JP4578553B2 - 経路誘導装置、経路誘導方法、経路誘導プログラム、および記録媒体 - Google Patents

経路誘導装置、経路誘導方法、経路誘導プログラム、および記録媒体 Download PDF

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Description

この発明は、利用者が知っているランドマークを用いて経路誘導する経路誘導装置、経路誘導方法、経路誘導プログラム、および記録媒体に関する。ただし、この発明の利用は、上述した経路誘導装置、経路誘導方法、経路誘導プログラム、および記録媒体には限られない。
従来、車両などに搭載されるナビゲーション装置では、目的地点までの経路を探索し、探索した経路に沿って経路誘導をおこなっている。経路誘導は、おもに案内音声の出力などによっておこなうが、交差点など経路上の主要なポイントでは、ユーザが同ポイントを認識しやすいように、同ポイント周辺のランドマーク(地物)を基準として案内音声を生成する。
このナビゲーション装置によれば、地図バッファに読み出された地図情報の中の施設データベース中に含まれる施設の階数情報に基づいて、運転者の設定にかかる特定階数に所在する施設のランドマークだけを選択的に地図上に表示することにより、運転者の視点から見やすい階数に所在する施設のランドマークだけが表示されるようにして、ランドマークがあるのに実物の施設が見つけられないといった混乱を抑止できる(たとえば、下記特許文献1参照。)。
特開2005−180957号公報
しかしながら、上述の特許文献1に記載された技術では、運転者が知らないランドマークを音声案内(音声ガイダンス)に用いる場合、音声案内の出力時に運転者の視界には入っているが、運転者はすぐにはランドマークを見つけられないため、どこにランドマークがあるか探してしまう。このため、運転者が運転に集中することができなく、運転に支障をきたすという問題が一例として挙げられる。
上述した課題を解決し、目的を達成するため、請求項1の発明にかかる経路誘導装置は、経路上の案内ポイントに対して地図情報を用いて経路誘導をおこなう経路誘導装置において、前記案内ポイント周辺に存在する前記地図情報に含まれる地物を抽出する抽出手段と、前記抽出手段によって抽出された前記地物に設定されている当該地物の属する種類を示すグループ名が利用者によって認知されているか否かの判断基準となるグループ名認知度を検索する検索手段と、前記検索手段によって検索されたグループ名認知度に基づいて、前記案内ポイントにおける経路誘導の目印となる地物を特定する特定手段と、前記特定手段によって特定された地物を基準とした誘導案内をおこなう誘導手段と、を備え、前記特定手段は、前記抽出手段によって抽出された地物の中に同一グループ名が設定された地物が複数抽出された場合、前記グループ名認知度にかかわらず当該同一グループ名が設定された地物を除外して前記案内ポイントにおける経路誘導の目印となる地物を特定することを特徴とする。
また、請求項3の発明にかかる経路誘導方法は、経路上の案内ポイントに対して地図情報を用いて経路誘導をおこなう経路誘導方法において、前記案内ポイント周辺に存在する前記地図情報に含まれる地物を抽出する抽出工程と、前記抽出工程によって抽出された前記地物に設定されている当該地物の属する種類を示すグループ名が利用者によって認知されているか否かの判断基準となるグループ名認知度を検索する検索工程と、前記検索工程によって検索されたグループ名認知度に基づいて、前記案内ポイントにおける経路誘導の目印となる地物を特定する特定工程と、前記特定工程によって特定された地物を基準とした誘導案内をおこなう誘導工程と、を含み、前記特定工程は、前記抽出工程によって抽出された地物の中に同一グループ名が設定された地物が複数抽出された場合、前記グループ名認知度にかかわらず当該同一グループ名が設定された地物を除外して前記案内ポイントにおける経路誘導の目印となる地物を特定することを特徴とする。
また、請求項4の発明にかかる経路誘導プログラムは、請求項3に記載の経路誘導方法をコンピュータに実行させることを特徴とする。
また、請求項5の発明にかかる記録媒体は、請求項4に記載の経路誘導プログラムをコンピュータに読み取り可能な状態で記録したことを特徴とする。
実施の形態にかかる経路誘導装置の機能的構成の一例を示すブロック図である。 実施の形態にかかる経路誘導装置の機能的構成の他の一例を示すブロック図である。 経路誘導装置の情報記録処理手順を示すフローチャートである。 経路誘導装置の経路誘導処理手順を示すフローチャートである。 本実施例にかかるナビゲーション装置のハードウェア構成を示すブロック図である。 ナビゲーション装置の情報記録処理の内容を示すフローチャートである。 ナビゲーション装置の経路誘導処理の内容を示すフローチャートである。 ランドマークのランクの一例について示したグラフである。 ランドマークデータベースの一例について示した説明図である。 案内ポイントにおける誘導案内の一例について示した説明図である。
以下に添付図面を参照して、この発明にかかる経路誘導装置、経路誘導方法、経路誘導プログラム、および記録媒体の好適な実施の形態を詳細に説明する。
(実施の形態)
(経路誘導装置の機能的構成)
はじめに、この発明の実施の形態にかかる経路誘導装置100の機能的構成について説明する。図1は、実施の形態にかかる経路誘導装置の機能的構成の一例を示すブロック図である。
図1において、地図情報を用いて移動体を誘導する経路誘導装置100は、記録部101と、取得部102と、判断部103と、設定部104と、認知度更新部105と、紐付部106と、を備えている。記録部101は、地図情報を記録している。ここで、地図情報は、ノードおよびリンクからなる道路ネットワークデータと、地物、たとえば、施設や道路その他地形(山、川、土地)に関するフィーチャを用いて描画される画像データとを含んでいる。地図情報は、文字情報、施設の名称や住所などの情報、道路や施設の画像などを含んでいてもよい。
また、記録部101は、それぞれの地物と、地物の近傍を移動体が通過したことに関する情報と、を紐付けた情報を記録する。移動体が通過したことに関する情報は、たとえば、地物に対する利用者の認知度に関する情報でもよい。また、記録部101は、移動体が過去に移動した履歴を記録してもよい。
取得部102は、移動体の位置情報を取得する。移動体の位置情報は、たとえば、GPS衛星から受信したGPS信号に加えて、移動体の挙動を検出する加速度センサや車速センサからの出力値に応じて、移動体の位置情報を取得するようにしてもよい。また、位置情報は、移動体の現在地点の位置情報でもよいし、記録部101に記録されている過去に移動した履歴でもよい。過去に移動した履歴は、記録部101に記録されている全ての履歴でもよいし、所定期間に限った履歴でもよい。
また、取得部102は、具体的には、たとえば、車両に搭載された経路誘導装置100や、携帯電話に搭載された経路誘導装置100など、複数の装置間で相互に情報を交換してもよい。たとえば、車両に搭載された経路誘導装置100の備える取得部102は、図示しない通信部などを介して携帯電話に搭載された経路誘導装置100に記録されている歩行経路の履歴を取得してもよい。
判断部103は、取得部102によって取得された移動体の位置情報に基づいて、移動体が地図情報に含まれる地物の近傍を通過したか否かを判断する。地物の近傍を通過したか否かの判断は、たとえば、地物の周囲の経路を移動体が通過したか否かを判断する。また、地物の近傍を通過したか否かの判断は、たとえば、移動中の経路から利用者によって視認可能か否かを判断してもよい。
また、判断部103は、移動体が設定部104によってグループ名を設定されたグループに属する地物の近傍を通過したか否かを判断する。グループは、具体的には、たとえば、チェーン展開している店舗など、地図上において同じ図形で示される複数の地物である。
設定部104は、あらかじめ任意の地物に対して付されているグループに経路誘導に用いる指標としてグループ名を設定する。グループ名は、具体的には、たとえば、支店名などを省いたグループ全体に共通する名称である。
認知度更新部105は、判断部103によって地物の近傍を通過したと判断された場合に、地物が利用者によって認知されているか否かの判断基準となる認知度を更新する。認知度は、たとえば、地図上で表示される地物が、実際の経路上において利用者が認識可能か否かを判断する判断基準である。具体的には、たとえば、利用者が普段、通過する経路上にある地物を認知度が高いとし、利用者が通過したことのない経路上のみにしかない地物を認知度が低いとする。また、認知度は、たとえば、利用者がテレビなどを視聴している際に放映された地物に関する広告の回数などを考慮してもよい。
認知度更新部105は、判断部103によってグループに属する地物の近傍を通過したと判断された場合に、グループ名が利用者によって認知されているか否かの判断基準となるグループ名認知度を更新する。グループ名認知度は、たとえば、普段、利用者が通過する経路上に同じグループ名の地物があれば、利用者が通過したことのない経路上の地物であっても認知度が高いとする。また、グループ名認知度は、たとえば、地図上に表示される図形が異なる場合は、同じグループであっても図形ごとに別々に判断してもよい。
紐付部106は、判断部103によって地物の近傍を通過したと判断された場合に、地物と、地物の近傍を移動体が通過したことに関する情報と、を紐付ける。たとえば、紐付部106は、地物と、認知度更新部105によって更新された認知度と、を紐付ける。さらに、紐付部106は、移動体が未だ通過していない地物を含めたグループに属するそれぞれの地物と、グループに対するグループ名認知度と、を紐付けてもよい。また、紐付部106によって紐付けられた情報は、記録部101に記録されることとしてもよい。
(経路誘導装置の機能的構成)
つぎに、この発明の実施の形態にかかる経路誘導装置200の機能的構成について説明する。図2は、実施の形態にかかる経路誘導装置の機能的構成の他の一例を示すブロック図である。経路上の案内ポイントに対して地図情報を用いて経路誘導をおこなう経路誘導装置200と、経路誘導装置100とは、同体でもよいし、別体でもよい。経路誘導装置200は、経路誘導装置100によってその機能を実現する構成でもよい。その場合、経路誘導装置200の備える記録部201、取得部202、判断部203は、経路誘導装置100の備える記録部101、取得部102、判断部103によって機能が実現される。
図2において、経路誘導装置200は、記録部201と、取得部202と、判断部203と、抽出部204と、検索部205と、特定部206と、誘導部207と、を備えている。記録部201は、地図情報を記録している。地図情報は、ノードおよびリンクからなる道路ネットワークデータと、地物、たとえば、施設や道路その他地形(山、川、土地)に関するフィーチャを用いて描画される画像データとを含んでいる。地図情報は、文字情報、施設の名称や住所などの情報、道路や施設の画像などを含んでいてもよい。
また、記録部201は、それぞれの地物と、地物の近傍を移動体が通過したことに関する情報と、を紐付けた情報を記録する。移動体が通過したことに関する情報は、たとえば、地物に対する利用者の認知度に関する情報でもよい。また、記録部201は、移動体が過去に移動した履歴を記録してもよい。
取得部202は、移動体の位置情報を取得する。移動体の位置情報は、たとえば、GPS衛星から受信したGPS信号に加えて、移動体の挙動を検出する加速度センサや車速センサからの出力値に応じて、移動体の位置情報を取得するようにしてもよい。
判断部203は、取得部202によって取得された移動体の位置情報が、案内ポイントから所定距離以内か否かを判断する。案内ポイントは、経路誘導の案内(音声出力や画面表示)をおこなうために経路上に設定された地点であり、たとえば、右左折をおこなうべき交差点などである。
抽出部204は、判断部203によって案内ポイントから所定距離以内と判断された場合に、案内ポイント周辺に存在する地物を抽出する。地物の抽出は、地図情報から案内ポイント周辺に存在するランドマークとなる地物を抽出する。ランドマークは、店舗、施設などの建造物、樹木や山などの自然物など、陸上の目標となる地物である。また、抽出部204は、抽出した地物にグループ名が設定されているか否かを取得してもよい。
検索部205は、抽出部204によって抽出された地物に紐付けられた移動体が通過したことに関する情報を検索する。移動体が通過したことに関する情報は、たとえば、記録部201、もしくは、経路誘導装置100の備える記録部101に記録されている。具体的には、たとえば、検索部205は、抽出部204によって抽出された地物が利用者によって認知されているか否かの判断基準となる認知度を検索する。また、検索部205は、抽出部204によって抽出された地物に、この地物の属する種類を示すグループ名が設定されていた場合に、グループ名が利用者によって認知されているか否かの判断基準となるグループ名認知度を検索する。
特定部206は、検索部205によって検索された移動体が通過したことに関する情報に基づいて、経路誘導の目印となる地物を特定する。経路誘導の目印となる地物は、後述する誘導部207によって誘導案内をおこなう際に、案内ポイントの目印とする地物である。特定部206は、たとえば、認知度が所定の値より高い地物を経路誘導の目印となる地物と特定する。したがって、利用者は、自身の知っている地物のみを経路誘導の目印とすることができる。
また、特定部206は、認知度が所定の値より高い地物の中で、さらに認知度が他の所定の値より高い地物は、経路誘導の目印となる地物と特定しなくてもよい。具体的には、たとえば、これらの地物は案内ポイント周辺に同じ図形であらわされる地物が複数ある可能性が高いため、目印と特定された地物が判別できない。したがって、これらの地物を目印と特定しないことで、利用者の混乱を避けることができる。
さらに、特定部206は、検索部205によって検索されたグループ名認知度に基づいて、経路誘導の目印となる地物を特定してもよい。そして、特定部206は、同業種(コンビニエンスストア、ガソリンスタンドなど)のグループをまとめるなどしたカテゴリの認知度に基づいて、経路誘導の目印となる地物を特定してもよい。たとえば、同じ認知度の地物がある場合など、カテゴリごとの認知度が高いカテゴリに含まれる地物を目印と特定してもよい。
誘導部207は、特定部206によって特定された地物を基準とした誘導案内をおこなう。地物を基準とした誘導案内は、運転者が視認できる地物を基準として、右左折などを指示する案内である。
(経路誘導装置の情報記録処理手順)
つぎに、経路誘導装置100の情報記録処理手順について説明する。図3は、経路誘導装置の情報記録処理手順を示すフローチャートである。図3のフローチャートにおいて、まず、取得部102によって移動体の位置情報を取得する(ステップS301)。ステップS301において取得された位置情報に基づいて、判断部103によって移動体が地図情報に含まれる地物の近傍を通過したか否かを判断する(ステップS302)。
ステップS302において地物の近傍を通過したと判断された場合(ステップS302:Yes)、認知度更新部105によって地物が利用者によって認知されているか否かの判断基準となる認知度を更新する(ステップS303)。そして、紐付部106によって、ステップS303において更新された認知度と、地物と、を紐付けて(ステップS304)、ステップS304において紐付けられた情報を記録部101に記録して(ステップS305)、一連の処理を終了する。
一方、ステップS302において地物の近傍を通過していないと判断された場合(ステップS302:No)、ステップS301に戻り、以降の処理を繰り返す。
なお、図3のフローチャートにおいては、設定部104によって、あらかじめ任意の地物に対して付されているグループに経路誘導に用いる指標としてグループ名を設定してもよい。この場合、判断部103によって移動体がグループ名を設定されたグループに属する地物の近傍を通過したか否かを判断する。
そして、グループに属する地物の近傍を通過したと判断された場合は、認知度更新部105によってグループ名が利用者によって認知されているか否かの判断基準となるグループ名認知度を更新し、紐付部106によって移動体が未だ通過していない地物を含めたグループに属するそれぞれの地物と、グループに対するグループ名認知度と、を紐付けて記録してもよい。
また、図3のフローチャートにおいては、ステップS302:Yesにおいて地物の近傍を通過したと判断された場合、認知度を更新するとしているが、これに限るものではない。たとえば、ステップS303を省略して、ステップS304において地物の近傍を移動体が通過したことに関する情報と、地物と、を紐付けてもよい。
上述したように、本実施の形態の経路誘導装置100によれば、取得部102によって取得された移動体の位置情報に基づいて、判断部103によって移動体が地図情報に含まれる地物の近傍を通過したと判断された場合に、紐付部106によって、地物と、地物の近傍を移動体が通過したことに関する情報と、を紐付けて、記録部101に記録することができる。したがって、それぞれの地物に対して利用者が通過した回数などを記録することができる。これによって、利用者は、地図情報に含まれる全ての地物のうち、自身がよく通過する経路に存在する地物を区別することができる。
また、本実施の形態の経路誘導装置100によれば、判断部103によって地物の近傍を通過したと判断された場合に、認知度更新部105によって地物が利用者によって認知されているか否かの判断基準となる認知度を更新することができる。したがって、それぞれの地物に対して利用者が知っているか否かの情報を記録することができる。これによって、利用者は、地図情報に含まれる全ての地物のうち、自身が知っている地物を区別することができる。
また、本実施の形態の経路誘導装置100によれば、認知度更新部105は、判断部103によってあらかじめ任意の地物に対して付されているグループに属する地物の近傍を通過したと判断された場合に、経路誘導の指標として設定されたグループ名が利用者によって認知されているか否かの判断基準となるグループ名認知度を更新し、紐付部106によって、移動体が未だ通過していない地物を含めたグループに属するそれぞれの地物と、グループに対するグループ名認知度と、を紐付けることができる。
したがって、利用者の通過していない経路上の地物に対しても、同じグループの地物を通過したか否かで、地物を知っているか否か判断することができる。これによって、利用者は、初めて通過する経路を誘導される場合も、自身の知っている地物を用いた誘導案内をさせることができる。
(経路誘導装置の経路誘導処理手順)
つぎに、経路誘導装置200の経路誘導処理手順について説明する。図4は、経路誘導装置の経路誘導処理手順を示すフローチャートである。図4のフローチャートにおいて、まず、取得部202によって移動体の位置情報を取得する(ステップS401)。
そして、判断部203によって、ステップS401において取得された位置情報が案内ポイントから所定距離以内か否かを判断する(ステップS402)。ステップS402において案内ポイントから所定距離以内ではない場合(ステップS402:No)、ステップS401に戻り、以降の処理を繰り返す。
一方、ステップS402において案内ポイントから所定距離以内であると判断された場合(ステップS402:Yes)、抽出部204によって記録部201から案内ポイント周辺の地物を抽出する(ステップS403)。さらに、検索部205によって記録部201からステップS403において抽出された地物に紐付けられた情報を検索する(ステップS404)。
つぎに、ステップS404において検索された地物に紐付けられた情報に基づいて、経路誘導の目印となる地物を特定する(ステップS405)。そして、ステップS405において特定された目印となる地物を基準とした誘導案内をおこない(ステップS406)、一連の処理を終了する。
上述したように、本実施の形態の経路誘導装置200によれば、判断部203によって案内ポイントから所定距離以内と判断された場合に、抽出部204によって案内ポイント周辺に存在する地物を抽出する。そして、検索部205によって検索された地物に紐付けられた移動体が通過したことに関する情報に基づいて、特定部206によって経路誘導の目印となる地物を特定し、特定部206によって特定された地物を基準とした誘導案内を誘導部207によっておこなうことができる。
したがって、案内ポイント周辺に存在する地物の中から、利用者の知っている地物を基準とした誘導案内をおこなうことができる。これによって、利用者は、地物をすぐに見つけられるために、運転に集中することができる。
また、本実施の形態の経路誘導装置200によれば、抽出部204によって抽出された地物が利用者によって認知されているか否かの判断基準となる認知度を検索部205によって検索し、特定部206によって認知度に基づいて、経路誘導の目印となる地物を特定し、特定された地物を基準とした誘導案内をおこなうことができる。
したがって、利用者の通過していない経路上の地物に対しても、同じグループの地物を通過したか否かで、地物を知っているか否かを判断することができる。これによって、利用者は、初めて通過する経路を誘導される場合も、自身の知っている地物を用いた誘導案内をさせることができる。
以下に、本発明の実施例について説明する。本実施例では、たとえば、車両(四輪車、二輪車を含む)などの移動体に搭載されるナビゲーション装置によって、本発明の経路誘導装置100および/または経路誘導装置200を実施した場合の一例について説明する。
経路誘導装置100と、経路誘導装置200とは、同体でもよいし、別体でもよい。さらに、ハードウェア構成は同じであるので、本実施例においては経路誘導装置100と、経路誘導装置200とが同体である場合について説明する。
(ナビゲーション装置のハードウェア構成)
つぎに、本実施例にかかるナビゲーション装置500のハードウェア構成について説明する。図5は、本実施例にかかるナビゲーション装置のハードウェア構成を示すブロック図である。図5において、ナビゲーション装置500は、CPU501と、ROM502と、RAM503と、磁気ディスクドライブ504と、磁気ディスク505と、光ディスクドライブ506と、光ディスク507と、音声I/F(インターフェース)508と、マイク509と、スピーカ510と、入力デバイス511と、映像I/F512と、ディスプレイ513と、通信I/F514と、GPSユニット515と、各種センサ516と、カメラ517と、を備えている。各構成部501〜517は、バス520によってそれぞれ接続されている。
まず、CPU501は、ナビゲーション装置500の全体の制御を司る。ROM502は、ブートプログラム、データ更新プログラム、情報記録プログラム、経路誘導プログラムなどのプログラムを記録している。また、RAM503は、CPU501のワークエリアとして使用される。すなわち、CPU501は、RAM503をワークエリアとして使用しながら、ROM502に記録された各種プログラムを実行することによって、ナビゲーション装置500の全体の制御を司る。
磁気ディスクドライブ504は、CPU501の制御にしたがって磁気ディスク505に対するデータの読み取り/書き込みを制御する。磁気ディスク505は、磁気ディスクドライブ504の制御で書き込まれたデータを記録する。磁気ディスク505としては、たとえば、HD(ハードディスク)やFD(フレキシブルディスク)を用いることができる。
また、光ディスクドライブ506は、CPU501の制御にしたがって光ディスク507に対するデータの読み取り/書き込みを制御する。光ディスク507は、光ディスクドライブ506の制御にしたがってデータが読み出される着脱自在な記録媒体である。光ディスク507は、書き込み可能な記録媒体を利用することもできる。着脱可能な記録媒体として、光ディスク507のほか、MO、メモリカードなどであってもよい。
磁気ディスク505および光ディスク507に記録される情報の一例としては、地図情報や機能情報が挙げられる。地図情報は、建物、河川、地表面などの地物(フィーチャ)をあらわす背景データと、道路の形状をあらわす道路形状データとを含んでおり、ディスプレイ513の表示画面において2次元または3次元に描画される。ナビゲーション装置500が経路誘導中の場合は、地図情報と、車両の現在地点と、が重ねて表示されることとなる。
背景データは、さらに、背景の形状をあらわす背景形状データと、背景の種類をあらわす背景種別データとを有する。背景形状データは、たとえば、地物の代表点・ポリライン・ポリゴン・地物の座標などを含んでいる。また、背景種別データは、たとえば、地物の名称や住所・電話番号をあらわすテキストデータ、建物・河川・地表面などの地物の種別データを含んでいる。
さらに、地図中の主要な施設(POI:Point of Interest)に関しては、営業時間、駐車場の有無などの情報を施設情報として有している。さらに、地物のうち、「ガソリンスタンド」や「コンビニエンスストア」など、所定の目的のために設けられている施設は、その種類によってカテゴリ分けされている。そして、地物の代表点および座標のデータと、施設情報・カテゴリ情報とが関連付けられている。このとき施設が分類されるカテゴリは、上記のガソリンスタンドやコンビニエンスストアの他、たとえば、駐車場、駅などがある。また、これらの施設は、交差点などにおいて経路誘導のランドマークとなる。
道路形状データは、さらに交通条件データを有する。交通条件データには、たとえば、各ノードについて、信号や横断歩道などの有無、高速道路の出入り口やジャンクションの有無、各リンクについての長さ(距離)、道幅、進行方向、道路種別(高速道路、有料道路、一般道路など)などの情報が含まれている。
機能情報は、地図上の施設の形状をあらわす3次元データ、当該施設の説明をあらわす文字データ、その他地図情報以外の各種の情報である。地図情報や機能情報は、地区ごとあるいは機能ごとにブロック分けされた状態で記録されている。具体的には、たとえば、地図情報は、各々が、表示画面に表示された地図において所定の地区をあらわすように、地区ごとにブロック分けすることができる状態で記録されている。また、たとえば、機能情報は、各々が、1つの機能を実現するように、機能ごとに複数にブロック分けすることができる状態で記録されている。
また、機能情報は、上述した3次元データや文字データに加えて、経路探索、所要時間の算出、経路誘導などを実現するプログラムデータなどの機能を実現するための情報である。地図情報および機能情報は、それぞれ、地区ごとあるいは機能ごとに分けられた複数のデータファイルによって構成されている。
また、磁気ディスク505および光ディスク507に記録される情報の他の一例としては、過去の走行履歴やランドマークデータベースがある。詳細は、図8−2において説明するが、ランドマークデータベースは、地図情報に含まれる地物のうちのランドマークとなりうる地物に対して、カテゴリごとに地図上に表示される図形、支店などのグループを形成する店舗や施設ごとの車両が視認可能な範囲を走行した回数、この回数のグループ全体の総数、この回数に基づいて定められる利用者が地物を認知しているか否かの判断基準となる認知度のランクなどが記録されている。
音声I/F508は、音声入力用のマイク509および音声出力用のスピーカ510に接続される。マイク509に受音された音声は、音声I/F508内でA/D変換される。マイク509は、たとえば、車両のサンバイザー付近に設置され、その数は単数でも複数でもよい。スピーカ510からは、所定の音声信号を音声I/F508内でD/A変換した音声が出力される。なお、マイク509から入力された音声は、音声データとして磁気ディスク505あるいは光ディスク507に記録可能である。
入力デバイス511は、文字、数値、各種指示などの入力のための複数のキーを備えたリモコン、キーボード、タッチパネルなどが挙げられる。入力デバイス511は、リモコン、キーボード、タッチパネルのうちいずれか1つの形態によって実現されてもよいが、複数の形態によって実現することも可能である。
映像I/F512は、ディスプレイ513に接続される。映像I/F512は、具体的には、たとえば、ディスプレイ513全体を制御するグラフィックコントローラと、即時表示可能な画像情報を一時的に記録するVRAM(Video RAM)などのバッファメモリと、グラフィックコントローラから出力される画像データに基づいてディスプレイ513を制御する制御ICなどによって構成される。
ディスプレイ513には、アイコン、カーソル、メニュー、ウインドウ、あるいは文字や画像などの各種データが表示される。ディスプレイ513には、上述した地図情報が、2次元または3次元に描画される。ディスプレイ513に表示された地図情報には、ナビゲーション装置500を搭載した車両の現在位置をあらわすマークなどを重ねて表示することができる。車両の現在位置は、CPU501によって算出される。
ディスプレイ513としては、たとえば、CRT、TFT液晶ディスプレイ、プラズマディスプレイなどを用いることができる。ディスプレイ513は、たとえば、車両のダッシュボード付近に設置される。ディスプレイ513は、車両のダッシュボード付近のほか、車両の後部座席周辺などに設置するなどして、車両において複数設置されていてもよい。
通信I/F514は、無線を介してネットワークに接続され、ナビゲーション装置500とCPU501とのインターフェースとして機能する。通信I/F514は、さらに、無線を介してインターネットなどの通信網に接続され、この通信網とCPU501とのインターフェースとしても機能する。
通信網には、LAN、WAN、公衆回線網や携帯電話網などがある。具体的には、通信I/F514は、たとえば、FMチューナー、VICS(Vehicle Information and Communication System)/ビーコンレシーバ、無線ナビゲーション装置、およびその他のナビゲーション装置によって構成され、VICSセンターから配信される渋滞や交通規制などの道路交通情報を取得する。なお、VICSは登録商標である。
GPSユニット515は、GPS衛星からの電波を受信し、車両の現在位置を示す情報を出力する。GPSユニット515の出力情報は、後述する各種センサ516の出力値とともに、CPU501による車両の現在位置の算出に際して利用される。現在位置を示す情報は、たとえば緯度・経度、高度などの、地図情報上の1点を特定する情報である。
各種センサ516は、車速センサ、加速度センサ、角速度センサなどの、車両の位置や挙動を判断するための情報を出力する。各種センサ516の出力値は、CPU501による車両の現在位置の算出や、速度や方位の変化量の算出に用いられる。
カメラ517は、車両内部あるいは外部の映像を撮影する。映像は静止画あるいは動画のどちらでもよく、たとえば、カメラ517によって車両内部の搭乗者の挙動を撮影し、撮影した映像を映像I/F512を介して磁気ディスク505や光ディスク507などの記録媒体に出力する。また、カメラ517によって車両外部の状況を撮影し、撮影した映像を映像I/F512を介して磁気ディスク505や光ディスク507などの記録媒体に出力する。また、カメラ517は、赤外線カメラ機能を有しており、赤外線カメラ機能を用いて撮影された映像情報に基づいて車両内部に存在する物体の表面温度の分布を相対的に比較することができる。また、記録媒体に出力された映像は、上書き記録や保存がおこなわれる。
図1に示した経路誘導装置100が備える記録部101、取得部102、判断部103、設定部104、認知度更新部105、紐付部106、図2に示した経路誘導装置200が備える記録部201、取得部202、判断部203、抽出部204、検索部205、特定部206、誘導部207は、図5に示したナビゲーション装置500におけるROM502、RAM503、磁気ディスク505、光ディスク507などに記録されたプログラムやデータを用いて、CPU501が所定のプログラムを実行し、ナビゲーション装置500における各部を制御することによってその機能を実現する。
すなわち、実施例のナビゲーション装置500は、ナビゲーション装置500における記録媒体としてのROM502に記録されている情報記録プログラム、経路誘導プログラムを実行することにより、図1に示した経路誘導装置100が備える機能を、図3に示した情報記録処理手順で実行し、図2に示した経路誘導装置200が備える機能を、図4に示した経路誘導処理手順で実行することができる。
(ナビゲーション装置の情報記録処理の内容)
つぎに、ナビゲーション装置500の情報記録処理の内容について説明する。図6は、ナビゲーション装置の情報記録処理の内容を示すフローチャートである。図6のフローチャートにおいて、まず、磁気ディスク505および光ディスク507に記録されたランドマークデータベースにおいて、あらかじめ任意の地物に対して付されているグループに経路誘導に用いる指標としてグループ名を設定する(ステップS601)。
つぎに、自車両の位置情報を取得して(ステップS602)、自車両がステップS601において設定されたグループ名のグループに属する施設を通過したか否かを判断する(ステップS603)。ステップS603においてグループに属する施設を通過したと判断された場合(ステップS603:Yes)、ランドマークデータベースにおける該当する施設の通過ポイントを1ポイント追加する(ステップS604)。そして、グループの総ポイントを計数する(ステップS605)。
つぎに、ステップS605において計数された総ポイントに基づいてランク更新か否かを判断する(ステップS606)。ステップS606においてランク更新の場合(ステップS606:Yes)、ランクを更新し(ステップS607)、さらに検索終了か否かを判断する(ステップS608)。一方、ステップS606においてランク更新ではない場合(ステップS606:No)、ランクを更新せずに検索終了か否かを判断する(ステップS608)。
ステップS608において検索終了の場合(ステップS608:Yes)、ステップS604において追加したポイント数、ステップS607において更新したランクを記録して(ステップS609)、一連の処理を終了する。一方、ステップS603においてグループに属する施設を通過していない場合(ステップS603:No)、ステップS608において検索終了ではない場合(ステップS608:No)、ステップS602に戻り、以降の処理を繰り返す。
なお、図6のフローチャートにおいては、ステップS606においてランク更新か否かを判断するとしているがこれに限るものではない。たとえば、ランク分けはせずに、ステップS605において計数されたグループごとの総ポイント数順にグループを並び替えて、所定のポイント数以上か否かを判断してもよい。
(ナビゲーション装置の経路誘導処理の内容)
つぎに、ナビゲーション装置500の経路誘導処理の内容について説明する。図7は、ナビゲーション装置の経路誘導処理の内容を示すフローチャートである。図7のフローチャートにおいて、まず、目的地点が設定されるまで待機して(ステップS701:Noのループ)、目的地点が設定された場合(ステップS701:Yes)、目的地点までの経路を決定する(ステップS702)。
つぎに、車両が走行中か否かを判断する(ステップS703)。ステップS703において車両が走行中の場合(ステップS703:Yes)、自車両の位置情報を取得する(ステップS704)。そして、ステップS704において取得された自車両の位置情報が、案内ポイントまで所定距離以内か否かを判断する(ステップS705)。
ステップS705において案内ポイントまで所定距離以内であると判断された場合(ステップS705:Yes)、磁気ディスク505および光ディスク507に記録された地図情報から案内ポイント周辺のランドマークを抽出する(ステップS706)。ランドマークの抽出は、複数でも単数でもよい。また、ランドマークは、運転者が視認可能な地物に限ってもよい。
一方、ステップS705において案内ポイントまで所定距離以内ではない場合(ステップS705:No)、ステップS704に戻り、以降の処理を繰り返す。
つぎに、ステップS706において抽出されたランドマークに対する認知度を検索する(ステップS707)。ランドマークに対する認知度は、たとえば、全国展開しているチェーン店など、運転者が知っている可能性の高いランドマークを高く設定し、運転者が普段走行しない地方のみに展開するチェーン店は、運転者が知っている可能性が低いためランドマークの認知度は低く設定する。具体的には、たとえば、図6のフローチャートにおいて更新されたランクを検索してもよい。
そして、ステップS707において検索されたランドマークに対する認知度に基づいて、誘導案内の基準となるランドマークはあるか否かを判断する(ステップS708)。たとえば、認知度が所定の値より高いランドマークを優先的に誘導案内の基準となるランドマークとする。また、認知度が所定の値より高い地物の中で、さらに認知度が他の所定の値より高い場合は、案内ポイント周辺に同じ図形であらわされるランドマークが複数存在する可能性があり、誘導案内の基準となるランドマークには不適切であると判断してもよい。
また、認知度が他の所定の値より高いという判断をおこわなくとも、案内ポイントから所定距離以内に、同じ図形であらわされるランドマークが複数存在した場合には、当該地物を誘導案内の基準となるランドマークには不適切であると判断してもよい。また、案内ポイントから所定距離以内に、認知度が所定の値より高い地物とは異なる地物であって、当該認知度が所定の値より高い地物と類似する図形であらわされるランドマークが存在した場合に、当該認知度が所定の値より高い地物を誘導案内の基準となるランドマークには不適切であると判断してもよい。
ステップS708において誘導案内の基準となるランドマークがある場合(ステップS708:Yes)、ランドマークを基準とする誘導情報を生成する(ステップS709)。ステップS709において、ランドマークを基準とする誘導情報は、たとえば、「右手に見える○○ストアの次の道路を右折です」「200m先左に見える△△オイルの50m先の交差点を左折です」などのように、運転者が視認できるランドマークを基準として、右左折などを指示する案内である。
一方、ステップS708において誘導案内の基準となるランドマークがない場合(ステップS708:No)、たとえば、利用者による認知度が所定の値より低いランドマークしかない場合、通常の誘導情報を生成する(ステップS710)。ここで、通常の誘導情報は、ランドマークを基準としない誘導情報である。具体的には、たとえば、「300m先の□□交差点を左折です」などのように、交差点名や道路名などを基準として右左折などを指示する案内である。
また、誘導情報の基準となるランドマークの表示拡大するなど、ディスプレイ513の表示を変更することとしてもよい。また、複数のランドマークが照合された場合、たとえば、案内ポイントである交差点からの距離が最も短いランドマークを最適なランドマークとして特定し、このランドマークを基準とした誘導情報を、誘導案内に用いてもよい。なお、最適なランドマークを特定する基準は、案内ポイントからの距離が最も短いというだけでなく、認知度を示す値又はランクに加え、案内指示する案内ポイントの右左折方向に対して道路の左右どちら側の位置にあるか、案内ポイントを通過する前の位置にあるか通過した後の位置にあるかなどのランドマークの案内ポイントに対する位置関係を基準としてもよい。これらを係数化やランク分けして、認知度を示す値又はランクに掛け合わせて判定用の数値やランクを算出してもよい。
つぎに、自車両の位置情報や案内ポイントとランドマークの相対位置を取得して(ステップS711)、ステップS709において生成されたランドマークを基準とする誘導情報、もしくは、ステップS710において生成された通常の誘導情報の、どちらかの誘導情報を出力する(ステップS712)。そして、目的地点に到着したか否かを判断して(ステップS713)、目的地点に到着した場合(ステップS713:Yes)、一連の処理を終了する。
一方、ステップS703において走行中ではない場合(ステップS703:No)、ステップS713において目的地点に到着していない場合(ステップS713:No)、ステップS703に戻り、以降の処理を繰り返す。
なお、図7のフローチャートにおいては、ステップS708において誘導案内の基準となるランドマークがない場合(ステップS708:No)、ステップS710に移行し、通常の誘導情報を生成するとしているが、これに限るものではない。たとえば、利用者による認知度が所定の値より低いランドマークがある場合は、このランドマークを基準とした誘導情報を生成してもよい。
(ランドマークのランクの一例)
つぎに、図8−1を用いて、図6において示したランドマークのランクについて説明する。図8−1は、ランドマークのランクの一例について示したグラフである。図8−1において、縦軸はランドマーク数、横軸はポイント数を示している。ここでポイント数は、図6において示したランドマークデータベースにおける該当する施設の通過ポイントである。
図8−1に示したように、たとえば、ポイント数が10未満の場合はランクA、10以上20未満の場合はランクB、20以上30未満の場合はランクC、30以上40未満の場合はランクD、40以上の場合はランクEと設定する。
(ランドマークデータベースの一例)
つぎに、図8−2を用いてランドマークデータベースについて説明する。図8−2は、ランドマークデータベースの一例について示した説明図である。図8−2においてランドマークデータベース800は、カテゴリ801と、グループ名802と、ランク803と、支店名804と、支店ごとのポイント805と、グループの総ポイント806と、地図上でグループを示す図形810と、を含んでいる。
図8−2においては、「コンビニエンスストア」のカテゴリ801で、図形811で示される「セブン」グループと、図形812で示される「サークルC」グループと、図形813で示される「コココストア」グループと、についての情報が示されている。「セブン」グループにおいては、渋谷店が15ポイント、新宿店が14ポイント、目黒店が6ポイント、池尻店が10ポイントであり、「セブン」グループの総ポイントは、45ポイントとなる。したがって、図8−1に示したグラフによってランクEであると判断される。同様に、「サークルC」グループの総ポイントは、25ポイントでランクC、「コココストア」グループの総ポイントは、1ポイントでランクAとなる。
(案内ポイントにおける誘導案内の一例)
つぎに、図9を用いて案内ポイントにおける誘導案内の一例について説明する。図9は、案内ポイントにおける誘導案内の一例について示した説明図である。図9においては、自車両の現在位置901と、誘導経路902と、案内ポイント903と、が示されている。そして、案内ポイント903の周辺にはランドマークとして、図形811aと、図形811bと、図形812と、図形813とが抽出されている。
図形811aと、図形811bと、であらわされる「セブン」は認知度がランクEで最も高いが、図9においてわかるように案内ポイント903の周辺に2店舗あるためランドマークとしては、最適ではない。また、図形813であらわされる「コココストア」は認知度がランクAで最も低いため、運転者が図形813を知らない可能性が高い。したがって、図9においては図形812であらわされる「サークルC」を基準とした案内情報が生成される。具体的には、たとえば、「300m先、サークルCの手前の道路を右折です」といった誘導情報が生成され、出力される。
上述したように、本実施例のナビゲーション装置500によれば、取得部102によって取得された移動体の位置情報に基づいて、判断部103によって移動体が地図情報に含まれる地物の近傍を通過したと判断された場合に、紐付部106によって、地物と、地物の近傍を移動体が通過したことに関する情報と、を紐付けて、記録部101に記録することができる。したがって、それぞれの地物に対して利用者が通過した回数などを記録することができる。これによって、利用者は、地図情報に含まれる全ての地物のうち、自身がよく通過する経路に存在する地物を区別することができる。
また、本実施例のナビゲーション装置500によれば、判断部103によって地物の近傍を通過したと判断された場合に、認知度更新部105によって地物が利用者によって認知されているか否かの判断基準となる認知度を更新することができる。したがって、それぞれの地物に対して利用者が知っているか否かの情報を記録することができる。これによって、利用者は、地図情報に含まれる全ての地物のうち、自身が知っている地物を区別することができる。
また、本実施例のナビゲーション装置500によれば、認知度更新部105は、判断部103によってあらかじめ任意の地物に対して付されているグループに属する地物の近傍を通過したと判断された場合に、経路誘導の指標として設定されたグループ名が利用者によって認知されているか否かの判断基準となるグループ名認知度を更新し、紐付部106によって、移動体が未だ通過していない地物を含めたグループに属するそれぞれの地物と、グループに対するグループ名認知度と、を紐付けることができる。
したがって、利用者の通過していない経路上の地物に対しても、同じグループの地物を通過したか否かで、地物を知っているか否かを判断することができる。これによって、利用者は、初めて通過する経路を誘導される場合も、自身の知っている地物を用いた誘導案内をさせることができる。
また、本実施例のナビゲーション装置500によれば、判断部203によって案内ポイントから所定距離以内と判断された場合に、抽出部204によって案内ポイント周辺に存在する地物を抽出する。そして、検索部205によって検索された地物に紐付けられた移動体が通過したことに関する情報に基づいて、特定部206によって経路誘導の目印となる地物を特定し、特定部206によって特定された地物を基準とした誘導案内を誘導部207によっておこなうことができる。
したがって、案内ポイント周辺に存在する地物の中から、利用者の知っている地物を基準とした誘導案内をおこなうことができる。これによって、利用者は、地物をすぐに見つけられるために、運転に集中することができる。
また、本実施例のナビゲーション装置500によれば、抽出部204によって抽出された地物が利用者によって認知されているか否かの判断基準となる認知度を検索部205によって検索し、特定部206によって認知度に基づいて、経路誘導の目印となる地物を特定し、特定された地物を基準とした誘導案内をおこなうことができる。
したがって、利用者の通過していない経路上の地物に対しても、同じグループの地物を通過したか否かで、地物を知っているか否か判断することができる。これによって、利用者は、初めて通過する経路を誘導される場合も、自身の知っている地物を用いた誘導案内をさせることができる。
以上説明したように、本発明の経路誘導装置、情報記録方法、経路誘導方法、情報記録プログラム、経路誘導プログラム、および記録媒体によれば、ナビゲーション装置500は、地図情報に含まれる地物の近傍を自車両が通過したことに関する情報を、それぞれの地物に紐付けて記録する。そして、記録された情報に基づいて、案内ポイント周辺に存在する地物の中から利用者の知っている地物をランドマークとして、誘導案内に用いることができる。
なお、本実施の形態で説明した経路誘導方法、情報記録方法は、あらかじめ用意されたプログラムをパーソナル・コンピュータやワークステーションなどのコンピュータで実行することにより実現することができる。このプログラムは、ハードディスク、フレキシブルディスク、CD−ROM、MO、DVDなどのコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録され、コンピュータによって記録媒体から読み出されることによって実行される。またこのプログラムは、インターネットなどのネットワークを介して配布することが可能な伝送媒体であってもよい。
100、200 経路誘導装置
101 記録部
102 取得部
103 判断部
104 設定部
105 認知度更新部
106 紐付部
201 記録部
202 取得部
203 判断部
204 抽出部
205 検索部
206 特定部
207 誘導部

Claims (5)

  1. 経路上の案内ポイントに対して地図情報を用いて経路誘導をおこなう経路誘導装置において、
    前記案内ポイント周辺に存在する前記地図情報に含まれる地物を抽出する抽出手段と、
    前記抽出手段によって抽出された前記地物に設定されている当該地物の属する種類を示すグループ名が利用者によって認知されているか否かの判断基準となるグループ名認知度を検索する検索手段と、
    前記検索手段によって検索されたグループ名認知度に基づいて、前記案内ポイントにおける経路誘導の目印となる地物を特定する特定手段と、
    前記特定手段によって特定された地物を基準とした誘導案内をおこなう誘導手段と、
    を備え、
    前記特定手段は、前記抽出手段によって抽出された地物の中に同一グループ名が設定された地物が複数抽出された場合、前記グループ名認知度にかかわらず当該同一グループ名が設定された地物を除外して前記案内ポイントにおける経路誘導の目印となる地物を特定することを特徴とする経路誘導装置。
  2. 移動体の位置情報を取得する取得手段と、
    前記取得手段によって取得された移動体の位置情報が、前記案内ポイントから所定距離の地点に到達したか否かを判断する判断手段と、
    を備え、
    前記抽出手段は、前記判断手段によって前記案内ポイントから所定距離の地点に到達したと判断された場合に当該案内ポイント周辺に存在する地物を抽出することを特徴とする請求項1に記載の経路誘導装置。
  3. 経路上の案内ポイントに対して地図情報を用いて経路誘導をおこなう経路誘導方法において、
    前記案内ポイント周辺に存在する前記地図情報に含まれる地物を抽出する抽出工程と、
    前記抽出工程によって抽出された前記地物に設定されている当該地物の属する種類を示すグループ名が利用者によって認知されているか否かの判断基準となるグループ名認知度を検索する検索工程と、
    前記検索工程によって検索されたグループ名認知度に基づいて、前記案内ポイントにおける経路誘導の目印となる地物を特定する特定工程と、
    前記特定工程によって特定された地物を基準とした誘導案内をおこなう誘導工程と、
    を含み、
    前記特定工程は、前記抽出工程によって抽出された地物の中に同一グループ名が設定された地物が複数抽出された場合、前記グループ名認知度にかかわらず当該同一グループ名が設定された地物を除外して前記案内ポイントにおける経路誘導の目印となる地物を特定することを特徴とする経路誘導方法。
  4. 請求項3に記載の経路誘導方法をコンピュータに実行させることを特徴とする経路誘導プログラム。
  5. 請求項4に記載の経路誘導プログラムを記録したことを特徴とするコンピュータに読み取り可能な記録媒体。
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