JPS6399393A - 抄紙機のシート形成部用織物 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、互いに織り合わせた縦糸および横糸ならびに
、低側に浮き出した追加の横糸からなる二重または多重
織物を含む抄紙機のシート形成部の張布に関する。

従来技術 低側に浮き出した追加の横糸をもつ抄紙機の張布け、米
国特許出願第４．１８２，３８１号および第４．２８１
．６８８号およびヨーロッパ特許出原第８５，８６３号
によシ公知である。米国特許出願第４，１８２．８８１
号によれば、追加の横糸によって、特に留め継ぎ目の領
域における損耗を減少でき、米国特許出願第４，２８１
．６８８号によれば、低側と駆動側に、同じ長さの浮き
出しかあシ、これによって縁の巻き込みを防ぐことがで
きる。

ヨーロッパ特許出願第８５，３６３号によれば。

追加の、低側に浮き出した横糸が、シートの取シはすし
を改善し、斑点のつく危険を減らし、透過性を向上させ
る。

このような張布において、追加の横糸は、それができる
だけ少ししかウェーブがかからないように織り込まれる
。しかし、それは低側に突き出してシート形成を防げ易
く、また、高圧シェツト水流によって織物を洗浄する際
に、突き出した糸が、しばしば破壊されるという問題が
ある。

本発明は、抄紙機のシート形成部のための冒頭に述べた
種類の張布を提供し、これによって、高圧ジェット水流
で洗浄したときの横糸の破壊の危険を少くすることを課
題とする。

この課題は、追加の横糸を、低側の横糸の形成する平面
の下方に織り込むことによって解決される。

好ましくは、追加の、浮き出した横糸は、追加の横糸の
全断面が、その織込まれた点で、低側の形成に関与して
いる通常の横糸の最も深いＩＩ！１４位置よりも、深い
ところに位置するように深い所で織り合わせるのがよい
。追加の横糸を深く織込むための必要条件は、一般に、
少なくとも縦糸を追加の横糸と織り合わせる点が、それ
に隣接する低側の横糸の一方又は双方の下に広がるよう
に、追加の横糸を縦糸と織り合わせることである。また
、追加の浮き出した横糸は、軟かくて伸びやすい材料か
ら成るのが好ましい。

張布け、平坦またはエンドレスに織ることができる。通
常のように、糸は、合成樹脂モノフィラメントから成シ
、この場合、一般に縦糸には、横糸よシも弾性モジュラ
スの大きい材料が選ばれる。特にエンドレスに織られる
張布の場合は、糸は、合成樹脂マルチフィラメントから
成ってもよい。追加の、浮き出した横糸は、好ましくは
、通常の横糸より小さい直径をもつのがよい。

次に、本発明の実施例を、図面に基づいて説明する。

第１図は、二重層の８軸の織物の断面図を示す。この場
合、二重層の織物とは、縦糸の単一のシステムに織り込
まれた二層の横糸を含む織物を意味する。織物の上側す
なわち低側は、互いに織り合わせた縦糸（１）と、上方
の横糸（２）とで形成される。上方の横糸（２）のそれ
ぞれに対して下方の横糸（５］が、整合して配置され、
これらの横糸が、対をなすように配置される。縦糸（１
）は、また、下方の横糸＋５１とも織り合わされる。下
方の横糸【５）は、抄紙機の駆動側を形成する極めて長
い、下方に突出した浮き出しを有している。

下方の横糸ｊ５ｒは、特に摩耗にさらされるので、上方
の横糸（２）よシも大きい直径をもち、部分的にたとえ
ばポリアミドおよびポリエステルのような耐摩耗性材料
で代替したものであるのが目的に合う。縦糸（１）は、
上方の横糸（２）とも、また下方の横糸（５１とも結合
しているため、それは、一部は、織物の低側に、一部は
、駆動側に伸びる。縦糸（１）が、上方および下方の横
糸（２）および＋５＋と織り合わされている位置の間に
おいて、縦糸は、また、追加の横糸（３）とも結合され
ている。

横糸（３）は、縦糸（１１との結合位置から見て、織物
の低側に伸びる。これによって、横糸（３）は、長い浮
き出しを形成する。

第１図に示した実施例は、８軸結合をもち、この場合、
それぞれの結合パターンは、８木の縦糸、１６本の通常
の横糸（２）、ｊ５＋および、８本の追加の横糸（３）
を含む。追加の横糸（３）の浮き出しは、この場合、６
本の縦糸（１）の上側に伸びる。

いくつかの織パターンにおいて、織物の内部の深い所で
結合した追加の横糸（３）は、結合の目の中心から横へ
突き畠されるのが見られる。第２図の実施例では、これ
は、追加の横糸（３１を、二本の縦糸（１）でそれぞれ
の結合位置で抱きこませることによって防止している。

この場合は、横糸（３）の浮き出しは、それぞれ５本の
縦糸（１）の上に伸びている。

第３図の実施例では、ベースの織物すなわち、縦糸（１
）および上方ならびに下方の横糸（２）、ｊ５］の結合
パターンは、７軸構造を有している。しかし追加の横糸
（３）は、それぞれ１４本目日毎縦糸（１１とだけ織り
合わされ、すなわち、それはベースの織物の二つ日毎の
パターンに結合している。

第４図の実施例は、ベースの織物について第３図のそれ
と同じである。しかし、追加の横糸（３）は、入れかわ
９４本および６本の縦糸の上に浮き出しを有する。追加
の横糸（３）の浮き出しの長さが一定でないことによっ
て、斑点の付着性は改善される。浮き出しの長さが一定
でないのは、追加の横糸（３）が、伸び方のちがう縦糸
（１）と入れかわシ結合すること、たとえば、パターン
の一番目と二番目の縦糸と、入れかわシ結合することの
結果である。

下記の実施例１および２は、縦糸が経、横糸が緯で形成
された、抄紙機のシート形成部のだめの開放織りの張布
に関する。

実施例　１ ベースの織物は、８軸結合の二重層である。

経の通シ方：経糸すなわち縦糸（１１は、二対の緯゛糸
すなわち横糸（２）、（５）の上を通シ、つぎに二対の
横糸（２）、＋５１の間、一対の横糸（２］、（５１の
下、最後に、三対の横糸（２）、（Ｆ）ｌの間を通って
、もう一度、低側に出るというパターンを繰シ返す（第
６図参照）。低側の上の縦糸（１）の浮き出しは、８軸
のサテン（８枚朱子）分布を有する（第５図参照）。

織物は、３８本／αの経糸密度で織られている。セット
後は、経糸数は、織物の横方向の収縮によって、４２本
／αに増加する。経糸は、モノフィラメントのポリエス
テル（０，３０ｍｍ経）から成る。この材料は、長さが
変らず、すなわち、高い弾性モジュラスを有する。

上層の緯糸フィラメントは、成織後、１４本／ａｙｔの
密度を有するが、セット後は、１３．５本経／ａの密度
をもつ織物となる。緯糸の直径は、ｏ、ａ　ｏ　ｍｍで
ある。これは、トンビラ９００タイプのポリエステルモ
ノフィラメント材料から成シ、２７　ｃＮ／　ｔｅｘに
おいて２３．４　％の伸びに和尚する軟い糸質を有する
。

、駆動側の緯フィラメントすなわち横糸（５１は、上層
の横糸（２）の下に正しく来るように織られる。

これは、交互に上層の横糸と同じタイプの０．３２　ｍ
ｍ　径のポリエステルモノフィラメントおよびＰａ６．
６タイプの同じ＜　ＯＪ　２ｍｍ径のポリアミドモノフ
ィラメントから成る。

メツシュの開口を細分化するために、他の横糸と同様に
ソフトなトンビラ９００タイプの０゜１５Ｗ１ｍ径のポ
リエステルモノフィラメントから成る追加の横糸を、上
層に熾シ込む。追加の横糸（３）の通ｐ方は、第１図と
同じ、すなわち、追加の横糸は、それぞれ、６本の縦糸
（１）の上と、２本の縦糸（１）の下を通る。結合場所
において、追加の横糸（３）は、下方の横糸（５１の平
面の中にある。セットした織物は、１００　Ｎ／菌の負
荷で、０．６％）伸びおよび８０００　ｄ／ｄ／ｈの空
気透過性を有する。低側には、縦糸の浮き出しと、通常
の横糸（２）及び追加の横糸（３１の浮き出しが、一平
面上に存在する。駆動側では、縦糸のウェーブよシ１５
．５／　１０　Ｑ　ｍｍ　内側に横糸（５）が位置して
いる。これは、この織物が、横糸ランナーであることを
意味する。１５．５／１００ｍｍが、抄紙機と接触する
。すなわち、縦糸の摩耗が、この時点で始まる。第１図
に示すように、追加の横糸（３）の結合位置は、追加の
横糸が、摩耗を受けない程、スクリーンの内部に深く隠
されている。

この８軸二重層の織物は、ポール紙の製造に使用される
。その高い保持性のために、この織物は、包装紙や、包
装の分野で使用される類似の重質タイプの紙の製造にも
同様に有利である。

この織物は、１４軸であシ、縦糸（１）は、二対の横糸
（２）、１５）の上、一対の横糸（２）、（５１の間、
一対の横糸（２）、１５＋の下および三対の横糸（２）
、ｊ５１の間を通る。低側には、縦糸の浮き出しのサテ
ン分布がある。成織後、縦糸（１）の密度は５４本／ａ
であシ、熱セツト後のそれは６０本／αである。縦糸は
、０．１７ｍｍ径のポリエステル七ノフィラメントから
成シ、高い弾性モジュラスをもった、長さに安定なフィ
ラメント性質をもつ。

上ｆｆの横糸（２）は、トンビラ９０１タイプの０．１
７ｍｍ径のポリエステル七ノフィラメントカラ成り、中
程度の弾性モジュラス（２７ｃＮ／　ｔｅｘの負荷で、
２８．４　％の伸び）を有する。成織後の織物は１９本
／ｍの横糸を含むが、最終的に仕上げた織物（スクリー
ン）は通常の横糸を１７．５本／ａｎ含む。

織ったときに織物は、駆動側において、１ｃＭ当９１９
本の０．２０　ｍｍ径の横糸ｆ５＋を有する。

その半分はタイプ９００　（２７ｃＮ／　ｔｅｘの負荷
で２８．４　％の伸び）の品質をもつポリエステル、あ
との半分は６．６タイプのポリアミドである。

それぞれの対をなす通常の横糸の間に、追加の横糸が１
４軸の織り方で第３図のように織り込まれている。追加
の横糸は、同じく、軟かい９００タイプの０．１２　ｍ
ｍ径のポリエステルから成る。ベースの織物の構造は、
実際に７軸であシ、追加の横糸は、それぞれ７軸のパタ
ーンのあとで縦糸と結合しているのでなくて、それぞれ
１４本口の縦糸のあとに結合している。

低側では、縦糸、横糸及び追加の横糸はすべ　。

て、同一の平面内にあシ、駆動側では横糸は、縦糸よシ
も９／１００ｍｍ　内部に位置しておシ、すなわチ、ス
クリーンは、横糸ランナーとなっている。

実施例２によるスクリーンは、微細構造の表面構造を有
し、斑点に敏感な筆記用紙および印刷用紙に、専ら使用
される。

【図面の簡単な説明】

第１図ないし第４図は、本発明の種々の実施例の、追加
の横糸に沿った断面図であシ、第２図ないし第４図は、
追加の横糸の通シ方だけを図示したものである。 第５図は、実施例１の組織図を示すものであり、矢印は
縦糸のコースを示し、黒に塗シつぶした面は、縦糸が低
側に見えることを示し、低側の残余の交差点では横糸が
１紙側に見えるもので、またＸ印の入った面枠は、再び
、縦糸が駆動側に見える、すなわち、一対の横糸の下を
通ることを示している。 第６図は、実施例１の縦糸のコースを示す。 （１）　−−−−−−−一縦糸

Claims (4)

【特許請求の範囲】
1. （１）追加の横糸（３）が、紙側の横糸（２）の形成す
   る平面の下方にある平面内に織り込まれることを特徴と
   する、互いに織り合わせた縦糸および横糸と紙側に浮き
   出した追加の横糸からなる二重または多重織物を含む、
   抄紙機のシート形成部の張布。
2. （２）追加の横糸（３）の全断面が、最も深い位置にあ
   る紙側の形成に関与している通常の横糸（２）よりも、
   深いところにあるように、追加の横糸（３）を、深い所
   で、縦糸（１）と織り合わせることを特徴とする特許請
   求の範囲第（１）項の張布。
3. （３）通常の横糸（２）よりも直径の小さい追加の横糸
   （３）を有することを特徴とする特許請求の範囲第（１
   ）項または第（２）項の張布。
4. （４）追加の横糸（３）が、通常の横糸（２）と同等又
   はそれより小さい弾性モジユラスをもつ材料から成るこ
   とを特徴とする特許請求の範囲第（１）項ないし第（３
   ）項のいずれか１項の張布。