、交差点の中心から所定距離ri を半径とした危険エリアバッファHi との空間演算(オーバレイ)処理を行う。これにより、交差点に接近したかどうかを判定する(S1110)。ここで、交差点に接近した場合は、交差点接近フラグKS=1とする(S1120)。一方、交差点への接近でない場合は次の処理へ移行する。
【0094】
続いて、現在位置のポイントと、接近する道路施設として、カーブ(円弧データ)の中心から所定距離ri を半径とした危険エリアバッファHi との空間演算(オーバレイ)処理を行う。これにより、カーブに接近したかどうかを判定する(S1111)。ここで、カーブに接近した場合は、カーブ接近フラグCS=1とする(S1121)。一方、カーブへの接近ではない場合は次の処理へ移行する。
【0095】
続いて、現在位置のポイントと、接近する道路施設として、坂道(立面上は円弧であるが平面上は略直線データ)の坂道区間の中心から所定距離ri を半径とした危険エリアバッファHi との空間演算(オーバレイ)処理を行う。これにより、坂道に接近したかどうかを判定する(S1112)。ここで、坂道に接近した場合は、坂道接近フラグSS=1とする(S1122)。一方、坂道への接近ではない場合は次の処理へ移行する。
【0096】
続いて、交差点、カーブ、坂道のいずれかへ接近したかどうかを判定する(S1113)。ここで、交差点、カーブ、坂道のいずれかへ接近した場合、すなわち、KS≠0またはCS≠0またはSS≠0のときは、走行時の危険度評価処理SUB2(S1114)へ移行する。そして、SUB2の処理終了後は、単位時間ごとのループ処理を繰り返すために、処理S1106へ復帰する(S1115)。一方、交差点、カーブ、坂道のいずれへも接近していない場合(KS=0、CS=0、SS=0の場合)は、そのまま単位時間ごとのループ処理を繰り返すために、処理S1106へ進む(S1115)。
【0097】
次に、過去の事故履歴による危険度ランク1のサブルーチン処理SUB1について説明する。
【0098】
図15は、サブルーチン処理SUB1の手順を示すフローチャートである。
【0099】
まず、GPSによって自車輌の現在の位置情報Giを取得し(S1201)、カーナビ地図上において、現在の位置Giを表示し(S1202)、この現在位置Giが事故履歴地点(交差点、カーブ等)に接近したかどうかを判定する(S1203)。
【0100】
続いて、事故履歴地点(交差点)に接近と判定したときは、交通安全情報提供センター10から予め送信されたルートRi上の事故履歴情報が格納されているファイルを引き当て(S1204)、事故履歴DBから各事故内容と回数を読み込む(S1205)。
【0101】
そして、事故履歴テーブル(TBL0)により、事項内容別に重み付け点数を加算する(S1206)。
【0102】
例えば、事故履歴、人身事故(軽傷)1回、人身事故(死亡)1回の場合、危険因子パラメータの点数は、事故履歴テーブル(TBL0)から、6点×1回+10点×1回=16点となる。
【0103】
続いて、算出された点数に基づき、危険度ランク1の状態を抽出する(S1207)。危険度ランク1の状態は、図16に示す事故履歴による評価テーブルTBL11から求める。上記の点数の場合、危険度ランク1は、「B」となる。 なお、図16には、事故履歴による評価テーブルTBL11の他、後述する道路施設形状による評価テーブルTBL12、および速度による評価テーブルTBL13を示してあり、各テーブルは、危険因子パラメータの点数に応じて、ランク付けし、各危険度を画面表示する際のランクごとの色分けが設定されている。
【0104】
続いて、抽出された危険度ランク1に応じた危険度を知らせる画面を開くと共に、音声で知らせる(S1208)。なお、画面表示例については、後述する。
【0105】
次に、走行時の危険度評価のサブルーチン処理SUB2について説明する。
【0106】
図17〜19は、サブルーチン処理SUB2の手順を示すフローチャートである。
【0107】
走行時の危険度評価のサブルーチン処理SUB2は、まず、交差点接近フラグKS=1か否かを判断する(S1301)。ここで、KS=1であれば、続いて、各危険因子パラメータとして、交差点の隅切り形状をTBL8の参照によって、交差点付近の障害物の有無をTBL9の参照によって、信号表示時間の長短をTBL10の参照によって、それぞれ取得して、その点数を危険度ランク2に加算する(S1302)。
【0108】
具体的には、例えば、これから接近する交差点において、交差点の隅切り形状が「角形」であれば、危険因子パラメータの点数はTBL8から3点となり、交差点付近の障害物が「街路樹」が1箇所あれば、危険因子パラメータの点数はTBL9から5点×1回=5点となり、信号表示時間が「普通」であれば、危険因子パラメータの点数はTBL10から1点=1点となる。
【0109】
続いて、GPSによって現在位置情報Giを取得し(S1303)、道路上に現在位置をプロットする(S1304)。そして、交差点ポリゴンと現在位置ポリゴンとのオーバレイ処理を行う(S1305)。
【0110】
続いて、現在地は交差点ポリゴン内か否かを判断する(S1306)。ここで、交差点ポリゴンの外側であれば、交差点進入フラグKE=1か否かを判断して(S1320)、KE=1とき、すなわち交差点通過時には、交差点接近フラグKS=0、交差点進入フラグKE=0にして(S1330)、その後ステップS1401へ移行する。
【0111】
一方、現在地が交差点ポリゴンの内側の場合、すなわち交差点進入時には、交差点進入フラグKE=1にして(S1307)、現在速度を、車速パルスセンサやGPSによる単位時間あたりの移動量から計測する(S1306)。
【0112】
そして、危険度ランク3の計算処理SUB3へ移行する。危険度ランク3の計算処理SUB3の処理後は、ステップS1303へ復帰することになる。なお、この危険度ランク3の計算処理については後述する。
【0113】
次に、ステップS1401へ移行した場合(図18参照)は、カーブ接近フラグCS=1か否かを判断する。ここで、CS=1であれば、続いて、カーブ曲率半径をそのカーブの設計値またはGPS計測値から抽出する(S1402)。そして、カーブ曲率半径から危険因子パラメータをTBL5の参照によって取得し、その点数を危険度ランク2に加算する(S1403)。
【0114】
具体的には、例えば、これから接近するカーブにおいて、ほぼ直線に近い場所が1箇所、曲率半径40〜50mの場所が1箇所であれば、危険因子パラメータの点数はTBL5から1点×1回+5点×1回=6点となる。
【0115】
続いて、GPSによる現在位置情報Giを取得し(S1405)、道路上に現在位置をプロットする(S1406)。そして、カーブラインと現在位置ポリゴンとのオーバレイ処理を行う(S1407)。
【0116】
続いて、現在地はカーブライン上か否かを判断する(S1408)。ここで、カーブラインの外側であれば、カーブ進入フラグCE=1か否かを判断して(S1420)、CE=1とき、すなわちカーブ通過時には、カーブ通接近フラグCS=0、カーブ進入フラグCE=0にして(S1430)、その後ステップS1501へ移行する。
【0117】
一方、現在地がカーブライン上の内側の場合、すなわちカーブ進入時には、カーブ進入フラグCE=1にして(S1409)、現在速度を、車速パルスセンサやGPSによる単位時間あたりの移動量から計測する(S1410)。
【0118】
そして、危険度ランク3の計算処理SUB3へ移行する(S1411)。危険度ランク3の計算処理SUB3の処理後は、ステップS1405へ復帰することになる。なお、この危険度ランク3の計算処理については後述する。
【0119】
次に、ステップS1501へ移行した場合(図19参照)は、坂道接近フラグSS=1か否かを判断する。ここで、SS=1であれば、続いて、坂道の道路勾配をその坂道の設計値またはGPS計測値から抽出する(S1502)。そして、抽出した坂道の勾配から危険因子パラメータをTBL3の参照によって取得し、登坂中のときにはTBL4の参照によって取得し、取得した点数を危険度ランク2に加算する(S1503)。
【0120】
具体的には、例えば、これから接近する坂道において降坂中の場合に、平坦部が1箇所、勾配6〜8%の場所が1箇所であれば、危険因子パラメータの点数はTBL3から1点×1回+6点×1回=7点となる。
【0121】
続いて、GPSによって現在位置情報Giを取得し(S1505)、道路上に現在位置をプロットする(S1506)。そして、坂道ラインと現在位置ポリゴンとのオーバレイ処理を行う(S1507)。
【0122】
続いて、現在地は坂道ライン上か否かを判断する(S1508)。ここで、坂道ラインの外側であれば、坂道進入フラグSE=1か否かを判断して(S1520)、SE=1とき、すなわち坂道通過時には、坂道通接近フラグSS=0、坂道進入フラグSE=0にして(S1530)、SUB2が終了し、メインルーチンのステップS1115へ復帰する。
【0123】
一方、現在地が坂道ライン上の内側の場合、すなわち坂頂上時には、坂道進入フラグCE=1にして(S1509)、現在速度を、車速パルスセンサやGPSによる単位時間あたりの移動量から計測する(S1510)。
【0124】
そして、危険度ランク3の計算処理SUB3へ移行する(S1511)。危険度ランク3の計算処理SUB3の処理後は、ステップS1505へ復帰することになる。この危険度ランク3の計算処理については後述する。
【0125】
なお、前記ステップS1501において、SS=1ではない場合には、坂道通接近フラグSS=0、坂道進入フラグSE=0にして(S1530)、SUB2が終了し、メインルーチンのステップS1115へ復帰する。
【0126】
次に、危険度ランク3のサブルーチン処理SUB3について説明する。
【0127】
図20は、サブルーチン処理SUB3の手順を示すフローチャートである。
【0128】
危険度ランク3のサブルーチン処理SUB3では、まず、交差点接近フラグKS=1か否かを判断する(S1601)。ここで、KS=1であれば、前記のサブルーチンSUB2処理において得られた現在速度と、現在走行中の道路と交差する道路の道幅とに基づき危険度ランク3の危険度因子パラメータの点数を、速度と交差点接近時の評価テーブルTBL21から求める(S1602)。
【0129】
ここで、速度と交差点接近時の評価テーブルTBL21は、図21に示すように、速度の範囲ごとに道幅を対応させて危険度因子パラメータの点数を付けたものである。具体的には、例えば時速58km/h、道幅40mの道路を横断する場合、TBL21から、危険度因子パラメータの点数は5点となる。
【0130】
前記ステップS1601において、KS=1でなければ、続いて、カーブ接近フラグCS=1か否かを判断する(S1611)。ここで、CS=1であれば、前記のサブルーチンSUB2処理において得られた現在速度と、カーブの曲率半径に基づき危険度ランク3の危険度因子パラメータの点数を、速度とカーブ接近時の評価テーブルTBL22から求める(S1612)。
【0131】
ここで、速度とカーブ接近時の評価テーブルTLB22は、図22に示すように、速度の範囲ごとにカーブの曲率半径を対応させて危険度因子パラメータの点数を付けたものである。
【0132】
前記ステップS1611において、CS=1でなければ、続いて、坂道接近フラグSS=1か否かを判断する(S1621)。ここで、SS=1であれば、前記のサブルーチンSUB2処理において得られた現在速度と、道路勾配に基づき危険度ランク3の危険度因子パラメータの点数を、速度と坂道通行時の評価テーブルTBL23から求める(S1622)。
【0133】
ここで、TBL23は、図23に示すように、速度の範囲ごとに坂道の勾配を対応させて危険度因子パラメータの点数を付けたものである。
【0134】
以上の各処理が終了した後、先に加算した危険度ランク2を道路施設形状による評価テーブルTBL12を参照して、ユーザに報知するとともに、危険度ランク3の結果をユーザに報知する(S1630)。
【0135】
ここでは、先ほどまでに具体例として挙げた結果から、危険度ランク2は合計で46点となっているので、TBL12(図16参照)から「c」となり、危険度ランク3は「5」である。
【0136】
次に、上述した処理によりって得られた各危険度ランクの表示例を説明する。
【0137】
図24は、ユーザへ危険度ランクを表示するための画面表示例を示す図面である。
【0138】
図示する表示例では、ナビ画面の右下隅に危険度ランクに応じた色分け表示を行っている。危険度ランク1(事故履歴による評価)は前述の具体例から「B」であり、これはTBL11(図16参照)からピンク色の表示、危険度ランク2(道路施設による評価)は前述の具体例から「c」であり、これはTBL12(図16参照)からオレンジ色の表示、危険度ランク3(速度と道路形状別の評価)は前述の具体例から「5」であり、これはTBL13(図16参照)からオレンジ色の表示となる。
【0139】
これにより、ユーザにはこれから進む先の事故履歴や道路形状、現在速度などから危険度が表示されることになる。
【0140】
なお、表示例としては、この他に、例えば、危険度ランク1〜3をすべて加算して、その値から、3段階、あるいは5段階などによる色分け表示を行ったり、また、ナビ画面に表示されている交差点、カーブ、坂道などの図形そのものを危険ランクに応じて色分けして表示したり、危険度に応じた周期により点滅させるなど、様々な方法を採ることができる。さらには、危険度を音声により報知するようにしてもよい。この音声により報知する場合には、すべての危険度を報知してもよいし、危険度が高い場合にのみ音声による報知とするようにしてもよい。
【0141】
さらには、単に危険度を表示または音声によって報知するばかりではなく、危険度の報知とともに、安全な通過速度の表示や音声によって報知するようにしてもよい。
【0142】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、移動体の端末がナビ地図で設定した目的地点までのルートを携帯電話網、インターネットを介してサーバに送信すると、サーバ側からはルート上における全ての交差点エリア及び交差点の形を示すポリゴン、提供情報、危険度からなる属性情報が送信される。
【0143】
一方、移動体の端末は、このルート上の交差点エリア及び属性情報を記憶し、前回の自位置と今回の自位置とから求まる進行方向に交差点エリアが存在したとき、この交差点エリアの属性情報を知らせる。
【0144】
すなわち、移動体が次に到達する交差点の形状(隅が角、隅切りなし、丸、周囲ブロック等の情報が知らせられると共に、危険度が知らせられる。
【0145】
このため、ドライバーは交差点の形状、危険度等をイメージして交差点に到達することになるから安全運転が可能になる。
【0146】
また、外部の団体、市民等から交差点に係わる情報を常に収集して、これを危険度に反映させているので、現時点の交差点の状況に応じた危険度を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本実施の形態1の交通情報提供システムの概略構成図である。
【図2】 実施の形態1の概略を説明するフローチャートである。
【図3】 交通安全情報提供センターを説明する構成図である。
【図4】 交差点のポリゴン、危険情報を説明する説明図である。
【図5】 実施の形態1のシーケンス図である。
【図6】 ナビゲーション機器類側の動作を説明するフローチャートである。
【図7】 ナビゲーション機器類側の動作を説明するフローチャートである。
【図8】 交通安全情報サービス画面を説明する説明図である。
【図9】 実施の形態2を説明するシーケンス図である。
【図10】 危険度ランクの設定テーブルTBLkを示す図である。
【図11】 事故履歴の設定テーブルTBL0を示す図である。
【図12】 道路施設の特性の設定テーブルTBL1〜TBL7を示す図である。
【図13】 交差点の特性の設定テーブルTBL8〜10を示す図である。
【図14】 危険度評価処理の手順を示すメインフローチャートである。
【図15】 過去の事故履歴による危険度ランク1のサブルーチン処理SUB1の手順を示すフロー
チャートである。
【図16】 事故履歴による評価テーブルTBL11、道路施設形状による評価テーブルTBL12
、および速度による評価テーブルTBL13を示す図である。
【図17】 走行時の危険度評価のサブルーチン処理SUB2の手順を示すフローチャートである。
【図18】 図17に続く走行時の危険度評価のサブルーチン処理SUB2の手順を示すフローチャ
ートである。
【図19】 図18に続く走行時の危険度評価のサブルーチン処理SUB2の手順を示すフローチャ
ートである。
【図20】 危険度ランク3のサブルーチン処理SUB3の手順を示すフローチャートである。
【図21】 速度と交差点接近時の評価テーブルTBL21示す図である。
【図22】 速度とカーブ接近時の評価テーブルTLB22を示す図である。
【図23】 速度と坂道通行時の評価テーブルTBL23を示す図である。
【図24】 危険度の画面表示例を示す図である。
【符号の説明】
1 ナビゲーション機器類
2 車輌
5 携帯電話網
6 インターネット
10 交通安全情報提供センター
11 DBサーバ
15 GISデータベース
16 事故履歴データベース
17 交差点ポリゴン生成工程
18 エリアバッファ生成工程
19 リンク付け工程
20 交差点情報検索工程
21 危険度算出工程

Claims (6)

  1. 移動体に搭載されたナビゲーション機能、位置計測機能、車速センサ及び携帯電話機能を有する移動体の端末装置と、交通安全情報提供センターのサーバと、交通安全に関する情報を提供するためのパソコンとを携帯電話網、インターネットからなる通信ネットワークに接続して、前記交通安全情報サーバが前記端末装置に対して地図上のルートの危険度情報を提供する交通安全情報提供システムにおいて、
    前記サーバは、記憶手段を備え、
    この記憶手段は、
    一定期間毎の各県の地域のナビ画像と該ナビ画像の道路上の危険エリアの危険エリア情報Bipとを記憶し、
    前記危険エリア情報Bipは、
    前記危険エリアの、
    事故履歴の設定テーブルと道路施設・形状の設定テーブル群と道路幅別による速度の設定テーブルと事故履歴による評価テーブルと道路施設・形状による評価テーブルと速度による評価テーブルと危険エリアの形状を示すポリゴンを含む情報であり、
    前記事故履歴の設定テーブルは、
    事故内容とその事故内容に応じて決めた第1の重み付け点数と事故回数とが対応させられ、
    前記道路施設・形状の設定テーブル群は、
    道幅、交差点の道路隅切り形状、交差点付近の障害物、信号表示、の特性毎に、設定テーブルが設けられ、これらの設定テーブルは、前記特性の詳細項目毎に、危険度に応じて決めた第2の重み付け点数と詳細項目の有りを示す第1の数値が対応させられ、
    前記道路幅別による速度の設定テーブルは、
    速度の範囲毎に前記道幅が対応させられ、かつ速度及び道幅による危険度に応じて決めた第3の重み付け点数が対応させられ、
    前記事故履歴による評価テーブルは、
    前記第1の重み付け点数を範囲別にした事故履歴による危険度のランクに該事故履歴による危険度のランクを表示するための色を対応させて記憶し、
    前記道路施設・形状による評価テーブルは、
    前記第2の重み付け点数を範囲別にした道路施設による危険度のランクに該道路施設による危険度のランクを表示するための色を対応させて記憶し、
    前記速度による評価テーブルは、
    重み付け点数毎に、速度による危険度のランクを表示するための色とを対応させて記憶し、
    てなり、
    前記サーバのコンピュータは、
    前記端末装置から地域名を受信し、該地域名に対応するナビ画像を前記記憶手段から読み、その端末装置に送信する手段と、
    前記端末装置から前記ナビ画像におけるルートを受信し、該ルート上の前記危険エリアの前記危険エリア情報Bipをその端末装置に送信する手段と、
    前記端末装置は、
    メモリを備え、
    前記端末装置のコンピュータが、
    前記サーバからの前記ナビ画像を前記メモリに保存して画面に表示し、該ナビ画像において設定されたルートの座標を前記サーバに送信して、該ルート上の全ての前記危険エリア情報Bipを送信させ、これを前記ルートに関連付けて前記メモリに記憶する手段と、
    前記位置計測機能により現在位置を取得し、この現在位置と前回の位置とから自車輌が前記危険エリア情報Bipの危険エリアに接近するかどうかを判定する手段と、
    前記危険エリアに接近すると判定したときは、前記危険エリアの危険エリア情報Bip の事故履歴の設定テーブルの事故回数とその事故回数に対応する前記第1の重み付け点数との積を求め、これらの積の点数の合計を、前記事故履歴による危険度の点数(ランク1)とする手段と、
    前記危険エリアに接近と判定したときは、前記危険エリアの前記道路施設・形状の設定テーブル群の前記交差点の隅切り設定テーブル及び交差点付近の障害有無の設定テーブル並びに信号表示の設定テーブルの前記第2の重み付け点数と該第2の重み付け点数に対応する数値との積を求め、これらの積の点数の合計を道路形状による危険度の点数(ランク2)とする手段と、
    前記危険エリアに接近すると判定したときは、前記車速センサで計測した速度と計測した道幅とを有するレコードの前記第3の重み付け点数を前記道路幅別による速度の設定テーブルから読み、これを前記危険エリアに接近するときの速度危険度の点数(ランク3)とする手段と、
    前記事故履歴の危険度の点数(ランク1)を有するレコードを前記事故履歴による評価テーブルから読み、このレコードの前記事故履歴による危険度のランクを表示するための色を危険エリアのポリゴンに表示する手段と、
    前記道路形状による危険度の点数(ランク2)を有するレコードを前記道路施設・形状による評価テーブルから読み、このレコードの色を危険エリアのポリゴンに表示する手段と、
    前記速度の危険度の点数(ランク3)を有するレコードを前記速度による評価テーブルから読み、このレコードの色を危険エリアのポリゴンに表示する手段と
    を有することを特徴とする交通安全情報提供システム
  2. 前記危険エリア情報Bipは、速度の範囲毎にカーブ曲率半径、この曲率による危険度に応じて決めた第4の重み付け点数を対応させたカーブ接近時の評価テーブルを含む情報であり、
    前記道路施設・形状の設定テーブル群の設定テーブルの情報は、
    前記詳細項目をカーブの曲率半径とし、該曲率半径に該曲率半径の危険度に応じて決めた第5の重み付け点数と前記第1の数値とを対応させたカーブ内容の設定テーブルを含む情報であり、
    前記端末装置は、
    前記危険エリアが交差点エリアで前記現在位置が交差点通過時と判断したときは、カーブのエリアに接近かどうかを判定する手段と、
    前記カーブのエリアに接近と判定したときは、カーブの曲率半径に対応する前記第5の重み付け点数を前記カーブ内容の設定テーブルから読み、この第5の重み付け点数に対応する前記第1の数値との積を求め、これらの積の合計を前記道路施設による危険度の点数に加算する手段と、
    前記加算された道路形状による危険度の点数(ランク2)に該当する前記道路施設・形状による評価テーブルの危険度のランク(ランク2)の色を前記画面のカーブのエリアに表示する手段と
    を有することを特徴とする請求項1記載の交通情報提供システム。
  3. 前記道路施設・形状による設定テーブル群は、
    登り道勾配テーブルを有し、
    前記危険エリア情報Bipは、この登り道勾配テーブルに基づく情報であり、
    該登り道勾配テーブルは、
    登り勾配内容毎に、この登り勾配内容の危険度に応じて決めた第6の重み付け点数を対応させたレコードを備え、該レコードにその登り勾配内容が存在する数が割り付けられ、
    前記端末装置は、
    前記現在位置が前記カーブのエリアを出たかどうかを判断する手段と、
    前記現在位置が前記カーブのエリアを出たと判断したときは、前記現在位置が坂道に接 近かどうかを判断する手段と、
    前記坂道に接近と判断した場合は、その坂道の計測値から坂道又は下り道の勾配かを判定する手段と、
    前記勾配が坂道と判定したときは、前記計測した坂道の勾配を有する前記登り道勾配テーブルのレコードの第6の重み付け点数と前記登り勾配内容が存在する数との積を求め、これらの合計を前記道路形状の危険度の点数(危険度ランク2)に加算する手段と
    を有することを特徴とする請求項2記載の交通情報提供システム。
  4. 前記道路施設・形状による設定テーブル群は、
    下り道勾配テーブルを有し、
    前記危険エリア情報Bipは、この下り道勾配テーブルを含む情報であり、該下り道勾配テーブルは、
    前記下り道の勾配内容毎に、この下り道の勾配内容の危険度に応じて決めた第7の重み付け点数を対応させたレコードを備え、該レコードにその下り勾配内容が存在する数が割り付けられ、
    前記端末装置は、
    前記勾配が下り坂と判定したときは、計測した下り道の勾配を有する前記下り道勾配テーブルのレコードの前記第7の重み付け点数と前記下り勾配内容が存在する数との積を求め、この合計を前記道路形状の危険度の点数(危険度ランク2)に加算する手段と
    を有することを特徴とする請求項1、2又は3記載の交通情報提供システム。
  5. 前記危険エリア情報Bipは、
    前記速度の範囲毎に、坂道の勾配を割り当て、かつ勾配及び前記速度に応じて決めた危険度の第8の重み付け点数を割り当てた坂道通過時テーブルを含む情報であり、
    前記現在位置が前記坂道の頂点通過と判定したときは、計測した勾配と速度とを有するレコードを前記坂道通過時テーブルから引き当て、該レコードの前記第8の重み付け点数を前記速度の危険度の点数(ランク3)に加算する手段と
    を有することを特徴とする請求項1、2、3又は4記載の交通情報提供システム
  6. 前記危険エリア情報Bipは、交差点のポリゴンと危険度ランクと事故件数、事故履歴、交差点に周囲情報、注意メッセージを含み、
    前記端末装置は、前記危険エリアが交差点の場合は、前記交差点のポリゴンと危険度ランクと事故件数、事故履歴、交差点に周囲情報、注意メッセージを画面に表示する手段と
    を有することを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の交通安全情報提供システム。
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