JP3827558B2 - 貼り合わせブロー成形装置 - Google Patents

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ブロー成形体の表面に不織布などの表皮シートを一体的に貼り合わせた貼り合わせブロー成形体を製造する製造装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
ブロー成形体の表面に不織布等の表皮シートを一体的に貼り合わせた貼り合わせブロー成形体は、ブロー成形時にブロー成形金型とパリソンの間に表皮シートをセットし、一対のブロー成形金型を型締めしてパリソンと表皮シートを同時に挟み、パリソン内にエアを吹き込んでブロー成形して製造する。表皮シートは裏面(パリソン側)に該パリソンと融着する組成の樹脂が塗布されていたり、少なくとも裏面側がパリソンと融着する組成からなり、エア圧で膨張するパリソンによりキャビティ面に押し付けられてパリソンと密着したとき、その保有する熱により該パリソンの表面に融着し貼り付く。
この貼り合わせブロー成形体は、表皮シートが貼り合わされた側が表(おもて)側であり、例えば自動車の内装材として、表皮シートが貼り合わされた表側を見える方向に向けて組み付けられる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ブロー成形時にブロー成形体の表面に表皮シートを貼り合わせる場合、成形後は通常、パーティングラインにおいてパリソン(型割り後のバリの部分)とともに余分の表皮シートを切除している。この切除は通常、人手によりナイフやハサミを用いて行われるが、これは丁寧に行わないとパーティングライン近傍の表皮シートに傷が付き、それを内装材として用いたときなど、傷が付いた箇所が表側に見えたりして外観が悪くなる。
【0004】
特に表皮シートとして厚みのある不織布を用いたとき、ブロー成形体の表面に貼り付いた不織布がブロー成形体の表面に盛り上がっているため、パーティングラインから余分の不織布だけをナイフやハサミできれいに切除するのは難しく、きわめて手間な作業になる。また、切除が不十分で不織布の溶融して固まった部分がパーティングラインに残っていると、外観を損なうだけでなく、その貼り合わせブロー成形体を取り扱う人の手を鋭利な刃物のように傷つけるということもある。これを防止するため、切除し切れなかった部分をバーナーで焼き取ることも行われているが、パーティングライン近傍の不織布が熱で縮れたり、てかったりして、さらに外観を損なうことが多い。
従って、本発明は、貼り合わせブロー成形体に係る上記従来の問題点を解消することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る製造装置で製造される貼り合わせブロー成形体は、(1)ブロー成形時に表皮シートを表面に一体的に貼り合わせたもので、ブロー成形体が中空構造の板状で表壁と裏壁及び外周壁からなり、パーティングラインが前記ブロー成形体の外周壁の表壁と裏壁の中間位置に形成され、前記パーティングラインより表壁側の外周壁に、前記表壁に続く突出部が全周にわたり形成され、かつ表皮シートが表壁側の表面を前記パーティングラインまで覆っている。あるいは、(2)ブロー成形時に表皮シートを表面に一体的に貼り合わせたもので、ブロー成形体が中空構造の板状で表壁と裏壁及び外周壁からなり、前記外周壁に環状の凹溝が1つ形成され、前記凹溝内に前記ブロー成形体のパーティングラインが形成され、かつ表皮シートが表壁側の表面を前記パーティングラインまで覆っている。あるいは、(3)ブロー成形時に表皮シートを表面に一体的に貼り合わせたもので、ブロー成形体が中空構造の板状で表壁と裏壁及び外周壁からなり、前記外周壁に環状の凹溝が1つ形成され、前記凹溝内に前記ブロー成形体のパーティングラインが形成され、かつ表皮シートが表壁側及び裏壁側の表面を前記パーティングラインまで覆っている。
なお、本発明において、単にブロー成形体というときは表皮シートを含まないブロー成形体を意味する。
【0006】
本発明に係る製造装置は、対向配置された一対の第1及び第2ブロー成形金型と、第1ブロー成形金型の開口部側に設置された複数個のスライドコアからなり第2ブロー成形金型との間で型割り面を構成し、型締めしたとき前記型割り面において前記第2ブロー成形金型との間でパリソンと表皮シートを挟み押しつぶすスライド金型と、該スライド金型の前面に表皮シートを配置する表皮シート配置手段と、表皮シートと第2ブロー成形金型の間にパリソンを押し出すパリソン成形手段を備え、前記スライド金型のスライドコアが前進して第1ブロー成形金型とともにブロー成形用キャビティを構成したとき、該キャビティに環状のアンダーカット部が形成され、さらに、前記第1、第2ブロー成形金型及びスライドコアにより構成されるブロー成形用キャビティが板状で、その側面の中間位置に前記型割り面が位置することを特徴とする。この装置により、上記(1)の貼り合わせブロー成形体を製造できる。
【0007】
あるいは、対向配置された一対の第1及び第2ブロー成形金型と、第1ブロー成形金型の開口部側に設置された複数個のスライドコアからなる第1スライド金型と、第2ブロー成形金型の開口部側に設置された複数個のスライドコアからなり第1スライド金型との間で型割り面を構成し、型締めしたとき前記型割り面において前記第1スライド金型との間でパリソンと表皮シートを挟み押しつぶす第2スライド金型と、第1スライド金型の前面及び第2スライド金型の前面にそれぞれ表皮シートを配置する第1、第2表皮シート配置手段と、両表皮シートの間にパリソンを押し出すパリソン成形手段を備え、前記第1、第2スライド金型のスライドコアが前進してそれぞれ第1、第2ブロー成形金型とともにブロー成形用キャビティを構成したとき、該キャビティにそれぞれ環状のアンダーカット部が形成されることを特徴とする。この装置により、上記(2)の貼り合わせブロー成形体を製造できる。
この貼り合わせブロー成形装置において、さらに、前記第2スライド金型の前面に表皮シートを配置する第2表皮シート配置手段を設け、前記パリソン成形手段を両表皮シートの間にパリソンを押し出すように配置することにより、上記(3)の貼り合わせブロー成形体を製造することができる。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、図1〜図7を参照して、本発明に係る貼り合わせブロー成形体及びその製造装置について、具体的に説明する。
まず、図1〜図4により、略四角形の輪郭を有する中空構造の板状のブロー成形体の片面(表側)に不織布を貼り合わせた貼り合わせブロー成形体とその製造装置について説明する。
図1に示す貼り合わせブロー成形装置は、対向配置された一対の第1及び第2ブロー成形金型1、2と、第1ブロー成形金型1の開口部側に設置された複数個のスライドコア3aからなり第2ブロー成形金型2との間で型割り面を構成するスライド金型3と、スライド金型3の開口部側前面に不織布Fを配置する不織布配置手段5と、不織布Fと第2ブロー成形金型2の間にパリソンPを押し出すパリソン成形手段(図示省略)を備える。また、第2ブロー成形金型2には圧縮エアを吹き込む注入針6が、該第2ブロー成形金型2のキャビティ内に向け進退可能に設置されている。
【0009】
スライド金型3を構成するスライドコア3aは第1ブロー成形金型1の開口部側を囲むように配置され(ブロー成形体が略四角形であるので、紙面に垂直方向にスライドするスライドコアも一対配置されている(図示省略))、図2に示すように、前進したとき第1ブロー成形金型1とともにブロー成形用キャビティ(図2において右半部)を構成し、そのとき該キャビティに環状のアンダーカット部7(キャビティ開口部よりキャビティの奥が広くなっている)が形成される。第1、第2ブロー成形金型1,2及びスライド金型3により構成されるブロー成形用キャビティは板状で、その側面の中間位置に前記型割り面が位置する
【0010】
この装置を使用した貼り合わせブロー成形体の製造方法の一例を説明すると、まず、図1に示すように、スライド金型3の開口部側前面に不織布Fを配置し、不織布Fと第2ブロー成形金型2の間にパリソンPを押し出し、続いて両ブロー成形金型1、2を所定位置に前進させるとともにスライドコア3aを前進させて型締めをする。このとき、ブロー成形金型1、2及びスライド金型3の配置は図2に示すようになっており、スライド金型3と第2ブロー成形金型2との間に型割り面が構成され、さらに、スライド金型と第1ブロー成形金型1により構成されるブロー成形用キャビティには連続した環状のアンダーカット部7が形成される。
なお、型締めの前にパリソンPの下端部をパリソンピンチで挟み融着して袋状とし、上部からパリソン内部に圧縮エアを吹き込み少し膨らませておくとよい。
【0011】
続いて図2に示すように、注入針6を前進させて先端をパリソンP内部に差し込み、圧縮エアを吹き込んでブロー成形をする。これによりパリソンPはブロー成形金型1、2及びスライド金型3により構成されるキャビティ内を膨張し、キャビティ内面に向けて押し付けられ、該キャビティ内面形状に倣った外形を有するブロー成形体Aとなる。一方、表皮シートである不織布Fはそのブロー成形体Aによりキャビティ内面に押し付けられ、このときブロー成形体Aに接する側が該ブロー成形体Aの表面に融着して貼り付き一体化する。なお、不織布Fは、そのブロー成形体Aに接する側に該ブロー成形体Aと融着する組成の樹脂が塗布又は積層されるか、少なくともブロー成形体Aに接する側が該ブロー成形体Aと融着する組成であるものが望ましい。
【0012】
次にブロー成形体Aが所定温度まで冷却したところで、圧縮エアを抜き、各スライドコア3aを後退させてアンダーカット部7を解消し、両ブロー成形金型1、2を後退させて型割りをし、貼り合わせブロー成形体A’を取り出す。これを図3に示す。図2の状態では、不織布Fはキャビティ内面に押し付けられて薄く圧縮されていたが、取り出された貼り合わせブロー成形体A’では、不織布Fは圧縮力から開放されて元の厚さに戻っている。続いてブロー成形体Aのパーティングライン8につながるパリソンPのバリの部分Paと不織布Fの余分の部分Faを切除し、貼り合わせブロー成形体A’の製品ができあがる。
【0013】
ブロー成形体Aは中空構造の板状で、表壁と裏壁及び外周壁からなり、パーティングライン8が前記ブロー成形体の外周壁の表壁と裏壁の中間位置に形成される。なお、表壁は不織布Fが覆う側である。ブロー成形体Aの前記パーティングラインより表壁側の外周壁に、前記ブロー成形用キャビティのアンダーカット部7に対応して、環状の突出部Aaが全周にわたり形成されている。
この貼り合わせブロー成形体A’(製品)は中空構造の板状の部材であり、これをブロー成形金型1、2の開閉方向に対して平行(図3の矢印参照)にみたとき、パーティングライン8を挟んで第1ブロー成形金型1及びスライド金型3の側にあるブロー成形体Aの外形のライン(すなわち輪郭)が、パーティングライン8より外側にある。その状態を簡略に示すのが図4であり、環状のパーティングライン8を挟んで第1ブロー成形金型1及びスライド金型3の側にあるブロー成形体Aの外形のライン(輪郭)9が、パーティングライン8より外側にきている。また、この貼り合わせブロー成形体A’では、不織布Fがパーティングライン8を挟んで第1ブロー成形金型1及びスライド金型3の側の表面を、パーティングライン8まで覆っている。
【0014】
この板状の貼り合わせブロー成形体A’(製品)を、不織布Fが貼り合わされた側を表側として例えば自動車の内装材として用いる場合、パーティングライン8が不織布Fが貼り付けられた表側の輪郭の裏側に隠れ、人の目に触れることがない。従って、仮にパーティングライン8においてバリ等の切除が余りきれいにできなくても外観上全く支障がなく、そのため切除作業を通常のブロー成形体のバリ取り作業と同様に手早く行うことができる。また、パーティングライン8に固まった不織布が残っていても、この貼り合わせブロー成形体A’を取り扱うときは、最も輪郭の大きい箇所(すなわち表側の外形の部分・・・・ここにはパーティングライン8がない)を持てばよいので、これで手をケガすることもない。
【0015】
図5〜図7は、同じく略四角形の輪郭を有する中空構造の板状のブロー成形体の片面(表面)に不織布を貼り合わせた貼り合わせブロー成形体とその製造装置に関する別の例を示すものである。
図5に示す貼り合わせブロー成形装置は、対向配置された一対の第1及び第2ブロー成形金型11、12と、第1ブロー成形金型11の開口部側に設置された複数個のスライドコア13aからなる第1スライド金型13と、第2ブロー成形金型12の開口部側に設置された複数個のスライドコア14aからなり第1スライド金型11との間で型割り面を構成する第2スライド金型14と、第1スライド金型13の開口部側前面に不織布Fを配置する表皮シート配置手段15と、両不織布F、F間にパリソンPを押し出すパリソン成形手段(図示省略)を備える。また、第2ブロー成形金型12には圧縮エアを吹き込む注入針16が、該第2ブロー成形金型12のキャビティ内に向け進退可能に設置されている。
【0016】
スライド金型13、14を構成するスライドコア13a、14aは、第1ブロー成形金型11、第2ブロー成形金型12の開口部側をそれぞれ囲むように配置され(ブロー成形体が略四角形であるので、紙面に垂直方向にスライドするスライドコアもそれぞれ一対配置されている(図示省略))、図6に示すように、前進したとき第1ブロー成形金型11、第2ブロー成形金型12とともにそれぞれブロー成形用キャビティ(図5において右半部と左半部)を構成し、そのとき該キャビティに環状のアンダーカット部17、17(キャビティ開口部よりキャビティの奥が広くなっている)が形成される。
【0017】
この装置は、スライド金型13のスライドコア13aとスライド金型14のスライドコア14aが同時に進退するように構成されているほかは、先に図1及び図2にて説明した貼り合わせブロー成形装置と全く同様に操作される。
ブロー成形後、ブロー成形体Aが所定温度まで冷却したところで、圧縮エアを抜き、各スライドコア13a、14aを後退させてアンダーカット部17、17を解消し、両ブロー成形金型11、12を後退させて型割りをし、貼り合わせブロー成形体A’を取り出す。これを図7に示す。図6の状態では、不織布Fはキャビティ内面に押し付けられて薄く圧縮されていたが、取り出された貼り合わせブロー成形体A’では、不織布Fは圧縮力から開放されて元の厚さに戻っている。続いてブロー成形体Aのパーティングライン18につながるパリソンPのバリの部分Paと不織布Fの余分の部分Faを切除し、貼り合わせブロー成形体A’の製品ができあがる。
【0018】
このブロー成形体Aは中空構造の板状で、表壁と裏壁及び外周壁からなり、前記外周壁に環状の凹溝Abが1つ形成され、前記凹溝Ab内にパーティングライン18が形成されている。なお、表壁は不織布Fが覆う側である。
この貼り合わせブロー成形体A’(製品)は中空構造の板状の部材であり、これをブロー成形金型11、12の開閉方向に対して平行(図7の矢印参照)にみたとき、パーティングライン18を挟んで第1ブロー成形金型11及びスライド金型13の側にあるブロー成形体Aの外形のライン(輪郭)と、第2ブロー成形金型12及びスライド金型14の側にあるブロー成形体Aの外形のライン(輪郭)が、共に環状のパーティングライン1より外側にくる(図示省略)。また、この貼り合わせブロー成形体A’では、不織布Fがパーティングライン18を挟んで第1ブロー成形金型11及びスライド金型13の側の表面を、パーティングライン18まで覆っている。
この板状の貼り合わせブロー成形体A’(製品)は、図3に示す貼り合わせブロー成形体と同様の作用効果を奏するが、パーティングライン18が環状に凹みになっている箇所に形成されるので、一層外観上の支障なしにバリ等の切除作業を行うことができ、かつ一層安全である。
【0019】
また、図5及び図6に示す貼り合わせブロー成形装置において、前記第2スライド金型14の前面に不織布を配置する不織布配置手段を設置し、かつ前記パリソン成形手段で両不織布の間にパリソンを押し出すようにすると、板状のブロー成形体の両面(表壁側と裏壁側)に不織布を貼り付けた貼り合わせブロー成形体を製造することができる。この場合、圧縮空気の注入は、板の両面以外から(例えばパリソンの下方から)行うようにするのが望ましい。
【0020】
【発明の効果】
本発明によれば、見栄えのよい貼り合わせブロー成形体を得ることができ、バリ等の切除も容易に手早く行うことができ、さらに硬く固まった表皮シートで手を傷つけたりすることもなくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る貼り合わせブロー成形装置の型締め前の断面図である。
【図2】 同じく型締め及びブロー成形後の断面図である。
【図3】 それにより得られた貼り合わせブロー成形体の断面図である。
【図4】 ブロー成形金型の開閉方向に対して平行にみたときの、ブロー成形体の輪郭とパーティングラインの関係を説明する図である。
【図5】 本発明に係る別の貼り合わせブロー成形装置の型締め前の断面図である。
【図6】 同じく型締め及びブロー成形後の断面図である。
【図7】 それにより得られた貼り合わせブロー成形体の断面図である。
【符号の説明】
1、2、11、12 ブロー成形金型
3、13、14 スライド金型
3a、13a、14a スライドコア
7、17 キャビティのアンダーカット部
8、18 パーティングライン
9 ブロー成形体の外形のライン(輪郭)
P パリソン
F 不織布
A ブロー成形体
A’ 貼り合わせブロー成形体

Claims (3)

  1. 対向配置された一対の第1及び第2ブロー成形金型と、第1ブロー成形金型の開口部側に設置された複数個のスライドコアからなり第2ブロー成形金型との間で型割り面を構成し、型締めしたとき前記型割り面において前記第2ブロー成形金型との間で表皮シートを挟み押しつぶすスライド金型と、該スライド金型の前面に表皮シートを配置する表皮シート配置手段と、表皮シートと第2ブロー成形金型の間にパリソンを押し出すパリソン成形手段を備え、前記スライド金型のスライドコアが前進して第1ブロー成形金型とともにブロー成形用キャビティを構成したとき、該キャビティに環状のアンダーカット部が形成され、さらに、前記第1、第2ブロー成形金型及びスライドコアにより構成されるブロー成形用キャビティが板状で、その側面の中間位置に前記型割り面が位置することを特徴とする貼り合わせブロー成形装置。
  2. 対向配置された一対の第1及び第2ブロー成形金型と、第1ブロー成形金型の開口部側に設置された複数個のスライドコアからなる第1スライド金型と、第2ブロー成形金型の開口部側に設置された複数個のスライドコアからなり第1スライド金型との間で型割り面を構成し、型締めしたとき前記型割り面において前記第1スライド金型との間でパリソンと表皮シートを挟み押しつぶす第2スライド金型と、第1スライド金型の前面に表皮シートを配置する表皮シート配置手段と、表皮シートと第2スライド金型間にパリソンを押し出すパリソン成形手段を備え、前記第1、第2スライド金型のスライドコアが前進してそれぞれ第1、第2ブロー成形金型とともにブロー成形用キャビティを構成したとき、該キャビティにそれぞれ環状のアンダーカット部が形成されることを特徴とする貼り合わせブロー成形装置。
  3. さらに、前記第2スライド金型の前面に表皮シートを配置する第2表皮シート配置手段を備え、前記パリソン成形手段が両表皮シートの間にパリソンを押し出すことを特徴とする請求項2に記載された貼り合わせブロー成形装置。
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