JP3445675B2 - 積層成形品の成形用金型および成形方法 - Google Patents

積層成形品の成形用金型および成形方法

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JP3445675B2
JP3445675B2 JP32737594A JP32737594A JP3445675B2 JP 3445675 B2 JP3445675 B2 JP 3445675B2 JP 32737594 A JP32737594 A JP 32737594A JP 32737594 A JP32737594 A JP 32737594A JP 3445675 B2 JP3445675 B2 JP 3445675B2
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29LINDEXING SCHEME ASSOCIATED WITH SUBCLASS B29C, RELATING TO PARTICULAR ARTICLES
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、積層成形品の成形用金
型および成形方法に係り、自動車の内装品等の表面に表
皮面材を有する積層成形品を製造する際に利用できる。
【0002】
【背景技術】従来より、自動車の内装品等として、良好
な感触を付与する、あるいは、搭乗者の安全性を確保す
る等のために、表面の起毛性やクッション性等の有用な
特質を備えた表皮面材を表面に被覆した積層成形品が用
いられている。このような積層成形品は、射出圧縮成形
や射出プレス成形等の射出成形およびフロースタンピン
グ成形等の成形法で製造でき、具体的には、予め金型内
に表皮面材を配置しておき、この表皮面材が配置された
金型の内部に溶融状態の樹脂を充填することで製造でき
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、射出圧
縮成形、射出プレス成形、および、フロースタンピング
成形等の一般的な成形法では、表皮面材と樹脂とを一体
成形すると、成形品の周囲から表皮面材の余剰部分がは
みでるので、成形後に、この余剰部分を切離すトリミン
グ作業や、余剰部分を目立たないように折り返す作業等
の後処理加工が必要となり、この後処理加工が積層成形
品の製造効率を阻害しているという問題がある。また、
表皮面材の余剰部分を切断するトリミング機に成形品を
セットするにあたり、成形品とトリミング機との位置が
ずれやすく、位置がずれると成形品を傷つけてしまうの
で、この点からも積層成形品の製造効率を阻害するとい
う問題がある。
【0004】これに対し、雄型および雌型に分割された
金型を用い、表皮面材を配置した金型を型締めすること
により、表皮面材の余剰部分を切断し、前述の後処理加
工を不要とする成形方法が知られている。例えば、特開
昭61−135716号公報には、殆ど隙間がない状態で嵌合す
る雄型および雌型に分割された金型を用い、型締めの際
に雄型の外周縁と雌型の内周縁のとの間に表皮面材を挟
み込んで剪断する成形方法が開示されている。また、特
開平04− 35917号公報には、雄型および雌型のあわせ面
の各々に、成形品外周縁に沿った突当て刃およびその受
け台をそれぞれ設け、型締めの際に前記突当て刃で表皮
面材の余剰部分を切断する成形方法が示されている。し
かし、これらの成形方法では、平板状の成形品を成形し
ようとすると、型締めが開始された直後に表皮面材の切
断が行われるので、表皮面材の周縁部分が金型の内部で
移動自在となり、表皮面材に張力が加えられず、溶融樹
脂の充填により表皮面材にシワが発生し、良好な成形が
行えない。このため、成形品の形状は、表皮面材の切断
が型締めの完了直前に行える形状、すなわち、その外周
部縁に沿ってL字形状に折れ曲がる側壁部を有する形状
のものに限られ、単なる板状の成形品は成形不可能とな
り、成形できる形状が狭い範囲に限定されるという問題
がある。なお、前述の各成形方法では、成形品の外周縁
に沿って表皮面材を単に切断するだけなので、表皮面材
が薄手の表皮層、および、クッション性を具備した厚手
のクッション層からなる積層構造の面材であると、クッ
ション層が外部に露出するので、成形品の外観を損なう
という問題もある。
【0005】本発明の目的は、様々な形状のものの成形
を効率を良く行える積層成形品の成形用金型および成形
方法を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の積層成形品の成
形用金型は、雄型と雌型とに分割されるとともに、これ
らの雄型の外周面と雌型の内周面とを摺動させながら閉
鎖することにより、成形すべき成形品の表面を覆う表皮
面材の余剰部分を切断する積層成形品の成形用金型であ
って、前記雄型側の成形面のエッジが前記表皮面材を剪
断する一対の刃の一方とされ、かつ、前記雌型側の内周
面に設けられた段差のエッジが前記表皮面材を剪断する
一対の刃の他方となっていることを特徴とする。以上に
おいて、前記表皮面材としては、薄手の表皮層と、クッ
ション性を具備した厚手のクッション層とからなる積層
構造の面材も採用できる。また、前記段差の迫り出し寸
法は、前記表皮面材の厚さ寸法に応じて設定することが
望ましい。さらに、前記雄型の外周面には、両側のエッ
ジが刃となった両刃の鍔部が設けられ、この鍔部は、一
方のエッジが前記表皮面材の剪断刃とされ、他方のエッ
ジが表皮面材を部分的に剥ぎ取る部分剥ぎ取り刃とさ
れ、当該鍔部の厚さ寸法は、成形時に前記表皮面材が前
記雌型内に引き込まれる量に応じて設定されていること
が好ましい。
【0007】本発明の積層成形品の成形方法は、本発明
に基づく金型を用いて成形を行う積層成形品の成形方法
であって、前記雄型の外周面と前記雌型の内周面とを摺
動させながら型締めすることにより、前記金型の圧縮時
に前記雄型および雌型の間の隙間に前記表皮面材を挟み
込み、前記金型の圧縮完了直前に前記雄型および前記雌
型の両方のエッジで前記表皮面材を剪断することを特徴
とする。
【0008】以上のような成形方法では、次のような材
料、成形装置、および、成形手順を採用することができ
る。 (1)材 料 また、表皮面材としては、特に限定されず、単層、複層
であってもよいが、特に好ましくは、織布、不織布、編
布、塩化ビニル(以下PVCと略す。)等の熱可塑性エ
ラストマ(以下TPOという。)等からなる表皮層と、
ポリプロピレンおよびポリウレタン等の発泡体からなる
クッション層とを一体化した積層面材や、PVCおよび
TPO等からなる表皮層と織布、不織布、編布等からな
るクッション層とを一体化した積層面材等が採用でき
る。成形品の基部になる樹脂としては、ポリプロピレ
ン、ポリスチレン、ポリエチレン、ABS、ポリカーボ
ネート等の熱可塑性樹脂、および、これらの熱可塑性樹
脂にタルク、マイカ、および、ガラス繊維等の充填材を
含有したもの等が採用できる。 (2)成形装置 成形装置としては、射出圧縮成形機、射出プレス成形
機、および、移動側金型が取付けられる移動ダイプレー
トに当該移動金型部を固定金型部に向かって押圧する油
圧装置等の押圧機構を設けた成形機等が採用できる。
【0009】(3)成形手順 成形手順としては、次の手順が採用できる。 金型を開き、この状態で金型の雄型および雌型の一方
にクッション面材を装着する。 金型を閉じるにあたり、完全に閉鎖する位置よりも所
定寸法だけ手前の位置に移動側の金型を停止させ、この
位置から移動側の金型が後退して型開きしないように、
同金型の後方をブロックしておく。この際、金型を閉じ
ることにより、雌型の段差により、前記雄型の外周面と
前記雌型の内周面との間に隙間ができ、この隙間の中に
表皮面材が挟まれ、この状態で金型を型締めすれば、表
皮面材には、中心から外周方向へ向かう適度な張力が加
わる。 射出装置で溶融した樹脂を金型内に充填する。 充填の完了の直前もしくは直後に金型に圧縮力を加え
て型締めを開始し、型締めにより内部の樹脂を展延して
金型内に充満させる。ここで、金型が完全に閉鎖する
と、雄型および雌型の両方のエッジで表皮面材が剪断さ
れる。 溶融樹脂の温度が所定温度まで低下するまで、樹脂に
所定の圧縮力を加え、樹脂が冷却固化した後、金型を開
いて成形品を取り出す。 射出が完了したら次の射出成形のための予備可塑化を
開始する。 なお、薄手の表皮層と厚手のクッション層とを一体化し
た表皮面材を採用する場合には、前記金型内に溶融樹脂
が充満した後に、当該金型に加えている圧縮力を低下さ
せれば、表皮面材のクッション性が損なわれることがな
くなる。
【0010】
【作用】このような本発明では、表皮面材を剪断する一
対の刃を、金型の雄型側の成形面のエッジと、雌型側の
内周面に設けられた段差のエッジとで形成し、金型を完
全閉鎖させることにより、表皮面材を剪断するようにし
たので、積層成形品の成形と、表皮面材のトリミングと
を同時に行えるうえ、前記一対の刃の位置は、成形品の
形状に応じて任意の位置に設定することが可能となる。
また、金型を閉鎖すると、雌型側の内周面に設けられた
段差により、雄型の外周面と雌型の内周面との間に隙間
が形成される。この隙間の寸法を表皮面材の厚さに応じ
て設定すれば、金型の型締めにより表皮面材が雄型と雌
型と間の中に挟まれ、当該表皮面材には、成形品の形状
によらず、中心から外周方向へ向かう適度な張力が与え
られ、この張力は型締めの始めから終わりまで持続され
る。この張力により、表皮面材にシワを発生させること
なく、成形と同時にトリミングを行うことが可能となる
うえ、任意の位置に設定可能な雄型および雌型のエッジ
により、様々な形状の積層成形品を成形することができ
るようになり、これらにより前記目的が達成される。な
お、雄型の外周面には、両側のエッジが刃となった両刃
の鍔部を設け、この鍔部の一方のエッジを前記表皮面材
の剪断刃とし、他方のエッジを表皮面材の裏側等に対し
て部分的な剥ぎ取りを行う部分剥ぎ取り刃とするととも
に、当該鍔部の厚さ寸法を成形時に前記表皮面材が前記
雌型内に引き込まれる量に応じて設定すれば、成形時に
雌型内に引き込まれる表皮面材の裏側が部分剥ぎ取り刃
のエッジに剥ぎ取られるので、表皮面材として薄手の表
皮層と、クッション性を具備した厚手のクッション層と
からなる積層構造のものを採用しても、成形品端部で表
皮層と樹脂層とが直接接着されるため、クッション層が
外部に露出するおそれがなくなり、成形品の外観を良好
なものとできる。
【0011】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。図1には、本実施例の金型1が示されている。
この金型1は、図中右側の雄型としての固定金型部10
と、左側の雌型としての可動金型部20とに分割されたも
のとなっている。固定金型部10は、溶融樹脂を成形する
成形面11を突出させたものであるとともに、図示しない
射出圧縮成形機に移動不可能に固定される金型である。
この固定金型部10には、射出圧縮成形機のノズルが当接
されるブッシュ12が設けられるとともに、金型1内に溶
融樹脂を導入するスプルー13が当該固定金型部10の中央
部分を貫通して設けられている。固定金型部10の外周面
14には、両側のエッジが刃となった両刃の鍔部15が設け
られている。この鍔部15の図中左側の面は、成形面11の
一部を構成している。鍔部15のエッジのうち、図中左側
(成形面11側)のエッジ16は、金型1に配置される表皮
面材30を剪断するための刃となっている。一方、鍔部15
の図中右側(外周面14に対して傾斜した面17側)のエッ
ジ18は、断面が楔状となった刃とされ、その刃先が型締
め時に可動金型部20の開口側を向き、表皮面材30の裏側
を部分的に剥ぎ取る部分剥ぎ取り刃とされている。ここ
で、鍔部15の周面15A は固定金型部10の外周面14の一部
となっている。
【0012】可動金型部20は、雌型の凹みの底部が成形
面21となったものであり、前述の射出圧縮成形機に移動
可能に設けられている。成形面21は、金型1を閉鎖する
と固定金型部10の成形面11(図中二点鎖線で示す)とと
もにキャビティ22を形成するものである。可動金型部20
の内周面23には、キャビティ22の近傍に段差24が設けら
れている。この段差24のエッジ25は、表皮面材30を剪断
するための刃であり、固定金型部10側のエッジ16ととも
に表皮面材30を剪断する一対の刃を構成している。可動
金型部20の図中左側には、図示しない型締装置が配置さ
れ、この型締装置により、可動金型部20を移動して金型
1を閉鎖すると、固定金型部10の鍔部15の周面15A と可
動金型部20の内周面23との間に、隙間26が形成されるよ
うになっている(図2参照)。
【0013】この型締装置は、可動金型部20を固定金型
部10に向かって圧縮するものであり、その圧縮力は、最
大圧縮力の0〜100%の範囲で連続的に調節できるよ
うになっている。この型締装置を駆動することにより、
キャビティ22の内部に充填した溶融樹脂を展延させると
ともに、展延完了後には溶融樹脂に内圧が与えられるよ
うになっている。溶融樹脂に与えられる内圧は、樹脂を
成形面11, 21に押圧して所定の形状に維持するものであ
り、良好な成形性を得るためには欠かせない力となって
いる。表皮面材30は、薄手の表皮層31と、クッション性
を具備した厚手のクッション層32とからなる積層構造の
面材である。
【0014】図2には、固定金型部10の鍔部15および可
動金型部20の段差24が拡大されて示されている。図にお
いて、段差24の迫り出し部分である可動金型部20の成形
面21と、鍔部15の周面15A との間隔寸法t1は、表皮面材
30を完全に剪断可能、かつ、溶融樹脂が固定金型部10お
よび可動金型部20の間の隙間26側へ漏れ出さない寸法に
設定されている。段差24の低い方の面である可動金型部
20の内周面23と、鍔部15の周面15A との間に形成される
隙間26の間隔寸法t2は、表皮面材30の表皮層31の厚さ寸
法に応じて設定されている。これにより、金型1の型締
めによって、固定金型部10の鍔部15の周面15A と可動金
型部20の内周面23との間に表皮面材30が挟まれ、表皮面
材30には成形面11の中心から外周方向へ向かう適度な張
力が加えられるようになっている。また、表皮層31が隙
間26の中に納まるので、段差24のエッジ25と鍔部15のエ
ッジ16とが交差しない限り、表皮層32が切断されないよ
うになっている。なお、前記張力は、型締めの始めから
終わりまで持続するようになっている。鍔部15の厚さ寸
法t3は、表皮面材30が成形時に可動金型部20内に引き込
まれる量に応じて設定されている。鍔部15の迫り出し寸
法t4は、表皮面材30の厚さ寸法に応じて設定されてい
る。これにより、固定金型部10の外周面14と可動金型部
20の内周面23との間を表皮面材30がズムーズに移動でき
るようにし、可動金型部20内に引き込まれる際に、表皮
面材30が途中で切れないようになっている。
【0015】このような本実施例では、次のような手順
により射出圧縮成形を行う。まず、金型1を開いた状態
で金型1に表皮面材30を装着した後、可動金型部20を固
定金型部10に向かって移動し、完全閉鎖位置よりも所定
寸法(例えば、5〜100mm程度)手前の位置に可動金
型部20を停止させ、この位置から可動金型部20が後方に
移動して型開きしないように、可動金型部20をブロック
する。この際、図2の如く、可動金型部20の前進によ
り、固定金型部10の鍔部15の周面15A と可動金型部20の
内周面23との間に表皮面材30が挟まれる。これにより、
表皮面材30には、適度な張力が型締めの始めから終わり
までの間加え続けられるようになる。
【0016】次いで、図示しない射出装置を駆動し、溶
融樹脂を金型1のキャビティ22の内部に充填するととも
に、この充填工程の完了直前もしくは完了直後に、型締
装置を駆動して金型1に圧縮力を加えて型締し、この型
締めにより溶融樹脂をキャビティ22内に展延して充満さ
せる。そして、キャビティ22内に溶融樹脂を充填・展延
させることにより、表皮面材30は、隙間26を通って可動
金型部20の内部に引き込まれる。ところが、隙間26の間
隔寸法t2は、表皮面材30の表皮層31に応じて設定されて
いるので、表皮面材30が可動金型部20の内部に引き込ま
れると同時に、表皮面材30のクッション層32は、図3に
示されるように、鍔部15のエッジ18によって表皮層31か
ら剥ぎ取られる。この際、鍔部15の厚さ寸法t3は、表皮
面材30が可動金型部20内に引き込まれる量に応じて設定
されているので、金型1の型締めが完了すると、表皮面
材30のクッション層32の剥ぎ取りが開始された境界部30
A は、図4に示されるように、鍔部15のエッジ16近傍に
停止し、この表皮面材30は境界部30A の近傍が段差24の
エッジ25と鍔部15のエッジ16とによって切断される。
【0017】続いて、溶融樹脂が金型1のキャビティ22
の隅々まで充満したら、クッション層32が押し潰されな
いように、金型1に加わっている圧縮力を低下させる。
ここで、圧縮力が低下している間に、クッション層32が
著しく溶融しない程度に溶融樹脂の表面を冷却させた
後、圧縮力を再度昇圧させてもよい。このようにすれ
ば、溶融樹脂を所定の形状に維持させるに充分な高圧縮
力下で樹脂の冷却・固化が行われる。そして、溶融樹脂
の冷却固化が完了したら、金型1を開いて金型1の内部
から成形品を取り出す。図5には、金型1から取り出さ
れた成形品2の断面が示されている。図において、成形
品2は、樹脂3の表側(図中左側)に表皮面材30が貼り
付けられた積層成形品である。成形品2の表皮面材30
は、クッション層32の剥ぎ取りが開始された境界部30A
の近傍が切断されているので、クッション層32の端縁が
外部に露出していないうえ、成形品2の表側全体にクッ
ション性が付与される。また、固定金型部10と可動金型
部20との間の隙間26の中に挟むことにより、表皮面材30
に適度な張力を与えたので、成形品2の表面にはシワ等
の不具合が発生していない。
【0018】前述のような本実施例によれば、次のよう
な効果がある。すなわち、表皮面材30を剪断する一対の
刃を、金型1の固定金型部10側の成形面11のエッジ16
と、可動金型部20側の内周面23に設けられた段差24のエ
ッジ25とで形成し、金型1を完全閉鎖させることによ
り、表皮面材30を剪断するようにしたので、成形品2が
単なる板状のものでも、その成形および表皮面材30のト
リミングとを同時に行え、積層成形品2の製造効率を向
上できるうえ、エッジ16, 25の位置は、成形品の形状に
応じて任意の位置に設定することが可能となるので、様
々な形状の成形品を成形することができる。
【0019】また、金型1を閉鎖すると、可動金型部20
の内周面23に設けられた段差24により、この内周面23と
固定金型部10の鍔部15の周面15A との間に隙間26が形成
され、この隙間26の寸法t2を表皮面材30の厚さに応じて
設定したので、金型1の型締めにより表皮面材30に適度
な張力が型締めの始めから終わりまでの間加え続けら
れ、この張力により、表皮面材30にはシワ等の不具合が
発生することがなく、外観の良好な成形品2を得ること
ができる。
【0020】さらに、固定金型部10の外周面14に、両側
のエッジが刃となった両刃の鍔部15を設け、この鍔部15
のエッジ18を、表皮面材30の裏側を部分的に剥ぎ取る部
分剥ぎ取り刃とし、成形時に表皮面材30が可動金型部20
内に引き込まれる量に応じて、鍔部15の厚さ寸法t3を設
定したので、表皮面材30が可動金型部20内に引き込まれ
る際に、エッジ18により表皮面材30からクッション層32
が剥ぎ取られるとともに、剥ぎ取りが開始された境界部
30A の近傍が表皮面材30の剪断位置となる。これによ
り、成形品2の端縁において、表皮層31が成形品2の樹
脂層に直接接着され、表皮面材30のクッション層32の端
面が外部に露出するおそれがなくなり、成形品2の表側
全体にクッション性を付与できるうえ、外観を良好なも
のとできる。また、クッション層32が著しく損傷される
ことのないように、溶融樹脂の充満後に、金型1に加わ
る圧縮力を低下させたので、成形品2からクッション性
が喪失されるのを未然に防止できる。
【0021】続いて、本発明の効果を具体的な実験例に
基づいて説明する。 〔実験例1〕本実験例1は、前記実施例の金型1を用い
て積層成形品を成形する実験である。本実験例1では、
成形品として椅子の背もたれを成形する。この椅子の背
もたれは、椅子の腰掛け部分に支柱等を介して取付けら
れる板状のもので、図6に示されるように、背中の形状
に応じて湾曲している。背もたれの表側には、クッショ
ン性を有する表皮面材が貼り付けられている。背もたれ
の幅寸法Wおよび高さ寸法Hは、それぞれ400mmおよ
び250mmとなっている。本実験例1の金型1は、キャ
ビティ22の中心付近にゲートを一点有するものであり、
段差24の迫り出し部分である可動金型部20の成形面21
と、鍔部15の周面15A との間隔寸法t1が0.02mmに設
定され、かつ、隙間26の間隔寸法t2が0.4mmに設定さ
れている。 〔比較例1〕本比較例1は、本発明の効果を確認するた
めに、前記実験例1の金型1から段差24を省略した金型
で、前記実験例1と同一の成形品を得ようとする実験で
ある。本比較例1では、可動金型部20の内周面23と、鍔
部15の周面15A との間隔寸法(前記実施例の寸法t2に相
当する寸法) が0.02mmに設定されている。 〔比較例2〕本比較例2は、本発明の効果を確認するた
めに、前記比較例1と同様に、前記実施例の金型1から
段差24を省略した金型で前記実験例1と同一の成形品を
得ようとする実験である。本比較例2では、可動金型部
20の内周面23と、鍔部15の周面15A との間隔寸法(前記
実施例の寸法t2に相当する寸法) が0.4mmに設定され
ている。
【0022】〔共通射出条件〕実験例1、比較例1およ
び比較例2では、互いに共通した材料、装置、および成
形条件が採用される。これらの材料等は以下のようなも
のとなっている。 (1)材 料 成形品の基部になる樹脂としては、ポリプロピレン(出
光石油化学(株)製商品名:出光ポリプロJ-5050、MI:5
5g/ 10 分,230℃,2.16kgf)を用いる。また、表皮面材
としては、PVCからなる厚さ0.8mmの表皮層と、ポ
リプロピレンを発泡させた厚さ15mmのクッション層と
を一体化した厚さ15.8mmの積層シート材を採用す
る。 (2)成形装置 成形装置としては、汎用の横型射出成形機に射出圧縮成
形機構を組み合わせた射出圧縮成形機(型締力 850
t 三菱重工製)を用いる。この射出圧縮成形機は、最
大圧縮力の0〜100%の間で連続的に圧縮力を調節で
きる。 (3)成形条件 成形温度 ; 180℃ 金型温度 ; 40℃ 樹脂の射出時間 ; 2.2秒 樹脂の射出圧力 ; 100kg/cm2 (ゲージ圧) 樹脂冷却時間 ; 40秒 金型の圧縮量 ; 30mm 型締め開始タイミング;射出開始から2.0秒経過後 金型の圧縮速度 ; 10mm/秒 型締め時の圧縮力 ; 120t
【0023】〔実験結果〕実験例1では、成形品の表皮
面材の表面には、潰れやシワの発生がないうえ、成形品
の端縁部分で、表皮面材の表皮層が樹脂に直接接着さ
れ、クッション層が露出せず、外観の良好な積層成形品
が得られた。これに対し、比較例1では、金型を閉鎖す
る際に、可動金型部20の開口の内側のエッジと、固定金
型部10の成形面11の外側のエッジ16とが交差し、溶融樹
脂の充填および型締めの前に、表皮面材が剪断された。
この表皮面材の剪断により、金型内部の表皮面材には、
張力を与えることはできない。このため、溶融樹脂を充
填・展延すると、溶融樹脂に押されて金型内部の表皮面
材がずれ、得られた成形品の表面にはシワが発生するう
え、表皮面材のクッション層が外部に露出し、これらの
シワやクッション層により外観が損なわれ、比較例1で
は、外観の良好な積層成形品が得られないことがわか
る。一方、比較例2では、金型を完全に閉鎖しても、表
皮面材が剪断できないので、成形後にトリミング作業
や、表皮面材の端縁を折り返す作業等の後処理加工が必
要となった。しかも、可動金型部20の内周面23と、鍔部
15の周面15A との間に溶融樹脂が入り込んだので、成形
品の端縁にバリが生じ、このバリを取り除く作業が必要
となる。従って、比較例2では、積層成形品の製造効率
を向上できない。
【0024】以上、本発明について好適な実施例を挙げ
て説明したが、本発明は、この実施例に限られるもので
なく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々の改
良並びに設計の変更が可能である。例えば、表皮面材の
表皮層としては、PVCに限らず、他のTPOでもよ
く、クッション層としては、ポリプロピレンの発泡体に
限らず、ポリウレタン等の発泡体、ならびに、織布、不
織布、および、編布等の厚手の布でもよい。さらに、表
皮面材としては、図7に示されるように、積層されてい
ない比較的薄手の表皮面材33を用いてもよく、この場合
には、雄型である固定金型部10から鍔部15を省略しても
よい。このような固定金型部10でも、成形面11のエッジ
16が可動金型部20のエッジ25と協調して表皮面材33を剪
断するので、平板状の積層成形品を成形でき、かつ、そ
の外観を向上できるうえ、トリミング等の作業を不要と
できる。
【0025】また、成形品として、その外周部縁に沿っ
てL字形状に折れ曲がる側壁部を有する形状のものを成
形する場合には、図8に示されるように、雌型である可
動金型部20の内側面23から突出する突起27のエッジ28
を、固定金型部10のエッジ16と対をなす刃としてもよ
い。この際、突起27を内側面23に突没可能としておけ
ば、金型内で成形が完了した成形品を可動金型部20から
容易に取り出すことができる。
【0026】さらに、成形品の基部になる樹脂として
は、補強繊維等を含まないポリプロピレンに限らず、タ
ルク、マイカなどのフィラーやガラス繊維等の充填材を
含有したポリプロピレンでもよく、また、ポリエチレ
ン、ポリスチレン、ABS、ポリカーボネート等の他の
合成樹脂、および、これらの繊維補強樹脂も採用でき
る。
【0027】また、成形装置としては、射出圧縮成形機
に限らず、射出プレス成形機等でもよく、要するに、型
締めにより金型内に充填した溶融樹脂を展延できるもの
であればよい。さらに、成形品としては、椅子の背もた
れに限らず、ソファ等の家具の部分品、自動車の内装
品、および、電気製品のケーシングなどでもよい。さら
に、圧縮力の設定値および各工程の開始時刻等の成形条
件は、前記実験例1で示したものに限らず、成形品の大
きさや樹脂の種類等に応じて様々な値が選択でき、具体
的数値については実施にあたり適宜設定すればよい。
【0028】
【発明の効果】前述のように本発明によれば、様々な形
状の積層成形品を効率を良く成形することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の金型を示す断面図である。
【図2】前記実施例の金型の要部を示す拡大断面図であ
る。
【図3】同実施例の金型の型締め状態を示す拡大断面図
である。
【図4】同実施例の金型の図3とは異なる型締め状態を
示す拡大断面図である。
【図5】同実施例の積層成形品の端縁の断面図である。
【図6】本発明に基づく実験例1で成形される成形品の
全体を示す斜視図である。
【図7】本発明の変形例を示す図1に相当する図であ
る。
【図8】本発明の異なる変形例を示す図1に相当する図
である。
【符号の説明】
1 金型 2 積層成形品 10 雄型としての固定金型部 11 雄型側の成形面 15 鍔部 15A 雄型の外周面としての周面 16 雄型の刃であるエッジ 18 部分剥ぎ取り刃としてのエッジ 20 雌型としての可動金型部 23 雌型の内周面 24 段差 25, 28 雌型の刃であるエッジ 27 段差を構成する突起 30, 33 表皮面材 31 表皮面材の表皮層 32 表皮面材のクッション層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平7−195424(JP,A) 特開 平4−35917(JP,A) 特開 昭61−135716(JP,A) 特開 昭60−97816(JP,A) 特開 平8−25390(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B29C 45/14 B29C 45/26

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】雄型と雌型とに分割されるとともに、これ
    らの雄型の外周面と雌型の内周面とを摺動させながら閉
    鎖することにより、成形すべき成形品の表面を覆う表皮
    面材の余剰部分を切断する積層成形品の成形用金型であ
    って、 前記雄型側の成形面のエッジが前記表皮面材を剪断する
    一対の刃の一方とされ、かつ、前記雌型側の内周面に設
    けられた段差のエッジが前記表皮面材を剪断する一対の
    刃の他方となっていることを特徴とする積層成形品の成
    形用金型。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の積層成形品の成形用金型
    において、前記表皮面材は、薄手の表皮層と、クッショ
    ン性を具備した厚手のクッション層とからなる積層構造
    の面材であることを特徴とする積層成形品の成形用金
    型。
  3. 【請求項3】請求項2に記載の積層成形品の成形用金型
    において、前記段差の迫り出し寸法は、前記表皮面材の
    厚さ寸法に応じて設定されていることを特徴とする積層
    成形品の成形用金型。
  4. 【請求項4】請求項2または請求項3に記載の積層成形
    品の成形用金型において、前記雄型の外周面には、両側
    のエッジが刃となった両刃の鍔部が設けられ、この鍔部
    は、一方のエッジが前記表皮面材の剪断刃とされ、他方
    のエッジが表皮面材を部分的に剥ぎ取る部分剥ぎ取り刃
    とされ、当該鍔部の厚さ寸法は、成形時に前記表皮面材
    が前記雌型内に引き込まれる量に応じて設定されている
    ことを特徴とする積層成形品の成形用金型。
  5. 【請求項5】予め表皮面材を配置しておいた金型の内部
    に溶融状態の樹脂を充填することにより、前記表皮面材
    と前記樹脂とを積層させた積層成形品を一体成形する積
    層成形品の製造方法であって、 前記金型として、雄型と雌型とに分割され、前記雄型側
    の成形面のエッジが前記表皮面材を剪断する一対の刃の
    一方とされ、前記雌型側の内周面に設けられた段差のエ
    ッジが前記表皮面材を剪断する一対の刃の他方とされ、
    かつ、前記雄型の外周面と前記雌型の内周面との間に隙
    間が形成された金型を用い、 これらの雄型の外周面と雌型の内周面とを摺動させなが
    ら型締めすることにより、前記金型の圧縮時に前記雄型
    および雌型の間の隙間に前記表皮面材を挟み込み、前記
    金型の圧縮完了直前に前記雄型側および前記雌型の両方
    のエッジで前記表皮面材を剪断することを特徴とする積
    層成形品の成形方法。
  6. 【請求項6】請求項5に記載の積層成形品の製造方法に
    おいて、 前記表皮面材は、薄手の表皮層、および、クッション性
    を具備した厚手のクッション層からなる積層構造の面材
    とされ、 前記金型は、両側のエッジが刃となった両刃の鍔部をそ
    の雄型の外周面に備え、この鍔部は、一方のエッジが前
    記表皮面材の剪断刃とされ、他方のエッジが表皮面材を
    部分的に剥ぎ取る部分剥ぎ取り刃とされ、当該鍔部の厚
    さ寸法は、成形時に前記表皮面材が前記雌型内に引き込
    まれる量に応じて設定され、 前記溶融樹脂の充填時および前記金型の圧縮時に、前記
    鍔部の部分剥ぎ取り刃が前記雌型内に引き込まれる前記
    表皮面材の表皮層からクッション層を剥ぎ取ることを特
    徴とする積層成形品の成形方法。
  7. 【請求項7】請求項5に記載の積層成形品の製造方法に
    おいて、前記金型内に溶融樹脂が充満した後に、当該金
    型に加えている圧縮力を低下させることを特徴とする積
    層成形品の成形方法。
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