JP3879713B2 - 画像形成装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、連続した印刷媒体、特にロール状に巻き回された連続した印刷媒体を使用する画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、記録媒体に画像を形成する装置には、例えばインクジェット方式のインクジェットプリンタがある。このインクジェットプリンタは、装置内に搬送された記録媒体に各ノズルから微小なインク滴を吐出して所望の画像を形成する。インクジェットプリンタは、一般的にカット紙を記録媒体をして用いているが、近年インクジェットプリンタは様々な用途に拡大して使用されており、カット紙のみならず、長尺の記録媒体が巻き回されたロール紙等へ記録するような要望が高まっている。
【0003】
ロール紙を用いた一般的なインクジェットプリンタでは、用紙媒体供給方向の上流側にロール紙をセットすると共にロール紙の前端を搬送経路の入り口にセットし、給紙機構でそのロール紙からの用紙を印刷位置に搬送して画像の記録を行う(例えば、特許文献1)。
【0004】
しかしながら、ロール紙は長尺な用紙が巻回されたものであるため、用紙には巻き癖が生じており、特にロール紙の前端部近傍は前方側がフリーとなって拘束されていないために搬送時に大きく湾曲しがちである。特に、特許文献1のように、搬送ベルトにロール紙を密着させて搬送するような構成のインクジェットプリンタにおいては、ロール紙の前端部近傍が搬送ベルトから浮き上がってしまい、その前端部近傍からロール紙が剥離し易くなる。このような、搬送ベルトからのロール紙の剥離は画像不良の原因となるとともに、インクジェットヘッドにロール紙が接触して用紙がインクにより汚れてしまうという問題があった。
【0005】
したがって、特許文献1のように搬送ベルトによりロール紙を搬送するような構成において、当該ロール紙を搬送ベルトに密着させて搬送することにより、ロール紙の巻き癖の影響によりロール紙が浮き上がらないようにすることが望ましい。
【0006】
【特許文献1】
特開平10−139239号公報(第4〜5頁、図1)
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、画像形成後に用紙を切断機構により所定位置で切断し、残ったロール紙を巻戻す場合には、巻き戻し時には切断されたロール紙前端はすでに搬送ベルトに密着していないため、巻き癖によって浮き上がった用紙がインクジェットヘッドに接触して、インクが付着してしまうおそれがある。
【0008】
そこで、本発明は、上記従来の課題を解決し、印刷媒体を巻き戻す場合に、印刷媒体の搬送部材からの浮き上がりによって、印刷媒体が画像形成部等と接触して汚れることを好適に防止することが可能な画像形成装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、画像形成装置であって、印刷媒体をロール状に巻き回して収容する収容部と、粘着力により印刷媒体と密着可能な搬送部材とを有する印刷媒体を搬送する搬送装置と、搬送装置によって搬送された印刷媒体上に所望の画像を形成するための画像形成部と、収容部から画像形成部へ向かう媒体供給方向において画像形成部よりも上流側に配設され、印刷媒体を搬送部材に押圧して密着させるための第1の密着機構と、印刷媒体を媒体供給方向とは反対方向に搬送するために、媒体供給方向において画像形成部よりも下流側に配置され、印刷媒体を搬送部材に押圧して密着させるための第2の密着機構と、前記媒体供給方向において前記画像形成部よりも下流側であって、前記搬送部材の配置位置から離間して配設され、前記画像形成部により画像が形成された前記印刷媒体を切断する切断機構と、印刷動作が開始されると、前記第1の密着機構を、前記搬送部材を押圧するように位置させると共に、前記第2の密着機構を前記搬送部材から離隔するように位置させ、前記切断機構による印刷媒体の切断後、前記印刷媒体を前記媒体供給方向とは反対方向に搬送する前に、前記第1の密着機構の押圧部材を前記搬送部材から離隔するように位置させると共に、前記第2の密着機構を、前記搬送部材を押圧するように位置させ、前記媒体供給方向とは反対方向への前記印刷媒体の搬送が終了した後に、前記第2の密着機構を前記搬送部材から離隔するように位置させる制御部と、を備えたことを特徴とする。
【0010】
また、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の画像形成装置において、前記第1の密着機構は、前記第1の押圧部材である第1の押圧ローラと、前記第1の押圧ローラを回動可能に軸支する移動可能な第1のアーム部材と、前記第1の押圧ローラが前記搬送部材から離隔するように前記第1のアーム部材に当接することにより当該第1のアーム部材を移動させ、前記第1のアーム部材から離隔することで当該第1のアーム部材を移動自在にする第1の移動部材と、前記第1の押圧ローラを前記搬送部材に押圧させる方向へ前記第1のアーム部材を付勢する第1の付勢部材とから構成されることを特徴とする。
【0011】
また、請求項3に記載の発明は、請求項1または請求項2に記載の画像形成装置において、前記第2の密着機構は、前記印刷媒体を前記搬送部材に押圧する第2の押圧ローラと、前記第2の押圧ローラを回動可能に軸支する移動可能な第2のアーム部材と、前記第2の押圧ローラが前記搬送部材から離隔するように前記第2のアーム部材に当接することにより当該第2のアーム部材を移動させ、前記第2のアーム部材から離隔することで当該第2のアーム部材を移動自在にする第2の移動部材と、前記第2の押圧ローラを前記搬送部材に押圧させる方向へ前記第2のアーム部材を付勢する第2の付勢部材とから構成されることを特徴とする。
【0012】
また、請求項4に記載の発明は、請求項1乃至3のいずれかに記載の画像形成装置において、前記媒体供給方向において前記搬送部材の下流側に回動可能に軸支され、前記印刷媒体の表面と接触可能な位置に配設された弾性ローラと、デカールローラと、前記デカールローラを回動可能に軸支するとともに、前記印刷媒体を前記弾性ローラとにより狭圧する位置へ当該デカールローラを移動させるデカールローラ移動機構とをさらに備え、前記デカールローラ移動機構は、前記第2の密着機構が前記印刷媒体を押圧する際の当該第2の密着機構の動作に連動して、前記デカールローラを前記印刷媒体を前記弾性ローラとにより狭圧する位置へ移動させることを特徴とする。
【0013】
また、請求項5に記載の発明は、請求項4に記載の画像形成装置において、前記デカールローラ移動機構は、前記デカールローラを回動可能に軸支し、前記第2の密着機構に一体的に設けられた支持部材から構成され、前記デカールローラは、前記第2の密着機構に より前記印刷媒体が押圧される際に、前記印刷媒体を前記弾性ローラとにより狭圧する位置へ移動することを特徴とする。
【0014】
【0015】
【0016】
【0017】
【0018】
【0019】
【0020】
【0021】
【0022】
【発明の実施の形態】
以下、図面に基づいて本発明の好適な実施の形態を説明する。図1は、本実施の形態に係る画像形成装置の全体的な構成を示す側面図である。
【0023】
図1に示す画像形成装置であるインクジェットプリンタ10は、4つの長尺状のインクジェットヘッド12(画像形成部)を有するラインプリント方式のカラーインクジェットプリンタである。このインクジェットプリンタ10の筐体であるプリンタ本体11内部には、図中左方に給紙部14が、図中右方に排紙部18が、図中中央部に搬送ベルト33(搬送部材)を備えた搬送ユニット30(搬送装置)がそれぞれ設けられており、ロール紙カセット20(収容部)内にロール状に巻き回されて収容されている長尺状の印刷媒体であるロール紙Pをインクジェットヘッド12の下方を通過するように搬送して画像形成を行うように構成されている。なお、ロール紙カセット20からインクジェットヘッド12へ向かう方向を媒体供給方向(図1中矢印A方向)と称することとする。
【0024】
(画像形成機構) インクジェットヘッド12は、その下端にヘッド本体13を有している。ヘッド本体13は、圧力室を含むインク流路が形成された流路ユニットと、圧力室内のインクに圧力を与えるアクチュエータユニットとが貼り合わされたものである。また、ヘッド本体13は、それぞれが矩形断面を有しており、その長手方向が用紙の媒体供給方向に垂直な方向(図1の紙面垂直方向)となるように互いに近接配置されている。そして、ヘッド本体13の各底面(吐出面13a)は、用紙搬送経路に対向している。これら吐出面13aにはノズルに相当する微小径を有する多数のインク吐出口が設けられており、4つのヘッド本体13からそれぞれマゼンタ(M)、イエロー(Y)、シアン(C)、ブラック(K)のインクが吐出される。
【0025】
ヘッド本体13は、その底面と搬送ベルト33のロール紙Pを担持して搬送する搬送面34との間に僅かな隙間が形成されるように配置されており、この隙間部分に用紙搬送経路が形成されている。この構成により搬送ベルト33上を搬送されるロール紙Pが4つのヘッド本体13のすぐ下方側を順に通過する際、このロール紙Pの上面(印刷面)に向けてインク吐出口から各色のインクが吐出されることで、用紙上に所望のカラー画像が形成されるようになっている。
【0026】
(ロール紙カセットの構成) 次に、インクジェットプリンタ10に用いられる印刷媒体であるロール紙Pが収容されているロール紙カセット20の構成について説明する。
【0027】
図1に示すように、ロール紙カセット20は、インクジェットプリンタ10内部の媒体供給方向上流側において、給紙部14と対向する位置に配設される着脱可能な筐体を有する。ロール紙カセット20の筐体は、上下に分離可能な下部箱体21と上部箱体22とによって構成されている。上部箱体22には、ロール紙Pを給紙部14に送り出す出口となる供給口23が設けられており、この供給口23のロール紙カセット20の外側に突出している部分が給紙部14に挿入されるようにロール紙カセット20をプリンタ本体11に取り付け、図示しない固定部材により固定する。
【0028】
下部箱体21には、ロール紙Pをロール状に巻き回した状態である用紙ロールQを、そのロール状の内側から回動可能に支持するために、媒体供給方向と直交するインクジェットプリンタ10の幅方向(図1の紙面と垂直な方向、以下プリンタ幅方向と称する。)と平行に延びる2本の支持ローラ24と付勢ローラ25と、付勢ローラ25を支持するバネ26とで構成される弾性支持機構が配設されている。支持ローラ24は、用紙ロールQの中空部分に挿入されつつ下部箱体21のプリンタ幅方向両端において回動可能且つ取り外し可能に支持されている。付勢ローラ25は、その回動軸の両端においてバネ26が取り付けられており、このバネ26によってロール紙Pが引き出される方向と鈍角をなす方向に用紙ロールQを付勢している。上記弾性支持機構により、後述するようにロール紙Pの搬送開始時の当該ロール紙Pに働く衝撃を吸収することが可能となる。なお、弾性支持機構は、上記形態の他に2つの支持ローラ24のうち、一つまたは両方を更にバネにより支持する構成としてもよい。また、付勢ローラ25に付勢力を与えるためのバネ26の取り付け方法は、図1に示す方法に限らず、ロール紙Qの中空部分から外側に向かう方向に付勢できる方法であればよい。
【0029】
上部箱体22には、前述の供給口23と、付勢ローラ27と、当該付勢ローラ27を回動可能且つ弾性的に支持するバネ28と、ロール紙Pを供給口23に案内しつつ回動する案内ローラ29とが設けられている。案内ローラ29は、供給口23の媒体供給方向手前側において、その両端が上部箱体22に回動可能に軸支されている。
【0030】
付勢ローラ27と、当該ローラ27をその両端において回動可能に支持し、一端が上部箱体22の上部フレームに係止されている2本のバネ28とにより衝撃吸収機構の一形態である媒体付勢機構が構成される。この媒体付勢機構により、用紙ロールQと給紙部14との間のロール紙Pの表面を付勢して、ロール紙Pの搬送開始時の当該ロール紙Pに生じる衝撃を吸収する。
【0031】
上記構成を有する弾性支持機構及び媒体付勢機構からなる衝撃吸収機構の作用について図2を用いて説明する。図2は、衝撃吸収機構の作用を示す説明図である。
【0032】
図2(a)は、ロール紙Pが給紙部14により給紙される前の状態を示している。ロール紙Pは、直前に行われた印刷動作後に搬送ベルト33が逆転(ロール紙Pを巻き戻す方向)した際に、ロール紙付勢機構26の付勢力によりロール紙カセット20内に引き込まれる。したがって、図2(a)に示すように、ロール紙カセット20内でロール紙Pの撓み(バックル)が形成される。再度印刷動作を開始して給紙ローラ15を駆動(ロール紙Pを媒体供給方向へ搬送する方向へ回転)させると、ロール紙カセット20内に形成されたバックルが徐々に解消されていく。衝撃吸収機構が設けられていない場合、バックルが解消されたときに用紙ロールQが回動を始めるが、このとき用紙ロールQの回動に対する慣性力によりロール紙Pに瞬間的に大きな衝撃が加わる。このとき、用紙ロールQが不安定にガタついたり、このロール紙Pに働くテンションの急激な変化によって、給紙ローラ15に駆動力を与えている後述する給紙モータ89(図4参照)がロックされる恐れがある。また、この衝撃によりロール紙Pの搬送が瞬間的に停止するため印刷ずれが生じてしまったり、搬送ベルト33に密着されていたロール紙Pが搬送ベルト33から剥離してしまう恐れがある。しかしながら、本実施形態におけるロール紙カセット20は、衝撃吸収機構が設けられているので、図2(b)に示すように、バックルが解消された時には、弾性支持機構を構成する付勢ローラ25とバネ26によって用紙ロールQのガタツキを押えて用紙ロールQを安定させつつ、付勢ローラ27が回動しながら、バネ28により適度なテンションをロール紙Pに与えつつ移動する。そして、図2(c)に示すように、用紙ロールQが回動を開始してロール紙Pが巻き解かれる。このようにして、衝撃吸収機構は、ロール紙Pの搬送時のロール紙Pに働くテンションの変化によりロール紙に生じる衝撃を吸収することができ、したがって給紙モータ89をロックさせず、また、ロール紙Pが搬送ベルトから剥離して吐出面13aに接触してインクが付着することなく、印刷ずれのない良好な画像を形成することが可能となる。
【0033】
(給紙部) 次に、インクジェットプリンタ10の搬送系の構成について図1及び図3を用いて説明する。図3は、搬送系の概略構成を示す斜視図である。
【0034】
図1に示すように、ロール紙カセット20内から引き出されたロール紙Pを後述の搬送ユニット30へと給紙する給紙部14は、給紙ローラ15と、給紙ローラ15とによりロール紙Pを狭圧保持するための給紙台16と、紙面センサ17と、媒体供給方向と平行に設けられたロール紙Pの側端を当接させてロール紙Pの斜行を防止するためのガイド壁(図示せず)から構成される。給紙ローラ15は、その両端において回動可能に軸支されており、その一端側において給紙モータ89(図4参照)に接続されている。給紙ローラ15は、給紙台16の上面にロール紙Pを狭圧して保持し、上記給紙モータ89の駆動によりロール紙Pを媒体供給方向へと送り出す。また、給紙ローラ15は、その回動軸が媒体供給方向に対して3ー傾くように配設されている。そのため、給紙ローラ15を駆動してロール紙Pを搬送する際には、ロール紙Pは、搬送ユニット30側へ向けて送り出されると共に、ロール紙Pの前端部が搬送ユニット30に達する前に図示しないガイド壁側に強制的に寄せられてロール紙Pの幅方向の一端部が当該ガイド壁と接触して媒体供給方向に平行にされる。なお、給紙ローラ15の両端には、ワンウェイクラッチ(図示せず)が設けられており、ロール紙Pを媒体供給方向に搬送する方向に当該給紙ローラ15を回転させる場合にのみ給紙モータ89の駆動力を伝達し、逆方向にロール紙Pを搬送する場合には、当該給紙ローラ15を回動自在にする。
【0035】
(用紙センサ) また、図1に示すように、インクジェットプリンタ10内には、ロール紙Pの前端を検出するためのフォトセンサである紙面センサ17が、インクジェットヘッド12よりも媒体供給方向上流側において、搬送ベルト33に対向する位置に配置されている。紙面センサ17の検出情報は、インクジェットヘッド12による画像形成の開始タイミングを決定するため等に用いられる。なお、紙面センサ17は、発光素子と受光素子から構成される光学センサであり、ロール紙Pと搬送ベルト33との間の反射率の違いにより生じる反射光の強さを検出して、ロール紙Pの前端部を検出する。
【0036】
(搬送ユニット) 次に、搬送ユニット30の構成について図1及び図3を用いて説明する。
【0037】
搬送ユニット30は、二つのベルトローラ31、32と、両ローラ31、32間に架け渡されるように巻回された無端状の搬送ベルト33とを含み、インクジェットヘッド12のインク吐出面13aの下方に所定距離離隔するように配置されている。搬送ベルト33の外周面(ロール紙Pと接触する面。以下、「搬送面」と称する)34には粘着性のシリコーンゴムによる処理が施されている。したがって、搬送ユニット30は、搬送されてくるロール紙Pを、搬送ベルト33の搬送面34にその粘着力により保持させながら一方のベルトローラ31の回転駆動によって媒体供給方向とその反対側に向けて搬送できるようになっている。ロール紙Pは、ロール紙カセット20内においてロール状に巻き回されて収容されているため巻き癖がついているが、ロール紙Pを搬送面34に粘着力により担持して搬送するため、ロール紙Pが巻き癖により浮き上がらず、従って搬送時にインクジェットヘッド12の吐出面13aに接触して、インクがロール紙Pに付着することがない。
【0038】
図3に示すように、2つのベルトローラ31、32は、搬送ベルト33の内周面と接する円筒形状の筒体31a、32aと、それら筒体の両端部に設けられ、搬送ベルト33の厚みと各筒体の半径とでなす半径と略同等の半径を有するフランジ部31b、32bとでなる。ベルトローラ31、32は、そのフランジ部31b、32bに設けられた図示しない回動軸により回動可能に軸支されている。また、搬送ユニット30の2つのベルトローラ31、32のうち、用紙搬送経路の下流側に位置するベルトローラ31は搬送モータ87(図4参照)と接続されており、後述する制御部80によりその回転駆動を制御される。また、上流側に位置するベルトローラ32は、ベルトローラ31の回転により搬送ベルト33に対して回転力が付与され、その搬送ベルト33の回転力によって回転する従動ローラである。
【0039】
搬送ベルト33は、弾性を有する無端ループ状のベルトである。搬送ベルト33は、特に材質を限定するものではなく、例えば、シリコンゴム、EPDM、ウレタンゴム、ブチルゴムなどを適用することができる。
【0040】
また、搬送ベルト33によって囲まれた領域内には、搬送ベルト33の内周面と上部において接触することによって搬送ベルト33を支持するためのほぼ直方体形状のガイド部材37が配置されている。ガイド部材37は、搬送ベルト33とほぼ同じ幅を有するように形成されている。
【0041】
(剥離機構) また、搬送ベルト33の媒体供給方向下流側には、剥離板39が設けられている。剥離板39は、搬送ベルト33の搬送面34に粘着されているロール紙Pを搬送面33から剥離するように構成されている。
【0042】
(第1密着機構) 次に、給紙部14から送り出されたロール紙Pを搬送ベルト33の搬送面34に密着させるための第1密着機構40(第1の密着機構)について説明する。
【0043】
第1密着機構40は、第1押圧ローラ41(第1の押圧ローラ)と、第1アーム42(第1のアーム部材)と、第1カム43(第1の移動部材)と、第1付勢バネ44(第1の付勢部材)とから構成される。
【0044】
第1押圧ローラ41は、ロール紙Pを搬送面34に押圧する回動可能な給紙押圧部材である。また、第1アーム42は、第1押圧ローラ41を回動可能に軸支し、第1アーム42自体が回動可能となるようにその回動軸42aが軸支されている。また、第1カム43は、第1アーム42に軸支された第1押圧ローラ41を、ロール紙Pを搬送ベルト33へ密着させる位置へ移動させ、また当該第1押圧ローラ41を搬送ベルト33から離隔させるために、回動することで第1アーム42に当接または離隔するカム部材である。そして、第1付勢バネ44は、第1カム43が第1アーム42から離隔している際に、第1アーム42を付勢することにより第1押圧ローラ41を搬送ベルト33に押圧させるバネである。なお、第1押圧ローラ41の搬送ベルト33を押圧する媒体供給方向における位置は、ガイド部材37の上方であるが、適宜変更してもよい。
【0045】
第1カム43が第1駆動モータ93(図4参照)により駆動されることにより、第1カム43が第1アーム42の下面に摺接して、当該第1アーム42を持ち上げる。また、この状態から更に第1カム43が回動を続けると、第1カム43が第1アーム42から離隔して、第1アーム42は、第1付勢バネ44により下方に付勢されて、第1アームの端部に軸支されている第1押圧ローラ41がロール紙Pを搬送ベルト33に押圧する。このようにして、第1密着機構40は、ロール紙Pを搬送ベルト33に密着させることが可能であり、後述するように、ロール紙Pを巻き戻す際には、第1押圧ローラ41を搬送ベルト33(ロール紙P)から離隔する位置へ移動させることができる。
【0046】
(切断機構) 次に、インクジェットヘッド12により画像形成が行われ、画像が形成されたロール紙Pが排紙部18へと送り出された際に、当該画像形成領域の媒体供給方向上流側の所定位置においてロール紙Pを切断する切断機構50について図1を用いて説明する。
【0047】
切断機構50は、移動刃51と、固定刃52と、移動刃51を支持しつつ上下に移動するアクチュエータ53とから構成される。移動刃51は、下端部がロール紙Pの幅よりも広く、水平方向に対して傾斜した刃面をもつ刃状部材であり、アクチュエータ53にその刃面が下向きになるように固定されている。また、移動刃51の下方の搬送経路に形成された開口部分には、移動刃51と同じ幅をもち、水平方向に刃面が形成された固定刃52が、その刃面が搬送経路上に突出しないように固定されている。このような構成において、移動刃51が固定されているアクチュエータ53がカッタ駆動モータ91の駆動により上下動することによって、移動刃51と固定刃52とが重なる位置でロール紙Pが切断される。アクチュエータ53による切断動作のタイミングは、後述する制御部80により制御される。以上のような構成を有する切断機構50により、ロール紙Pが切断され、画像が形成された側のロール紙Pは排紙部18へ排出される。
【0048】
(第2密着機構及びデカール機構) 次に、ロール紙Pの巻き戻し時において、当該ロール紙Pを搬送ベルト33の搬送面34に密着させるための第2密着機構60(第2の密着機構)、及びロール紙Pの前端部の巻き癖を矯正するためのデカール機構70について図1及び図4を用いて説明する。
【0049】
図1に示すように、第2密着機構60は、ロール紙Pを媒体供給方向上流側へ搬送ベルト33に担持して搬送するために、インクジェットヘッド12よりも媒体供給方向下流側においてロール紙Pを搬送ベルト33に密着させるための機構である。
【0050】
第2密着機構60は、インクジェットヘッド12よりも媒体供給方向下流側に配設されており、第2押圧ローラ61(第2の押圧ローラ)と、2本の第2アーム62(第2のアーム部材)と、第2カム63(第2の移動部材)と、第2付勢バネ64(第2の付勢部材)とから構成される。
【0051】
また、デカール機構70は、塑性材質であるステンレス製のデカールローラ71と、当該デカールローラ71を回動可能に軸支するアーム72(支持部材)、及び弾性を有するスポンジローラ73(弾性ローラ)とから構成される。なお、本実施形態においては、第2密着機構60の第2アーム62に一体的にアーム72が設けられる構成であり、以下、アーム72を第2アーム62の一部として説明する。
【0052】
図4に示すように、第2押圧ローラ61は、ロール紙Pを搬送面34に回動可能しながら押圧するローラである。また、第2アーム62は、第2押圧ローラ61及びデカールローラ71を回動可能に軸支している。また、第2アーム62は、第2アーム62に軸支されている第2押圧ローラ61及びデカールローラ71と移動させるために、その端部において第2アーム42自体が回動するようにその回動軸62aが軸支されている。また、第2カム63は、第2アーム62に軸支された第2押圧ローラ61を、ロール紙Pを搬送ベルト33へ密着させる位置へ移動させ、また当該第2押圧ローラ61を搬送ベルト33から離隔させるために、回動することで第2アーム62に当接または離隔するカム部材である。なお、第2押圧ローラ61の搬送ベルト33を押圧する媒体供給方向における位置は、ベルトローラ31の上方であるが、適宜変更してもよい。
【0053】
デカールローラ71は、第2押圧ローラ61がロール紙Pを搬送ベルト33へ密着させる位置に移動した場合にスポンジロール71を押圧する位置に移動し、また、第2押圧ローラ61が搬送ベルト33から離隔した際に、当該スポンジロール73から離隔する。また、第2付勢バネ64は、第2カム63が第2アーム62から離隔している際に、第2アーム62を付勢することにより、第2押圧ローラ41(デカールローラ71)を搬送ベルト33(スポンジロール73)に押圧させるバネである。
【0054】
第2カム63が第2駆動モータ95(図4参照)により駆動されることによって、第2カム63が第2アーム62の下面に摺接して当該第2アーム62を持ち上げる。また、この状態で更に第2カム43が回動を続けると、第2カム63が第2アーム62から離隔して、第2アーム62は、第2付勢バネ64により下方に付勢されて、第2アームの端部に軸支されている第2押圧ローラ61(デカールローラ71)がロール紙Pを搬送ベルト33(スポンジロール73)に押圧する。
【0055】
上述の切断機構50によりロール紙Pが切断された後においては、ロール紙Pの前端部は、前述の剥離板39により搬送ベルト33から剥離して当該剥離板39上に位置して、ロール紙Pの巻き癖により浮き上がっている状態である。したがって、用紙ロールQに連続している側のロール紙Pをロール紙カセット20側へ巻き戻す場合に、第2密着機構60が備えられていない場合、ロール紙Pの前端部は、搬送ベルト33に密着せずに浮き上がった状態のままインクジェットヘッド12へと搬送される。すなわち、ロール紙Pの前端部は浮き上がった状態のため、当該ロール紙の前端部上面は、インクジェットヘッド12の吐出面13aと接触してインクが付着する。このようなロール紙Pへのインク付着を防ぐために、上述のような構成を有する第2密着機構60により、ロール紙Pの巻き戻し時においても当該ロール紙Pを確実に搬送ベルト33に密着させることができる。
【0056】
また、上述のように巻き癖により浮き上がりやすくなっているロール紙Pの前端部を、ステンレス製のデカールローラ71と弾性を有するスポンジローラ73との間で侠圧することにより、ロール紙前端部の巻き癖を矯正することができ、ロール紙Pの搬送ベルト33への密着性をさらに高めることが可能となる。
【0057】
本実施形態においては、デカールローラ移動機構は、第2密着機構60に支持部材としてのアーム72を一体的に設けた簡単な構成のため、部品点数を減らすことができる。また、デカールローラ移動機構は、第2密着機構60の動作と連動しているため、デカール移動機構を制御するための特別な手段を別に備える必要がない。
【0058】
(制御系の構成) 次に、インクジェットプリンタ10の制御部80の構成について図4を用いて説明する。図4は、インクジェットプリンタ10の制御系の構成を示す概略ブロック図である。
【0059】
インクジェットプリンタ10の制御部80は、中央演算装置であるCPU81と、CPU81が制御を行うためのプログラムやデータが記憶されているROM82と、一時記憶メモリであるRAM83とを有する。
【0060】
CPU81と、ROM82と、RAM83とは、データバスにより入出力インターフェース84に接続されている。入出力インターフェース84には、インクジェットヘッド12を駆動させるためのヘッド駆動ドライバ85と、搬送モータ87を駆動させるためのモータドライバ86、給紙モータ89を駆動させるためのモータドライバ88、カッタ駆動モータ91を駆動させるためのモータドライバ90、第1駆動モータ93を駆動させるためのモータドライバ92、第2駆動モータ95を駆動させるためのモータドライバ94、及び紙面センサ17、外部からの画像データ等の各種データを通信するための外部インターフェース96とが接続されている。これら各種ドライバやセンサ等は、入出力インターフェース84を介して制御部80と信号を入出力することが可能となっている。
【0061】
CPU81は、外部インターフェース96を介して受信される印刷指令信号に基づいて印刷データを作成し、当該印刷データに基づいて上記各ドライバを動作させる。
【0062】
(印刷動作)
以上のような構成を有するインクジェットプリンタ10により実行される印刷動作について図5及び図6を用いて説明する。図5は、インクジェットプリンタ10における印刷動作の概略を示す動作フローチャートであり、図6は、印刷動作時におけるインクジェットプリンタ10の搬送系の動作を示す説明図である。
【0063】
図6(a)に示すように、印刷動作を行う前は、第1押圧ローラ41、第2押圧ローラ61ともに上昇した位置にある。印刷動作が開始されると、まず図5に示すステップS101(以下、S101とのみ表示する。他のステップについても同様。)において、第1駆動モータ93が駆動されて第1アーム42が下降し、第1押圧ローラ41は搬送ベルト33を押圧する位置に移動する(図6(b))。しかる後、搬送モータ87が駆動されて、搬送ベルト33が正転し始める(S102)。
【0064】
次に、給紙モータ89が駆動して(S103)、給紙ローラ15が回転することによりロール紙Pがロール紙カセット20から順次送り出されつつ、ロール紙Pの前端が搬送ベルト33上に積載されて搬送される。そして、ロール紙Pは、第1押圧ローラ41ににより搬送ベルト33が押圧されている位置へ達すると、第1押圧ローラ41により搬送ベルト33に押圧されて密着する。また、ロール紙Pが搬送ベルト33に密着させられた後に、ロール紙カセット20内でのロール紙Pのバックルが解消されたとしても、前述のように衝撃吸収機構によりロール紙Pに瞬間的に高いテンションが生じないため、搬送ベルト33からロール紙Pが剥離することがない。なお、CPU81は、給紙ローラ15が駆動開始すると、ロール紙Pが検出位置へ到達したか否かを紙面センサ17により監視する(S104)。紙面センサ17によって、ロール紙Pが検出されない場合(S104:NO)、所定時間が経過したか否か判断する。所定時間が経過している場合(S105:YES)、CPU81は印刷エラーと判断して第1アームを上昇させて(S106)、印刷動作を終了させる。一方、上記所定時間が経過していない場合は(S105:NO)、CPU81は、そのままロール紙Pが検出されるか否かを監視する。
【0065】
ロール紙Pが搬送ベルト33に密着しつつ、そのまま媒体供給方向へ搬送されると、紙面センサ17によってロール紙Pが検出され(S104:YES)、給紙ローラ15は停止する(S107)。そして、CPU81は、上述の印刷データに基づいて、インクジェットヘッド12を駆動させ、ロール紙Pを搬送させつつ画像を形成させる(S108)。
【0066】
インクジェットヘッド12による画像形成処理が終了した後、ロール紙Pにおいて画像が形成された領域を排紙部18に排出するために、CPU81は、当該画像が形成された領域の最後部から所定の余白を設けた位置(切断位置)が切断機構50により切断される位置まで到達したか否かを監視する(S109)。なお、ロール紙Pの切断位置が、切断される位置まで到達したか否かは、画像形成が終了した後に搬送モータ87の回転ステップ数を計測する(搬送ベルト33に担持されたロール紙Pの移動距離を算出する)ことにより判断される。
【0067】
ロール紙Pの前端が剥離板39の配設位置に到達すると、ロール紙Pは剥離板39により搬送ベルト33から剥離されて、そのまま切断機構50へと送りだされる。そして、ロール紙Pの切断位置が切断機構50により切断される位置まで搬送されると(S109:YES)、搬送ベルト33が停止し(S110)、ロール紙Pは切断される(S111、図6(c))。
【0068】
ロール紙Pの切断位置から媒体供給方向上流側に残っているロール紙Pを巻き戻す際に、剥離板39によって搬送ベルト33から剥離されているロール紙Pの前端部分を再度搬送ベルト33に密着させるために、図6(c)に示すように、第2アーム62が下降して第2押圧ローラ61がロール紙Pを搬送ベルト33に押圧する(S112)。また、このとき第2アーム62に設けられているデカールローラ71もロール紙Pをスポンジローラ73に押圧する。
【0069】
次に、搬送ベルト33を逆転させてロール紙Pを巻き戻す前に、第1アーム42が上昇して第1押圧ローラ41は搬送ベルト33(ロール紙P)から離隔する(S113)。なお、第1押圧ローラ41をロール紙Pに押圧させたままロール紙Pを巻き戻すと、第1押圧ローラ41の媒体供給方向下流側において、ロール紙Pと第1押圧ローラ41との間の摩擦によりバックルが生じる恐れがあり、そのバックル部分がインクジェットヘッド12に接触してロール紙Pがインクにより汚れる可能性がある。
【0070】
第1押圧ローラ41が搬送ベルト33(ロール紙P)から離隔すると、搬送ベルト33が逆転を開始し始める(S114、図6(d))。このとき、前述したように、剥離板39により搬送ベルト33から剥離しているロール紙Pの前端部分は、第2押圧ローラ61によって再度搬送ベルト33に密着させられ、ロール紙Pの前端部からロール紙Pが剥離しにくくなるとともに、インクジェットヘッド12の吐出面13aにロール紙Pが接触してインクがロール紙Pに付着することがない。また、巻き癖が生じ易いロール紙Pの前端部分はデカールローラ71とスポンジロール72との間で狭持・押圧されることにより、その巻き癖が矯正されて、ロール紙Pが搬送ベルト33に密着し易くなる。
【0071】
搬送ベルト33が逆転し始めると、CPU81は、紙面センサ17によりロール紙Pの前端が検出されたか否かを監視する(S115)。紙面センサ17によりロール紙Pの前端が検出されると(S115:YES)、ロール紙Pの前端が第1押圧ローラ41が搬送ベルト33(ロール紙P)を押圧する位置より媒体供給方向上流側に位置するまで搬送ベルト33を逆転させた後、搬送ベルト33の駆動を停止させる(S116)。ロール紙Pの前端が、第1押圧ローラ41が搬送ベルト33(ロール紙P)を押圧する位置より媒体供給方向上流側に位置するまで搬送させることにより、次の印刷動作時においても、ロール紙Pの前端からロール紙Pを搬送ベルト33に密着させて搬送させることができる。そして、搬送ベルト33を停止した後、第2アーム62を上昇して(S117)、印刷動作が終了する。
【0072】
以上、本発明の好適な実施の形態について説明したが、本発明は上記実施の形態に限られず、請求項に記載の技術的範囲内で適宜変更が可能である。
【0073】
たとえば、第1密着機構40及び第2密着機構60は、ともにローラを搬送ベルト33に押圧することによりロール紙Pを搬送ベルト33に密着させているが、エアー圧力で密着させるなど、ロール紙Pを密着させることができる機構であれば特にその構成は限定されるものではない。
【0074】
【0075】
【0076】
また、上記実施形態においてデカール機構70のデカールローラ移動機構は、アーム72が第2密着機構60の第2アーム62に一体的に設けられている構成であるが、このような形態に限らず、例えば、第2アーム62の回動軸62aの端部に歯車を設けて、その歯車の回転を利用した移動機構により、デカールローラ71を移動させるようにしてもよい。
【0077】
また、切断機構50は、上記実施形態のように移動刃51、固定刃52とにより切断する構成であるが、このような構成に限られず、例えば回動しつつロール紙Pを切断する所謂ロータリーカッターであってもよい。
【0078】
また、ロール紙Pを搬送する搬送部材は、特に搬送ベルト33のようにベルト状でなくともよく、例えば、表面が粘着性を有するドラム体の外周面にロール紙Pを担持して搬送する構成であってもよい。
【0079】
【0080】
また、本実施形態においては、用紙ロールQは、ロール紙Pを巻き回すのみの構成であるが、ロール紙Pを円筒部材に巻き回して用紙ロールQを構成してもよい。
【0081】
また、本発明の画像形成装置の一実施形態として、上記実施の形態においてはインクジェットプリンタを例として説明したが、特に限定されるものではなく、長尺状の連続媒体を粘着性を有する搬送部材により搬送し、印刷後に巻き戻す構成を有する画像形成装置において適用することができる。
【0082】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の画像形成装置によれば、印刷媒体の巻き癖や搬送時の印刷媒体に生じる衝撃などにより印刷媒体が搬送部材から剥離することを防ぎ、特に印刷媒体を媒体供給方向の反対方向に巻き戻す際には、搬送部材から剥離しやすい印刷媒体の前端部を搬送部材に再度密着させることができるため、当該印刷媒体が画像形成部等に接触して汚れることなく、良好な画像を得られるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本実施の形態に係るインクジェットプリンタの全体的な構成を示す側面図である。
【図2】 衝撃吸収機構の作用を示す説明図である。
【図3】 搬送系の概略構成を示す斜視図である。
【図4】 インクジェットプリンタの制御系の構成を示す概略ブロック図である。
【図5】 印刷動作の概略を示す動作フローチャートである。
【図6】 印刷動作時におけるインクジェットプリンタの搬送系の動作を示す説明図である。
【符号の説明】
10 インクジェットプリンタ
11 プリンタ本体
12 インクジェットヘッド
13 ヘッド本体
13a 吐出面
14 給紙部
17 紙面センサ
18 排紙部
20 ロール紙カセット
24 支持ローラ
25 付勢ローラ
26 バネ
27 付勢ローラ
28 バネ
30 搬送ユニット
31、32 ベルトローラ
33 搬送ベルト
34 搬送面
37 ガイド部材
39 剥離板
40 第1密着機構
41 第1押圧ローラ
42 第1アーム
42a 回動軸
43 第1カム
44 第1付勢バネ
50 切断機構
51 移動刃
52 固定刃
53 アクチュエータ
60 第2密着機構
61 第2押圧ローラ
62 第2アーム
62a 回動軸
63 第2カム
64 第2付勢バネ
70 デカール機構
71 デカールローラ
72 アーム
73 スポンジローラ
80 制御部
81 CPU
82 ROM
83 RAM
84 入出力インターフェース
85 ヘッド駆動ユニット
86、88、90、92、94 モータドライバ
87 搬送モータ
89 給紙モータ
91 カッタ駆動モータ
93 第1駆動モータ
95 第2駆動モータ
96 外部インターフェース
Claims (5)
- ロール状の印刷媒体を収容する収容部と、
粘着力により前記印刷媒体と密着可能な搬送部材とを有し、当該印刷媒体を搬送する搬送装置と、
前記搬送装置によって搬送された前記印刷媒体上に画像を形成するための画像形成部と、
前記収容部から当該画像形成部へ向かう媒体供給方向において前記画像形成部よりも上流側に配設され、前記印刷媒体を前記搬送部材に押圧して密着させるための第1の密着機構と、
前記印刷媒体を前記媒体供給方向とは反対方向に搬送する時に、前記媒体供給方向において画像形成部よりも下流側に配置され、当該印刷媒体を当該搬送部材に押圧して密着させるための第2の密着機構と、
前記媒体供給方向において前記画像形成部よりも下流側であって、前記搬送部材の配置位置から離間して配設され、前記画像形成部により画像が形成された前記印刷媒体を切断する切断機構と、
印刷動作が開始されると、前記第1の密着機構を、前記搬送部材を押圧するように位置させると共に、前記第2の密着機構を前記搬送部材から離隔するように位置させ、
前記切断機構による印刷媒体の切断後、前記印刷媒体を前記媒体供給方向とは反対方向に搬送する前に、前記第1の密着機構の押圧部材を前記搬送部材から離隔するように位置させると共に、前記第2の密着機構を、前記搬送部材を押圧するように位置させ、
前記媒体供給方向とは反対方向への前記印刷媒体の搬送が終了した後に、前記第2の密着機構を前記搬送部材から離隔するように位置させる制御部と、を備えたことを特徴とする画像形成装置。 - 前記第1の密着機構は、
前記第1の押圧部材である第1の押圧ローラと、
前記第1の押圧ローラを回動可能に軸支する移動可能な第1のアーム部材と、
前記第1の押圧ローラが前記搬送部材から離隔するように前記第1のアーム部材に当接することにより当該第1のアーム部材を移動させ、前記第1のアーム部材から離隔することで当該第1のアーム部材を移動自在にする第1の移動部材と、
前記第1の押圧ローラを前記搬送部材に押圧させる方向へ前記第1のアーム部材を付勢する第1の付勢部材とから構成されることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。 - 前記第2の密着機構は、
前記印刷媒体を前記搬送部材に押圧する第2の押圧ローラと、
前記第2の押圧ローラを回動可能に軸支する移動可能な第2のアーム部材と、
前記第2の押圧ローラが前記搬送部材から離隔するように前記第2のアーム部材に当接することにより当該第2のアーム部材を移動させ、前記第2のアーム部材から離隔することで当該第2のアーム部材を移動自在にする第2の移動部材と、
前記第2の押圧ローラを前記搬送部材に押圧させる方向へ前記第2のアーム部材を付勢する第2の付勢部材とから構成されることを特徴とする請求項1または2に記載の画像形成装置。 - 前記媒体供給方向において前記搬送部材の下流側に回動可能に軸支され、前記印刷媒体の表面と接触可能な位置に配設された弾性ローラと、
デカールローラと、
前記デカールローラを回動可能に軸支するとともに、前記印刷媒体を前記弾性ローラとにより狭圧する位置へ当該デカールローラを移動させるデカールローラ移動機構とをさらに備え、
前記デカールローラ移動機構は、前記第2の密着機構が前記印刷媒体を押圧する際の当該第2の密着機構の動作に連動して、前記デカールローラを前記印刷媒体を前記弾性ロー ラとにより狭圧する位置へ移動させることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の画像形成装置。 - 前記デカールローラ移動機構は、前記デカールローラを回動可能に軸支し、前記第2の密着機構に一体的に設けられた支持部材から構成され、
前記デカールローラは、前記第2の密着機構により前記印刷媒体が押圧される際に、前記印刷媒体を前記弾性ローラとにより狭圧する位置へ移動することを特徴とする請求項4に記載の画像形成装置。
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