JP2573000B2 - 製紙機の紙層形成部における張り布 - Google Patents

製紙機の紙層形成部における張り布

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JP2573000B2 JP62265169A JP26516987A JP2573000B2 JP 2573000 B2 JP2573000 B2 JP 2573000B2 JP 62265169 A JP62265169 A JP 62265169A JP 26516987 A JP26516987 A JP 26516987A JP 2573000 B2 JP2573000 B2 JP 2573000B2
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は製紙機の紙層形成部用張り布、たとえば紙層
形成用スクリーンに関する、張り布は二重層の織り組織
から成つている。すなわち横糸が二層あり、これら両層
の横糸それぞれに対して縦糸が織交わさつている。走行
側においても紙側においても外にあらわれているのは圧
倒的に横糸である。この場合縦糸は織り模様単位当り上
層において横糸と二回織交わる。紙側においては縦糸の
80%以上が横糸の下にかくれている。走行側における横
糸数は紙側における横糸数の半分に過ぎないが、これは
下層における横糸の径を大きくすることによつて調整さ
れている。
従来技術 上記のような紙層形成用スクリーンはDE-A2,706,235
においてすでに公知である。この公知の紙層形成用スク
リーンの場合縦糸は、上層において二回織交わつている
けれども、内部においては比較的平坦に経過している。
エンドレスバンドを形成するために組織の両端は織り継
ぎ目によつて結合されているが、この織り継ぎ目の強度
は平坦な組織の場合かなり低い。さらに洗浄の際走行側
から水が高圧放射されるが、この高圧放射によつて織り
継ぎ目はすぐに綻びてしまう。上記の織り継ぎ目より内
側における縦糸ないし経糸の合わせ目は、織り継ぎ目よ
り内側に任意に分布されている。この合わせ目において
経糸端部は互に並列に突き合わされているので、すなわ
ち合わせ目においては経糸は中断されているので、経糸
の合わせ目においては下層の横糸ないし緯糸が支えられ
ず、しかも経糸二本合わせた分だけそこの幅が広くなつ
ている。経糸端部は結合されずに放置されているので、
水の高圧放射による洗浄によつてすぐに引き離され、綻
びてしまう。
さらにEP-A-30490において二層の紙層形成用スクリー
ンは公知である。この場合織り模様単位当り縦糸は、上
層において二回、しかし下層においては一回だけ、横糸
と織交わつている。この紙層形成用スクリーンは上層お
よび下層共に同数の横糸を備えているので、上層におい
て縦糸が横糸と二回織交わることによつて、紙側におい
ては横糸の浮き部分が短縮される結果となる。そしてこ
のためにこの紙層形成用スクリーンによる紙幅は非常に
縮小されたものとなる。
さらに同様の紙層形成用スクリーンがDE-B2263476か
らも公知である。この場合縦糸は上層において横糸と二
回ないし三回織交わつている。下層において縦糸は二本
ないしは三本の横糸の下を通過しており、そのためにか
えつてはげしく摩耗される結果となつている。DE-B2540
490においてはこの点を改良するために、下層において
縦糸はそれぞれ六本の横糸と結合されている。しかしこ
の場合も、特にテイツシユペーパーの場合、排水効率が
悪く、紙層が離脱しにくいという欠点がある。二重スク
リーン式の製紙機で製紙の際、製紙機の張り布の内側に
は流水が満たされ、張り布が反転する時点でこの水は下
層の組織のすき間から放出されるという弊害がある。二
重スクリーン式製紙機は1500ないし1800m/分という高速
度で走行するために、放出水によつて張り布の第一反転
個所に濃い霧が発生する。
EP-A80686から、二重層の紙層形成用スクリーンにお
いて織り模様単位当り縦糸が下層において二回、詳しく
は一回目は前の縦糸と一緒に、次は後の縦糸と一緒に、
横糸と織交わることは、公知である。この場合二つの織
交わりの間において縦糸は少なくとも一本の下層の横糸
の上を通過する。このような形態から、この紙層形成用
スクリーンが横糸走行型であり、それに相応して長い走
行時間をとることは明らかである。
発明の解決しようとする問題点 本発明は、これらを考慮の上、耐久性、排水性および
紙層離脱性の点で十分満足できる、製紙機の紙層形成部
における張り布を提供することを課題として出発した。
問題点を解決するための手段 この課題は、冒頭に述べたような種類の張り布におい
て、下層において縦色が織り模様単位当り二回横糸と織
交わつていること、および各織交わり個所に対してそれ
ぞれ隣接の二本の縦糸が係合しており、その場合に一方
の織交わり個所に対しては当該縦糸と共に前の縦糸が一
緒に織込まれており、次の織交わり個所に対しては当該
縦糸と共に後の縦糸が一緒に織込まれており、これら二
つの織交わり個所の間において縦糸が下層の少なくとも
一本の横糸の上を通過していることによつて、解決され
る。
上層の横糸数と下層の横糸数が等しい紙層形成用スク
リーンに比べて、本発明による紙層形成用スクリーンの
場合縦糸の織交わり回数が多いけれども、これによつ
て、上層の横糸の浮き部分の長さが短かくなることはな
い。上層における縦糸の織交わりが二倍であることによ
つて組織表面は非常に密な状態となるが、意外にも透過
性は損なわれるどころか、むしろよくなる。これは、紙
側が多数の横糸によつて組織されているのに対して、こ
れらの横糸がそれぞれ上層において織り模様単位あたり
縦糸と一回しか織交わつていないことに起因しているも
のと思われる。従つて縦糸の屈曲度に比べて横糸の浮き
部分は極度に超単一平面状態に保持されている。「超単
一平面状態」という表現は、粗い織物の場合横糸(緯
糸)が最初は組織内において真すぐな状態であり、縦糸
(経糸)が屈曲した状態で組織の両面にとび出している
ことにもとづいている。次の段階で織物は熱処理される
が、この熱処理によつて縦糸に強い引張り力が加えら
れ、その結果縦糸は真すぐの形状を取ろうとする。これ
に伴つて横糸も変形し、屈曲が生じる。これは屈曲移動
と呼ばれる。多くの場合紙層形成用スクリーンは、縦糸
の最高点と横糸の最高点が一平面にくるように、縦糸に
張力をかけて熱処理される。この場合組織は単一平面状
態となる。この時点を越えてさらに熱処理が続けられる
と、縦糸の屈曲度がさらに小さくなり、横糸の屈曲度が
益々大きくなる。すなわち横糸が紙側に、織り構造によ
つてはさらに走行側にも、突出している。この場合紙層
形成用スクリーンは紙側において超単一平面状態とな
り、繊維層は横糸によつてささえられる(横糸あるいは
緯糸支持体)。走行側においても同様の結果が付与され
た場合、摩擦は横糸によつて受け取られる(横糸あるい
は緯糸ランナー)。エンドレスに織られた紙層形成スク
リーンの場合熱処理によつて単一平面あるいは超単一平
面を得ることはできない。すなわちこの場合は縦糸は、
緯糸によつて組織されており、織り工程においてすでに
真すぐな状態に配されている。本発明による張り布の場
合紙側は特徴的な横構造であり、これと超単一平面であ
ることが相まつて紙層を良好に支持することができると
同時に、紙層を紙層形成スクリーンから簡単に離脱させ
ることができる。このことは特に非常に薄い、引張り強
度の小さいテイツシユ−ペーパーの場合に意義がある。
テイツシユ−ペーパーの製造に対しては織物の透過性が
高いということも同様に重要である。製紙機の作動速度
が1500ないし1800m/分であり、紙層が非常に薄いという
状況においては、特にテイツシユ−ペーパーの製造にお
いては、多量の水を短かい排水区間の中で、しかも非常
に短時間の内に織物を通して排出しなければならない。
本発明による張り布は特に二重スクリーン式製紙機に
使用することによつて好結果を得ることができる。すな
わち本発明による張り布の場合上に述べたような、第一
反転個所における水の放出を実質的に減らすことができ
る。これがどういう理由によるのかは明らかではない。
現時点で技術水準の先端にある張り布の場合各縦糸は下
層においては織り模様単位当り一回織交わつているに過
ぎず、この場合縦糸は下層において一回織交わつた後、
斜めに上方向つて紙側まで導びかれているので、この織
物の下半分はほとんど横糸によつて構成されている。構
造の非常に粗らい織物(DE-A2706235第2F図)は水を保
持しないと、そしてまた水は支障なく織物内を流通する
と、予想されるであろう。そして本発明による張り布の
場合と同様に、走行側が非常に錯綜した織物の場合は、
水は織物内に多量に保持されると、予想されるであろ
う。ところが意外なことではあるが上記の予想は事実で
はない。この事実はおそらく、走行側において縦糸が二
回横糸と織交わつていることによつて、縦糸がより長く
走行側に保有されることに起因しているものと思われ
る。このために走行側においては横糸間の自由空間が縮
小される。織交わり個所に対して縦糸が二本づつ通つて
いることによつて、従来非常に粗らい構造であつた走行
側が部分的に密な構造となり、その結果水の牽引および
反転個所における水の放出が大々的におさえられるとい
うわけである。このような特長を加えながらもなお走行
側における織り組織は横糸ランナーである。すなわち縦
糸による織交わり個所間における横糸の浮き部分は、走
行側においても非常に長い。又織交わり個所においては
横糸に対して二本の縦糸が作用し、すなわち二倍の縦張
力が作用し、その結果横糸が屈曲する。
本発明による製紙機の張り布は非常に高い排水性を有
するので特に二重スクリーン式製紙機による薄いテイツ
シユ−ペーパーの製造に有用である。
さらに本発明による紙層形成用スクリーンは、すぐれ
た透過性を有しながら、上層においては非常に高い横糸
数が配されているために、素材の滞留性およびマーキン
グ性が著しく改善される。従つて本発明によるスクリー
ンは筆記用紙や印刷用紙の製造にも適用することができ
る。その他さらに、本発明による紙層形成用スクリーン
は、滞留性が著しく改善されているので、いわゆる「褐
色」紙、すなわちクラフト紙、古紙をベースとした包装
紙およびボール紙にも利用することができる。下層の横
糸に関しては、7軸、8軸、14軸あるいは18軸の構造が
すぐれている。
下層の横糸の径は太い方が合目的的である。この場合
横糸の径の選択に当つては、縦糸によつて横糸が十分屈
曲され、その結果縦糸が全く摩擦されずにすむようにと
いうことだけを配慮すればよい。この場合横糸の屈曲は
張り布の固定処理によつてはじめて得られるので、紙層
形成用スクリーンに横糸ランナーとしての特性を付与す
るためには、固定処理張力の大きさを慎重に選択しなけ
ればならない。
本発明による張り布は織り組織が粗らい方が合目的的
である。この場合は横糸が緯糸であり、縦糸が経糸であ
る。環状織りによつて横糸ランナーを製造することはむ
つかしく、DE-C3108189に記載の糸分配器および非常に
多数の軸を備えた織機が必要であるが、製造することは
できる。
上層および下層の横糸および縦糸は合成樹脂モノフイ
ラメント、特にポリエステル・モノフイラメントである
ことが合目的的である。しかし下層の横糸、さらに必要
ならば上層の横糸に部分的にポリアミドを使用すること
もできる。
次に図面に基づいて本発明の実施例を述べる。
第1図による実施例には上層(1)の横糸(3)と下
層(2)の横糸(4)が示されている。上層(1)の横
糸数は下層(2)の横糸数の二倍であるので、上層
(1)の一方の横糸(3a)は下層(2)の横糸(4)の
上にあるのに対して、次の横糸(3b)は下層(2)の二
本の横糸(4)の中間上にある。
上層(1)および下層(2)は縦糸(5)によつて連
結されている。第1図には一つの織り模様単位内におけ
る縦糸(5)の経路が示されている。この織り模様単位
は16本の上層横糸と8本の下層横糸から成つている。縦
糸(5)の経路は図面の左端から始まるが、この場合縦
糸(5)はまず上層(1)の横糸(3a)の上を通り、次
いで上層(1)の二本の横糸(3b)および(3a)の下お
よび上層(1)の横糸(3b)の上を通過した後、下層
(2)の5番目の横糸(4)と織交わり、両層(1)お
よび(2)の間を通つて、再び下層(2)の8番目の横
糸(4)と織交わり、最後に上方に向つて斜めに上つて
行き、次の織り模様単位の一番目の上層横糸(3a)と同
様に織交わる。
すなわち縦糸(5)はそれぞれ一織り模様単位当り下
層(2)の横糸(4)の真上にある横糸(3a)と一回、
そして下層(2)の二本の横糸(4)の中間上にある横
糸(3b)と一回織交わる。従つて縦糸(5)が織交わつ
ている二本の上層横糸(3a)および(3b)の間には二
本、四本、あるいは偶数本の横糸が存在しなければなら
ない。この条件が満されて始めて、一織り模様単位あた
り縦糸(5)が下層(2)の真上に横糸(3a)と一回、
そして下層(2)の二本の横糸(4)の中間上にある横
糸(3b)と一回織交わるという構造が可能となる。
第2図には紙側の織り組織が示されている。この図か
ら隣合う縦糸(5)は縦方向に六本の横糸を経て交互に
入替わつており、各織り模様単位には八本の縦糸(5)
が含まれていることがわかる。
第3図は第1図および第2図の実施例の張り布の走行
側における平面図である。織り交わり個所にはそれぞれ
二本の縦糸(5)が通つており、これらは一緒に下層
(2)の横糸(4)一本と織合わせられている。この場
合一つの織交わり個所においては左に並列して縦糸
(5)が一緒に、次の織交わり個所、すなわち図では上
記よりも上に位置する織交わり個所においては右に並列
している縦糸(5)が一緒に、織交わつている。
第2図および第3図から、紙側と同様に走行側も横構
造であることがはつきり判る。横構造というのは横糸支
持体および横糸ランナーにとつて必要条件である。
第1図ないし第3図に示されている実施例の場合上層
(1)における縦糸(5)の二つの織交わりは互に直接
的に、すなわち、その間に下層(2)との織交わりが介
在せずに、行なわれている。同様に下層(2)における
縦糸(5)の二つの織交わりも互に直接的に行なわれて
いる。
第4図には上記の実施例とは別の実施例が示されてい
る。すなわちこの場合縦糸(5)は上層(1)と下層
(2)に対して交互に織交わつている。従つて上層
(1)における二つの織交わりの間に下層(2)におけ
る縦糸(5)の織交わりが一つ介在している。第4図に
は隣り合う二本の縦糸(5)の経路が示されている。
実施例 織物は粗らく織られていて、第4図ないし第3図に示
されている八軸構造である。縦糸(5)は直径が0.15mm
のポリエステル−モノフイラメントであり、68本/cmの
密度で配されている。上層(1)の横糸(3)は直径が
0.14mmのポリエステル−モノフイラメントであり、42本
/cmの密度で配されている。下層(2)の横糸(4)に
は直径が0.18mmのポリアミド6・6−モノフイラメント
とポリエステル・モノフイラメントが交互に使用されて
おり、21本/cmの密度で配されている。
上記の数値は固定処理の終つた完成織物に対する数値
である。固定処理は約200℃の温度の下に、縦糸(5)
が紙側においても走行側においても同様に織物の内部方
向に移動し得るような張力を加えて、行なわれる。この
結果走行側においては縦糸(5)が摩擦されずにすみ、
紙側においては紙層の離脱が妨げられることのない構造
が得られる。上記の固定処理によつて織物は約8%長く
なる。これは縦糸(5)の屈曲高さが減少し、縦糸
(5)が織物内部で伸びた結果である。横糸(3)およ
び(4)は縦糸(5)に押されて屈曲し、それによつて
織物の幅が約11%縮む。
横型構造であることと、縦糸が圧迫されると同時に引
張られていることによつて、横糸(3)および(4)の
長い浮き部分が外に突き出し、紙側においても走行側に
おいても望ましい超単一平面状態が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は縦糸の経路を略式に示したものである。 第2図は張り布の紙側の平面図である。 第3図は張り布の走行側の平面図である。 第4図は別の実施形態による縦糸の経路を示したもので
ある。 (1)、(2)……層 (3)、(4)……横糸 (5)……縦糸
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭61−275493(JP,A) 特開 昭58−220891(JP,A) 特開 昭62−268893(JP,A) 特開 昭62−276097(JP,A)

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】横糸(3)、(4)が二層(1)、(2)
    に配されており、縦糸(5)がこれら二層(1)、
    (2)の横糸(3)、(4)と織合わされており、その
    場合に紙側においても走行側においても外に現われてい
    るのは圧倒的に横糸(3)、(4)であり、上層(1)
    の横糸数が下層(2)の横糸数の二倍であり、上層
    (1)において織り模様単位当り縦糸(5)が横糸
    (3)と二回織交わつており、その場合にこれらの織交
    わりの内一回は下層の横糸(4)の真上にある横糸(3
    a)との織交わりであり、他の織交わりは下層の二本の
    横糸(4)の中間上にある横糸(3b)との織交わりであ
    り、これらの両織交わり間において縦糸(5)が上層
    (1)の少なくとも二本の横糸(3)の下を通過してい
    るような形状の、製紙機の紙層形成部における、張り布
    において、下層(2)において織り模様単位当り縦糸
    (5)が横糸(4)と二回織交わつており、その場合に
    これらの織交わりに対してそれぞれ燐接の二本の縦糸
    (5)が係合しており、織交わりの内一つの個所に対し
    ては前の縦糸(5)が一緒に織込まれており、次の織交
    わり個所に対しては後の縦糸(5)が一緒に織込まれて
    おり、これら二つの織交わり個所間において縦糸(5)
    が下層(2)の少なくとも一本の横糸(4)の上を通過
    していることを特徴とする張り布。
  2. 【請求項2】上層(1)が7軸、8軸、14軸あるいは16
    軸構造であることを特徴とする、特許請求の範囲第
    (1)項に記載の張り布。
  3. 【請求項3】主に下層(2)の横糸(4)によつて摩擦
    が受け留められ、主に上層(1)の横糸(3)によつて
    紙層が受け留められるように、紙側および走行側におい
    て横糸(3)あるいは(4)が縦糸(5)よりも外に突
    出ていることを特徴とする、特許請求の範囲の第(1)
    項あるいは第(2)項に記載の張り布。
  4. 【請求項4】上層(1)および下層(2)におけるそれ
    ぞれ二つの織交わりの間において縦糸(5)が他の層に
    移行しないで、二つの織交わりがそれぞれ各層において
    続いて行なわれていることを特徴とする、特許請求の範
    囲第(1)項ないし第(3)項いずれか1項に記載に張
    り布。
  5. 【請求項5】二層(1)、(2)の一方と縦糸(5)と
    のそれぞれの織交りに続いて、他層との織交りが行なわ
    れていることを特徴とする、特許請求の範囲の第(1)
    項ないし第(3)項いずれか1項に記載の張り布。
  6. 【請求項6】テイシユ−ペーパーの製造に使用する特許
    請求の範囲の第(1)項ないし第(5)項いずれか1項
    に記載に張り布。
  7. 【請求項7】二重過製紙機による紙の製造に使用する
    特許請求の範囲の第(1)項ないし第(5)項いずれか
    1項に記載の張り布。
JP62265169A 1986-10-20 1987-10-20 製紙機の紙層形成部における張り布 Expired - Lifetime JP2573000B2 (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
DE3635632.8 1986-10-20
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JPS63112787A JPS63112787A (ja) 1988-05-17
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BR (1) BR8705203A (ja)
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DE (2) DE3635632A1 (ja)
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