JP3837008B2 - Fmマルチプレクス復調装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はFM検波された信号に含まれる(L+R)信号に38KHzのサブキャリアで多重化された(L−R)信号を復調してL信号およびR信号を得るFMマルチプレクス復調装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
FMステレオ放送においてはFM検波されたベースバンド帯には、図5(A)に示されるように、(L+R)信号に(L−R)信号が38KHzのサブキャリアで多重化されている。
従来、このような多重化された信号を復調してL信号およびR信号を得るFMマルチプレクス復調装置としては、図6に示すものが使用されていた。
【0003】
図6において、50は図5(A)に示す多重化されている(L−R)信号を復調するための復調器、51はFM検波信号に含まれるノイズレベルを検出するノイズ検出部、52は復調した(L−R)信号を減衰させる減衰器(ATT)、53は加算部、54は減算部である。
【0004】
FM検波を受信した際、マルチパスフェージングが存在するような状態においてはFM検波出力にはノイズが増加し、ノイズ検出部51は、このノイズレベルを検出し、検出されたノイズレベルに対応して減衰器52の減衰量を変化させる。したがってノイズが検出されないときは減衰器52の減衰量は0となる。
また、復調器50は図5(A)で示される信号にサブキャリア38KHzを加えて復調すると図5(B)に示される(L−R)信号が復調される。
【0005】
加算部53では、図5(A)と(B)で示される信号が加算されて2L信号が、また減算部54では図5(A)より(B)が減算されて2R信号が得られ、図示しないスピーカに入力される。
なお加算および減算した出力には多重化されたサブキャリア成分も生ずるが、これらは可聴周波数帯ではないのでスピーカからは再生されない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ノイズ検出部51でノイズが検出されると、
加算部53出力=(L+R)+k(L−R)
=(1+k)L+(1−k)R
減算部54出力=(L+R)−k(L−R)
=(1−k)L+(1+k)R
ただし、kは減衰器52の減衰量で、k≦0〜1
となり、マルチパスノイズの低減効果は有るが、同時にステレオ感も低下するため音質の低下を招いていた。
【0007】
本発明はステレオ感を保ち、かつ耳障りなノイズを低減できるようにしたFMマルチプレクス復調装置を提供することを課題とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明においては、FM検波された信号より38KHzのサブキャリアで多重化された信号に対して、中心周波数が38KHzであって、38KHzから離れるにしたがって前記多重化された信号を減衰させるフィルタと、
前記FM検波された信号を前記フィルタの遅延時間に相当する時間遅延させる遅延部と、
前記フィルタよりの出力信号と前記遅延部の出力信号とを合成するための比率である合成比率を変化させて前記フィルタよりの出力信号と前記遅延部の出力信号とを合成し出力する比率変化部と、
前記FM検波された信号よりノイズを検出し、検出されたノイズが増加するにしたがって前記フィルタからの出力信号が支配的となるように前記比率変化部の合成比率を変化させるノイズ検出部と、
前記比率変化部からの出力信号に対して前記サブキャリアを乗算して多重化された信号を復調する復調部と、
前記遅延部の出力信号と前記復調部の出力信号を加算する加算部と、
前記遅延部の出力信号より前記復調部の出力信号を減算する減算部と、
を備える。
【0009】
請求項2の発明においては、前記フィルタがFM検波された信号より38KHzのサブキャリアで多重化された信号の一部をカットする
【0010】
請求項の発明においては、前記フィルタを2次の帯域通過IIR型ディジタルフィルタで構成し、
前記ディジタルフィルタの、
サンプリング周波数を通過帯域の中心周波数の6倍とし、
nを3または3以上の奇数とするとき、1次の入力帰還係数b1 をb1 =−1+2-n、および2次の入力帰還係数b2 をb2 =1−2-(n-1)とする。
【0011】
請求項の発明においては、前記ディジタルフィルタの、0次の出力係数a0 をa0 =2-n、および2次の出力係数a2 をa2 =−2-nとする。
請求項の発明においては、前記ディジタルフィルタの、0次出力より2次出力を減算させ、該減算された出力に2-nを乗算する。
【0012】
【発明の実施の形態】
本発明の一実施の形態を図1を参照して説明する。図1は本発明の実施例の構成図である。
図1において、1はフィルタ、2はフィルタ1を信号が通過する時間遅らせる遅延部、3はノイズ検出部、4は遅延部2よりの出力信号とフィルタ1より出力信号との合成比率を変化させる比率変化部、5は復調部、6は加算部、7は減算部である。
【0013】
フィルタ1は図5(A)で説明した多重化された(L−R)信号を通過させるもので、その中心周波数はサブキャリアの38KHzであり、38KHzより離れるに従って信号は減衰する。
【0014】
比率変化部4に入力される遅延部2よりの出力信号は遅延部2で遅延されるため、フィルタ1よりの中心周波数の出力信号と位相は一致し振幅は等しい。
また、合成比率をkとすると、比率変化部4では、
フィルタ出力=k(L−R)・H(S)
ただしH(S)はフィルタ1の伝達関数
遅延部出力=(1−k)(L−R)
の比率で合成され、サブキャリア38KHzで変調された(L−R)信号が出力される。
【0015】
したがって、加算部6の出力には合成比率kがk=0のとき2Lなる信号が、また減算部7の出力には合成比率kがk=0のとき2Rなる信号が出力されて、LおよびRの分離度を低下させずステレオ感を良好に保つことができる。
【0016】
またマルチパスフェージングによりノイズ検出部3でのノイズレベルが増加した場合はkは0から1に近づき、比率変化部4の出力には伝達関数H(S)を有するフィルタ1よりの出力信号が支配的となる。
【0017】
フィルタ1よりの出力信号はフィルタ1の中心周波数の38KHzから離れるに従って減衰するので高周波の雑音がカットされ、スピーカによって再生される音の中の高周波部分に発生する耳障りなノイズを低減し、また低周波部分におけるセパレーションを良好に維持できるのでステレオ感を良好に保つことができる。
【0018】
なおフィルタ1の通過帯域を狭めることによって更に耳障りなノイズを低減させることもできる。
したがってノイズ検出部3よりの出力によって比率変化部4での比率の変化に加えてフィルタ1の通過帯域幅も変化させるようにしてもよい。
【0019】
つぎに、本発明のフィルタ1の構成について説明する。
本発明のFMマルチプレクス復調装置をディジタル信号処理で実現する場合は、遅延部2の出力信号とフィルタ1の出力信号とが位相が一致し、かつ振幅を等しくする必要がある。
【0020】
そのため、本発明においては、フィルタ1を2次のIIR(Infinite Impulse Response )型のディジタルフィルタで構成する。
図4は一般の2次のIIR型ディジタルフィルタの構成を示している。
【0021】
図4で示すフィルタの伝達関数H(Z)は、
H(Z)=(a0 +a1 -1+a2 -2
/(1+b1 -1+b2 -2) …(1)
で表され、振幅特性M(ω)は、
M(ω)=(O/Q)0.5 …(2)
また遅延特性τ(ω)は、
τ(ω)=(P/O−R/Q)T …(3)
で表される。
【0022】
ただし、O,P,Q,RおよびTは、
O=A2 +C2
P=C(C+a2 Sin 2ωT)−A(A−a0 +a2 Cos 2ωT)
Q=B2 +D2
R=D(D+b2 Sin 2ωT)+B(B−1+b2 Cos ωT)
T=サンプリング時間
…(4)
であり、またA,B,CおよびDは、
A=a0 +a1 Cos ωT+a2 Cos 2ωT
B=1+b1 Cos ωT+b2 Cos 2ωT
C=a1 Sin ωT+a2 Sin 2ωT
D=b1 Sin ωT+b2 Sin 2ωT
…(5)
である。
【0023】
ここで、2次の帯域通過フィルタの一般型は、
1 =0
0 =−a2
…(6)
である。
【0024】
そこで、サンプリング周波数fS (=1/T)を帯域通過フィルタの中心周波数fC の6倍に設定すると、
ωC T=2πfC T=π/3 …(7)
2ωC T=2π/3 …(8)
となり、
Cos 2ωT=−Cos ωT …(9)
Sin 2ωT=Sin ωT …(10)
2Cos ωT=1 …(11)
となる。
【0025】
したがって、式(5)のA,B,CおよびDは、
0 =a,a2 =−a …(12)
とすると、
A=a+aCos ωT
B=(2+b1 −b2 )Cos ωT
C=−aSin ωT
D=(b1 +b2 )Sin ωT
…(13)
となる。
【0026】
したがって、式(4)のO,P,QおよびRは、
O=2a2 (1+Cos ωT)
Q=(2+b1 −b2 2 Cos2ωT+(b1 +b2 2 Sin2ωT
P=2a2 (Sin2ωT−Cos2ωT−Cos ωT)
R=(b1 +b2 )(b1 +2b2 )Sin2ωT
+(2+b1 −b2 )(b1 −2b2 )Cos2ωT
…(14)
となる。
【0027】
そこで、
1 =−(1−a)
2 =1−2a
…(15)
とおくと、
1 +b2 =−a
1 +2b2 =1−3a
2+b1 −b2 =3a
1 −2b2 =−3+5a
…(16)
となる。
【0028】
式(16)を式(14)のQおよびRに代入すると、QおよびRは、
Q=9a2 Cos2ωT+a2 Sin2ωT
R=−a(1−3a)Sin2ωT+3a(−3+5a)Cos2ωT
…(17)
となる。
【0029】
また、Cos2ωTおよびSin2ωTは式(7)の関係を代入すると、
Cos2ωT=1/4,Sin2ωT=3/4 …(18)
となるので、O,P,QおよびRは、
O=3a2
P=0
Q=3a2
R=3a(2a−1)
…(19)
となる。
【0030】
したがって、式(19)を式(2)および式(3)に代入すると、振幅特性M(ω)は、
M(ω)=(O/Q)0.5 =1 …(20)
また遅延特性τ(ω)は、
τ(ω)=(P/O−R/Q)T
=(1−2a)/6afC …(21)
となる。
【0031】
そこで、
a=2-n (nは0以上の整数) …(22)
ととると、式(21)の遅延特性τ(ω)は、
τ(ω)=(2n −2)/fC …(23)
となり、
n=3,5,7,9,…(n=1以外の正の奇数) …(24)
とすると、
τ(ω)fC =1,5,21,85,… …(25)
となり、群遅延量を1/fC の整数倍でとることができ、入出力での中心周波数の位相が一致する。
【0032】
なお、
n=2m+1 (mは0より大の整数) …(26)
にとれば、式(23)は、
τ(ω)=(22m−1)/3fC …(27)
で表すことができる。
【0033】
またnを式(26)で表すと式(22)のaは、
a=2-(2m+1) …(28)
式(15)のb1 およびb2 は、
1 =−(1−2-(2m+1)
2 =1−2-2m
…(29)
となる。
【0034】
以上をまとめると、
▲1▼ サンプリング周波数fS を帯域通過フィルタの中心周波数fC の6倍に選び、
▲2▼ nを3または3以上の奇数とし、
▲3▼ a0 =2-n,a1 =0,a2 =−2-nとし、
▲4▼ b1 =−(1−2-n)、
▲5▼ b2 =1−2-(n-1)とすると、
▲6▼ 振幅特性M(ωC )=1
▲7▼ 遅延特性τ(ωC )=(2n −2)/fC
…(30)
または、
▲1▼′サンプリング周波数fS を帯域通過フィルタの中心周波数fC の6倍に選び、
▲2▼′mをm>0の整数とし、
▲3▼′a0 =2-(2m+1) ,a1 =0,a2 =−a0 とし、
▲4▼′b1 =−(1+2(2m+1)
▲5▼′b2 =1−2-2m とすると、
▲6▼′振幅特性M(ωC )=1、
▲7▼′遅延特性τ(ωC )=(22m−1)/3fC
…(31)
となり、フィルタの入出力で中心周波数の位相と振幅が一致する。
【0035】
また、a0 =2-(2m+1) であるので、係数演算はビットシフトにより可能であり、演算が簡単になり、しかも係数誤差がないので高精度となる。
また、a0 を0に近づけるに従ってフィルタの帯域が狭くなり、目的に応じてa0 を選ぶことにより容易に目的とする帯域幅を得ることができる。
【0036】
そこで、図2を参照して、本発明のフィルタ1の第1の実施例について説明する。
図2において、11および12は遅延演算子、13は1次入力帰還係数(b1 )、14は2次入力帰還係数(b2 )、15および16は加算器、17は0次出力係数(a0 )、18は2次出力係数(a2 )、19は加算器、20はディジタル信号処理を行うサンプリングパルスである。
【0037】
サンプリングパルスの周波数fS は、式(31)に示されるように、帯域通過フィルタの中心周波数fC の6倍に選定する。
nを3または3以上の奇数とするとき、1次入力帰還係数(b1 )13を−(1−2-n)に設定し、また2次入力帰還係数(b2 )14を1−2-(n-1)に設定する。
【0038】
また、0次出力係数(a0 )17を2-nに設定し、2次出力係数(a2 )18を−2-nに設定する。
このように設定して動作させることにより、フィルタの入出力で周波数の位相と振幅を一致させることができる。
また係数は2のベキ乗としているため高精度の係数を容易に得ることができる。
【0039】
つぎに、図3を参照して、本発明のフィルタ2の第2の実施例を説明する。
第1の実施例では、0次出力係数(a0 )17をa0 =2-nに、また2次出力係数(a2 )18をa2 =−2-nと設定していた。
【0040】
すなわち、a0 =−a2 であり、0次出力にa0 を、2次出力に−a2 を乗算した出力を加算器19で加算し、出力信号を得ていた。
第2の実施例では乗算する回数を減ずるようにしたものである。
すなわち、図3に示されるように、0次出力より2次出力を減算器21で減算させ、減算させた出力に出力係数(a=2-n)22を乗算させている。
【0041】
【発明の効果】
以上説明したように、FM検波された信号に38KHzのサブキャリアで多重化された(L−R)信号を通過させるフィルタを設け、FM検波された信号に含まれるノイズレベルに応じてフィルタ出力とFM検波された信号との合成比率を変化させて多重化された(L−R)信号を復調するようにしたので、L信号およびR信号のステレオ感を保ち、かつ耳障りなノイズを低減することができる。
【0042】
またFM検波された信号をフィルタの遅延時間に相当する時間遅延されて合成比率を変化させるようにしたので、フィルタと遅延されたサブキャリアの位相を一致させることができる。
【0043】
また、2次の帯域通過IIR型ディジタルフィルタにおいて、サンプリング周波数を通過帯域周波数帯の中心周波数の6倍とし、nを3または3以上の奇数として、1次の入力帰還係数b1 を−1+2-n、2次の入力帰還係数b2 を1−2-(n-1)とするようにしたので、入出力の中心周波数での位相を一致させることができ、容易にフィルタを得ることができる。
【0044】
また係数は2のベキ乗としているために高精度の係数を容易に得ることができる。
また0次の出力係数を2-n、2次の出力係数を−2-nとするようにしたので、入出力の中心周波数における振幅を一致させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の構成図である。
【図2】本発明のフィルタの第1の実施例の構成図である。
【図3】本発明のフィルタの第2の実施例の構成図である。
【図4】2次のIIR型ディジタルフィルタの構成図である。
【図5】FM検波出力信号および復調出力信号の説明図である。
【図6】従来例の構成図である。
【符号の説明】
1 フィルタ
2 遅延部
3 ノイズ検出部
4 比率変化部
5 復調部
6 加算部
7 減算部
11,12 遅延演算子
13 1次入力帰還係数
14 2次入力帰還係数
15,16,19 加算器
17 0次出力係数
18 2次出力係数
21 減算器
22 出力係数

Claims (5)

  1. FM検波された信号より38KHzのサブキャリアで多重化された信号に対して、中心周波数が38KHzであって、38KHzから離れるにしたがって前記多重化された信号を減衰させるフィルタと、
    前記FM検波された信号を前記フィルタの遅延時間に相当する時間遅延させる遅延部と、
    前記フィルタよりの出力信号と前記遅延部の出力信号とを合成するための比率である合成比率を変化させて前記フィルタよりの出力信号と前記遅延部の出力信号とを合成し出力する比率変化部と、
    前記FM検波された信号よりノイズを検出し、検出されたノイズが増加するにしたがって前記フィルタからの出力信号が支配的となるように前記比率変化部の合成比率を変化させるノイズ検出部と、
    前記比率変化部からの出力信号に対して前記サブキャリアを乗算して多重化された信号を復調する復調部と、
    前記遅延部の出力信号と前記復調部の出力信号を加算する加算部と、
    前記遅延部の出力信号より前記復調部の出力信号を減算する減算部と、
    を備えたことを特徴とするFMマルチプレクス復調装置。
  2. 前記フィルタがFM検波された信号より38KHzのサブキャリアで多重化された信号の一部をカットするものであることを特徴とする請求項1記載のFMマルチプレクス復調装置。
  3. 前記フィルタを2次の帯域通過IIR型ディジタルフィルタで構成し、
    前記ディジタルフィルタの、
    サンプリング周波数を通過帯域の中心周波数の6倍とし、
    nを3または3以上の奇数とするとき、1次の入力帰還係数b1 をb1 =−1+2-n、および2次の入力帰還係数b2 をb2 =1−2-(n-1)とした、
    ことを特徴とする請求項1または2記載のFMマルチプレクス復調装置。
  4. 前記ディジタルフィルタの、0次の出力係数a0 をa0 =2-n、および2次の出力係数a2 をa2 =−2-nとした、ことを特徴とする請求項記載のFMマルチプレクス復調装置。
  5. 前記ディジタルフィルタの、0次出力より2次出力を減算させ、該減算された出力に2-nを乗算するようにした、ことを特徴とする請求項記載のFMマルチプレクス復調装置。
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