JP3839778B2 - 抄紙装置用織物 - Google Patents
抄紙装置用織物 Download PDFInfo
- Publication number
- JP3839778B2 JP3839778B2 JP2002566029A JP2002566029A JP3839778B2 JP 3839778 B2 JP3839778 B2 JP 3839778B2 JP 2002566029 A JP2002566029 A JP 2002566029A JP 2002566029 A JP2002566029 A JP 2002566029A JP 3839778 B2 JP3839778 B2 JP 3839778B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- yarn
- weft
- replacement
- fabric
- woven
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
- 239000004753 textile Substances 0.000 title 1
- 239000004744 fabric Substances 0.000 claims abstract description 56
- 238000009941 weaving Methods 0.000 claims description 10
- 238000006467 substitution reaction Methods 0.000 claims description 9
- 238000005452 bending Methods 0.000 claims description 4
- 239000010410 layer Substances 0.000 claims 4
- 239000002759 woven fabric Substances 0.000 claims 3
- 239000002344 surface layer Substances 0.000 claims 1
- 239000011230 binding agent Substances 0.000 abstract 5
- 239000000835 fiber Substances 0.000 description 9
- 230000008878 coupling Effects 0.000 description 6
- 238000010168 coupling process Methods 0.000 description 6
- 238000005859 coupling reaction Methods 0.000 description 6
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 description 5
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 5
- 239000000463 material Substances 0.000 description 4
- 238000000034 method Methods 0.000 description 3
- 230000015572 biosynthetic process Effects 0.000 description 2
- 239000004952 Polyamide Substances 0.000 description 1
- 239000004698 Polyethylene Substances 0.000 description 1
- UCKMPCXJQFINFW-UHFFFAOYSA-N Sulphide Chemical compound [S-2] UCKMPCXJQFINFW-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 238000007373 indentation Methods 0.000 description 1
- 230000035699 permeability Effects 0.000 description 1
- 229920002647 polyamide Polymers 0.000 description 1
- 229920006149 polyester-amide block copolymer Polymers 0.000 description 1
- -1 polyethylene Polymers 0.000 description 1
- 229920000573 polyethylene Polymers 0.000 description 1
- 239000011112 polyethylene naphthalate Substances 0.000 description 1
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
Images
Classifications
-
- D—TEXTILES; PAPER
- D21—PAPER-MAKING; PRODUCTION OF CELLULOSE
- D21F—PAPER-MAKING MACHINES; METHODS OF PRODUCING PAPER THEREON
- D21F1/00—Wet end of machines for making continuous webs of paper
- D21F1/0027—Screen-cloths
- D21F1/0036—Multi-layer screen-cloths
- D21F1/0045—Triple layer fabrics
Landscapes
- Paper (AREA)
- Woven Fabrics (AREA)
- Diaphragms For Electromechanical Transducers (AREA)
- Polarising Elements (AREA)
- Non-Silver Salt Photosensitive Materials And Non-Silver Salt Photography (AREA)
- Crystals, And After-Treatments Of Crystals (AREA)
- Chemical Or Physical Treatment Of Fibers (AREA)
- Photographic Developing Apparatuses (AREA)
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、互いに分離されている少なくとも2つのヤーンシステム(即ち、ヤーン系)を使用して形成され、互いに分離されている少なくとも2つの層を具備しており、前記ヤーン系の1つは、ペーパー側の面を形成し、装置の方向及び装置を横切る方向のヤーンを有しており、また、前記ヤーン系の他の1つは、装置側の面を形成し、装置の方向及び装置を横切る方向のヤーンを有しており、そして、これら前記ヤーン系は、織物の装置の方向及び装置を横切る方向の互いに独立している複数の構造体(即ち、ヤーン構造体)を形成しているように配置されており、これら構造体は、結合ヤーンによって互いに結合されており、また、この結合ヤーンは、ペーパー側の表面の前記層のウィーブ(即ち、織物組織)の一部分を形成しているように配置され、かつ、前記装置側の面の前記層の、少なくとも1つのヤーンの下側に織り込まれていることによって前記装置側の面の前記層に織り込まれているように配置されている、抄紙装置用織物に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の3層の抄紙装置用織物は、互いに分離されている2つの層、即ち、ペーパー側の層と装置側の層とを有している。これらペーパー側の層と装置側の層とは、主に、結合ヤーンとして働く結合緯糸によって互いに結合されている。結合ヤーンを使用した結合は、通常、4つおきの、頂部ヤーン(即ち、上部ヤーン)と底部ヤーンとの組毎に行われており、即ち比較的疎である。頂部側で、結合は、1つの頂部経糸(即ち、上部経糸)の上側で行われており、また、底部側で、結合は、1つの底部経糸の下側で行われている。前記結合ヤーンは、ペーパー側の表面の形成に寄与しておらず、前記層の結合のみに寄与している。従って、前記ペーパー側の層と前記装置側の層とは、互いに充分強く結合されていない。これは、織物内で「内部磨耗」を引き起こす。内部磨耗は、内部層がこすり合わされることによって生じる磨耗を示している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上述した内部層の磨耗の結果、ヤーンは、前記結合ヤーンと前記経糸ヤーンとの交差位置で磨耗され、その後、織物がゆるむと、ヤーンは、互いに対して徐々に動き始め、ペーパー側と装置側との本来の構造体が、磨耗される。織物の内部磨耗により、織物が、内部の本来の厚さを失っている一方で、前記結合ヤーンは、本来の長さを維持しているから、前記結合ヤーンは、ペーパーの表面にマーキング(marking)を生じるようになる。また、充分増大された内部磨耗によって、複数の前記層は、互いに分離し始め得る。
【0004】
前記結合ヤーンは、前記ペーパー側の面で織り込まれている経糸を僅かに内側に引っ張っている。この結果のくぼみは、マーキングを生じる。また、前記結合ヤーンは、構造体内のこの位置に、追加の浮き編を形成している。従って、織物は、この位置で密度がより大きく、ペーパーウェブから除去されている水は、織物を均一には通過し得ず、この結果、マーキングを生じる。
【0005】
従来の三層織物で、ペーパー側の面の結合ヤーンは、マーキングを生じないように、好ましくは表面の少し下に配置されている。結合ポイント(binding point、即ち、織成点)によって生じるマーキングを可能な限り少なくするように、前記結合ヤーンは、頂部緯糸(即ち、上部緯糸)よりも細いヤーンであるべきである。前記結合ヤーンは、現状(現在の直径、例えば0.13mm)より容易には細くされ得ないため、前記頂部緯糸も、現状(現在の直径、例えば0.15mm)より細くされ得ず、このことは、前記頂部緯糸の密度は、透過率を減少することなしに増大され得ないことを意味しており、この結果、ペーパーファイバーのサポート(support)は、特に、高い透過率を有している場合、低いままである。
【0006】
結合ヤーンの組で互いに結合されている複数の構造体も、本技術分野で知られている。例えば米国特許4,501,303号、5,967,195号、並びに、5,826,627号が、1組の結合ヤーンを使用して構造体を結合しているように利用される技術を開示している。1組の結合ヤーンで互いに結合されている複数の構造体で、1つの結合ヤーンに代わって、複数の層を互いに結合するのは、1組の結合ヤーンである。この1組の結合ヤーンは、互いに近くにある2つの結合ヤーンを有しており、一方の結合ヤーンは、ペーパー側の表面のウィーブを形成しており、同時に、他方は、装置側の面の、1つの底部ヤーンの下側で、ペーパー側の層と装置側の層とを互いに結合しており、また、逆の場合も同じである。ペーパー側の前記表面での前記1組の結合ヤーンのジグザグは、頂部緯糸と同様な緯糸パス(即ち、緯糸経路)を形成している。一方の結合ヤーンが、複数の前記層を互いに結合するように織物内でペーパー側から下っており、かつ、他方の結合ヤーンが、ペーパー側の前記表面を形成するように織物内で上がっている位置で、前記1組の結合ヤーンの複数のヤーンは、互いに交差している。この交差は、結合ヤーンが、直線状に進むのを妨げており、これは、前記1組の結合ヤーンで形成されているペーパー側の面の緯糸パスが、本来の前記頂部緯糸で形成されている緯糸パスほどまっすぐではないことを意味している。
【0007】
前記交差の両側に配置されている前記頂部緯糸は、この交差において前記頂部経糸のヤーンを下方に押圧しており、同時に、前記1組の結合ヤーンの両方のヤーンは、織物中に下っており、前記頂部経糸のヤーンを下から支持していない。この結果、交差位置は、表面より下方の面に位置しており、マーキングを生じる。これは、米国特許5,968,195号で開示されている。
【0008】
1組の結合ヤーンを使用して互いに結合されている複数の構造体で、この1組の結合ヤーンは、2つのヤーンを有しており、1つのヤーンは、頂部緯糸を構成している。典型的に、前記頂部緯糸と前記結合ヤーンとは、同じ直径を有している。これは、前記結合ヤーンの組の位置での排水容量(water drainage capacity)が、前記頂部緯糸の位置での排水容量と異なっていることを意味しており、これは、最悪の場合、ペーパーのマーキングの形態で表れ得る。排水容量を確保するように、織物は、通常、比較的粗くなければならない。
【0009】
最も一般的な、1組の結合ヤーンを使用して結合されている複数の構造体で、1つの底部緯糸が、前記頂部緯糸の位置に与えられているが、前記1組の結合ヤーンの位置には与えられておらず、従って、装置側の面の底部緯糸の数は、ペーパー側の面の緯糸パスの数の半分であり、これは、装置側にはあまり材料が織り込まれていないことを意味しており、この結果、対磨耗性は、小さくなっている。大きな対磨耗性が、達成されている場合、前記装置側の面の密度は、前記ペーパー側の面の密度と同じ、又は、ほぼ同じである。前記装置側の面の密度と前記ペーパー側の面の密度とが、同一である場合、緯糸の密度は、排水容量を確保するために小さくなければならず、この結果、ペーパーファイバーのサポートは、小さくなっている。
【0010】
最も一般的な、1組の結合ヤーンを使用して互いに結合されている複数の構造体で、前記1組の結合ヤーンのヤーンは、1つおきの頂部経糸に織り込まれており、また、頂部緯糸は、1つおきの頂部経糸に織り込まれている。従って、1つおきの頂部経糸は、異なった方法で織り込まれており、表面に対して僅かに異なった平面に位置している。マーキングの影響を最も受けやすい等級のペーパーで、これは、緯糸の方向のマーキングの形態で表れ得る。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明の目的は、従来技術の欠点を軽減することが可能である抄紙装置を与えることであり、これは、本発明の抄紙装置用織物によって達成されており、この抄紙装置用織物は、ペーパー側の面を形成しているヤーンシステムが、置換ヤーン(substitute yarn)を有しており、この置換ヤーンの両側(即ち、両側方)で、前記結合ヤーンが、織られており、また、前記ペーパー側の面で、前記置換ヤーンは、2つの前記結合ヤーンにより形成されている2つのヤーンパス(即ち、ヤーン経路)を、2つの前記結合ヤーンが、装置側の面に織り込まれている位置において、置換しているように配置されていることを特徴とする。
【0012】
本発明の利点は、例えば、前記結合ヤーンは、複数の前記層を互いに結合しているだけでなく、結合に加えて、複数の頂部経糸に織り込まれていることによって、ペーパー側の表面の形成にも寄与していることであり、これは、結合ヤーンが、従来の三層織物内よりも密に織り込まれていることを可能にしている。この結果、結合は、強く、複数の前記層が、互いに移動するのを妨げている。前記結合ヤーンが、ペーパー側の前記表面の形成に寄与している場合、典型的な従来の三層織物で結合ヤーンによって生じるマーキングが、排除されている。同じ特性は、また、すぐれたペーパーファイバーのサポートが、この構造体で達成されることを可能にしている。この利点は、装置を横切る方向のヤーンが、充分な透過率を達成するように減少されなければならない比較的高い透過率において特に重要である。
【0013】
1組の結合ヤーンを使用して互いに結合されている複数の構造体で、複数の前記結合ヤーンの交差位置に配置されている頂部経糸は、下から少ししか支持されておらず、これは、この位置で、前記頂部経糸は、周囲の構造体と比較してより下方の平面に位置しており、この特定の位置は、ペーパーのマーキングを生じることを意味している。本発明の構造において、ペーパー側の面で、結合ヤーンが、結合のために装置側に下がっている位置で、置換ヤーンは、前記特定の位置を周囲の構造体と同じ平面まで引き上げているような、充分な支持を与えている橋状構造体を形成しており、この結果、マーキングを、生じない。
【0014】
本発明の構造は、構造体を締めている結合ヤーンの組を有していないため、織物の密度が、過度に増大されることなく、底部側の面の緯糸の密度は、増大され得、従って、比較的多くの材料が、装置側の面に与えられ得、そして、より大きな対磨耗性が、織物について達成され得る。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下で、本発明は、図面で示されている実施形態によって、詳細に示されている。
図は、本発明の抄紙装置用織物の実施形態を示している。本発明の抄紙装置用織物が、例えば頂部経糸システムと底部経糸システムとのような、装置の方向の少なくとも2つのヤーンシステムと、例えば頂部緯糸システムと底部緯糸システムとのような、装置を横切る方向の少なくとも2つのヤーンシステムとを有している。織物構造体は、結合ヤーンシステムをさらに有している。
【0016】
前記頂部経糸システム及び前記頂部緯糸システムは、ペーパー側の面を形成している層を形成しており、同様に、前記底部経糸システム及び前記底部緯糸システムは、装置側の面を形成している層を形成している。図で、頂部経糸は、参照符号1で参照されており、また、頂部緯糸は、参照符号2で参照されている。図で、底部経糸は、参照符号3で参照されており、また、底部緯糸は、参照符号4で参照されている。ペーパー側の面を形成している前記層と装置側の面を形成している前記層とは、結合ヤーンシステムを使用して、互いに結合されている。図で、結合ヤーンは、参照符号5で参照されている。ペーパー側の表面で、1つの前記結合ヤーン(5)は、前記層のウィーブの一部分を形成し、少なくとも1つの前記底部経糸3の下側に織り込まれていることによって、複数の前記層を互いに結合しているように、前記装置側の面に出入りしている。
【0017】
本発明の基礎となっている思想に従い、前記ペーパー側の面を形成しているヤーンシステムは、置換ヤーン6、図の実施形態では置換緯糸6を有しており、この置換緯糸6の両側で、前記結合ヤーン5が、織られている。前記ペーパー側の面で、1つの前記置換ヤーン6は、上述した2つの結合ヤーン5によって形成されている2つのヤーンパス、図の実施形態では緯糸パスを、上述した2つの結合ヤーンが、前記装置側の面に織り込まれている位置で、置換しているように配置されている。
【0018】
即ち、前記ペーパー側の面で、上述した置換緯糸6は、置換緯糸の両側で織られている結合ヤーンによって形成されている緯糸パスを、前記結合ヤーン5が、前記装置側の面に織り込まれている位置で、置換している。従って、複数の前記結合ヤーン5と、これらの間で織られている前記置換ヤーン6とは、ペーパー側の前記表面で、本来の頂部緯糸2の緯糸パスと同様な2つの緯糸パスを形成している。即ち、2つの前記結合ヤーン5と、これらの間で織られている前記置換ヤーン6とは、ペーパー側の前記表面で2つの緯糸パスを形成している。これは、図1で明らかに図示されている。織物内の前記置換ヤーン6の近くの前記結合ヤーン5の複数の移動パス(即ち、通し経路)は、互いに同様であり得又は異なり得る。織物のペーパー側の前記表面の前記置換ヤーン6の結合ポイントの個数は、ペーパー側の前記表面の、近くの前記結合ヤーン5の結合ポイントの個数と同じであり得又は相違し得る。
【0019】
前記頂部緯糸システムは、少なくとも1種類の頂部緯糸を有している。1つの頂部緯糸のみが、存在している場合、それは、前記置換緯糸6である。しかしながら、図は、前記頂部緯糸システムが、本来の頂部緯糸2と前記置換緯糸6との両方を有している実施形態を示している。前記頂部緯糸2の結合は、ペーパー側の前記表面の前記置換ヤーン6と複数の前記結合ヤーン5との共同により形成されている緯糸パスの結合と同様であり得又は異なり得る。
【0020】
図で示されている本発明の実施形態のペーパー側の表面で、前記頂部緯糸2、前記結合ヤーン5、並びに、前記置換ヤーン6及び複数の前記結合ヤーン5は、織物を規則正しく反復して通過しているヤーンのグループを構成している。前記頂部緯糸2は、平織を使用して織り込まれている。例えば図3及び5で示されているように、前記結合ヤーン5は、平織を使用して、ペーパー側の前記表面に織り込まれており、1つの前記底部経糸3の下側に織り込まれていることによって、複数の前記層を互いに結合しているように下っている。前記ペーパー側の面で、前記置換緯糸6は、前記結合ヤーン5が、前記装置側の面に織り込まれているところで、前記結合ヤーン5によって形成されている緯糸パスを置換している。上述したように、前記置換ヤーン6と2つの前記結合ヤーン5とは、ペーパー側の前記表面で2つの平織緯糸パスを形成している。この実施形態で、前記底部緯糸のウィーブは、五杼口朱子織(5−shed satin)である。この実施形態で、前記結合ヤーンのウィーブは、十杼口織(10−shed)である。
【0021】
前記置換緯糸6は、ペーパー側の前記層のみに織り込まれているため、1組の結合ヤーンを使用して互いに結合されている複数の構造体内の結合ヤーンの組によって形成されているのと同様な前記結合ヤーン5との交差を形成しない。即ち、前記置換緯糸6は、置換緯糸6自身と、その両側に配置されている複数の前記結合ヤーン5とによって形成されている緯糸パスを置換するように、適切な位置に容易に配置されている。この構造のため、前記置換緯糸6と複数の前記結合ヤーン5とによって形成されている緯糸パスは、まっすぐである。全ての緯糸パスが、まっすぐである場合、ペーパー側の前記表面に表れている開口は、可能な限り等しいサイズにされ得る。これは、織物全体のペーパー側の前記表面で、ペーパーファイバーのための充分で均一なサポートを保証する。この構造のさらなる利点は、排水システムの毛管が、均一なサイズ及び形状を有し、このため、制御されている均一な排水が、達成され得ることである。これら構造特性のため、ペーパーは、充分な形成(good forming)及び均一な表面を与えられる。
【表1】
【0022】
表が、本発明の解決手段と、比較される従来の三層織物構造及び1組の結合ヤーンを使用して結合されている構造とを示している。本発明の構造は、従来の三層織物構造と、1組の結合ヤーンを使用して結合されている構造との有利な特性を組み合わせたものとなっている。本発明の構造は、従来の三層織物構造と同様な対磨耗性を達成し得、1組の結合ヤーンを使用して結合されている構造より明らかに大きな対磨耗性を達成し得る。これは、底部緯糸の密度によって表されている。ファイバーサポート指数(Fibre Support index、FSI)は、織物によって与えられた、ペーパーファイバーについてのサポートのレベルを示している。S指数は、平方センチメートル毎の前記ペーパー側の面のヤーンの数を示している。本発明の構造によって達成されているファイバーサポートは、1組の結合ヤーンを使用して結合されている構造によって達成されたファイバーサポートと同程度に充分であり、従来の三層織物構造によって達成されたファイバーサポートよりも明らかにより充分である。
【0023】
結合ヤーンが、1つおきの頂部経糸に織り込まれており、また、頂部緯糸が、1つおきの頂部経糸に織り込まれている、最も一般的な、1組の結合ヤーンを使用して互いに結合されている複数の構造体と異なり、本発明の構造で、前記結合ヤーン5と前記頂部緯糸2とは、各頂部経糸1に織り込まれている。本発明の構造で、実施されている結合方法のために、全ての前記頂部経糸1は、表面に対して同一の平面内に配置されており、緯糸方向のマーキングを生じない。
【0024】
本発明の構造は、また、最も一般的な、1組の結合ヤーンを使用して互いに結合されている複数の構造体よりもより大きな対磨耗性を有し、同じ透過率を有している。例えば、10の緯糸パスが、ペーパー側の前記表面に与えられている場合、本発明の構造は、30のヤーンを必要とするのに対して、1組の結合ヤーンを使用して結合されている構造は、50のヤーンを必要とする。本発明の構造で、この利点は、同様な透過率を有する、1組の結合ヤーンを使用して互いに結合されている複数の構造体の場合よりも多くの緯糸ヤーンが、前記装置側の面に織り込まれていることを可能にしている。即ち、底部側の面は、より多くの織り込まれているヤーン材を与えられ得、これは、より大きな対磨耗性を意味している。
【0025】
図7及び9は、本発明の解決手段の別の実施形態を示している。図7ないし9で、構造は、大部分について、図3ないし6の上述した実施形態と同様な方法で示されている。図7ないし9で、同じ参照符号は、図1ないし6の対応している部材を示している。図7ないし9の実施形態で、結合ヤーン5のジグザグは、図1ないし6での適用と異なっており、その上、図7ないし9の実施形態で、1つの底部経糸3は、2つの頂部経糸1に対応している。図7ないし9の実施形態で、置換緯糸6の近くの結合ヤーンの複数の移動パスは、互いに異なっている。
【0026】
上述された実施形態は、本発明を限定するようにまったく意図されておらず、本発明は、特許請求の範囲内で自由に改良され得る。従って、本発明の抄紙装置用織物又はその詳細部分は、図で示されているものと必ずしも同一である必要はなく、他の解決手段も、実施可能であることが明らかである。互いに分離されている複数の層は、非常に自由に形成され得、即ち、ヤーンシステムの数は、変化され得、ここで、重要な点は、少なくとも2つの経糸システム、即ち、底部経糸システムと頂部経糸システムとが存在することである。同様に、緯糸システムの数は、変化され得、ここで、重要な点は、少なくとも2つの緯糸システム、即ち、頂部緯糸システムと底部緯糸システム等とが存在することである。上述した本発明の構造は、3層の構造であるが、他の多層構造体が、本発明の範囲内で実施可能である。ペーパー側の表面で、平織の代わりに、朱子織又は斜文織のような、他の織り方も、使用され得る。底部緯糸と結合ヤーンとのウィーブも、本発明の基礎となる思想の範囲内で自由に変化され得る。本発明の基礎となる思想において、頂部緯糸が完全に欠けている構造、即ち、ペーパー側の面が、置換緯糸のみによって与えられている構造体が、可能であることにさらに言及しておく。他方、頂部緯糸の数が、置換緯糸の数よりも多い構造体を形成することも完全に実施可能であり、即ち、頂部緯糸の数は、変化され得、例えば0、1、2、3等である。底部緯糸の数は、頂部緯糸と置換緯糸との合計の数と相違し得る。底部経糸に対する頂部経糸の比は、通常1:1であるが、異なったものであり得る。ヤーンの直径は、例えば以下のようであり得る。頂部経糸0.12ないし0.15、底部経糸0.17ないし0.21、置換緯糸0.10ないし0.16、頂部緯糸0.10ないし0.16、結合ヤーン0.10ないし0.16、並びに、底部緯糸0.17ないし0.30。上述した値は、ミリメーターで与えられている。しかしながら、ヤーンの直径は、上で開示されたもの以外であり得る。上述された解決手段は、円形断面のポリエステル及びポリアミドのヤーンを利用した。他の可能なヤーン材は、例えば、ポリエチレンナフタレート(PEN)及びポリエチレン硫化物(PPS)である。ヤーンの断面は、また、フラット(flat)又は楕円形であり得る。ヤーンの特性は、織物の特性に影響を与える。例えば、小さな曲げ剛性の置換緯糸を選択していることにより、ペーパー側の面の置換緯糸の結合ポイントは、結合ヤーンと置換緯糸とによって形成されているパス内の適切な位置に容易に配置されており、これは、パスが、可能な限りまっすぐであることを意味している。置換緯糸と頂部緯糸との曲げ剛性は、互いに等しい又は等しくないことが可能である。
【0027】
上述された構造で、結合は、緯糸方向で行われている。しかしながら、これは、唯一の解決手段ではない。経糸方向で結合が行われている構造も、実施可能であり、この場合、この構造は、少なくとも1つの結合経糸と、置換経糸と、底部経糸と、頂部緯糸と、底部緯糸とを有している。従って、置換ヤーンは、置換緯糸、あるいは、置換経糸であり得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は、ペーパー側から見た本発明の抄紙装置用織物の図である。
【図2】 図2は、装置側から見た図1の抄紙装置用織物の図である。
【図3】 図3は、図1の矢印III−IIIに従って見た図である。
【図4】 図4は、図1の矢印IV−IVに従って見た図である。
【図5】 図5は、図1の矢印V−Vに従って見た図である。
【図6】 図6は、図1の矢印VI−VIに従って見た図である。
【図7】 図7は,本発明の別の実施形態の図であり、図3と同様な方法で構造を示している。
【図8】 図8は,本発明の別の実施形態の図であり、図4と同様な方法で構造を示している。
【図9】 図9は,本発明の別の実施形態の図であり、図5と同様な方法で構造を示している。
Claims (18)
- 互いに分離されている少なくとも2つの層を具備しており、前記少なくとも2つの層は、夫々、互いに分離されている少なくとも2つのヤーン系によって形成されており、前記少なくとも2つのヤーン系の内の1つのヤーン系は、ペーパー側の面を形成し、装置の方向及び装置を横切る方向のヤーンを有しており、前記少なくとも2つのヤーン系の内の別の1つのヤーン系は、装置側の面を形成し、装置の方向及び装置を横切る方向のヤーンを有しており、前記複数のヤーン系は、夫々、装置の方向及び装置を横切る方向の織物の互いに独立している複数のヤーン構造体をなしており、前記複数のヤーン構造体は、結合ヤーン(5)によって互いに結合されており、前記結合ヤーン(5)は、前記ペーパー側の表面の層の織物組織の一部分を形成し、かつ、前記装置側の面の層の少なくとも1つのヤーンの下側に織り込まれていることによって前記装置側の面の層に織り込まれている、抄紙装置用織物において、前記ペーパー側の面を形成している前記ヤーン系は置換ヤーン(6)を有しており、前記置換ヤーン(6)の両側方で夫々前記結合ヤーン(5)が織られており、前記ペーパー側の面で、前記置換ヤーン(6)は、前記置換ヤーン(6)の両側方で織られている前記2つの結合ヤーン(5)により夫々形成されている2つのヤーン経路を、前記2つの結合ヤーン(5)が前記装置側の面に織り込まれている位置において、置換していることを特徴とする抄紙装置用織物。
- 前記置換ヤーン(6)は置換緯糸であり、前記結合ヤーン(5)は結合緯糸であることを特徴とする請求項1の抄紙装置用織物。
- 前記置換ヤーン(6)は置換経糸であり、前記結合ヤーン(5)は結合経糸であることを特徴とする請求項1の抄紙装置用織物。
- 前記置換緯糸(6)に加えて、前記ペーパー側の表面は、少なくとも1つの上部緯糸(2)を有していることを特徴とする請求項2の抄紙装置用織物。
- 前記置換緯糸(6)に加えて、前記ペーパー側の表面は、1つの上部緯糸(2)を有していることを特徴とする請求項2の抄紙装置用織物。
- 前記置換緯糸(6)と前記上部緯糸(2)との曲げ剛性は、互いに等しいことを特徴とする請求項4の抄紙装置用織物。
- 前記置換緯糸(6)と前記上部緯糸(2)との曲げ剛性は、互いに等しくないことを特徴とする請求項4の抄紙装置用織物。
- 前記置換ヤーン(6)に隣接する前記複数の結合ヤーン(5)の織物内の複数の通し経路は、互いに同様であることを特徴とする請求項1の抄紙装置用織物。
- 前記置換ヤーン(6)に隣接する前記複数の結合ヤーン(5)の織物内の複数の通し経路は、互いに異なっていることを特徴とする請求項1の抄紙装置用織物。
- 前記結合ヤーン(5)は、前記ペーパー側の表面で3つの織成点を有していることを特徴とする請求項8の抄紙装置用織物。
- 前記上部緯糸(2)の織成は、前記ペーパー側の表面で前記置換緯糸(6)と当該置換緯糸(6)に隣接する前記結合緯糸(5)との共同により形成されている緯糸経路の織成と同様であることを特徴とする請求項4の抄紙装置用織物。
- 前記上部緯糸(2)の織成は、前記ペーパー側の表面で前記置換緯糸(6)と当該置換緯糸(6)に隣接する前記結合緯糸(5)との共同により形成されている緯糸経路の織成と異なっていることを特徴とする請求項4の抄紙装置用織物。
- 前記ペーパー側の表面は、平織のヤーン経路を有していることを特徴とする請求項1の抄紙装置用織物。
- 前記ペーパー側の表面における前記置換ヤーン(6)の織成点の個数は、前記ペーパー側の表面における当該置換ヤーン(6)に隣接する前記結合ヤーン(5)の織成点の個数と同じである又は異なっていることを特徴とする請求項1の抄紙装置用織物。
- 前記置換緯糸(6)の本数は前記上部緯糸(2)の本数に等しく、底部緯糸(4)の本数は前記置換緯糸(6)と前記上部緯糸(2)との本数の合計に等しいことを特徴とする請求項4の抄紙装置用織物。
- 前記置換緯糸(6)と当該置換緯糸(6)に隣接する結合緯糸(5)とによって形成されている緯糸経路が、前記結合緯糸(5)の3つの織成点と前記置換緯糸(6)の2つの織成点とを有していることを特徴とする請求項15の抄紙装置用織物。
- 前記結合ヤーン(5)は、十杼口織によって前記底部緯糸の下側に織り込まれており、前記底部緯糸(4)は、五杼口朱子織によって底部経糸(3)に織り込まれていることを特徴とする請求項16の抄紙装置用織物。
- 前記置換経糸に加えて、前記ペーパー側の表面は、少なくとも1つの上部経糸(1)を有していることを特徴とする請求項3の抄紙装置用織物。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
FI20010348A FI110131B (fi) | 2001-02-22 | 2001-02-22 | Paperikonekudos |
PCT/FI2002/000143 WO2002066733A1 (en) | 2001-02-22 | 2002-02-21 | Paper machine fabric |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004518833A JP2004518833A (ja) | 2004-06-24 |
JP3839778B2 true JP3839778B2 (ja) | 2006-11-01 |
Family
ID=8560472
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002566029A Expired - Fee Related JP3839778B2 (ja) | 2001-02-22 | 2002-02-21 | 抄紙装置用織物 |
Country Status (15)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US6354335B1 (ja) |
EP (1) | EP1362142B1 (ja) |
JP (1) | JP3839778B2 (ja) |
KR (1) | KR100515663B1 (ja) |
CN (1) | CN1179090C (ja) |
AT (1) | ATE329080T1 (ja) |
AU (1) | AU2002233400B2 (ja) |
CA (1) | CA2404182C (ja) |
DE (1) | DE60212077T2 (ja) |
DK (1) | DK1362142T3 (ja) |
ES (1) | ES2260411T3 (ja) |
FI (1) | FI110131B (ja) |
NO (1) | NO20025080L (ja) |
PT (1) | PT1362142E (ja) |
WO (1) | WO2002066733A1 (ja) |
Families Citing this family (44)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
GB0005344D0 (en) * | 2000-03-06 | 2000-04-26 | Stone Richard | Forming fabric with machine side layer weft binder yarns |
DE10039736A1 (de) * | 2000-08-16 | 2002-03-07 | Kufferath Andreas Gmbh | Verbundgewebe |
JP3933448B2 (ja) * | 2001-11-22 | 2007-06-20 | 日本フイルコン株式会社 | 工業用多層織物 |
FI112261B (fi) * | 2002-05-06 | 2003-11-14 | Tamfelt Oyj Abp | Paperikonekudos |
US20050288387A1 (en) * | 2002-08-21 | 2005-12-29 | Li Feng | Acrylate dental compositions with improved viscosity and storage odor |
US6769535B2 (en) * | 2002-11-07 | 2004-08-03 | Albany International Corp. | High drainage dimensionallally stable brownstock washer belt design |
US6837276B2 (en) * | 2002-11-07 | 2005-01-04 | Albany International Corp. | Air channel dryer fabric |
US6837275B2 (en) * | 2002-11-07 | 2005-01-04 | Albany International Corp. | Air channel dryer fabric |
US6860969B2 (en) * | 2003-01-30 | 2005-03-01 | Weavexx Corporation | Papermaker's forming fabric |
US7059357B2 (en) * | 2003-03-19 | 2006-06-13 | Weavexx Corporation | Warp-stitched multilayer papermaker's fabrics |
US6905574B2 (en) * | 2003-04-18 | 2005-06-14 | Albany International Corp. | Multi-layer forming fabric with two warp systems bound together with a triplet of binder yarns |
US7303656B2 (en) * | 2003-07-02 | 2007-12-04 | Albany International Corp. | Low permeability textile substrate for a two-sided coated product |
GB0316417D0 (en) * | 2003-07-12 | 2003-08-20 | Voith Fabrics Gmbh & Co Kg | Forming fabrics |
US20080105323A1 (en) * | 2003-08-13 | 2008-05-08 | Stewart Lister Hay | Fabrics Employing Binder/Top Interchanging Yarn Pairs |
EP1682707B1 (en) * | 2003-11-06 | 2016-12-21 | Hexcel Corporation | Interlock double weave fabric and methods of making and using the same |
DE102004035519A1 (de) * | 2004-07-22 | 2006-02-09 | Voith Fabrics Patent Gmbh | Papiermaschinenbespannung |
DE102004035522A1 (de) * | 2004-07-22 | 2006-03-16 | Voith Fabrics Patent Gmbh | Papiermaschinenbespannung |
DE102004035523A1 (de) * | 2004-07-22 | 2006-02-09 | Voith Fabrics Patent Gmbh | Papiermaschinenbespannung |
US7124781B2 (en) * | 2005-02-01 | 2006-10-24 | Albany International Corp. | Multiple contour binders in triple layer fabrics |
KR100670913B1 (ko) * | 2005-04-01 | 2007-01-17 | 주움텍스타일 주식회사 | 연마기재, 연마기재의 제조방법 및 연마포 |
JP4563260B2 (ja) * | 2005-06-14 | 2010-10-13 | 日本フイルコン株式会社 | 工業用二層織物 |
US7503350B2 (en) * | 2005-08-03 | 2009-03-17 | Voith Patent Gmbh | Compound forming fabric with additional bottom yarns |
KR100830573B1 (ko) * | 2005-09-27 | 2008-05-21 | 웨벡스 코포레이션 | 기계측 너클을 형성하는 기계방향 접결사를 가진 제지기용성형 직물 |
FI118856B (fi) * | 2005-10-06 | 2008-04-15 | Tamfelt Pmc Oy | Paperikonekudos |
JP4739903B2 (ja) | 2005-10-17 | 2011-08-03 | 日本フイルコン株式会社 | 工業用二層織物 |
US7357155B2 (en) * | 2005-12-29 | 2008-04-15 | Albany International Corp. | Different contour paired binders in multi-layer fabrics |
DE102006016660C5 (de) * | 2006-04-08 | 2009-09-03 | Andreas Kufferath Gmbh & Co Kg | Oberseite, insbesondere Papierseite, sowie Papiermaschinensieb |
KR100675407B1 (ko) * | 2006-09-26 | 2007-01-30 | 주움텍스타일 주식회사 | 연마기재 및 연마포 |
WO2008073301A2 (en) * | 2006-12-08 | 2008-06-19 | Astenjohnson, Inc. | Machine side layer weave design for composite forming fabrics |
WO2008068317A1 (de) | 2006-12-08 | 2008-06-12 | Voith Patent Gmbh | Gewebeband für eine maschine zur herstellung von bahnmaterial, insbesondere papier oder karton |
DE102006059482A1 (de) * | 2006-12-08 | 2008-06-12 | Voith Patent Gmbh | Gewebeband für eine Maschine zur Herstellung von Bahnmaterial, insbesondere Papier oder Karton |
DE502007007082D1 (de) * | 2007-12-04 | 2011-06-09 | Heimbach Gmbh & Co Kg | Formiersieb für den Einsatz in einer Papiermaschine |
CA2634432A1 (en) * | 2008-06-09 | 2009-12-09 | Richard Stone | High fiber support intrinsic warp tied composite forming fabric |
IT1391374B1 (it) * | 2008-10-08 | 2011-12-13 | Feltri Marone S P A | Tessuto triplo di fabbricazione della carta |
JP5281877B2 (ja) * | 2008-11-28 | 2013-09-04 | 日本フイルコン株式会社 | 工業用二層織物 |
EP2199458B1 (de) | 2008-12-22 | 2011-04-06 | Heimbach GmbH & Co.KG | Formiersieb |
CN101440583B (zh) * | 2008-12-29 | 2012-07-25 | 安徽华辰造纸网股份有限公司 | 一种接结双层组织的造纸用成形网 |
FI20115222L (fi) | 2011-03-04 | 2012-09-05 | Metso Fabrics Oy | Paperikonekudos |
DE102013106327B4 (de) * | 2013-06-18 | 2015-01-08 | Andritz Technology And Asset Management Gmbh | Papiermaschinensieb |
DE102013108399B3 (de) * | 2013-08-05 | 2014-11-27 | ANDRITZ KUFFERATH GmbH | Papiermaschinensieb, dessen laufseite querfäden mit unterschiedlicher flottierungslänge aufweist |
CN106192525B (zh) * | 2016-08-03 | 2020-12-22 | 江苏金呢工程织物股份有限公司 | 一种三层造纸网织造方法以及三层造纸网 |
FI128025B (en) * | 2017-03-24 | 2019-08-15 | Valmet Technologies Oy | industrial Textiles |
US11339534B2 (en) | 2019-09-18 | 2022-05-24 | Huyck Licensco Inc. | Multi-layer warp bound papermaker's forming fabrics |
FI20206371A1 (en) * | 2020-12-23 | 2022-06-24 | Valmet Technologies Inc | Industrial textile |
Family Cites Families (12)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
SE430425C (sv) * | 1981-06-23 | 1986-09-19 | Nordiskafilt Ab | Formeringsvira for pappers-, cellulosa- eller liknande maskiner |
DE3478319D1 (en) | 1984-06-14 | 1989-06-29 | Oberdorfer Fa F | Papermachine cloth |
JPS6257996A (ja) * | 1985-09-04 | 1987-03-13 | 日本フイルコン株式会社 | 製紙用2重織物 |
JPS62162091A (ja) * | 1986-01-09 | 1987-07-17 | 日本フイルコン株式会社 | 製紙用2重織物 |
DE3923938A1 (de) | 1989-07-19 | 1991-01-31 | Oberdorfer Fa F | Formiergewebe fuer die nasspartie einer papiermaschine |
US4987929A (en) | 1989-08-25 | 1991-01-29 | Huyck Corporation | Forming fabric with interposing cross machine direction yarns |
US5482567A (en) * | 1994-12-06 | 1996-01-09 | Huyck Licensco, Inc. | Multilayer forming fabric |
JP3728339B2 (ja) * | 1995-09-29 | 2005-12-21 | 日本フイルコン株式会社 | 経糸二重緯糸二重構造の製紙用織物 |
GB9604602D0 (en) | 1996-03-04 | 1996-05-01 | Jwi Ltd | Composite papermaking fabric with paired weft binder yarns |
US5967195A (en) * | 1997-08-01 | 1999-10-19 | Weavexx Corporation | Multi-layer forming fabric with stitching yarn pairs integrated into papermaking surface |
GB9811089D0 (en) * | 1998-05-23 | 1998-07-22 | Jwi Ltd | Warp-tied composite forming fabric |
GB9924012D0 (en) * | 1999-10-12 | 1999-12-15 | Stone Richard | Forming fabric woven with warp triplets |
-
2001
- 2001-02-22 FI FI20010348A patent/FI110131B/fi not_active IP Right Cessation
- 2001-05-11 US US09/852,734 patent/US6354335B1/en not_active Expired - Lifetime
-
2002
- 2002-02-21 DE DE60212077T patent/DE60212077T2/de not_active Expired - Lifetime
- 2002-02-21 JP JP2002566029A patent/JP3839778B2/ja not_active Expired - Fee Related
- 2002-02-21 ES ES02700312T patent/ES2260411T3/es not_active Expired - Lifetime
- 2002-02-21 AU AU2002233400A patent/AU2002233400B2/en not_active Ceased
- 2002-02-21 CN CNB028003799A patent/CN1179090C/zh not_active Expired - Fee Related
- 2002-02-21 KR KR10-2002-7013554A patent/KR100515663B1/ko not_active IP Right Cessation
- 2002-02-21 PT PT02700312T patent/PT1362142E/pt unknown
- 2002-02-21 CA CA002404182A patent/CA2404182C/en not_active Expired - Fee Related
- 2002-02-21 EP EP02700312A patent/EP1362142B1/en not_active Expired - Lifetime
- 2002-02-21 WO PCT/FI2002/000143 patent/WO2002066733A1/en active IP Right Grant
- 2002-02-21 AT AT02700312T patent/ATE329080T1/de active
- 2002-02-21 DK DK02700312T patent/DK1362142T3/da active
- 2002-10-22 NO NO20025080A patent/NO20025080L/no not_active Application Discontinuation
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
NO20025080D0 (no) | 2002-10-22 |
DE60212077T2 (de) | 2006-11-09 |
CA2404182C (en) | 2007-01-09 |
ATE329080T1 (de) | 2006-06-15 |
JP2004518833A (ja) | 2004-06-24 |
NO20025080L (no) | 2002-10-22 |
FI110131B (fi) | 2002-11-29 |
ES2260411T3 (es) | 2006-11-01 |
KR20020089445A (ko) | 2002-11-29 |
CA2404182A1 (en) | 2002-08-29 |
EP1362142B1 (en) | 2006-06-07 |
AU2002233400B2 (en) | 2006-06-01 |
FI20010348A (fi) | 2002-08-23 |
KR100515663B1 (ko) | 2005-09-23 |
DE60212077D1 (de) | 2006-07-20 |
PT1362142E (pt) | 2006-08-31 |
CN1457379A (zh) | 2003-11-19 |
WO2002066733A8 (en) | 2003-12-04 |
CN1179090C (zh) | 2004-12-08 |
DK1362142T3 (da) | 2006-09-04 |
US6354335B1 (en) | 2002-03-12 |
FI20010348A0 (fi) | 2001-02-22 |
EP1362142A1 (en) | 2003-11-19 |
WO2002066733A1 (en) | 2002-08-29 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP3839778B2 (ja) | 抄紙装置用織物 | |
JP4286217B2 (ja) | 抄紙ファブリック | |
JP2563842B2 (ja) | 抄紙用織地 | |
KR100271914B1 (ko) | 제지기의 형성 직물 | |
TWI254760B (en) | Paired warp triple layer forming fabrics with optimum sheet building characteristics | |
US4636426A (en) | Papermaker's fabric with yarns having multiple parallel monofilament strands | |
FI88629C (fi) | Beklaednad foer en arkformningsdel av en pappersmaskin med ytterligare, loepande tvaertraodar som har en stoerre modellaengd | |
JP2573000B2 (ja) | 製紙機の紙層形成部における張り布 | |
JPS59192793A (ja) | 成形用織物 | |
JP3925915B2 (ja) | 工業用二層織物 | |
JP3900037B2 (ja) | 工業用二層織物 | |
MXPA06006552A (es) | Tela bicapa industrial. | |
JPH0224958B2 (ja) | ||
EP2698458B1 (en) | Multilayer weave for nonwoven fabric | |
KR20140025372A (ko) | 제지기 직물 | |
JP5265684B2 (ja) | 継ぎ目を備えたプレス・フェルト、プレス・フェルト、及びベース織地を製造するための方法 | |
KR101301238B1 (ko) | 제지기 직물 | |
JP5711946B2 (ja) | 工業用二層織物 | |
JPS6399393A (ja) | 抄紙機のシート形成部用織物 | |
JP2016503843A (ja) | 抄紙機スクリーン | |
JP5674742B2 (ja) | 抄紙機用織物 | |
JPS62162091A (ja) | 製紙用2重織物 | |
JP2010100947A (ja) | 製紙用フェルト | |
JP2008518116A (ja) | シームドプレスフェルト、プレスフェルト及び基礎織物の製造方法 | |
JP7293099B2 (ja) | 製紙用シームフェルト |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20050617 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20050621 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20050921 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821 Effective date: 20050921 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20060704 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20060803 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090811 Year of fee payment: 3 |
|
S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090811 Year of fee payment: 3 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100811 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100811 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110811 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120811 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130811 Year of fee payment: 7 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |